JP3572648B2 - 排水トラップ補助用具 - Google Patents
排水トラップ補助用具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3572648B2 JP3572648B2 JP31110393A JP31110393A JP3572648B2 JP 3572648 B2 JP3572648 B2 JP 3572648B2 JP 31110393 A JP31110393 A JP 31110393A JP 31110393 A JP31110393 A JP 31110393A JP 3572648 B2 JP3572648 B2 JP 3572648B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- trap
- drain trap
- cup
- drainage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
本発明は排水トラップ補助用具に関し、特に歯科診療装置に好適に使用される排水トラップ補助用具に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
従来、排水トラップは実験・研究室、医科歯科用診療室等における排水管途中に臭気の逆流を防ぐ等の目的で配設されている。
歯科診療装置の排水トラップは、歯科治療の際の臭気の逆流を防ぎ、また排水中の汚物を取り除くため、歯科診療装置の排水管途中に設置される。
従来構造の排水トラップは、トラップ本体内に溜まった汚物を定期的に清掃するためトラップ下部のキャップを取り外す必要があるが、その取り外し作業中にトラップ本体内に溜まった残留排水が外部へ流出するため、排水受け用のバケツを用意しなければならず、またキャップを取り外すとき汚れた排水が手に掛かって不衛生となる課題を有していた。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するものであって、排水トラップ下部のキャップを掴持するキャップ掴持部を内設してなるコップ形状体からなる排水トラップ補助用具である。そして、本発明のコップ形状体からなる排水トラップ補助用具は、排水トラップ下部のキャップを該コップ形状体のキャップ掴持部に嵌入して用いられ、該コップ形状体を回動することにより前記キャップも回動されて取り外しでき、かつ排水トラップ残留水もコップ形状体内に受け入れできるものである。
そして、該コップ形状体を用いることにより、キャップ取外しのとき流出する排水は該コップ形状体内に受け入れられて、バケツを用いる必要なく、手を汚さずにキャップをトラップ下部から取外し、トラップ下部又はキャップ内のフィルター及びパッキンを取り出して清掃あるいは補修ができる。
また、本発明では、コップ形状体のキャップ掴持部が、コップ形状体のその内壁から突設した複数本のリブを備え、かつその上部中央に、排水トラップ下部のキャップを嵌入可能な段穴部を穿設して構成されてなることが好ましい。
さらに、コップ形状体が、その段穴部のリブ端面に三角柱状突起部を突設し、キャップの外周面に縦設された縦ローレットに係止可能に形成したものが好ましい。そして、該排水トラップ補助用具は、医科・歯科診療装置、特にスピットンの排水トラップ下部のキャップを取り外するために使用されるものであることが好ましい。
【0004】
【実施例】
以下に、本発明の排水トラップ補助用具を、歯科診療装置の排水トラップ下部のキャップを取り外するのに使用する実施例につき図面に基づき説明する。
図1は本発明の排水トラップ補助用具を排水トラップ下部のキャップに被着した状態の実施例の縦断面図、図2は排水トラップ下部の構成部品分解断面図、図3は本発明排水トラップ補助用具の分解図であって、その3ー1図は平面図、3ー2図は縦断面図で、図4は排水トラップ補助用具の分解した構成部品の斜視図である。
図中、1は排水トラップ本体、2はキャップ、2bは縦ローレット、3はフィルター、4はパッキン、5はコップ形状体よりなる排水トラップ補助用具、5aは水溜め部、6は排水、7はリブ、8は段穴部、9は三角柱状突起部である。
図1に見られるごとく、本発明実施例のコップ形状体よりなる排水トラップ補助用具5を嵌挿した状態の排水トラップは、トラップ本体1、フィルター3及びパッキン4は従来構造のままで、トラップ本体1はその上部に管路入口1aを縦設し、管路出口1bを横設し、その外周下部にキャップ2の螺着用のおねじ部1cを螺設した円筒状に形成されている。また、フィルター3は円筒状金網製で下端に把手3aを突設し、パッキン4は中心孔を有する円形構造で、キャップ2をトラップ本体1に螺着したとき排水6の漏れ止め用である。
また、前記トラップ本体1に螺着するキャップ2は基本的には従来構造のままで、円筒容器の内周面にトラップ本体1のおねじ部1cに螺合するめねじ部2aを螺設している。しかし、該キャップ2の外周面には、後述するコップ形状体の排水トラップ補助用具5に係止可能な縦ローレット2bが縦設してあり、特徴的な外形となっている。
【0005】
キャップ2は、排水路に固着しているトラップ本体1下部にフィルター3及びパッキン4を収納して締着される。排水6は管路入口1aからトラップ本体1内に流入して溜まり、フィルター3を通過して汚物を除去され、管路出口1bから排出される。
【0006】
コップ形状体よりなる排水トラップ補助用具5は排水トラップ下部のキャップ2に被着し、該キャップ2を回動して取外し可能に形成される。
排水トラップ補助用具5は内壁面に6本のリブ7を放射状に突設しており、該リブ7の中心にはキャップ2が嵌入可能な段穴部8が段部を設けて穿設されている。また段穴部8の各リブ7の端面には三角柱状突起部9が突設してあり、キャップ2を嵌入したとき該キャップ2の外周の縦ローレット2bを係止できるように形成している。
従って図1のごとく、排水トラップ補助用具5を排水トラップ下部のキャップ2に被着したときは、該補助用具5を回動するとキャップ2も回動され、キャップ2の取外しが可能となる。
従って、トラップ本体1内に溜まった汚物を定期的に清掃するためキャップ2を取り外すときは、排水トラップ補助用具5を下方からキャップ2に被着し、該キャップ2を回動して取り外す。そのときトラップ本体1内に溜まった排水6は下方に流出するが、すべて該排水トラップ補助用具5内に流入するから従来のように排水受け用のバケツを用意する必要がなくなる。なお、排水トラップ補助用具5の水溜め部5aの容量は、トラップ本体1内の排水6を十分に受け入れられる容量を必要とする。
また、排水トラップに付設された補助用具5は、キャップ2に被着した状態で粘着テープで固着してもよく、常時は取外して保管しておき、清掃のときキャップ2に被着して使用してもよい。
【0007】
【発明の効果】
本発明の排水トラップ補助用具は、排水トラップ下部のキャップを掴持するキャップ掴持部が内設されたコップ形状体から構成されているので、排水トラップ下部のキャップを該コップ形状体のキャップ掴持部に嵌入して用いることができ、該コップ形状体を回動することにより前記キャップも回動されて取り外しでき、かつ排水トラップ残留水もコップ形状体内に受け入れできる。
すなわち、本発明のコップ形状体よりなる排水トラップ補助用具は、排水トラップ下部のキャップに被着し、該キャップを回動して取外し可能に形成しているから、キャップ取外しのときトラップ本体から流出する排水は排水トラップ補助用具内に受け入れられ、従来のごとくバケツ等により溢水を受ける必要がなく、手を汚す心配もない。
よって、トラップ本体内に溜まった汚物の清掃が容易かつ衛生的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】排水トラップ補助用具を排水トラップ下部のキャップに被着した状態の実施例の縦断面図である。
【図2】排水トラップ下部の構成部品分解断面図である。
【図3】本発明実施例排水トラップ補助用具の分解図であり、その3ー1図は平面図、3ー2図は縦断面図である。排水トラップ補助用具を排水トラップ下部のキャップに被着した状態の実施例の縦断面図である。
排水受けキャップの分解図で、3ー1は平面図、3ー2は縦断面図である。
【図4】排水トラップ補助用具の分解構成部品の斜視図である。
【符号の説明】
1 トラップ本体 1a 管路入口
1b 管路出口 1c おねじ部
2 キャップ 2a めねじ部
2b 縦ローレット 3 フィルター
3a 把手 4 パッキン
5 コップ形状体よりなる排水トラップ補助用具
5a 水溜め部
6 排水 7 リブ
8 段穴部 9 三角柱状突起部
Claims (4)
- 排水トラップ下部のキャップを掴持するキャップ掴持部を内設してなるコップ形状体であることを特徴とする排水トラップ補助用具。
- コップ形状体のキャップ掴持部が、コップ形状体のその内壁から突設した複数本のリブを備え、かつその上部中央に、排水トラップ下部のキャップを嵌入可能な段穴部を穿設して構成されてなることを特徴とする請求項1記載の排水トラップ補助用具。
- コップ形状体が、その段穴部のリブ端面に三角柱状突起部を突設し、キャップの外周面に縦設された縦ローレットに係止可能に形成したことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の排水トラップ補助用具。
- 排水トラップ補助用具が、歯科診療装置用のものであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の排水トラップ補助用具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31110393A JP3572648B2 (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 排水トラップ補助用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31110393A JP3572648B2 (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 排水トラップ補助用具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07136194A JPH07136194A (ja) | 1995-05-30 |
JP3572648B2 true JP3572648B2 (ja) | 2004-10-06 |
Family
ID=18013183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31110393A Expired - Fee Related JP3572648B2 (ja) | 1993-11-18 | 1993-11-18 | 排水トラップ補助用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3572648B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4886310B2 (ja) * | 2006-02-08 | 2012-02-29 | 因幡電機産業株式会社 | ドレン管類用防虫キャップ |
-
1993
- 1993-11-18 JP JP31110393A patent/JP3572648B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07136194A (ja) | 1995-05-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6067669A (en) | Strainer equipped drain plug assembly | |
US8136173B2 (en) | Sink drain treatment kit | |
US20220341139A1 (en) | Hair entrapment filter system | |
JP3572648B2 (ja) | 排水トラップ補助用具 | |
DE19941718A1 (de) | Handgerät zum Reinigen von sanitären Ausstattungen | |
US6253585B1 (en) | Lint filter construction | |
KR200426500Y1 (ko) | 세면대 배수관 이물질 거름장치 | |
JP3572644B2 (ja) | 排水トラップ | |
CA3116267A1 (en) | Hair entrapment filter system | |
SU1747617A1 (ru) | Вставка дл улавливани мусора в сливных устройствах | |
JP6194507B2 (ja) | 封水式排水トラップ | |
JPH0712459Y2 (ja) | 排水桝装置 | |
US20230191463A1 (en) | Drain Cleaning Device Used With A Chemical Cleaning Fluid | |
KR20230050953A (ko) | 욕조용 배수트랩 | |
US3449775A (en) | Kitchen sink plug | |
KR200314062Y1 (ko) | 배수트랩 | |
JPH0539687Y2 (ja) | ||
KR19990009443U (ko) | 악취방지용 배수트랩 | |
JP2002038556A (ja) | 食品加工場用トラップ付き排水桝 | |
JP2000220191A (ja) | 流し排水口用水切り袋ホルダーリング | |
JPH0723081U (ja) | 小便器の目皿 | |
JP2004176301A (ja) | 排水栓用ゴミ収集具 | |
JPH0738005U (ja) | 浴場の排水器用ごみ受け容器 | |
JP2537683Y2 (ja) | 歯科用排水処理装置 | |
JP3060147U (ja) | 生活排水用の濾過エレメント |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040608 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040621 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070709 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080709 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080709 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090709 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100709 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110709 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |