JP3572644B2 - 排水トラップ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は排水トラップに関し、特に歯科診療装置に好適に採用される排水トラップに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
従来、排水トラップは医科歯科用診療装置等の排水管途中に臭気の逆流を防ぐ等の目的で配設されている。
図5に従来構造の排水トラップの縦断面図を、図6にその構成部品分解図を図示する。
歯科診療装置の排水トラップは、歯科治療の際の臭気の逆流を防ぎ、また排水中の汚物を除去するため、歯科診療装置の排水路に設置される。
従来構造の排水トラップは、その上部に管路入口1aを縦設し、管路出口1bを横設し、その外周下部にキャップ12の螺着用のおねじ部1cを形設した円筒状のトラップ本体1と、円筒状金網製で下端に把手3aを突設したフィルター3と、中心孔を有する円形のパッキン4と、前記トラップ本体1にフィルター3及びパッキン4を収納して締付可能な、前記おねじ部1cに螺合するめねじ部12aを内設したキャップ12とから一体に構成され、常時はトラップ本体1を排水路に固着している。排水は管路入口1aからトラップ本体1内に流入して溜まり、フィルター3を通過して管路出口1bから排出される。パッキン4はキャップ12からの漏れ止め用である。
トラップ本体1内に溜まった汚物を定期的に清掃するためキャップ12を取り外す必要があるが、トラップ本体1内に溜まった排水が流出するため、排水受け用のバケツを用意しなければならず、またキャップ12を取り外すとき汚れた排水が手に掛かって不衛生となる課題を有していた。
【0003】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題の解決を目的とするものであって、そのトラップ本体に水溜め用のコップ状に形成されたキャップ本体を装着し、トラップ本体から流出する排水をキャップ本体の水溜め部に溜めるように構成することにより、清掃のときバケツを用いず、手を汚さずにキャップ本体をトラップ本体から取り外し、フィルター及びパッキンを取り出し可能とした排水トラップを提供しようとするものである。
すなわち、本発明は、トラップ本体下部に、水溜め用のコップ状に形成された、キャップ本体を装着してなる排水トラップであって、前記コップ状に形成されたキャップ本体の中心に、前記トラップ本体に螺着自在のキャップ部を立設してなることを特徴とする排水トラップである。
さらに、本発明の排水トラップは、キャップ部の側面に排水用U字溝を割設してなり、トラップ本体から取外したとき、トラップ本体内に溜った排水を該U字溝を介して水溜め部に徐々に排出可能とした構成のものが好ましい。
該キャップ本体のキャップ部の側面に排水用U字溝を割設することにより、トラップ本体から取外したとき、トラップ本体内に溜まった排水を該U字溝を介して水溜め部に徐々に排水することができて、溜まっていた排水をキャップ本体の外に飛び散らす恐れを解消できる。
上記本発明の排水トラップは、特に医科・歯科診療装置に好適に採用されるものである。
【0004】
【実施例】
以下に、本発明の歯科診療装置における排水トラップの実施例を図面に基づき説明する。
図1は本発明の排水トラップの一実施例の縦断面図、図2は図1の排水トラップの構成部品分解図、図3は図1の排水トラップのトラップ本体取り外し途中状態の縦断面図、図4は排水トラップの他の実施例の縦断面図である。
図中、1はトラップ本体、2はキャップ本体、2aはキャップ部、2dはU字溝、3はフィルター、4はパッキン、5は水溜め部、6は排水、7はキャップ本体である。
本発明の排水トラップではトラップ本体1、フィルター3及びパッキン4は従来構造のままであるが、該トラップ本体1に装着するキャップ本体2では、コップ状の円筒容器の中心にキャップ部2aを立設してトラップ本体1に螺着可能とし、周囲のコップ状容器に水溜め部5を形成して、トラップ本体1から取り外したとき流出する排水が外にこぼれ出ないで該水溜め部5に溜まるようにしている。従って、水溜め部5の容量はトラップ本体1に溜まっている排水6を十分に受け入れられる容量を必要とする。なお、2bはトラップ本体1のおねじ部1cに螺合するキャップ部2aのめねじ部である。
またキャップ部2aに凹設された凹部2eは、フィルター3の把手3aが当たらないように設けられたもので、もちろん、把手3aが突出しない構造のフィルター3であれば不要である。
【0005】
また、キャップ部2aの側面には、排水用のU字溝2dがすり割り状に割設されており、トラップ本体1から取り外しするとき、図3に図示のごとく、トラップ本体1内に溜まった排水6を該U字溝2dを介して水溜め部5に徐々に排出できるようにしたから、U字溝2dが無い場合にトラップ本体1からキャップ部2aが外れた瞬間、溜まっていた排水6を一挙に排出してキャップ本体2の外側に飛び散らす恐れを解消している。
また、キャップ部2aのめねじ部2bの上部には真直ぐなガイド部2cが設けられており、キャップ本体2を取り付けるとき、おねじ部1cとめねじ部2bの案内となり、取り付け易く、傾いて装着されないためキャップ本体2を完全に螺入装着できる。
【0006】
図4に示す排水トラップの他の実施例では、キャップ本体7を、そのキャップ部7aがキャップ本体7の中心の支柱部7cの上に上設された構造として、前例のキャップ本体2と同様に排水の流出を防止して、トラップ本体1に装着可能としている。なお、7bはめねじ、7dは水溜め部である。
また、そのキャップ部7aには、前例と同様に徐々に排水を排出するためのU字溝2dを設けてもよく、取り付け易くするためのガイド部2cを設けてもよい。
【0007】
【発明の効果】
本発明の排水トラップは、キャップ本体を水溜め用のコップ状に形成してキャップ本体からの排水の流出を防止したから、清掃等の目的でキャップを取り外したときに従来のごとくバケツ等により溢水を受ける必要がなく、手を汚す心配もない。
よって随時、トラップ本体から本発明に係るキャップ本体を取り外して容易に清掃することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排水トラップの一実施例の縦断面図である。
【図2】図1の排水トラップの構成部品分解図である。
【図3】図1の排水トラップのトラップ本体取り外し途中状態の縦断面図である。
【図4】排水トラップの他の実施例の縦断面図である。
【図5】従来構造の排水トラップの縦断面図である。
【図6】従来構造の排水トラップの構成部品分解図である。
【符号の説明】
1 トラップ本体
1a 管路入口
1b 管路出口
1c おねじ部
2 キャップ本体
2a キャップ部
2b めねじ部
2c ガイド部
2d U字溝
2e 凹部
3 フィルター
3a 把手
4 パッキン
5 水溜め部
6 排水
7 キャップ本体
7a キャップ部
7b めねじ部
7c 支柱部
7d 水溜め部
12 キャップ(従来構造)
12a めねじ部
Claims (3)
- トラップ本体下部に、水溜め用のコップ状に形成された、キャップ本体を装着してなる排水トラップであって、
前記コップ形状に形成されたキャップ本体の中心に、前記トラップ本体に螺着自在のキャップ部を立設してなることを特徴とする排水トラップ。 - キャップ部の側面に排水用U字溝を割設してなり、トラップ本体から取外したとき、トラップ本体内に溜った排水を該U字溝を介して水溜め部に徐々に排出可能とした構成を特徴とする請求項1に記載の排水トラップ。
- 排水トラップが、歯科診療装置用のものであることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の排水トラップ。
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JP26838193A JP3572644B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 排水トラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP26838193A JP3572644B2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 排水トラップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0795992A JPH0795992A (ja) | 1995-04-11 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3572644B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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JP6068159B2 (ja) * | 2013-01-24 | 2017-01-25 | 株式会社モリタ東京製作所 | 歯科診療装置における排水トラップ |
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1993
- 1993-09-30 JP JP26838193A patent/JP3572644B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0795992A (ja) | 1995-04-11 |
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