JP3571137B2 - 遊技機の遊技盤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、遊技機の遊技盤に関し、特に遊技機本体から遊技盤のみを取り外して交換可能な所謂分離式遊技機の遊技盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
遊技機の遊技盤において、打球発射装置から発射される打球を遊技盤へ導く外レールは、一般に、基端部分を折曲加工して固定釘が通る筒状固定部を形成し、この固定部に通した固定釘をベニア合板からなる遊技盤本体に打ち込んで固定していた。また、従来の外レールは、適宜な間隔で下縁に係止させた割ピンを遊技盤本体に設けた下孔に差込み、徐々に叩き込んで固定していた。そこで、従来の外レールは、打球の着地点が摩耗しても殆ど交換が不可能であった。
一方、打球をガラス面や遊技盤面に衝接させないで遊技部へ誘導するには、固定した外レールを遊技盤本体に対して所定の角度で起立させなければならない。そこで、外レールの取付角度を、上記した固定釘を側方からハンマー等で叩いて調整していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、遊技盤本体に対して外レールを直接固定することは、上記したように複雑な工程が必要である。また、外レールの先端を固定する固定釘が曲ってしまうと、外レールの取付状態にバラ付が生じてしまう。
また、上記固定釘が曲っていると、打球がガラス面または遊技盤面に衝接してしまい、安定した球飛びが得られない。そこで、外レールの角度調整、即ち、遊技盤面に対する起立状態を調整する必要がある。このため、従来は上記したように固定釘をハンマー等で叩いて行っていたので、熟練技術が必要であった。また、この調整作業は、狭い作業空間で行わなければならないため、誤って他の部材や組立機械を叩いてしまい、当該遊技盤を使用不能にしたり、組立機械を破損することもあった。
本発明は上記に鑑み提案されたもので、外レールの取付、交換が容易であると共に、取付角度の調整が容易な遊技盤を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1に記載した発明は、遊技盤本体に外レール及び内レールを立設して、打球が流下する遊技部と該遊技部の外側に位置する非遊技部とを区画形成し、遊技機に交換自在に装着する遊技盤であって、前記遊技部を形成するほゞ円形の第1空部及び該第1空部の周辺に設けた非遊技部を形成するベース板部を備える第1飾りベース部材と、ほゞ円形の第2空部を設けた第2飾りベース部材と、を設け、前記第1飾りベース部材の第1空部の外縁には、外レールの遊技盤本体側の側縁を受け入れる受溝を、外レールの打球発射装置側の基端及び打球発射装置から発射された打球が衝突する着地点の周囲を除いて跳ね返りゴムの位置まで設け、前記第2飾りベース部材の外レールを取り付ける側には、前記第1飾りベース部材の受溝に対応するように、外レールのガラス側の側縁が嵌入する挟着溝を備える支持片を円弧状に設け、前記外レールの打球発射装置側の基端には、前記打球の着地点とは反対側に折り返した止着部を設け、且つ該止着部にダボを設け、前記第1飾りベース部材の左下ベース板部には、取付基板から起立し、前記外レールの止着部に設けたダボに対応する嵌着孔を開設した装着片を備える外レール固定金具を設け、外レール固定金具の装着片に、外レールの打球発射装置側の基端に形成した前記止着部を装着し、前記ダボを嵌着孔に嵌入させることにより位置決め及び抜け止めを行い、外レールの遊技盤本体側の側縁を第1飾りベース部材の受溝に嵌合させ、且つ外レールのガラス側の側縁を第2飾りベース部材の挟着溝に嵌合させて、第1飾りベース部材と第2飾りベース部材との間に外レールを挟着して組み立て、外レールを遊技盤本体に対して間接的に固定するようにしたものである。
請求項2に記載した発明は、外レール固定金具の装着片の起立角度を変更することにより、外レールの取付角度を調整するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の一実施例について説明する。図1は遊技機、即ちパチンコ機の概略を示す正面図及び側面図である。
【0006】
パチンコ機1は、一般に窓部を有する額縁状の前枠11の一側を外枠12に開閉可能に蝶着し、上記窓部にはガラスを装着したガラス飾り枠13を開閉可能に軸着し、上記前枠11及びガラス飾り枠13を施錠装置131で施錠する。図面では図示していないが、ガラス飾り枠3の背面には遊技盤本体27の前面を被うガラスを装着するガラス枠が設けてあり、額縁状に形成されるガラス飾り枠13の開口部を塞ぐようにしてある。また、ガラス飾り枠13の下方部分には上皿141を設けたフロントプレート142等からなる上受皿セット14を設け、前枠11の下方部分には下皿151を設けた下受皿セット15を設ける。尚、上記上受皿セット14の裏面側の遊技盤載置台16(図2参照)には上皿141から打球発射装置161へ球を一個宛に供給する球送り装置162やスピーカが位置し、スピーカが発する効果音は上皿141の下方に設けたスリット143を通して聴こえる。尚、上記打球発射装置161はソレノイドを駆動源として杵先163で球発射位置にある球を打ち出す。上記上皿141の前面部分には、当該上皿141の球を下皿151に排出させるための球抜きボタン144を設ける。更に、図示のパチンコ機1では、可変図柄表示装置(図示せず)の図柄を停止させるためのタッチスイッチ145が設けてある。
【0007】
上記前枠11の窓部には、この窓部を塞ぐように遊技盤載置台16に載せて交換可能に構成した遊技盤2を臨ませる。遊技盤2の前面側には後述する外レール31及び内レール32を配設してほゞ円形に囲まれる遊技部21を形成する。また、この遊技部21内には、図示していないが、可変表示装置や変動入賞装置等の各種役物、始動口や各種入賞具、風車、或は各種表示灯等、様々な遊技部材を配設し、最下位置にアウト口22を設ける。更に、外レール31または内レール32の外側で右側の上方隅部分には完了表示灯23を、外レール31の外側で左側の上方隅部分には賞球表示灯24を設け、更にガラス飾り枠13の上縁には外部表示灯25を設ける。尚、以後、外レール31及び内レール32の外側を非遊技部26という。
【0008】
上記下受皿セット15の前面側には打球発射装置161により遊技部21に打ち込まれる打球の飛距離を調整するための操作グリップ152を設ける。また、この下受皿セット15には、獲得した賞球を貯留しておくための下皿151の他、灰皿153や球抜きレバー154等が設けてある。
【0009】
上記のような諸装置或は諸部材を組み付ける前枠11は、ベニヤ合板等を切削加工して構成してもよいし、合成樹脂を成形して構成してもよい。また、前枠11をヒンジ装置により蝶着する外枠12は、木板等を矩形に枠組したもので、図示の実施形態では接続隅部に補強金具121を設けている。尚、前枠11の側縁には、施錠装置131のレバーや鍵片の逃げとして凹部122,123及び錠受金具124が設けてある。
【0010】
遊技盤2は、パチンコ機1の主要な部材であって、ベニヤ合板の全前面に意匠図の描かれた図示しないセルシートを一体に結合したほゞ方形の遊技盤本体27に種々の遊技部材を取り付けて構成する。この遊技盤本体27は、例えばベニヤ合板を切削加工して形成する。尚、図面では開口部や取付孔等の図示を省略している。
【0011】
遊技盤本体27の前面側には、後述する飾り部材3を添設して遊技部21と非遊技部26とを形成する。即ち、遊技者が発射した打球が転動する部分と、打球が飛び出すことがなく、専ら表示及び装飾に用いる部分とに区画する。このため、従来の遊技盤2においては、「ガイドレール」或は「バンド」等と呼ばれる帯状のステンレス板をほゞ円形ないし渦巻状に配置すると共に、割ピンを遊技盤本体27に打ち込んで固定していた。
【0012】
このため、従来のパチンコ機1にあっては、上記ガイドレールを所定の形状に、即ち正しい曲線を描くように、且つ盤面に対して直立するように、固定するのが困難であった。また、ガイドレールの側端縁(切口)が露出しているので、清掃時等に怪我をする虞れがあった。
【0013】
そこで、図面の実施形態では、遊技盤本体27とほゞ同形に形成した第1飾りベース部材4と第2飾りベース部材5とから構成する飾り部材3を、遊技盤本体27の前面側に重合させることにより、遊技部21と非遊技部26とを形成している。
【0014】
第1飾りベース部材4は、遊技盤本体27とほゞ同形、換言すると外形線が一致する形状に構成した板状の部材であって、光透過性の合成樹脂により一体成形する。このことにより遊技盤本体27の意匠図が透過して見える。この第1飾りベース部材4の中央部分には、遊技部21となるほゞ円形の第1空部41を設け、遊技盤本体27の表面部分が見えるようにする。
【0015】
上記第1空部41の周辺部には、非遊技部26を形成するためのベース板部42を設ける。また、ベース板部42の内縁、即ち上記第1空部41の外縁には、後述する外レール31の支えとなり、外レール31を装着可能な第1外レール装着部を形成する。この第1外レール装着部は、例えば外側起立片43、及び外レール31の厚さ分の間隔をあけて突設した突条44とからなる。
【0016】
外側起立片43は、後述する外レール31の基端(先端)が位置する図面に向って左側下方の左下ベース板部421から第1空部41の側縁に沿って始まり、左側上方の左上ベース板部422へ円弧を描いて連なり、右側上方の右ベース板部423における跳ね返りゴム45の位置にて終了する。この外側起立片43の基端部分の内側には、前記したように外レール31の側縁を受け入れる受溝431を形成するための突条44を平行して設ける。
【0017】
また、第1飾りベース部材4には、内レール32として機能する内側起立片46を設ける。この内側起立片46は、前記した外レール装着部、即ち外側起立片43と一部が重なるように打球が通過可能な空隙を開けて第1空部41の側縁部に形成している。尚、図示の実施形態においては、内側起立片46が内レール32として直接機能するのは遊技部21の左方部分であり、下方部分は後述する不正遊技防止部材6が内レール32の下方部分を形成しているが、不正遊技防止部材6を取り付けないときは、内側起立片46が内レール32として機能する。
【0018】
一方、上記内側起立片46と対向する側、即ち遊技部21の右側には、内側垂下片54を設けて内レール32として機能させる。即ち、第2飾りベース部材5の第2空部51の周辺に設けた前面板部52の跳ね返りゴム45の位置から遊技盤面へ向けて円弧状に始まり、右下ベース部521を通ると共に、最下位置のアウト口22となる凹部53の左端で終る。尚、図示の実施の形態では、直接内レール32として機能するのは、遊技部21の右方部分であって、下方部分は後述する不正遊技防止部材6を添設するようなっている。
【0019】
上記外側起立片43と内側起立片46とが重なる部分は、遊技者が発射する打球の通路、即ち球通路47となる部分で、底板部471により繋がっており、入口側が幅広に形成されると共に、出口側が縮幅している。また、出口部分の底板部471の先端は、傾斜面472によって斜めに遊技盤面に連なるようになっており、打球がスムーズに遊技部21に飛入する。
【0020】
上記打球の出口部分、即ち内側起立片46の先端には、戻り玉防止装置48を設ける。この戻り玉防止装置48は、図示の実施形態によれば、内側起立片46の先端に弾性を有する戻り玉防止片481、例えばステンレスの箔片を、球通路47を斜めに横切るように交換自在に装着して構成する。従って、打球が障害釘や跳ね返りゴム45に衝突して跳ね返っても、上記戻り玉防止片481にぶつかると、当該戻り玉防止片481が球通路47の出口を塞ぐので、跳ね返り球は球通路47を逆流することがない。一方、打球は戻り玉防止片481を開いて遊技部21に飛入する。
【0021】
また、この戻り玉防止装置48においては、戻り玉防止片481が交換自在に構成してある。即ち、内側起立片46の先端に、厚肉部482を形成すると共に、該厚肉部482に一部が開口して円筒形の基端装着部483に連通する装着溝484を形成する。一方、戻り玉防止片481の基端を丸めて上記基端装着部483に装着可能な装着柱485を設ける。そして、この装着柱485を上記基端装着部483に挿入すると共に、戻り玉防止片481を開口を通して厚肉部482の上方へ延出させる。従って、戻り玉防止片481が変形してしまったような場合には、上記装着柱485を基端装着部483から抜き去り、新しい戻り玉防止片481を基端装着部483に挿入して交換すればよい。
【0022】
上記戻り玉防止装置48は、図6に示すように他の実施の形態とすることもできる。この実施の形態では、後述する不正遊技防止部材6を延長することにより戻り玉防止装置48を構成している。即ち、内レール32を構成する内側起立片46に沿って取り付ける不正遊技防止部材6の先端に戻り玉防止片681を一体に形成し、当該戻り玉防止片681の基端部に設けた嵌着孔682に、第1飾りベース部材4の底板部471から起立する嵌着ピン481を嵌合させて、不正遊技防止部材6及び戻り玉防止片481を取り付けたものである。
【0023】
このような構成の戻り玉防止装置48によっても、打球が遊技部21で跳ね返って球通路47に飛び込もうとしても、戻り玉防止片681が球通路47の出口を塞いでいるので、戻り玉の発生を確実に防止できる。一方、発射された打球に対しては戻り玉防止片681が抵抗になることはなく、スムーズに打球を遊技部21へ飛入させる。
【0024】
尚、戻り玉防止片481及び不正遊技防止部材6の先端部の固定は、図6(B)に示すように、第1飾りベース部材4から起立させた板状の嵌着片483に戻り玉防止片681の基端部分に開設した嵌着口683を嵌合させるようにしてもよい。この図6に示した実施の形態においては、不正遊技防止部材6を戻り玉防止装置48に向けて次第に縮幅させてテーパー状に配設してある。
【0025】
更に、図7に示す実施の形態は、不正遊技防止部材6に内側起立片46を覆う被覆部60を先端部に向けて延設し、該被覆部60の先端に戻り玉防止装置48を設けたものである。尚、上記した各実施の形態においては不正遊技防止部材6と戻り玉防止装置48を一体に構成しているが、分離して戻り玉防止装置48のみを交換可能にすることもできる。
【0026】
第1飾りベース部材4の左右側縁には、遊技盤2を遊技機本体に取り付けるときに利用するロック受33を設ける。このロック受33は、第1飾りベース部材4の所定の位置に凹陥部331を形成すると共に取付基部332を設け、この取付基部332に金属片からなるロック片333の先端と第1飾りベース部材4の側縁とを合わせると共に、後述する第2飾りベース部材5の下面との間に遊技盤取付装置(図示せず)の取付片を受け入れる取付空部334をあけるように取り付けて構成する(図18参照)。尚、遊技盤取付装置は回動可能に軸着したコ字状の取付片で、遊技盤2の側縁を挟み込んで当該遊技盤2を取り付けるようにしたもので、遊技盤2の周囲4箇所に設けてある。
【0027】
打球発射装置161で発射される打球は、発射レール164からファール玉樋165を飛び越えて外レール31に飛び移り、この外レール31に導かれて遊技部21に達する。そして、前記したように、従来のパチンコ機における外レールは、基端部分を折曲加工して固定釘が通る筒状固定部を形成し、この固定部に通した固定釘をベニヤ合板からなる遊技盤本体に打ち込んで固定していた。このため、強固に固定された外レールに打球が衝突して、打球の着地点が激しく摩耗してしまっていたのが現状である。
【0028】
そこで、図面に示す実施の形態の遊技盤2は、外レール31自身で打球の衝撃を吸収可能なように構成している。即ち、打球が衝突する着地点の周囲を自由空間として、外レール31の変形を可能としている。
【0029】
このため、本実施の形態では、外レール31の基端付近に切欠部311を設けて幅を狭くして、側縁が遊技盤面側に接触しないように、且つ幅を狭くすることにより変形し易くして衝撃の吸収が大きくなるように構成している(図10参照)。
【0030】
また、外レール31が変形するときの逃げとなる自由空間を形成するために、外側起立片43の基端部分、即ち打球発射装置161から発射された球が衝突する部分及びその前後の適宜な範囲を、外レール31と密着しないように若干後退させて段差部432を設ける。
【0031】
具体的には、図5に示すように、外レール31の背面側に空間Pが生じるように、外レール31の取付位置よりも若干後退させた位置に外側起立片43の段差部432を設ける。また、外レール31の基端を固定するときには、後述する外レール固定金具7を介して固定する。
【0032】
上記のようにして固定した外レール31の先端部分においては、外レール固定金具7と外側起立片43が始まる段差部432の範囲では、外レール31が浮き上がった状態となる。このため、打球発射装置161から発射した打球が衝突しても、外レール31の変形によって衝撃が緩和されることになるので安定した球飛びが得られる。また、外レール31が強固に固定されていないので、球の衝突による外レール31の摩耗も防止され、当該外レール31の耐久性が向上する。
【0033】
更に、前記したように従来の遊技盤においては、外レール31の基端を固定釘によって遊技盤本体に直接固定していた。従って、固定には熟練技術を要すると共に、角度調整も難しく、なかなか安定した球飛びを得られないのが現状であった。そこで、本発明に係る遊技盤2においては、別部材として形成した外レール固定金具7によって、外レール31の基端を固定基板72に対して固定するようにした。
【0034】
上記外レール固定金具7(図9参照)は、固定基板72として機能する第1飾りベース部材4に設けたベース板部42、図示の実施形態では球通路47の底板部471に、裏面側からビス等によって固定する金具であり、外レール31の先端に設けた止着部312を装着する装着片71を備える。この装着片71は、取付基板74を切り起こして形成したもので、嵌着孔75が開設してある。尚、取付基板74には取付ビスを通す取付孔741や位置決め孔742を設ける。また、取付基板74の下縁の一部には第1飾りベース部材4のベース板部42の下縁部分を巻くように屈曲させた屈曲係止片76が設けてあり、遊技盤2を遊技盤載置台16に載せて設置するときに使用する係止金具の係止リング(図示せず)が係止する。更に、取付基板74の下縁隅には、遊技盤2を遊技盤載置台16に設置した場合に、発射レール164の基端との間に生じる隙間を塞ぐように立上り閉止片77を設け、この閉止片77により怪我をしないように保護キャップ78を被せている。
【0035】
外レール31の基端には止着部312を形成する(図2参照)。この止着部312は、外レール31の基端を折り返して形成したもので、上記外レール固定金具7の装着片71を挟着することで、外レール31の基端を固定するものである。尚、止着部312にはダボ313を設け、このダボ313が上記装着片71の嵌着孔75に嵌入して位置決め及び抜け止めを行うようになっている(図9,図10参照)。
【0036】
外レール31が遊技盤本体27に対して所定の角度、即ち直角に立ち上がっていないと、打球がガラスGの方向へ飛んだり遊技盤本体27の表面に向って飛んだり、球飛びが安定しない。そこで、従来から外レール31の取付角度を調整しているが、この調整は熟練技術を要する面倒な作業であった。
【0037】
このため、本実施の形態では、装着片71の立上り角度を調整することにより外レール31の角度調整を可能としている(図11参照)。また、角度調整には、専用の治具79を用意している。この治具79は、先端に装着片71に挟着した外レール31の止着部312が嵌入可能な溝部791を有するもので、この治具79を梃子として利用して僅かな力で装着片71の角度を変え、外レール31の取付角度を調整するものである。
【0038】
外レール31の取付角度が正確に調整されると、打球が通路の中央を通り、ガラスGに衝突したり、遊技盤面に衝突することがなく、球飛びが安定する。
【0039】
外レール31の先端、換言すると内レール32との変換点には跳ね返りゴム45を位置させる。跳ね返りゴム45は、外レール31に沿って飛入する打球を遊技部21へ跳ね返すもので、弾性を有するゴム質からなる。この跳ね返りゴム45は、中央に装着孔451を有し、この孔451に第1飾りベース部材4から立上げた装着柱452を嵌入させると共に、前面側からこの装着柱452に向けてネジ止めする。尚、上記装着柱452には回り止めのリブ453が設けてある。
【0040】
上記跳ね返りゴム45は、外レール31と内レール32とを分ける部分である。上記外レール部分は球が接触して通過し、球は発射勢を有している。このため、外レール部分は耐摩耗性が必要である。一方、内レール部分になると、球は流下勢のみとなるので、球が接触しても摩耗するようなことはない。従って、合成樹脂で成形しても耐久性が劣ることがない。また、遊技部21の側方部分には、通常、サイドランプを配設する。従って、側方部分の内レール32には、打球が触れることがない構造となっている。
【0041】
内レール32は、アウト口22を最下位置にして上側が切れたほゞ円形に形成する。即ち、前記した内側起立片46によって形成され、下半部分は不正遊技防止部材6によって被覆される。上記内側起立片46に沿って適宜間隔で不正遊技防止部材6を取り付けるための取付柱461を設ける。
【0042】
不正遊技防止部材6は、ガラスGと内レール32との間の隙間からピアノ線等を挿入して入賞球がないのに、入賞装置を誤動作させて賞球を不正に獲得されることを防止するための部材である。
【0043】
この不正遊技防止部材6は、従来から設置されているが、帯状の別部材として取り付けているため取り扱いが面倒であった。しかも、平板状の部材に切込を入れて湾曲させながら取り付けるため、作業には熟練技術が必要であって、作業者によってバラ付が生じてしまう。また、温度変化によって収縮してしまい、ガラスGとの間に隙間が生じて機能を果たさなくなることがあった。更に、別部材として取り付けるので、コストが高くついている。
【0044】
そこで、本実施の形態における不正遊技防止部材6は、中央部にアウト口22を形成する凹部61を備えるほゞ半円形の正面図形状を有する部材である。また、この不正遊技防止部材6は、断面形状が図13に示すように、内レール32として機能する平板部62と、該平板部62の前端縁から若干後退した位置から下向きに延出する押え部63と、該押え部63の下端から前方へ向けて延出する支持部64と、該支持部64の前縁から斜め外方へ向けて延出する挿入阻止片65とを有している。そして、上記平板部62と押え部63と支持部64は、後述する押え部材66の受溝部67を構成する。
【0045】
尚、この不正遊技防止部材6は、温度変化等、外部環境の影響で伸縮し難いと共に、適度な柔軟性を有する材質で形成し、例えばポリプロピレンとゴムの混合物等により形成する。
【0046】
押え部材66は、上記不正遊技防止部材6の受溝部67の形状に対応して、半円弧状に形成した合成樹脂製の板状部材で、前記した第1飾りベース部材4の取付柱461に対応する位置には取付孔661が設けてある(図12参照)。また、不正遊技防止部材6の前端縁621が嵌入可能な嵌入溝662が裏面側に形成してある(図13参照)。
【0047】
上記のような不正遊技防止部材6によれば、ガラスGを閉めると図13(B)に示すように、挿入阻止片65がガラス面に密着してピアノ線等を挿入することができなくなる。尚、図13(A)はガラスGを開いた状態である。
【0048】
不正遊技防止部材6のアウト口22に対応する位置に形成した凹部61には、後方へ向って緩く下り傾斜する複数のリブ611を設け、流下する球を遊技盤本体27に開設したアウト口22へ誘導する。また、遊技盤本体27のアウト口22の周囲を飾るアウト口カバー221は、第1飾りベース部材4に取り付けてある。従って、遊技盤本体27に対する部品の取付が減り、組立工程の省力化が可能である。
【0049】
前記した外レール31において、打球発射装置161で発射した打球が発射レール164から飛び出してファール玉樋165を飛び越えて外レール31に衝突する部分の付近には、破防レール166を取り付けて、万が一跳ね返った球がガラスGに衝突して当該ガラスGが破損することを防止する。尚、この破防レール166は、前記した不正遊技防止部材6と同質の素材からなり、適度な弾性を有する合成樹脂製である。
【0050】
前記したような第1飾りベース部材4の背面側には、位置決め兼用取付ボス491をほゞ対角線上に設ける。そして、この位置決め兼用取付ボス491を遊技盤本体27に設けた位置決め兼用取付孔273に、木工用ブッシュ100を介在させて嵌着する(図17参照)。
【0051】
また、上記第1飾りベース部材4の外縁部及び適宜位置には、外縁起立リブ441及び補強リブ442を設けて、遊技盤本体27の表面に当該リブ41,42、或は釘孔ないしビス孔を有する取付部443の部分で当接させると共に、ねじれ等の防止を図っている(図3及び図4参照)。
【0052】
前記した第1飾りベース部材4に重合させる第2飾りベース部材5は、例えば図8に示すように、中央にほゞ円形の第2空部51を備えると共に、四隅に前面板部52を備え、下辺の一部が切れてるが製造時はランナ521により繋がっており、一体に成形することができる。
【0053】
第2飾りベース部材5の前面板部52、即ち左上隅部には賞球表示灯24を設ける開口部241を、右上隅部には完了表示灯23を設ける開口部231を夫々開設する。
【0054】
跳ね返りゴム45の位置から不正遊技防止部材6の上端までの間には、内レール32として機能する内側垂下片54を遊技盤面に向けて延設する。
【0055】
上記内側垂下片54の下端から、アウト口22の左端迄は、前記不正遊技防止部材6の受部541を形成するため凹陥している。
【0056】
外レール31を取り付ける側には、外レール31の背面側に位置する支持片55を円弧状に設けると共に、外レール31の側縁が嵌入する挟着溝551を上記支持片55に沿って設ける(図5参照)。また、前記した打球が衝突する部分では、前記した第1飾りベース部材4と同様に空間Pを形成するように、若干後退している。
【0057】
第2飾りベース部材5には、前記したように内レール32として機能する内側垂下片54を設ける。この内側垂下片54は第2空部51の周縁に位置し、跳ね返りゴム45の位置から遊技盤面へ向けて円弧状に始まり、不正遊技防止部材6を取り付ける部分からは第1飾りベース部材4の内側起立片46の内側に位置して、最下位置のアウト口22となる凹部542の左端で終る。
【0058】
尚、この第2飾りベース部材5の表面側には、適宜な模様や意匠を施すと共に、適宜な位置に釘孔を有する取付部56を設け、第1飾りベース部材4と共に遊技盤本体27に取り付けられる。
【0059】
前記した賞球表示灯24及び完了表示灯23を構成するために開設した開口部231,241の前面には透光性を有するレンズ部材232,242を取り付ける。このレンズ部材232,242の取り付けは、第2飾りベース部材5に夫々開設した係止孔531に、レンズ部材232,342の背面側に設けた係止爪(図示せず)を係止させて行う。また、上記賞球表示灯24及び完了表示灯23を構成するレンズ部材232,342の近傍には、同じようにして装飾用のレンズ部材233,234及び243,244を取り付ける。これらのレンズ部材の取付も係合手段(図示せず)によってワンタッチで行うようになっている。
【0060】
尚、図面では示していないが、上記した第2飾りベース部材5の外縁部には外形起立リブを設けると共に、裏面側の適宜位置には補強用のリブや基板等の取付受部が設けてある。
【0061】
遊技盤本体27の前面に取り付ける飾り部材3は、前記した第1飾りベース部材4と第2飾りベース部材5との間に、外レール31を挟着して組み立てる。即ち、先ず、第1飾りベース部材4に外レール固定金具7をネジ止めする。この外レール固定金具7は、取付基板74を第1飾りベース部材4のベース板部42の裏面側に添設し、装着片71及び閉止片77を第1飾りベース部材4に開設した通孔を通して表面側に起立させる。
【0062】
外レール31の先端に設けた止着部312を上記装着片71に差込み、止着部312に設けたダボ313を装着片71の嵌着孔75に嵌めて固定する。また、閉止片77には保護キャップ78を被着する。一方、跳ね返りゴム45を装着柱452及びリブ453に差込み、ネジ止めする。
【0063】
外レール31を第1飾りベース部材4の装着部、即ち外側起立片43に沿わせると共に、側縁を突条44との間に形成した受溝431に嵌合させ、先端を跳ね返りゴム45と外側起立片43との間に挟み込む。
【0064】
第2飾りベース部材5を第1飾りベース部材4に重ね、外レール31の側端を第2飾りベース部材5の裏面側に形成した挟着溝551に嵌合させた状態で、所定の位置に設けたビス孔でビス止めする。尚、このビス止めは、第1飾りベース部材4の適宜な位置に設けたビス止め部425に、背面側からビスを挿通し、このビスを第2飾りベース部材5のビス止めボスにねじ込んで行う。
【0065】
上記のようにして組み立てれば、金属製の外レール31を備える飾り部材3を一体的に構成することができる。また、この飾り部材3は、内レール32の一部として機能する内側起立片46を第1飾りベース部材4に備えると共に、内側垂下片54を第2飾りベース部材5に備えている。更に、内レール32の一部としても機能する不正遊技防止部材6が取り付けてある。
【0066】
上記不正遊技防止部材6を取り付けるには、内レール32を形成する内側起立片46に不正遊技防止部材6を沿わせると共に、押え部材66を受溝部67に嵌合させ、所定のビス孔で取付柱461に向けてビス止めする。これにより内レール32の下半部分とアウト口22の下半部分が形成される。尚、アウト口カバー221を一緒に取り付ける。
【0067】
外レール31の取り付け角度を調整するには、前記したように調整治具79の溝部791を外レール31の基端、即ち装着片71に挟着した外レール31の止着部312に差し込んで図11の矢印のように揺動させて行えばよい。従って、従来のようにハンマーで固定釘を叩く必要がなく、誤って周囲を破損したり怪我をすることがない。
【0068】
尚、一般に、遊技部21に飛入した球は、アウト口22へ向って流下することを基本的な流れとしているので、内レール32に球が衝接しても、遊技に悪影響が出るものではない。従って、内レール32が分割されていても遊技に影響することがない。
【0069】
そして、上記のようにして一体に組み立てた飾り部材3は、図15ないし図17に示すように、所定の位置に設けた釘孔から遊技盤本体27に向けて釘101を打ち込んだり、前記したようにブッシュ100を介在させて遊技盤本体27の位置決め兼用取付孔273に嵌着して取り付けることができる。尚、図17に示すように、第1飾りベース部材4と第2飾りベース部材5とをビス102によって組み付けることもできる。
【0070】
上記のようにして組み立てた飾り部材3によれば、一体に組み立てられた飾り部材3を遊技盤本体27の前面に取り付けるだけでよいので、生産工程において大幅な省力化とコストダウンが可能になる。また、均一で安定した製品を得ることができる。一方、外レール31を別部材としているので、飾り部材3を形成する際の金型製作において、抜き勾配を考慮する必要がなくなり、設計が自由になる。しかも、外レール31が常に遊技盤面に対して垂直に固定されるので、発射球の進行方向に片寄りがなくなり、球飛びが安定する。更に、外レール31の側縁を第2飾りベース部材5の挟着溝551に嵌入させて、外レール31の側縁を露出させていないので、組立作業中や清掃中に怪我をする心配がなくなる。
【0071】
図14は他の実施の形態を示す組立図である。この実施の形態が上記した実施の形態と異なるところは、第2飾りベース部材5を複数の部材により構成するようにしたものである。
【0072】
即ち、第2飾りベース部材5を、左部材5A、中部材5B、右部材5Cの3部材により構成するようにしてある。左部材5Aは、外レール31の左側部分を受け入れる挟着溝551を裏面側に備えると共に、賞球表示灯24を構成するためのランプベース571を備える。右部材5Cは内レール32を構成する垂下片54を備えると共に、完了表示灯23を構成するためのランプベース572及びアウト口22を構成する凹部53を備える。中部材5Bは外レール31の上側部分を受け入れる嵌着溝551を裏面側に有している。また、この中部材5Bは、透光性を有する素材によって形成されると共に所謂ダイヤカットを施して、内側に設ける発光源の光を様々な方向に照射可能で、装飾効果を著しく高めている。
【0073】
上記各部材の接合部分には、異なる色彩、例えば金色に彩色した飾り帯部材581〜584を介在させて、更に装飾効果を高めている。
【0074】
賞球表示灯24及び完了表示灯23も複数の部材により構成する。前記した左部材5A及び右部材5Cに、透孔571a,572aを有するランプベース571,572を設け、このランプベース571,572に飾り枠573,574を取り付けると共にレンズ部材575,576を取り付ける。また、上記レンズ部材575,576に副レンズ部材575a,576aを取り付ける。このように複数の部材により構成するときは、各部材の色彩や模様を異ならせることで、より一層装飾効果を向上させることができる。
【0075】
一方、上記ランプベース571,572の背面側、即ち第1飾りベース部材4の前面側には、配線基板577,578を設ける。この配線基板577,578には、コネクタやプリント配線、或は抵抗器のチップ部品等を配設する。このようにすれば、配線基板577,578が露出することがなく、すっきりすると共に、遊技盤本体27に密着させることができる。尚、ランプやLED等の発光源は別途に遊技盤本体27にランプ基板を設け、この発光源の光を、遊技盤本体27に開設したランプ孔271,272、第1飾りベース部材4に開設した透孔426,427、配線基板577,578に開設した通孔577a,578aを通してレンズ部材575,576まで導く。
【0076】
更に、この実施の形態では、第2飾りベース部材5の左下部分及び右下部分にもレンズ部材579a,579bを設けている。従って、飾り部材3はほゞ四隅にレンズ部材575,576,579a,579bを備え、装飾効果が著しく向上している。
【0077】
尚、図14に示した実施の形態で、説明していない符号は、前記した実施の形態における同じ符号を付した部材と同じ機能を有しているので説明を省略する。
【0078】
以上本発明を図面の実施形態について説明したが、本発明は上記した各実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り適宜に実施できる。
【0079】
【発明の効果】
以上要するに本発明は、遊技盤本体に外レール及び内レールを立設して、打球が流下する遊技部と該遊技部の外側に位置する非遊技部とを区画形成し、遊技機に交換自在に装着する遊技盤であって、前記遊技部を形成するほゞ円形の第1空部及び該第1空部の周辺に設けた非遊技部を形成するベース板部を備える第1飾りベース部材と、ほゞ円形の第2空部を設けた第2飾りベース部材と、を設け、前記第1飾りベース部材の第1空部の外縁には、外レールの遊技盤本体側の側縁を受け入れる受溝を、外レールの打球発射装置側の基端及び打球発射装置から発射された打球が衝突する着地点の周囲を除いて跳ね返りゴムの位置まで設け、前記第2飾りベース部材の外レールを取り付ける側には、前記第1飾りベース部材の受溝に対応するように、外レールのガラス側の側縁が嵌入する挟着溝を備える支持片を円弧状に設け、前記外レールの打球発射装置側の基端には、前記打球の着地点とは反対側に折り返した止着部を設け、且つ該止着部にダボを設け、前記第1飾りベース部材の左下ベース板部には、取付基板から起立し、前記外レールの止着部に設けたダボに対応する嵌着孔を開設した装着片を備える外レール固定金具を設け、外レール固定金具の装着片に、外レールの打球発射装置側の基端に形成した前記止着部を装着し、前記ダボを嵌着孔に嵌入させることにより位置決め及び抜け止めを行い、外レールの遊技盤本体側の側縁を第1飾りベース部材の受溝に嵌合させ、且つ外レールのガラス側の側縁を第2飾りベース部材の挟着溝に嵌合させて、第1飾りベース部材と第2飾りベース部材との間に外レールを挟着して組み立て、外レールを遊技盤本体に対して間接的に固定するようにしたので、外レールの取付けを簡単に行うことができ、取付位置及び取付状態のバラ付を無くすことができ、しかも外レールの交換が自在になる。また、外レールの取付角度の調整が容易になり、この取付角度を調整する際、ハンマーで叩く必要がないので、誤って周囲を破損したり怪我をすることがない。そして、正しく調整された外レールにより、打球をガラス面や飾り部材面に衝接させることなく遊技部へ誘導することができ、安定した球飛びを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の概略を示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図2】パチンコ機の内部を示す要部の欠截正面図である。
【図3】遊技盤の組立斜視図である。
【図4】第1飾りベース部材の正面図である。
【図5】組付状態の第2飾りベース部材の一実施形態を示す正面図である。
【図6】組付状態の第2飾りベース部材の他の一実施形態を示す正面図である。
【図7】組付状態の第2飾りベース部材の更に他の一実施形態を示す正面図である。
【図8】成形状態の第2飾りベースの正面図である。
【図9】外レール固定金具を示し、(A)は斜視図、(B)は平面図、(C)は正面図である。
【図10】外レールの基端部分を示し、(A)は正面図、(B)は平面図である。
【図11】外レールの取付状態及び角度調整法の説明図である。
【図12】不正遊技防止部材及び押え部材の斜視図である。
【図13】不正遊技防止部材の作用を説明する要部の断面図で、(A)はガラスを開いた状態、(B)はガラスを閉じた状態である。
【図14】遊技盤の他の実施形態を示す組立斜視図である。
【図15】図14の実施形態における飾り部材の取付状態の一例を示す要部の断面図である。
【図16】飾り部材の取付状態の他の一例を示す要部の断面図である。
【図17】飾り部材の取付状態の更に他の一例を示す要部の断面図である。
【図18】ロック受の周辺を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機
2 遊技盤
3 飾り部材
4 第1飾りベース部材
5 第2飾りベース部材
6 不正遊技防止部材
7 外レール取付金具
21 遊技部
26 非遊技部
27 遊技盤本体
31 外レール
32 内レール
71 装着片
72 固定基板
74 取付基板
312 止着部

Claims (2)

  1. 遊技盤本体に外レール及び内レールを立設して、打球が流下する遊技部と該遊技部の外側に位置する非遊技部とを区画形成し、遊技機に交換自在に装着する遊技盤であって、
    前記遊技部を形成するほゞ円形の第1空部及び該第1空部の周辺に設けた非遊技部を形成するベース板部を備える第1飾りベース部材と、ほゞ円形の第2空部を設けた第2飾りベース部材と、を設け、
    前記第1飾りベース部材の第1空部の外縁には、外レールの遊技盤本体側の側縁を受け入れる受溝を、外レールの打球発射装置側の基端及び打球発射装置から発射された打球が衝突する着地点の周囲を除いて跳ね返りゴムの位置まで設け、
    前記第2飾りベース部材の外レールを取り付ける側には、前記第1飾りベース部材の受溝に対応するように、外レールのガラス側の側縁が嵌入する挟着溝を備える支持片を円弧状に設け、
    前記外レールの打球発射装置側の基端には、前記打球の着地点とは反対側に折り返した止着部を設け、且つ該止着部にダボを設け、
    前記第1飾りベース部材の左下ベース板部には、取付基板から起立し、前記外レールの止着部に設けたダボに対応する嵌着孔を開設した装着片を備える外レール固定金具を設け、
    外レール固定金具の装着片に、外レールの打球発射装置側の基端に形成した前記止着部を装着し、前記ダボを嵌着孔に嵌入させることにより位置決め及び抜け止めを行い、外レールの遊技盤本体側の側縁を第1飾りベース部材の受溝に嵌合させ、且つ外レールのガラス側の側縁を第2飾りベース部材の挟着溝に嵌合させて、第1飾りベース部材と第2飾りベース部材との間に外レールを挟着して組み立て、外レールを遊技盤本体に対して間接的に固定するようにしたことを特徴とする遊技機の遊技盤。
  2. 外レール固定金具の装着片の起立角度を変更することにより、外レールの取付角度を調整する請求項1に記載した遊技機の遊技盤。
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