JP3570052B2 - 半導体メモリ装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体メモリ装置、特にSRAMに関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】
SRAMのメモリセルの一般的な構造を図21に示す(日経マイクロデバイス1991年6月号,p47参照)。このタイプのメモリセルでは、素子分離膜のためのLOCOSのバーズビークの影響を大きく受けるため、微細化しにくいという課題がある。またフリップフロップを構成するMOSトランジスタQ1,Q2の素子特性が非対称になり、特に低電圧動作をさせる場合に、この非対称性が支障になるという課題がある。
【0003】
この微細化及び非対称性の課題を解決するものとして、図22に示すスプリットワードラインセルと呼ばれるメモリセルが考案されている(IEDM91,p482,Fig1参照)。しかしながら、このメモリセルでは、2本のワード線404,404’が存在するため、セルサイズが大きくなるという課題がある。
【0004】
一方、このセルサイズの拡大の課題を解決するものとして、図23に示すスタックド(Stacked)スプリットワードラインセル(ssw)と呼ばれるメモリセルが考案されている(IEDM93,p811,Fig1参照)。このメモリセルでは、ワード線511,511’を多層化してセルサイズを縮小している。しかしながら、このメモリセルでは、工程数が多いためコストを下げにくく、またパーティクルの発生し易いCVD SiO deposition工程やPlasma SiO etch−back工程を多用するため、製品の歩留まりを上げにくいという課題がある。
【0005】
更に特開平6ー5800号には、同一セル内のトランスファトランジスタのゲート電極を、ゲート電極と別の層のワード線で接続する構造のメモリセルが開示されている。このメモリセルでは、トランスファトランジスタのゲート電極をセル内で等電位に保てるため、メモリセルの動作安定化を図れる。しかしながら、このメモリセルでは、図24に示すように、メモリセル520内をワード線522が横切る構造となる。従って、接地線をワード線522と同層にすることができず、配線層の数の増加、工程数の増加、歩留まりの悪化等の課題がある。
【0006】
本発明は、この様な課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、製品の歩留まりがよく、コストを下げることが容易で、微細化、低電圧化が容易な半導体メモリ装置及びその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る半導体メモリ装置は、第1、第2ドライバトランジスタを有するフリップフロップ回路と、第1、第2トランスファトランジスタとを含む複数のメモリセルから成る半導体メモリ装置であって、隣り合うメモリセルの前記第1トランスファトランジスタのゲート電極間を接続するためのものであり該ゲート電極とは異なる配線層で形成される第1ワード線と、
隣り合うメモリセルの前記第2トランスファトランジスタのゲート電極間を接続するためのものであり該ゲート電極とは異なる配線層で形成される第2ワード線と、前記第1、第2ドライバトランジスタのソース領域を接続するためのものであり前記第1、第2ワード線と同一の配線層で形成される接地線とを含むことを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、トランスファトランジスタのゲート電極が、該ゲート電極と異なる配線層の第1、第2ワード線により接続されるため、スプリットワードラインセル等に比べセルサイズを小さくできる。また第1、第2ワード線と接地線とが同一配線層で形成されるため、配線層の数を減らすことができ、工程短縮、歩留まりの向上、装置の低コスト化等を図ることができる。
【0009】
この場合、本発明では、前記第1、第2ワード線及び接地線を形成する配線層を、前記第1及び第2トランスファトランジスタのゲート電極を形成する配線層の上方に設けられる第2配線層とすることができる。
【0010】
そして本発明では、前記接地線を、隣接する前記第1及び第2ワード線との間の最小寸法間隔を少なくとも保ちながら、前記第1及び第2ドライバトランジスタのチャネル領域の一部又は全部を覆うように配線することが望ましい。このようにすれば、第1、第2ドライバトランジスタのチャネル領域を電界の影響等からシールドでき、装置の動作安定化、低動作電圧化等を図ることができる。
【0011】
また本発明では、前記フリップフロップ回路に、第1、第2負荷トランジスタ及び第1、第2負荷抵抗のいずれかを含ませ、該第1、第2負荷トランジスタのチャネル領域及び第1、第2負荷抵抗のいずれかと、前記第2及び第1ドライバトランジスタのチャネル領域との間に前記接地線が介在するように、該接地線の配線を行うことが望ましい。このようにすれば、第1、第2負荷トランジスタ又は第1、第2負荷抵抗からの電界等が、第2、第1ドライバトランジスタに悪影響を及ぼしたり、逆に第2、第1ドライバトランジスタからの電界等が、第1、第2負荷トランジスタ又は第1、第2負荷抵抗に悪影響を及ぼすことが有効に防止される。この手法は、第2、第1ドライバトランジスタと、第1、第2負荷トランジスタ又は第1、第2負荷抵抗との間の距離が短いメモリセル構造において特に有効であり、このような構造の場合に、電界からの悪影響等を確実に防止できる。
【0012】
また本発明では、前記フリップフロップ回路に、第1、第2負荷トランジスタ及び第1、第2負荷抵抗のいずれかを含ませ、前記第1、第2ワード線及び接地線を形成する配線層を、該第1、第2負荷トランジスタ及び第1、第2負荷抵抗の上方に設けられる第3、第4の配線層のいずれかとすることができる。即ち、フリップフロップ回路が第1、第2負荷トランジスタを含む場合には、第1、第2ワード線、接地線は第4の配線層により形成され、第1、第2負荷抵抗を含む場合には第3の配線層により形成される。
【0013】
この場合、本発明では、前記接地線を、隣接する前記第1及び第2ワード線との間の最小寸法間隔を少なくとも保ちながら、前記第1、第2負荷トランジスタのチャネル領域及び第1、第2負荷抵抗のいずれかの一部又は全部を覆うように配線することが望ましい。このようにすれば、接地線の上方に配置されるもの、例えばビット線等からの電界等が、第1、第2負荷トランジスタ又は第1、第2負荷抵抗に悪影響を及ぼすことが有効に防止される。これにより装置の動作安定化、低動作電圧化等を図ることができる。
【0014】
また本発明は、前記第1ドライバトランジスタ及び前記第1トランスファトランジスタのドレイン領域と、前記第2ドライバトランジスタのゲート電極とを接続するための第1ドレインコンタクトと、前記第2ドライバトランジスタ及び前記第2トランスファトランジスタのドレイン領域と、前記第1ドライバトランジスタのゲート電極とを接続するための第2ドレインコンタクトとを含み、前記第1ドレインコンタクトは、前記第2ドレインコンタクト側の角部を面取りすることで形成される第1面取り辺を有し、前記第2ドレインコンタクトは、前記第1ドレインコンタクト側の角部を面取りすることで形成される第2面取り辺を有することを特徴とする。
【0015】
本発明によれば、第1、第2ドレインコンタクトに第1、第2面取り辺が形成されるため、第1、第2ドレインコンタクトのサイズを、ある程度確保しながら、第1、第2ドレインコンタクトを互いに近づけることが可能となる。第1、第2ドレインコンタクトのサイズを大きく保てることで、コンタクト抵抗を低くでき、装置の動作安定化、低動作電圧化等が図れる。一方、第1、第2ドレインコンタクト間の距離を小さくすることで、セルサイズを小さくできる。即ち、本発明によれば、動作安定性等をある程度確保しながら、セルサイズを縮小できる。なお、この場合、ワード線は、必ずしも隣り合うメモリセルのトランスファトランジスタのゲート電極を接続する必要はなく、同一セル内のトランスファトランジスタのゲート電極を接続するようにしてもよい。
【0016】
また本発明では、前記第1面取り辺と前記第2面取り辺との間の領域に、前記接地線を配線することが望ましく、前記接地線の輪郭が、前記第1面取り辺に対向すると共に該第1面取り辺に平行な辺と、前記第2面取り辺に対向すると共に該第2面取り辺に平行な辺とを含むことが望ましい。このようにすれば、接地線の縦横比を低くすることが可能となり、これにより接地線の低抵抗化が図れ、装置の動作安定化、低動作電圧化が図れる。
【0017】
また本発明では、前記フリップフロップ回路は第1、第2負荷トランジスタを含み、該第2負荷トランジスタのゲート電極を介して、前記第1ドライバトランジスタ及び前記第1トランスファトランジスタのドレイン領域と、前記第2ドライバトランジスタのゲート電極とを接続し、該第1負荷トランジスタのゲート電極を介して、前記第2ドライバトランジスタ及び前記第2トランスファトランジスタのドレイン領域と、前記第1ドライバトランジスタのゲート電極とを接続するようにしてもよい。このようにすれば、ドライバトランジスタ等のドレイン領域と、ゲート電極とを接続するための配線層を別に設けることなく、これらの間での接続が可能となる。そして本発明によれば、ドレインコンタクトに面取り辺を設けることで、ドレインコンタクトのサイズを大きくできる。従って、上記のようにしてドレイン領域とゲート電極とを接続する場合にも、接続抵抗を小さくでき、歩留まり、信頼性の向上等を図れる。
【0018】
また本発明は、前記第1ドライバトランジスタのソース領域と、前記接地線とを接続するための第1ソースコンタクトと、前記第2ドライバトランジスタのソース領域と、前記接地線とを接続するための第2ソースコンタクトと、前記第1ドライバトランジスタ及び前記第1トランスファトランジスタのドレイン領域と、前記第2ドライバトランジスタのゲート電極とを接続するための第1ドレインコンタクトと、前記第2ドライバトランジスタ及び前記第2トランスファトランジスタのドレイン領域と、前記第1ドライバトランジスタのゲート電極とを接続するための第2ドレインコンタクトとを含み、前記第1ソースコンタクト及び第1ドレインコンタクトを、第1の方向に沿って所与の間隔で配置すると共に、前記第2ソースコンタクト及び第2ドレインコンタクを、該第1の方向に平行な第2の方向に沿って所与の間隔で配置し、前記接地線を、前記第1、第2ドレインコンタクトとの最小寸法間隔を少なくとも保ちながら前記第1、第2ソースコンタクトを含むように配線することを特徴とする。
【0019】
本発明によれば、第1ソースコンタクト、第1ドレインコンタクトを第1の方向に沿って配置し、第2ソースコンタクト、第2ドレインコンタクトを第2の方向に沿って配置することで、最密に近いコンタクト配置が可能となり、セルサイズを縮小できる。そして、第1、第2ソースコンタクトを含み且つ第1、第2ドレインコンタクトと所与の間隔を保つように接地線を配線することで、このようなコンタクト配置を採用した場合においても、接地線の縦横比を低くできる。即ち本発明によれば、セルサイズを縮小しながら、接地線の低抵抗化を図れる。なお、この場合、ワード線は、必ずしも隣り合うメモリセルのトランスファトランジスタのゲート電極を接続する必要はなく、同一セル内のトランスファトランジスタのゲート電極を接続するようにしてもよい。
【0020】
また本発明は、前記第1ドライバトランジスタのソース領域と、前記接地線とを接続するための第1ソースコンタクトと、前記第2ドライバトランジスタのソース領域と、前記接地線とを接続するための第2ソースコンタクトとを含み、前記第1ドライバトランジスタのゲート電極を、前記第1ソースコンタクトの各辺との最小寸法間隔を少なくとも保ちながら屈曲させ、前記第2ドライバトランジスタのゲート電極を、前記第2ソースコンタクトの各辺との最小寸法間隔を少なくとも保ちながら屈曲させることを特徴とする。
【0021】
本発明によれば、ゲート電極を屈曲させることで、ゲート電極の実効幅を長くでき、メモリセルのβ比を高めることが可能となる。更にアクティブ領域に面取り辺を設けること等が可能となり、セルサイズを縮小できる。
【0022】
また本発明では、前記第1、第2ドライバトランジスタ及び第1、第2トランスファトランジスタのゲート電極をシリコン膜で形成すると共に、ワード線及び接地線を該シリコン膜とは異なる材質で形成することが望ましい。このようにすれば、ゲート電極にポリサイド等を使用する必要がなくなり、工程短縮、歩留まりの向上が図れることになる。なお、ワード線、接地線等を形成する材質としては、高融点金属ポリサイド、高融点金属シリサイド、金属等が望ましい。
【0023】
また本発明では、前記メモリセルを、隣り合うメモリセルの境界を軸として線対称に配置し、隣り合うメモリセルの第1トランスファトランジスタのゲート電極を第1の同一島状に形成すると共に、隣り合うメモリセルの第2トランスファトランジスタのゲート電極を第2の同一島状に形成することが望ましい。このようにすることで、ワード線とゲート電極とを接続するためのコンタクト等を、隣り合うメモリセル間で共有することが可能となり、セルサイズの縮小化を図れる。
【0024】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
図1A〜図1Cに実施例1のメモリセルの平面図、図2に断面図、図3に該メモリセルをアレイした図を示す。図1Aは、アクティブ領域107、107’、第1配線層(ドライバトランジスタQ1、Q2及びトランスファトランジスタQ3、Q4のゲート電極103、103’、104、104’)、第2配線層(接地線110、第1、第2ワード線111、111’)等を示す平面図である。図1Bは、第2配線層、第3配線層(TFTQ5、Q6のゲート電極113、113’、ビット線の引き出し電極114、114’)、第4配線層(TFTのバルク116、116’)等を示す平面図である。図1Cは、第3配線層、第5配線層(ビット線119、119’)等を示す平面図である。図2は、図1A〜図1CのX断面を示す断面図である。図3は、図1A〜図1Cのメモリセルを図4に示すようにアレイした場合の図である。
【0025】
これらの図に示すように、実施例1では、隣り合うメモリセルの第1トランスファトランジスタ(トランスファゲート)Q3のゲート電極を、該ゲート電極とは異なる配線層で接続する第1ワード線111と、隣り合うメモリセルの第2トランスファトランジスタQ4のゲート電極を、該ゲート電極とは異なる配線層で接続する第2ワード線111’と、第1、第2ドライバトランジスタQ1、Q2のソース領域を接続する接地線110とを含む。そして、これらの第1、第2ワード線111、111’、接地線110は、図24に示すメモリセルとは異なり、同一の配線層で形成されている。また図2に示すように、これらの第1、第2ワード線111、111’、接地線110は、第1の配線層(ゲート電極103、103’、104、104’)の上方に設けられる第2の配線層で形成されている。本実施例によれば、ワード線と接地線とが同一配線層となるため、接地線を形成するための新たな層を設ける必要がなく、配線層の数、工程数等を最適にできる。
【0026】
(1)メモリセル構造
次に図5の等価回路図等を用いて本メモリセルの構造について説明する。図5に示すように、このメモリセルは、ドライバトランジスタQ1、Q2、TFT(薄膜トランジスタ)Q5、Q6を有するフリップフロップ回路と、トランスファトランジスタQ3、Q4とを含む。実施例1の特徴は、図5に太線で示すように、隣り合うメモリセルのQ3のゲート電極104を第1ワードライン111で接続し、隣り合うメモリセルのQ4のゲート電極104’を第2ワードライン111’で接続すると共に、第1、第2ワードライン111、111’を接地線110と同一配線層で形成したことにある。
【0027】
実施例1ではドライバトランジスタQ1、Q2のゲート電極103、103’、トランスファトランジスタQ3、Q4のゲート電極104、104’が第1の配線層となる。
【0028】
第2の配線層である接地線110は、ソースコンタクト(スルーホール)108、108’を介して、Q1、Q2のソース領域と接続される。また第2の配線層である第1、第2ワードライン111、111’は、ゲートコンタクト(スルーホール)109、109’を介して、第1の配線層であるQ3、Q4のゲート電極104、104’に接続される。
【0029】
第3の配線層であるTFTQ5のゲート電極113は、ドレインコンタクト(スルーホール)112’を介して、Q2及びQ4のドレイン領域、Q1のゲート電極に接続される。また第3の配線層であるTFTQ6のゲート電極113’は、ドレインコンタクト112を介して、Q1及びQ3のドレイン領域、Q2のゲート電極に接続される。また第3の配線層であるビット線の引き出し電極114、114’は、ソースコンタクト112’’、112’’’を介してQ3、Q4のソース領域に接続される。
【0030】
第4の配線層であるTFTQ5、Q6のバルク116、116’は、コンタクト115、115’を介して、TFTQ6、Q5のゲート電極113’、113に接続される。
【0031】
第5の配線層であるビット線119、119’は、コンタクト118、118’を介して、第3の配線層であるビット線の引き出し電極114、114’に接続される。
【0032】
(2)製造工程
次に、実施例1のメモリセルの製造工程について図1A〜図1C、図2を用いて説明する。
【0033】
▲1▼まずn型シリコン基板にp型不純物のホウ素(B)をイオン注入し、1100℃でドライブインを行い、PWELL領域101を形成する。次にアクティブ領域のパターニングを行い、LOCOS法により400nmの素子分離膜102を形成する。
【0034】
次に900℃のO雰囲気で10nmのゲート酸化膜120を形成する。次にCVD法により200nmのポリシリコン膜を形成後、POClを使った熱拡散法により850℃で20分の拡散を行ない、n型不純物である燐(P)をポリシリコン膜に導入する。次にフォト工程を行いゲート電極のパターニングを行う。そしてClガスを使ったRIEによるドライエッチ工程を行ない、第1の配線層によるゲート電極を形成する。この時、ドライバトランジスタQ1,Q2のゲート電極103、103’と、トランスファトランジスタQ3,Q4のゲート電極104、104’は同時に形成される。
【0035】
▲2▼次に、これらのゲート電極をマスクにして、n型不純物の燐を加速エネルギー50KeV、ドーズ量2×1013cm−2でイオン注入し、オフセット領域105を形成する。続いて、CVD法により250nmのSiO膜を形成後、プラズマエッチでエッチバックを行ない、サイドウォール膜106を形成する。次に、このサイドウォール膜及びゲート電極をマスクにして、n型不純物の砒素(As)を加速エネルギー50KeV、ドーズ量4×1015cm−2でイオン注入し、Nのアクティブ領域107、107’を形成する。次にCVD法により150nmのSiO膜122を形成した後、フォト工程を行いコンタクトのパターニングを行う。そしてCFガスを使ったRIEによるドライエッチ工程を行ない、ドライバトランジスタQ1,Q2のソ−ス領域となるN+領域上にソースコンタクト108、108’を形成し、トランスファトランジスタQ3,Q4のゲート電極上にゲートコンタクト109、109’を形成する。
【0036】
次にCVD法により100nmのポリシリコン膜を形成後、n型不純物の燐を加速エネルギー35KeV、ドーズ量6×1015cm−2でイオン注入して、燐をポリシリコン膜に導入する。続いて、スパッタにより100nmのWSi膜を形成後、フォト工程を行い接地線及びワード線のパターニングを行う。そしてClガスを使ったRIEによるドライエッチ工程を行ない、第2の配線層、即ち接地線110及びワード線111,111’を形成する。この時、接地線110とワード線111,111’は同時に形成される。
【0037】
▲3▼次に、CVD法により150nmのSiO膜124を形成した後、フォト工程を行いコンタクトのパターニングを行う。そしてCFガスを使ったRIEによるドライエッチ工程を行なう。これによりドライバトランジスタQ1のドレイン領域上及びドライバトランジスタQ2のゲート電極上にドレインコンタクト112を形成し、ドライバトランジスタQ2のドレイン領域上及びドライバトランジスタQ1のゲート電極上にドレインコンタクト112’を形成する。またトランスファトランジスタQ3、Q4のソース領域上にソースコンタクト112’’、112’’’を形成する。
【0038】
次にCVD法により150nmのポリシリコン膜を形成後、n型不純物の燐を加速エネルギー35KeV、ドーズ量6×1015cm−2でイオン注入して、燐をポリシリコン膜に導入する。次に、フォト工程を行いTFTのゲート電極のパターニングを行う。そしてClガスを使ったRIEによるドライエッチ工程を行ない、第3の配線層、即ちTFTQ5、Q6のゲート電極113、113’及びビット線の引出し電極114、114’を形成する。
【0039】
▲4▼次に、TFTQ5、Q6のゲート膜として、CVD法により30nmのSiO膜126を形成した後、フォト工程を行いコンタクトのパターニングを行う。そしてフッ酸溶液によるウェットエッチ工程を行ない、TFTQ5、Q6のゲート電極上にコンタクト115、115’を形成する。次にSiHガスを使ったCVD法により550℃ 60Paで30nmのアモルファスシリコン膜を形成後、フォト工程を行いTFTのチャネル領域のパターニングを行う。そしてp型不純物のBF を、加速エネルギー35KeV、ドーズ量1×1015cm−2でイオン注入し、TFTQ5、Q6のソース及びドレイン領域にホウ素を導入する。次に、フォト工程を行いTFT領域のパターニングを行う。そしてClガスを使ったRIEによるドライエッチ工程を行ない、第4の配線層、即ちTFTQ5、Q6のバルク116、116’を形成する。なおTFTの構造としては、種々のものを採用でき、例えばバルクの上方にゲート電極が配置されるような構造としてもよい。
【0040】
▲5▼次に、CVD法により100nmのSiO膜を形成した後、常圧CVD法により400nmのBPSG(B、Pシリケードガラス)128を形成する。次にフォト工程を行いコンタクトホ−ルのパターニングを行う。そしてCFガスを使ったRIEによるドライエッチ工程を行ない、第3の配線層であるビット線の引出し電極114、114’上にコンタクトホ−ル118、118’を形成する。そしてN雰囲気中で900℃で20分のアニールを行ない、平坦化及びコンタクトホ−ルのリフローをおこなう。また、このアニールによりメモリセルの接地線110とワード線111,111’はシリサイド化して、WSiポリサイドとなる。これにより、これらのシート抵抗は10Ω/□まで低くなる。
【0041】
次に、スパッタによりTi/TiN/AlCuをそれぞれ15/100/700nm形成し、フォト工程を行いパターニングを行う。そしてCl系のガスを使ったRIEによるドライエッチ工程を行ない、第5の配線層であるアルミ配線119、119’を形成する。以上によりメモリセルが完成する。
【0042】
(3)配線形状、コンタクト形状等
▲1▼本メモリセルでは、接地線110を図6に示すように配線している。即ち、第1、第2ワード線111、111’との間の最小寸法間隔を少なくとも保ちながら、ドライバトランジスタQ1、Q2のチャネル領域140、140’の一部又は全部を覆うように、接地線110を配線している。ここで最小寸法間隔とはデザインルール上で許容される最小間隔等であり、図6では、第2の配線層である接地線110と第1、第2ワード線111、111’との間の最小間隔Lがこれに相当する。またQ1、Q2のチャネル領域140、140’は、Q1、Q2のゲート電極103、103とアクティブ領域107、107’(図1A参照)とがオーバーラップする領域である。Q1、Q2のチャネル領域140、140’を、接地線110で覆うことで、Q1、Q2のチャネル領域を電界の影響等からシールドすることが可能となる。これによりメモリセルの動作安定化、低動作電圧化を図ることができる。
【0043】
メモリセルの安定動作等の観点からは、チャネル領域140、140’の全ての領域を接地線110で覆うことが望ましい。しかしながら、第1、第2ワード線111、111’の配線抵抗を許容値以下にするためには、ワード線の配線幅をある程度確保する必要がある。このため、チャネル領域140を覆う場合を例にとると、接地線110を、図6のPに示すラインよりも左側に延ばすことはできない。この場合、Q1のチャネル幅を図6に示す幅よりも短くすれば、チャネル領域140の全てを接地線110で覆うことが可能となる。しかしながら、Q1のチャネル幅が短くなると、メモリセルのβ比(ドライバトランジスタとトランスファトランジスタのベータレシオ)が小さくなり、メモリセルの性能(動作速度、動作安定性、低動作電圧等)が低下してしまう。以上のことを勘案して、本メモリセルでは、チャネル領域140、140’の一部のみを接地線110で覆っているが、ワード線の幅及びβ比等を上手く調整して、全てのチャネル領域を接地線で覆うようにすることも可能である。
【0044】
▲2▼本メモリセルでは、図7に示すように、TFTQ5、Q6(第1、第2負荷トランジスタ)のチャネル領域142、142’と、ドライバトランジスタQ2、Q1のチャネル領域140’、140との間の領域に接地線110が介在するように、接地線110の配線を行っている。このようにすることで、Q5、Q6で発生した電界等が、Q2、Q1に悪影響を及ぼすこと、または逆にQ2、Q1からの電界がQ5、Q6に悪影響を及ぼすことを有効に防止でき、メモリセルの動作安定化、低動作電圧化を図ることができる。特に、本メモリセルでは、Q2、Q1のすぐ上にQ5、Q6が配置される構造となっているため、Q2、Q1とQ5、Q6との間に接地線110を介在させる手法は、電界の影響除去等に非常に有効なものとなる。更に、図7から明らかなように本メモリセルでは、Q2、Q1のチャネル領域とQ5、Q6のチャネル領域とがオーバーラップするほとんど全ての領域において、接地線110が介在する構造となっているため、電界の悪影響等を確実に除去できる。
【0045】
なお後述する実施例2のように、負荷トランジスタであるTFTQ5、Q6の代わりに負荷抵抗R5、R6を用いる場合には、Q2、Q1のチャネル領域とR5、R6との間に、接地線を配置する構成とすればよい。
【0046】
▲3▼本メモリセルでは、Q1、Q3のドレイン領域と、Q2のゲート電極を接続する第1ドレインコンタクト112、並びにQ2、Q4のドレイン領域と、Q1のゲート電極を接続する第2ドレインコンタクト112’を次のような形状にしている。即ち図8に示すように、第1ドレインコンタクト112の第2ドレインコンタクト112’側の角部を面取りすることで、第1面取り辺144を形成する。また第2ドレインコンタクト112’の第1ドレインコンタクト112側の角部を面取りすることで、第2面取り辺144’を形成する。このようにすることで、ドレインコンタクト112、112’を、互いにより近づけることが可能となり、メモリセルのサイズを最適化できる。
【0047】
セルサイズを決定する要因は、メモリセル内に配置されるコンタクトのサイズ、並びにコンタクト間の距離である。従って、図1Aから明らかなように、ドレインコンタクト112、112’のサイズを小さくする、あるいはドレインコンタクト112、112’間の距離を狭めることができれば、セルサイズを縮小できる。一方、ドレインコンタクト112、112’のサイズを小さくすると、コンタクト抵抗が大きくなり、これはメモリセルの動作の不安定化等につながる。
【0048】
本メモリセルでは、図8に示すように、ドレインコンタクト112、112’に面取り辺114、114’を設けている。これにより、ドレインコンタクト112、112’のサイズをある程度維持したままで、ドレインコンタクトを互いに近づけることが可能となる。即ち、メモリセルの動作安定性等をある程度確保しながら、セルサイズを縮小できる。
【0049】
▲4▼更に本メモリセルでは、図8に示すように、第1面取り辺144と第2面取り辺144’の間の領域に、接地線110を配線している。これによりメモリセルのサイズを最適としながら、接地線110の縦横比を低くでき、例えば3.0以下とすることが可能となる。接地線110の縦横比が低くなると、接地線の配線抵抗が低くなり、これはメモリセルの動作安定化、低動作電圧化につながる。
【0050】
即ち図8において、ドレインコンタクト112、112’間の距離を狭めれば、セルサイズを縮小できる。一方、ドレインコンタクト112、112’間の距離を狭めると、図8のFに示す領域での接地線110の幅が狭まり、接地線の配線抵抗が高くなってしまう。
【0051】
本メモリセルでは、ドレインコンタクト112、112’に面取り辺114、114’を設けているため、ドレインコンタクト112、112’間の距離を狭めながらも、Fの領域での接地線110の幅を、ある程度確保できる。即ち、セルサイズを縮小化しながらも、接地線110の配線抵抗を低くでき、メモリセルの動作安定化、低動作電圧化を図れる。特に本メモリセルでは、接地線110の輪郭が、第1面取り辺144に対向すると共に第1面取り辺144に平行な辺146と、第2面取り辺144’に対向すると共に第2面取り辺144’に平行な辺146’とを含むようになっている。これにより、Fの領域での接地線110の幅を最適にでき、接地線の配線抵抗をより低くすることが可能となる。
【0052】
▲5▼本メモリセルでは、図9に示すように、TFTQ5のゲート電極113を介して、第2ドライバトランジスタQ2及び第2トランスファトランジスタQ4のドレイン領域(アクティブ領域107’)と、第1ドライバトランジスタQ1のゲート電極103とが接続される。同様に、TFTQ6のゲート電極113’を介して、第1ドライバトランジスタQ1及び第1トランスファトランジスタQ3のドレイン領域(アクティブ領域107)と、第2ドライバトランジスタQ2のゲート電極103’とが接続される。より具体的には、図9のGの領域でドライバトランジスタQ1のゲート電極103とTFTQ5のゲート電極113が接続され、このゲート電極113が、Hの領域でQ2、Q4のドレイン領域(アクティブ領域107’)に接続される。
【0053】
メモリセルの動作安定化、低動作電圧化を図るためにはコンタクト抵抗を下げる必要があり、ドレインコンタクト112’でのコンタクト抵抗を下げるためには、H領域を大きくする必要がある。一方、H領域を大きくすると、ドレインコンタクトサイズ112’が大きくなり、これはメモリセルのサイズ拡大につながる。本メモリセルでは、ドレインコンタクト112’の角部を面取りし、面取り辺144’を設けているため、セルサイズを最適化しながらも、H領域を大きくしコンタクト抵抗を低減でき、メモリセルの動作安定化、低動作電圧化、信頼性の向上等を図ることができる。
【0054】
▲6▼本メモリセルでは、図10に示すように、第1ドライバトランジスタQ1のソース領域を接地線110に接続するための第1ソースコンタクト108と、第1ドレインコンタクト112とが、第1の方向に沿って所与の間隔で配置される。一方、第2ドライバトランジスタQ2のソース領域を接地線110に接続するための第2ソースコンタクト108’と、第2ドレインコンタクト112’とが、上記第1の方向と平行な第2の方向に沿って所与の間隔で配置される。そして、接地線110は、第1、第2ドレインコンタクト112、112’との最小寸法間隔Lを少なくとも保ちながら、第1、第2ソースコンタクト108、108’を含むように配線される。
【0055】
このようにすれば、図10に示すようなコンタクト配置となっている場合においても、低い縦横比の接地線110を配線することができる。コンタクト配置は、メモリセルのサイズを決める大きな要因となる。本メモリセルでは、第1の方向に沿ったコンタクトと第2方向に沿ったコンタクトを図10のように配置することで、最密に近いコンタクト配置が実現されている。そしてこのようなコンタクト配置において、ドレインコンタクト112、112’と接触せずに、且つソースコンタクト108、108’を含むように接地線110を配線するために、本メモリセルでは、接地線110を図10に示すように屈曲させている。これにより図10のFの領域での幅を最適にしながら接地線110を配線することが可能となり、接地線110の低抵抗化とセルサイズの縮小とを両立することが可能となる。
【0056】
また、このように接地線110を屈曲させても、図3、図4に示すように線対称にメモリセルを配置すれば、屈曲した接地線110を複数のメモリセル間で順次接続させることが可能となる。
【0057】
▲7▼本メモリセルでは、図11のI、Jに示すように、第1ドライバトランジスタQ1のゲート電極103を、第1ソースコンタクト108の各辺150、152、154との最小寸法間隔を少なくとも保ちながら屈曲させている。同様に、図11のI’、J’に示すように、第2ドライバトランジスタQ2のゲート電極103’を、第2ソースコンタクト108’の各辺150’、152’、154’との最小寸法間隔を少なくとも保ちながら屈曲させている。
【0058】
このようにすることで、まず第1に、ゲート電極103、103’の実効幅を長くでき、メモリセルのβ比を高めることができ、メモリセルの動作安定化、低動作電圧化を図れる。
【0059】
また図11のK、K’に示すように、アクティブ領域107、107’の角部を面取りすることが可能となり、セルサイズの縮小化が可能となる。
【0060】
最後に、図3、図4を用いて、メモリセルのセル配置について説明する。図4において、Fは、図1Aのメモリセルの向きを示すものである。メモリセルは隣り合うメモリセルの境界を軸として線対称に配置されている。例えばメモリセル1と2、1と4は各々線対称に配置されている。
【0061】
また隣り合うメモリセル1、2の第1トランスファトランジスタQ3、Q3’のゲート電極は、第1配線層604により同一島状に形成されている。同様に隣り合うメモリセル3、4の第1トランスファトランジスタQ3’’、Q3’’’のゲート電極も、第1配線層604’’により同一島状に形成されている。そして第1の配線層604、604’’は、第2の配線層である第1ワード線611により接続されている。
【0062】
また隣り合うメモリセル1、4の第2トランスファトランジスタQ4、Q4’’’のゲート電極は、第1配線層604’により同一島状に形成されている。そして、この第1配線層604’は、メモリセル3の同一島状の第1配線層604’’’と、第2の配線層である第2ワード線611’により接続されている。このようにメモリセルを配置することで、例えばソースコンタクト608、608’、ゲートコンタクト609、609’を、隣り合うメモリセルで共有化することが可能となり、これによりデバイスサイズの縮小化を図れる。
【0063】
(実施例2)
図12A〜図12Cに、実施例2のメモリセルの平面図を示し、図13に等価回路図を示す。図5と図13の比較から明らかなように、実施例2は、実施例1の負荷トランジスタQ5、Q6を、負荷抵抗R5、R6に置き換えた実施例である。
【0064】
実施例2のメモリセルの構造について、図12A〜図12C、図13を用いて説明する。実施例2では、ドライバトランジスタQ1、Q2のゲート電極703、703’、トランスファトランジスタQ3、Q4のゲート電極704、704’が第1の配線層となる。
【0065】
第2の配線層である接地線710は、ソースコンタクト708、708’を介してQ1、Q2のソース領域と接続される。また第2の配線層である第1、第2ワードライン711、711’は、ゲートコンタクト709、709’を介してQ3、Q4のゲート電極704、704’に接続される。
【0066】
第3の配線層である負荷抵抗716は、ドレインコンタクト712を介して、Q1、Q3のドレイン領域及びQ2のゲート電極に接続される。また負荷抵抗716’は、ドレインコンタクト712’を介して、Q2、Q4のドレイン領域及びQ1のゲート電極に接続される。
【0067】
第4の配線層であるビット線719、719’は、コンタクト718、718’を介してQ3、Q4のソース領域に接続される。
【0068】
次に実施例2の製造工程について説明する。実施例2では、図1A〜図1C、図2に示す実施例1と異なり、TFTのゲート電極113、113’を形成する工程、TFTのゲート膜となるSiO膜126を形成する工程、コンタクト112’’、112’’’を形成する工程が省略される。そしてTFTのソース、ドレイン領域に、p型不純物のBF をイオン注入する代わりに、この領域にn型不純物である砒素を加速エネルギー50KeV、ドーズ量4×1015cm−2でイオン注入して電源供給ラインを形成する。そしてイオン注入しなかった部分を高抵抗の負荷として用いる。
【0069】
以上説明した実施例2においても、配線、コンタクトの形状等を、図6〜図11に示すようにすることで、メモリセルの小面積化、動作安定化、低動作電圧化等が可能となる。
【0070】
(実施例3)
図14A〜図14Cに実施例3のメモリセルの平面図を示し、図15にX断面での断面図を示す。また図16にメモリセルをアレイした図を示し、図17にメモリセルの等価回路図を示す。実施例3では、実施例1と異なり、接地線215、第1、第2ワード線216、216’が、TFTQ5、Q6の上方に設けられる第4の配線層となっている。
【0071】
次に図17等を用いて実施例3のメモリセルの構造について説明する。
【0072】
実施例3では、ドライバトランジスタQ1、Q2のゲート電極203、203’、トランスファトランジスタQ3、Q4のゲート電極204、204’が第1の配線層となる。
【0073】
第2の配線層であるTFTQ5のゲート電極209は、ドレインコンタクト208’を介して、Q2及びQ4のドレイン領域、Q1のゲート電極に接続される。またTFTQ6のゲート電極209’は、ドレインコンタクト208を介して、Q1及びQ3のドレイン領域、Q2のゲート電極に接続される。また第2の配線層であるビット線の引き出し電極210、210’は、ソースコンタクト208’’、208’’’を介してQ3、Q4のソース領域に接続される。
【0074】
第3の配線層であるTFTQ5、Q6のバルク212、212’は、コンタクト211、211’を介してTFTQ6、Q5のゲート電極209’、209に接続される。
【0075】
第4の配線層である接地線215は、ソースコンタクト213、213’を介してQ1、Q2のソース領域に接続される。また第4の配線層である第1、第2ワードライン216、216’は、ゲートコンタクト214、214’を介してQ3、Q4のゲート電極204、204’に接続される。
【0076】
第5の配線層であるビット線219、219’は、コンタクト218、218’を介して、第2の配線層であるビット線の引き出し電極210、210’に接続される。
【0077】
次に実施例3の製造工程について図14A〜図14C、図15を用いて説明する。アクティブ領域207、207’の形成までは実施例1と同様であるため説明を省略する。
【0078】
▲1▼アクティブ領域の形成後、CVD法により150nmのSiO膜222を形成し、フォト工程を行いコンタクトのパターニングを行う。そしてCFガスを使ったRIEによるドライエッチ工程を行なう。これによりドライバトランジスタQ1のドレイン領域上及びドライバトランジスタQ2のゲート電極上にドレインコンタクト208を形成し、ドライバトランジスタQ2のドレイン領域上及びドライバトランジスタQ1のゲート電極上にドレインコンタクト208’を形成する。またトランスファトランジスタQ3、Q4のソース領域上にソースコンタクト208’’、208’’’を形成する。
【0079】
次にCVD法により150nmのポリシリコン膜を形成後、n型不純物の燐を加速エネルギー35KeV、ドーズ量6×1015cm−2でイオン注入して、燐をポリシリコン膜に導入する。次に、フォト工程を行いTFTのゲート電極のパターニングを行う。そしてClガスを使ったRIEによるドライエッチ工程を行ない、第2の配線層、即ちTFTQ5、Q6のゲート電極209、209’及びビット線の引出し電極210、210’を形成する。
【0080】
▲2▼次に、TFTQ5、Q6のゲート膜として、CVD法により30nmのSiO膜224を形成した後、フォト工程を行いコンタクトのパターニングを行う。そしてフッ酸溶液によるウェットエッチ工程を行ない、TFTQ5、Q6のゲート電極上にコンタクト211、211’を形成する。次にSiHガスを使ったCVD法により550℃、60Paでアモルファスシリコン膜を30nm形成後、フォト工程を行いTFTのチャネル領域のパターニングを行う。そしてp型不純物のBF を加速エネルギー35KeV、ドーズ量1×1015cm−2でイオン注入し、TFTQ5、Q6のソース及びドレイン領域にホウ素を導入する。次に、フォト工程を行いTFT領域のパターニングを行う。そしてClガスを使ったRIEによるドライエッチ工程を行ない、第3の配線層、即ちTFTQ5、Q6のバルク212、212’を形成する。なおTFTの構造としては、種々のものを採用でき、例えばバルクの上方にゲート電極が配置されるような構造としてもよい。
【0081】
▲3▼次に、CVD法により150nmのSiO膜226を形成した後、フォト工程を行いコンタクトのパターニングを行う。そしてCFガスを使ったRIEによるドライエッチ工程を行なう。これにより、ドライバトランジスタQ1,Q2のソ−ス領域となるN+領域上にソースコンタクト213、213’を形成し、トランスファトランジスタQ3,Q4のゲート電極上にゲートコンタクト214、214’を形成する。
【0082】
次にCVD法により100nmのポリシリコン膜を形成後、n型不純物の燐を加速エネルギー35KeV、ドーズ量6×1015cm−2でイオン注入して、燐をポリシリコン膜に導入する。続いて、スパッタにより100nmのWSi膜を形成後、フォト工程を行い接地線及びワード線のパターニングを行う。そしてClガスを使ったRIEによるドライエッチ工程を行ない、第4の配線層、即ちに接地線215及びワード線216,216’を形成する。この時、接地線215とワード線216,216’は同時に形成される。
【0083】
その後の工程は、実施例1と同様であるため説明を省略する。
【0084】
図16は、実施例3のメモリセルをアレイした図である。実施例1と同様に、隣り合うメモリセルの境界を軸として、メモリセルは線対称に配置されている。また隣り合うメモリセルのゲート電極は、第1の配線層904、904’、904’’、904’’’等により同一島状に形成され、また第1、第2ワード線916、916’により接続される。
【0085】
また実施例3では、図18に示すように接地線215を配線している。即ち、隣接する第1、第2ワード線216、216’との間の最小寸法間隔Lを少なくとも保ちながら、TFT(第1、第2負荷トランジスタ)のチャネル領域240、240’の一部又は全部を覆うように、接地線215を配線する。
【0086】
このように接地線215を配線することで、ビット線219、219’からの電界等がTFTのチャネル領域240、240’に影響を与えるのを有効に防止できる。これによりメモリセルの動作安定化及び低動作電圧化を図ることができる。またパシベーション膜(オーバーコード膜)を形成する際に生じる水素等が、TFTに悪影響を与えるのを有効に防止できる。更に実施例3によれば、接地線215の縦横比を2.0以下とすることができ、実施例1よりも更に接地線の配線抵抗を低くできる。
【0087】
なお以上説明した実施例3においても、配線、コンタクトの形状等を、図6〜図11に示すようにすることで、メモリセルの小面積化、動作安定化、低動作電圧化等が可能となる。
【0088】
(実施例4)
図19A〜図19Cに、実施例4のメモリセルの平面図を示し、図20に等価回路図を示す。図17と図20の比較から明らかなように、実施例4は、実施例3の負荷トランジスタQ5、Q6を、負荷抵抗R5、R6に置き換えた実施例である。
【0089】
実施例4のメモリセルの構造について、図19A〜図19C、図20を用いて説明する。実施例4では、ドライバトランジスタQ1、Q2のゲート電極803、803’、トランスファトランジスタQ3、Q4のゲート電極804、804’が第1の配線層となる。
【0090】
第2の配線層である負荷抵抗812は、ドレインコンタクト811を介して、Q1、Q3のドレイン領域及びQ2のゲート電極に接続される。また負荷抵抗812’は、ドレインコンタクト811’を介して、Q2、Q4のドレイン領域及びQ1のゲート電極に接続される。
【0091】
第3の配線層である接地線815は、ソースコンタクト813、813’を介してQ1、Q2のソース領域と接続される。また第1、第2ワードライン816、816’は、ゲートコンタクト814、814’を介してQ3、Q4のゲート電極804、804’に接続される。
【0092】
第4の配線層であるビット線819、819’は、コンタクト818、818’を介してQ3、Q4のソース領域に接続される。
【0093】
実施例3と実施例4の製造工程の相違は、実施例1と実施例2の製造工程の相違と同様であるため、説明を省略する。
【0094】
以上説明した実施例4においても、配線、コンタクトの形状等を、図6〜図11、図18に示すようにすることで、メモリセルの小面積化、動作安定化、低動作電圧化等が可能となる。特に、実施例4では、第2の配線層の負荷抵抗812、812’を、第3の配線層の接地線815でシールドすることで、ビット線819、819’からの電界等の影響を有効に防止できることになる。
【0095】
以上述べた、実施例1〜4によれば、トランスファトランジスタのゲート電極と、ワード線とを別の配線層で構成しているので、図22の従来例よりもセルサイズを縮小できる。
【0096】
またメモリセルの接地線がワード線と同一配線層で形成されているので、図24の従来例に比べて配線層を低減できる。また2本のワード線の間に、ワード線と同一配線層の接地線を配置でき、しかも接地線の縦横比を小さくできる。これにより、配線層の低減と、メモリセルの低電圧での安定動作が可能になる。
【0097】
またQ1,Q2,Q3,Q4のゲート膜形成からワード線の形成までの工程数を、図23のSSWセル(pull−downトランジスタのゲート膜形成からAccessトランジスタ形成までを比較。但しAccessトランジスタにSiOのサイドウォールを使ったとする)と比較してみると、本実施例では、CVD SiO depositionが1工程、Plasma SiO etch−back工程が1工程少ない。
【0098】
更にSSWセルでは、Accessトランジスタ(トランスファトランジスタ)のゲート電極はポリサイドで形成されている。従ってAccessトランジスタの能力を上げようとしてゲート酸化膜を10nmより薄くした場合、ポリサイドのエッチング時にゲート酸化膜がえぐれてしまったり、ポリサイドにアンダーカットが生じたりする等の問題が起こる。これに対して、本実施例のメモリセルでは、Q1、Q2、Q3、Q4のゲート酸化膜はポリシリコンにより形成されており、ポリシリコンのエッチングは、ポリサイドのエッチングよりも容易である。また接地線とワード線はポリサイドで形成されるが、このポリサイドの下地の層間膜は150nmと厚く、従ってエッチングは容易である。更にこれらのポリサイドはトランジスタには使用されていないため、アンダーカットが入ってもよく、従って、容易なエッチングが可能となる。
【0099】
またポリサイドを形成する場合、WSiスパッタ前の前洗浄が不十分であると、ポリシリコンとWSiの界面に不純物がたまる。この結果、ポリサイドのエッチングをしたときに、この不純物によりエッチ残りが生じ、歩留まりが低下するという問題が生ずる。本実施例によれば第1層の配線層に関しては、そのような課題は生じず、歩留まりを向上できる。
【0100】
なお本発明は、上記実施例1〜4で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能である。
【0101】
例えば本実施例では、フリップフロップ回路のMOS型トランジスタのゲート電極、トランスファトランジスタのゲート電極を、第1の配線層である多結晶シリコン膜で形成し、接地線とワード線をWSiポリサイドで形成した。しかしながら、メモリセルの接地線とワード線は、低抵抗の物質ならば他の高融点金属、例えばMo,Co,Ni,Taなどのポリサイドでもよいし、これらのシリサイドでもよい。また、金属配線でもよい。そして、メモリセルの接地線とワード線が低抵抗になれば、フリップフロップ回路のMOS型トランジスタのゲート電極、トランスファトランジスタのゲート電極は、本実施例の多結晶シリコン膜のような抵抗が少し高い(50〜1000Ω/□)物質で形成してもかまわない。図21に示すような一般のSRAMのメモリセルでは、1層目のワード線も2層目の接地線も低抵抗にする必要があり、このため高融点金属ポリサイド配線が2層必要となる。これに対して、本実施例によれば、ポリサイド配線を1層減らすことができ、工程短縮並びに歩留まり向上を図ることができる。
【0102】
また図6〜図11、図18等に示す配線及びコンタクトの形状等は、実施例1〜4で説明した構造のメモリセルの小面積化、動作安定化、低動作電圧化に特に有効である。しかしながら、これ以外にも、少なくとも、トランスファトランジスタのゲート電極を、該ゲート電極とは異なる配線層で接続する構造のメモリセルであれば、種々の構造のメモリセルに適用できる。
【0103】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1A〜図1Cは、実施例1のメモリセルの平面図である。
【図2】実施例1のメモリセルの断面図である。
【図3】メモリセルのアレイ図である。
【図4】メモリセルのアレイの向きを説明するための図である。
【図5】実施例1のメモリセルの等価回路図である。
【図6】接地線と、ドライバトランジスタのチャネル領域との関係を示す図である。
【図7】接地線と、TFT(負荷トランジスタ)のチャネル領域との関係を示す図である。
【図8】接地線とドレインコンタクトとの関係を示す図である。
【図9】TFTのゲート電極を用いた接続手法について説明するための図である。
【図10】接地線とドレインコンタクトとソースコンタクトとの関係を示す図である。
【図11】ソースコンタクトと、ドライバトランジスタのゲート電極との関係を示す図である。
【図12】図12A〜図12Cは、実施例2のメモリセルの平面図である。
【図13】実施例2のメモリセルの等価回路図である。
【図14】図14A〜図14Cは、実施例3のメモリセルの平面図である。
【図15】実施例3のメモリセルの断面図である。
【図16】メモリセルのアレイ図である。
【図17】実施例3のメモリセルの等価回路図である。
【図18】接地線と、TFTのチャネル領域との関係を示す図である。
【図19】図19A〜図19Cは、実施例4のメモリセルの平面図である。
【図20】実施例4のメモリセルの等価回路図である。
【図21】従来のメモリセルの一例である。
【図22】従来のメモリセルの他の一例である。
【図23】従来のメモリセルの他の一例である。
【図24】従来のメモリセルの他の一例である。
【符号の説明】
Q1,Q2 ドライバトランジスタ
Q3,Q4 トランスファトランジスタ
Q5,Q6 TFT(負荷トランジスタ)
R5,R6 負荷抵抗
101,201 PWELL領域
102,202 素子分離膜
103,103’,203,203’,703,703’,803,803’ドライバトランジスタのゲート電極
104,104’,204,204’,704,704’,804,804’トランスファトランジスタのゲート電極
107,107’,207,207’,707,707’,807,807’アクティブ領域
108,108’,213,213’,708,708’,813,813’ソースコンタクト
109,109’,214,214’,709,709’,814,814’ゲートコンタクト
110,215,710,815 接地線
111,111’,216,216’,711,711’,816,816’ワード線
112,112’,208,208,712,712’,811,811’ ドレインコンタクト
113,113’,209,209’TFTのゲート電極
114,114’,210,210’ビット線の引出し電極
116,116’,212,212’TFTのバルク
716,716’,812,812’負荷抵抗
119,119’,219,219’,719,719’,819,819’ ビット線

Claims (17)

  1. 第1、第2ドライバトランジスタを有するフリップフロップ回路と、第1、第2トランスファトランジスタとを含む複数のメモリセルから成る半導体メモリ装置であって、
    隣り合うメモリセルの前記第1トランスファトランジスタのゲート電極間を接続するためのものであり該ゲート電極とは異なる配線層で形成される第1ワード線と、
    隣り合うメモリセルの前記第2トランスファトランジスタのゲート電極間を接続するためのものであり該ゲート電極とは異なる配線層で形成される第2ワード線と、
    前記第1、第2ドライバトランジスタのソース領域を接続するためのものであり前記第1、第2ワード線と同一の配線層で形成される接地線とを含み、
    前記フリップフロップ回路は、第1、第2負荷トランジスタ及び第1、第2負荷抵抗のいずれかを含み、
    前記第1、第2ワード線及び接地線を形成する配線層は、該第1、第2負荷トランジスタ及び第1、第2負荷抵抗の上方に設けられる第3、第4の配線層のいずれかであることを特徴とする半導体メモリ装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1、第2ワード線及び接地線を形成する配線層は、前記第1及び第2トランスファトランジスタのゲート電極を形成する配線層の上方に設けられる第2配線層であることを特徴とする半導体メモリ装置。
  3. 請求項2において、
    前記接地線を、隣接する前記第1及び第2ワード線との間の最小寸法間隔を少なくとも保ちながら、前記第1及び第2ドライバトランジスタのチャネル領域の一部又は全部を覆うように配線することを特徴とする半導体メモリ装置。
  4. 請求項3において、
    前記フリップフロップ回路は、第1、第2負荷トランジスタ及び第1、第2負荷抵抗のいずれかを含み、
    該第1、第2負荷トランジスタのチャネル領域及び第1、第2負荷抵抗のいずれかと、前記第2及び第1ドライバトランジスタのチャネル領域との間に前記接地線が介在するように、該接地線の配線を行うことを特徴とする半導体メモリ装置。
  5. 請求項において、
    前記接地線を、隣接する前記第1及び第2ワード線との間の最小寸法間隔を少なくとも保ちながら、前記第1、第2負荷トランジスタのチャネル領域及び第1、第2負荷抵抗のいずれかの一部又は全部を覆うように配線することを特徴とする半導体メモリ装置。
  6. 請求項1乃至のいずれかにおいて、
    前記第1ドライバトランジスタ及び前記第1トランスファトランジスタのドレイン領域と、前記第2ドライバトランジスタのゲート電極とを接続するための第1ドレインコンタクトと、
    前記第2ドライバトランジスタ及び前記第2トランスファトランジスタのドレイン領域と、前記第1ドライバトランジスタのゲート電極とを接続するための第2ドレインコンタクトとを含み、
    前記第1ドレインコンタクトは、前記第2ドレインコンタクト側の角部を面取りすることで形成される第1面取り辺を有し、
    前記第2ドレインコンタクトは、前記第1ドレインコンタクト側の角部を面取りすることで形成される第2面取り辺を有することを特徴とする半導体メモリ装置。
  7. 第1、第2ドライバトランジスタを有するフリップフロップ回路と、第1、第2トランスファトランジスタとを含む複数のメモリセルから成る半導体メモリ装置であって、
    隣り合うメモリセルの前記第1トランスファトランジスタのゲート電極間を接続するためのものであり該ゲート電極とは異なる配線層で形成される第1ワード線と、
    隣り合うメモリセルの前記第2トランスファトランジスタのゲート電極間を接続するた めのものであり該ゲート電極とは異なる配線層で形成される第2ワード線と、
    前記第1、第2ドライバトランジスタのソース領域を接続するためのものであり前記第1、第2ワード線と同一の配線層で形成される接地線と、
    前記第1ドライバトランジスタ及び前記第1トランスファトランジスタのドレイン領域と、前記第2ドライバトランジスタのゲート電極とを接続するための第1ドレインコンタクトと、
    前記第2ドライバトランジスタ及び前記第2トランスファトランジスタのドレイン領域と、前記第1ドライバトランジスタのゲート電極とを接続するための第2ドレインコンタクトとを含み、
    前記第1ドレインコンタクトは、前記第2ドレインコンタクト側の角部を面取りすることで形成される第1面取り辺を有し、
    前記第2ドレインコンタクトは、前記第1ドレインコンタクト側の角部を面取りすることで形成される第2面取り辺を有することを特徴とする半導体メモリ装置。
  8. 請求項6、または7において、
    前記第1面取り辺と前記第2面取り辺との間の領域に、前記接地線を配線することを特徴とする半導体メモリ装置。
  9. 請求項8において、
    前記接地線の輪郭が、前記第1面取り辺に対向すると共に該第1面取り辺に平行な辺と、前記第2面取り辺に対向すると共に該第2面取り辺に平行な辺とを含むことを特徴とする半導体メモリ装置。
  10. 請求項7乃至9のいずれかにおいて、
    前記フリップフロップ回路は第1、第2負荷トランジスタを含み、
    該第2負荷トランジスタのゲート電極を介して、前記第1ドライバトランジスタ及び前記第1トランスファトランジスタのドレイン領域と、前記第2ドライバトランジスタのゲート電極とを接続し、
    該第1負荷トランジスタのゲート電極を介して、前記第2ドライバトランジスタ及び前記第2トランスファトランジスタのドレイン領域と、前記第1ドライバトランジスタのゲート電極とを接続することを特徴とする半導体メモリ装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれかにおいて、
    前記第1ドライバトランジスタのソース領域と、前記接地線とを接続するための第1ソースコンタクトと、
    前記第2ドライバトランジスタのソース領域と、前記接地線とを接続するための第2ソースコンタクトと、
    前記第1ドライバトランジスタ及び前記第1トランスファトランジスタのドレイン領域と、前記第2ドライバトランジスタのゲート電極とを接続するための第1ドレインコンタクトと、
    前記第2ドライバトランジスタ及び前記第2トランスファトランジスタのドレイン領域と、前記第1ドライバトランジスタのゲート電極とを接続するための第2ドレインコンタクトとを含み、
    前記第1ソースコンタクト及び第1ドレインコンタクトを、第1の方向に沿って所与の間隔で配置すると共に、前記第2ソースコンタクト及び第2ドレインコンタクを、該第1の方向に平行な第2の方向に沿って所与の間隔で配置し、
    前記接地線を、前記第1、第2ドレインコンタクトとの最小寸法間隔を少なくとも保ちながら前記第1、第2ソースコンタクトを含むように配線することを特徴とする半導体メモリ装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれかにおいて、
    前記第1ドライバトランジスタのソース領域と、前記接地線とを接続するための第1ソースコンタクトと、
    前記第2ドライバトランジスタのソース領域と、前記接地線とを接続するための第2ソースコンタクトとを含み、
    前記第1ドライバトランジスタのゲート電極を、前記第1ソースコンタクトの各辺との最小寸法間隔を少なくとも保ちながら屈曲させ、
    前記第2ドライバトランジスタのゲート電極を、前記第2ソースコンタクトの各辺との最小寸法間隔を少なくとも保ちながら屈曲させることを特徴とする半導体メモリ装置。
  13. 第1、第2ドライバトランジスタを有するフリップフロップ回路と、第1、第2トランスファトランジスタとを含む複数のメモリセルから成る半導体メモリ装置であって、
    隣り合うメモリセルの第1トランスファトランジスタのゲート電極間及び隣り合うメモリセルの第2トランスファトランジスタのゲート電極間及び同一のメモリセル内の第1、第2トランスファトランジスタのゲート電極間の少なくとも1つを接続するためのものであり該ゲート電極とは異なる配線層で形成される少なくとも1つのワード線と、
    前記第1、第2ドライバトランジスタのソース領域を接続するための接地線と、
    前記第1ドライバトランジスタ及び前記第1トランスファトランジスタのドレイン領域と、前記第2ドライバトランジスタのゲート電極とを接続するための第1ドレインコンタクトと、
    前記第2ドライバトランジスタ及び前記第2トランスファトランジスタのドレイン領域と、前記第1ドライバトランジスタのゲート電極とを接続するための第2ドレインコンタクトとを含み、
    前記第1ドレインコンタクトは、前記第2ドレインコンタクト側の角部を面取りすることで形成される第1面取り辺を有し、
    前記第2ドレインコンタクトは、前記第1ドレインコンタクト側の角部を面取りすることで形成される第2面取り辺を有することを特徴とする半導体メモリ装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれかにおいて、
    前記第1、第2ドライバトランジスタ及び第1、第2トランスファトランジスタのゲート電極をシリコン膜で形成すると共に、ワード線及び接地線を該シリコン膜とは異なる材質で形成することを特徴とする半導体メモリ装置。
  15. 請求項1乃至14のいずれかにおいて、
    前記メモリセルを、隣り合うメモリセルの境界を軸として線対称に配置し、
    隣り合うメモリセルの第1トランスファトランジスタのゲート電極を第1の同一島状に形成すると共に、隣り合うメモリセルの第2トランスファトランジスタのゲート電極を第2の同一島状に形成することを特徴とする半導体メモリ装置。
  16. 第1、第2ドライバトランジスタを有するフリップフロップ回路と、第1、第2トランスファトランジスタとを含む複数のメモリセルから成る半導体メモリ装置の製造方法であって、
    前記第1、第2ドライバトランジスタ及び第1、第2トランスファトランジスタのゲート電極を形成する工程と、
    隣り合うメモリセルの前記第1トランスファトランジスタのゲート電極間を接続するための第1ワード線と、隣り合うメモリセルの前記第2トランスファトランジスタのゲート電極間を接続するための第2ワード線と、前記第1、第2ドライバトランジスタのソース領域を接続するための接地線とを、前記ゲート電極とは異なる配線層で形成する工程と
    前記第1ドライバトランジスタ及び前記第1トランスファトランジスタのドレイン領域と、前記第2ドライバトランジスタのゲート電極とを接続するための第1ドレインコンタクト、並びに前記第2ドライバトランジスタ及び前記第2トランスファトランジスタのドレイン領域と、前記第1ドライバトランジスタのゲート電極とを接続するための第2ドレインコンタクトを形成する工程を含み、
    前記第1ドレインコンタクトは、前記第2ドレインコンタクト側の角部を面取りすることで形成される第1面取り辺を有し、
    前記第2ドレインコンタクトは、前記第1ドレインコンタクト側の角部を面取りすることで形成される第2面取り辺を有することを特徴とする半導体メモリ装置の製造方法。
  17. 請求項16において、
    前記第1ドライバトランジスタのソース領域と、前記接地線とを接続するための第1ソースコンタクト、並びに前記第2ドライバトランジスタのソース領域と、前記接地線とを接続するための第2ソースコンタクトを形成する工程と、
    前記第1ドライバトランジスタ及び前記第1トランスファトランジスタのドレイン領域と、前記第2ドライバトランジスタのゲート電極とを接続するための第1ドレインコンタクト、並びに前記第2ドライバトランジスタ及び前記第2トランスファトランジスタのドレイン領域と、前記第1ドライバトランジスタのゲート電極とを接続するための第2ドレインコンタクトを形成する工程とを含み、
    前記第1ソースコンタクト及び第1ドレインコンタクトを、第1の方向に沿って所与の間隔で配置すると共に、前記第2ソースコンタクト及び第2ドレインコンタクを、該第1の方向に平行な第2の方向に沿って所与の間隔で配置し、
    前記接地線を、前記第1、第2ドレインコンタクトとの最小寸法間隔を少なくとも保ちながら前記第1、第2ソースコンタクトを含むように配線することを特徴とする半導体メモリ装置の製造方法。
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