JP3569822B2 - 浄水器フィルターの交換時期を表示する浄水器用水栓の表示ハンドル - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、浄水器によって作られた浄水の吐出または止水を行う浄水器用水栓のハンドルに関し、特に浄水器を構成しているフィルターの交換時期を表示するようにした浄水器用水栓の表示ハンドルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
水道水中の汚れをとるため等の、特に家庭で使用されている浄水器は、業界団体である浄水器協議会のデータでは、全国で26%、約1000万世帯で使用されているものであり、近年では一般的な商品になりつつある。しかも、2002年の4月から、この種の浄水器も「家庭用品品質表示法」の対象となり、浄水能力などを統一した試験方法で表示しなければならなくなるものである。
【0003】
浄水器の一般的な仕組みは、有機物やにおいを吸着する活性炭素層と、細菌や濁りを取り除くための中空糸膜を中心とするろ過膜層と、場合によっては鉛イオン除去のためのイオン交換樹脂層とを水の流れに応じて組み合わせるようにしたものである。これらの各層は、そのろ過や吸着が進めば、当然初期の能力より低くなるものであり、一定期間使用すれば、その交換をしなければならないものである。
【0004】
このため、従来の浄水器においては、各フィルターの交換を容易に行えるようにするために、各フィルターを一まとめにした所謂「カートリッジ」化がなされていて、このカートリッジを交換することにより、各層の能力を初期値に戻るようにすることが行われているのである。
【0005】
ところが、このカートリッジの交換時期を、当該浄水器を設置している一般家庭において知ることは非常に困難である。勿論、浄水器の説明書には「交換は約何ヶ月後に行って下さい」と明示はされているけれども、一般家庭では、使用を始めるとそのことを全く忘れてしまうことが多く、場合によっては、全く効果・能力のなくなった「カートリッジ」をそのまま何年も使用することがある。
【0006】
そこで、本発明者は、カートリッジを適正期間だけ使用できるように、使用者に管理負担を全くかけないで交換時期の表示を簡単に行えるようにするにはどうしたらよいか、について検討をしてきたのである。この検討の中で浮び上がってきたことは、当然各家庭での浄水器の使用頻度にバラつきがあることである。しかしながら、カートリッジの早目交換はむしろ好ましいことなので、使用頻度の高い場合を想定すれば何等問題がないと思われる。
【0007】
また、フィルターをまとめたカートリッジの能力低下は、前述したように、ゴミの除去量等に比例するものであり、ゴミの除去量等は、供給されている水道水の汚れ程度や浄水の使用量に関係するものである。しかしながら、水道水の「品質」は、各地の水道局の努力によって全国略均一になっていると考えられるため、ゴミの除去量等を計る指標としては、「浄水の使用量」で十分であると考えられる。
【0008】
例えば、毎分5リットルの浄水を作る能力のある浄水器におけるカートリッジの最大使用量が3万リットルであった場合、浄水器等に積算流量計を設けておいて、この流量計の指標または電気的信号によって、カートリッジの交換時期を知らせるようにすることは当然考えられる。しかしながら、流量計そのものは小型化が困難であり、回転部品を使用しなければならないこともあって、故障し易いと考えられる。
【0009】
このため、本発明者は、浄水流量という言わば直接的な指標に代て別の指標を探したところ、前述した通り、一般家庭において毎日使用される浄水量は、最大見積もっても約80リットル(1日使用時間は約16分に該当する)であり、上記例の浄水器能力に直すと、3万リットル(約100時間に該当する)となる。また、コップ一杯分の浄水を得たり、約4リットルのポットようの浄水を得たりする一般的な状況を考察すると、3万リットルの浄化能力のある浄水器の使用回数は、約3万回とも考えられる。この回数は、浄水器用水栓のハンドル操作数をみれば簡単に分かるはずである。
【0010】
以上のことから、本発明者は、浄水器のフィルターの交換時期を示す指標として、浄水器、つまり浄水器用水栓の使用時間か、この水栓のハンドルの操作回数をチェックすればよいことに気付き、本発明を完成したのである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、この種浄水器における上記実状に鑑みてなされたもので、その解決しようとする課題は、浄水器を構成しているフィルターもしくはこれをまとめたカートリッジの交換時期を、浄水器用水栓のハンドルにおいて、明確に表示するようにすることである。
【0012】
すなわち、まず請求項1に係る発明の目的とするところは、回動操作時間または回数を自動的に検知して、浄水器中のフィルターの交換時期を使用者に伝えるようにすることのできる浄水器用水栓のハンドルを提供することにある。
【0013】
また、請求項2に係る発明の目的とするところは、上記請求項1と同様な目的を達成する他、浄水器中のフィルターの交換時期を、音や光でも知らせるようにすることのできる浄水器用水栓のハンドルを提供することにある。
【0014】
さらに、請求項3に係る発明の目的とするところは、上記請求項1または2と同様な目的を達成できる他、検知センサーを工夫することによって、故障が少ない簡単な構造のものとすることができて、安価なものとすることのできる浄水器用水栓のハンドルを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、まず請求項1に係る発明の採った手段は、後述する実施の形態中において使用する符号を付して説明すると、
「浄水器30からの浄水の吐出または止水を行う浄水器用水栓20に使用される表示ハンドル10であって、
この表示ハンドル10内に、当該ハンドル10が所定角度回動されたことを検知する検知スイッチ11と、この検知スイッチ11からの信号を得てその使用時間または回数を加算するとともに種々な演算処理を行う演算処理部12とを設けるとともに、
当該表示ハンドルの10一部に、演算処理部12での加算結果等を表示する表示部13と、各部に電力を提供するための電池14とを設けて、
当該表示ハンドル10の回動時間または回動数によって、浄水器30中のフィルターの交換時期を表示部13にて表示するようにしたことを特徴とする浄水器用水栓の表示ハンドル10」
である。
【0016】
すなわち、本発明に係る表示ハンドル10は、本来的には浄水器30のために使用される浄水器用水栓20の開閉操作を行うものであるが、その回動操作時に浄水器30での浄水作用がどれだけなされたかを自動的に検知して、浄水器30中のフィルターの交換時期を使用者に知らせるようにしたものである。つまり、この表示ハンドル10は、使用者がこれを使用する際に自然に目がいくところに、使用流量あるいは使用可能残量、または使用時間あるいは使用可能時間を表示する表示部13を設けたものでもあり、この表示部13により表示されている数字や記号に基づいて、使用者は、浄水器30内の浄水器30の交換をするように促すものなのである。
【0017】
浄水器30内のフィルターの交換時期を表示するためには、当該表示ハンドル10の開成時間または開成数を検知する検知スイッチ11が重要になるが、この検知スイッチ11としては、請求項3におけるような傾斜センサーであってもよいが、例えば図2に示す浄水器用水栓20の本体内に磁石を埋め込んでおき、この磁石に近づいたときを感知するマグネットセンサーやホール素子を利用したものを採用してもよいものである。勿論、この表示ハンドル10は、人の手によって図2中に示すような所定の範囲内で回動されるものであるから、その回動力を使用した機械的なセンサー、例えば、浄水器用水栓20の本体側に設けた突起に当接したときに通電を行うリミットスイッチであってもよい。
【0018】
以上の検知スイッチ11からの信号は、演算処理部12によって処理されるのであるが、その処理としては、入力回数の加算、あるいは入力時間の積算とういうようになされるものであり、その結果は、表示部13における数字や絵にによって表示される。例えば、当該表示ハンドル10の使用回数を表示するのであれば、その積算回数、または浄水器30中のフィルターの交換まであと何回使用可能かを表示するのであり、入力時間を積算する場合も同様である。この場合の「残量」計算は、前述した一般家庭における通常使用結果に基づいたデータ(例えば100時間または3万回)によればよい。
【0019】
勿論、以上の検知スイッチ11や演算処理部12あるいは表示部13は、当該表示ハンドル10内に設けた電池14によって駆動されることは言うまでもない。この電池14は、表示ハンドル10に交換可能に設けるように実施してもよいが、以下に示す実施形態では、浄水器30のフィルターを交換する際に当該表示ハンドル10の交換をも行うことを前提としているため、収納して通電確認後の電池14の周囲をポッティング樹脂によって固めるようにしている。このようにしておけば、流し台40等所謂水回りにおいて使用する当該表示ハンドル10の耐久性を高めるものである。
【0020】
なお、電池14を内蔵したままにしておくと、検知スイッチ11が請求項3に得るようなものであった場合、出荷から取付までの間の振動によって使用状態になることがあるが、それば誤差の範囲であり、無視できるものである。
【0021】
従って、この請求項1の表示ハンドル10は、浄水器用水栓20の操作という本来の使用が行えることは勿論、その操作によって、浄水器30中のフィルターの交換時期を自動的に表示するのであり、これにより、浄水器30のフィルターをとどこおりなく交換し得るようにして、浄水器30を常に最適な状態で使用し得るようにするのである。
【0022】
上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、上記請求項1の表示ハンドル10について、
「検知スイッチ11からの信号によって使用時間または使用回数が所定以上となったとき、これを記憶データと比較演算した演算処理部12が、音または光によってフィルターの交換時期到来の警告を発するスピーカ15またはランプ16のいずれか少なくとも一方に、作動信号を発するようにしたこと」
である。
【0023】
すなわち、この請求項2の表示ハンドル10は、浄水器30のフィルターの交換時期を表示部13における表示によって知らせるとともに、さらに、スピーカ15またはランプ16の少なくともいずれか一方によっても知らせるようにしたものであり、交換時期の報知をより確実なものとしたものである。
【0024】
スピーカ15としては、断続または連続する高い音を発するものがよく、耳の遠くなった高齢者でも容易に聞き取れるようにするものである。ランプ16としては、消費電力の少ない発光ダイオードを使用するのがよいが、その取付部分としては、表示ハンドル10の人の目に入り易い部分、例えば図2に示すような表示ハンドル10の正面側、あるいは図6に示すように、当該表示ハンドル10を操作しようとするとき自然に目がいくような部分であるとよい。
【0025】
これらのスピーカ15及びランプ16は、前述した演算処理部12により駆動制御されるものであり、その電力は電池14から供給されるものであることは当然である。
【0026】
従って、この請求項2の表示ハンドル10は、前述した請求項1のそれと同様な機能を発揮する他、スピーカ15またはランプ16スピーカ15らの音または光のいずれか一方によっても、浄水器30のフィルターの交換時期が検知されるのであり、フィルターを最適な状態で使用し得るものとし得るのである。
【0027】
上記課題を解決するために、請求項3に係る発明の採った手段は、上記請求項1または2の表示ハンドル10について、
「検知スイッチ11を、略YまたはU字状にした接点端子11aと、この中に収納した導通ボール11bとにより構成した傾斜センサーとしたこと」
である。
【0028】
すなわち、この請求項3の表示ハンドル10は、これが回動操作されるものであることに着目した検知スイッチ11を接点端子11aと導通ボール11bとにより構成して、検知スイッチ11を傾斜センサーとしたものである。
【0029】
このようにしておけば、浄水器用水栓20が「開」状態となるように表示ハンドル10を回動させれば、図5の(イ)または図7の(イ)に示すように、両接点端子11a間に導通ボール11bが入り込むことになり、両接点端子11a間の導通をこの導通ボール11bが行うことになる。つまり、導通ボール11bによってスイッチが入った状態となるから、その信号によって演算処理部12での処理がなされることになる。また、表示ハンドル10を回動させて、図5の(ロ)または図7の(ロ)に示すように、浄水器用水栓20が「閉」状態となれば、導通ボール11bは転動していずれかの接点端子11aから離れ、通電は解除される。
【0030】
以上のような構成した検知スイッチ11をしておけば、その作動が確実になされるとともに、構造が簡単であるため、故障のしにくいものとなるものである。
【0031】
従って、この請求項3の表示ハンドル10は、上記請求項1または2のそれと同様な機能を発揮する他、浄水器30のフィルターの交換時期の検出のための作動をより確実に行え、故障も少なく表示ハンドル10全体を安価に仕上げることも可能なのである。
【0032】
【発明の実施の形態】
次に、上記にように構成した各請求項に係る発明を、図面に示した実施の形態に従って説明すると、図1には本発明に係る表示ハンドル10を使用した浄水器用水栓20を、一般家庭において採用される流し台40に取付けた状態が示してある。この流し台40に対して水道管41によって水道水が、給湯管51によって湯が供給されるものであり、水道管41から供給された水道水については、分岐コックを介して給水管42側にも供給されるものである。なお、給湯管51からの湯と水道管41からの水とは、流し台40上の浄水器用水栓20から約40センチメートル以上離した位置に設けた混合水栓50にも供給される。
【0033】
給水管42からの水道水は、一旦、流し台40上に設けた浄水器用水栓20内に送られる。この浄水器用水栓20内には、図3に示したように、給水管42から送られてきた水道水が一旦入り込む給水通路21と、この給水通路21に対して弁座24を介して連通することになる送り込み通路22と、これらの送り込み通路22と給水通路21とは独立した浄水通路23とが形成してあり、給水通路21と送り込み通路22間の弁座24に対しては、当該表示ハンドル10によって回動される弁軸26の内端に設けた弁体25が進退するようにしてある。
【0034】
本発明に係る表示ハンドル10によって回動される弁軸26は、浄水器用水栓20の本体に対して螺進及び螺退するように構成したものであり、この弁軸26の内端に設けた弁体25が弁座24から離れると、給水管42の水道水が送り込み通路22内に入る。この送り込み通路22に対しては、図1〜図3に示したように、送り込み管31が接続されているため、この送り込み管31から浄水器30内に水道水が供給されることになる。勿論、この浄水器30内には、汚れやにおいを除去するためのフィルターが内蔵してあって、このフィルターを通ってろ過された水道水、つまり浄水は、この浄水器30に接続してある浄水管32を通して再び浄水器用水栓20側に送り込まれる。
【0035】
浄水器30の浄水管32は、図1〜図3に示したように、浄水器用水栓20の浄水通路23に接続してあり、この浄水通路23には図3にも示したような吐出管23aが接続してあるから、浄水器30にて形成された浄水は、流し台40上に吐出することになるのである。
【0036】
さて、以上のようにした浄水器用水栓20に取付けられるべき本発明に係る表示ハンドル10は、まず、例えば図4に示したように、浄水器用水栓20側の弁軸26の先端に取付けるための取付穴17を有しているものであり、図示しないネジ等によって、この取付穴17内に挿通された弁軸26との相対回転がなされないように固定されるものである。勿論、固定ネジを緩めれば、この表示ハンドル10の浄水器用水栓20からの取外しは簡単に行えるものである。
【0037】
この表示ハンドル10は、まず、表示ハンドル10内に、当該ハンドル10が所定角度回動されたことを検知する検知スイッチ11と、この検知スイッチ11からの信号を得てその使用時間または回数を加算するとともに種々な演算処理を行う演算処理部12とを設けるとともに、当該表示ハンドルの10一部に、演算処理部12での加算結果等を表示する表示部13と、各部に電力を提供するための電池14とを設けたことがその基本構成である。
【0038】
この表示ハンドル10を構成している検知スイッチ11は、本実施形態の場合は接点端子11aと導通ボール11bとにより構成した傾斜センサーであるが、マグネットスイッチやホース素子、あるいは単純なリミットスイッチにより構成して実施してもよいことは、前述した通りである。この検知スイッチ11を接点端子11aと導通ボール11bとにより構成した場合、これらの接点端子11a及び導通ボール11bを、図3〜図5に示したように、表示ハンドル10の基端部分であって取付穴17の反対側部分に設けるようにしてもよく、また、図6及び図7に示したように、当該表示ハンドル10のレバー部分に埋め込むように実施してもよいものである。
【0039】
以上の検知スイッチ11からの信号は演算処理部12に送られて処理されるのであるが、この種の演算処理部12は、近年の電子技術の発達のお陰で非常に小型化されるため、表示ハンドル10のどの部分に設けてもよい。すなわち、図3〜図5に示したように表示ハンドル10の基体部に設けたり、あるいは図7に示したように、表示ハンドル10のレバー部分であってもよいものである。
【0040】
この演算処理部12によって得られた演算結果は、例えば表示ハンドル10の使用時間や回数、あるいは使用可能残り時間や回数として、表示部13にて表示される。この表示部13の表示ハンドル10の取付位置も自由に設定できるが、図2に示したような表示ハンドル10の基体部の正面、あるいは、図6に示したような表示ハンドル10のレバー部のどちらかの面が考えられる。
【0041】
勿論、この表示部13の表示作動は演算処理部12からの信号によってなされるものであり、表示の仕方も、数字や図柄、あるいは色調変化を有する全面表示(最初は前面がグリーンに光っていたものが、浄水器30のフィルターの交換時期が近づくに従って赤色に変化していくようにする)であってもよい。本実施形態の表示部13は、具体的には小型の液晶表示装置を採用したものであり、フィルター交換のための残留時間と、交換の依頼先の電話番号や住所等を表示するものとしてある。
【0042】
以上の表示部13、演算処理部12及び検知スイッチ11は、電力によって作動するようにしたものであるから、その電源として電池14が表示ハンドル10内に組込まれる。この電池14は、交換可能にしてもよいが、本実施形態のものでは、その表示ハンドル10に対する収納場所にて樹脂封止を行い、水濡を防止するようにして、表示ハンドル10全体の耐久性を高めるようにしている。
【0043】
また、本実施形態の表示ハンドル10は、表示部13にての数字や図柄等による期限到来の表示の他に、スピーカ15による音、及びランプ16による光によっても行えるようにしてあり、これらスピーカ15及びランプ16は当然に演算処理部12に接続したものである。
【0044】
これらのスピーカ15及びランプ16及び前述した表示部13は、表示ハンドル10と一体的に設けるようにすると有利である。何故なら、これらによって交換期限が報知されれば、その場合に使用していた浄水器30中のフィルターは交換されることになるものであり、交換されたフィルターを使用し始めると、この表示ハンドル10における演算処理部12中の積算データは全く不要となるからである。しかも、電池14自体もこの頃には寿命がつきかけていることが一般的だからである。
【0045】
以上のことから、この実施形態の表示ハンドル10は、浄水器30中のフィルターの交換時にそのまま別の新しいものに交換することになるが、勿論、電池14交換を可能にするとともに、演算処理部12内のデータの更新あるいはリセットを、その交換時に行えるように実施してもよいものである。
【0046】
【発明の効果】
以上、詳述した通り、まず請求項1に係る発明においては、上記実施形態にて例示した如く、
「浄水器30からの浄水の吐出または止水を行う浄水器用水栓20に使用される表示ハンドル10であって、
この表示ハンドル10内に、当該ハンドル10が所定角度回動されたことを検知する検知スイッチ11と、この検知スイッチ11からの信号を得てその使用時間または回数を加算するとともに種々な演算処理を行う演算処理部12とを設けるとともに、
当該表示ハンドルの10一部に、演算処理部12での加算結果等を表示する表示部13と、各部に電力を提供するための電池14とを設けて、
当該表示ハンドル10の回動時間または回動数によって、浄水器30中のフィルターの交換時期を表示部13にて表示するようにしたこと」
にその構成上の特徴があり、これにより、回動操作時間または回数を自動的に検知して、浄水器中のフィルターの交換時期を使用者に伝えるようにすることのできる浄水器用水栓のハンドルを提供することができるのである。
【0047】
また、請求項2に係る表示ハンドル10は、上記請求項1のそれについて、
「検知スイッチ11からの信号によって使用時間または使用回数が所定以上となったとき、これを記憶データと比較演算した演算処理部12が、音または光によってフィルターの交換時期到来の警告を発するスピーカ15またはランプ16のいずれか少なくとも一方に、作動信号を発するようにしたこと」
にその特徴があり、これにより、上記請求項1と同様な効果を発揮する他、フィルターの交換ン時期の報知を、音または光の少なくともいずれか一方を加えて行うことができるのである。
【0048】
さらに、請求項3の表示ハンドル10は、上記請求項1または2のそれについて、
「検知スイッチ11を、略YまたはU字状にした接点端子11aと、この中に収納した導通ボール11bとにより構成した傾斜センサーとしたこと」
にその構成上の特徴があり、これにより、上記請求項1または2の表示ハンドル10と同様な効果を発揮することができて、しかも故障の少ない安価なものとすることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表示ハンドルを適用した浄水器用水栓が使用される台所の流し台を中心とした部分斜視図である。
【図2】同表示ハンドルを適用した浄水器用水栓の正面図である。
【図3】同浄水器用水栓の縦断蝕面図である。
【図4】本発明に係る表示ハンドルの第1実施例を示すもので、(イ)は拡大断面図、(ロ)は底面図である。
【図5】図4に示した表示ハンドルにおける検知スイッチの作動を説明するもので、(イ)はこの検知スイッチが通電状態になったときの破断正面図、(ロ)は検知スイッチが非通電状態になったときの破断正面図である。
【図6】本発明に係る表示ハンドルの第2実施例を示す拡大斜視図である。
【図7】図6に示した表示ハンドルにおける検知スイッチの作動を示すもので、(イ)はこの検知スイッチが通電状態になったときの破断正面図、(ロ)は検知スイッチが非通電状態になったときの破断正面図である。
【符号の説明】
10 表示ハンドル
11 検知スイッチ
11a 接点端子
11b 導通ボール
12 演算処理部
13 表示部
14 電池
15 スピーカ
16 ランプ
17 取付穴
20 浄水器用水栓
21 給水通路
22 送り込み通路
23 浄水通路
23a 吐出管
24 弁座
25 弁体
26 弁軸
30 浄水器
31 送り込み管
32 浄水管
40 流し台
41 水道管
42 給水管
50 混合水栓
51 給湯管

Claims (3)

  1. 浄水器からの浄水の吐出または止水を行う浄水器用水栓に使用される表示ハンドルであって、
    この表示ハンドル内に、当該ハンドルが所定角度回動されたことを検知する検知スイッチと、この検知スイッチからの信号を得てその使用時間または回数を加算するとともに種々な演算処理を行う演算処理部とを設けるとともに、
    当該表示ハンドルの一部に、前記演算処理部での加算結果等を表示する表示部と、各部に電力を提供するための電池とを設けて、
    当該表示ハンドルの回動時間または回動数によって、前記浄水器中のフィルターの交換時期を前記表示部にて表示するようにしたことを特徴とする浄水器用水栓の表示ハンドル。
  2. 前記検知スイッチからの信号によって使用時間または使用回数が所定以上となったとき、これを記憶データと比較演算した前記演算処理部が、音または光によって前記フィルターの交換時期到来の警告を発するスピーカまたはランプのいずれか少なくとも一方に、作動信号を発するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の浄水器用水栓の表示ハンドル。
  3. 前記検知スイッチを、略YまたはU字状にした接点端子と、この中に収納した導通ボールとにより構成した傾斜センサーとしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の浄水器用水栓の表示ハンドル。
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