JP3569505B2 - リードプレートの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハーモニカ等のリード楽器や、玩具等の音源に用いられるリードプレートの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ハーモニカ等のリード楽器に搭載されるリードプレートを製造するには、図7及び図8に示すように、リードaと、通気孔bのあいたプレートcとを別々に型抜きによって形成し、リードaをプレートcの通気孔bと合致するようにあてがって、リードaの一端をリベット止めd、或いはスポット溶接等によりプレートcに取り付けていた。
ところが、リードaとプレートcの通気孔bとのクリアランスは0.01〜0.05mmと極めて高い精度が要求されるので、リードaとプレートcを組み付けるには熟練技術を要し、また、後工程でクリアランスを確保するための調整作業が必要であって、製造するのに非常に手間がかかった。
さらに、リードaとプレートcの形状は、製品毎に異なる形状の組み合わせとなるため、自動化するには複雑で高価な機械が必要であり、実際上は自動化が困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、精度の高いリードプレートを簡単に製造できるリードプレートの製造方法を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明のリードプレートの製造方法は、抜穴を設けた第1のダイスの上に、薄肉部を形成したプレートを、該薄肉部及びその一側に隣接する厚肉部分が抜穴上にあるよう設置した後、成形しようとするリードと同形の断面形状を有し、且つ、一端へ近づくに従って第1のダイスから遠ざかるよう傾斜した先端面を有する第1のポンチを、一端側が厚肉部分上にある状態で第1のダイスの抜穴へ押し込むと共に、一端が厚肉部分を押し込まない位置で止めて、基部がプレートに接続されると共に振動部がプレートから切り離されたリードを形成し、次いで、第1のダイスの抜穴より僅かに大きい抜穴を設けた第2のダイスの上に、プレートをリードが抜穴上にあるよう設置した後、少なくともリードの振動部に対向する部分の断面形状が第1のポンチより僅かに大きく、且つ、一端へ近づくに従って第2のダイスから遠ざかるよう傾斜した先端面を有する第2のポンチを、その一端側がリードの基部上にある状態で第2のダイスの抜穴へ押し込むと共に、一端がリードの基部を押し込まない位置で止めて、リードの振動部の周縁に対向する前記プレートの縁を除去することを特徴とする。
【0005】
第1のポンチ及び第2のポンチの先端面を、それぞれ一端に近づくに従って第1のダイス及び第2のダイスから遠ざかるよう傾斜させると共に、その一端がプレートを押し込まない位置で止める構成により、リードは基部がプレートに接続された状態で形成され、しかも、リードが折れ曲がることもない。
第1のポンチによってリードを形成した後、第1のポンチより僅かに大きい断面形状を有する第2のポンチで孔を形成することにより、リードを形成する際に発生したバリが除去され、孔の周縁とリードの振動部周縁との間に、振動部が移動するための僅かなクリアランスができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
リードプレートを製造するには、先ず、図1に示すように、成形しようとするリード10(図3)と等しいか又はやや大きい第1の抜穴1を設けた第1のダイス2の上にプレート3を設置する。第1の抜穴1には、第1のノックアウト16がばねにより上方に付勢されて設置されている。
プレート3は、比較的弾性のある金属を素材とし、そのリード成形部分に薄肉部4が形成され、薄肉部4の両側は厚肉部分5,5’となっている。
【0007】
薄肉部4の幅はリード10の長さよりやや長く形成され、薄肉部4の一部及び連続的に厚みを増加する部分を介してその一側に隣接する厚肉部分5の一部が第1の抜穴1と合致するよう、プレート3が第1のダイス2上に設置される。
さらに、プレート3の上には、第1の抜穴1とほぼ同じ形状の透孔6を有する第1のストリッパープレート7を、透孔6と第1の抜穴1とが一致するよう設置する。
次いで、第1のストリッパープレート7の透孔6を通して、第1のダイス2の第1の抜穴1へ第1のポンチ8を押し込むと共に、その一端がプレート3の厚肉部分5を押し込まない位置で止めてリード10を形成する。第1のポンチ8を第1の抜穴1へ押し込むと、第1のノックアウト16はばねの付勢力に抗して押し下げられる。
【0008】
第1のポンチ8は、成形しようとするリード10と同じ断面形状を有し、図2に示すように、リード10の基部10aと対応する一端側には広幅部11が形成される。また、第1のポンチ8の先端面12は、一端へ近づくに従って第1のダイス2から遠ざかるよう傾斜している。
このため、一端側(広幅部11)が厚肉部分5上にある状態で、第1のポンチ8を第1のダイス2の第1の抜穴1へ押し込むと共に、その一端が厚肉部分5を押し込まない位置で止めると、図3に示すように、厚肉部分5はプレート3から抜き取られることが無く、プレート3に基部10aが接続されると共に、振動部10bがプレート3から切り離された揺動可能なリード10が形成される。
また、第1のポンチ8の先端面は徐々に傾斜しているので、リード10が途中で折れ曲がることはない。
次に、第1のポンチ8が上昇すると、第1の抜穴1にある第1のノックアウト16はばねの付勢力により上昇し、第1のノックアウト16の上昇によって、いったん垂れ下がったリード10は、プレート3に形成された打ち抜き孔13へ押し戻され、プレート3とリード10とは面一状態になる。
【0009】
この段階で、プレート3に形成された打ち抜き孔13はリード10と同形なので、リード10が自由に打ち抜き孔13内を移動するには不適当であり、その周縁にはバリも発生する。
従って、次工程において、リード10が通過可能な完成孔14(図6)の形成と、バリ取りを行う。
この工程では、まず、図4に示すように、リード10よりやや大きい抜穴、即ち、第1の抜穴1よりわずかに大きい第2の抜穴17を設けた第2のダイス18の上に、プレート3をリード10が第2の抜穴17上にあるよう設置し、プレート3の上に、第2の抜穴17とほぼ同じ形状の透孔19を有する第2のストリッパープレート20を配置する。
【0010】
その後、第2のポンチ9を、透孔19を通して第2の抜穴17へ押し込むと共に、その一端がリード10の基部10aを押し込まない位置で止める。
図5に示すように、第2のポンチ9は、その一端側に第1のポンチ8の広幅部11と同形の広幅部21が形成されると共に、他の部分が第1のポンチ8よりも僅かに大きい断面形状を有する。
第2のポンチ9の他端の幅をa’、長さをb’とし、第1のポンチ8の他端の幅をa、長さをbとすると、
a’−a=0.02〜0.05mm、b’−b=0.02〜0.05mm
の関係が成り立つ。
【0011】
また、図4に示すように、第2のポンチ9は、一端へ近づくに従って第2のダイス18から遠ざかるよう傾斜した先端面15を有する。
従って、第2のポンチ9を、一端側の広幅部21がリード10の基部10a上にある状態で第2のダイス18の第2の抜穴17へ押し込み、一端がリード10の基部10aを押し込まない位置で止めると、リード10の振動部10b周縁と対向するプレート3の縁が除去されて完成孔14が形成されると共に、バリが取り除かれ、リード10の基部10aがプレート3から分離することはない。
【0012】
完成孔14は打ち抜き孔13よりも僅かに大きく、リード10の振動部10bの周囲には、0.02〜0.05mm幅のクリアランスが形成されることになる。なお、打ち抜き孔13より大きい完成孔14を形成するために発生した抜きカスは、ブロー吸引によって除去する。
この場合、第2のノックアウト22は、リード10の基部10a(厚肉部分5)の下方のみに設けられる。
【0013】
【発明の効果】
本発明によれば、リードをプレートへリベット止め、溶接等によって固定する必要が無く、リード及びリードの振動部が自由に通過できる孔を有するプレートを、厚肉部分において互いに連結された状態で、抜き加工のみによって簡単に形成することができる。
また、リードとプレートとは厚肉部分で互いに接続された状態で成形されるので、取付による誤差が発生せず、このため、抜き工程が完了した時点でリードとプレートのクリアランスが完全に確保され、高い精度の製品を得ることが可能で、後工程でクリアランスを確保するための調整作業を行う必要が無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】リードプレートの製造方法の第1工程を示す断面図
【図2】第1のポンチの平面図
【図3】第1工程の終了段階におけるリードプレートの平面図
【図4】リードプレートの製造方法の第2工程を示す断面図
【図5】第2のポンチの平面図
【図6】第2工程の終了段階におけるリードプレートの平面図
【図7】従来のリードプレートの平面図
【図8】従来のリードプレートの断面図
【符号の説明】
1 第1の抜穴
2 第1のダイス
3 プレート
4 薄肉部
5,5’ 厚肉部分
6 透孔
7 第1のストリッパープレート
8 第1のポンチ
9 第2のポンチ
10 リード
11 広幅部
12 第1のポンチの先端面
13 打ち抜き孔
14 完成孔
15 第2のポンチの先端面
16 第1のノックアウト
17 第2の抜穴
18 第2のダイス
19 透孔
20 第2のストリッパープレート
21 広幅部
22 第2のノックアウト

Claims (1)

  1. 抜穴を設けた第1のダイスの上に、薄肉部を形成したプレートを、該薄肉部及びその一側に隣接する厚肉部分が前記抜穴上にあるよう設置した後、成形しようとするリードと同形の断面形状を有し、且つ、一端へ近づくに従って前記第1のダイスから遠ざかるよう傾斜した先端面を有する第1のポンチを、一端側が前記厚肉部分上にある状態で前記第1のダイスの抜穴へ押し込むと共に、一端が前記厚肉部分を押し込まない位置で止めて、基部が前記プレートに接続されると共に振動部が前記プレートから切り離されたリードを形成し、次いで、第1のダイスの抜穴より僅かに大きい抜穴を設けた第2のダイスの上に、前記プレートをリードが抜穴上にあるよう設置した後、前記リードの振動部に対向する部分の断面形状が第1のポンチより僅かに大きく、且つ、一端へ近づくに従って前記第2のダイスから遠ざかるよう傾斜した先端面を有する第2のポンチを、その一端側が前記リードの基部上にある状態で前記第2のダイスの抜穴へ押し込むと共に、一端が前記リードの基部を押し込まない位置で止めて、前記リードの振動部の周縁に対向する前記プレートの縁を除去することを特徴とするリードプレートの製造方法。
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