JP3569229B2 - 放電ランプ - Google Patents

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Description

【0001】
[技術分野]
本発明は、放電容器と、少なくとも一部が放電容器の内壁に配置されている金属製の内壁電極と、内壁電極と任意追加的に放電容器の関連する内壁との少なくとも一部を覆い、覆われた内壁電極に対して誘電体妨害として作用する少なくとも1つの誘電体妨害膜とを備え、誘電体妨害放電によって点灯される放電ランプに関する。
【0002】
用語「放電ランプ」はこの場合ガス放電を基礎とする電磁放射源を含んでいる。放射スペクトルはその場合可視範囲もUV(紫外)範囲/VUV(真空紫外)範囲並びにIR(赤外)範囲も含んでいる。さらに、不可視放射を可視放射に変換する発光体膜を設けることもできる。
【0003】
この放電ランプにはいわゆる誘電体妨害(誘電体バリヤ)電極を備えた放電ランプがある。誘電体妨害電極としての電極は一般に例えば高伝導性銀から成る薄い金属条帯もしくは導体路に似た膜構造の形態で実現され、その内少なくとも一部が例えばスクリーン印刷のような印刷法によって放電容器の内壁に配置されている。この内壁電極の少なくとも一部は放電容器の内部に対して誘電体膜によって完全に被覆されており、この誘電体膜はランプ点灯中に放電に対する誘電体妨害(誘電体バリヤ)として機能する。
【0004】
単極性の電極のみ、特に陽極のみをこの種の誘電体妨害膜によって被覆すると、単極性のパルス点灯方式(国際公開第94/23442号明細書参照)においては多数のデルタ形の部分放電から成るいわゆる片側誘電体妨害放電(誘電体バリヤ放電)が形成される。それに対して、全ての電極すなわち両極性の電極を誘電体妨害膜によって被覆すると、単極性点灯方式においてもまた両極性点灯方式においてもいわゆる両側誘電体妨害放電が形成される。例えば交流電圧又は両極性パルス(国際公開第94/23442号明細書参照)を用いた両極性点灯方式においては、各電極が交互に陽極の役割と陰極の役割とをしている。
【0005】
何れにしてもこの種のランプの場合、電極から金属イオンが誘電体妨害膜内へ拡散し、放電に対する誘電体妨害としての機能に関するその特性が不所望に影響を受けることが明らかになっている。
【0006】
片側誘電体妨害方式の場合、さらに、非妨害内壁電極の金属粒子がランプの製造中に、例えば誘電体膜の焼き付けプロセス、熱接合プロセス及び類似のプロセス中に蒸発し、コントロールされずにランプの中に沈積するという問題がある。さらに場合によっては電極路の導電率が減少する。上述の問題は、温度が高くなればなる程(特に400℃以上)、またこの温度での経過時間が長くなればなる程はっきり現れる。ランプ点灯中にさらに金属粒子が非妨害電極からスパッタプロセスによって出され、同様に放電容器壁に沈積することがある。放電容器壁上への金属の沈積はランプの光束を減少させることになる。さらに、標準的な条帯状電極の厚み及び幅はその電流容量に影響し、このことは特に高いパルス電流の場合には問題である。しかも、電極幅は誘電体妨害放電に直接影響する電極装置容量に影響する。さらに、部分的に火花長が減少することがあり、このことは放電の均質性にマイナスに影響する。これは、陰極路が突出部を備えこのところでデルタ形の放電が開始される実施例を用いて詳細に説明する事例に対しても十分当てはまる。
【0007】
誘電体妨害膜上に及び一般的に放電容器の内壁の他の部分上には、他の機能膜(例えば、1つの発光体又は発光体混合物から成る1つの膜及び/又は可視放射(光)及び/又はUV放射のための1種又は複数種の反射膜)を被着することができる。反射膜は場合によっては可視光を適切に外部へ、すなわちランプの所定の優先方向のみにもたらすために使われる。当然のことながら例えば発光体膜のような多孔性の膜は電極路から金属イオンが蒸発又はスパッタするのを防止することが弱い。さらに電極路は何れにしてもこの膜が被着されるまでは焼き付けプロセス中に完全には保護されない。
【0008】
放電容器の形状は特別な制限を有していない。例えば管形又は平面形の放電容器が良く使われている。平面形の放電容器はとりわけ液晶ディスプレイ(LCD)のバックグラウンド照明を行うためのいわゆる平面形ランプに適している。この種の技術的な詳細に関しては例えばドイツ連邦共和国特許第19718395号明細書もしくは国際公開第98/43277号明細書を参照されたい。
【0009】
[発明の説明]
本発明の課題は、上述の欠点を回避し、かつ、長時間特性に関して、特に電極が拡散によって薄くなることおよび誘電体膜への金属電極の影響が減少することに関しても改善された構成を有する冒頭で述べた放電ランプを提供することにある。
【0010】
この課題は、冒頭で述べた放電ランプにおいて、内壁電極の少なくとも誘電体妨害膜によって覆われている部分が追加的に直接誘電体阻止膜によって覆われ、すなわち誘電体阻止膜がそれぞれ誘電体妨害膜とこれによって覆われている内壁電極との間に配置され、誘電体阻止膜がSn−Zn−P−Oから構成されていることによって解決される。特に優れた実施態様は請求項2以降に記載されている。
【0011】
片側誘電体妨害方式の場合、本発明によれば、内壁電極の少なくとも誘電体妨害膜によって覆われている部分が追加的に直接阻止膜によって覆われる、すなわち追加的な阻止膜がそれぞれ内壁電極と誘電体妨害膜との間に配置される。換言すれば、この場合膜の配置は放電容器の内壁から見て電極膜、阻止膜、誘電体妨害膜の順序で行われる。冒頭で述べたように金属粒子が電極から蒸発およびスパッタするのを防止するために、誘電体非妨害内壁電極をもこの種の阻止膜によって覆うと有利である。
【0012】
両側誘電体妨害方式の場合、本発明によれば、全ての内壁電極、すなわち2つの極性の電極が直接阻止膜によって覆われる。阻止膜上には最終的に通常の誘電体妨害膜が続けられる。
【0013】
阻止膜は少なくともそれぞれ電極全体を覆うべきであるが、場合によっては同様に‘全面’に設けられるようにしてもよい。すなわち、阻止膜が‘全面’に設けられる場合、電極全体が、この電極が配置されている放電容器壁を含めて単一の連続阻止膜によって覆われる。標準的には最初にペースト状の阻止膜が噴霧法、塗布法、ローラ法、スクリーン印刷法又は謄写印刷法等のような標準的な方法によって被着される。
【0014】
阻止膜は誘電体(例えば、蒸発およびスパッタの他に、電極の金属イオンが阻止膜を通過して誘電体妨害放電のために重要な誘電体妨害膜内へ拡散するのを阻止するガラスろう)から構成される。この点に関して少なくとも部分結晶化された又は結晶化されたガラスろう、いわゆる焼結ガラスセラミックス、特にビスマスホウケイ酸ガラス(Bi−B−Si−O)が適していることが判明している。他の適当な結晶化ガラスろうには、例えば亜鉛ビスマスホウケイ酸ガラス(Zn−Bi−B−Si−O)、すず−亜鉛−リン酸ガラス(Sn−Zn−P−O)、および亜鉛ホウケイ酸ガラス(Zn−B−Si−O)がある。電極の誘電体妨害用として設けられている誘電体妨害膜に対して簡潔に表現しかつ良好な概念定義を行うために、拡散阻止膜、蒸発阻止膜およびスパッタ阻止膜として作用する誘電体膜は以下においては単に(誘電体)阻止膜と呼ばれる。
【0015】
本発明による作用を得るために、この阻止膜の厚みが少なくとも約1μmの大きさであると十分であることが判明している。標準的には阻止膜の厚みは1μmと40μmとの間の範囲、好ましくは1μmと30μmとの間の範囲、特に好ましくは5μmと20μmとの間の範囲に位置する。実際上は標準的な数μm(例えば6μm)の厚みが選定される。何れにしても阻止膜の厚みは妨害膜の厚みより小さい。
【0016】
さらに、阻止膜が実際上部分結晶化されて存在することは重要である。
【0017】
誘電体妨害膜は個々の電極の上に条帯状に設けられていてもよく(片側および両側誘電体妨害)、また両側誘電体妨害放電の場合には内壁電極全体をそれに隣接して位置する放電容器壁部分を含めて被覆する単一の連続阻止膜によって‘全面’に設けられていてもよい。
【0018】
誘電体妨害膜の厚みを適当に選定することは主に放電の物理的要求によって決められ、50μmと数百μmとの間の大きさ、特に50μmと200μmとの間の範囲内にされる。誘電体膜の材料は同様に主に放電の物理的要求によって、特に所望の誘電体特性、例えば誘電率、電気的絶縁破壊強度等によって決められる。この材料としては例えば鉛ホウケイ酸ガラス(Pb−B−Si−O)が適している。
【0019】
[図面の説明]
以下において本発明を複数の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1a、1b及び1cは、点灯中に白色光を放出する平面形蛍光ランプの概略平面図、概略側面図及びA−A線に沿った部分断面図である。これはLCD(液晶ディスプレイ)のバックグラウンド照明用として考えられている。
【0020】
平面形ランプ1は、矩形状底面と、4つの条帯状の金属陰極3,4(−)並びに陽極(+)とを備えた平面形放電容器2から構成されている。なお、陽極は3つが長目の二重陽極5として、2つが条帯状の単一陽極6として形成されている。放電容器2は他方では底板7と、正面板8と、枠体9とから構成されている。底板7および正面板8はそれぞれガラスろう10によって枠体9に気密に結合され、それによって放電容器2の内部11が直方体状に形成されている。底板7は正面板8より大きく、それゆえ放電容器2はその周囲に自由縁部を有している。正面板8の破断部は単に表示上のために破断されているだけであり、陰極3、4および陽極5、6を露出させて見えるようにしている。
【0021】
陰極3、4および陽極5、6は交互にかつ平行に底板7の内壁上に配置されている。陽極5、6および陰極3、4はそれぞれその一端が延長され、底板7上を放電容器2の内部11から両側で外部へ導かれている。底板7の縁部では条帯状電極3、4、5、6がそれぞれ1つの陰極用バス状外部リード13もしくは陽極用バス状外部リード14に移行している。両外部リード13、14は給電源(図示されていない)に接続するための接触部として使われる。
【0022】
放電容器2の内部11において、電極3〜6並びにそれに隣接して位置する放電容器壁は阻止膜として作用するBi−B−Si−O製焼結ガラスセラミック膜61によって完全に覆われている(図1c参照)。焼結ガラスセラミック膜61の厚みは約6μmである。阻止膜61は他方ではPb−B−Si−Oから成る誘電体妨害膜62によって完全に覆われている。電極上における誘電体妨害膜62の厚みは約250μmである。ここではこのようにして両側誘電体妨害方式が採用されている。阻止膜61は、電極3〜6から金属イオンが誘電体妨害膜62内へ拡散するのを阻止する。誘電体妨害膜62上には厚みが約4μmであるTiO製反射膜63が設けられている。この反射膜63自身上ならびに正面板8の内壁上には、放電によって発生されたUV/VUV放射を可視白色光に変換する発光体混合物膜64が設けられている(この膜は図1aには分かり易くするために示されていない。図1c参照)。この膜は、青色成分のBAM(BaMgAl1017:Eu2+)と、緑色成分のLAP(LaPO:[Tb3+、Ce3+])と、赤色成分のYOB([Y、Gd]BO:Eu3+)とを有する3波長域発光体である。発光体混合物膜64の厚みは約30μmである。
【0023】
変形例(図示されていない)ではTiO膜と発光体膜との間に別のAl製反射膜が配置される。このようにして反射作用が改善される。そのAl膜の厚みは約5μmである。
【0024】
引き込み部と外部リード13、14とを含めた電極3〜6はそれぞれ連続する陰極側もしくは陽極側の導体路に似た膜状構造物を形成している。これらの両膜状構造物ならびにその上に続く他の機能膜(阻止膜61、誘電体妨害膜62、反射膜63ならびに発光体膜64)はスクリーン印刷技術によって定められた順序で底板7もしくは妥当ならば正面板8に直接設けられる。
【0025】
膜61〜64を設けた後、底板7が枠体9に、この枠体9が正面板8にそれぞれガラスろう10によって封着されて、完全な平面形ランプ1を構成する。熱接合は例えば真空炉の中で行われる。放電容器の各構成要素の封着前に、平面形ランプ1の内部11には10kPaの封入圧を持つキセノンが封入される。
【0026】
各対陽極5の両陽極条帯5a、5bは、条帯状電極3〜6に対して垂直に向けられている平面形ランプ1の両縁部15、16の方向へ向かって幅広に形成されており、しかも専らそれぞれ相手側条帯5bもしくは5aの方向へ向かって非対称に幅広に形成されている。各対陽極5の両条帯の最大相互間隔は約4mmであり、最小間隔は約3mmである。両側の条帯状の単一陽極6は平面形ランプ1の条帯状電極3〜6に対して平行な両縁部17、18の直ぐ近くにそれぞれ配置されている。
【0027】
条帯状陰極3、4はそれぞれ隣接して位置する陽極6に向けて突出した鼻状の半円形突出部19を有している。この突出部は電界を局部的に制限して高めるのに作用し、その結果国際公開第94/24442号明細書に記載されたパルス点灯方式において生成されたデルタ形の個別放電(図1aには示されていない)が専らこの個所で点弧される。突出部19とそれぞれ直接それに隣接して位置する条帯状陽極との間の間隔は約6mmである。半円形突出部19の半径は約2mmである。電極の具体的な構成はここでは重要ではないので、これに関してはドイツ連邦共和国特許出願公開第19636965号もしくは第19711892号明細書を参照されたい。
【0028】
図2は図1aの平面形ランプのA−A線に沿った部分断面の変形例を示す部分断面図である。同一部分には同一符号が付されている。図1cとの相違はここでは片側誘電体妨害方式が採用されていること、すなわちそれぞれ陽極5a、5bのみが鉛ホウケイ酸ガラスから成る250μmの厚みの誘電体妨害膜62’によって覆われていることである。そしてこの実施例においても電極全体が、すなわち陰極3、4も同様に直接6μmの厚みのBi−B−Si−O製阻止膜61によって覆われている。誘電体妨害膜62’はそれゆえ阻止膜61の上側でしかも陽極5a、5bの範囲のみに配置されている。誘電体妨害膜62’の‘焼付け’中および後のランプ点灯中にも、阻止膜61は誘電体妨害膜62’を備えていない陰極の蒸発を防止する。誘電体妨害膜62’(陽極)および阻止膜61(陰極および電極間の隣接して位置する内壁)の直ぐ上には約150μmの厚みの発光体混合物膜64が配置されている。この比較的厚い発光体混合物膜64は同時にUV反射膜として作用する。それゆえ、この簡単な変形例においては独立した反射膜が省略されている。それに対して正面板8の内壁では発光体混合物膜64が可視光を透過させるために薄くされている。
【0029】
純粋なUV放射器用として構成するためには底板および正面板上の発光体膜がなくされる。効率上の理由から何れにしてもこの場合に底板上の1種又は複数種のUV反射膜は省略されない。
【0030】
本発明の枠内においてはさらに追加的な別の膜および膜装置を、本発明の有利な作用を失うことなく設けることもできる。ここで重要なことは、電極の金属イオンが上側の膜内へ、特に誘電体妨害放電のために重要な誘電体妨害膜内へ拡散するのを阻止する阻止膜が電極の直上に配置されていることのみである。
【0031】
この点でさらに、図1cおよび図2に大まかに概略的に示された膜が底板の面全体に亘って形成されていなければならないことは必ずしも必要ではないことを指摘しておく。重要なことは、少なくとも当該の又は場合によっては各々の電極が完全に相応な膜によって覆われることのみである。
【0032】
さらに、個々の膜は図1cおよび図2に簡略的に示されているように完全に平坦である必要がない。寧ろ、個々の膜、特に非常に薄い膜は実際上自分自身が平坦でなくてもよい。これは特に、1種又は複数種の膜が電極より薄く、その結果その膜が電極を備えた底板の表面形状を形成すると認められる場合に特に有効である。
【0033】
他の実施例(図示されていない)は管形のアパーチャ形ランプである。放電容器の形状が異なっていることは別として、図1の平面形ランプと比べた主要な相違は容器形状の変更に合せられた製造方法である。特にこの発光体は圧力技術によってではなく、例えばフラッシングによって内壁上にもしくは予めその上に配置された別の機能膜上に設けることができる。個々の機能膜の原理的な順序ならびに機能、特に電極の金属イオンが誘電体妨害膜内へ拡散するのを防止する阻止膜の本発明による作用は図1のものと同じである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1aは底板上に配置された電極を備える本発明による平面形放電ランプを一部分を破断して示す概略平面図、図1bは図1aの平面形ランプの概略側面図、図1cは図1aの平面形ランプのA−A線に沿った部分断面図。
【図2】図1aの平面形ランプのA−A線に沿った部分断面の変形例を示す部分断面図。
【符号の説明】
1 平面形ランプ
2 放電容器
3、4 陰極
5、6 陽極
5a、5b 陽極条帯
7 底板
8 正面板
10 ガラスろう
11 放電容器の内部
13、14 外部リード
15、16 縁部
17、18 縁部
19 突出部
61 阻止膜、焼結ガラスセラミック膜
62 誘電体妨害膜
63 反射膜
64 発光体膜

Claims (6)

  1. 放電容器(2)と、少なくとも一部が前記放電容器(2)の内壁に配置されている金属製の内壁電極(3〜6)と、前記内壁電極(3〜6)と任意追加的に前記放電容器(2)の関連する内壁との少なくとも一部を覆い、覆われた前記内壁電極(3〜6)に対して誘電体妨害として作用する少なくとも1つの誘電体妨害膜(62;62')とを備え、誘電体妨害放電によって点灯される放電ランプにおいて、前記内壁電極(3〜6;5a、5b)の少なくとも前記誘電体妨害膜(62;62')によって覆われている部分が追加的に直接誘電体阻止膜(61)によって覆われ、すなわち前記誘電体阻止膜(61)がそれぞれ前記誘電体妨害膜(62;62')とこれによって覆われている前記内壁電極(3〜6;5a、5b)との間に配置され、前記誘電体阻止膜(61)がSn−Zn−P−Oから構成されていることを特徴とする放電ランプ。
  2. 前記誘電体阻止膜(61)の厚みが約1μm又はそれ以上の大きさである請求項記載の放電ランプ。
  3. 前記誘電体阻止膜(61)の厚みが1μmと40μmとの間の範囲、好ましくは1μmと30μmとの間の範囲、特に好ましくは5μmと20μmとの間の範囲に位置する請求項記載の放電ランプ。
  4. 前記誘電体阻止膜(61)の厚みが前記誘電体妨害膜(62;62')の厚みより小さい請求項2又は3記載の放電ランプ。
  5. 前記誘電体妨害膜(62;62')がPb−B−Si−Oから構成されている請求項1乃至の1つに記載の放電ランプ。
  6. 前記内壁電極上における前記誘電体妨害膜(62;62')の厚みが約50μm又はそれ以上、特に50μmと200μmとの間の範囲に位置する請求項1乃至の1つに記載の放電ランプ。
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