JP3569031B2 - 練習ゴルフボール用洗浄剤および洗浄方法 - Google Patents

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Description

【001】
【産業上の利用分野】
本発明は、練習用ゴルフボールを洗浄するための洗浄剤および洗浄方法に関する。
【002】
【従来の技術】
従来より、練習ゴルフボールを洗浄するための洗浄剤としては水、石鹸等が使用されてきた。また、泥、土等に対しての洗浄力を高めるため、アミンオキシドとアルカリ性無機化合物との配合からなる洗浄剤が提案されている(特開平01−85299号)。しかし、ゴルフ練習場で使用されるゴルフボール表面には、練習場で使用されている人工芝が摩擦により溶けて付着し、特に、ボールのスピン等により生じた擦り傷の隙間に融着した場合は、従来の洗浄剤では除去が困難である。しかも、短時間に大量のボールを洗浄することが要求され、従来の方法は満足できるものではなかった。
【003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、練習ゴルフボールを効率よく短時間に洗浄することを目的としたものである。
【004】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記の目的を達成するために鋭意検討した結果、特定のフッ素系界面活性剤を含有するアルカリ系洗浄剤が、練習ゴルフボールに付着した泥、土はもとより、融着した人工芝等をも除去洗浄するのに有効であり、しかも短時間に洗浄できることを見いだした。
【005】
すなわち、本発明は、炭素数5〜20のパーフルオロアルキル基またはパーフルオロアルケニル基を有する水溶性フッ素系界面活性剤を含有することを特徴とするアルカリ系洗浄剤を提供する。
【006】
本発明における炭素数5〜20のパーフルオロアルキル基またはパーフルオロアルケニル基を有する水溶性フッ素系界面活性剤としては、例えば以下の化合物を挙げることができる。
【007】
【化1】
Figure 0003569031
【008】
また、本発明において、炭素数5〜20のパーフルオロアルキル基またはパーフルオロアルケニル基を有する水溶性フッ素系界面活性剤の配合量としては、特に限定されないが、一般には洗浄剤全体に対して0.001〜5重量%を使用する。好ましくは、0.005〜2重量%、さらに好ましくは、0.02〜0.5重量%である。0.001〜5重量%であれば、効果的に、また経済的に練習ゴルフボールに付着した泥、土、及び人工芝等をも除去洗浄するのに有効であり、しかも短時間に洗浄できる。
【009】
本発明における水溶性フッ素系界面活性剤は単独で用いてもよく、また2種類以上を併用して用いてもよい。
【010】
本発明で用いるアルカリ系洗浄剤とは、従来から使用されているアルカリ性を示す無機化合物及び/または有機化合物を含有する洗浄剤のことである。
【011】
アルカリ性を示す無機化合物としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、m−ケイ酸ナトリウム、o−ケイ酸ナトリウム、1号ケイ酸カリウム、正リン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、トリポリリン酸カリウム等を挙げることができる。これらは単独で、または2種以上を併用してもよい。
【012】
また、アルカリ性を示す有機化合物としては、例えばアンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルエタノールアミン、N−エチルエタノールアミン、N−ブチルエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、N−ブチルジエタノールアミン、モルホリン、N−エチルモルホリン、イソプロパノールアミン等のアミン化合物を挙げることができる。これらは、単独で、または2種以上を併用してもよい。また、アルカリ性の無機化合物とも併用しても良い。
【013】
アルカリ性を示す無機化合物及び/または有機化合物の配合量としては、特に限定されるものではないが、一般的に洗浄剤全体に対して0.1〜10重量%が使用される。好ましくは、0.5〜5重量%である。0.1〜10重量%であれば、効果的に練習ゴルフボールに付着した泥、土、人工芝等を除去洗浄するのに有効であり、しかも短時間に洗浄できる。
【014】
また、本発明による洗浄剤には、適宜界面活性剤、水溶性有機化合物等を配合することもできる。
【015】
界面活性剤としては、通常のアニオン界面活性剤、非イオン界面活性剤が好ましく、使用量としては、特に限定されないが、0〜10重量%が好ましい。
【016】
水溶性有機化合物としては、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、ベンジルアルコール、1,2−エタンジオール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、グリセリン、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノール、2−(メトキシメトキシ)エタノール、2−プロポキシエタノール、2−ブトキシエタノール、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、アセトアミド、N−メチルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルイミダゾリジノン、ジメチルスルホキシド等を挙げることができる。水溶性有機化合物の配合量としては、0〜30重量%が好ましい。
【017】
本発明による水溶性フッ素系界面活性剤を含有することを特徴とするアルカリ系の洗浄剤による練習ゴルフボールの洗浄方法としては、特に限定的ではないが、加温した洗浄液に練習ゴルフボールを浸漬洗浄するのが好ましい。
加温する温度としては、室温から90℃が好ましく、特に40〜80℃が好ましい。さらに好ましくは50〜70℃が好ましい。
【018】
さらに、洗浄効果を上げるためにブラシ等を用いて押圧洗浄するか、洗浄液を揺動する、あるいは、超音波を用いるのが好ましい。
【019】
【作用】
本発明による水溶性フッ素系界面活性剤を含有することを特徴とするアルカリ系洗浄剤は、アルカリによる洗浄力とともに、フッ素系界面活性剤による洗浄液の表面張力の低下による浸透性の向上が、アルカリとの相乗効果により、融着した人工芝等をも除去洗浄することができるものと思われる。
【020】
【実施例】
以下、実施例及び比較例によって本発明を説明する。
【021】
実施例1〜5及び比較例1〜5
表1に示す組成の洗浄剤の60℃の液に、使用済みの人工芝が融着した練習ゴルフボールを1分間浸し、次いでナイロンブラシでブラッシング(1分間)することによって洗浄性の試験を行った。その結果を表2に示す。
【022】
【表1】
Figure 0003569031
【023】
【表2】
Figure 0003569031
【024】
尚、洗浄性の評価は、次の通りである。
◎:完全に汚れが落ちる。
○:多少汚れが残る。
×:殆ど汚れが残る。
【025】
【発明の効果】
本発明による、水溶性フッ素系界面活性剤を含有するアルカリ系洗浄剤は、練習ゴルフボールに付着した泥、土のみならず融着した人工芝等をも効果的に除去洗浄することができ、しかも短時間に洗浄できる。

Claims (2)

  1. 炭素数5〜20のパーフルオロアルキル基またはパーフルオロアルケニル基を有する水溶性フッ素系界面活性剤を含有することを特徴とし、かつアルカリ性を示す化合物として、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、m−ケイ酸ナトリウムを単独、または2種以上を含有する練習ゴルフボールの洗浄のためのアルカリ系洗浄剤。
  2. 炭素数5〜20のパーフルオロアルキル基またはパーフルオロアルケニル基を有する水溶性フッ素系界面活性剤を含有し、かつアルカリ性を示す化合物として、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、m−ケイ酸ナトリウムを単独、または2種以上を含有するアルカリ系洗浄剤を用いる練習ゴルフボールの洗浄方法。
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JP3624809B2 (ja) * 2000-02-29 2005-03-02 昭和電工株式会社 洗浄剤組成物、洗浄方法及びその用途
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