JP3568824B2 - 回路遮断装置 - Google Patents

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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01H37/74Switches in which only the opening movement or only the closing movement of a contact is effected by heating or cooling
    • H01H37/76Contact member actuated by melting of fusible material, actuated due to burning of combustible material or due to explosion of explosive material

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気回路を短時間で遮断する回路遮断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両に設けられる電装システムでは、パワーウインドウ等の負荷に何らかの異常が発生したり、バッテリーと各負荷とを接続している複数の電線によって構成されたワイヤーハーネス等に何らかの異常が発生したとき、バッテリーと、ワイヤーハーネスとの間に介挿された大電流ヒューズを溶断させて、バッテリーと、ワイヤーハーネスとの間を遮断し、これによって各負荷やワイヤーハーネス等が焼損するのを防止している。
【0003】
しかしながら、このような大電流ヒューズを使用した電装システムでは、パワーウインドウ等の負荷に何らかの異常が発生したり、バッテリーと各負荷とを接続しているワイヤーハーネス等に何らかの異常が発生したりしても、大電流ヒューズに予め設定されている許容値以上の電流が流れないと、これが溶断しないことから、許容値に近い大きな電流が連続的に流れているとき、これを検知して、バッテリーと、ワイヤーハーネスとの間を遮断する各種の保護装置が開発されている。
【0004】
図10は保護装置のうち、バイメタルを使用した保護装置の一例を示す断面図である。図10に示す保護装置は、絶縁樹脂などによって構成され、上部側にヒューズ収納部102が形成されたハウジング103と、このハウジング103のヒューズ収納部102を開閉自在に閉止する蓋113と、上端部分がヒューズ収納部102内に突出し、下端が外部に露出するように、ハウジング103の下側に配置され、外部に露出した部分がバッテリー104のプラス端子に接続される電源ターミナル105と、上端部分がヒューズ収納部102に突出し、下端が外部に露出するように、ハウジング103の下側に配置され、外部に露出した部分がワイヤーハーネス106を構成する電線107を介して負荷108に接続される負荷ターミナル109と、ヒューズ収納部102内に配置された低融点金属などによって構成され、その一端が電源ターミナル105の上端に接続され、他端が負荷ターミナル109の上端に接続される可溶体110と、電源ターミナル105、負荷ターミナル109の中間位置となるように、かつ下端が外部に露出するように、ハウジング103の下側に配置され、外部に露出した部分がバッテリー104のマイナス端子に接続される中間ターミナル111と、2種類の金属を張り合わせた長板状部材によって構成され、下端側が中間ターミナル111の上端に接続され、上端側がL字状に曲げられて可溶体110と対向するように配置されるバイメタル112とを備えている。
【0005】
そして、車両のイグニッションスイッチ等が操作され、バッテリー104のプラス端子、電源ターミナル105、可溶体110、負荷ターミナル109、ワイヤーハーネス106の電線107、負荷108、バッテリー104のマイナス端子なる経路で、電流が流れているとき、負荷108あるいはこの負荷108と保護装置101とを接続しているワイヤーハーネス106に何らかの異常が発生して、可溶体110に許容値以上の電流が流れたとき、これが発熱して溶断し、負荷108やワイヤーハーネス106などを保護する。
【0006】
また、負荷108あるいは負荷108と保護装置101とを接続しているワイヤーハーネス106に何らかの異常が発生し、可溶体110に大きな電流が流れていても、これが許容値を越えていないとき、可溶体110に流れている電流によって可溶体110が発熱し、バイメタル112が変形を開始する。そして、可溶体110に大きな電流が流れ始めてから、所定時間が経過した時点で、バイメタル112の先端が可溶体110に接触して、バッテリー104のプラス端子、電源ターミナル105、可溶体110、中間ターミナル111、バッテリー104のマイナス端子なる経路で、可溶体110に大きな短絡電流が流れ、これが溶断する。
【0007】
これにより、予め設定されている時間以上、許容値以下の電流が流れたときにも、回路を遮断して、ワイヤーハーネス106や負荷108などを保護する。
【0008】
また、このような保護装置101以外に保護装置として、図11に示す保護装置121も開発されている。
【0009】
図11に示す保護装置121は、絶縁樹脂などによって構成されるハウジング122と、このハウジング122の一側面側に埋設され、下端部分がバッテリー123のプラス端子に接続される電源ターミナル124と、ハウジング122の他側面側に埋設され、下端部分がワイヤーハーネス125を構成する電線126を介して負荷127に接続される負荷ターミナル128と、低融点金属等をU字型に形成した可溶導線129及び可溶導線129を覆うように形成される耐熱被覆130によって構成され、一端が電源ターミナル124の上端に接続され、他端が負荷ターミナル128の上端に接続される電線131と、マルテンサイト相になっているとき、図7に示すように、電線131に巻き付けられた形状にされ、120°C〜170°Cの温度まで加熱されたとき、電線131を締め付ける形状の母相に戻る形状記憶合金によって構成されるコイル132と、ハウジング122の外部に設けられ、上端がコイル132の一端に接続され、下端がバッテリー123のマイナス端子に接続される外部ターミナル133とを備えている。
【0010】
そして、車両のイグニッションスイッチ等が操作され、バッテリー123のプラス端子、電源ターミナル124、電線131の可溶体129、負荷ターミナル128、ワイヤーハーネス125の電線126、負荷127、バッテリー123のマイナス端子なる経路で、電流が流れているとき、負荷127あるいは負荷127と保護装置121とを接続しているワイヤーハーネス125に何らかの異常が発生して、可溶導線129に許容値以上の電流が流れたとき、これが発熱して溶断し、負荷127やワイヤーハーネス125などを保護する。
【0011】
また、負荷127あるいは負荷127と保護装置121とをワイヤーハーネス125に何らかの異常が発生し、可溶導線129に大きな電流が流れていても、これが許容値を越えていないとき、可溶導線129に流れている電流によって可溶導線129が発熱し、コイル132の温度が上昇する。そして、可溶導線129に大きな電流が流れ始めてから、所定時間が経過し、コイル132の温度が120°C〜170°Cの温度まで上昇したとき、コイル132がマルテンサイト相から母相に遷移して、熱によって軟化している耐熱被覆130に食い込んで、可溶導線129に接触し、バッテリー123のプラス端子、電源ターミナル124、可溶導線129、コイル132、外部ターミナル133、バッテリー123のマイナス端子なる経路で、可溶導線129に大きな短絡電流が流れ、これが溶断する。
【0012】
これにより、予め設定された時間以上、許容値以下の電流が流れたときにも、回路を遮断して、ワイヤーハーネス125や負荷127などを保護する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来の保護装置101、121にあっては、以下に述べるような問題があった。
【0014】
まず、図10に示す保護装置では、熱膨張率が異なる2種類の金属を張り合わせたバイメタル112を使用して、可溶体110に大きな電流が流れているかどうかを検出しているので、可溶体110に流れる電流の大きさが変化すると、バイメタル112が変形して、回路を遮断するまでの時間が変化する。
【0015】
このため、大きな電流が断続的に流れるような故障が発生したとき、可溶体110の温度がある程度以上、上昇しなくなり、保護装置101が回路を遮断する前に、ワイヤーハーネス106や負荷108などが燃え出してしまう虞れがあった。
【0016】
一方、図11に示す保護装置121では、形状合金記憶によって構成されるコイル132を使用して、可溶導線129に大きな電流が流れているかどうかを検出しているので、可溶導線129に流れる電流の大きさが変化すると、コイル132が変形して、回路を遮断するまでの時間が変化する。
【0017】
このため、大きな電流が断続的に流れるような故障が発生したとき、可溶導線129の温度がある程度以上、上昇しなくなり、保護装置121が回路を遮断する前に、ワイヤーハーネス125や負荷127などを過度に発熱させてしまう虞れがあった。
【0018】
また、図10及び図11に示す保護装置では、熱変形電導部材であるバイメタル112やコイル132の熱反応時間が通電電流に左右されていた。さらには、熱変形電導部材の熱反応が異常時(過電流通電)にタイムリーに作動しない場合があった。
【0019】
本発明は、車両の異常信号が入力されたとき、回路を短時間で且つ確実に遮断して、電気部品を保護することができる回路遮断装置を提供することを課題とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、以下の構成とした。請求項1の発明は、第1の接続端子と第2の接続端子との間に配置され、前記第1の接続端子及び前記第2の接続端子に接触し、加熱剤を充填した導電性を有する加熱部と、車両の異常時に外部からの異常信号により、前記加熱部に充填された加熱剤に着火する着火部と、前記加熱部の近傍または前記加熱部に接触して配置される伸縮自在な弾性部材と、この弾性部材、前記着火部及び前記加熱部を収納する外ケースと、前記弾性部材を圧縮した状態で前記外ケースに固定する樹脂部材とを備、前記樹脂部材は、基部と、この基部に連結され且つ前記弾性部材が巻き付けられた胴部と、この胴部の端部に形成され且つ前記弾性部材を圧縮した状態で係止させる係止部とを有してなることを特徴とする。
【0021】
請求項1の発明によれば、外部からの異常信号により着火部が着火すると、加熱部に充填された加熱剤が発熱し、その熱により樹脂部材が溶融する。すると、圧縮されていた弾性部材が伸張して加熱部を跳ね上げるため、加熱部と第1の接続端子及び第2の接続端子との電気的接続が切断される。このため、第1の接続端子及び第2の接続端子の電気的接続が遮断されるから、回路を短時間で且つ確実に遮断して、電気部品を保護することができる。また、加熱剤の発熱により係止部が溶融すると、胴部に巻き付けられた弾性部材が伸張して、加熱部が跳ね上がり、第1の接続端子及び第2の接続端子の電気的接続が遮断される。また、弾性部材を樹脂部材で保持しているため、第1の接続端子及び第2の接続端子と加熱部との接合部に外力が加わらなくなる。
【0022】
請求項2の発明は、前記加熱部の端部には側壁部が形成され、前記第1の接続端子及び前記第2の接続端子のそれぞれの先端部と前記側壁部とを低融点材により接合したことを特徴とする。
【0023】
請求項2の発明によれば、第1の接続端子及び第2の接続端子のそれぞれの先端部と側壁部とを低融点材により接合したため、加熱剤の発熱により樹脂部材及び低融点材が溶融すると、加熱部が跳ね上がり、第1の接続端子及び第2の接続端子の電気的接続が遮断されるから、回路を短時間で且つ確実に遮断して、電気部品を保護することができる。また、第1の接続端子及び第2の接続端子と加熱部との接合部である低融点材にバネ力が加わらないため、接合部の信頼性を向上することができる。
【0024】
請求項3の発明では、前記弾性部材は、同心状に配置された複数の径の異なる子ばねからなる竹の子ばねであることを特徴とするもので、バネ材に竹の子ばねを用いて、竹の子ばねを圧縮した状態で樹脂部材に固定しているため、通常の圧縮バネを用いるよりも、高さ方向を低くできるから、回路遮断装置の小型化を図ることができる。
【0027】
請求項の発明では、前記外ケースは、上側ケースと、この上側ケースに被せられる下側ケースとからなり、この下側ケースには開口部が形成され、前記弾性部材が巻き付けられた前記樹脂部材は、前記開口部に挿入可能に構成されてなることを特徴とする。
【0028】
請求項の発明によれば、弾性部材が巻き付けられた樹脂部材は、下側ケースに形成された開口部に挿入可能に構成されてなるため、装置全体の組み付けが容易に行える。また、回路遮断後には、樹脂部材と加熱部とを交換すれば、下側ケースはそのまま再利用可能である。
【0029】
請求項の発明では、前記加熱剤は、金属酸化物の粉末、アルミニウムの粉末とを混合させたテルミット剤であることを特徴とするもので、テルミット反応によりテルミット反応熱を発生することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の回路遮断装置の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0031】
<第1の実施の形態>
図1は第1の実施の形態の回路遮断装置の遮断前の断面図である。図2は第1の実施の形態の回路遮断装置の上面図である。図3は第1の実施の形態の回路遮断装置の遮断後の断面図である。なお、図1に示す断面図は、図2に示す回路遮断装置のA−A′間の断面図である。
【0032】
図1に示す回路遮断装置において、板状の長い第1のバスバー11は、例えば、銅または銅合金からなり、図示しないバッテリ等に接続されており、この第1のバスバー11の先端であるバスバー先端部13は、下方に略直角に曲げられている。また、板状の長い第2のバスバー19も、例えば、銅または銅合金からなり、図示しない負荷等に接続されており、この第2のバスバー19の先端であるバスバー先端部21も、下方に略直角に曲げられている。
【0033】
第1のバスバー11と第2のバスバー19との間にはケース底部15aを有する四角形をなす蓋状の外ケース15が配置され、外ケース15の先端であるケース先端部16が第1のバスバー11及び第2のバスバー19のそれぞれの先端付近に取り付け固定されている。
【0034】
外ケース15は、樹脂(熱可塑性樹脂)等の絶縁材料の容器からなる。さらに、外ケース15の中央部付近には上側が開口された略円筒状のケース突起部17が形成されているとともに、左右両端に四角形状の穴部18が形成されている。
【0035】
外ケース15内には空洞部22が形成され、この空洞部22には外ケース15と対向配置された蓋状のテルミットケース25が収納されており、このテルミットケース25には加熱剤27が充填されている。テルミットケース25は、熱伝導度が良く、加熱剤27の発熱で溶けない、例えば、黄銅、銅、銅合金、ステンレス等を用いると良い。テルミットケース25は、金属の絞り加工等により成形され、円筒または直方体からなる。
【0036】
また、テルミットケース25は、第1のバスバー11及び第2のバスバー19の高さ位置とほぼ同一高さ位置に配置され、テルミットケース25には下方に左側壁部25aと右側壁部25bとが形成されている。
【0037】
左側壁部25aは、第1のバスバー11のバスバー先端部13にハンダ(例えば、融点が200℃〜300℃)等の低融点材としての低融点金属23により接合されている。右側壁部25bは、第2のバスバー19のバスバー先端部21に低融点金属23により接合されている。このため、低融点金属23及びテルミットケース25を介して第1のバスバー11と第2のバスバー19とが電気的に接続可能となっている。
【0038】
低融点金属23としては、例えば、Sn、Pb、Zn、Al及びCuから選ばれる少なくとも1種の金属からなる。
【0039】
加熱剤27は、例えば、酸化鉄(Fe)等の金属酸化物の粉末、アルミニウムの粉末とによって構成され、リード線31の発熱によりテルミット反応を起こして高熱を発生するテルミット剤である。このテルミット剤は、防湿対策として金属製の容器であるテルミットケース25に封入される。なお、酸化鉄(Fe)を用いる代わりに、酸化クロム(Cr)、酸化マンガン(MnO)などを用いても良い。
【0040】
また、加熱剤27としては、B、Sn、FeSi、Zr、Ti及びAlの中から選ばれる少なくとも1種の金属粉末と、CuO、MnO、Pb、PbO、FeおよびFeの中から選ばれる少なくとも1種の金属酸化物と、アルミナ、ベントナイト、タルク等からなる添加剤の少なくとも1種の混合物を用いても良い。このような加熱剤によれば、着火部29により容易に着火され、低融点金属23を短時間で溶融することができる。
【0041】
また、空洞部22内のケース突起部17に対向する位置にはテルミットケース25の表面に接触して着火部29が配置されており、この着火部29にはケース突起部17を挿通するリード線31が接続されている。着火部29は、着火剤を有し、車両の衝突事故等の車両の異常時にリード線31に流れる電流によって発生する発熱により着火剤を点火して加熱剤27にテルミット反応熱を発生させるようになっている。
【0042】
また、加熱剤27とケース底部15aとの間には伸縮自在な弾性部材としての竹の子ばね34が配置されている。竹の子ばね34は、加熱剤27に接触して配置しても良く、あるいは加熱剤27の近傍に配置しても良い。
【0043】
この竹の子ばね34は、同心状に配置された複数の径の異なる子ばね34a〜34nからなる。図1に示す回路遮断前の状態では、竹の子ばね34は、頭部35a,35cと胴部35bとからなる樹脂性のリベット35によりケース底部15aに圧縮固定されている。
【0044】
図3に示す回路遮断後の状態では、加熱剤27のテルミット反応熱により低融点金属23及びリベット35が加熱されて溶融した場合に、同心状に配置された複数の径の異なる子ばね34a〜34nが階段状に伸張して、テルミットケース25及び着火部29が上方に跳ね上がるようになっている。
【0045】
次に、このように構成された第1の実施の形態の回路遮断装置の動作を図面を参照して説明する。
【0046】
まず、通常では、第1のバスバー11と第2のバスバー19とは、低融点金属23及びテルミットケース25を介して電気的に接続され、図示しないバッテリから図示しない負荷に電流が供給される。
【0047】
次に、車両が障害物等に衝突したり、あるいは車両が崖等から転落したりすると、衝突センサー等により車両の異常を検知する。車両の異常検知により、リード線31を通って着火部29へ電流が流れる。
【0048】
すると、電流による発熱により着火部29が発火するため、テルミット剤である加熱剤27が以下の反応式によりテルミット反応熱を発生する。
【0049】
Fe+2AL→AL+2Fe+386.2Kcal
このテルミット反応熱によりテルミットケース25が加熱され、加熱剤27の発熱とテルミットケース25の熱により、バスバー先端部13とテルミットケース25の左側壁部25aとを接合している低融点金属23、バスバー先端部21とテルミットケース25の右側壁部25bとを接合している低融点金属23が加熱されて、溶融する。また、これと同時に、竹の子ばね34をケース底部15aに圧縮固定した樹脂性のリベット35が前記熱によって溶融する。
【0050】
すると、図3に示すように、同心状に配置された複数の径の異なる子ばね34a〜34nが階段状に伸張するため、テルミットケース25及び着火部29が上方に跳ね上がる。
【0051】
このため、テルミットケース25と、第1のバスバー11及び第2のバスバー19との電気的接続が切断される。すなわち、第1のバスバー11と第2のバスバー19とが電気的に遮断されて、車両の電気回路が遮断されることになる。
【0052】
このように、第1の実施の形態の回路遮断装置によれば、車両からの異常信号を入力して、着火部29の発火により、加熱剤27でテルミット反応を起こさせ、そのテルミット反応熱で、低融点金属23及びリベット35を溶融させるため、竹の子ばね34が瞬時に跳ね上がる。
【0053】
このため、車両の電気回路を短時間で且つ確実に遮断することができ、電気部品を保護することができる。さらに、加熱剤27のテルミット反応熱を利用するため、簡単な構造の回路遮断装置を提供することができる。
【0054】
また、第1のバスバー11及び第2のバスバー19とテルミットケース25との接合部である低融点金属23にバネ力が加わらないため、接合部の信頼性を向上することができる。
【0055】
さらに、バネ材に竹の子ばね34を用いて、竹の子ばね34を圧縮した状態で樹脂性のリベット35に固定しているため、通常の圧縮バネを用いるよりも、高さ方向を低くできるから、回路遮断装置の小型化を図ることができる。
【0056】
なお、第1の実施の形態では、竹の子ばね34及び低融点金属23を設け、リベット35及び低融点金属23が溶融したときに回路を遮断したが、例えば、低融点金属23を設けることなく竹の子ばね34のみを設け、リベット35が溶融したときに回路を遮断するようにしても良い。
【0057】
また、第1の実施の形態では、弾性部材として板バネを巻いた竹の子ばね34を設けたが、竹の子ばね34の代わりに、例えば、図4に示すような線材を渦巻き状に巻いた線材巻きばね37を用いても良い。
【0058】
また、竹の子ばね34の代わりに、例えば、図5(a)に示すように、螺旋状に巻いた圧縮ばね39を用い、この圧縮ばね39を図5(b)に示すように、外ケース15に収納し、樹脂部材からなる樹脂円板41により圧縮させるようにしても良い。そして、リベット35が溶融したときに、圧縮ばね39のバネ力によりテルミットケース25を上方に跳ね上げるようにしても良い。
【0059】
また、竹の子ばね34を固定する場合の樹脂性のリベット35は、ケース底部15aと一体成形しても良い。
【0060】
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態の回路遮断装置を説明する。図6は第2の実施の形態の回路遮断装置の遮断前の断面図である。図7は第2の実施の形態の回路遮断装置の組立斜視図である。図8は第2の実施の形態の回路遮断装置の遮断前のリテーナの状態図である。図9は第2の実施の形態の回路遮断装置の遮断後のリテーナの状態図である。
【0061】
第2の実施の形態の回路遮断装置において、キャップ14aには四角形状の溝部51を有する延出部50が形成されており、樹脂ケース14bには楔状の係止部55が形成されており、溝部51に係止部55が嵌合することで、樹脂ケース14bにキャップ14aが被せられるようになっている。キャップ14a及び樹脂ケース14bは、樹脂(熱可塑性樹脂)等の絶縁材料の容器からなる。
【0062】
樹脂ケース14bに形成された開口部53には、円筒状のテルミットケース26が収納されており、このテルミットケース26には、加熱剤27とリード線31が接続された着火部29とが収納されていて、加熱剤上部には上蓋24が被せられている。
【0063】
丸穴部12を有する第1のバスバー11a及び丸穴部20を有する第2のバスバー19aは、上方に略直角に折り曲げられており、折り曲げられた部分が樹脂ケース14bを挿通し、バスバー先端部13a,16aが低融点金属23を介してテルミットケース26の左右の側壁部に接触している。
【0064】
テルミットケース26の左右の側壁部は、バスバー先端部13a,16aに低融点金属23により接合されており、低融点金属23及びテルミットケース26を介して第1のバスバー11aと第2のバスバー19aとが電気的に接続可能となっている。
【0065】
また、樹脂ケース14bの開口部53内にあって且つテルミットケース26の下部には、加熱剤27の発熱によって溶融する樹脂部材からなるリテーナ45が配置されており、このリテーナ45は、図8に示すように、基部61と、この基部61に形成された切欠部63と、切欠部63及び基部61に対して植立したリテーナ胴部65と、このリテーナ胴部65の先端に形成されたリテーナ係止部67とを有して構成される。
【0066】
リテーナ胴部65の外側には螺旋状にリテーナ胴部65を巻いた圧縮バネ39aが配置されており、この圧縮バネ39aの先端部は、リテーナ係止部67により係止されている。すなわち、リテーナ45には圧縮バネ39aが圧縮された状態で挟み込まれている。
【0067】
リテーナ胴部65の一部は、テルミットケース26に接触して配置されており、また、リテーナ係止部67のフック部分が、樹脂ケース14bに係合するようになっている。
【0068】
なお、第2の実施の形態の回路遮断装置の各部分において、第1の実施の形態の回路遮断装置の部分と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は、省略する。
【0069】
次に、このように構成された第2の実施の形態の回路遮断装置の動作を図面を参照して説明する。
【0070】
まず、通常では、第1のバスバー11aと第2のバスバー19aとは、低融点金属23及びテルミットケース26を介して電気的に接続され、図示しないバッテリから図示しない負荷に電流が供給される。
【0071】
次に、車両が障害物等に衝突したり、あるいは車両が崖等から転落したりすると、衝突センサー等により車両の異常を検知する。車両の異常検知により、リード線31を通って着火部29へ電流が流れる。
【0072】
すると、電流による発熱により着火部29が発火するため、加熱剤27がテルミット反応熱を発生する。このテルミット反応熱によりテルミットケース26が加熱され、加熱剤27の発熱とテルミットケース26の熱により低融点金属23が加熱されて、溶融する。
【0073】
また、これと同時に、圧縮バネ39aをリテーナ45に圧縮固定した樹脂性のリテーナ係止部67が前記熱によって溶融する。すると、図9に示すように、圧縮バネ39aが伸張するため、テルミットケース26が跳ね上がる。
【0074】
このため、テルミットケース26と、第1のバスバー11a及び第2のバスバー19aとの電気的接続が切断される。すなわち、車両の電気回路が遮断されることになる。
【0075】
このように、第2の実施の形態の回路遮断装置によっても、前述した第1の実施の形態の回路遮断装置の効果と同様な効果を得ることができる。また、圧縮バネ39aをリテーナ45により保持しているため、第1のバスバー11a及び第2のバスバー19aとテルミットケース26との接合部に外力を加えることがなくなる。
【0076】
また、圧縮バネ39aとリテーナ45とのサブアッシーをヒューズ下面、すなわち、樹脂ケース14bの開口部53から挿入するようにしているため、回路遮断装置全体の組み付けが容易になる。
【0077】
さらに、回路が遮断された後には、リテーナ45とテルミットケース26とを交換すれば、樹脂ケース14bは、そのままの状態で、ヒューズとして再利用が可能となる。
【0078】
なお、第2の実施の形態では、圧縮バネ39a及び低融点金属23を設け、リテーナ45及び低融点金属23が溶融したときに回路を遮断したが、例えば、低融点金属23を設けることなくリテーナ45のみを設け、リテーナ45が溶融したときに回路を遮断するようにしても良い。このほか、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能であるのは勿論である。
【0079】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、外部からの異常信号により着火部が着火すると、加熱部に充填された加熱剤が発熱し、その熱により樹脂部材が溶融する。すると、圧縮されていた弾性部材が伸張して加熱部を跳ね上げるため、加熱部と第1の接続端子及び第2の接続端子との電気的接続が切断される。このため、第1の接続端子及び第2の接続端子の電気的接続が遮断されるから、回路を短時間で且つ確実に遮断して、電気部品を保護することができる。また、加熱剤の発熱により係止部が溶融すると、胴部に巻き付けられた弾性部材が伸張して、加熱部が跳ね上がり、第1の接続端子及び第2の接続端子の電気的接続が遮断される。また、弾性部材を樹脂部材で保持しているため、第1の接続端子及び第2の接続端子と加熱部との接合部に外力が加わらなくなる。
【0080】
請求項2の発明によれば、第1の接続端子及び第2の接続端子のそれぞれの先端部と側壁部とを低融点材により接合したため、加熱剤の発熱により樹脂部材及び低融点材が溶融すると、加熱部が跳ね上がり、第1の接続端子及び第2の接続端子の電気的接続が遮断されるから、回路を短時間で且つ確実に遮断して、電気部品を保護することができる。また、第1の接続端子及び第2の接続端子と加熱部との接合部である低融点材にバネ力が加わらないため、接合部の信頼性を向上することができる。
【0081】
請求項3の発明によれば、弾性部材は、同心状に配置された複数の径の異なる子ばねからなる竹の子ばねであることを特徴とするもので、バネ材に竹の子ばねを用いて、竹の子ばねを圧縮した状態で樹脂部材に固定しているため、通常の圧縮バネを用いるよりも、高さ方向を低くできるから、回路遮断装置の小型化を図ることができる。
【0083】
請求項の発明によれば、弾性部材が巻き付けられた樹脂部材は、下側ケースに形成された開口部に挿入可能に構成されてなるため、装置全体の組み付けが容易に行える。また、回路遮断後には、樹脂部材と加熱部とを交換すれば、下側ケースはそのまま再利用可能である。
【0084】
請求項の発明では、前記加熱剤は、金属酸化物の粉末、アルミニウムの粉末とを混合させたテルミット剤であることを特徴とするもので、テルミット反応によりテルミット反応熱を発生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の回路遮断装置の遮断前の断面図である。
【図2】第1の実施の形態の回路遮断装置の上面図である。
【図3】第1の実施の形態の回路遮断装置の遮断後の断面図である。
【図4】線材巻きばねを示す図である。
【図5】圧縮ばねを用いた例を示す図である。
【図6】第2の実施の形態の回路遮断装置の遮断前の断面図である。
【図7】第2の実施の形態の回路遮断装置の組立斜視図である。
【図8】第2の実施の形態の回路遮断装置の遮断前のリテーナの状態図である。
【図9】第2の実施の形態の回路遮断装置の遮断後のリテーナの状態図である。
【図10】従来のバイメタルを使用した保護装置の一例を示す断面図である。
【図11】従来の保護装置の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
11 第1のバスバー
13 バスバー先端部
15 外ケース
14a キャップ
14b 樹脂ケース
15a ケース底部
16 ケース先端部
17 ケース突起部
18 穴部
19 第2のバスバー
21 バスバー先端部
22 空洞部
23 低融点金属
25,26 テルミットケース
27 加熱剤
29 着火部
31 リード線
34 竹の子ばね
35 リベット
39,39a 圧縮バネ
45 リテーナ
61 基部
65 リテーナ胴部
67 リテーナ係止部

Claims (5)

  1. 第1の接続端子と第2の接続端子との間に配置され、前記第1の接続端子及び前記第2の接続端子に接触し、加熱剤を充填した導電性を有する加熱部と、
    車両の異常時に外部からの異常信号により、前記加熱部に充填された加熱剤に着火する着火部と、
    前記加熱部の近傍または前記加熱部に接触して配置される伸縮自在な弾性部材と、
    この弾性部材、前記着火部及び前記加熱部を収納する外ケースと、
    前記弾性部材を圧縮した状態で前記外ケースに固定する樹脂部材と、
    を備え
    前記樹脂部材は、基部と、この基部に連結され且つ前記弾性部材が巻き付けられた胴部と、この胴部の端部に形成され且つ前記弾性部材を圧縮した状態で係止させる係止部とを有してなることを特徴とする回路遮断装置。
  2. 前記加熱部の端部には側壁部が形成され、前記第1の接続端子及び前記第2の接続端子のそれぞれの先端部と前記側壁部とを低融点材により接合したことを特徴とする請求項1記載の回路遮断装置。
  3. 前記弾性部材は、同心状に配置された複数の径の異なる子ばねからなる竹の子ばねであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の回路遮断装置。
  4. 前記外ケースは、上側ケースと、この上側ケースに被せられる下側ケースとからなり、この下側ケースには開口部が形成され、前記弾性部材が巻き付けられた前記樹脂部材は、前記開口部に挿入可能に構成されてなることを特徴とする請求項記載の回路遮断装置。
  5. 前記加熱剤は、金属酸化物の粉末、アルミニウムの粉末とを混合させたテルミット剤であることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項記載の回路遮断装置。
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