JP3567716B2 - バケット利用の搬送装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、荷下ろしの際に荷収納バケットを左右任意の側へ反転させ得るようにした、バケット利用の搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のバケット利用の搬送装置としては、バケットを1つの支軸の周りに左右任意の側へ反転させるように構成した1軸支点方式のものかまたは、バケットの左右両側を各別に支持する2本の支軸を設け、何れか一方の支軸をバケットから切り離して当該バケットを他方の支軸を支点に下方へ傾倒させるように構成した2軸支点方式のものが知られている。
【0003】
上記のような従来のバケット利用の搬送装置では、何れの方式においても、正立姿勢にあるときのバケットがその位置のままで左右何れかに反転するか下方へ傾倒するだけであるから、荷下ろし時のバケットの開口部下側辺の位置を正立姿勢にあるときのバケットに対し、横側方へ大きく張り出させることができない。さらに2軸支点方式のものでは、荷下ろし時のバケットの開口部下側辺の位置が正立姿勢にあるときのバケットに対し大きく下がることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
即ち、従来構成のバケット利用の搬送装置では、反転したバケットから排出される荷を受け取る側の設備を、前記バケットを備えた搬送用走行体の走行経路の下側に配設しなければならず、前記搬送用走行体の走行経路の床面上高さが高くなるばかりでなく、荷受取側設備の上に前記搬送用走行体の走行経路が重なるので、当該走行経路の存在が荷受取側設備における各種作業にも悪影響を及ぼす結果になる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得るバケット利用の搬送装置を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、搬送用走行体1、この搬送用走行体1に、当該搬送用走行体1の走行方向に対し左右水平方向に横動可能に支持された横動体7、当該横動体7を中央ホームポジションと左右各進出限位置との間で横動させる横動駆動手段22、前記横動体7に左右両側部をそれぞれ支点手段30A,30Bを介して支持されたバケット8、及びバケット支持反転手段45を備え、前記各支点手段30A,30Bは、前記横動体7とバケット8との内の一方に設けられ且つ搬送用走行体1の走行方向と平行な支点軸33、前記横動体7とバケット8との内の他方に設けられた軸受け34、及び前記支点軸33と軸受け34とを相対的に挿脱操作する操作機構35から成り、前記バケット支持反転手段45は、前記横動体7に昇降可能に支持され且つ昇降駆動手段46により昇降駆動される昇降体47、前記両支点手段30A,30B間の略中央位置で前記バケット8の底部に設けられた中央支点軸48、及び前記昇降体47に設けられ且つ前記中央支点軸48を搬送用走行体1の走行方向に対し左右水平方向に横動可能に支持するバケット支持レール49から成っている。
【0006】
上記の本発明装置を実施するに際し、具体的には、前記各支点手段30A,30Bの操作機構35を、当該各支点手段30A,30Bの支点軸33と軸受け34とを相対的に挿脱操作するカム従動レバー38と、前記搬送用走行体1の機枠6に設けれたカム41とから構成し、前記横動体7が中央ホームポジションから左右各進出限位置へ横動するとき、その横動方向側の支点手段30Bまたは30Aの前記カム従動レバー38が前記カム41に従動して当該支点手段30Bまたは30Aの支点軸33と軸受け34とを相対的に離脱させるように構成することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好適実施形態を添付図に基づいて説明すると、図1及び図2において、1は搬送用走行体であって、自走用モーター2を備えた自走トロリー3と前後2台の従動トロリー4,5とを備え、これら各トロリー3〜5に吊り下げられた機枠6に横動体7を設け、この横動体7にバケット8を支持させたものである。前記各トロリー3〜5は、梁9にブラケット10を介して支持された1本のガイドレール11にそれぞれ走行可能に支持されている。
【0008】
前記搬送用走行体1の走行経路中で、少なくとも荷受取設備12が配設された走行経路部分には、図1に示すように梁9に取り付けられた支持フレーム13を介して架設された左右一対の上部振れ止め用ガイドレール14と、床面上適当高さに架台15を介して敷設された左右一対の下部振れ止め用ガイドレール16が設けられている。一方、搬送用走行体1の機枠6には、その上端の前後左右4か所に前記上部振れ止め用ガイドレール14の内側に当接転動する振れ止め用垂直軸ローラー17が軸支されるとともに、その下端の前後左右4か所に前記下部振れ止め用ガイドレール16の外側に当接転動する振れ止め用垂直軸ローラー18が軸支されている。
【0009】
搬送用走行体1の機枠6は4本の支柱部19を備え、当該支柱部19に、左右水平向きの横動用ガイドレール20が前後一対付設されている。横動体7は、その前後両側に前記横動用ガイドレール20に嵌合する3つのガイドローラー21a〜21cが軸支され、図1に実線で示すように横動体7が中央ホームポジションに位置しているとき、3つのガイドローラー21a〜21cの全てが横動用ガイドレール20に嵌合し、図1に仮想線で示すように横動体7が左右各進出限位置まで横動したとき、進出方向側のガイドローラー21aまたは21cのみが横動用ガイドレール20から離脱するように、横動用ガイドレール20に左右横動可能に支持されている。
【0010】
22は、前記横動体7を横動させる横動駆動手段であって、図3にも示すように、横動体7の上部に左右水平向きに固定されたラックギヤ23と、搬送用走行体1の機枠6に取り付けられ且つ出力軸に前記ラックギヤ23に咬合するピニオンギヤ24が取り付けられたモーター25とから構成され、モーター25によりピニオンギヤ24を正逆回転駆動することにより横動体7を、図1に実線で示す中央ホームポジションと仮想線で示す左右進出限位置との間で横動させることができる。
【0011】
バケット8は、図1に示すように左右対称形状のもので、その左右両傾斜底部がそれぞれ支点手段30A,30Bにより前記横動体7に支持されている。これら各支点手段30A,30Bは、図3及び図5に示すように、横動体7の4本の支柱部31に取り付けられたガイド部材32に左右水平方向に移動可能に貫通する支点軸33と、これら各支点軸33が挿脱自在に嵌合するようにバケット8側に固定された軸受け34と、各支点軸33を軸受け34に対し挿脱操作する操作機構35とから構成されている。前記支点軸33は、ガイド部材32に内装されたスプリングにより、図5に示すように軸受け34に嵌合する突出限位置に付勢保持されている。
【0012】
操作機構35は、横動体7の4本の支柱部31に取り付けられたブラケット36に垂直支軸37により水平揺動自在に枢着されているカム従動レバー38と、前記支点軸33の外端部に軸支され且つ前記カム従動レバー38の一端二股部に嵌合する垂直軸ローラー39と、前記カム従動レバー38の他端部に軸支されたカム従動ローラー40と、搬送用走行体1の機枠6の左右一対の支柱部19間に架設された前後方向のカム41とから構成されている。
【0013】
左右一対の各支点手段30A,30Bは、支点軸33、軸受け34、及びカム従動レバー38が前後対をなすように設けられた前後対称構造のものであり、カム41は、両支点手段30A,30Bに共通のもので前後一対設けられている。図3〜図6では、両支点手段30A,30Bの前後両部分の一方のみを示している。
【0014】
前記横動体7にはバケット支持反転手段45が併設されている。このバケット支持反転手段45は、前記バケット8の前後両側に位置するように横動体7に昇降可能に支持され且つ昇降駆動手段46により昇降駆動される前後一対の昇降体47、前記両支点手段30A,30B間の略中央位置で前記バケット8の底部に設けられた前後一対の同心状中央支点軸48、及び各昇降体47に設けられ且つ各中央支点軸48が左右水平方向に横動可能に嵌合するバケット支持レール49から構成されている。なお、各中央支点軸48は、前後水平方向の軸心の周りに回転可能なローラーにより構成されている。
【0015】
前後一対の昇降体47は、左右水平向きのバケット支持レール49の両端から上向きに垂直部材50を固着し、当該左右一対の垂直部材50に、横動体7の各支柱部31の内側に付設した昇降ガイドレール51に嵌合する昇降用ガイドローラー52を軸支したものである。また、各昇降駆動手段46は、横動体7の上端に立設された支持部材53に上端部が軸支され且つモーター54により駆動されるパワーシリンダー55を利用したもので、当該パワーシリンダー55の上下に伸縮移動する昇降ロッド56の下端が前記各昇降体47(バケット支持レール49)の中央部に結合されている。
【0016】
図3に示すように、バケット支持反転手段45の昇降体47が下降限位置にあるとき(パワーシリンダー55の昇降ロッド56が下降限位置にあるとき)、図1に示すようにバケット8の底部中央にある中央支点軸48は、当該昇降体47のバケット支持レール49の略中央位置に位置しており、当該バケット8は正立姿勢にある。勿論このとき、当該バケット8の左右両側部を支持する両支点手段30A,30Bは、図5に示すように各支点軸33がバケット8側の軸受け34に嵌合している。なお、このとき図3に示すように、支点軸33を支持しているガイド部材32の先端部32a上にバケット8側の軸受け34の張出部34aが載るように構成しておけば、正立姿勢のバケット8を両ガイド部材32によって受け止めることができるとともに、支点軸33と軸受け34との心出しが確実に行われる。
【0017】
搬送すべき荷は、上記のように正立姿勢に保持されているバケット8に収納され、搬送用走行体1をガイドレール11に沿って走行させることにより、目的の荷受取設備12まで搬送することができる。搬送用走行体1を、荷下ろし作業対象の荷受取設備12に対応する所定位置で停止させたならば、横動体7を横動駆動手段22のピニオンギヤ24をモーター25により回転駆動し、横動体7側のラックギヤ23を介して当該横動体7をバケット8とともに搬送用走行体1に対し荷下ろし作業対象の荷受取設備12のある側(図1では左側)へ横動させる。この結果、バケット8を支持している左右一対の支点手段30A,30Bの内、図6に示すように横動方向側とは反対側の支点手段30Bの操作機構35におけるカム従動レバー38が、カム41へのカム従動ローラー40の乗り上げに伴って垂直支軸37の周りに揺動して支点軸33をバケット8側の軸受け34から引き抜くことになる。
【0018】
この後、横動体7が図1に仮想線で示すように荷下ろし作業対象の荷受取設備12のある側の進出限位置に達して停止したならば(停止前からでも良い)、図4に示すように、バケット支持反転手段45の昇降駆動手段46のパワーシリンダー55をモーター54により駆動して前後一対の昇降体47(バケット支持レール49)を昇降ガイドレール51に沿って上昇させると、バケット支持レール49に嵌合しているバケット8側の中央支点軸48を介してバケット8の底部中央位置が持ち上げられる。このとき、バケット8を支持している左右一対の支点手段30A,30Bの内、横動体7の横動方向側とは反対側の支点手段30Bの支点軸33がバケット8側の軸受け34から離脱しているので、バケット支持反転手段45のバケット支持レール49で持ち上げられるバケット8は、横動体7の横動方向側の支点手段30Aにおける支点軸33を中心に回動し、この回動に伴ってバケット8の中央支点軸48がバケット支持レール49内を支点手段30A側へ滑動することになる。
【0019】
即ち、横動体7を荷下ろし作業対象の荷受取設備12のある側へ横動させた後、バケット支持反転手段45の昇降体47(バケット支持レール49)を上昇移動させることにより、図1に仮想線で示すようにバケット8は、搬送用走行体1の中央ホームポジションから荷下ろし作業対象の荷受取設備12のある側へ横動した後、当該荷下ろし作業対象の荷受取設備12のある側の支点手段30Aの支点軸33を中心に上方外方へ回動し、反転して、収納されている荷を荷受取設備12側へ排出することができる。
【0020】
若し、図1において荷受取設備12が搬送用走行体1の走行経路に対し右側にあるとき、あるいは搬送用走行体1の走行経路に対し左右両側に荷受取設備が並設されていて、その右側の荷受取設備12に対し荷を下ろすときは、横動体7を搬送用走行体1に対し右側の進出限位置まで横動させた後、バケット支持反転手段45の昇降体47(バケット支持レール49)を上昇移動させれば、バケット8が右側へ横動するとともに、左右一対の支点手段30A,30Bの内、横動方向側とは反対側の支点手段30Aの支点軸33がバケット8側の軸受け34から離脱し、昇降体47(バケット支持レール49)の上昇に伴い、バケット8が横動方向側の支点手段30Aの支点軸33を中心に上方外方へ回動して反転し、収納されている荷が右側の荷受取設備12へ排出することができる。
【0021】
バケット8を反転させて荷を荷受取設備12側へ排出したならば、バケット支持反転手段45の昇降駆動手段46のパワーシリンダー55をモーター54により逆向きに駆動して昇降ロッド56を下降させ、以て、昇降体47(バケット支持レール49)を元の下降限位置まで下降させる。この結果、バケット8は、荷下ろし作業対象の荷受取設備12のある側へ横動した位置において、バケット支持レール49に嵌合している中央支点軸48を介して引き下ろされ、反転時の回動中心となった支点手段30Bまたは30Aの支点軸33を中心に内方下方へ回動して元の正立姿勢に復帰する。このとき、バケット8側の軸受け34から離脱し且つバケット8の反転により当該軸受け34から左右方向に離れていた支点軸33が再び軸受け34に対し同心状に対向する状態となる。
【0022】
係る状態において、横動駆動手段22のピニオンギヤ24をモーター25により逆方向に回転駆動し、横動体7側のラックギヤ23を介して当該横動体7をバケット8とともに搬送用走行体1の中央ホームポジションに横動復帰させる。この横動体7の中央ホームポジションへの横動復帰時に、カム41にカム従動ローラー40が乗り上げていたカム従動レバー38がカム41から離れるので、当該カム従動レバー38によって軸受け34から引き抜かれていた支点軸33がスプリングの付勢力により復帰移動して対向する軸受け34に嵌合し、中央ホームポジションに横動復帰したバケット8が、左右一対の支点手段30A,30Bの支点軸33と軸受け34との嵌合により元の正立姿勢にロックされることになる。
【0023】
以上のように、搬送用走行体1の中央ホームポジションに正立姿勢で保持されるバケット8は、当該搬送用走行体1の走行経路中の任意の位置で左右何れ側へも回動反転させて、収納している荷を排出させることができるのであるが、図7は、その搬送用走行体1を使用した搬送設備のレイアウトの一例を示している。70は搬送用走行体1の循環走行経路であって、一方のUターン部に、バケット洗浄装置71が併設されたバケット洗浄ライン72、バケットへの材料供給設備73,74を備えた外側経路部75、及びバケットへの材料供給設備76を備えた内側経路部77が設けられ、他方のUターン部に搬送用走行体1を引き出すリペアライン78が設けられている。また、一方の直線経路部79には、その片側に前記荷受取設備12に相当する材料攪拌設備80が適当間隔おきに併設され、他方の直線経路部81には、その左右両側に前記荷受取設備12に相当する材料攪拌設備80が適当間隔おきに併設されている。82は走行経路中の各分岐合流点に設けられるガイドレール切り換え手段である。
【0024】
上記の搬送設備によれば、外側経路部75や内側経路部77に進入させた搬送用走行体1を材料供給設備73〜75に隣接する位置で停止させ、左右一対の支点手段30A,30Bにより正立姿勢にロックされているバケット8に対し必要な材料を所定量投入させる。このとき、中央ホームポジションにあるバケット8に対し材料の投入を行うが、場合によっては、横動体7によりバケット8を材料供給設備73〜75のある側へ横動させた状態で材料の投入を行っても良い。
【0025】
バケット8に材料が投入された搬送用走行体1は、直線経路部79,81に併設されている材料攪拌設備80の内、搬送する材料を必要としている目的の材料攪拌設備80に隣接する位置まで自走させ、停止後、前記のようにバケット8を材料攪拌設備80のある側へ回動反転させ、バケット8内の材料を目的の材料攪拌設備80に供給する。バケット8が空になった搬送用走行体1は、再び上記のように材料攪拌設備80への材料の供給に使用されるが、前回の搬送材料とは異なる材料を搬送するときなど、必要に応じてバケット洗浄ライン72に進入させ、バケット洗浄装置71に隣接する位置で停止させるとともにバケット8をバケット洗浄装置71側へ回動させ、噴射水をバケット8の内側に噴射するなどして当該バケット8の内側を洗浄することができる。
【0026】
なお、上記実施形態では、横動体7によりバケット8を左右何れかへ横動させる途中に、左右一対の支点手段30A,30Bの内、横動方向側とは反対側の支点手段の支点軸33を、搬送用走行体1の機枠6に対する横動体7の相対横動を利用するカム機構(カム41とカム従動レバー38)により、バケット8側の軸受け34から離脱させる操作機構35を使用したが、当該操作機構35としては、各支点手段30A,30Bの支点軸33を各別に出退駆動する適当なアクチュエーター、例えばモーター、ソレノイド、流体圧シリンダーなどを使用して構成することもできる。
【0027】
また、上記実施形態では、ガイドレール11から吊り下げられて走行する懸垂形モノレール方式の搬送用走行体にバケットを吊り下げるように配設したが、ガイドレール上を走行する台車の上にバケットを搭載した形式にも本発明を実施することは可能である。
【0028】
【発明の効果】
以上のように本発明のバケット利用の搬送装置では、搬送用走行体のバケットは、横動体の横動により中央ホームポジションから左右各進出限位置へ横動させた状態で、当該バケットを支持する左右一対の支点手段の内、横動方向側とは反対側の支点手段の支点軸と軸受けとを操作機構により離脱させて、横動方向側の支点手段とバケット底部の中央支点軸とで支持した状態とし、係る状態で前記中央支点軸を支持するバケット支持反転手段の昇降体を上昇させることにより、バケット底部を持ち上げて前記横動方向側の支点手段の支軸を中心に当該バケットを横動方向へ反転させることができる。
【0029】
このような本発明のバケット利用の搬送装置によれば、荷の排出のためのバケットの反転を左右何れ側に対しても任意選択的に行え、しかもその反転するバケットの開口部下辺位置を、中央ホームポジションに位置するときのバケットに対し左右横側方へ大きく張り出させることはできるが大きく下方へ移動させないで済む。従って、当該バケットからの荷を受け取る荷受取設備を、前記バケットを支持している搬送用走行体の走行経路の真下に重なる位置ではなく、左右両側に離して配設することができるので、当該荷受取設備の設計設置が容易になるばかりでなく、当該荷受取設備における各種作業に搬送用走行体の走行経路が邪魔になることが少なくなり、当該作業も安全に行える。しかも前記搬送用走行体の走行経路の床面上高さを低くすることができるのである。
【0030】
なお、請求項2に記載の構成によれば、バケットを反転させたい側へ横動体を横動させるだけで当該バケットを支持する左右一対の支点手段の内、横動方向側とは反対側の支点手段の支点軸と軸受けとをカムとカム従動レバーとにより自動的に互いに離脱させることができ、両支点手段の操作機構に専用の動力源が不要で安価に実施し得るとともに、誤動作の恐れもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す正面図である。
【図2】搬送用走行体の振れ止め手段を省略した状態での側面図である。
【図3】要部の拡大縦断側面図である。
【図4】バケットを反転させた状態での要部の拡大縦断側面図である。
【図5】バケットを中央ホームポジションに支持している状態での要部の横断拡大平面図である。
【図6】バケットを一側方へ横動させた状態での要部の横断拡大平面図である。
【図7】本発明装置を利用する搬送設備のレイアウトの一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 搬送用走行体
3 自走トロリー
4 従動トロリー
5 従動トロリー
6 搬送用走行体の機枠
7 横動体
8 バケット
11 ガイドレール
12 荷受取設備
20 横動体の横動用ガイドレール
22 横動駆動手段
23 ラックギヤ
24 ピニオンギヤ
25 モーター
30A 支点手段
30B 支点手段
33 支点軸
34 軸受け
35 操作機構
38 カム従動レバー
40 カム従動ローラー
41 カム
45 バケット支持反転手段
46 昇降駆動手段
47 昇降体
48 中央支点軸
49 バケット支持レール
54 モーター
55 パワーシリンダー
56 昇降ロッド

Claims (2)

  1. 搬送用走行体、この搬送用走行体に、当該搬送用走行体の走行方向に対し左右水平方向に横動可能に支持された横動体、当該横動体を中央ホームポジションと左右各進出限位置との間で横動させる横動駆動手段、前記横動体に左右両側部をそれぞれ支点手段を介して支持されたバケット、及びバケット支持反転手段を備え、前記各支点手段は、前記横動体とバケットとの内の一方に設けられ且つ搬送用走行体の走行方向と平行な支点軸、前記横動体とバケットとの内の他方に設けられた軸受け、及び前記支点軸と軸受けとを相対的に挿脱操作する操作機構から成り、前記バケット支持反転手段は、前記横動体に昇降可能に支持され且つ昇降駆動手段により昇降駆動される昇降体、前記両支点手段間の略中央位置で前記バケットの底部に設けられた中央支点軸、及び前記昇降体に設けられ且つ前記中央支点軸が搬送用走行体の走行方向に対し左右水平方向に横動可能に嵌合するバケット支持レールから成る、バケット利用の搬送装置。
  2. 前記各支点手段の操作機構が、当該各支点手段の支点軸と軸受けとを相対的に挿脱操作するカム従動レバーと、前記搬送用走行体の機枠に設けれたカムとから成り、前記横動体が中央ホームポジションから左右各進出限位置へ横動するとき、その横動方向側の支点手段の前記カム従動レバーが前記カムに従動して当該支点手段の支点軸と軸受けとを相対的に離脱させるように構成された、請求項1に記載のバケット利用の搬送装置。
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