JP2024063339A - 搬送機構 - Google Patents

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利騎 薄井
敏宏 町田
洋貴 伊達
洋昭 濱田
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Abstract

【課題】装置の低コスト化および装置構成の簡素化を実現しつつ、搬送台車の走行路の切り換えを円滑に行うことが可能な搬送機構を提供すること。【解決手段】自動倉庫システムにおける作業エリアに配置される搬送機構であって、一方向に沿って延びるメイン走行路に沿って走行する搬送台車をスイッチバックさせてメイン走行路と交差して延びる分岐走行路に乗り換えさせるように構成されたスイッチバック機構を備え、スイッチバック機構は、メイン走行路の走行面と分岐走行路の走行面とを接続する走行面を形成する第1ガイド面及びメイン走行路と分岐走行路との交差部分において分断されたメイン走行路の走行面を形成する第2ガイド面を有し、メイン走行路と分岐走行路とを切り替え可能に構成されたガイド部材を備えた構成とされる。【選択図】図1

Description

本発明は、走行レール上を走行する搬送台車の走行路を切り換え可能に構成された搬送機構に関する。
走行レール上を走行する搬送台車によってワークの入出庫作業が行われる自動倉庫システムにおいては、ワークを保管する保管庫とワークの出庫作業(ピッキング作業)が行われる作業エリアとの間で、搬送台車の循環経路が構成される。
例えば、特許文献1には、保管庫から作業エリアに至る進入用走行路及び作業エリアから保管庫に至る退出用走行路を高さ方向における異なるレベル位置において互いに平行に水平に延びるよう配設すると共に、搬送台車を垂直搬送機構によって進入用走行路から退出用走行路に移動させることで、搬送台車の循環経路が構成されることが記載されている(図26A乃至図26C参照。)。
また、特許文献1には、搬送されてきたワークの視認性及びピッキング作業性の観点から、作業エリアにおいて進入用走行路を傾斜させることで搬送台車の姿勢を傾斜させることが記載されている。
特許第6896034号公報
而して、特許文献1に記載の自動倉庫システムにおいては、ワークのピッキング作業後、搬送台車を、ラックアンドピニオン方式による垂直搬送機構によって、傾斜した姿勢のまま、垂直搬送し、傾斜した退出用走行路を走行させるようになっている。
しかしながら、傾斜した走行路を走行させる構成上、搬送台車を作業エリアから退出させる際に、搬送台車の駆動に大きな出力が必要となる、といった問題がある。
このような問題に対し、例えば、搬送台車におけるピニオンギアと噛み合うラックを退出用走行路に設けることが考えられる。
しかしながら、垂直搬送機構が搬送台車を傾斜した状態で搬送するよう構成する場合には、ピニオンギアが噛み合うラック面は、垂直搬送用走行路と退出用走行路とで分断された状態にあることから、ピニオンギアの噛み合いを切り換えるために時間を要する、といった問題が生ずることとなる。
一方、進入用走行路及び退出用走行路を水平に延びるように構成し、作業エリアにおいて搬送台車を傾斜した姿勢とするために、例えばアクチュエータ等を用いて進入用走行路を傾斜(チルト)させることが考えられる。
しかしながら、このような構成では、ピッキング作業後において、走行路を傾斜状態から水平状態に回動させる工程、搬送台車を垂直搬送するために駆動系統を切り換える工程、及び、搬送台車を退出用走行路に沿って水平搬送するために駆動系統を切り換える工程を、別々に行う必要があり、搬送台車の走行路の切り換えに時間的なロスが生ずることとなる。また、アクチュエータ等の駆動機構が必要となり、製造コストが高くなるという問題もある。
本発明は、これらの問題点を解決するものであり、装置の低コスト化および装置構成の簡素化を実現しつつ、搬送台車の走行路の切り換えを円滑に行うことが可能な搬送機構を提供することを目的とする。
本発明は、自走可能な搬送台車を走行レールに沿って走行させてワークの入出庫作業を行う自動倉庫システムにおける、保管庫からのワークの出庫作業が行われる作業エリアに配置される搬送機構であって、前記保管庫から前記作業エリアに至る進入用走行レールと接続され一方向に沿って延びるメイン走行路と、前記メイン走行路と交差して前記作業エリアからの退出用走行レールに向かって延びる分岐走行路と、前記メイン走行路と前記分岐走行路との交差部分に設けられ前記メイン走行路を走行する前記搬送台車をスイッチバックさせて前記分岐走行路に乗り換えさせるように構成されたスイッチバック機構とを備え、前記搬送台車は、左右両側面において同軸上に正逆回転駆動可能に設けられたメイン走行路走行用駆動輪を有し、前記スイッチバック機構は、前記メイン走行路と前記分岐走行路とを切り替え可能に構成されたガイド部材を備え、前記ガイド部材は、前記メイン走行路の走行面と前記分岐走行路の走行面とを接続する走行面を形成する第1ガイド面と、前記メイン走行路と前記分岐走行路との交差部分において分断された前記メイン走行路の走行面を形成する第2ガイド面とを有する構成とすることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項1に係る搬送機構によれば、メイン走行路走行用駆動輪をメイン走行路の走行時の回転方向から逆転させることで、搬送台車をスイッチバックさせて分岐走行路に進入させることができるので、装置の低コスト化および装置構成の簡素化を実現しつつ、搬送台車の走行路の切り換えを円滑にかつ容易に行うことが可能となる。このため、保管庫から作業エリアを経て再び保管庫に戻る搬送台車の循環サイクルを短縮し、作業効率の向上を図ることが可能となる。
本請求項2に係る構成によれば、搬送台車をメイン走行路に沿って走行させるだけでガイド部材を作動させることができるので、簡単な構成で、搬送台車の走行路の切り換えを行うことが可能となる。
本請求項3に係る構成によれば、搬送台車をメイン走行路に沿って走行させるだけで、搬送台車の姿勢を傾斜した状態とすることができ、しかも、ピニオンギアの噛み合いの切り換えを行うことなしに、ピニオンギアをメイン走行路のラックから分岐走行路のラックに噛み合わせることができるので、搬送台車の循環サイクルを短縮することが可能となる。
本請求項4に係る構成によれば、搬送台車を水平姿勢で退出用走行レール上に着地させることができるので、搬送台車を水平に走行させることで作業エリアから容易に退出させることが可能となり、搬送台車の循環サイクルを短縮することが可能となる。
本請求項5に係る構成によれば、搬送台車をメイン走行路走行用駆動輪及び走行輪の2点で支持することで、簡単な構成で、搬送台車の姿勢を矯正することが可能となる。
本発明の搬送機構を用いた自動走行システムの一構成例を概略的に示す図である。 搬送台車の一構成例を示す斜視図である。 搬送機構の構成を概略的に示す図である。 メイン固定ガイドレール及び第1分岐固定ガイドレールの構成の一部を概略的に示す図である。 第1スイッチガイドレールの構成を示す拡大図である。 分断されたメイン固定ガイドレールの走行面が連続するように第1スイッチガイドレールが作動した状態を示す図である。 分断されたメイン固定ガイドレールの走行面が連続するように第2スイッチガイドレールが作動した状態を示す図である。 搬送台車がメイン走行路から分岐走行路に進入可能となるよう搬送台車の走行路が切り換えられた状態を示す図である。 搬送台車が第1スイッチガイドレール上及び第2スイッチガイドレール上を走行する状態を示す図である。 搬送台車が分岐走行路に沿って走行する状態を示す図である。 搬送台車が退出用走行レール上に接地された状態を示す図である。
以下、本発明の実施例について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の搬送機構を備えた自動倉庫システムの一構成例を概略的に示す図である。
この自動倉庫システムは、自走可能な搬送台車110を走行レールに沿って走行させてワークWの入出庫作業を行うシステムであって、保管庫100から作業エリア105に至る進入用走行レール101と、作業エリア105からの退出用走行レール102と、作業エリア105において進入用走行レール101及び退出用走行レール102を接続して搬送台車110の循環走行路を構成する搬送機構120とを備える。
本実施例においては、進入用走行レール101及び退出用走行レール102は鉛直方向における異なるレベル位置において互いに平行に水平に延びるように配設されている。
なお、作業エリア105は、作業者が立ち入って搬送台車110によって搬送されるワークWの出庫作業(ピッキング作業)が実施可能となるように設定されている。
搬送台車110は、図2に示すように、ワーク搭載部111を中央部に有する。
搬送台車110の左右両側面には、適宜の駆動源により正転逆転可能に回転駆動され水平方向に延びる走行レール上を走行するための水平搬送用駆動輪112が設けられている。水平搬送用駆動輪112は、軸方向に進退移動可能に設けられており、水平搬送用駆動輪112が搬送台車110から離間する方向に移動されることで、水平方向に延びる走行レール上に位置されワークWの水平搬送が可能となっている。ワークWを垂直搬送する際には、水平搬送用駆動輪112は搬送台車110に近接した退避位置に位置される。
水平搬送用駆動輪112の上方には、水平搬送用駆動輪112の駆動軸と平行に延びる2つの走行軸113,114が、両端部が搬送台車110の左右両側面の各々から外方に突出する状態で、鉛直方向に離間して設けられている。
一方の走行軸113の両端部には、搬送機構120のメイン走行路を走行するためのメイン走行路走行用駆動輪としてのピニオンギア115が設けられ、適宜の駆動源により正転逆転可能に回転駆動されるようになっている。さらに、ピニオンギア115の軸方向内側には第1ガイドローラ116が設けられている。
他方の走行軸114の両端部には、メイン走行路において、第1ガイドローラ116と同一の走行面を走行する走行輪としての第2ガイドローラ117が回転可能に設けられている。
一方の走行軸113及び他方の走行軸114は、軸方向に進退移動可能に構成されており、ピニオンギア115、第1ガイドローラ116及び第2ガイドローラ117が搬送台車110から離間する方向に移動されることで、搬送機構120のメイン走行路を構成する走行レール及び保管庫100における垂直方向に延びる走行レールを走行可能となっている。また、ワークWを水平搬送する際には、ピニオンギア115、第1ガイドローラ116及び第2ガイドローラ117が搬送台車110に近接した退避位置に位置されるよう、走行軸113,114が移動される。
搬送機構120は、図3に示すように、進入用走行レール101と接続され一方向(本実施例では鉛直方向)に沿って延びるメイン走行路121と、メイン走行路121と交差して退出用走行レール102に向かって延びる分岐走行路131と、メイン走行路121と分岐走行路131との交差部分に設けられメイン走行路121を走行する搬送台車110をスイッチバックさせて分岐走行路131に乗り換えさせるように構成されたスイッチバック機構140とを備える。
メイン走行路121は、水平姿勢の搬送台車110をチルトさせながら走行させるメイン固定ガイドレール122を備える。メイン固定ガイドレール122は、上方に向かって水平方向外方に傾斜して延び、搬送台車110を水平面に対しチルトさせた姿勢で分岐走行路131との交差部分を通過するように走行させる傾斜走行部124を有する。メイン固定ガイドレール122は、分岐走行路131との交差部分における走行面が分断されている。
分岐走行路131は、メイン固定ガイドレール122の傾斜走行部124に直交して延びるよう構成されており、搬送台車110のピニオンギア115及び第1ガイドローラ116を走行させる第1経路を構成する第1分岐固定ガイドレール132と、搬送台車110の第2ガイドローラ117を走行させる第2経路を構成する第2分岐固定ガイドレール136とを備えている。
第1分岐固定ガイドレール132及び第2分岐固定ガイドレール136は、搬送台車110の姿勢を傾斜した状態から水平状態に変更させる水平走行部134,137を有し、これにより、搬送台車110を分岐走行路131に沿って走行させることで、搬送台車110を水平姿勢で退出用走行レール102上に着地させることが可能となっている。
メイン固定ガイドレール122及び第1分岐固定ガイドレール132には、図4に示すように、搬送台車110のピニオンギア115と噛み合うラック125,135が設けられ、ラック125,135のラック面によってピニオンギア115の走行面が構成されていると共にラック125,135の設けられていない領域によって第1ガイドローラ116及び第2ガイドローラ117が転動するローラ走行面123,133が構成されている。
第2分岐固定ガイドレール136は、ラックを有さないことの他は、第1分岐固定ガイドレール132と同様に構成され、第2ガイドローラ117が転動するローラ走行面138を有する。
スイッチバック機構140は、メイン走行路121と分岐走行路131との交差部分の各々に設けられメイン走行路121と分岐走行路131とを切り換え可能に構成されたガイド部材としての第1スイッチガイドレール141及び第2スイッチガイドレール151を備える。
第1スイッチガイドレール141は、図5に示すように、メイン固定ガイドレール122の走行面と第1分岐固定ガイドレール132の走行面とを接続する走行面を形成する第1ガイド面142と、メイン固定ガイドレール122と第1分岐固定ガイドレール132との交差部分において分断されたメイン固定ガイドレール122の走行面を形成する第2ガイド面145とを有する。
第1ガイド面142は、円弧状曲面により構成されている。第1ガイド面142には、搬送台車110のピニオンギア115と噛み合うラック144が設けられ、ラック144のラック面によってピニオンギア115の走行面が構成されていると共にラック144の設けられていない領域によって第1ガイドローラ116が転動するローラ走行面143が構成されている。
第2ガイド面145は、平面状に形成されている。
第2スイッチガイドレール151は、ラックを有さないことの他は、第1スイッチガイドレール141と同様の構成を有する。具体的には、第2スイッチガイドレール151は、メイン固定ガイドレール122の走行面と第2分岐固定ガイドレール136のローラ走行面138とを接続する走行面を形成する第1ガイド面152と、メイン固定ガイドレール122と第2分岐固定ガイドレール136との交差部分において分断されたメイン固定ガイドレール122の走行面を形成する第2ガイド面153とを有する。第1ガイド面152は円弧状曲面により構成され、第2ガイド面153は、平面状に形成されている。
第1スイッチガイドレール141及び第2スイッチガイドレール151は、水平方向に延びる軸周りに回動可能に設けられており、常時、第1ガイド面142,152がメイン固定ガイドレール122の走行面と連続した状態となるよう付勢されている。第1スイッチガイドレール141及び第2スイッチガイドレール151は、バネなどの適宜の付勢手段によって付勢されていてもよいが、本実施例のようにメイン固定ガイドレール122が上方に向かって水平方向外方に傾斜して延びるよう配置される場合には、重力を利用して第1ガイド面142,152がメイン固定ガイドレール122の走行面と連続するように構成されていてもよい。
このような構成とされることで、搬送台車110をメイン走行路121に沿って走行させるだけで、第1スイッチガイドレール141及び第2スイッチガイドレール151を作動させることができるので、簡単な構成で、搬送台車110の走行路の切り換えを行うことが可能となる。すなわち、第1スイッチガイドレール141及び第2スイッチガイドレール151が搬送台車110によって押されて付勢力に抗って回動することで搬送台車110がメイン走行路121上を走行可能となり、搬送台車110の通過後、第1スイッチガイドレール141及び第2スイッチガイドレール151が付勢力によって回動することで搬送台車110が分岐走行路131に進入可能となっている。
保管庫100から進入用走行レール101を走行して作業エリア105に進入した搬送台車110は水平姿勢を維持しており、ピッキング作業を行うにあたっては、搬送台車110をメイン固定ガイドレール122に沿って走行させてワークWを所定位置まで鉛直方向に搬送する(図1参照。)。
搬送台車110をメイン固定ガイドレール122に沿って走行させる際には、2つの走行軸113,114の各々を軸方向に移動させてピニオンギア115をメイン固定ガイドレール122のラック125に係合させると共に第1ガイドローラ116及び第2ガイドローラ117をメイン固定ガイドレール122のローラ走行面123上に位置させる。この状態において、ピニオンギア115を回転駆動させることで搬送台車110がメイン固定ガイドレール122に沿って走行し、これにより、搬送台車110の姿勢が傾斜した姿勢となるよう変更される。このとき、搬送台車110がピニオンギア115と第2ガイドローラ117との2点で支持されることで、搬送台車110の姿勢を矯正することが可能となっている。
図6Aに示すように、搬送台車110における第2ガイドローラ117がメイン固定ガイドレール122と第1分岐固定ガイドレール132との交差部分に到達すると、第2ガイドローラ117が第1スイッチガイドレール141を押し上げて第1スイッチガイドレール141を回動させる。これにより、分断されたメイン固定ガイドレール122の走行面が第1スイッチガイドレール141の第2ガイド面145によって連続した状態となり、搬送台車110がメイン固定ガイドレール122上を走行可能となる。
また、図6Bに示すように、搬送台車110における第2ガイドローラ117がメイン固定ガイドレール122と第2分岐固定ガイドレール136との交差部分に到達すると、第2ガイドローラ117が第2スイッチガイドレール151を押し上げて第2スイッチガイドレール151を回動させる。これにより、分断されたメイン固定ガイドレール122の走行面が第2スイッチガイドレール151の第2ガイド面153によって連続した状態となり、搬送台車110がメイン固定ガイドレール122上を走行可能となる。
ピニオンギア115及び第1ガイドローラ116が第1スイッチガイドレール141を通過することで、図6Cに示すように、第1スイッチガイドレール141が付勢力により回動して第1スイッチガイドレール141の第1ガイド面142がメイン固定ガイドレール122の走行面と連続した状態となる。また、第2ガイドローラ117が第2スイッチガイドレール151を通過することで、第2スイッチガイドレール151が付勢力により回動して第2スイッチガイドレール151の第1ガイド面152がメイン固定ガイドレール122の走行面と連続した状態となる。これにより、搬送台車110がメイン走行路121から分岐走行路131に進入可能となるよう走行路が切り換えられる。
ピニオンギア115及び第1ガイドローラ116が第1スイッチガイドレール141を通過し、第2ガイドローラ117が第2スイッチガイドレール151を通過した時点で、搬送台車110を一旦停止させることで、ワークWのピッキング作業を搬送台車110の姿勢が傾斜した状態で実施することが可能である。搬送台車110がメイン走行路121上に位置されている状態、すなわち搬送台車110が作業者に最接近した状態においてワークWのピッキング作業を行うことで、ワークWの視認が容易になると共にピッキング作業を効率よく実施することが可能となる。
ワークWのピッキング作業の終了後、ピニオンギア115をメイン走行路121の走行時とは逆方向に回転させることで、搬送台車110をスイッチバックさせ、これにより、図6Dに示すように、ピニオンギア115を第1スイッチガイドレール141の第1ガイド面142におけるラック144に乗り換えさせると共に、第1ガイドローラ116及び第2ガイドローラ117をそれぞれ第1スイッチガイドレール141のローラ走行面143及び第2スイッチガイドレール151の第1ガイド面152に乗り換えさせる。
さらに、図6Eに示すように、ピニオンギア115を第1分岐固定ガイドレール132におけるラック135に乗り換えさせると共に第1ガイドローラ116及び第2ガイドローラ117をそれぞれ第1分岐固定ガイドレール132におけるローラ走行面133及び第2分岐固定ガイドレール136におけるローラ走行面138に乗り換えさせ、搬送台車110を分岐走行路131に沿って走行させる。
このように、ピニオンギア115の噛み合いの切り換えを行うことなしに、ピニオンギア115をメイン走行路121のラック125から分岐走行路131のラック135に噛み合わせることができるので、搬送台車110の循環サイクルを短縮することが可能となる。
分岐走行路131に沿って走行する搬送台車110は、分岐走行路131の水平走行部134,137の作用によって、傾斜した姿勢から水平姿勢に姿勢変更され、図6Fに示すように、搬送台車110の水平搬送用駆動輪112が退出用走行レール102上に接地される。このため、搬送台車110の水平搬送用駆動輪112を駆動して搬送台車110を水平に走行させるだけで、作業エリア105から容易に退出させることが可能となり、搬送台車110の循環サイクルを短縮することが可能となる。
搬送台車110の作業エリア105からの退出時には、搬送台車110を退出用走行レール102に沿って走行させながら、2つの走行軸113,114をピニオンギア115、第1ガイドローラ116及び第2ガイドローラ117が搬送台車110に接近するように移動させて退避位置に格納し、これにより、ピニオンギア115、第1ガイドローラ116及び第2ガイドローラ117が走行の妨げになることが回避される。
以上、本発明の一実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行なうことが可能である。
例えば、上記実施形態においては、メイン走行路を鉛直方向に沿って延びるよう構成し、搬送台車をスイッチバックさせて水平方向に沿って延びる分岐走行路に乗り換えさせる構成について説明したが、本発明の搬送機構は、搬送台車を水平搬送する走行路同士で走行路の切り換えを行う構成とされていてもよい。このような構成のものにおいては、搬送台車の駆動機構は、ラックアンドピニオン方式に限定されるものではない。
また、上記実施形態においては、鉛直方向における下方のレベル位置に位置される走行レールを進入用走行レール、上方のレベル位置に位置される走行レールを退出用走行レールとしているが、上方のレベル位置に位置される走行レールを進入用走行レール、下方のレベル位置に位置される走行レールを退出用走行レールとして循環経路を構成してもよい。すなわち、搬送台車の搬送方向は特に限定されるものではなく、搬送台車を上方から下方に走行させる構成とされる場合には、第1スイッチガイドレール及び第2スイッチガイドレールをそれぞれ第2ガイド面がメイン走行路における走行面と常時連続するように付勢するよう構成すればよい。
100 ・・・ 保管庫
101 ・・・ 進入用走行レール
102 ・・・ 退出用走行レール
105 ・・・ 作業エリア
110 ・・・ 搬送台車
111 ・・・ ワーク搭載部
112 ・・・ 水平搬送用駆動輪
113 ・・・ 走行軸
114 ・・・ 走行軸
115 ・・・ ピニオンギア
116 ・・・ 第1ガイドローラ
117 ・・・ 第2ガイドローラ
120 ・・・ 搬送機構
121 ・・・ メイン走行路
122 ・・・ メイン固定ガイドレール
123 ・・・ ローラ走行面
124 ・・・ 傾斜走行部
125 ・・・ ラック
131 ・・・ 分岐走行路
132 ・・・ 第1分岐固定ガイドレール
133 ・・・ ローラ走行面
134 ・・・ 水平走行部
135 ・・・ ラック
136 ・・・ 第2分岐固定ガイドレール
137 ・・・ 水平走行部
138 ・・・ ローラ走行面
140 ・・・ スイッチバック機構
141 ・・・ 第1スイッチガイドレール
142 ・・・ 第1ガイド面
143 ・・・ ローラ走行面
144 ・・・ ラック
145 ・・・ 第2ガイド面
151 ・・・ 第2スイッチガイドレール
152 ・・・ 第1ガイド面
153 ・・・ 第2ガイド面
W ・・・ ワーク

Claims (5)

  1. 正逆回転駆動可能に設けられたメイン走行路走行用駆動輪を有する搬送台車を走行レールに沿って走行させてワークの入出庫作業を行う自動倉庫システムにおける、ワークの出庫作業が行われる作業エリアに配置される搬送機構であって、
    ワークの保管庫から前記作業エリアに至る進入用走行レールと接続され一方向に沿って延びるメイン走行路と、前記メイン走行路と交差して前記作業エリアからの退出用走行レールに向かって延びる分岐走行路と、前記メイン走行路と前記分岐走行路との交差部分に設けられ前記メイン走行路を走行する前記搬送台車をスイッチバックさせて前記分岐走行路に乗り換えさせるように構成されたスイッチバック機構とを備え、
    前記スイッチバック機構は、前記メイン走行路と前記分岐走行路とを切り替え可能に構成されたガイド部材を備え、
    前記ガイド部材は、前記メイン走行路の走行面と前記分岐走行路の走行面とを接続する走行面を形成する第1ガイド面と、前記メイン走行路と前記分岐走行路との交差部分において分断された前記メイン走行路の走行面を形成する第2ガイド面とを有することを特徴とする搬送機構。
  2. 前記ガイド部材は、前記第1ガイド面が前記メイン走行路の走行面に連続するように付勢された状態で、回動可能に設けられ、
    前記スイッチバック機構は、前記搬送台車によって押されて付勢力に抗って回動することで前記搬送台車が前記メイン走行路上を走行可能となり、前記搬送台車の通過後、付勢力によって回動して前記搬送台車が前記分岐走行路に進入可能となるよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の搬送機構。
  3. 前記搬送台車における前記メイン走行路走行用駆動輪がピニオンギアにより構成され、
    前記メイン走行路及び前記分岐走行路並びに前記ガイド部材における前記第1ガイド面には、前記ピニオンギアと噛み合うラックが設けられ、
    前記メイン走行路は、上下方向に沿って延びるように配置され、
    前記メイン走行路は、前記搬送台車を水平面に対し傾斜させた姿勢で前記交差部分を通過するように走行させる傾斜走行部を有することを特徴とする請求項1に記載の搬送機構。
  4. 前記分岐走行路は、前記搬送台車を傾斜した姿勢から水平姿勢に変更させながら走行させるよう構成されていることを特徴とする請求項3に記載の搬送機構。
  5. 前記搬送台車は、前記メイン走行路走行用駆動輪の駆動軸と互いに平行に延びる走行軸に設けられ前記メイン走行路上を走行する走行輪を有し、
    前記分岐走行路は、前記メイン走行路走行用駆動輪を走行させる第1分岐経路と、前記走行輪を走行させる第2分岐経路とを有し、
    前記ガイド部材は、前記メイン走行路と前記第1分岐経路との交差部分及び前記メイン走行路と前記第2分岐経路との交差部分の各々に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の搬送機構。

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