JP2018108874A - 搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送経路の途中に横断路を形成し、箱台車の搬出入を可能とする。【解決手段】第一搬送経路101に沿って配置される固定ローラー131を回転させることにより車輪200を転動させながら複数台同時に箱台車を搬送する搬送装置100であって、固定ローラー131に連なって対向状に配置される複数の可動ローラー141と、可動ローラー141の間を通過する箱台車200に可動ローラーが当接するように付勢する付勢手段143と、可動ローラー141を回転させて箱台車200を搬送する駆動力を発生させる駆動源142と、可動ローラー141の中間点に配置され鉛直方向に延在する旋回軸を中心として可動ローラー141を一体として旋回させる旋回手段148とを備える搬送装置100。【選択図】図2

Description

本願発明は、荷物を収容し車輪を転動させながら床面上を移動させることができる箱台車の搬送装置に関する。
荷物の配送センターなど物流の拠点においては、作業者が箱台車を手で押して移動させる場合もあるが、箱台車を遠くにまで移動させる場合などは、コンベヤ等の搬送装置が用いられる場合がある。
特許文献1には、箱台車をスラットコンベアで搬送するとともに、搬送経路に隣接する床面とスラットの上面とを面一にすることでスラットコンベアの途中で箱台車を床面に退避させる技術が記載されている。
特開2013−237535号公報
ところが、搬送経路の路面上にコンベアなどが存在する場合、人や台車などが搬送経路を横断することは不可能な場合が多い。このような場合、搬送経路の一方側から他方側に人や台車を移動させる場合、長い搬送経路を迂回する必要があり、多大な労力が必要となる。
本願発明は、当該課題に鑑みなされたものであり、搬送経路の途中において箱台車を搬入、搬出させることができ、また、箱台車や人などを横断させることができる搬送装置の提供を目的としている。
上記目的を達成するために、本願発明にかかる搬送装置は、第一搬送経路の側方のそれぞれに第一搬送経路に沿って複数個並べて配置され、第一搬送経路を通過する箱台車の両側面にそれぞれ当接する固定ローラーを回転させることにより第一搬送経路の路面上を、車輪を転動させながら複数台同時に箱台車を搬送する搬送装置であって、第一搬送経路の側方のそれぞれに前記固定ローラーに連なって対向状に配置される複数の可動ローラーと、対向状に配置される前記可動ローラーの間を通過する箱台車の両側面に前記可動ローラーが当接するように付勢する付勢手段と、前記可動ローラーを回転させ、前記可動ローラーに当接する箱台車を搬送する駆動力を発生させる駆動源と、対向状に配置される前記可動ローラーの中間点に配置され鉛直方向に延在する旋回軸を中心として複数の前記可動ローラーを一体として旋回させる旋回手段とを備えることを特徴としている。
これによれば、搬送経路の途中で箱台車などを出し入れすることができる領域である入出領域を形成することが可能となり、また、入出領域を通過させることで人や箱台車が搬送経路を横断することが可能となる。
また、対向状に配置される前記可動ローラーの距離を広げる拡幅手段を備えてもよい。
これによれば、第一搬送経路よりも幅の広い入出領域を形成することができ、可動ローラーに接触することなく人や箱台車などを入出領域に入出させ、また、横断させることが可能となる。
また、隣り合って配置される前記固定ローラーと前記可動ローラーとの距離を広げる干渉防止手段を備えてもよい。
これによれば、通常時は可動ローラーを用いて箱台車を第一搬送経路に沿って搬送させ、入出領域を形成する際には、固定ローラーと干渉することなく対向状の可動ローラーを旋回させることが可能となる。
また、箱台車を載置した状態で前記可動ローラーと共に旋回する旋回床を備えてもよい。
これによれば、箱台車が有する車輪が鉛直軸周りに旋回しない場合でも、箱台車に負荷を与えることなく箱台車と共に可動ローラーを回転させることが可能となる。
第一搬送経路に対し交差する方向に前記可動ローラーを旋回させた場合に前記可動ローラーが配置される位置における第一搬送経路の側方の一方に出現し、箱台車に当接して箱台車の位置を決定するストッパを備えてもよい。
これによれば、第一搬送経路の途中において箱台車を確実に第一搬送経路内に配置することが可能となる。
第一搬送経路と屈曲状に接続される第二搬送経路を形成する固定ローラーをさらに備え、前記可動ローラーは、第一搬送経路と第二搬送経路とが交わる部分に配置されてもかまわない。
これによれば、例えば直角に屈曲した状態で配置される第一搬送経路から第二搬送経路へ、または、第二搬送経路から第一搬送経路へ箱台車を搬送することが可能となり、湾曲させることなく搬送経路を形成し、湾曲させることにより発生するデッドスペースを抑制することが可能となる。
本願発明によれば、搬送経路の途中に入出領域を形成することができ、また、搬送経路の途中で箱台車の出し入れが可能となる。
図1は、搬送装置を箱台車と共に示す平面図である。 図2は、搬送装置を箱台車と共に示す斜視図である。 図3は、固定駆動ユニットを筐体の一部を切り欠いて示す側面図である。 図4は、固定駆動ユニットを筐体の一部を切り欠いて示す正面図である。 図5は、旋回ユニットの一部を切り欠いて示す側面図である。 図6は、可動ローラーの第一配置状態を示す平面図である。 図7は、可動ローラーの第二配置状態を示す平面図である。 図8は、可動ローラーの第三配置状態を示す平面図である。 図9は、可動ローラーの第四配置状態を示す平面図である。 図10は、固定駆動ユニットを干渉防止位置に配置した状態を示す平面図である。 図11は、別態様の搬送装置を箱台車と共に示す平面図である。 図12は、別態様の搬送装置を箱台車と共に示す斜視図である。
次に、本願発明に係る搬送装置の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本願発明に係る搬送装置の一例を示したものに過ぎない。従って本願発明は、以下の実施の形態を参考に請求の範囲の文言によって範囲が画定されるものであり、以下の実施の形態のみに限定されるものではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
また、図面は、本願発明を示すために適宜強調や省略、比率の調整を行った模式的な図となっており、実際の形状や位置関係、比率とは異なる場合がある。
図1は、搬送装置を箱台車と共に示す平面図である。
図2は、搬送装置を箱台車と共に示す斜視図である。
これらの図に示すように、第一搬送経路101の側方のそれぞれに第一搬送経路101に沿って複数個並べて配置され、第一搬送経路101を通過する箱台車200の両側面にそれぞれ当接する固定ローラー131を回転させることにより第一搬送経路101の路面上を、車輪202を転動させながら複数台同時に箱台車200を搬送することができる装置であって、固定ローラー131と、旋回ユニット140とを備えている。本実施の形態の場合、搬送装置100はさらに、ストッパ105を備えている。
本実施の形態の場合、搬送装置100は、第一搬送経路101内に箱台車200の搬出入のみの機能を有する搬出入部171と、第一搬送経路101を横断させる機能のみを有する横断部172とを備えている。
箱台車200は、荷物を収容する箱状の本体201と、本体201の下面に取り付けられる車輪202とを有し、搬送装置100の搬送対象となる物である。箱台車200は、例えば、本体が網と枠とで形成されるカゴ台車や、本体が断熱材で形成された断熱台車などと称される物である。なお、箱台車200は、空の場合を意味するばかりでなく、箱台車200と当該箱台車200に収容される荷物とを合わせた物も箱台車200である。具体的に箱台車200は、矩形の基台の周縁から例えば網状の壁部材が立設されたものを例示できる。
本実施の形態の場合、車輪202は、いわゆる自在キャスターと称される部材であり、床面を転動する車輪が鉛直軸周りにも旋回可能となっている。また、箱台車200は、角柱の外観をした本体201の下面の四隅のそれぞれに車輪202が取り付けられ、例えば曲がり角を直角に搬送することができるものとなっている。
なお、箱台車200は、自在キャスターばかりで無く、ボールキャスターのような任意の方向に回転可能な車輪202を備えていてもよい。また、箱台車200が備える車輪202の数は、3以上であれば限定されるものでは無い。また、鉛直軸周りに旋回しない車輪202を備えていてもよい。
図3は、固定駆動ユニットを筐体の一部を切り欠いて示す側面図である。
図4は、固定駆動ユニットを筐体の一部を切り欠いて示す正面図である。
これらの図に示すように、固定ローラー131は、固定駆動ユニット103に備えられている。また、固定駆動ユニット103は、第一搬送経路101内の箱台車200を移動させるための装置であり、固定ローラー131のほか、第一駆動源132と、第一付勢手段133とを備えている。
固定駆動ユニット103は、第一搬送経路101の両側にそれぞれ固定ローラー131が内側に向くように第一搬送経路101に沿って並んで配置されている。また、一対の固定駆動ユニット103は、第一搬送経路101の両側に対向して配置されており、この対が第一搬送経路101に沿って配置されている。また、搬送方向に沿って隣り合う固定駆動ユニット103の距離は、搬送方向における箱台車200の長さ以下、少なくとも隣り合う駆動ユニット103が備える固定ローラー131の距離が搬送方向における箱台車200の長さ以下となっている。
固定ローラー131は、第一搬送経路101内に配置される箱台車200の両側面にそれぞれ当接し鉛直方向に延びる軸を中心に回転するローラーである。本実施の形態の場合、固定ローラー131は、空の状態の箱台車200の重心よりも下方の側面に当接する位置に配置されている。固定ローラー131は、自身が回転することにより当接する箱台車200を第一搬送経路101に沿って移動させるものであり、箱台車200に対し柔らかく接触し、かつ、摩擦力が発生することが好ましい。固定ローラー131の箱台車200と接触する部分の形状や材質は特に限定されるものではないが、例えば、空気入りのタイヤや、ウレタンゴムタイヤ等のソリッドゴムタイヤを例示することができる。また、図において固定ローラー131は、タイヤが上下2段に重ねられたものを記載しているが、これに限定されるわけではなく、3段以上に重ねられたものでも、1段のみでもかまわない。
第一駆動源132は、固定ローラー131を回転させて摩擦力により箱台車200を搬送する駆動力を発生させる装置であり、例えば電動モーターである。第一駆動源132と固定ローラー131の1つとは、所定のギア比の第一減速機134で接続されている。また、固定駆動ユニット103は、固定ローラー131を複数(本実施の形態の場合は2個)備えており、1つの固定駆動ユニット103が備える複数の固定ローラー131は、チェーンなどの第一伝達部材139を用いて1つの第一駆動源132により一体に回転するものとなっている。このように、一体に回転する複数の固定ローラー131を箱台車200の側面に当接することで、駆動力を面的に箱台車200に伝達することができ、箱台車200を安定して移動させることができる。
第一付勢手段133は、固定ローラー131を箱台車200に押し付ける力を発生させる装置である。本実施の形態の場合、固定ローラー131、および、第一駆動源132は第一フレーム135に取り付けられ水平面内において箱台車200の搬送方向と直角な方向にスライド自在であり、第一付勢手段133は、第一フレーム135と共に固定ローラー131を第一搬送経路101内に突出するように付勢している。第一付勢手段133は特に限定されるものではないが、コイルバネ、板バネなどいわゆるバネや、シリンダを用い油圧や空圧などにより付勢する装置などでもよい。
図5は、旋回ユニットの一部を切り欠いて示す側面図である。
図1、図2、および同図に示すように、旋回ユニット140は、第一搬送経路101に対して旋回し、第一搬送経路101内に入出領域152(図1、図2参照)を形成するユニットであり、入出庫部171に配置される旋回ユニット140は、可動駆動ユニット104と、旋回床147と、旋回手段148とを備えている。また、横断部172に配置される旋回ユニット140は、可動駆動ユニット104と、拡幅手段161と、干渉防止手段162と、旋回床147と、旋回手段148とを備えている。
なお、入出領域152は、搬送経路110の一部であり、旋回ユニット140により複数の可動ローラー141が搬送経路110と交差するように一体に旋回した際に仮想的に出現する領域である。
可動駆動ユニット104は、固定駆動ユニット103とほぼ同様の装置であり、可動ローラー141は、可動駆動ユニット104に備えられている。また、可動駆動ユニット104は、箱台車200を第一搬送経路101に沿って移動させることもでき、旋回手段148を用いて複数の可動駆動ユニット104を一体に旋回させることにより第一搬送経路101に交差する方向に箱台車200を移動させることもできるものとなっている。可動駆動ユニット104は、可動ローラー141のほか、第二駆動源142と、第二付勢手段143とを備えている。
可動駆動ユニット104は、第一搬送経路101の両側にそれぞれ可動ローラー141が内側に向くように配置されている。本実施の形態の場合、可動駆動ユニット104は、旋回床147に載置された箱台車200の四隅に対応する位置にそれぞれ配置されている。また、搬送方向に沿って隣り合う可動駆動ユニット104の距離は、固定駆動ユニット103と同様に搬送方向における箱台車200の長さ以下、少なくとも隣り合う可動駆動ユニット104が備える可動ローラー141の距離が搬送方向における箱台車200の長さ以下となっている。また、隣り合う可動ローラー141と固定ローラー131との間隔も搬送方向における箱台車200の長さ以下となっている。
可動ローラー141は、第一搬送経路101内に配置される箱台車200の両側面にそれぞれ当接し鉛直方向に延びる軸を中心に回転するローラーである。本実施の形態の場合、可動ローラー141は、空の状態の箱台車200の重心よりも下方の側面に当接する位置に配置されている。可動ローラー141は、自身が回転することにより当接する箱台車200を第一搬送経路101に沿って移動させるものであり、箱台車200に対し柔らかく接触し、かつ、摩擦力が発生することが好ましい。可動ローラー141の箱台車200と接触する部分の形状や材質は特に限定されるものではないが、例えば、空気入りのタイヤや、ウレタンゴムタイヤ等のソリッドゴムタイヤを例示することができる。
第二駆動源142は、可動ローラー141を回転させて摩擦力により箱台車200を搬送する駆動力を発生させる装置であり、例えば電動モーターである。第二駆動源142と可動ローラー141の1つとは、所定のギア比の第二減速機144で接続されている。また、可動駆動ユニット104は、可動ローラー141を複数(本実施の形態の場合は2個)備えており、1つの可動駆動ユニット104が備える複数の可動ローラー141は、チェーンなどの第二伝達部材149を用いて1つの第二駆動源142により一体に回転するものとなっている。
第二付勢手段143は、可動ローラー141を箱台車200に押し付ける力を発生させる装置である。本実施の形態の場合、可動ローラー141、および、第二駆動源142は第二フレーム145に取り付けられ水平面内において箱台車200の搬送方向と直角な方向にスライド自在であり、第二付勢手段143は、第二フレーム145と共に可動ローラー141を第一搬送経路101内に突出するように付勢している。
拡幅手段161は、第一搬送経路101を挟んで対向状に配置される可動ローラー141の距離を広げる装置である。干渉防止手段162は、隣り合って配置される固定ローラー131と可動ローラー141との距離を広げる装置である。本実施の形態の場合、拡幅手段161、および、干渉防止手段162は1つの装置で実現されている。即ち、それぞれの可動駆動ユニット104は、複数の移動装置106にそれぞれ取り付けられている。そして、可動駆動ユニット104を第一搬送経路101と交差するように旋回させた後、対向する可動ローラー141の距離を広げるように移動装置106によって可動駆動ユニット104を移動させることにより、移動装置106は、拡幅手段161として機能する。また、可動ローラー141を旋回させる前に、対向する可動ローラー141の距離を狭めるように移動装置106によって可動駆動ユニット104を移動させることにより、隣り合う固定ローラー131と可動ローラー141との距離が離れ、可動駆動ユニット104を旋回させても固定駆動ユニット103と干渉することがなくなるため、移動装置106は、干渉防止手段162としても機能する。
本実施の形態の場合、移動装置106は、旋回床147に埋設状態で設けられており、旋回床147が旋回することにより移動ロボットの移動も旋回するものとなっている。
なお、拡幅手段161と干渉防止手段162とは別体の装置であってもかまわない。また、干渉防止手段162は、可動駆動ユニット104を移動させるものではなく、固定駆動ユニット103を介して固定ローラー131を移動させる装置であってもかまわない。具体的には図10に示すように、干渉防止手段162は、可動駆動ユニット104と隣り合う固定駆動ユニット103を第一搬送経路101に沿って可動駆動ユニット104から遠ざかる方向に移動させることにより固定駆動ユニット103を移動させる。また、干渉防止手段162は、可動駆動ユニット104を第一搬送経路101に沿って固定駆動ユニット103から遠ざかる方向に移動させてもかまわない。
旋回床147は、第一搬送経路101に沿って搬送される箱台車200を載置した状態で可動ローラーと共に旋回する部材である。本実施の形態の場合、旋回床147は、第一搬送経路101の路面と面一になるように埋設状態で配置される円板状の部材であり、移動装置106を介して複数(本実施の形態の場合は4個)の可動駆動ユニット104が取り付けられている。また、旋回床147は、矩形の四隅に配置されている可動駆動ユニット104の中心に鉛直方向に延びる旋回軸を有し、第一搬送経路101に対し自在に旋回できるように設置されている。
旋回手段148は、対向状に配置される可動ローラー141の中間点に配置され鉛直方向に延在する旋回軸を中心として可動ローラー141を一体として旋回させる装置である。本実施の形態の場合、旋回手段148は、旋回床147に接続され、旋回床147を旋回させることで可動駆動ユニット104と共に可動ローラー141を旋回させるものとなっている。旋回手段148の具体的な構造は、特に限定されるものではないが、例えば、旋回床147の周面に設けられた歯とかみ合う歯車をモーターで回転させる装置を例示することができる。
ストッパ105は、第一搬送経路101に対し交差する方向(図中Y軸方向)に複数の可動ローラー141を一体に旋回させた場合に、可動ローラー141が配置される位置における第一搬送経路の側方の一方に出現し、箱台車200に当接して箱台車200の第一搬送経路101内の位置を決定する部材である。
本実施の形態の場合、ストッパ105は、棒状の部材であり、出没装置151は、ストッパ105が箱台車200と当接することができる突出位置と、旋回ユニット140により旋回する箱台車200とストッパ105とが干渉しない退避位置との間でストッパ105を移動させることができる装置である。出没装置151は、ストッパ105を片持ち状態で保持し、水平面内において第一搬送経路101に直交する軸を中心にストッパ105を回転揺動させることにより突出位置と退避位置との間を移動させている。また、出没装置151は、可動駆動ユニット104に取り付けられている。
つぎに、搬送装置100における旋回ユニット140の動作を説明する。
図6に示すように、第一搬送経路101に沿って箱台車200を搬送する場合は、可動駆動ユニット104は、固定駆動ユニット103と同じ並びで配置され、固定駆動ユニット103と同じ動作をする。この場合、ストッパ105は、退避状態になっている。
つぎに、第一搬送経路101を横断する横断路を形成する場合は、図7に示すように、干渉防止手段162(本実施の形態の場合は移動装置106で実現)により、可動駆動ユニット104を可動駆動ユニット104ごと搬送経路110の内側に移動させ、固定ローラー131との距離を広げる。
つぎに、図8に示すように、旋回手段148により旋回床147と共に可動駆動ユニット104が第一搬送経路101と直交するまで矩形領域の4隅に配置される可動ローラー141の中間点(旋回床147の中心)に配置され鉛直方向に延在する旋回軸300を中心に旋回させる。
つぎに、図9に示すように、拡幅手段161(本実施の形態の場合は移動装置106で実現)により第一搬送経路101に沿って対向する可動ローラー141の距離が離れるように可動駆動ユニット104を移動させる。以上により第一搬送経路101に沿って幅の広い入出領域152を形成することができ、可動ローラー141等が邪魔になることなく、人や人によって運ばれる箱台車200が第一搬送経路101を横断することが可能となる。またこの場合、可動駆動ユニット104の可動ローラー141の回転駆動は停止しており、箱台車200を移動させる機能は停止してる。また、第一搬送経路101の横断のみを目的とし、箱台車200の出し入れを目的としない場合は、ストッパ105を設けなくてもかまわない。
また、ストッパ105を出現位置に配置した状態で、可動駆動ユニット104を箱台車200を挟持することができる距離に戻し、第一搬送経路101の外部から入出領域152に人により箱台車200を少し挿入すると、入出領域152の両側に配置される可動ローラー141の回転により箱台車200が入出領域152に搬入され、ストッパ105に当接して停止させることができる。この状態で可動駆動ユニット104を箱台車200と共に旋回させることで、箱台車200を第一搬送経路101内に配置することができる。そして、可動ローラー141を再び回転させることにより、箱台車200を第一搬送経路101に沿って搬送することが可能となる。
なお、箱台車200を入出領域152に出し入れすることのみを目的とし、作業者などの横断を目的としない場合は、拡幅手段145を設けなくてもかまわない。
逆に、第一搬送経路101を搬送中の箱台車200を可動ローラー141のみに挟まれる位置で停止させ、箱台車200ごと可動駆動ユニット104を旋回させることで、第一搬送経路101の途中において箱台車200を搬出することが可能となる。
本実施の形態の場合、第一搬送経路101と屈曲状に接続される第二搬送経路102が存在しており、第二搬送経路102の両側にも固定ローラー131を有する固定駆動ユニット103が配置されている。また、第一搬送経路101と第二搬送経路102とが交わる部分には、可動ローラー141を有する可動駆動ユニット104が配置されている。つまり、搬送経路110の屈曲部分には、旋回ユニット140が設けられている。
これにより、第一搬送経路101に沿って搬送された箱台車200が旋回ユニット140内、つまり入出領域152内に配置されると、旋回手段148により可動駆動ユニット104と共に箱台車200も旋回する。可動駆動ユニット104が第二搬送経路102の両側に配置される固定駆動ユニット103と直線的に並ぶまで旋回すると、可動駆動ユニット104内の可動ローラー141が回転し、箱台車200を第二搬送経路102に搬出する。
なおこの場合、ストッパ105は、旋回床147に固定されており、旋回床147と共に旋回するものであってもよい。また、当該部分には拡幅手段161や干渉防止手段162は可動駆動ユニット104に取り付けられていない。
以上により、第一搬送経路101から第二搬送経路102への搬送経路を湾曲させることなく箱台車200を屈曲状(本実施の形態の場合は直角)に搬送することが可能となる。従って、搬送経路を湾曲させることによって生じる設置スペースの無駄を排除することが可能となる。
本実施の形態の場合、搬送経路110内に、人や箱台車200を横断させることができる横断路を形成することができ、搬送経路110を迂回することのない人の動線を確保することが可能となる。また、搬送経路110の途中で箱台車200を出し入れすることが可能となる。また、搬送経路110を直角に曲げたり、交差させたりすることも可能となる。以上から、搬送経路110の設計の自由度を向上させることが可能となる。
なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本願発明の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本願発明の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本願発明に含まれる。
例えば、搬送経路110の側方には、箱台車200の側面と接触してガイドするだけのガイドローラーやガイドレールを別途に設けても良い。
また、可動駆動ユニット104を固定駆動ユニット103と同じ構造として説明したがたが、可動駆動ユニット104と固定駆動ユニット103との構造は同じに限定されるものではない。
また、可動駆動ユニット104が旋回しても固定駆動ユニット103と干渉しない配置である場合、干渉防止手段162は設ける必要がない。
また、本実施の形態では、直角に屈曲した搬送経路110を説明したが、屈曲角度は直角に限定されるものでは無い。
また、第一搬送経路101の端部の両側方にそれぞれ第二搬送経路102が配置されたT字交差でも十字交差でもよく、この場合、旋回ユニット140は交差部に配置される。
また、ストッパ105を振り下ろして突出させ、振り上げることにより退避させる場合を説明したが、ストッパ105の移動はこの動作に限定されるものでは無い。例えば、水平面内で真っ直ぐ突出し、同じ軌道で退避するようにストッパ105をスライドさせてもかまわない。また、ストッパ105を水平状態に保持したまま、昇降させてもかまわない。
また、図11、図12に示すように、ストッパ105は、可動駆動ユニット104に取り付けられる場合ばかりでなく、第一搬送経路101の側方に出没装置151を介して出没可能に取り付けられてもよい。
また、搬出入部171と横断部172の両方の機能を備える部分を第一搬送経路101内に備えてもかまわない。
本願発明は箱台車の搬送に用いることができる。
100 搬送装置
101 第一搬送経路
102 第二搬送経路
103 固定駆動ユニット
104 可動駆動ユニット
105 ストッパ
106 移動装置
110 搬送経路
131 固定ローラー
132 第一駆動源
133 第一付勢手段
134 第一減速機
135 第一フレーム
139 第一伝達部材
140 旋回ユニット
141 可動ローラー
142 第二駆動源
143 第二付勢手段
144 第二減速機
145 第二フレーム
147 旋回床
148 旋回手段
149 第二伝達部材
151 出没装置
152 入出領域
161 拡幅手段
162 干渉防止手段
200 箱台車
201 本体
202 車輪
300 旋回軸

Claims (6)

  1. 第一搬送経路の側方のそれぞれに第一搬送経路に沿って複数個並べて配置され、第一搬送経路を通過する箱台車の両側面にそれぞれ当接する固定ローラーを回転させることにより第一搬送経路の路面上を、車輪を転動させながら複数台同時に箱台車を搬送する搬送装置であって、
    第一搬送経路の側方のそれぞれに前記固定ローラーに連なって対向状に配置される複数の可動ローラーと、
    対向状に配置される前記可動ローラーの間を通過する箱台車の両側面に前記可動ローラーが当接するように付勢する付勢手段と、
    前記可動ローラーを回転させ、前記可動ローラーに当接する箱台車を搬送する駆動力を発生させる駆動源と、
    対向状に配置される前記可動ローラーの中間点に配置され鉛直方向に延在する旋回軸を中心として複数の前記可動ローラーを一体として旋回させる旋回手段と
    を備える搬送装置。
  2. 対向状に配置される前記可動ローラーの距離を広げる拡幅手段を備える
    請求項1に記載の搬送装置。
  3. 隣り合って配置される前記固定ローラーと前記可動ローラーとの距離を広げる干渉防止手段を備える
    請求項1または2に記載の搬送装置。
  4. 箱台車を載置した状態で前記可動ローラーと共に旋回する旋回床を備える
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の搬送装置。
  5. 第一搬送経路に対し交差する方向に前記可動ローラーを旋回させた場合に前記可動ローラーが配置される位置の第一搬送経路の側方の一方に出現し、箱台車に当接して箱台車の位置を決定するストッパを備える
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の搬送装置。
  6. 第一搬送経路と屈曲状に接続される第二搬送経路を形成する固定ローラーをさらに備え、
    前記可動ローラーは、第一搬送経路と第二搬送経路とが交わる部分に配置される
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の搬送装置。
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