JP3567403B2 - 電子写真用カラートナー、それを用いる画像形成方法および電子写真画像形成方法 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、電子写真方式のカラーコピア、カラープリンター用トナー、それを用いる画像形成方法および電子写真画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真法を利用したカラーコピア、カラープリンターにおいては、一般に樹脂粒子中に着色剤を分散させてなるトナー、または樹脂粒子表面に着色剤を付着させてなるトナーが用いられている。
【0003】
特開昭63−23166号、特開昭63−2075号や特開平4−243267号には、表面に機械的または化学的に着色剤を付着させる方法が提案されているが、かかる方法では、トナー表面のみの着色であり十分な着色効果を得ることは難しく、更には表面からの離脱等が生じることにより、帯電性能が変化したり、上記熱ローラー定着を用いた系に於いてはローラー表面を汚染するという問題が発生する。そのため、樹脂粒子内部に着色剤を分散させてなるトナーが広く用いられている。
【0004】
かかるトナーの色調に要求される性能として、色再現性とOVER HEADPROJECTORにおける画像(以下、OHP画像と略称する)の透過性のみでなく、さらにそれらを安定して維持するための耐光性などがあげられる。ここで述べたOHP画像の透過性とは、OHP画像の透明性およびOHP画像における透過色の紙上における反射色に対する色相変化の程度をさす。
【0005】
着色剤として顔料を用いたトナーが使用されている場合、耐光性には優れるが、不溶性であるために数十〜数百nmの分散粒子を形成し、OHP画像において透明性の低下および透過色の色相変化が問題となっている。例えば特開平2−210363号、特開昭62−157051号および同62−255956号公報に記載のC.I.PIGMENT YELLOW 12,13,14,16,17などのジスアゾ顔料や特開平6−118715号に記載されているC.I.PIGMENT YELLOW 185などの顔料を用いたトナーが使用されている場合、顔料が不溶性で凝集しやすく2次さらには3次粒子となり数十〜数百nmの分散粒子を形成するため、彩度の低下とOHP画像における透明性の低下が問題となる。その対策として、予め顔料をフラッシング法やマスターバッチ法などにより加工色材として用いることが行われているが、この方法を用いると製造における工程が増えるためコストの上昇は免れない。
【0006】
一方、着色剤として染料を用いたトナーが使用されている場合、溶解性を持ち十分に分散するためOHP画像の透過性には優れているが、耐光性が顔料に比べて劣るという問題がある。特開平3−276161号に記載されているC.I.SOLVENT YELLOW 162、特開平2−207274号に記載されているC.I.DIRECT YELLOW 160、特開平2−207273号に記載されているC.I.SOLVENT YELLOW 112などの染料が知られているが、これらの染料は透明性が高く色相変化のないOHP画像が得られるものの、顔料に比べて耐光性に劣り長期にわたり安定した性能を維持できない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、結着樹脂中に充分分散しながら優れた耐光性を示す着色剤を用いることで、予め着色剤を加工しなくても彩度が高く耐光性が良好であり、OHP画像における色相変化が小さくかつ透明性の高いカラートナー、それを用いる画像形成方法および電子写真画像形成方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成する為、本発明者等は鋭意研究の結果、本発明に示す前記一般式(1)又は一般式(2)で表される金属錯体色素を含有することを特徴とするカラートナーにより本発明の上記目的が達成されることを見いだし本発明を完成させた。
【0009】
本発明の上記目的は、下記構成により達成された。
【0010】
(1) 少なくとも樹脂と着色剤とからなるカラートナーに於いて、該着色剤が少なくとも下記一般式(1)又は一般式(2)で表される金属錯体色素を含有してなることを特徴とするカラートナー。
【0011】
【化8】
【0012】
〔式中、X1、X3は少なくとも窒素原子を含有する5員環または6員環構造を表し、金属イオンと少なくとも2座の配位結合を形成可能な構造を形成する。Y1は芳香族炭化水素環または5員あるいは6員の複素環または−L4=Y2を表し、Y2は芳香族炭化水素環または5員あるいは6員の複素環を表す。Y3は5員あるいは6員の複素環を表す。L1、L4は置換又は非置換のメチン基又は窒素原子を表し、L2、L3は置換又は非置換のメチン基を表す。Mは金属イオンを表し、X1、X3で形成される原子の集まりと少なくとも2座の配位結合を形成している。mは0、1、2または3の整数を表し、n1、n2は1、2または3の整数を表す。〕
(2) 前記(1)に記載のカラートナーにおいて、前記一般式(1)又は(2)で表される金属錯体色素のX1およびX3が配位結合形成可能な置換基を有するカプラー残基を表すことを特徴とする(1)に記載のカラートナー。
【0013】
(3) 前記(1)に記載のカラートナーにおいて、前記一般式(1)又は(2)の金属錯体色素の吸収極大が、350nm乃至850nmであることを特徴とする(1)に記載のカラートナー。
【0014】
(4) 前記(1)に記載のカラートナーにおいて、前記一般式(1)又は(2)で表される金属錯体色素のX1およびX3が金属と形成する配位結合が2座または3座であることを特徴とする(1)に記載のカラートナー。
【0015】
(5) 少なくとも樹脂と着色剤とからなるカラートナーに於いて、該着色剤が少なくとも下記一般式(3)で表される金属錯体色素を含有してなることを特徴とするカラートナー。
【0016】
【化9】
【0017】
〔式中、X1は少なくとも窒素原子を含有する5員環または6員環構造を表し、金属イオンと少なくとも2座の配位結合を形成可能な構造を形成する。R1、R2、R3は水素原子または一価の置換基を表す。Y1′は芳香族炭化水素環または5員あるいは6員の複素環を表す。Mは金属イオンを表し、X1で形成される原子の集まりと少なくとも2座の配位結合を形成している。m1は0、1、2または3の整数を表し、n3は1、2または3の整数を表す。〕
(6) 少なくとも樹脂と着色剤とからなるカラートナーに於いて、該着色剤が少なくとも下記一般式(4)で表されることを特徴とする金属錯体色素を含有してなることを特徴とするカラートナー。
【0018】
【化10】
【0019】
〔式中、X2は少なくとも窒素原子を含有する5員環または6員環構造を表し、金属イオンと少なくとも2座の配位結合を形成可能な構造を形成する。R4、R5は水素原子または一価の置換基を表す。Y2は芳香族炭化水素環または5員あるいは6員の複素環を表す。Mは金属イオンを表し、X2で形成される原子の集まりと少なくとも2座の配位結合を形成している。m2は0、1、2または3の整数を表し、n4は1、2または3の整数を表す。〕
(7) 前記(1)に記載のカラートナーにおいて、一般式(1)又は一般式(2)で表される金属錯体色素のX1又はX3上の金属と配位結合を形成している少なくとも2個の原子が、共に窒素原子であることを特徴とする(1)に記載のカラートナー。
【0020】
(8) 前記(1)に記載のカラートナーにおいて、一般式(1)で表される金属錯体色素の、X1で形成される構造が、下記一般式(6)で表されることを特徴とする(1)に記載のカラートナー。
【0021】
【化11】
【0022】
〔式中、Z 6 は5又は6員の複素環を形成するに要する原子群を表し、R6は水素原子あるいは一価の置換基を表す。〕
(9) 前記(1)に記載のカラートナーにおいて、一般式(2)で表される金属錯体色素の、X3で形成される構造が、下記一般式(7)で表されることを特徴とする(1)に記載のカラートナー。
【0023】
【化12】
【0024】
〔式中、Z 7 は5又は6員の複素環を形成するに要する原子群を表し、R7は水素原子あるいは一価の置換基を表す。〕
(10) 前記(1)に記載のカラートナーにおいて、一般式(1)で表される金属錯体色素の、X1で形成される構造が、下記一般式(8)、(9)、(10)または(11)で表されることを特徴とする(1)に記載のカラートナー。
【0025】
【化13】
【0026】
〔式中、L5は窒素原子あるいは−CR17=を表し、L6は窒素原子あるいは−CR18=を表し、及びL7は窒素原子あるいは−CR19=を表し、R17、R18及びR19は水素原子あるいは一価の置換基を表し、R17、R18及びR19の少なくとも一つは一般式(11)の窒素原子とともに、少なくとも2座の配位結合を形成可能な原子の集まりを表す。R10、R11、R12、R13、R14及びR15は水素原子あるいは一価の置換基を表す。R10、R11の少なくとも1つは一般式(8)の窒素原子と共に、少なくとも2座の配位結合を形成可能な原子の集まりを表す。R12は一般式(9)の窒素原子と共に、少なくとも2座の配位結合を形成可能な原子の集まりを表す。R13、R14の少なくとも1つは一般式(10)の窒素原子と共に、少なくとも2座の配位結合を形成可能な原子の集まりを表す。〕
(11) 前記(1)に記載のカラートナーにおいて、一般式(2)で表される金属錯体色素の、X3で形成される構造が、下記一般式(12)、(13)、(14)または(15)で表されることを特徴とする(1)に記載のカラートナー。
【0027】
【化14】
【0028】
〔式中、L5は−NR16−あるいは−CR17R20−を表し、L6は窒素原子あるいは−CR18=を表し、及びL7は窒素原子あるいは−CR19=を表し、R16、R17、R18、R19及びR20は水素原子あるいは一価の置換基を表し、R16、R17、R18、R19及びR20の少なくとも一つは一般式(15)の窒素原子とともに、少なくとも2座の配位結合を形成可能な原子の集まりを表す。R10、R11、R12、R13、R14及びR15は水素原子あるいは一価の置換基を表す。R10、R11の少なくとも1つは一般式(12)の窒素原子と共に、少なくとも2座の配位結合を形成可能な原子の集まりを表す。R12は一般式(13)の窒素原子と共に、少なくとも2座の配位結合を形成可能な原子の集まりを表す。R13、R14の少なくとも1つは一般式(14)の窒素原子と共に、少なくとも2座の配位結合を形成可能な原子の集まりを表す。〕
(12) 前記(1)に記載のカラートナーにおいて、一般式(1)及び一般式(2)の、Mで表される金属イオンが、Ni、Cu、Co、Cr、Zn、Fe、Pd、Ptのイオンであることを特徴とする(1)に記載のカラートナー。
【0029】
(13) 前記(1)〜(12)の何れか1項に記載のカラートナーを用いることを特徴とする画像形成方法。
【0030】
(14) 前記(1)〜(12)の何れか1項に記載のカラートナーを用いることを特徴とする電子写真画像形成方法。
【0031】
以下、本発明を更に詳細に説明する。
【0032】
本発明の一般式(1)或いは一般式(2)で表される金属錯体色素について説明する。
【0033】
前記一般式(1)及び一般式(2)において、X1、X3で形成される原子の集まりとは、金属イオンと少なくとも2座の配位結合を形成可能な構造を形成するものであるとは、金属イオンと少なくとも2座の配位結合を形成可能な構造で、一般式(1)及び一般式(2)として色素を形成できるものなら何でもよく、好ましくはカプラー残基を表し、例えば5−ピラゾロオン、イミダゾール、ピラゾロピロール、ピラゾロイミダゾール、ピラゾロトリアゾール、ピラゾロテトラゾール、バルビツール酸、チオバルビツール酸、ローダニン、ヒダントイン、チオヒダントイン、オキサゾロン、イソオキサゾロン、インダンジオン、ピラゾリジンジオン、オキサゾリジンジオン、ヒドロキシピリドン、またはピラゾロピリドンが好ましい。
【0034】
カプラー残基とは、公知のp−フェニレンジアミン類とのカップリング反応によって、色素を形成することが可能な活性水素を有する化合物を表す。
【0035】
X1=としては下記一般式(16)〜(23)で表されるものが特に好ましい。
【0036】
X3−としては下記一般式(24)〜(31)で表されるものが特に好ましい。
【0037】
【化15】
【0038】
〔式中R21、R22、R23は水素原子、又は一価の置換基を表す。Lは炭素原子または窒素原子を表し、QはLとともに含窒素複素環を形成する原子の集まりを表す。QがLとともに形成することの出来る含窒素複素環としては、ピロール環、ピロリジン環、ピラゾール環、イミダゾール環、オキサゾール環、チアゾール環、トリアゾール環、チアジアゾール環、ピリジン環、キノリン環、ピリダジン環、ピリミジン環、ピラジン環、トリアジン環、インドール環、ベンズチアゾール環、ベンズイミダゾール環等が好ましい。〕
一般式(1)及び一般式(2)において、Y1、Y3の好ましい具体例としては、例えば、ベンゼン環、フラン環、ピロール環、チオフェン環、ピラゾール環、イミダゾール環、トリアゾール環、チアジアゾール環、オキサゾール環、チアゾール環、ピラン環、ピリジン環、ピリダジン環、ピリミジン環、ピラジン環、トリアジン環、ナフタレン環、ベンゾフラン環、インドール環、ベンゾチオフェン環、ベンズイミダゾール環、ベンゾチアゾール環、ベンズオキサゾール環、プリン環、キノリン環、イソキノリン環、クマリン環、クロモン環等を挙げることができる。
【0039】
一般式(4)において、Y2の好ましい具体例としては、例えば、3H−ピロール環、オキサゾール環、イミダゾール環、チアゾール環、3H−ピロリジン環、オキサゾリジン環、イミダゾリジン環、チアゾリジン環、3H−インドール環、ベンズオキサゾール環、ベンズイミダゾール環、ベンゾチアゾール環、キノリン環、ピリジン環、インダンジオン環等を挙げることができる。
【0040】
これらの環は更に他の炭素環(例えばベンゼン環)や複素環(例えばピリジン環)と縮合環を形成してもよい。環上の置換基としてはアルキル基、アリール基、ヘテロ環基、アシル基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、アシルアミノ基、アルコキシ基、ヒドロキシ基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子等であり、それらの基は更に置換されていても良い。
【0041】
一般式(3)〜(31)において、R1〜R7及びR10〜R23は水素原子または一価の置換基を表すが、一価の置換基としては、ハロゲン原子(例えば塩素原子、臭素原子等)、アルキル基(例えばメチル基、エチル基、イソプロピル基、ヒドロキシエチル基、メトキシメチル基、トリフルオロメチル基、t−ブチル基等)、シクロアルキル基(例えばシクロペンチル基、シクロヘキシル基等)、アラルキル基(例えばベンジル基、2−フェネチル基等)、アリール基(例えばフェニル基、ナフチル基、p−トリル基、p−クロロフェニル基等)、アルコキシ基(例えばメトキシ基、エトキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基等)、アリールオキシ基(例えばフェノキシ基等)、シアノ基、アシルアミノ基(例えばアセチルアミノ基、プロピオニルアミノ基等)、アルキルチオ基(例えばメチルチオ基、エチルチオ基、n−ブチルチオ基等)、アリールチオ基(例えばフェニルチオ基等)、スルホニルアミノ基(例えばメタンスルホニルアミノ基、ベンゼンスルホニルアミノ基等)、ウレイド基(例えば3−メチルウレイド基、3,3−ジメチルウレイド基、1,3−ジメチルウレイド基等)、スルファモイルアミノ基(ジメチルスルファモイルアミノ基等)、カルバモイル基(例えばメチルカルバモイル基、エチルカルバモイル基、ジメチルカルバモイル基等)、スルファモイル基(例えばエチルスルファモイル基、ジメチルスルファモイル基等)、アルコキシカルボニル基(例えばメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基等)、アリールオキシカルボニル基(例えばフェノキシカルボニル基等)、スルホニル基(例えばメタンスルホニル基、ブタンスルホニル基、フェニルスルホニル基等)、アシル基(例えばアセチル基、プロパノイル基、ブチロイル基等)、アミノ基(メチルアミノ基、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基等)、シアノ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、ニトロソ基、アミンオキシド基(例えばピリジン−オキシド基)、イミド基(例えばフタルイミド基等)、ジスルフィド基(例えばベンゼンジスルフィド基、ベンゾチアゾリル−2−ジスルフィド基等)、カルボキシル基、スルホ基、ヘテロ環基(例えば、ピリジル基、ベンズイミダゾリル基、ベンズチアゾリル基、ベンズオキサゾリル基等)等が挙げられる。
【0042】
以下に一般式(1)、一般式(2)、一般式(3)または一般式(4)で表わされる色素の具体例を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0043】
【化16】
【0044】
【化17】
【0045】
【化18】
【0046】
【化19】
【0047】
【化20】
【0048】
【化21】
【0049】
【化22】
【0050】
【化23】
【0051】
【化24】
【0052】
【化25】
【0053】
【化26】
【0054】
【化27】
【0055】
【化28】
【0056】
【化29】
【0057】
以下に合成例を示す。
【0058】
合成例1(例示色素D−6の合成)
合成ルート
【0059】
【化30】
【0060】
トルエン150ml中に化合物(a)15g、化合物(b)、ピペリジン12mlを添加し、3時間加熱環流を続けた。その後室温まで冷却すると、赤色の結晶が析出した。析出物をろ別し、エタノールで再結晶し、赤色の結晶9.0g(化合物(c))を得た。NMRスペクトル及びMASSスペクトルにより目的物であることを確認した。この化合物(c)のアセトン中での吸収極大は538nmであった。
【0061】
化合物(c)2.0gをメタノール50mlに溶解し、これに塩化ニッケル6水和物0.62gを加えた。溶媒を留去後、アセトニトリルを添加し、結晶をろ取、洗浄、乾燥して、目的の金属錯体色素(化合物(d)、例示色素D−6)2.0gを得た。この金属錯体色素のアセトン溶液中での吸収極大は545nmであった。
【0062】
合成例2(例示色素D−22の合成)
合成ルート
【0063】
【化31】
【0064】
ピリジン30ml中の化合物(e)3.0g、化合物(f)6.0gとトリエチルアミン3.0mlを加え、加熱溶解後に無水酢酸1.3gを添加し、内温80℃で1時間撹拌を続けた。室温まで冷却し、濃塩酸35mlと氷水100mlの混合液中に少量ずつ添加すると結晶の析出が見られた。この析出物をろ別し、蒸留水で洗浄後、酢酸エチル100ml中に分散した。この分散液を、撹拌下飽和炭酸水素ナトリウムで中和し、酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥後、ロータリーエバポレーターで減圧濃縮し、アセトニトリルで再結晶し、黄色の結晶2.4g(化合物(g))を得た。NMRスペクトル及びMASSスペクトルにより目的物であることを確認した。この化合物(g)のアセトン中での吸収極大は455nmであった。
【0065】
化合物(g)2.0gをメタノール50mlに溶解し、これに化合物(h)1.3gを加えた。溶媒を留去後、アセトニトリルを添加し、結晶をろ取、洗浄、乾燥して、目的の金属錯体色素(化合物(i)、例示色素D−22)2.0gを得た。この金属錯体色素のアセトン溶液中での吸収極大は462nmであった。
【0066】
本発明の金属錯体色素のトナーへの添加量はバインダー樹脂に対して0.01〜15重量部、好ましくは1.0〜10重量部が使用される。
【0067】
トナー用バインダー樹脂としては一般に使用される全てのバインダーが使用出来る。例えば、スチレン系樹脂・アクリル系樹脂・スチレン/アクリル系樹脂・ポリエステル樹脂等が挙げられる。
【0068】
本発明においては、トナーに対して流動性向上、帯電制御等を目的として無機微粉末、有機微粒子を外部添加しても良い。表面をアルキル基含有のカップリング剤等で処理したシリカ微粒子、チタニア微粒子が好ましく用いられる。なお、これらは数平均一次粒子径が10〜500nmのものが好ましく、さらにはトナー中に0.1〜20重量%添加するのが好ましい。
【0069】
離型剤としては、従来使用されている離型剤は全て使用することができる。具体的には、低分子量ポリプロピレン・低分子量ポリエチレン・エチレン−プロピレン共重合体等のオレフィン類、マイクロクリスタリンワックス・カルナウバワックス・サゾールワックス・パラフィンワックス等があげられる。これらの添加量はトナー中に1〜5重量%添加することが好ましい。
【0070】
荷電制御剤としては、必要に応じて添加しても良いが、発色性の点から無色のものが好ましい。例えば、4級アンモニウム塩構造のもの、カリックスアレン構造を有するものなどがあげられる。
【0071】
キャリアとしては、鉄・フェライト等の磁性材料粒子のみで構成される非被覆キャリア、磁性材料粒子表面を樹脂等によって被覆した樹脂被覆キャリアのいずれを使用してもよい。このキャリアの平均粒径は体積平均粒径で30〜150μmが好ましい。
【0072】
本発明のトナーが適用される画像形成方法としては、特に限定されるものではないが、例えば感光体上に繰り返しカラー画像を形成した後に転写を行い画像を形成する方法や、感光体に形成された画像を逐次中間転写体等へ転写し、カラー画像を中間転写体等に形成した後に紙等の画像形成部材へ転写しカラー画像を形成する方法等があげられる。
【0073】
【実施例】
実施例1
《実施サンプルの作成》
〈着色剤〉
本発明の金属錯体色素 D−22、D−6、D−66
比較用Y顔料1 C.I.PIGMENT YELLOW 10
比較用Y顔料2 C.I.PIGMENT YELLOW 17
比較用Y顔料3 C.I.PIGMENT YELLOW 154
比較用Y顔料4 C.I.PIGMENT YELLOW 185
比較用Y染料1 C.I.SOLVENT YELLOW 29
比較用M顔料1 C.I.PIGMENT RED 57:1
比較用M顔料2 C.I.PIGMENT RED 81:1
比較用M顔料3 C.I.PIGMENT RED 122
比較用M染料1 C.I.SOLVENT RED 152
比較用C顔料1 C.I.PIGMENT BLUE 1
比較用C顔料2 C.I.PIGMENT BLUE 15:3
比較用C染料1 C.I.SOLVENT BLUE 38
比較用C染料2 C.I.SOLVENT BLUE 70
〈カラートナーの製造〉
ポリエステル樹脂100部、着色剤を下記に示す添加部数、ポリプロピレン3部とを、混合、練肉、粉砕、分級し、平均粒径8.5μmの粉末を得た。更にこの粉末100部と、シリカ微粒子(粒子径12nm、疎水化度60)1.0部とをヘンシェルミキサーで混合し、カラートナーを得た。
【0074】
〈キャリアの製造〉
スチレン/メチルメタクリレート=6/4の共重合体微粒子40g、比重5.0、重量平均径45μm、1000エルステッドの外部磁場を印加したときの飽和磁化が25emu/gのCu−Znフェライト粒子1960gを高速撹拌型混合機に投入し、品温30℃で15分間混合した後、品温を105℃に設定し、機械的衝撃力を30分間繰り返し付与し、冷却しキャリアを作成した。
【0075】
〈現像剤の作成〉
上記キャリア418.5gと、各トナー31.5gとをV型混合機を用いて20分間混合し、実写テスト用の現像剤を作成した。
【0076】
《評価装置、条件》
実施例に於いては、画像形成装置としてKonica 9028(コニカ社製)を用いて実写評価を行った。
【0077】
《評価項目、方法》
テストは本発明のカラートナーを用いた現像剤によって、上記画像形成方法により紙およびOHP上に、それぞれ反射画像(紙上の画像)および透過画像(OHP画像)を作成し以下に示す方法で評価した。なお、トナー付着量は0.7±0.05(mg/cm2)の範囲で評価した。
【0078】
彩度:
Macbeth Color−Eye 7000を用いて、作成した紙上の画像の彩度を測定し、比較した。
【0079】
耐光性:
スガ試験機社製「キセノンロングライフウェザーメーター」(キセノンアークランプ、70000ルックス、44.0℃)による7日間の暴露試験を行った後、同じくMacbeth Color−Eye 7000により試験前の画像との色差を測定し、比較した。
【0080】
透明性:
OHP画像の透明性については下記方法にて評価した。日立製作所製「330型自記分光光度計」によりトナーが担持されていないOHP用シートをリファレンスとして画像の可視分光透過率を測定し、イエロー570nm、マゼンタ650nm、シアン500nmでの分光透過率を求め、OHP画像の透明性の尺度とした。
【0081】
色相変化:
Macbeth Color−Eye 7000を用いて、作成した紙およびOHP画像の色相差を測定し、比較した。
【0082】
《評価結果》
以上の、結果を表1に示す。
【0083】
【表1】
【0084】
表1から明らかなように、本発明のカラートナーを用いることにより予め着色剤を加工しなくても忠実な色再現と高いOHP品質を示すので、本発明のカラートナーはフルカラートナーとして使用するのに適している。さらに耐光性が良好なので長期にわたって保存ができる画像を提供することが可能である。
【0085】
【発明の効果】
本発明により、結着樹脂中に充分分散しながら優れた耐光性を示す着色剤を用いることで、予め着色剤を加工しなくても彩度が高く耐光性が良好であり、OHP画像における色相変化が小さくかつ透明性の高いカラートナー、それを用いる画像形成方法および電子写真画像形成方法を提供することができた。
Claims (14)
- 少なくとも樹脂と着色剤とからなるカラートナーに於いて、該着色剤が少なくとも下記一般式(1)又は一般式(2)で表される金属錯体色素を含有してなることを特徴とするカラートナー。
- 請求項1に記載のカラートナーにおいて、前記一般式(1)又は(2)で表される金属錯体色素のX1およびX3が配位結合形成可能な置換基を有するカプラー残基を表すことを特徴とする請求項1に記載のカラートナー。
- 請求項1に記載のカラートナーにおいて、前記一般式(1)又は(2)の金属錯体色素の吸収極大が、350nm乃至850nmであることを特徴とする請求項1に記載のカラートナー。
- 請求項1に記載のカラートナーにおいて、前記一般式(1)又は(2)で表される金属錯体色素のX1およびX3が金属と形成する配位結合が2座または3座であることを特徴とする請求項1に記載のカラートナー。
- 請求項1に記載のカラートナーにおいて、一般式(1)又は一般式(2)で表される金属錯体色素のX1又はX3上の金属と配位結合を形成している少なくとも2個の原子が、共に窒素原子であることを特徴とする請求項1に記載のカラートナー。
- 請求項1に記載のカラートナーにおいて、一般式(1)で表される金属錯体色素の、X1で形成される構造が、下記一般式(8)、(9)、(10)または(11)で表されることを特徴とする請求項1に記載のカラートナー。
- 請求項1に記載のカラートナーにおいて、一般式(2)で表される金属錯体色素の、X3で形成される構造が、下記一般式(12)、(13)、(14)または(15)で表されることを特徴とする請求項1に記載のカラートナー。
- 請求項1に記載のカラートナーにおいて、一般式(1)及び一般式(2)の、Mで表される金属イオンが、Ni、Cu、Co、Cr、Zn、Fe、Pd、Ptのイオンであることを特徴とする請求項1に記載のカラートナー。
- 請求項1〜12の何れか1項に記載のカラートナーを用いることを特徴とする画像形成方法。
- 請求項1〜12の何れか1項に記載のカラートナーを用いることを特徴とする電子写真画像形成方法。
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