JP3566824B2 - 熱プラズマによる加熱処理装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱プラズマ加熱により物質の化学合成をしたり、粒体を加熱溶融により球状化処理したり、表面物質を溶融化してコーティングするなどの材料、物質の加熱処理をする熱プラズマによる加熱処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ICのシリコンウエハ用のポリシリコンを合成する場合にSiCl+2H=Si+4HClの化学反応により生成されるが、従来はこの化学反応は電気炉や火炎などにより加熱して合成する方法(Simens法、UnionCarbide法など)が行われている。しかし、この様な化学反応には、1000℃を超える高温が必要であるため(反応速度を上昇するためにはさらに高温が必要)コスト高となり、また火炎による加熱では反応生成物の汚染の問題が生ずるという問題点がある。そこで、かかる加熱処理をする場合に、上記欠点のない加熱合成ができコストを低下できる点で熱プラズマによる加熱処理装置が望ましい。
【0003】
一方、化学合成により製造された物質粒体は粗形であるが、粉末焼結体の焼結密度を向上させるため、あるいは粉末蛍光体の輝度を向上させるのためには球状化した粒体物質が望ましいので、原料粒体をその融点直上で加熱して表面張力により球状化する球状化処理が行われている。この球状化処理の方法として高周波誘導熱プラズマにより加熱する方法が開示されている(作田忠裕ほか:電気学会開閉保護研究会;1993、特開平6−25717号公報など)。また、蛍光体原料粉を高周波誘導熱プラズマにより加熱溶融して、発光性能を向上した球体の蛍光体を製造する方法が開示されている(特開平8−109375号公報)。
【0004】
上記の化学反応による合成では温度が低すぎると反応速度が低下し、あまり温度が高すぎると再分解して所要の組成の生成物が得られない。また、前記原料粒体を高周波誘導熱プラズマにより加熱溶融して球体とする場合には、加熱温度が物質の融点より低いと溶解しないために球状化せず、加熱温度が沸点より高すぎると成分が蒸発して原料粒体と異なる構造または組成になってしまうという問題点がある。したがって、熱プラズマにより加熱処理する場合には熱プラズマにおける加熱部の温度を一定に保持する必要がある。とくに融点温度が高く融点と沸点の温度差が少ない物質の場合には高温でかつ狭い温度範囲で管理することが要求される。高周波誘導熱プラズマ(以下高周波プラズマという)による加熱は高温度が容易に得られ、電極を使用する熱プラズマに比してプラズマの汚染がない点で有利であり、上記の物質合成や粒体球状化の加熱方法として望ましい。
【0005】
また、ZnS:Cuはエレクトロルミネッセンス表示器などの蛍光体として使用されるが耐水性が低いためそのままで使用すると空気中の水分と反応して変質して蛍光性が失われる。そのため従来はZnS:Cuの粒子をフィルムに挟んで粒子が大気に触れないようにして使用されているが、コストが高くつくという問題点がある。そこで、ZnS:Cu粒子の表面をコートして大気に直接触れないようにして使用すれば粒子の耐水性が向上してフィルムで挟まなくても使用できコストを低減できることに着目した。
【0006】
そのためには、図7(a)に示すように表面にSiOを付着させたZnS:Cu原料粒子を加熱し表面のSiOを溶融してSiOのフィルムを作り、これでコートするようにすれば個々の粒子に耐水性を与えることができる。しかし、SiOは融点が1000℃以上と高く、一方ZnS:Cuは300℃以上になるとダメージを受けるので、SiOでコーティングするためには内部のZnS:Cuは温度が上がらないで表面のSiOのみが溶融する高温に加熱する必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、高周波プラズマのプラズマ温度は図5に図示するプラズマフレーム1のプラズマの渦流中心2の温度は10,000Kにも達し、フレーム先端部3の温度でも5,000Kにもなる。そのためプラズマトーチからでるプラズマフレームを直接被処理物質に当てて加熱する上記従来の高周波プラズマによる加熱処理装置では、例えば粒体物質の球状化の場合に単一組成の物質では球状化が可能であるが、融点の低い複合材料や金属間化合物では温度が高すぎて分解を生じ原料粒体と同じ特性が得られなくなるという問題点がある。また、低融点物質の球状化の場合にはプラズマの温度が高すぎて超微粒子が多量に発生し、所要の粒度の球状粒子の収率が低下するほか、超微粒子の分級を要しコスト増となるのみでなく分級が不可能な場合も生ずる。したがって、必要な処理温度の773〜3273Kを得るためにはプラズマ先端の限られた部分で加熱するようにしなければならない。この場合、プラズマの渦流中心の温度を下げればプラズマフレーム中の所要温度範囲が広くなるが、プラズマの温度を下げすぎると失火するなどプラズマフレームが不安定になるという問題点がある。このために、従来技術では高周波入力及びプラズマガスの種類と流量を適切に選択することにより高周波プラズマを安定させる方法が行われてきた(特開平8−109375号公報)。
【0008】
また、上記のZnS:Cu原料粒子をSiOでコーティングする場合に、従来の高周波プラズマによる直接加熱方式ではプラズマフレームが超高温で温度均一範囲が狭いために内部まで高温になりZnS:Cuが変質して発光しない粒子が生ずるという問題点があった。
【0009】
また、炭素繊維は高温で加熱処理するとその引張り強さ、弾性率が向上することが認められており、ピッチ系炭素繊維を高温加熱処理でアクリル系炭素繊維の強度まで向上させることができればコストを低減することができる。この加熱処理には3000℃の高温で不純物の汚染のない不活性ガス中で加熱する必要があり、電気炉により加熱処理することも可能であるが、高周波誘導熱プラズマにより加熱する方法が最も望ましい。しかしながら、従来のプラズマフレームを直接炭素繊維に当てて加熱する方法では、温度コントロールが困難で局部加熱されて均一な改質が困難であるという問題点があった。
【0010】
そこで本発明は、プラズマトーチの下流にプラズマフレーム炉を設けることによりプラズマトーチにおけるプラズマフレームの温度を下げることなく、反応に必要な加熱温度までフレームの温度を下げて均一な温度領域を拡大することに着目し、前記物質合成や球状化などに使用する場合に簡易に安定した低温のプラズマフレームが得られる熱プラズマによる加熱処理装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の熱プラズマによる加熱処理装置は、熱プラズマにより被処理材料を加熱処理する装置において、熱プラズマを発生する熱プラズマトーチと、被処理材料を加熱反応させる反応塔と、前記被処理材料を前記反応塔内に供給する供給手段と、前記プラズマトーチにより発生した熱プラズマを加熱制御するプラズマフレーム炉とを備え、該プラズマフレーム炉は、前記プラズマトーチにより発生したプラズマフレームを通過させるプラズマ通路と、その通路の中間に設けられた前記プラズマフレームの流れを拡散する拡散手段とを備え、前記拡散手段は、前記プラズマ通路を拡径した拡散室と該拡散室内に設けられた前記プラズマフレームの流れ方向を変更する障害部材とを備えることを特徴とするものである。
【0012】
即ち、従来技術における熱プラズマによる加熱においては、プラズマトーチにより発生したプラズマフレームにより直接被処理材料を加熱した。しかし、熱プラズマの温度は局部的に非常に高いため、被処理材料が所定温度より過温度に加熱されて加熱処理の目的が達成できず、このため熱プラズマの温度を下げると失火するという使い難さがあった。
【0013】
そこで本発明の熱プラズマによる加熱処理装置は、熱プラズマを発生するプラズマトーチの下流にプラズマフレーム炉を設けて、プラズマトーチにより発生したプラズマフレームをこのプラズマフレーム炉を通過させた後流出させるようにした。これにより、プラズマトーチの失火のおそれなしに温度の低い均一温度領域の広いプラズマフレームを得ることができた。このプラズマフレーム炉から流出するフレームを反応塔内に流出させ、反応塔内で供給手段から供給される被処理材料を加熱処理することにより、前記超高温の熱プラズマによる被処理材料の過温度の加熱が防止されて安定した熱プラズマによる加熱処理ができる。
【0014】
また、本発明の熱プラズマによる加熱処理装置の前記プラズマフレーム炉は、プラズマトーチにより発生したプラズマフレームを通過させるプラズマ通路と、その通路の中間に前記プラズマフレームの流れを拡散する拡散手段とを備えた構成とすれば、プラズマトーチにより発生したプラズマフレームはプラズマ通路と拡散手段を通過してプラズマフレーム炉から流出する間に拡散、攪拌されて温度が低下すると共に温度均一領域が拡大し、前記の効果が簡易に安定して得られる。
【0015】
また、前記のプラズマ通路と拡散手段は、前記プラズマトーチにより発生したプラズマフレームの通路を構成する入口管と出口管の中途に設けられ拡径された拡散室により形成されるようにすれば、前記のプラズマフレームの拡散、撹拌効果が増進され、さらに前記プラズマ通路の拡散室内に前記プラズマフレームの流れ方向を変更する障害部材を設けることにより一層プラズマフレームの拡散、撹拌効果が増進される。さらに、前記熱プラズマトーチには、クエンチングガス投入手段を設けることにより、プラズマフレームへクエンチングガスを流してプラズマフレームの温度を低下させることができる。
【0016】
また、前記プラズマフレーム炉のプラズマフレームの流出する出口管側に前記プラズマフレーム炉を通過させたプラズマフレームを導入して被処理材料を加熱処理する反応室を設け、さらにこの反応室に被処理材料を連続的に供給する供給手段を備えることが繊維などの加熱処理の均一加熱と連続処理のために望ましい。即ち、プラズマフレーム炉で拡散・攪拌されたプラズマフレームは反応室で一層攪拌され均一温度範囲の広くなるとともに、プラズマフレームにより反応室壁も加熱されるので、反応室内の被処理材料の周囲をまんべんなく均一に加熱する。
【0017】
本発明の熱プラズマによる加熱処理装置は、前記のようにクリーンな熱源で均一温度範囲の広いプラズマフレームが得られるので、例えばポリシリコンなどの物質の熱化学合成処理、原料粒体例えば蛍光体や金属間化合物などを加熱溶融状態にして球状化する粒体の球状化処理、原料粒体例えば蛍光体などを加熱してその表面部のみを溶融させ、表面を溶融固化したフィルムで覆う粒体のコーティング処理、あるいは炭素繊維の加熱による改質処理などの加熱処理に適する。
【0018】
前記プラズマフレーム炉のプラズマ通路と拡散手段は炭素系材料やセラミックなどの耐熱材料により作られるが、これに冷却手段を備えることにより金属材料を使用することも可能であり、処理装置の用途・目的によってはさらにプラズマフレームの温度を低下させることができて低温領域での本加熱処理装置の使用が可能になる。
【0019】
本発明の熱プラズマによる加熱処理装置に使用される熱プラズマトーチは、清浄なプラズマフレームが得られるので高周波誘導プラズマトーチが望ましいが、電極型プラズマトーチでも可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の第1実施形態について具体的に説明する。図1は本発明第1実施形態の熱プラズマによる加熱処理装置の断面図、図2はそのプラズマフレーム炉の詳細断面図、図3は図2のX−X断面図である(図1のプラズマフレーム炉は図3のX−X断面図で示される)。
【0021】
まず図1に基づき本発明第1実施形態の熱プラズマによる加熱処理装置の全体の構成について説明する。本発明第1実施形態の熱プラズマによる加熱処理装置は、プラズマトーチ11、プラズマフレーム炉21、反応塔31及び原料供給手段41により構成されている。
【0022】
プラズマトーチ11は、水冷される二重管構造の石英管12(図には一重に図示)の外周に高周波誘導コイル17が巻かれ端子17a及び17bから高周波電流が付加されるようになっている。石英管12の上部には第1ガス供給管13、第2ガス供給管14、第3ガス供給管15が設けられ、主として第1,2,3ガス供給管13,14,15からプラズマガスが供給され、目的に応じて適切な種類のガスが供給されるようになっている。これらの第1〜3供給管の周囲は簡易に図示されたトーチヘッド16により水冷されるようになっている。石英管12の下部は水冷ジャケット18に固定され、水冷ジャケット18にはクエンチングガス供給管19が設けられている。
【0023】
上記のように構成されたプラズマトーチ11は第1、第2、第3ガス供給管13、14、15からガスを流入しながら高周波誘導コイル17に高周波電力を掛けると石英管12内に図の鎖線で示すプラズマ1が発生し石英管12の下部側から噴出する。この様なプラズマトーチは公知のプラズマトーチと同様である。
【0024】
プラズマトーチ11のプラズマの噴出する下部側にプラズマフレーム炉21が設けられている。プラズマフレーム炉21は、詳細を図2及び3に示すように中空円筒の胴部22の両端を栓23で閉じた円筒箱型をなし、円筒面の中心対称位置にプラズマフレームの入口管24と出口管25がそれぞれねじ24a,25aにより固定され、入口管24と出口管25がプラズマフレーム1を通過させるプラズマ通路を形成している。胴部22の内部には内径同心に管形または棒状の障害部材26が設けられ、その両端を栓23により保持固定されている。この様に胴部22の内部が拡散室を形成し障害部材26と併せて拡散手段が構成されている。入口管24、胴部22、出口管25のそれぞれの内径A,B,C及び障害部材26の外径Dはプラズマガスの種類、流速・流量、付加する高周波電力、被処理材の種類などにより経験的に定められる。入口管24の上端をニップル27により水冷ジャケット18の下側に固定することによりプラズマフレーム炉21がプラズマトーチ11の下部に固定されるようになっている。なお、障害部材26を図示したように管形にした場合はその内径を冷却して冷却手段とすることもできる。
【0025】
本実施例ではプラズマフレーム炉21の胴部22、入口管24、出口管25、障害部材26等はすべて炭素材により製作したが、セラミックなどの耐熱材料で製作しても良く、水冷構造にして銅など金属で製作することも可能である。
【0026】
また、本実施例では工作し易さからプラズマフレーム炉21の拡散室である胴部22を円筒型にしたが球形にしても良い。図4(a)は胴部を球状にしたプラズマフレーム炉の断面図、同図(b)はそのY視図である。図は胴部22´と障害部材26´を球形にして障害部材26´を軸26aにより胴部22´の内部中心に保持させた形状のものである。また、図5(a)に示すように胴部22内に障害部材を装入しないで中空のままでも良く、さらに図5(b)に示すようにプラズマフレームの入口管と出口管を同心対称に設けないでプラズマフレームの出口方向を入口方向に傾斜させて噴出させることもできる。また、障害部材26は棒状、あるいは球形にかぎるものでなくプラズマフレームを拡散・攪拌する形状であればいかなる形状とすることもできる。
【0027】
上記構成により、プラズマトーチ11の石英管12内に発生したプラズマフレーム1は図1に示すように、プラズマフレーム炉21の入口管24から入り、胴部22の内径と障害部材26の外径の間の空間を回り出口管25から反応塔31内に噴出する。このときプラズマフレーム炉21全体が通過するプラズマフレームにより加熱され、出口管25から噴出するプラズマフレームは放熱により温度が低下すると共に渦流が拡散・攪拌されて温度の均一範囲が広くなる。
【0028】
反応塔31は底付きの円筒箱型をなし、円筒部32の上部フランジ33に上蓋34が取外し可能に固定され、上蓋34にプラズマトーチ11の下部の水冷ジャケット18が固定される。これによりプラズマフレーム炉21を下部に取り付けたプラズマトーチ11が反応塔31の上蓋34の上に固定されるようになっている。
【0029】
反応塔31には原料供給手段である原料供給パイプ41が設けられその先端がプラズマフレーム炉21の出口管25の下に開放されている。これにより、原料粒体などの被処理材料がガスにより吹き込まれ、出口管25から噴出するプラズマフレームにより加熱され、反応塔31内に落下するようになっている。
【0030】
なお、本発明の熱プラズマによる加熱処理装置のプラズマトーチとしては高周波誘導熱プラズマが望ましいが、これに限るものではなく電極タイプのプラズマトーチにも適用できる。
【0031】
【実施例】
上記図1に示す構成の下記諸元の加熱処理装置を使用して以下の諸実験を行った。
Figure 0003566824
【0032】
【実施例1】
物質の熱化学合成処理の1例として下記条件の合成実験を行った。
物質:高純度ポリシリコン
高周波誘導コイル入力条件:4MHz,15kW
ガス供給条件:
プラズマガス:第1ガス供給管13から、Arガス:15l/min
第2ガス供給管14から、Arガス:20l/min
第3ガス供給管15から、Arガス:30l/min
クエンチングガス:クエンチングガス供給管19からArガス:
20l/min+Hガス:20l/min
バブリングガス:Hガス:2l/minを用いて25℃の四塩化シリコン(SiCl)をバブリングして原料供給管41から供給した。
【0033】
その結果、SiCl+2H=Si+4HClの反応により超高純度のポリシリコン粉末を得ることができた。この反応温度は900℃〜1300℃が適当であるが、実験結果から本発明の加熱装置によりこの温度範囲の安定した加熱が得られたことが証明された。即ち本発明の加熱装置によれば低コストで安定した超高純度のポリシリコンの合成ができることが判った。
【0034】
【実施例2】
溶融による球状化処理の例として下記実験を行った。
蛍光材料のBaFCl:Eu原料粉末の球状化処理:
高周波誘導コイル入力条件:3MHz,15kW
ガス供給条件:
プラズマガス:第1ガス供給管13から、Arガス:30l/min
第2ガス供給管14から、Arガス:40l/min
キャリアガス:Arガス:20l/minを用いて粒径1〜10μmのBaFCl:Eu原料粉末を5gr/minを原料供給管41から供給した。
【0035】
その結果、1〜10μmの球状粉末が98%の収率で得られ、60%の收率しか得られなかった従来技術よりも微粉末の発生が少なく収率が向上した。このことは、従来技術よりも加熱温度が適正均一で高温過熱による蒸発損失量が少なく、微粉末の発生が少ないことを示すものである。また、輝度測定における発光特性の輝度は原料粉(100)と同等の100が得られた。この結果は、従来技術では原料粉の分解が生じ輝度の低下が生ずるものがあったが、本高周波プラズマによる加熱装置ではクリーンな熱源であるため不純物の汚染がなく、加熱温度が適正均一なため原料粉末の結晶構造が変わらないで球状化ができたことを示すものである。
【0036】
【実施例3】
金属間化合物NbAlの球状化処理:
高周波誘導コイル入力条件:3MHz,15kw
ガス供給条件:
プラズマガス:第1ガス供給管13から、Arガス:30l/min
第2ガス供給管14から、Arガス:45l/min
キャリアガス:Arガス:20l/minを用いて粒径1〜10μmのNbAl原料粉末5gr/minを原料供給管41から供給した。
【0037】
NbAlは融点が1960℃であるが、原料中の沸点(2467℃)が低いAlが蒸発するため、従来技術の球状化処理ではこのAlが蒸発してUFP化し、処理した球状粉の組成が原料粉と異なる場合があった。本発明の加熱装置では融点直上の球状化の所要温度以上に加熱温度が上がらないで相の分解が生じない状態で粒体が溶融球状化するので、組成変化が生ぜず、bcc構造(A2型)のNbAlの1〜100μmの球状粉末が98%の収率で得られた。この得られた球状粉末を焼結後室温圧延した結果は良好な展伸性を示した。本処理装置では急冷が容易になるためにbcc構造(A2型)の球状粒体が得られたものである。
【0038】
【実施例4】
表面溶融によるコーティング処理の1例として以下の実験を行った。
蛍光体ZnS:CuのSiOコーティング処理:
高周波誘導コイル入力条件:4MHz,15kW
ガス供給条件:
プラズマガス:第1ガス供給管13から、Arガス:20l/min
第2ガス供給管14から、Arガス:30l/min
キャリアガス:Arガス:20l/minを用いて表面にSiOを付着させた粒径20μmのZnS:Cu原料粉末5gr/minを原料供給管41から供給した。
【0039】
本発明の加熱処理による結果を従来の直接高周波プラズマ加熱による場合と比較して表1に示す。耐水性試験は試験粉末をAgNO液に浸漬して変色状況により判定した。表から判るように、原料粉末はAgNO液に浸漬直後茶色に変色して耐水性がないことが判るが、表面にSiOを溶融コーティングした本発明方法の処理、従来方法の処理ともに12時間浸漬後も変色がなく、SiOが溶融して原料粒子がコーティングされ耐水性が得られたことが判った。しかし、輝度試験結果では、従来の高周波プラズマで直接加熱したものは発光条件を変えても発光せずZnS:Cuが高温に加熱されてダメージを受けたことが判った。これに対し、本発明の加熱処理装置では、輝度は原材料の100に対し印加電圧100V試験では77%、印加電圧200V試験では98%が得られた。これは、本加熱処理装置によれば内部のZnS:Cuの温度を上げないで表面のSiOだけを溶解してコーティングできることを示すものである。
【0040】
【表1】
Figure 0003566824
【0041】
次にプラズマフレーム炉の出口管側に反応室を設けた第2実施形態の熱プラズマによる加熱処理装置について説明する。本発明第2実施形態の加熱処理装置は炭素繊維の加熱処理などに適するものである。図8は本発明第2実施形態の熱プラズマ加熱による加熱処理装置の断面図、図9はそのプラズマフレーム炉と反応室の詳細断面図、図10は図9のY−Y断面図である(図8のプラズマフレーム炉と反応室の関係は90度ずらして図示されている)。
【0042】
図に基づき本発明第2実施形態の加熱処理装置について説明する。プラズマトーチ11、プラズマフレーム炉21までの構成は、図1に示す第1実施形態と同じであが、本実施形態では反応室40及び供給手段51が設けられている点が異なる。
【0043】
図に示すように、プラズマフレーム炉21の出口管25に反応室42の導入管43が固定される。反応室42の加熱部44は中空円筒管45の両端を端板46で閉じた円筒箱型をなし、その円筒側面にプラズマフレームを導入する導入口を有する導入管43が固着されている。中空円筒管45の両端近傍の円筒面にはプラズマガスを排出する複数個の排出口47が設けられている。排出口47の位置・個数は被処理炭素繊維Sが均一に加熱されるように実験的に定められる。端板46の中心には被処理炭素繊維Sを通過させる貫通孔46aが設けられている。導入管43の先端のねじ43aにより反応室42はプラズマフレーム炉21の出口管25の下部に一体になるように固定されている。上記プラズマフレーム炉21、反応室40は炭素繊維との反応を防止するために炭素材によって作られている。
【0044】
詳細を省略するが、反応塔31には被処理炭素繊維Sを気密に反応塔31内に連続的に供給する原料供給手段51が設けられ被処理炭素繊維Sを前記反応室42の加熱部44に連続的に送るようになっている。
【0045】
上記構成により、プラズマフレーム炉21を通過したプラズマフレーム1は出口管25、導入管43から反応室42の加熱部44に導入され被加熱炭素繊維Sを加熱してプラズマガスは排出口47から反応塔31内に排出される。このときプラズマフレームの渦流は拡散・攪拌されて温度の均一範囲が広くなると共に反応室42の加熱部44の壁を加熱する。
【0046】
【実施例5】
炭素繊維の熱プラズマ加熱による改質処理の1例として下記実験を行った。プラズマトーチ、プラズマフレーム炉の諸元は第1実施形態と同じである。
Figure 0003566824
【0047】
上記の実験結果は、従来の3000℃の加熱処理の電気炉加熱の炭素繊維が引張り強さ400fkg/mm、弾性率80.0tonf/mmであるのに対し、本改質処理装置で3300℃の加熱処理したものは引張り強さ440fkg/mm、弾性率90.0tonf/mmと、引張り強さ、弾性率ともに10%程度の改善ができた。これは、従来の電気炉加熱ではこの様な高温を得ることは非常に困難でかつコストも高いが、高周波誘導熱プラズマによれば容易に高温が得られかつ本発明の構成によれば従来の直接プラズマ加熱に比しプラズマフレームが攪拌されて被処理炭素繊維が均一に加熱されたことを示すものである。
【0048】
以上述べたように、本発明の実施形態の熱プラズマによる加熱処理装置によれば、プラズマトーチの下流にプラズマフレーム炉を設けてプラズマトーチのプラズマフレームをこのプラズマフレーム炉を通過させた後流出させるので、プラズマトーチの失火のおそれなしにフレーム温度が低く均一温度領域の広いプラズマフレームを得ることができる。このプラズマフレーム炉から流出するフレームにより反応塔内で供給手段から供給される被処理材料を加熱処理するので、超高温の熱プラズマにより直接加熱する従来技術の熱プラズマ炉に比し被処理材料の過温度の加熱や局部加熱が防止されて安定した熱プラズマによる加熱処理ができる。
【0049】
また、前記のプラズマフレーム炉は、プラズマトーチにより発生したプラズマフレームを流出入する入口管、出口管でプラズマ通路を形成させ、その中途に拡径された拡散室を設け、さらに攪拌室内に障害部材を設けているので、プラズマトーチにより発生したプラズマフレームはプラズマ通路と拡散手段を通過する間に障害部材の効果と併せてプラズマフレームが拡散、攪拌されて温度低下すると共に温度均一領域が拡大する。さらに、プラズマトーチにクエンチングガス投入手段を設けているので一層温度コントロール範囲が広がる。
【0050】
また、第2次実施形態で述べたようにプラズマフレーム炉の後に反応室を設けると繊維などの加熱処理に有効である。
【0051】
プラズマフレーム炉は炭素系材料やセラミックなどの耐熱材料のほか冷却手段を備えることにより金属材料も使用でき、加熱処理装置の用途・目的によってさらに低温領域で使用できる。また、本発明の熱プラズマによる加熱処理装置に使用される熱プラズマトーチは、高周波誘導プラズマトーチでも電極型プラズマトーチでも可能である。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の熱プラズマによる加熱処理装置は、クリーンな熱源である熱プラズマを使用して通常の熱プラズマより温度が低く均一温度範囲の広いプラズマフレームが得られるので、熱プラズマ加熱による物質の合成反応や、加熱溶融による粒体の球状化や、表面物質の溶融化によるコテーィングその他の加熱処理を行う場合に、構造や組成の変化がなく清浄な生成物を得るのに適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態の熱プラズマによる加熱処理装置の断面図である。
【図2】本発明第1実施形態の熱プラズマによる加熱処理装置のプラズマフレーム炉の詳細断面図である。
【図3】図2のX−X断面図である。
【図4】本発明の熱プラズマによる加熱処理装置の拡散室を球状断面にしたプラズマフレーム炉の断面図である。
【図5】本発明の熱プラズマによる加熱処理装置の障害部材のない拡散手段を設けたプラズマフレーム炉の断面図である。
【図6】熱プラズマフレームの断面温度分布を示す図である。
【図7】蛍光体ZnS:Cu粒子にSiOをコーティングした状態を説明する図である。
【図8】本発明第2実施形態の熱プラズマ加熱による加熱処理装置の断面図である。
【図9】本発明第2実施形態の熱プラズマ加熱による加熱処理装置のプラズマフレーム炉と反応室の詳細断面図である。
【図10】図9のY−Y断面図である。
【符号の説明】
1 プラズマフレーム
2 プラズマフレームの渦流中心
3 プラズマフレームの先端部
11 プラズマトーチ
12 石英管
13 第1ガス供給管
14 第2ガス供給管
15 第3ガス供給管
16 トーチヘッド
17 高周波誘導コイル
18 水冷ジャケット
19 クエンチングガス供給管
21 プラズマフレーム炉
22 胴部(拡散室)
23 栓
24 入口管
25 出口管
26 障害部材
27 ニップル
31 反応塔
32 円筒部
33 フランジ
34 上蓋
41 原料供給管(供給手段)
42 反応室
43 導入管
44 加熱部
45 中空円筒管
46 端板
47 排出口
51 原料供給手段
S 被加熱炭素繊維

Claims (15)

  1. 熱プラズマにより被処理材料を加熱処理する装置において、熱プラズマを発生する熱プラズマトーチと、被処理材料を加熱反応させる反応塔と、前記被処理材料を前記反応塔内に供給する供給手段と、前記プラズマトーチにより発生した熱プラズマを加熱制御するプラズマフレーム炉とを備え、該プラズマフレーム炉は、前記プラズマトーチにより発生したプラズマフレームを通過させるプラズマ通路と、その通路の中間に設けられた前記プラズマフレームの流れを拡散する拡散手段とを備え、前記拡散手段は、前記プラズマ通路を拡径した拡散室と該拡散室内に設けられた前記プラズマフレームの流れ方向を変更する障害部材とを備えることを特徴とする熱プラズマによる加熱処理装置
  2. 前記プラズマフレーム炉のプラズマ通路と拡散手段には冷却手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の熱プラズマによる加熱処理装置。
  3. 前記プラズマフレーム炉のプラズマフレームの流出する出口管側に前記プラズマフレーム炉を通過させたプラズマフレームを導入して被処理材料を加熱処理する反応室を設けたことを特徴とする請求項1に記載の熱プラズマによる加熱処理装置。
  4. 前記反応室には被処理材料を連続的に供給する供給手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の熱プラズマによる加熱処理装置。
  5. 前記熱プラズマトーチには、クエンチングガス投入手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の熱プラズマによる加熱処理装置。
  6. 前記熱プラズマトーチは、高周波誘導プラズマトーチからなることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の熱プラズマによる加熱処理装置。
  7. 前記熱プラズマトーチは、電極型プラズマトーチからなることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の熱プラズマによる加熱処理装置。
  8. 前記熱プラズマによる加熱処理は、物質の熱化学合成処理であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の熱プラズマによる加熱処理装置。
  9. 前記熱化学合成物質はポリシリコンであることを特徴とする請求項8に記載の熱プラズマによる加熱処理装置。
  10. 前記熱プラズマによる加熱処理は、原料粒体を加熱溶融状態にして球状化する粒体の球状化処理であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の熱プラズマによる加熱処理装置。
  11. 前記球状化処理粒体は蛍光体であることを特徴とする請求項10に記載の熱プラズマによる加熱処理装置。
  12. 前記球状化処理粒体は金属間化合物であることを特徴とする請求項10に記載の熱プラズマによる加熱処理装置。
  13. 前記熱プラズマによる粒体の加熱処理は、原料粒体を加熱してその表面部のみを溶融させ、表面を溶融固化したフィルムで覆う粒体のコーティング処理であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の熱プラズマによる加熱処理装置。
  14. 前記コーティング処理する粒体は蛍光体であることを特徴とする請求項13に記載の熱プラズマによる加熱処理装置。
  15. 前記熱プラズマによる加熱処理は、炭素繊維の加熱による改質処理であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の熱プラズマによる加熱処理装置。
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