JP3566072B2 - 止流工法および止流装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は液体あるいはガス等の流体の止流工法および止流装置に関し、詳しくは、流体供給側の機能を停止することなく一時的に流体を遮断して流体供給下手側の配管の補修、撤去等を可能にする止流工法およびこれに用いる止流装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
燃焼ガス製造プラント等から燃焼ガスを各所に分配供給する場合、1の燃焼ガス製造プラントから供給側へ複数の配管が敷設される。使用期間が経過するに伴い、配管を補修あるいは撤去したい場合や分岐管を取り付けたい場合などが生じるが、その場合、従来は燃焼ガス製造プラントを一旦停止して、所定工事の完了後、製造プラントの運転を再開するようにしていた。
【0003】
しかし、製造プラントの運転の停止は、燃焼ガスの供給停止をもたらすものであるから、利用者側に不都合が発生する。そこで、別の供給ルートを確保することにより、そのような不都合の発生を防止する対応がなされたりするのであるが、常に別の供給ルートを確保できるとは限らず、また上記事態に備えて常に別の供給ルートを用意しておくのは無駄である。
【0004】
そこで、製造プラントの運転を停止することなく、目的の配管を補修あるいは撤去したり、分岐管を取り付ける方法として、流体遮断用のバッグを使用する方法の発明(例えば、特公昭63−25238号公報、実開昭6−63995号公報)がなされた。この方法は、配管の表面の一部を穿孔装置により穿孔して開口し、この開口部からチューブ先端に接続されたほぼ球状のバッグを挿入する。そして、このバッグ内に圧縮空気を送り込み、管内一杯に球状バッグを膨張させて管内を閉塞し、流体を遮断するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術による方法は、球状バッグの膨張を利用するものであるため、内圧の高い流体に対しては容易に動かされ、管内面にダストの沈積や錆などにより凹凸がある場合など、球状バッグの移動に伴い管内閉塞状態が容易に解除されて漏れが生じ、確実な閉塞状態を維持することは困難であった。従って、漏れが安全上などの理由から一切容認できない場合や、内圧の高い流体に使用されている管の閉塞などに対しては、上記従来技術は到底採用できるものではない。実際、上記従来技術は内圧の低い限られた流体に対してのみ使用可能であり、それも小口径の細管に使用できるにすぎなかった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、上記従来技術の有する問題点を解消し、内圧の高い流体に対しても、更には大径管に対しても、確実に止流でき、安心して爾後の作業を可能にする止流工法および止流装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的は請求項記載の発明により達成される。即ち、本発明の止流工法の特徴構成は、流体供給中の本管の外表面における穿孔箇所から外方に向けて立ち上がる内周面を備えた管治具と、この管治具と密封状態に接続可能な仕切弁装置とを介して、流体供給中の前記本管の外表面に密封可能に装着された穿孔装置により前記本管の穿孔箇所を穿孔する第1工程と、密封状態を維持したまま前記穿孔装置を取り外すと共にこの穿孔装置に替えてシールホース供給装置を装着する第2工程と、前記シールホース供給装置により内面にシール剤を備えたシールホースをその内外面を反転しながら圧送し、このシールホースの内面を下手側に位置する前記管治具の内周面に接触させて進行させると共に、前記本管内周面とシールホースとをシールホース内面の前記シール剤を介して密着することにより止流する第3工程とを有する点にある。
【0008】
このように構成すると、シールホース内面に塗布されたシール剤が本管内周面に密着するので、たとえ本管内周面にダストや錆が強固に生成して凹凸面を形成している場合であっても、シール剤が内周面の凹凸部に入り込むと共に、シール剤の粘着力によるシール作用により、本管内周面とシールホースとをシールホース内面のシール剤を介在させて密着させ、本管上流側の流体が下流側に漏れ出ることがない。この場合、本管内部の流体が内圧の高いものであっても、更には本管が大径管であっても、確実に止流でき、その間、流体の発生源となる流体供給装置を停止する必要がないので、流体供給装置に接続された他の流路を介して行う供給を継続できる。
【0009】
本明細書においてシール剤とは、接着剤、各種グリース等のように、被シール部材間に介在することにより液体あるいは気体に対して封止(水密、気密)効果を発揮するものをいう。
【0010】
その結果、本発明によれば、内圧の高い流体が流れる管に対しても、更には大径管に対しても、確実に止流でき、流体供給装置を停止することなく、安心して爾後の作業を可能にする止流工法を提供することができた。
【0011】
本発明に係る止流工法として、次のように構成してもよい。即ち、この止流工法の特徴構成は、流体供給中の本管の外表面における穿孔箇所から外方に向けて立ち上がる内周面を備えた管治具と、この管治具と密封状態に接続可能な仕切弁装置とを介して、流体供給中の前記本管の外表面に密封可能に装着された穿孔装置により前記本管の穿孔箇所を穿孔する第1工程と、密封状態を維持したまま前記穿孔装置を取り外すと共にこの穿孔装置に替えてシールホース供給装置を装着する第2工程と、前記シールホース供給装置により内面にシール剤を備えたシールホースを、前記シールホース挿入口から本管下流側に向けて斜め方向から、その内外面を反転しながら圧送し、このシールホースの内面を下手側に位置する前記管治具の内周面に接触させて進行させると共に、前記本管内周面とシールホースとをシールホース内面の前記シール剤を介して密着することにより止流する第3工程とを有することにある。
【0012】
このように構成すると、シールホースの進行方向を本管の下流側に向けて進行し易いようになっているので、流体圧の低い場合など、圧送するシールホースHの進行方向の選択に時間がかかったり、予定外(例えば、本管の穿孔箇所より上流側へ進行する場合)の進行方向になるのを防止して、確実に目標とする方向に進行させることができて好ましい。
【0013】
前記第1工程として、穿孔装置により本管穿孔箇所を直上方向から穿孔し、前記第2工程が、前記穿孔装置挿入口とは別に形成されたシールホース挿入口にシールホース供給装置を取り付け、シールホースを圧送して行うようにしてもよい。
【0014】
このように構成すると、穿孔装置による穿孔が本管穿孔箇所を直上方向から行うようになるので、穿孔作業が行い易く、しかもシールホースを確実に目標とする方向に進行させることができて好ましい。
【0015】
更に、前記第1工程として、穿孔装置により本管穿孔箇所を下流側に向けて斜め方向から穿孔し、前記第2工程が、密封状態を維持したまま前記穿孔装置を取り外すと共にこの穿孔装置に替えてシールホース供給装置を、本管穿孔箇所の下流側に向けて斜め方向に取り付けて行うようにしてもよい。
【0016】
このように構成すると、穿孔装置挿入口とシールホース供給口とを共用できるので、両者を別々に設ける必要がないのみならず、別に設けた穿孔装置挿入口を閉鎖する必要がなく、穿孔装置挿入口の閉鎖は1の作業用仕切弁装置によりできるので、作業工程が簡略化できて都合がよい。
【0017】
更に又、本発明の止流工法の構成として、次のようにしてもよい。即ち、その特徴構成は、流体供給中の本管の外表面における穿孔箇所から外方に向けて立ち上がる内周面を備えた管治具と、この管治具と密封状態に接続可能な仕切弁装置とを介して、流体供給中の前記本管の外表面に密封可能に装着された穿孔装置により前記本管の穿孔箇所を穿孔すると共にその下方に位置する箇所を穿孔する第1工程と、密封状態を維持したまま前記穿孔装置を取り外すと共にこの穿孔装置に替えて進行方向誘導治具を挿入し、この進行方向誘導治具を本管内に配置し位置固定すると共に前記穿孔装置の挿入口にシールホース供給装置を装着する第2工程と、前記シールホース供給装置により内面にシール剤を備えたシールホースをその内外面を反転しながら圧送し、このシールホースの内面を下手側に位置する前記管治具の内周面に接触させて進行させると共に、前記本管内周面とシールホースとをシールホース内面の前記シール剤を介して密着することにより止流する第3工程とを有することにある。
【0018】
このように構成すると、進行方向誘導治具を挿入を穿孔装置取り付け位置から行うので、比較的小さい作業範囲で進行方向誘導治具の位置固定作業ができると共に、固定した進行方向誘導治具の作用により、挿入されたシールホースを確実に目標とする方向に進行できて好ましい。
【0019】
更に又、本発明に係る止流工法を次のように構成してもよい。即ち、その特徴構成は、流体供給中の本管の外表面における穿孔箇所から外方に向けて立ち上がる内周面を備えた管治具と、この管治具と密封状態に接続可能な仕切弁装置とを介して、流体供給中の前記本管の外表面に密封可能に装着された穿孔装置により前記本管所定の第1の箇所を穿孔すると共にこの穿孔箇所とは更に別の第2の箇所を穿孔する第1工程と、密封状態を維持したまま前記第1工程に使用した前記穿孔装置を取り外すと共に前記第2の穿孔箇所の外側からこの穿孔箇所に向けて進行方向誘導治具を挿入し、この進行方向誘導治具を本管内に配置し位置固定すると共に前記穿孔装置の挿入口にシールホース供給装置を装着する第2工程と、前記シールホース供給装置により内面にシール剤を備えたシールホースをその内外面を反転しながら圧送し、このシールホースの内面を下手側に位置する前記管治具の内周面に接触させて進行させると共に、前記本管内周面とシールホースとをシールホース内面の前記シール剤を介して密着することにより止流する第3工程とを有することにある。
【0020】
このように構成しても、進行方向誘導治具の作用により、挿入されたシールホースを確実に目標とする方向に進行できる。しかも、進行方向誘導治具を本管内に配置する場合、進行方向誘導治具の挿入を第1の箇所とは別の第2の箇所から押入する方法によって行うので、進行方向誘導治具を本管内の所定位置に調整しながら固定可能にできるという利点がある。
【0021】
この場合、前記第2の箇所は、第1の箇所の直下であってもよいし側方などであってもよいが、第1の箇所の直下方向であれば、第1の箇所を穿孔した後、そのまま穿孔装置を垂下して穿孔するだけでよいので、作業が連続して行え、作業時間が少なくてすむので好ましい。
【0022】
更に又、本発明に係る止流装置の特徴構成は、請求項1〜6のいずれか1項記載の止流工法に用いる止流装置であって、接続部を備えると共に止流すべき本管に密封して取り付け可能かつ前記本管の外表面における穿孔箇所から外方に向けて立ち上がる内周面を備えた管治具と、この管治具と密封状態に接続可能な仕切弁装置と、この仕切弁装置と密封状態に接続されて前記本管の穿孔箇所を穿孔可能な穿孔装置と、この穿孔装置による穿孔後、この穿孔装置に替えて取り付け可能で内面にシール剤を備えたシールホースをその内外面を反転しながら圧送し、このシールホースの内面を下手側に位置する前記管治具の内周面に接触させて進行可能なシールホース供給装置とを有する点にある。
【0023】
このように構成されていると、密封状態を維持しながら内面にシール剤が塗布されたシールホースを本管内周面に供給できるので、たとえ本管内周面にダストや錆が強固に生成して凹凸面を形成している場合であっても、シール剤が内周面の凹凸部に入り込むと共に、シール剤の粘着力によるシール作用により、本管内周面とシールホースとをシールホース内面のシール剤を介在させて密着させ、本管上流側の流体が下流側に漏れ出ることがない。従って、本管内部の流体が内圧の高いものであっても、更には本管が大径管であっても、確実に止流でき、その間、流体の発生源となる流体供給装置を停止する必要がないので、流体供給装置に接続された他の流路を介して行う供給を継続できる。
【0024】
その結果、内圧の高い流体に対しても、更には大径管に対しても、確実に止流でき、流体供給装置を停止することなく、安心して爾後の作業を可能にする止流装置を提供できた。
【0025】
前記シールホース供給装置の構成として、圧力容器を構成するハウジングと、このハウジング内部に収納するシールホース巻回部と、加圧流体供給口と、前記シールホースの出側端を固定可能な口金部と、この口金部近傍に前記シールホースを圧送することにより、このシールホースを繰出し可能な出口とを有することが好ましい。
【0026】
このようになっていると、圧縮空気、加圧水などの圧縮流体を用いて、シールホースの内外面を反転させながら容易かつ確実にシールホースを本管内に供給できて都合がよい。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる止流工法およびこれに用いる止流装置の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0028】
〔第1実施の形態〕 図1〜図4に、本発明にかかる止流工法およびこれに用いる止流装置の第1実施形態を示す。
【0029】
まず、図1(イ)は所定箇所に止流したい本管1を示す。この本管1には、流体供給装置(図示略)から、所定の流速を有する液体あるいはガス等の流体が、矢印A方向に向けて常時供給されている。この本管1の穿孔箇所に、穿孔装置を取り付けるための管治具を設置して、この管治具に穿孔機を接続して穿孔する。この穿孔は、例えば、本管1の周面に管治具の1種である割T字管3を密封状態で取り付け、この割T字管3の上部に作業用仕切弁装置2を装着すると共に、更にこの作業用仕切弁装置2の上部に穿孔機15を装着するための穿孔用合フランジ部16を設置し、穿孔機15を取り付ける。割T字管3、作業用仕切弁装置2、穿孔用合フランジ部16、穿孔機15から形成される内部空間は、外界とは密封状態になっている。この状態で作業用仕切弁装置2の仕切弁2aを開放すると共に、穿孔機15に設けられている回転式カッター15aを、電動機Mにより回転させながら垂下して本管の所定箇所を円形に穿孔する。この間、密閉状態が維持されているので、本管に流れている流体が漏れることはない。穿孔が終わると、カッター15aを引上げ、仕切弁2aを閉鎖して密閉状態を確保してから、穿孔機15を取り外す(第1工程)。
【0030】
図1(ロ)は、仕切弁2aを用いて閉鎖した後、穿孔用合フランジ部16と穿孔機15とを取外す前の状態を示す。
【0031】
図2に示すように、作業用仕切弁装置2の上部フランジ2bに、巻回されたシールホースHを内包したシールホース供給装置Sを取り付ける(第2工程)。このシールホース供給装置Sは、圧力容器を構成するハウジング4と、このハウジング4内部に収納したシールホース巻回部5と、加圧流体供給口6と、前記シールホースHの出側端を固定可能な環状の口金部7と、この口金部7近傍に前記シールホースHを圧送することにより、このシールホースHを繰出し可能な出口8とを備えて構成されている。作業用仕切弁装置2の上部フランジ2bとシールホース供給装置Sとの取り付けは、作業用仕切弁装置2の上部フランジ2bと、圧力容器のハウジング4の出口側端部のフランジ4aとを、両フランジ間にシール材を介在させてボルト(図示略)等で締めつけ固着して行う。シールホースHの構成については、後述する。
【0032】
ついで、図3に示すように、作業用仕切弁2を開放する(仕切弁は図示略)と共に圧力容器の加圧流体(一例として、圧縮空気を用いる)供給口6から圧縮空気を送給して、シールホースHを圧送・繰出す(第3工程)。このシールホースHは、その出側端が口金部7に環状に固定されていて、圧縮空気の送給に従い、シールホースHの折り返し部に空気圧が作用して、図3の下方に向けて内外面を反転しながら進行するようになっている。即ち、このシールホースHは、ポリエステル繊維などにより円筒状に製織された円筒状の繊維補強体(ジャケット)の表面にポリエチレン樹脂などを均一に被覆した被覆層を備えた構成をなしており、気密性、耐圧性、耐久性を有する。その内面側はシール剤の1種である二液混合型のエポキシ系などの接着剤が塗布されており、全体として、被覆層とジャケットと接着剤層から構成されている。このような構成のシールホースHは、当初、シールホース供給装置S内で偏平状にシールホース巻回部5に巻回されていて、その出側端が内面を下手側に向けて環状の口金部7に固定される。シールホース巻回部5の出側端を口金部7に固定後、圧縮空気を送給すると、シールホースHは、図3に示すように、その内面を下手側に位置する管治具内周面に接触させながら進行することになる。
【0033】
圧縮空気の送給が更に進むと、接着剤を塗布されたシールホースHの内面が、図4(仕切弁は図示略)に示すように、作業用仕切弁装置2の内周面、割T字管3の内周面、更には本管1内周面と接触する。そして、接着剤の有する粘着性により、接触部分に互いに密着状態が形成される状態となる。この場合、シールホースHは、本管1内を流れる流体の圧力(図4では、矢印Aに示す右から左方向へ作用している)により進行方向下流側に向けて進行することになる。いずれにしても、本管内を流れる流体が、かなりの高圧状態にあっても、接着剤を塗布されたシールホースHの内面と管内面との接触面積が大きいことに加えて、管内面の凹凸に関わらず凹所に接着剤が侵入することと相まって、接着剤の粘着作用により、容易にシールホースHは移動されることがなく、従って、これらの作用が協同することにより流体が下流側に漏れることを確実に阻止できる。つまり、シールホースHが接触する作業用仕切弁装置2の内周面、割T字管3の内周面のみならず本管1の流体下流側の内周面にわたって、密封性に優れた接着状態が達成される。
【0034】
このようにして、本実施形態に係る止流工法およびこれに用いる止流装置によれば、本管の目的とする所定箇所を確実に止流することができ、漏れを阻止する状態を長く維持できるので、安心して下流側の工事を行うことができる。
【0035】
〔第2実施の形態〕 この実施形態は、本管1の所定表面を穿孔する穿孔装置15を挿入する穿孔装置挿入口9とは別にシールホース挿入口10を設けておき、本管1を穿孔した後、穿孔装置挿入口9を閉鎖する。この閉鎖は、例えば、上記実施形態に示したと同様に穿孔装置により穿孔した後、作業用仕切弁装置の仕切弁によって一旦閉鎖してから穿孔装置を取り外す。次に、穿孔装置に替えて、密封状態を維持したフランジ蓋装置を作業用仕切弁装置上に取り付ける。そして、仕切弁を開放すると共に、密封状態を維持したままフランジ蓋を挿入し、作業用仕切弁装置の下方に位置する割T字管3にボルト等を用いて固定した後、作業用仕切弁装置を取り外すようにすればよい。もっとも、このフランジ蓋の取り付けは従来技術を採用でき、例えば、実公昭51−45704号公報参照。
【0036】
もっとも、穿孔装置により穿孔した後、この穿孔装置を取り外すことなく、穿孔装置を装着したまま、以下に示すシールホース圧送工程を実施してもよい。要は、作業工程中、密封状態が維持できていればよい。
【0037】
前記穿孔装置挿入口9を閉鎖した後、図5(簡略化のためシールホース供給装置を省略してある)に示すように、穿孔装置挿入口9とは別に形成され傾斜したシールホース挿入口10から、上記実施形態の場合と同様に、シールホースHを圧送していく。図5では、穿孔装置による作業性を確保するため、穿孔装置15を作動させる穿孔装置挿入口9を本管1の直上に設けておき、これとは別の傾斜シールホース挿入口10の延長部を本管1の穿孔箇所の直上で、前記穿孔装置挿入口9の延長部と合流するように構成されている。従って、この実施形態の場合、シールホースHの進行方向を本管の下流側に向けて進行し易いようになっていて、流体圧の低い場合など、圧送するシールホースHの進行方向の選択に時間がかかったり、予定外(例えば、本管の穿孔箇所より上流側へ進行する場合)の進行方向になるのを防止して、確実に目標とする方向に進行させることができて好ましい。
【0038】
〔第3実施の形態〕 この実施形態は、第2実施の形態の場合にやや似ているが、本管1の所定表面を穿孔する穿孔装置挿入口とシールホース挿入口10とを同一にし、本管1を穿孔した後、図6(簡略化のためシールホース供給装置を省略してある)に示すように、同じ穿孔装置挿入口からシールホースHを圧送していく工法である。この場合も、シールホースHを斜め方向から圧送していくため、目的とする方向に確実にシールホースHを圧送できて好ましい。しかも、この実施形態に係る工法は、上記した第2実施の形態の場合の、特にフランジ蓋を取り付けて穿孔装置挿入口を閉鎖する場合と比べて、別に設けた穿孔装置挿入口を閉鎖する必要がなく、穿孔装置挿入口の閉鎖は1の作業用仕切弁装置によりできるので、作業工程が簡略化できる。
【0039】
〔第4実施の形態〕 この実施形態は、図7(簡略化のためシールホース供給装置、仕切弁を省略してある)に示すように、本管1内にシールホースHの進行方向を誘導する治具11を取り付けることにより、シールホースHを目的とする方向に圧送する工法を示す。この進行方向誘導治具11は、シールホースの先端に適合し、滑らかに所定方向にシールホースHの方向を転換可能に誘導できるように円弧状をなしていて、その円弧凹面をシールホースHの受け入れ方向に向けて配置されている。
【0040】
この実施形態の場合、進行方向誘導治具11の取り付け予定位置に、予め支持枠12を本管1の下部に密封状態を維持して取り付ける。この支持枠12には、進行方向誘導治具11を構成する支柱を固定するためのガイド13が取り付けられている。そして、穿孔装置により本管1の所定箇所とその直下の部分の2箇所を穿孔した後、穿孔装置を取り外し、代わりに、穿孔装置挿入口9側から進行方向誘導治具11を挿入していく。進行方向誘導治具11の支柱を、支持枠12のガイド13のほぼ中央に形成されたネジ孔に螺着することによって取り付ける。もっとも、この進行方向誘導治具11の支柱11aと、支持枠12のガイド13との取り付けは、螺着する場合に限られず、単にガイド13のほぼ中央に形成された孔に進行方向誘導治具11の支柱11aを挿入する方式でもよい。要は、両部材が流体の流れに影響されることなく固定されればよい。
【0041】
その後、上記実施形態に示したと同様に、上部の穿孔装置挿入口からシールホースHを圧送していくと、進行方向誘導治具11の誘導する方向に従いシールホースは確実に下流側の本管1内面に向けて進行するので、このように構成しても、シールホースHを目標とする方向に進行させることができる。
【0042】
〔第5実施の形態〕 この実施形態は、図8(簡略化のためシールホース供給装置、仕切弁を省略してある)に示すように、上記第4実施の形態と類似して、本管内にシールホースHの進行方向誘導治具11を取り付けることにより、シールホースHを目的とする方向に圧送する。
【0043】
この実施形態の場合、上記第4実施の形態と異なる点は、シールホースHの進行方向誘導治具11を本管下方の開口部より挿入して取り付けることにある。この取り付け方法は、前記第1実施の形態で示したように、穿孔装置による本管表面の穿孔を上面側について行った後、下面側にも同様な穿孔を行い、下面側からハンドル14で押入距離を調整しながら進行方向誘導治具11を押入していき、所定位置に達した段階で押入を停止し、この停止位置にて固定することにより行う。
【0044】
この実施形態の場合、前述した第4実施の形態の場合に比べて、進行方向誘導治具11の挿入を下面側から押入する方法によって行うので、進行方向誘導治具11を本管内の所定位置に調整しながら固定可能であるという利点がある。
【0045】
〔更に別実施の形態〕 上記実施形態において、シールホースHの送給量は、管内の流体圧力に応じて適宜増減変更すればよい。
【0046】
本発明の上記実施形態によれば、本管の径がたとえ大径のものであっても、又流体圧が大きいものであっても、シールホースHのサイズを適宜選択することによって、漏れのない止流を容易に達成することができる。
【0047】
又、上記実施形態の場合、穿孔装置によって本管の一部を穿孔するようにしたが、本管の外径より大径の回転式カッターを用いて本管を分離切断するようにしてもよいし、本管の外周から切削バイトを用いて本管を切断し分離してもよい。この場合、管治具によって本管を変位しないように支持しておけばよい。
【0048】
シールホースの材質、塗布しているシール剤の種類、特にシール剤として用いる接着剤の種類などについては、流体の種類、使用環境、使用条件などに応じて適宜選択すればよい。例えば、シールホースの材質として織布、不織布、円筒状繊維補強体、各種複合材、ゴム等種々の材質が考えられるが、要は加圧に耐え得る一定の強度と密封性があればどのような材質、構造のものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1実施形態の止流工法および止流装置を説明する断面図
【図2】本発明にかかる第1実施形態の止流工法および止流装置を説明する断面図
【図3】本発明にかかる第1実施形態の止流工法および止流装置を説明する断面図
【図4】本発明にかかる第1実施形態の止流工法および止流装置を説明する断面図
【図5】第2実施形態の止流工法および止流装置を説明する断面図
【図6】第3実施形態の止流工法および止流装置を説明する断面図
【図7】第4実施形態の止流工法および止流装置を説明する断面図
【図8】第5実施形態の止流工法および止流装置を説明する断面図
【符号の説明】
1 本管
2 仕切弁装置
3 管治具
4 ハウジング
5 シールホース巻回部
6 加圧流体供給口
7 口金部
8 出口
9 穿孔装置挿入口
10 シールホース供給口
S シールホース供給装置
Claims (8)
- 流体供給中の本管の外表面における穿孔箇所から外方に向けて立ち上がる内周面を備えた管治具と、この管治具と密封状態に接続可能な仕切弁装置とを介して、流体供給中の前記本管の外表面に密封可能に装着された穿孔装置により前記本管の穿孔箇所を穿孔する第1工程と、密封状態を維持したまま前記穿孔装置を取り外すと共にこの穿孔装置に替えてシールホース供給装置を装着する第2工程と、前記シールホース供給装置により内面にシール剤を備えたシールホースをその内外面を反転しながら圧送し、このシールホースの内面を下手側に位置する前記管治具の内周面に接触させて進行させると共に、前記本管内周面とシールホースとをシールホース内面の前記シール剤を介して密着することにより止流する第3工程とを有する止流工法。
- 流体供給中の本管の外表面における穿孔箇所から外方に向けて立ち上がる内周面を備えた管治具と、この管治具と密封状態に接続可能な仕切弁装置とを介して、流体供給中の前記本管の外表面に密封可能に装着された穿孔装置により前記本管の穿孔箇所を穿孔する第1工程と、密封状態を維持したまま前記穿孔装置を取り外すと共にこの穿孔装置に替えてシールホース供給装置を装着する第2工程と、前記シールホース供給装置により内面にシール剤を備えたシールホースを、前記シールホース挿入口から本管下流側に向けて斜め方向から、その内外面を反転しながら圧送し、このシールホースの内面を下手側に位置する前記管治具の内周面に接触させて進行させると共に、前記本管内周面とシールホースとをシールホース内面の前記シール剤を介して密着することにより止流する第3工程とを有する止流工法。
- 前記第1工程が、穿孔装置により本管穿孔箇所を直上方向から穿孔し、前記第2工程が、前記穿孔装置挿入口とは別に形成されたシールホース挿入口にシールホース供給装置を取り付け、シールホースを圧送して行う請求項2記載の止流工法。
- 前記第1工程が、穿孔装置により本管穿孔箇所を下流側に向けて斜め方向から穿孔し、前記第2工程が、密封状態を維持したまま前記穿孔装置を取り外すと共にこの穿孔装置に替えてシールホース供給装置を、本管穿孔箇所の下流側に向けて斜め方向に取り付けて行う請求項2記載の止流工法。
- 流体供給中の本管の外表面における穿孔箇所から外方に向けて立ち上がる内周面を備えた管治具と、この管治具と密封状態に接続可能な仕切弁装置とを介して、流体供給中の前記本管の外表面に密封可能に装着された穿孔装置により前記本管の穿孔箇所を穿孔すると共にその下方に位置する箇所を穿孔する第1工程と、密封状態を維持したまま前記穿孔装置を取り外すと共にこの穿孔装置に替えて進行方向誘導治具を挿入し、この進行方向誘導治具を本管内に配置し位置固定すると共に前記穿孔装置の挿入口にシールホース供給装置を装着する第2工程と、前記シールホース供給装置により内面にシール剤を備えたシールホースをその内外面を反転しながら圧送し、このシールホースの内面を下手側に位置する前記管治具の内周面に接触させて進行させると共に、前記本管内周面とシールホースとをシールホース内面の前記シール剤を介して密着することにより止流する第3工程とを有する止流工法。
- 流体供給中の本管の外表面における穿孔箇所から外方に向けて立ち上がる内周面を備えた管治具と、この管治具と密封状態に接続可能な仕切弁装置とを介して、流体供給中の前記本管の外表面に密封可能に装着された穿孔装置により前記本管所定の第1の箇所を穿孔すると共にこの穿孔箇所とは更に別の第2の箇所を穿孔する第1工程と、密封状態を維持したまま前記第1工程に使用した前記穿孔装置を取り外すと共に前記第2の穿孔箇所の外側からこの穿孔箇所に向けて進行方向誘導治具を挿入し、この進行方向誘導治具を本管内に配置し位置固定すると共に前記穿孔装置の挿入口にシールホース供給装置を装着する第2工程と、前記シールホース供給装置により内面にシール剤を備えたシールホースをその内外面を反転しながら圧送し、このシールホースの内面を下手側に位置する前記管治具の内周面に接触させて進行させると共に、前記本管内周面とシールホースとをシールホース内面の前記シール剤を介して密着することにより止流する第3工程とを有する止流工法。
- 請求項1〜6のいずれか1項記載の止流工法に用いる止流装置であって、接続部を備えると共に止流すべき本管に密封して取り付け可能かつ前記本管の外表面における穿孔箇所から外方に向けて立ち上がる内周面を備えた管治具と、この管治具と密封状態に接続可能な仕切弁装置と、この仕切弁装置と密封状態に接続されて前記本管の穿孔箇所を穿孔可能な穿孔装置と、この穿孔装置による穿孔後、この穿孔装置に替えて取り付け可能で内面にシール剤を備えたシールホースをその内外面を反転しながら圧送し、このシールホースの内面を下手側に位置する前記管治具の内周面に接触させて進行可能なシールホース供給装置とを有する止流装置。
- 前記シールホース供給装置が、圧力容器を構成するハウジングと、このハウジング内部に収納するシールホース巻回部と、加圧流体供給口と、前記シールホースの出側端を固定可能な口金部と、この口金部近傍に前記シールホースを圧送することにより、このシールホースを繰出し可能な出口とを有する請求項7記載の止流装置。
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JP09882498A JP3566072B2 (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 止流工法および止流装置 |
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JPH11294681A JPH11294681A (ja) | 1999-10-29 |
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-
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