JP2681728B2 - 配水用管の分岐工法とこれに使用する配水用管 - Google Patents

配水用管の分岐工法とこれに使用する配水用管

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JP2681728B2 JP4142981A JP14298192A JP2681728B2 JP 2681728 B2 JP2681728 B2 JP 2681728B2 JP 4142981 A JP4142981 A JP 4142981A JP 14298192 A JP14298192 A JP 14298192A JP 2681728 B2 JP2681728 B2 JP 2681728B2
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保 山下
英重 本間
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株式会社スイケンテクノロジー
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L55/00Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
    • F16L55/18Appliances for use in repairing pipes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば水道用配管の主
管等となる配水用管に分岐する場合に適用される分岐工
法とこれに使用する配水用管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種配水用管としては、例えば
実開平3-73790 号公報所載の考案が存在する。
【0003】即ち、この従来のものは、配水用配管本体
の側面に設けられた複数の分岐部に予め分岐弁を内装着
したものであり、かかる配水用管によると直接分岐部に
分岐管等を配管することができるため、現場での一連の
分岐配管作業が簡易なものとなる利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものは、配水用管本体から分岐弁等が外方に大きく
突出するために、例えば現場への搬入時や実際の配管施
工時等に於いて、前記分岐弁等が外部からの衝撃等によ
り損傷を受け易く、ひいては分岐弁の開閉に支障をきた
す等の問題点があった。
【0005】また、必ずしも全ての分岐部に分岐管が配
管されるとは限らず、一部の分岐部のみを使用して他の
分岐部が不要となる場合があるが、上記従来のものは全
ての分岐部に分岐弁を内装着してなるために、コストが
必要以上に嵩んでしまうという不都合もあったのであ
る。
【0006】これに対して、配水用管に分岐管を配管接
続する際に、現場で配水用管に加工を施して分岐配管を
行わんとするものが存在する。
【0007】即ち、この従来の手段は、図5に示すよう
に先ず円筒状の配水用管本体1aの外周にサドルバンド21
を環装着し、該サドルバンド21に止水弁22を有する分水
栓23を装着せしめた状態で、該分水栓23の上部にアダプ
ター24を介して止水シールを施した穿孔機25を装着せし
め、この状態で配水用管本体1aに図6の如く流出口1bを
穿孔する。その後、配水用管本体1aの流出口1bを防食を
図るべく、特殊な工具を使用して該流出口1bに管状のス
リーブ26を装着して、前記分水栓23に継手等を介して分
岐管を接続せんとするものである。
【0008】しかしながら、かかる手段にあっては、サ
ドルバンド21及びスリーブ26の装着作業は非常に煩雑
で、作業者にかかる負担も多大なものとなり、作業性に
著しく欠けるという大なる難点があった。
【0009】それ故に、本発明は上記従来の問題点を解
決するためになされたものであり、現場に於ける施工作
業を煩雑化せしめることなく、必要に応じて分岐配管が
行えるようにすることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、上記課題を解決す
るために、本発明は着脱自在な栓体6により閉鎖される
貫通孔5を有して配水用管本体1の側面に設けられた分
岐部3に開閉自在な分岐弁15を装着する第1工程と、該
分岐弁15に穿孔機19を装着して前記栓体6を穿孔する第
2工程とからなる配水用管の分岐工法である。
【0011】また、本発明に係る配水用管は、配水用管
本体1の側面に貫通孔5を有する分岐部3が設けられ且
つ該貫通孔5には着脱自在な栓体6が装着されると共
に、該栓体6を保護すべく前記貫通孔5の先端側には保
護キャップ10が装着されてなるものである。
【0012】
【作用】従って、上記構成を特徴とする分岐工法にあっ
ては、先ず配水用管本体1の分岐部3に分岐弁15を装着
した後、該分岐弁15に穿孔機19を装着する。
【0013】そして、分岐弁15を開放して穿孔機19によ
り配水用管本体1の貫通孔5に装着した栓体6を穿孔す
る。その後、分岐弁15を閉鎖して該分岐弁15から穿孔機
19を離脱せしめ、分岐弁15に直接又は間接的に分岐管を
接続すれば分岐弁15の開放により配水用管本体1から分
岐管に流体が分岐供給されることとなる。
【0014】この場合に於いて、前記栓体6の一部は穿
孔された状態で配水用管本体1の貫通孔5内に残存する
こととなり、該栓体6がスリーブの役割を果たすのであ
る。
【0015】また、本発明に係る配水用管にあっては、
保護キャップ10が配水用管本体1の分岐部3の貫通孔5
が装着されてなるため、該貫通孔5及び栓体6の保護が
図れることとなる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例としての配水用管に
ついて図面に従って説明する。
【0017】図1に於いて、1は一端に大径の受口2が
形成された異径型の配水用管本体を示し、その内周面に
は所謂粉体塗装が施されてなる。3は配水用管本体1の
側面の軸長方向及び周方向に所定間隔隔てて複数個設け
られた略円柱状の分岐部であり、該分岐部3の略中央に
は図2の如く先端部内周面にネジ部4を有する貫通孔5
が形成されてなる。
【0018】同図中、6は貫通孔5内に螺着したステン
レスや砲金等からなる栓体で、その略中央は円孔7が形
成されて薄肉状に形成されてなると共に、外周面の径方
向に形成した凹溝8にはOリング9が装着されてシール
が図られてなる。10は分岐部3のネジ部4に螺着した保
護キャップであり、配水用管本体1の分岐部3の内周面
に形成した凹溝3aに装着したOリング11にてシールが図
られる。
【0019】本実施例に係る配水用管は以上のような構
成からなるが、かかる配水用管を分岐せしめる場合には
以下のようにして行う。
【0020】先ず、分岐すべき所定の分岐部3のネジ部
4から保護用キャップ10を螺脱した後、図3の如く該ネ
ジ部4に、筒状のアダプター12と該アダプター12にスピ
ンドル13により開閉可能に内装されたボール弁14と、ア
ダプター12の他端部に螺着されたソケット18とからなる
分岐弁15の一端部を螺着する。尚、同図中16,17 はボー
ル弁14の両端部に配した合成樹脂製のリング体を示す。
【0021】次に、分岐弁15のソケット18に止水シール
が図られた穿孔機19を螺着した後、該分岐弁15のボール
弁14を開放し、前記穿孔機19を作動せしめてそのドリル
20を前進させ、前記栓体6を穿孔して流出口6aを形成す
る。この場合に於いて、栓体6には円孔7が形成されて
その中央部は薄肉状であるため、穿孔作業が容易且つ迅
速に行えるのである。
【0022】その後、図4の如くドリル20を穿孔機19側
に後退させて分岐弁15のボール弁14をスピンドル13によ
り閉鎖し、穿孔機19を分岐弁15のソケット18から螺脱す
る。そして、該ソケット18にフレキシブルジョイント管
等を介して分岐管(図示せず)を配管接続し、分岐弁15
のボール弁14を開放すれば、該分岐弁15を介して分岐管
に流体が分岐供給されることとなる。
【0023】而して、栓体6の穿孔後に於いて該栓体6
の一部(外縁部分)は配水用管本体1の貫通孔5内に残
存することになるが、これがスリーブとして機能するた
め、配水用管本体1の貫通孔5の防食効果が図れるとい
う利点を有する。
【0024】また、本実施例にあっては、配水用管に一
切断水を生ぜしめることなく分岐配管作業が行えるばか
りではなく、分岐弁15の装着及び栓体6の穿孔という作
業により極めて簡易に行えるため、一連の施工作業の簡
略化が図れて現場での作業が煩雑になることもない。
【0025】また、必要に応じて配水用管を分岐するも
のであるために、配水用管自体の構成も簡易なものとな
ってそのコストの低減化が図れると共に、例えば現場へ
の搬入時や実際の配管施工時に於いて、外部からの衝撃
等により分岐部3に損傷を受けることも少なくなり、よ
って分岐弁15の装着作業等に支障を与えることもない。
【0026】尚、上記実施例に於いては、配水用管本体
1の分岐部3や栓体6等を保護すべく分岐部3の貫通孔
5の上部に保護キャップ10を装着したが、かかる保護キ
ャップ10は必要に応じて装着すればよいものである。
【0027】その他、栓体6の形状や材質、配水用管本
体1や穿孔機19の具体的な構成も本発明の意図する範囲
内に於いて任意に設計変更自在である。
【0028】
【発明の効果】叙上の様に、本発明に係る配水用管の分
岐工法は、分岐弁の装着及び栓体の穿孔という極めて簡
易な作業からなるために、サドルバンド等を使用して穿
孔作業を行っていた従来の工法に比して、格段優れた作
業性が得られるに至った。
【0029】また、配水用管本体の貫通孔に装着した栓
体を穿孔するものであるために、その穿孔後に於いて栓
体の一部が貫通孔に装着された状態で残存してスリーブ
の機能を果たすこととなり、よって従来の如く穿孔後に
スリーブを装着する必要がなくなり、一連の作業の簡略
化が図れると共に、配水用管本体の貫通孔の防食防止も
図れるという特有の効果を奏するのである。
【0030】さらに、必要に応じて配水用管を分岐する
ものであるために、全ての分岐部に分岐弁を具備させて
いた従来のものより、配水用管自体の構成が簡易なもの
となって、そのコストの低減化が図れると共に、例えば
現場への搬入時や実際の配管施工時に於いて、外部から
の衝撃等により分岐部に損傷を受けることも少なく、よ
って分岐弁の装着作業等に支障をきたすこともなくなる
という効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例を示す配水用管の一部断
面正面図。
【図2】同要部断面図。
【図3】施工作業の一例を示す要部断面図。
【図4】施工作業の一例を示す要部断面図。
【図5】従来例を示す断面図。
【図6】従来例を示す断面図。
【符号の説明】
1…配水用管本体 3…分岐部 5…貫通孔 6…栓体 10…保護キャップ 12…アダプター 14…ボール弁 15…分岐弁 18…ソケット 19…穿孔機

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着脱自在な栓体6により閉鎖される貫通
    孔5を有して配水用管本体1の側面に設けられた分岐部
    3に開閉自在な分岐弁15を装着する第1工程と、該分岐
    弁15に穿孔機19を装着して前記栓体6を穿孔する第2工
    程とからなることを特徴とする配水用管の分岐工法。
  2. 【請求項2】 前記分岐弁15が、配水用管本体1の分岐
    部3に装着可能なアダプター12と該アダプター12に開閉
    自在に内装されたボール弁14と、該アダプター12の装着
    されたソケット18とからなる請求項1記載の配水用管の
    分岐工法。
  3. 【請求項3】 配水用管本体1の側面に貫通孔5を有す
    る分岐部3が設けられ且つ該貫通孔5には着脱自在な栓
    体6が装着されると共に、該栓体6を保護すべく前記貫
    通孔5の先端側には保護キャップ10が装着されてなるこ
    とを特徴とする配水用管。
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