JP3562792B2 - 分電盤 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主幹ブレーカの二次側端子と接続した分岐ブレーカと主幹ブレーカの一次側端子又は主幹ブレーカの電源線と直接接続した一次送り回路の分岐ブレーカを主幹バーの側部に並設した分電盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
火災報知器、非常灯等の非常用電源の分岐ブレーカは主幹ブレーカが遮断された状態でも火災報知器等が的確に機能するように主幹ブレーカの一次側端子に接続した一次送り回路としている。そのため、従来の分電盤にあっては図6に示すように主幹バー21の側部に並設した分岐ブレーカ22の一部を火災報知器、非常灯等の非常用回路の一次送り回路の分岐ブレーカ22aとして主幹バー21に臨む該分岐ブレーカ22aの一次側端子23に主幹ブレーカ24の一次側端子24aに接続した電線25を引き回して接続するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記のような従来のものは、電線25を主幹ブレーカ24の一次側端子24aから主幹バー21に臨む分岐ブレーカ22aの一次側端子23に接続するものであるため、主幹バー21が邪魔となり接続作業が厄介であり、分岐回路の左端または右端しかできなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するためになされた本発明は、主幹ブレーカの二次側端子に接続した主幹バーの側方に多数の分岐ブレーカと主幹ブレーカの一次側端子又は主幹ブレーカの電源線と接続する一次側端子部 (4a) と二次側端子部 (4b) とを対向させて前後面側に設けてなる一次送り回路の分岐ブレーカを該分岐ブレーカの一次側端子部を主幹バーに臨ませて並設し、該一次送り回路の分岐ブレーカの二次側端子の電線挿入口が臨む上部箇所に中継端子台を設置して該中継端子台の二次側端子と一次送り回路の分岐ブレーカの一次側端子とを接続して、該中継端子台の一次側端子と前記主幹ブレーカの一次側端子又は主幹ブレーカの電源線とを電線により接続したことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の好ましい実施の形態を図面に基づき説明する。
1は主幹ブレーカであり、該主幹ブレーカ1の二次側端子1bには主幹バー2が接続されている。この主幹バー2の側部には該主幹バー2と接続する一次側端子3aを臨ませた電灯用、電力用の多数の分岐ブレーカ3と前記主幹ブレーカ1の一次側端子1aと接続する一次側端子4aを臨ませた火災報知器、非常灯等の非常回路用の一次送り回路の分岐ブレーカ4が該分岐ブレーカ4の一次側端子部4aを主幹バー2に臨ませて並設されている。この一次送り回路の分岐用ブレーカ4は一次側端子部 (4a) と二次側端子部 (4b) とを対向させて前後面側に設けてなるのである。なお、一次送り回路用の分岐ブレーカ4は電灯用、電力用の分岐ブレーカ3と同一規格又は外郭を同一としたものである。
【0006】
5は前記の一次送り回路用の分岐ブレーカ4の一次側端子4aと前記主幹ブレーカ1の一次側端子1a又は該主幹ブレーカ1の電源線6との間に介在させた中継端子台であり、該中継端子台5は一次送り回路の分岐ブレーカ4の二次側端子4bの近傍即ち二次側端子4bの電線挿入口4cが臨む上部箇所に取付片部51を分岐ブレーカ4の取付孔41の上部凹陥部42に嵌合したうえ分岐ブレーカ取付用のねじをもって取り付けられている。そして、この中継端子台5は一次側端子5aの電線挿入口5cを分岐ブレーカ4の二次側端子4bの電線挿入口4cと同一方向とし、二次側端子5bから分岐ブレーカ4の一次側端子4aに対応する位相の極に銅バー7、7を引き回し接続している。
【0007】
この銅バー7、7は分岐ブレーカ4の側面に沿わせており、図1、図2及び図3に示すものは分岐ブレーカ4の両側面に2極の銅バー7、7をそれぞれ同一の高さとして銅バー7、7の先端に折曲形成した接続爪7a、7aを分岐ブレーカ4の一次側端子4a、4aに接続している。また、図4に示すものは分岐ブレーカ4の両側面に2極の銅バー7、7を異なる高さとして沿わせるものであり、また、図5に示すものは分岐ブレーカ4の一側面に2極の銅バー7、7を異なる高さとして沿わせるものである。さらに、図示を略したが2極の銅バー7、7を分岐ブレーカ4の底側面に配設してもよい。
【0008】
また、図2に示す8は前記中継端子台5を絶縁被覆する端子台カバーであり、該端子台カバー8には分岐ブレーカ4の両側面に沿わせた銅バー7、7を絶縁被覆する充電部保護カバー9、9が一体に設けられている。この端子台カバー8を図3のもの、図4のもの図示を略した分岐ブレーカの底面側に2極の銅バーを設けたものに対応させてもよい。なお、充電部保護カバー9、9は端子台カバー8とは別体であってもよいことは勿論である。
【0009】
このように構成されたものは、主幹ブレーカ1の二次側端子1bに接続した主幹バー2の側方に多数の分岐ブレーカ3と一次送り回路の分岐ブレーカ4が並設されている。そして、各分岐ブレーカ3の一次側端子3aは主幹バー2に接続されているが、一次送り回路の分岐ブレーカ4は主幹バー2に臨ませた電源用端子4aを該一次送り回路の分岐ブレーカ4の二次側端子4bの近傍に設置した中継端子台5の二次側端子5bに銅バー7、7により接続されているので、該中継端子台5の一次側端子5aに主幹ブレーカ1の一次側端子1に接続した電線10を引回して接続すればよいので配線作業用のスペースが確保でき配線作業が容易となるものである。
【0010】
また、電線10を主幹バー2の近傍に引き回す必要がないので一次送り回路の分岐ブレーカ4を主幹ブレーカ1から離れた箇所への設置や複数設置することが容易となるものである。前記中継端子台5は分岐ブレーカ4の二次側端子4bの電線挿入口4cが臨む上部箇所に取付片部51を分岐ブレーカ4の取付孔41の上部凹陥部42に嵌合したうえ分岐ブレーカ取付用のねじをもって取り付けることにより中継端子台5の取り付けが容易となる。また、中継端子台5の二次側端子5bから分岐ブレーカ4の一次側端子4aに対応する位相の極に引き回し接続には銅バー7、7をもって行うことにより、中継端子台5の二次側端子5bと分岐ブレーカ4の一次側端子4aとのはめ込み作業が簡単となる。
【0011】
なお、銅バー7、7を図1、図2及び図3に示すように分岐ブレーカ4の両側面にそれぞれ同一の高さとして引き回すことにより構造が簡単なものでる。また、銅バー7、7を図4に示すように分岐ブレーカ4の両側面に2極の銅バー7、7を異なる高さとして沿わせれば、一次送り回路の分岐ブレーカ4を複数個並設した場合に隣合う分岐ブレーカ4の銅バー7、7が上下に絶縁距離を確保して設置できるうえ隣合う分岐ブレーカ4、4の間隔を一枚の銅バー7の厚さ分とすることがで設置スペースを狭くすることができるものである。また、図5に示すように分岐ブレーカ4の一側面に2極の銅バー7、7を異なる高さとして沿わせることにより上下の銅バー7、7は絶縁を確保できるうえ複数個を並設した場合に銅バー7、7には隣合う分岐ブレーカ4の他側面が臨むので隣合う分岐ブレーカ4、4の銅バー7、7の絶縁に配慮する必要がないうえ前記の図4に示すのと同様設置スペースを狭くすることができるものである。
【0012】
さらに、銅バー7、7を絶縁被覆する充電部保護カバー9、9を端子台カバー8に一体に設けるこにより、充電部保護カバー9、9の銅バー7、7へのセットが容易となるものである。特に、図2に示す端子カバー8に分岐ブレーカ4の両側面に沿わせた銅バー7、7を絶縁被覆する充電部保護カバー9、9が一体に設けものにあっては端子カバー8を中継端子台5にセットすることにより充電部保護カバー9、9を自動的にセットでき作業効率が一層よくなるものである。
【0013】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の分電盤は一次送り回路の分岐ブレーカの一次側端子を該分岐ブレーカの二次側端子の電線挿入口が臨む上部箇所に設置した中継端子台の二次側端子と接続して、作業用スペースを広く確保できる中継端子台の一次側端子と主幹ブレーカの一次側端子又は主幹ブレーカの電源線とを電線により接続するものであるから配線作業が容易となるものである。
従って、従来の一次送りの回路の分岐ブレーカを組み込んだ分電盤の問題点を解決したものとして業界にもたらす益大なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す一部切欠正面図である。
【図2】本発明の実施の形態に使用する一次送り回路の分岐ブレーカと中継端子台を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に使用する一次送り回路の分岐ブレーカと中継端子台を示す図であり、(イ)は正面図、(ロ)は側面図である。
【図4】本発明の実施の形態に使用する銅バーの他例を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に使用する銅バーの他例を示す斜視図である。
【図6】従来例を示す一部切欠正面図である。
【符号の説明】
1 主幹ブレーカ
1a 一次側端子
1b 二次側端子
2 主幹バー
3 分岐ブレーカ
4 一次送り回路の分岐ブレーカ
4a 一次側端子
4b 二次側端子
5 中継端子台
5a 一次側端子
5b 二次側端子
6 電源線
7 銅バー
8 端子台カバー
9 充電部カバー
Claims (8)
- 主幹ブレーカ(1) の二次側端子(1b)に接続した主幹バー(2) の側方に多数の分岐ブレーカ(3) と主幹ブレーカ(1) の一次側端子(1a)又は主幹ブレーカ(1) の電源線と接続する一次側端子部 (4a) と二次側端子部 (4b) とを対向させて前後面側に設けてなる一次送り回路の分岐ブレーカ(4) を該分岐ブレーカ(4)の一次側端子部(4a)を主幹バー(2)に臨ませて並設し、該一次送り回路の分岐ブレーカ(4) の二次側端子(4b)の電線挿入口(4c)が臨む上部箇所に中継端子台(5) を設置して該中継端子台(5) の二次側端子(5b)と一次送り回路の分岐ブレーカ(4)の一次側端子(4a)とを接続して、該中継端子台(5) の一次側端子(5a)と前記主幹ブレーカ(1) の一次側端子(1a)又は主幹ブレーカ(1) の電源線(6)とを電線(10)により接続したことを特徴とする分電盤。
- 中継端子台(5) の二次側端子(5a)と一次送り回路の分岐ブレーカ(4) の一次側端子(4a)とを銅バー(7) 、(7) により接続した請求項1に記載の分電盤。
- 銅バー(7) 、(7) を一次送り回路の分岐ブレーカ(4) の両側面に沿わせた請求項2に記載の分電盤。
- 銅バー(7) 、(7) を一次送り回路の分岐ブレーカ(4) の両側面に高さを変えて沿わせた請求項2に記載の分電盤。
- 銅バー(7) 、(7) を一次送り回路の分岐ブレーカ(4) の一側面に高さを変えて沿わせた請求項2に記載の分電盤。
- 銅バー(7) 、(7) を一次送り回路の分岐ブレーカ(5) の底側面に配設した請求項2に記載の分電盤。
- 分岐ブレーカ(4) 側面に沿わせた銅バー(7) 、(7) を絶縁被覆する充電部保護カバー(9) 、(9) を中継端子台(6) を絶縁被覆する端子台カバー(8) と一体に設けた請求項3又は4又は5又は6のいずれかに記載の分電盤。
- 中継端子台(5) を該中継端子台(5) に張設した取付片部(51)を一次送り回路の分岐ブレーカ(4) の取付孔(41)の上部凹陥部(42)に嵌合したうえ分岐ブレーカ取付用のねじをもって取り付けられている請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7のいずれかに記載の分電盤。
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