JP3560438B2 - 昇圧回路及び降圧回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、逆相のパルス信号を利用して電源電圧以上に昇圧するあるいは降圧する回路に関し、特に、その昇圧レベルまたは降圧レベルを適宜変更することができる昇圧または降圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置内において、昇圧回路や降圧回路は、電源電圧より高い電位を生成したり電源電圧より低い電圧を生成したりするのに利用される。例えば、フラッシュメモリなどに利用される不揮発性メモリは、書き込み回路に昇圧回路が、消去回路に降圧回路がそれぞれ利用され、メモリセルが接続されるワード線やビット線にそこで昇圧された電圧や降圧された電圧が印加される。
【0003】
図18は、一般的な昇圧回路を示す図である。この昇圧回路では、ダイオード接続されたN型のMOSトランジスタQ11、Q12、Q13、Q14が直列に接続され、それらの接続点に容量C11、C12、C13、C14が接続される。初段のダイオード接続のトランジスタQ11のドレイン端子には電源Vccが接続され、最終段のダイオード接続のトランジスタQ14のソース端子に出力OUTが接続される。容量Cには、図示される通り交互に逆相のクロックパルスCLK、CLKBが印加されて、各容量Cによる昇圧動作により、各ノードN1,N2,N3,N4から最終段方向の隣のノードに電荷が転送される。その結果、出力OUTには、クロックパルスの振幅である電源電圧Vccの約5倍の昇圧された電圧が生成される。
【0004】
図19は、同様の降圧回路を示す図である。この降圧回路では、ダイオード接続されたP型のMOSトランジスタQ21、Q22、Q23、Q24が直列に接続され、それらの接続点に容量C21、C22、C23、C24が接続される。初段のダイオード接続のトランジスタQ21のドレイン端子にはグランド電源GNDが接続され、最終段のダイオード接続のトランジスタQ24のソース端子に出力OUTが接続される。容量Cに図示される通り交互に逆相のクロックパルスCLK、CLKBが印加されて、各容量Cによる降圧動作により、各ノードP1,P2,P3,P4から初段方向の隣のノードに電荷が転送される。その結果、出力OUTには、クロックパルスの振幅である電源電圧Vccの約4倍の負の電圧が生成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の通り、逆相のクロックパルスを奇数番目の容量と偶数番目の容量とにそれぞれ与えることで、電源電圧の整数倍の昇圧電圧あるいは降圧電圧を生成することができる。勿論、ダイオード接続されたトランジスタと容量からなる回路を増やすことにより、より高いあるいはより低い電圧を生成することができる。
【0006】
しかしながら、半導体装置に供給される電源電圧に、例えば3Vと5Vが併用される場合は、3V用に設計した昇圧あるいは降圧回路では、5Vの電源電圧に対して設計値以上の電圧が各ノードに印加され、トランジスタや容量の破壊を招くことがある。一般的に、供給される電源に依存しない所望の昇圧電圧あるいは降圧電圧を生成することが要求されるので、高い電源電圧が印加されてもそれに伴い高い電圧あるいは低い電圧を生成することは要求されない。
【0007】
電源電圧の電圧値の問題は、複数の電圧の併用でない場合でも、例えば供給される電源電圧が高く変動すると、上記した昇圧回路または降圧回路内の素子の破壊の問題は同様に発生する。
【0008】
そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解決するために、同一の昇圧回路あるいは降圧回路であっても、適宜その昇圧レベルまたは降圧レベルを切り替えることが可能な昇圧または降圧回路を提供することにある。
【0009】
更に、本発明の別の目的は、昇圧または降圧回路内の素子の破壊の可能性がある場合に、その昇圧レベルまたは降圧レベルを切り替えることができる昇圧あるいは降圧回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する為に、本発明は、直列に接続された複数のダイオード手段と、該ダイオード手段の接続点に第一の電極が接続された複数の容量とを有し、該容量の第二の電極にパルス信号が印加されて前記ダイオード手段の最終段に昇圧または降圧電圧が出力される昇圧または降圧回路において、
第一の状態の時に、前記複数の容量のうち奇数番目の容量の第二の電極に第一のパルス信号を印加し、偶数番目の容量の第二の電極に前記第一のパルス信号と逆相の第二のパルス信号を印加し、
前記第一の状態と異なる第二の状態の時に、前記複数の容量のうち奇数番目の少なくとも一対の容量の第二の電極に第三のパルス信号を印加し、偶数番目の少なくとも一対の容量の第二の電極に前記第三のパルス信号と逆相の第四のパルス信を印加するパルス生成手段を有することを特徴とする。
【0011】
かかる発明によれば、パルス信号の組み合わせを変えることにより、昇圧または降圧レベルを変更することができ、例えば、電源電圧の変動に応じて適宜変更して、回路内の素子の破壊を防止することができる。
【0012】
更に、上記の目的を達成する為に、別の発明は、直列に接続され、初段から最終段側方向にまたはその逆方向に電荷を転送する複数のダイオード手段と、該ダイオード手段の接続点に第一の電極が接続された複数の容量とを有し、該容量の第二の電極にパルス信号が印加されて前記接続点が昇圧または降圧される昇圧または降圧回路において、
第一の状態の時に、前記容量の第二の電極に互いに逆相のパルス信号を第一の組み合わせで印加し、
前記第一の状態と異なる第二の状態の時に、前記容量の第二の電極に互いに逆相のパルス信号を前記第一と異なる第二の組み合わせで印加するパルス生成回路を有することを特徴とする。
【0013】
上記のパルス信号の組み合わせは、適宜目的に応じて変更される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態の例について図面に従って説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0015】
図1は、本発明の実施の形態例の昇圧または降圧回路の全体ブロック図である。昇圧または降圧回路10内は、図18または図19で示したダイオードと容量からなる回路である。この実施の形態例では、4段のダイオードと容量を縦列接続した昇圧または降圧回路10、4つのクロックパルスφ1、φ2、φ3、φ4が、パルス生成回路11により生成され与えられる。このパルス生成回路11は、第一の状態の時と第二の状態の時で、異なるクロックパルスの組み合わせを生成して、昇圧または降圧回路10に与える。
【0016】
パルス生成回路11は、例えば、クロック発振回路12、第一の状態と第二の状態を検出する判定回路14及び判定回路14の出力によりクロック発振回路12が生成するクロックパルスの組み合わせを切り換えるクロック切り換え回路13を有する。この例では、判定回路14が、電源電圧Vccが低い場合の第一の状態と、高い場合の第二の状態とを判別する。または、判定回路14が更に電源電圧が高い第三の状態を検出してもよい。
【0017】
判定回路14が判定した結果にしたがって、クロック切り換え回路13では、クロック発振回路12からのクロックパルスをもとに正相と逆相のクロックパルスの組み合わせを選択し、4つのクロックパルスφ1〜φ4を生成する。
【0018】
図2は、図1の昇圧または降圧回路に適用される昇圧回路の例を示す回路図である。この回路は、実質的に図18の回路例と同等である。即ち、初段のダイオード接続されたN型のMOSトランジスタQ11のドレイン端子に電源Vccが接続され、最終段のダイオード接続されたN型のMOSトランジスタQ14のソース端子が出力PUMP1に接続される。また、各段のダイオード接続されたN型のMOSトランジスタの接続点N1〜N3には、それぞれ容量C11〜C14が接続される。
【0019】
図3は、図1の昇圧または降圧回路に適用される降圧回路の例を示す回路図である。この回路は、実質的に図19の回路と同等である。即ち、初段のダイオード接続されたP型のMOSトランジスタQ21のドレイン端子にグランド電源GNDが接続される。また、最終段のP型MOSトランジスタQ24のソース端子に出力PUMP2が接続される。そして、同様に容量C21〜C24が図示される通り接続される。
【0020】
図2または図3の昇圧回路または降圧回路の各容量の電極に、それぞれクロックパルスφ1〜φ4が印加される。これらのクロックパルスφ1〜φ4は、従来の一般的な例では、奇数段目の容量と偶数段目の容量とにそれぞれ正相と逆相のクロックパスルが印加されているが、本発明の実施の形態例では、クロックパルスφ1〜φ4についての正相のクロックパルスと逆相のクロックパルスの組み合わせが、判定回路14が判別した状態結果に応じて適宜変更される。
【0021】
図4は、クロックパルスφ1〜φ4の第一の組み合わせを示す図である。この組み合わせ例は、奇数段目の容量C11、C13に対して印加するクロックパルスφ1とφ3と、偶数段目の容量C12、C14に対して印加するクロックパルスφ2とφ4とが逆相になっている。この組み合わせは、従来例で説明したのと同様の組み合わせである。
【0022】
このクロックパルスの組み合わせでは、前述した通り、昇圧回路の場合は、出力PUMP1には電源電圧Vccの約5倍の昇圧電圧が、降圧回路の場合は、出力PUMP2にはグランド電圧から電源電圧Vccの約4倍低い降圧電圧がそれぞれ生成される。この原理については後で詳述する。
【0023】
図5は、クロックパルスφ1〜φ4の第二の組み合わせを示す図である。この組み合わせ例は、初段と2段目の容量に印加されるクロックパルスφ1、φ2を同相のクロックパルスとし、3段目と4段目の容量に印加されるクロックパルスφ3、φ4をそれらと逆相のクロックパルスとする。
【0024】
この組み合わせにする場合は、昇圧回路の場合は、出力PUMP1には電源電圧Vccの約3倍の昇圧電圧が、降圧回路の場合は、出力PUMP2にはグランド電圧から電源電圧Vccの約2倍低い降圧電圧がそれぞれ生成される。
【0025】
上記のクロックパルスφ1〜φ4の組み合わせを変更させた場合の昇圧回路の動作について、説明する。図6は、その昇圧動作を説明するクロックパルスφ1とノードN1とN2の波形図である。また、図7は、その動作を理解するための簡略された昇圧回路例である。
【0026】
図7に示された通り、ダイオード接続されたトランジスタQ11、Q12と容量C11とC12からなる回路であって、容量C11にクロックパルスφ1が印加され、容量C12はグランド電位に固定されている場合を考える。図6に示される通り、最初のノードN1は、電源VccからトランジスタQ11の閾値電圧Vth分低い電位(Vcc−Vth)である。ここでは、初めのノードN2の電位もVccーVthと仮定する。そこで、クロックパルスφ1がグランド電位であるLレベルから電源電圧Vcc分の振幅でHレベルに変化すると、容量C11による結合で、ノードN1はVcc−Vth+Vccに上昇する。その容量C11内の電荷は、ダイオード接続されたトランジスタQ12を介して、ノードN2側に供給され、同様にノードN2も上昇する。
【0027】
クロックパルスφ1がHレベルからLレベルに変化する時は、トランジスタQ11を介して電源電圧Vccから電荷が充電されて、ノードN1の電位の低下はない。その結果、ノードN1とN2は、トランジスタQ12の閾値電圧Vthを無視すれば、クロックパルスφ1による電圧Vccが容量C11とC12の容量比によって配分される電圧分だけ高い電位になる。即ち、図6中の電圧V1は、
V1=Vcc−Vth+{C11/(C11+C12)}Vcc (1)
になる。
【0028】
更に、同様にクロックパルスφ1が印加されると、ノードN2の電位は更に上昇する。やがて、ノードN1はVcc−Vthと2Vcc−Vthとの間を上下し、ノードN2は2(Vcc−Vth)に到達する。
【0029】
図8は、図4のクロックパルスの組み合わせが印加された時の定常状態での昇圧回路の各ノードN1、N2、N3及び出力PUMP1の信号を示す図である。即ち、ノードN1〜N3及び出力PUMP1の信号は、次のレベルを上下する。
【0030】
N1 : Vcc−Vth 2Vcc−Vth
N2 : 2(Vcc−Vth) Vcc+2(Vcc−Vth)
N3 : 3(Vcc−Vth) Vcc+3(Vcc−Vth)
PUMP1: 4(Vcc−Vth) Vcc+4(Vcc−Vth)
したがって、ダイオード接続されたトランジスタの閾値電圧Vthが小さいか、或いは、ゲート・ソース間の電圧が同レベルになる様に回路的に変更されれば、ノードN1には2Vcc、ノードN2には3Vcc、ノードN3には4Vcc、更に出力PUM1には5Vccの昇圧された電圧が生成される。
【0031】
図9は、図5のクロックパルスの組み合わせが印加された時の定常状態での昇圧回路の各ノードN1、N2、N3及び出力PUMP1の信号を示す図である。更に、図10は昇圧回路に図5のクロックパルスの組み合わせが印加された時の動作を説明する回路図である。
【0032】
図10(a)に示される通り、図5のクロックパルスの組み合わせでは、容量C11とC12に同相のクロックパルスφ1とφ2が印加され、容量C13とC14にそれと逆相のクロックパルスφ3とφ4とが印加される。したがって、例えば、クロックパルスφ1とφ2のパルスが発生した時、容量C11とC12により昇圧された結果、容量C11とC12の電荷は、図10(a)中の矢印の方向に転送され、ノードN3、PUMP1が昇圧される。
【0033】
したがって、図10(a)に示された回路は、等価的に図10(b)の如き回路と同じ動作になる。即ち、容量C11+C12と容量C13+C14とが2つのダイオードのカソード側に接続されて、それぞれ逆相のクロックパルスがそれらの容量に印加される場合と同等の動作を行う。その為、ダイオードの閾値電圧を無視すると、ノードN1とN2は、Vccから2Vccの間を振幅し、ノードN3と出力PUMP1は、2Vccと3Vccの間を振幅する。したがって、出力PUMP1には、電源電圧Vccの3倍の昇圧電圧が生成される。
【0034】
但し、ノードN1とN2とは閾値電圧Vth分の差があり、ノードN3と出力PUMP1とにも閾値電圧Vthの差がある。したがって、ノードN1とN2は閾値電圧Vthの差を保持しながらVccから2Vccの間で上下し、同様に、ノードN3と出力PUMP1は閾値電圧Vthの差を保持しながら2Vccから3Vccの間で上下する。
【0035】
図9を参照すれば、上記の昇圧回路の動作がより明確になる。即ち、ノードN1〜N3及び出力PUMP1の信号は、次のレベルを上下する。
【0036】
N1 : Vcc−Vth Vcc+(Vcc−Vth)
N2 : Vcc−2Vth Vcc+(Vcc−2Vth)
N3 : 2Vcc−3Vth Vcc+(2Vcc−3Vth)
PUMP1: 2Vcc−4Vth Vcc+(2Vcc−4Vth)
したがって、閾値電圧Vthの低下分を無視するか、或いは回路的に閾値電圧Vthの低下が発生しないようにすると、出力PUMP1には、電源電圧Vccの約3倍の昇圧電圧が発生する。
【0037】
図7において説明したことから、初段側の容量をより大きく設定することにより、昇圧回路の昇圧効率を上げることができる。即ち、図7の例で、容量C11が容量C12よりも大きい場合は、クロックパルスの印加によりノードN1とN2の上昇電位{C11/(C11+C12)}×Vccが大きくなり、昇圧の効率が大きくなる。したがって、昇圧回路の効率を高める為には、初段側の容量をその後段側の容量よりも大きく設定することが望ましい。
【0038】
図11は、更に、昇圧回路に印加されるクロックパルスの別の組み合わせを示す図である。このクロックパルスの組み合わせは、クロックパルスφ1とφ2に同相のクロックパルスを、クロックパルスφ3はその逆相を、そしてクロックパルスφ4は更にその逆相を使用する。その結果、初段側の容量C11とC12は同等の動作をし、それより後段の容量C13と容量C14はそれぞれ異なる動作を行う。
【0039】
図12は、図11のクロックパルスの組み合わせが印加された時の等価回路を示す図である。上記した通り、等価的には容量C11+C12、C13、C14の3つの容量と3つのダイオードとからなる回路となる。その場合、上記した通り、容量C11+C12はその後段の容量C13、C14よりも大きく、昇圧効率が高くなる。
【0040】
各ダイオード接続されたトランジスタの閾値電圧を無視すると、ノードN1とN2は2Vccまで昇圧され、ノードN3は3Vccまで昇圧され、更に出力PUMP1には4Vccまで昇圧される。
【0041】
上記した通り、図4に示したクロックパルスの組み合わせを印加する場合よりも、図5に示したクロックパルスの組み合わせを印加する場合のほうが、各ノードの電圧は低くなる。同様に、図11のクロックパルスの組み合わせを印加する場合も、各ノードの電圧は低くなる。したがって、例えば電源電圧Vccの電位が高くなる場合などは、それを検出して、クロックパルスの組み合わせを切り換えることにより昇圧回路の昇圧レベルを調整することができる。
【0042】
図13は、図1に示した電源電圧判定回路14の一例を示す回路図である。この判別回路14は、電源電圧Vccの変化を検出する回路である。例えば、電源電圧Vccが3V程度である第一の状態と、電源電圧Vccが5V程度である第二の状態とが判別される。あるいは、電源電圧Vccが所定の範囲の定格電圧である第一の状態と、それより高い第二の状態とが判別される。
【0043】
図中バンドギャップレファレンス回路141は、バイポーラ型のトランジスタQ31、Q32、Q33と抵抗R1、R2、R3からなる。この回路では、電源電圧Vccの電位にかかわらずグランド電位からベース・エミッタ間電圧程度高い一定の基準電圧Vrefを生成する。抵抗分割回路142は、電源電圧Vccを単に抵抗r1、r2で分割した電位Vdivを生成する。したがって、電位Vdivは、電源電圧Vccの変動にしたがって変動する。そして、電圧比較回路143は、N型MOSトランジスタQ34、Q35とP型トランジスタQ36、Q37からなる差動回路である。電源電圧Vccが低いレベルにある時は、電圧Vdivが基準電圧Vrefより低く、インバータ144の出力145はLレベルとなる。一方、電源電圧Vccが高くなると、電圧Vdivが基準電圧Vrefよりも高くなり、出力145はHレベルとなる。
【0044】
図14は、図1に示したクロック切り換え回路の一例を示す図である。この切り換え回路は、図4と図5に示したクロックパルスの切り換えを、電源電圧判定回路14の出力145により行う。図14のクロック切り換え回路は、インバータ31,34,45及びNANDゲート32,33からなる第一のラッチ回路と、同様にインバータ36,39,40及びNANDゲート37,38からなる第二のラッチ回路を有する。第一のラッチ回路のインバータ31には、発振回路12からのクロックパルスOSCがそのまま印加され、第二のラッチ回路のインバータ36には、判定回路14の出力145によって発振回路の出力クロックパルスOSCの位相を反転制御するEORゲート41の出力が印加される。
【0045】
したがって、判定回路14が電源電圧Vccが低いレベルにある第一の状態を検出する時は、その出力145がLレベルにあり、発振回路の出力OSCが同相でインバータ31と36に与えられるので、φ1とφ3は同相で、φ2とφ4はそれと逆相のクロックパルスとなる。即ち、図4に示したクロックパルスの組み合わせが生成される。
【0046】
一方、判定回路14が電源電圧Vccが高いレベルにある第二の状態を検出する時は、その出力145がHレベルにあり、第二のラッチ回路側のインバータ36には、発振回路の出力OSCが反転されて印加される。その結果、クロックパルスφ1とφ2は同相で、φ3とφ4はそれらと逆相の信号になる。即ち、図5に示したクロックパルスの組み合わせである。
【0047】
図14中、括弧内に示した通りにクロックパルスφ1〜φ4が適用される場合は、図4のクロックパルスの組み合わせと、図11のクロックパルスの組み合わせとが切り換えられる回路となる。その場合は、駆動能力確保の為にインバータ39を並列に設けてそれぞれでクロックパルスφ2とφ4を生成することが好ましい。
【0048】
図15は、図3の降圧回路に図4で示したクロックパルスの組み合わせを印加した場合の、定常状態での各ノードP1〜P3と出力PUMP2の信号波形を示す図である。降圧回路の場合は、各ダイオード接続されたトランジスタQ21、Q22、Q23、Q24は、P型のMOSトランジスタであるので、容量内の電荷は、最終段側から初段側に向かって転送される。
【0049】
例えば、図3に示されたインバータ接続されたトランジスタQ21とQ22及び容量C21、クロックパルスφ1に注目すると、クロックパルスφ1がLレベルからHレベルに立ち上がると、トランジスタQ21を経由して容量C21内の電荷がグランド電源GND側に転送され、その後クロックパルスφ1がHレベルからLレベルに変化する時、容量C22からトランジスタQ22を介して電荷を吸収する。したがって、ノードP1とノードP2との電位は、トランジスタQ22の閾値電圧Vthを無視すると、クロックパルスのパルス振幅Vccを容量C21とC22との容量比にで分配した電圧だけグランド電位から降下する。この動作を繰り返すことにより、ノードP1はグランド電位より電源電圧Vcc分低いレベル、ノードP2は約2Vcc分低いレベル、ノードP3は約3Vcc分低いレベル、そして出力PUMP2は4Vcc分低いレベルに降圧される。
【0050】
より正確にいうと、ノードP1はグランド電位から閾値電圧Vth分だけ高いく、トランジスタの両側のノードはそれぞれ閾値電圧Vth分だけ異なるので、各ノードと出力の電位は、次の通りとなる。
【0051】
P1 : Vth Vth−Vcc
P2 : 2Vth−Vcc (2Vth−Vcc)−Vcc
P3 : 3Vth−2Vcc (3Vth−2Vcc)−Vcc
PUMP2: 4Vth−3Vcc (4Vth−3Vcc)−Vcc
それぞれの信号は、図15に示される通りである。
【0052】
図16は、図3の降圧回路に図5で示したクロックパルスの組み合わせを印加した場合の、定常状態での各ノードP1〜P3と出力PUMP2の信号波形を示す図である。この場合は、図10で示したのと同様に、容量C21+C22及び容量C23+C24からなる2段の降圧回路として動作する。したがって、ノードP1とP2は閾値電圧Vthの差をもって同様の変化をし、ノードP3とP4は閾値電圧Vthの差をもってそれと逆相の変化をする。
【0053】
即ち、図16に示される通り、各ノードと出力PUMP2は次の通りの電位となる。
【0054】
P1 : Vth Vth−Vcc
P2 : 2Vth 2Vth−Vcc
P3 : 3Vth−Vcc (3Vth−Vcc)−Vcc
PUMP2: 4Vth−Vcc (4Vth−Vcc)−Vcc
したがって、閾値電圧を少なくすると、出力PUMP2は電源電圧Vccの2倍のレベルだけグランド電位より低い電圧に降下される。
【0055】
同様に、図3の降下回路に図11のクロックパルスの組み合わせを印加する場合は、出力PUMP2にはグランド電位から電源電圧Vccの約3倍のレベルだけ低い降圧電圧が生成される。しかも、初段の容量をC21、C22と高くしているので、降圧効率を良くすることができる。
【0056】
図17は、上記した昇圧回路と降圧回路とが不揮発性の半導体メモリに適用された例を示す回路図である。この例では、フローティングゲートタイプのメモリセルMC00〜MC11が、それぞれワード線WL0、WL1及びビット線BL0、BL1の交差部に設けられる。ワード線は、Xデコーダにより選択され所定の電位に駆動される。また、ビット線は、Yゲート51で選択されてプリセンス回路54,センスアンプ回路55及び出力回路56を介して出力DQとして出力される。Yデコーダ52は、Yゲートを選択する選択信号を生成して与える。また、各メモリセルMCのソース端子は、ソーススイッチ回路53に接続され、書き込み時(プログラム時)と消去時とでそのソース端子の電位が制御される。
【0057】
書き込みと消去時のワード線、ビット線及びソース端子の電位の関係が図中に示されている。これに示される通り、書き込み時には、ワード線に9Vと電源Vccより高い電圧が、ビット線に5Vと電源Vccより高いか同等の電圧が印加される。また、消去時には、ワード線に−10Vとグランド電位よりも低い電圧が印加される。そこで、書き込み回路57と消去回路62とは、それぞれ昇圧回路58、60と降圧回路63とを有する。また、それぞれの昇圧回路と降圧回路の出力側には、所望の電圧値にするためのレギュレータ回路59、61、64がそれぞれ設けられる。即ち、昇圧または降圧回路である程度まで昇圧または降圧された電圧が、レギュレータ回路によって一定の電圧に調整される。したがって、昇圧回路または降圧回路では、ある程度余裕をもって昇圧電圧或いは降圧電圧を生成する。
【0058】
書き込み回路57内の昇圧回路60とそのレギュレータ回路61により書き込み時のワード線電位9Vが生成されて、Xデコーダ50に供給される。また、書き込み回路57内の昇圧回路58とそのレギュレータ回路59により書き込み時のビット線電圧5Vが生成される。その高い電圧5Vは、入力回路66を通してデータ0をメモリセルに書き込む場合にのみ、ビット線に印加される。
【0059】
消去回路62内の降圧回路63では、消去時のワード線の電圧−10Vを生成し、Xデコーダ50に与える。通常は、セクター内の全てのワード線に消去用の低い電圧−10Vが印加されてセクター内の全てのメモリセルに対して消去(データ1の書き込み)が行われる。
【0060】
比較回路65によりセンスアンプ回路55と入力回路66からのデータを比較して一致したとき、確認の信号が出て、書き込みまたは消去動作は終了する。
【0061】
そして、電源電圧Vccとして3Vが供給される場合は、上記した様に、例えば図4の如きクロックパルスの組み合わせが昇圧回路及び降圧回路に供給される。また、電源電圧Vccとして5Vが供給される場合は、回路内のトランジスタや容量のストレスを下げる為に、例えば図5や図11の様なクロックパルスの組み合わせが、昇圧回路や降圧回路に供給される。したがって、高い電源電圧に伴い発振回路のクロックパルスの振幅も大きくなり、クロックパルスの組み合わせを変更してその昇圧の程度及び降圧の程度を低くしても、生成される昇圧電圧PUMP1と降圧電圧PUMP2は、同等の電圧を生成することができる。
【0062】
図4、5、11でクロックパルスの組み合わせの例を示したが、それ以外の組み合わせであっても、所定の昇圧程度、あるいは降圧程度を実現することができる。その場合は、初段側で実質的に容量が大きくなるようなクロックパルスの組み合わせにすることが好ましい。そうすることで、電流供給能力を低下することなく昇圧レベルを下げることができるからである。また、同様に降圧レベルを上げることができるからである。
【0063】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、昇圧回路及び降圧回路に供給されるクロックパルスの組み合わせを適宜選択することができ、状態の応じて昇圧の程度及び降圧の程度を変更することができる。しかも、クロックパルスの組み合わせを適切に選択することで、所望の昇圧電圧、降圧電圧を選択することができる。したがって、例えば、電源電圧のレベルに応じて選択することで、昇圧回路及び降圧回路内の素子の破壊を防止することができる。
【0064】
或いは、電源電圧の変化以外の状態の変化にしたがってクロックパルスの組み合わせを変えることで、昇圧回路、降圧回路の構成を変えることなく昇圧レベル、降圧レベルを変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の昇圧または降圧回路の全体ブロック図である。
【図2】図1の昇圧または降圧回路に適用される昇圧回路の例を示す回路図である。
【図3】図1の昇圧または降圧回路に適用される降圧回路の例を示す回路図である。
【図4】クロックパルスφ1〜φ4の第一の組み合わせを示す図である。
【図5】クロックパルスφ1〜φ4の第二の組み合わせを示す図である。
【図6】昇圧動作を説明するクロックパルスφ1とノードN1とN2の波形図である。
【図7】図6の動作を理解するための簡略された昇圧回路例である。
【図8】図4のクロックパルスの組み合わせが印加された時の定常状態での昇圧回路の各ノードN1、N2、N3及び出力PUMP1の信号を示す図である。
【図9】図5のクロックパルスの組み合わせが印加された時の定常状態での昇圧回路の各ノードN1、N2、N3及び出力PUMP1の信号を示す図である。
【図10】昇圧回路に図5のクロックパルスの組み合わせが印加された時の動作を説明する回路図である。
【図11】昇圧回路に印加されるクロックパルスの別の組み合わせを示す図である。
【図12】図11のクロックパルスの組み合わせが印加された時の等価回路を示す図である。
【図13】電源電圧判定回路の一例を示す回路図である。
【図14】クロック切り換え回路の一例を示す図である。
【図15】図3の降圧回路に図4で示したクロックパルスの組み合わせを印加した場合の、定常状態での信号波形を示す図である。
【図16】図3の降圧回路に図5で示したクロックパルスの組み合わせを印加した場合の、定常状態での信号波形を示す図である。
【図17】昇圧回路と降圧回路とが不揮発性の半導体メモリに適用された例を示す回路図である。
【図18】一般的な昇圧回路を示す図である。
【図19】一般的な降圧回路を示す図である。
【符号の説明】
10 昇圧回路、降圧回路
11 クロックパルス信号生成回路
12 発振器
13 クロックパルス切り換え回路
14 電源電圧判定回路
φ1〜φ4 クロックパルス信号

Claims (10)

  1. 直列に接続された複数のダイオード手段と、該ダイオード手段の接続点に第一の電極が接続された複数の容量とを有し、該容量の第二の電極にパルス信号が印加されて前記ダイオード手段の最終段に昇圧または降圧電圧が出力される昇圧または降圧回路において、
    第一の状態の時に、前記複数の容量のうち奇数番目の容量の第二の電極に第一のパルス信号を印加し、偶数番目の容量の第二の電極に前記第一のパルス信号と逆相の第二のパルス信号を印加し、
    前記第一の状態と異なる第二の状態の時に、前記複数の容量のうち奇数番目の少なくとも一対の容量の第二の電極に第三のパルス信号を印加し、偶数番目の少なくとも一対の容量の第二の電極に前記第三のパルス信号と逆相の第四のパルス信を印加するパルス生成手段を有することを特徴とする昇圧または降圧回路。
  2. 直列に接続され、初段から最終段側方向に電荷を転送する複数のダイオード手段と、該ダイオード手段の接続点に第一の電極が接続された複数の容量とを有し、該容量の第二の電極にパルス信号が印加されて前記接続点が昇圧される昇圧回路において、
    第一の状態の時に、前記複数の容量のうち奇数番目の容量の第二の電極に第一のパルス信号を印加し、偶数番目の容量の第二の電極に前記第一のパルス信号と逆相の第二のパルス信号を印加し、
    前記第一の状態と異なる第二の状態の時に、前記複数の容量のうち前記初段側の複数の容量の第二の電極に第三のパルス信号を印加し、該初段側の複数の容量の後段側の容量の第二の電極に前記第三のパルス信号と逆相の第四のパルス信号を印加するパルス生成回路を有することを特徴とする昇圧回路。
  3. 直列に接続され、初段から最終段側方向に電荷を転送する複数のダイオード手段と、該ダイオード手段の接続点に第一の電極が接続された複数の容量とを有し、該容量の第二の電極にパルス信号が印加されて前記接続点が昇圧される昇圧回路において、
    第一の状態の時に、互いに逆相の第一及び第二のパルス信号を前記容量の第二の電極にN(Nは1以上の整数)個毎に交互に印加し、
    前記第一の状態と異なる第二の状態の時に、互いに逆相の第三及び第四のパルス信号を前記容量の第二の電極にM(MはNと異なる1以上の整数)個毎に交互に印加するパルス生成回路を有することを特徴とする昇圧回路。
  4. 直列に接続され、初段から最終段側方向に電荷を転送する複数のダイオード手段と、該ダイオード手段の接続点に第一の電極が接続された複数の容量とを有し、該容量の第二の電極にパルス信号が印加されて前記接続点が昇圧される昇圧回路において、
    第一の状態の時に、前記容量の第二の電極に互いに逆相のパルス信号を第一の組み合わせで印加し、
    前記第一の状態と異なる第二の状態の時に、前記容量の第二の電極に互いに逆相のパルス信号を前記第一と異なる第二の組み合わせで印加するパルス生成回路を有することを特徴とする昇圧回路。
  5. 請求項4において、
    前記パルス生成回路は、前記第一の状態の時に、前記初段側の隣接するN(Nは1以上の整数)個の容量に対して同相のパルス信号を印加し、
    前記第二の状態の時に、前記初段側の隣接するM(MはNと異なる1以上の整数)個の容量に対して前記同相のパルス信号を印加することを特徴とする昇圧回路。
  6. 直列に接続され、最終段から初段側方向に電荷を転送する複数のダイオード手段と、該ダイオード手段の接続点に第一の電極が接続された複数の容量とを有し、該容量の第二の電極にパルス信号が印加されて前記接続点が降圧される降圧回路において、
    第一の状態の時に、前記複数の容量のうち奇数番目の容量の第二の電極に第一のパルス信号を印加し、偶数番目の容量の第二の電極に前記第一のパルス信号と逆相の第二のパルス信号を印加し、
    前記第一の状態と異なる第二の状態の時に、前記複数の容量のうち前記初段側の複数の容量の第二の電極に第三のパルス信号を印加し、該初段側の複数の容量の後段側の容量の第二の電極に前記第三のパルス信号と逆相の第四のパルス信号を印加するパルス生成回路を有することを特徴とする降圧回路。
  7. 直列に接続され、最終段から初段側方向に電荷を転送する複数のダイオード手段と、該ダイオード手段の接続点に第一の電極が接続された複数の容量とを有し、該容量の第二の電極にパルス信号が印加されて前記接続点が降圧される降圧回路において、
    第一の状態の時に、互いに逆相の第一及び第二のパルス信号を前記容量の第二の電極にN(Nは1以上の整数)個毎に交互に印加し、
    前記第一の状態と異なる第二の状態の時に、互いに逆相の第三及び第四のパルス信号を前記容量の第二の電極にM(MはNと異なる1以上の整数)個毎に交互に印加するパルス生成回路を有することを特徴とする降圧回路。
  8. 直列に接続され、最終段から初段側方向に電荷を転送する複数のダイオード手段と、該ダイオード手段の接続点に第一の電極が接続された複数の容量とを有し、該容量の第二の電極にパルス信号が印加されて前記接続点が降圧される降圧回路において、
    第一の状態の時に、前記容量の第二の電極に互いに逆相のパルス信号を第一の組み合わせで印加し、
    前記第一の状態と異なる第二の状態の時に、前記容量の第二の電極に互いに逆相のパルス信号を前記第一と異なる第二の組み合わせで印加するパルス生成回路を有することを特徴とする降圧回路。
  9. 請求項8において、
    前記パルス生成回路は、前記第一の状態の時に、前記初段側の隣接するN(Nは1以上の整数)個の容量に対して同相のパルス信号を印加し、
    前記第二の状態の時に、前記初段側の隣接するM(MはNと異なる1以上の整数)個の容量に対して前記同相のパルス信号を印加することを特徴とする降圧回路。
  10. 請求項1乃至9に記載された昇圧または降圧回路おいて、
    電源電圧が第一のレベルの時に前記第一の状態となり、前記電源電圧が前記第一のレベルよりも高い第二のレベルの時に前記第二の状態になることを特徴とする。
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