JP3559968B2 - 中継コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一方のケーブルコネクタ等と他方のケーブルコネクタ等とを接続するために使用する中継コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
2つのケーブルコネクタを接続する従来の第1の中継コネクタについて図8を参照して説明する。
【0003】
一方のケーブルコネクタ31を他方のケーブルコネクタ32に、2つのヘッダーコネクタ33,34とプリント基板35を使用して接続する。各ヘッダーコネクタ33,34には、2つの端子33A,34Aが設けられ、プリント基板35には、回路パターン35Aが設けられる。ヘッダーコネクタ33の各端子33Aとヘッダーコネクタ34の各端子34Aは、それぞれ回路パターン35Aに接続される。ケーブルコネクタ31をヘッダーコネクタ33に矢印方向に嵌合し、ケーブルコネクタ32も同様にヘッダーコネクタ34に嵌合する。このような方法により、ケーブルコネクタ31とケーブルコネクタ32とを中継接続する。
【0004】
従来の第2の中継コネクタとしては、実用新案登録第2556789号公報に記載されたコネクタ用ハウジングについて図9を参照して説明する。
【0005】
中継コネクタは、プリント基板41と、プリント基板41の両側に重畳される弾性板42,43と、各弾性板42,43と外側に重畳される蓋体44,45と、プリント基板41に接続される一方側のコネクタ46及び他方側のコネクタ47,48とから構成される。一方側のケーブルコネクタ(図示せず)は、コネクタ46に接続され、他方側の2つのケーブルコネクタ(図示せず)は、それぞれコネクタ47,48に接続される。
【0006】
コネクタ46は、蓋体44に形成される開口44Aと弾性体42に形成される開口42Aから挿入されてプリント基板41に接続される。コネクタ47,48は、蓋体45に形成される開口45Aと弾性体43に形成される開口43Aから挿入されてプリント基板41に接続される。プリント基板41、弾性板42,43及び蓋体44,45は、4本のねじ49により一体に固定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前述した2つの従来の中継コネクタは、構造が複雑で、部品点数が多く、また、コストが高価である。
【0008】
そこで、本発明は、前述した2つの従来の中継コネクタの欠点を改良し、構造が簡単で、部品点数が少なく、しかも、コストが安価な中継コネクタを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するため、次の手段を採用する。
【0010】
1.一対のコネクタと、前記各コネクタを収容し保持するフードとを有し、前記各コネクタは、インシュレータと、前記インシュレータに保持されるコンタクトとから構成され、前記フードは、前記各コネクタに対して嵌合離脱する他の各コネクタが挿入排出するためのガイド溝を有し、前記各コネクタのコンタクトの端子部同士は、直接又は間接に接続され、前記フードは、前記各端子部同士が対向する状態で、前記各端子部を保持固定する手段を有する中継コネクタ。
【0011】
2.前記端子部同士を間接に接続する手段が半田であり、かつ、前記各端子部を保持固定する前記フードが有する手段が段部である前記1記載の中継コネクタ。
【0012】
3.前記端子部同士を間接に接続する手段がプリント基板及び半田であり、かつ、前記各端子部を保持固定する前記フードが有する手段が前記プリント基板である前記1記載の中継コネクタ。
【0013】
4.前記各コネクタのインシュレータの間に一対の結合用部材をかけ渡すように固定する前記3記載の中継コネクタ。
【0014】
5.前記端子部同士を直接に接続する手段が結合用コンタクトであり、かつ、前記各端子部を保持固定する前記フードが有する手段が貫通孔及び前記結合用コンタクトであり、前記結合用コンタクトは弾力性を有するフォーク部と圧入部とから構成され、前記フォーク部が前記端子部同士を圧接し、前記圧入部が前記貫通孔に圧入される前記1記載の中継コネクタ。
【0015】
6.前記フードに板ばね部が一体に形成され、前記他の各コネクタに突起が形成され、前記板ばね部が前記突起に係合することにより、前記他の各コネクタが前記中継コネクタから離脱することが防止される前記1記載の中継コネクタ。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の5つの実施の形態例の中継コネクタについて説明する。
【0017】
まず、本発明の第1実施の形態例について図1〜図3を参照して説明する。図1は、中継コネクタ1に一方のケーブルコネクタ11が嵌合する前の状態を示す斜視図である。
【0018】
図2(a)〜(c)は、中継コネクタ1の三面図である。中継コネクタ1は、2枚合せのフード2と、フード2の中央部の両側に設置される各ヘッダーコネクタ3とから構成される。フード2は、中央部2Aと、上部2Bと、下部2Cとから略横H字形状に構成される。フード2の上部2B及び下部2Cの前面及び背面の右側には、各ケーブルコネクタ11をロックするために、切り込みにより板ばね部2Dが形成される。また、2枚合せのフード2の上面及び下面の左側及び右側には、略コ字形状の板ばね2Eと突起2Fとが対向して形成され、各板ばね2Eと各突起2Fとが係合することにより、2枚合せのフード2は相互に固定される。更に、フード2の上部2B及び下部2Cの各内側に、ケーブルコネクタ11を挿入排出するためにガイド溝2G,2Hが形成され、また、ケーブルコネクタ11が上下表裏逆向きに挿入されることを防止するために、逆挿入防止キー(突起)2Iが形成される。
【0019】
各ヘッダーコネクタ3は、図3に示されるように、フード2の中央部2Aに対向して表面実装される。各ヘッダーコネクタ3は、インシュレータ3Aと、インシュレータ3Aに保持される複数対のばね状のコンタクト3Bとから構成される。各コンタクト3Bは、ガルウィング状に形成される。対向する一対のヘッダーコネクタ3の各コンタクト3Bの端子部3Cの間に、半田ボール4を付着させてリフローし、各コンタクト3Bを接続する。この際、各コンタクト3Bの端子部3Cは、表裏両側のフード2の中央部2Aの内側に形成された各突出段部2Jにより支持される。
【0020】
なお、各コンタクト3Bの端子部3C同士の接続は、半田ボール4の代りに、糸半田、リボン半田又はクリーム半田でも行うことができる。また、リフロー方法としては、リフロー炉、パルスヒート、光ビーム及び半田ごてを挙げることができる。
【0021】
両ケーブルコネクタ11の接続過程を説明すると、図1の状態において、一方のケーブルコネクタ11を中継コネクタ1の右側に矢印方向に挿入すると、同ケーブルコネクタ11は右側のヘッダーコネクタ3と嵌合し、各板ばね部2Dの先端がケーブルコネクタ11の上部及び下部に形成された各突起11Bに係合する。したがって、ケーブルコネクタ11は、矢印方向と逆方向に無用には離脱しない。なお、ケーブルコネクタ11のインシュレータ11Aには、ケーブル11Cが取り付けられる。
【0022】
続いて、他方のケーブルコネクタ11を中継コネクタ1の左側に挿入すると、同ケーブルコネクタ11は左側のヘッダーコネクタ3と嵌合する。この結果、一方のケーブルコネクタ11は、中継コネクタ1における右側のヘッダーコネクタ3、半田ボール4及び左側のヘッダーコネクタ3を経て、他方のケーブルコネクタ11と接続する。
【0023】
次に、本発明の第2実施の形態例について図4を参照して説明する。ただし、第2実施の形態例以下の説明は、第1実施の形態例と相違する点のみについて行い、同様の点については省略する。
【0024】
第2実施の形態例では、第1実施の形態例における半田ボール4に代えてプリント基板5を採用する。プリント基板5の両面には、それぞれ複数対のランド5Aが設けられ、両面の各ランド5Aはプリント基板5に開けられたスルーホール5Bを通して電気的に接続されている。左右両側のヘッダーコネクタ3の各コンタクト3Bの端子部3Cは、各ランド5Aに半田付けされる。プリント基板5は、フード2に保持固定される。
【0025】
更に、本発明の第3実施の形態例について図5を参照して説明する。
【0026】
第3実施の形態例では、第1実施の形態例における半田ボール4に代えて結合用コンタクト6を採用する。結合用コンタクト6は、弾力性を有するフォーク部6Aと、圧入部6Bとから略U字形状に構成される。表裏両側のフード2の中央部2Aの内側には、突出部2Kが形成され、フード2の両外面から各突出部2Kまでにわたって貫通孔2Lが開けられる。左右両側のヘッダーコネクタ3の各コンタクト3Bの端子部3Cが突き合わされた状態で、各結合用コンタクト6を各貫通孔2Lに圧入すると、各コンタクト3Bの端子部3Cは各フォーク部6Aにより圧接されて接続する。
【0027】
更に、本発明の第4実施の形態例について図6を参照して説明する。
【0028】
第4実施の形態例では、第2実施の形態例(図4)における左右両側のヘッダーコネクタ3の相対的位置関係を安定して保持するために、結合用部材7を採用する。結合用部材7は、平板から構成される。左右両側のヘッダーコネクタ3の間に一対の結合用部材7をプリント基板5の長さ方向の両側において、かけ渡すように固定する。固定は、各ヘッダーコネクタ3のインシュレータ3Aに形成された各圧入部3Dに各結合用部材7の左右両側を圧入することにより行われる。
【0029】
更に、本発明の第5実施の形態例について図7を参照して説明する。
【0030】
第5実施の形態例では、第1実施の形態例(図2)におけるフード2の各板ばね部2Dが改造される。すなわち、フード2の上部2B及び下部2Cの前面及び背面の右端から内方に向かって、各ケーブルコネクタ11をロックするために、板ばね部2Mが片持はり状に形成される。各ケーブルコネクタ11が各ヘッダーコネクタ3に嵌合すると、各板ばね部2Mの先端2Nは各ケーブルコネクタ11の各突起11Bに係合する。
【0031】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、次の効果が奏される。
【0032】
1.中継コネクタは、フードと、フードに収容保持される一対のコネクタと、一対のコネクタを接続する手段とから構成されるので、構造が簡単である。
【0033】
2.部品点数が少なく、また、組立と分解を簡便に行うことができる。
【0034】
3.部品点数が少なく、更に、構造が簡単であるため、コストが安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態例の中継コネクタとケーブルコネクタの嵌合前の斜視図である。
【図2】同中継コネクタの三面図であり、(a)は正面図、(b)は底面図、(c)は側面図を、それぞれ示す。
【図3】同中継コネクタの要部の断面図である。
【図4】本発明の第2実施の形態例の中継コネクタの要部の断面図である。
【図5】本発明の第3実施の形態例の中継コネクタの要部の断面図である。
【図6】本発明の第4実施の形態例の中継コネクタにおける2つのヘッダーコネクタが結合用部材により結合された状態の平面図である。
【図7】本発明の第5実施の形態例の中継コネクタと2つのケーブルコネクタとが嵌合した状態の断面図である。
【図8】従来の第1の中継コネクタの平面図である。
【図9】従来の第2の中継コネクタの諸図であり、(a)は斜視図、(b)は背面図、(c)は平面図、(d)は断面図、(e)は正面図を、それぞれ示す。
【符号の説明】
1 中継コネクタ
2 フード
2A 中央部
2B 上部
2C 下部
2D 板ばね部
2E 板ばね
2F 突起
2G ガイド溝
2H ガイド溝
2I 逆挿入防止キー(突起)
2J 突出段部
2K 突出部
2L 貫通孔
2M 板ばね部
2N 先端
3 ヘッダーコネクタ
3A インシュレータ
3B コンタクト
3C 端子部
3D 圧入部
4 半田ボール
5 プリント基板
5A ランド
5B スルーホール
6 結合用コンタクト
6A フォーク部
6B 圧入部
7 結合用部材
11 ケーブルコネクタ
11A シンシュレータ
11B 突起
11C ケーブル

Claims (6)

  1. 一対のコネクタと、前記各コネクタを収容し保持するフードとを有し、
    前記各コネクタは、インシュレータと、前記インシュレータに保持されるコンタクトとから構成され、
    前記フードは、前記各コネクタに対して嵌合離脱する他の各コネクタが挿入排出するためのガイド溝を有し、
    前記各コネクタのコンタクトの端子部同士は、直接又は間接に接続され、
    前記フードは、前記各端子部同士が対向する状態で、前記各端子部を保持固定する手段を有することを特徴とする中継コネクタ。
  2. 前記端子部同士を間接に接続する手段が半田であり、かつ、前記各端子部を保持固定する前記フードが有する手段が段部であることを特徴とする請求項1記載の中継コネクタ。
  3. 前記端子部同士を間接に接続する手段がプリント基板及び半田であり、かつ、前記各端子部を保持固定する前記フードが有する手段が前記プリント基板であることを特徴とする請求項1記載の中継コネクタ。
  4. 前記各コネクタのインシュレータの間に一対の結合用部材をかけ渡すように固定することを特徴とする請求項3記載の中継コネクタ。
  5. 前記端子部同士を直接に接続する手段が結合用コンタクトであり、かつ、前記各端子部を保持固定する前記フードが有する手段が貫通孔及び前記結合用コンタクトであり、前記結合用コンタクトは弾力性を有するフォーク部と圧入部とから構成され、前記フォーク部が前記端子部同士を圧接し、前記圧入部が前記貫通孔に圧入されることを特徴とする請求項1記載の中継コネクタ。
  6. 前記フードに板ばね部が一体に形成され、前記他の各コネクタに突起が形成され、前記板ばね部が前記突起に係合することにより、前記他の各コネクタが前記中継コネクタから離脱することが防止されることを特徴とする請求項1記載の中継コネクタ。
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