JPH10172631A - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

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Publication number
JPH10172631A
JPH10172631A JP8323743A JP32374396A JPH10172631A JP H10172631 A JPH10172631 A JP H10172631A JP 8323743 A JP8323743 A JP 8323743A JP 32374396 A JP32374396 A JP 32374396A JP H10172631 A JPH10172631 A JP H10172631A
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JP
Japan
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fixing
contact
contact portion
housing
connector
Prior art date
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Application number
JP8323743A
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English (en)
Inventor
Nariyasu Kitamura
成康 北村
Akira Kasuga
明 春日
Shigenori Koike
重徳 小池
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Kel Corp
Original Assignee
Kel Corp
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Publication date
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Publication of JPH10172631A publication Critical patent/JPH10172631A/ja
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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/7005Guiding, mounting, polarizing or locking means; Extractors
    • H01R12/7011Locking or fixing a connector to a PCB
    • H01R12/7017Snap means
    • H01R12/7029Snap means not integral with the coupling device
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/648Protective earth or shield arrangements on coupling devices, e.g. anti-static shielding  
    • H01R13/658High frequency shielding arrangements, e.g. against EMI [Electro-Magnetic Interference] or EMP [Electro-Magnetic Pulse]

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールドカバーの耐久性を向上させることが
でき、プリント基板へのグランドの接続を確実且つ、容
易に行うことができるとともに製作および組立が容易な
電気コネクタを得る。 【解決手段】 絶縁ハウジング10と、この絶縁ハウジ
ング10の基板への固定を行う固定金具18と、絶縁ハ
ウジング10に取り付けられるシールドカバー13とか
らコネクタ1が構成されている。絶縁ハウジング10の
本体11の左右端部近傍には、接触部挿入溝11cとこ
の接触部挿入溝11cに繋がる固定金具保持溝11dが
形成され、固定金具保持溝11dには固定金具18が圧
入保持される。シールドカバー13は、絶縁ハウジング
10に形成された接触部挿入溝11c内に位置する接触
部13dを有している。そして、固定金具18と接触部
13dとは、電気的に導通した状態で両溝11c,11
d内に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板に取
り付けられる形式の電気コネクタであって、絶縁ハウジ
ングの外周に金属製のシールドカバー(シェル)が配設
された電気コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】このような電気コネクタとしては、特開
平8−69838号公報に開示されているようなものが
従来から知られている。この電気コネクタは、絶縁ハウ
ジングがプリント基板の上面に取り付けられ、このプリ
ント基板の表面に形成された配線パターンにコンタクト
のリード部が半田付けされる。さらに、ハウジングの左
右端部に伸びる金属性のシェルの端部(固定部)を基板
に形成されたグランドパターンに半田付けすることによ
って、電気コネクタのグランドへの接続を行うように構
成している。すなわち、このような電気コネクタにおい
ては、プリント基板のグランド回路への接続がなされる
固定部がシェルと一体に形成されている。
【0003】このように金属材料によって形成されたシ
ェルにおいては、防錆等を図って耐久性を向上させるた
めに表面にメッキを施す必要がある。ここで、シェルは
相手側コネクタとの挿抜時に相手側コネクタのシェルと
接触するため、表面を硬くして耐久性を持たせる必要が
あることから、メッキとしては一般的にニッケルメッキ
が施されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シェル
全体にニッケルメッキを施すと、固定部までもがニッケ
ルメッキされてしまう。固定部は、前記のようにプリン
ト基板に半田付けされるため、ニッケルメッキが施され
ていると半田付けが困難であるという問題があった。そ
こで、シェルの固定部と固定部以外の部分(本体部)と
でメッキを分けるようにし、本体部にはニッケルメッキ
を施し、固定部には半田メッキを施すようにすることが
考えられるが、このようにメッキを分けることは困難で
あり、また分けることができてもメッキ工程が煩雑にな
るため電気コネクタの価格の上昇に繋がるという問題が
あった。
【0005】また、上記の問題点を解決するために、固
定部を固定金具として別の部品によって形成し、それぞ
れ異なるメッキを施した後、両者を接触させた状態で絶
縁ハウジングに対する組み付けを行うことが考えられ
る。例えば、図7に示すように、下端部にプリント基板
Kへの固定を行う固定部98bが設けられて本体98a
が「コ」字状に形成された固定金具98を、下方から絶
縁ハウジング91の外周に挿入する。そして、挟持部9
2aが「コ」字状に形成されたシェル92を絶縁ハウジ
ング91と固定金具98との外周を覆うように上から挿
入することにより、シェル92と固定金具98とを接続
した状態で保持させることが考えられる。
【0006】しかしながら、このような構成とした場合
には、外側に位置するシェル92の挟持部92aのバネ
力が大きく必要となるため、シェル92の製作および固
定金具98への組み付け作業が煩雑になるという問題が
生じる。また、矢印Oで示すように挟持部92aを外側
に開くような力が作用した場合、挟持部92aと本体9
8aとの接触不良を生じるという問題もある。
【0007】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、シールドカバーの耐久性を向上させること
ができ、プリント基板へのグランドの接続を確実且つ、
容易に行うことができるとともに製作および組立が容易
な電気コネクタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明の電気コネクタは、絶縁ハウジングと、この
絶縁ハウジングの基板への固定を行う固定金具と、絶縁
ハウジングに取り付けられるシールドカバーとから構成
されている。絶縁ハウジングは、左右方向に伸びる本体
部およびこの本体部から前方に突出した相手コネクタと
の嵌合部を有して絶縁材料によって形成されている。そ
して、本体部の左右端部近傍には、前後もしくは上下方
向に貫通する固定金具保持溝が形成されている。
【0009】この固定金具保持溝には、金属製の導電材
料によって形成されて絶縁ハウジングの基板への固定を
行う固定金具が圧入保持される。また、シールドカバー
は、金属製の導電材料によって形成され、嵌合部の外周
を覆う外周部およびこの外周部から一体に繋がって絶縁
ハウジングに形成された固定金具保持溝内に位置する接
触部を有して形成されている。そして、固定金具と接触
部とは、当接することによって電気的に導通した状態で
固定金具保持溝内に保持される。
【0010】このように構成された電気コネクタは、固
定金具を基板に形成されたグランド回路に接続すること
により、シールドカバーをグランド回路に接続させるこ
とができる。ここで、固定金具とシールドカバーとは別
部品によって形成されているため、それぞれ別々の表面
処理を施すことができる。また、固定金具と接触部とは
固定金具保持溝内において当接しているため、固定金具
や接触部にバネ力を持たせなくても常に電気的に導通し
た状態にさせておくことができ、固定金具と接触部とを
離す方向に外力が加わっても両者が離れることなく、接
触不良等を生じることもない。
【0011】なお、このように構成された電気コネクタ
においては、固定金具には基板への半田付けを行うため
の半田メッキを施し、シールドカバーには表面を硬化さ
せるための硬質メッキを施すことが好ましい。このよう
な構成とすることにより、基板に形成されたグランド回
路への固定金具の半田付けを容易に行うことができると
ともに、相手方コネクタとの嵌合時に相手方コネクタの
嵌合部と接触する部分の硬度を上げることができる。な
お、硬質メッキとしては、ニッケルメッキや硬質クロム
メッキ等が適している。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコネクタを、
プラグコネクタおよびこのようなプラグコネクタと嵌合
可能に構成されたレセプタクルコネクタとに用いた場合
について説明する。まず、図1から図3を参照してプラ
グコネクタ1について説明する。プラグコネクタ1は、
絶縁材料製のプラグハウジング(絶縁ハウジング)10
により複数のプラグコンタクト20を保持して構成され
る。プラグハウジング10は、矩形板状のハウジング本
体(本体部)11と、ハウジング本体11の上に矩形箱
状に上方に延びて形成されたプラグコンタクト保持部
(嵌合部)12とを有して一体に形成されている。
【0013】このハウジング本体11の上面には、シェ
ル(シールドカバー)13が配設されている。このシェ
ル13は、導電性および耐久性を考慮して鉄の板材によ
って形成されている。そして、プラグコンタクト保持部
12の外周を覆うように上方に伸びて形成された外周部
13aと、この外周部13aの左右端部において下端か
ら水平に伸び、ハウジング本体11の左右端部上面11
aに位置する水平部13bと、外周部13aの前後にお
いて下端からさらに下方に伸び、ハウジング本体11の
前後の側面を挟持する複数の挟持部13cと、水平板1
3bから下方に折れ曲がってハウジング本体11内に伸
びる接触部13dとからなる。
【0014】このように形成されたシェル13は、硬質
メッキの一種であるニッケルメッキを施した上で挟持部
13cによってハウジング本体11の前後面を挟持する
ようにしてハウジング本体11の上に配設されるが、こ
のように配設された状態においては、挟持部13cに形
成された貫通孔内にハウジング本体11の前後面から突
出して形成されたシェル係止用突起11bが嵌合して外
れ止めとなるため、ハウジング本体11に対してシェル
13をしっかりと固定することができる。そして、ハウ
ジング本体11の上側にはシェル13により囲まれて上
方に開口したプラグ側空間14が形成される。
【0015】ハウジング本体11の端部上面11aに
は、下方に伸びる接触部挿入溝11cが形成されてお
り、この接触部挿入溝11cは、接触部13dが挿入可
能な幅および厚さで矩形状に形成されている。また、ハ
ウジング本体11の下面11eからは固定金具保持溝1
1dが上方に伸びて形成されている。固定金具保持溝1
1dは、固定金具18の保持部18bが挿入保持可能な
幅および厚さで、接触部挿入溝11cの内側に位置して
形成され、その上方において接触部挿入溝11cと繋が
っている。なお、これらの接触部挿入溝11cと固定金
具保持溝11dとが請求の範囲に記載の固定金具保持溝
を構成する。
【0016】このように形成された接触部挿入溝11c
に挿入される接触部13dは、矩形状に形成されて下方
に伸びるとともに、内側(固定金具保持溝11d側)に
突出する当接用突起13eが形成されている。なお、こ
の当接用突起13eは、接触部13dを接触部挿入溝1
1cに挿入した状態で固定金具保持溝11d側に突出す
るようになっている。
【0017】固定金具18は、銅の板材によって形成さ
れ、保持部18bと、この保持部18bから二股に分か
れて下方に伸びる挿入部18aとから略「コ」字状に形
成されている。二股に分かれた挿入部18aは、プラグ
コネクタ1の前後方向(図1(A)においては左右方
向)に揺動自在に且つ、反発力を有してバネ状に形成さ
れている。さらに、この挿入部18aは、基板K1に形
成された貫通孔K1bへの挿入時に、それぞれ内側に押
し縮めることができるとともに、貫通孔K1bへの挿入
後には貫通孔K1bからの抜け止めとなる突出部18c
が形成されている。
【0018】このように形成された固定金具18は、半
田メッキを施した上でハウジング本体11の下面11e
側から固定金具保持溝11d内に圧入されて保持され
る。なお、保持部18bにおける左右端部には、圧入を
容易に行うとともに抜け止めとなる保持用突起18dが
形成されている。そして、保持部18bが固定金具保持
溝13e内に圧入された状態においては、保持部18b
と当接用突起13dとが接触した状態で、挿入部18a
が下面11eから突出して保持される。
【0019】また、プラグコンタクト保持部12の両端
には、このプラグコンタクト保持部12から一体に繋が
ってガイド突起17,17が形成されている。このガイ
ド突起17,17は先端部が尖った略円錐状に形成され
ており、詳細を後述するレセプタクルコネクタ5との嵌
合時に、ガイドとなって両コネクタ1,5の嵌合を容易
に行わせることができるようになっている。
【0020】ハウジング本体11においてプラグ側空間
14内に位置する部分には、プラグコンタクト20が下
面11e側から圧入されて取り付けられる。プラグコン
タクト保持部12の左右外側面には複数のコンタクト保
持溝16が形成されており、下面11e側から圧入され
たプラグコンタクト20の上部がこれらコンタクト保持
溝16内に入り込んで保持されるようになっている。
【0021】このように形成されたプラグハウジング1
0やシェル13を有するプラグコネクタ1は、プラグコ
ンタクト20のリード部24が基板K1に形成された貫
通孔K1aに挿入されて配線パターン(図示せず)と半
田付けされる。併せて、プラグハウジング10の左右端
部に配設された固定金具18の挿入部18aが、貫通孔
K1bに挿入された上でプリント基板K1に形成された
グランド用パターン(図示せず)と半田付けされる。こ
れにより、プラグコネクタ1はプリント基板K1にしっ
かりと固定される。
【0022】そして、シェル13は接触部13dに形成
された当接用突起13eを介して固定金具18と当接し
ているため、固定金具18をグランド用パターンに半田
付けすることにより、シェル13のグランドを取る(ア
ースする)ことができる。ここで、シェル13と固定金
具18とは別々に形成されているため、前記のようにシ
ェル13には挿抜耐久性を考慮してニッケルメッキを施
し、固定金具18には半田付け性を考慮して半田メッキ
を施すことができる。従って、シェル13と固定金具1
8との導電性を確保しつつ、生産性の向上を図ることが
できる。
【0023】さらに、シェル13の接触部13dと固定
金具18とは、ハウジング本体11に形成された溝(角
孔)11c,11d内で接続されるため、接触部13d
や保持部18bにバネ性を設けなくても接触部13dと
保持部18bとをしっかりと当接させることができる。
そして、接触部13dと保持部18bとを離す方向に外
力が作用しても、各溝11c,11dによって押えられ
ているため、接触部13dと保持部18bとが離れるこ
とがなく、接触部13dおよび固定金具18の構成を簡
単にすることができる。なお、当接用突起13eは、必
ずしも設ける必要はなく、設ける場合でも保持部18b
側に設けるようにしてもよい。
【0024】次に、図4から図6を参照して本発明に係
る電気コネクタを、レセプタクルコネクタ(サーフェス
マウントのライトアングルタイプコネクタ)5に用いた
場合について説明する。このライトアングルタイプコネ
クタ5はハウジング50と、このハウジング50により
整列保持された複数のコンタクト60とからなる。
【0025】ハウジング50は、絶縁材料製のハウジン
グ本体51と、ハウジング本体51の外周を覆って取り
付けられた金属製のシェル53とから構成される。ハウ
ジング本体51の中央部には前方に突出してガイドハウ
ジング52が形成され、このガイドハウジング52には
コンタクト60が整列保持されている。また、ガイドハ
ウジング52の外側であるハウジング本体51の左右端
部には、下方が外側に伸びて略L字状に形成された、金
属(銅)製の固定プレート58が設けられている。
【0026】シェル53は、前記シェル13と同様に導
電性および耐久性を考慮して鉄の板材によって形成され
ている。そして、前方に伸びて形成された外周部53a
がガイドハウジング52の外周を覆うように配設されて
いる。シェル53の上面および下面の一部はハウジング
本体51の上面および下面にわたるように形成され、前
記のシェル13と同様にハウジング本体51に挟持可能
に構成されている。
【0027】シェル53の左右端部には、後方に向かっ
て伸びる接触部53dが形成されており、この接触部5
3dは、シェル53をハウジング本体51に取り付けた
状態において、ハウジング本体51に形成された接触部
挿入溝51c内に挿入保持される。この接触部挿入溝5
1cは、接触部53dが挿入可能な幅および厚さで矩形
状に、前面から後方に伸びて形成されている。また、ハ
ウジング本体51の左右端部上面51fには、上下に貫
通して形成された固定金具保持溝51dが形成されてい
る。この固定金具保持溝51dは、固定プレート58の
保持部58bが挿入保持可能な幅および厚さで、接触部
挿入溝51cの外側に位置して形成され、接触部挿入溝
51cと繋がっている。
【0028】このように形成された接触部挿入溝51c
に挿入される接触部53dは、後方に伸びて形成される
とともに、外側(固定金具保持溝51d側)に突出する
当接用突起53eが形成されている。なお、この当接用
突起53eは、接触部53dを接触部挿入溝51cに挿
入した状態で固定金具保持溝51d側に突出するように
なっている。
【0029】固定プレート58は、銅の板材によって形
成され、保持部58bと、この保持部58bから下方に
伸びた後に外側に折れ曲がって伸びる(すなわち「L」
字状に形成された)固定部58aとから形成されてい
る。このように形成された固定プレート58は、半田メ
ッキを施した上で、図4(D)において実線で示すよう
にハウジング本体51の上面側から固定金具保持溝51
d内に圧入され、鎖線で示すように固定金具保持溝51
d内に保持される。
【0030】なお、保持部58bの固定部58a側およ
び左右端部には保持用突起58c,58dが形成され、
圧入を容易に行うとともに抜け止めとなるようになって
いる。そして、保持部58bが固定金具保持溝51d内
に圧入された状態においては、保持部58bと当接用突
起53eとが接触した状態で、固定部58aが下面51
eから突出して保持される。
【0031】ガイドハウジング52には前後に貫通する
複数のコンタクト保持孔53が形成されており、このコ
ンタクト保持孔53にはコンタクト60がそれぞれ整列
保持されている。さらに、ガイドハウジング52の下面
には位置決め用突起55a,55bおよびたわみ防止用
突起56a,56bが下方に突出して形成されている。
【0032】位置決め用突起55a,55bは、プリン
ト基板K2に形成された位置決め用貫通孔K2a,K2
bに挿入(圧入)されて、レセプタクルコネクタ5をプ
リント基板K2における所定の位置に取り付けるための
ものである。また、たわみ防止用突起56a,56b
は、たわみ防止用貫通孔K2c,K2dに挿入されるこ
とによって、プラグコネクタ1との嵌合時にレセプタク
ルコネクタ5のたわみを防止するものである。
【0033】コンタクト60は、所定間隔を有して上下
に対向したコンタクト部が水平方向に伸びて配設されて
いるとともに、コンタクト部の後方から下方(ハウジン
グの下面側)に伸びた後、さらに水平方向に後方に向か
うリード部64が伸びている。このリード部64は、ハ
ウジングの下面51eから突出して配設され、ハウジン
グ50がプリント基板K2に取り付けられたときにプリ
ント基板K2の表面に形成された配線パターン(図示せ
ず)に当接するようになっている。
【0034】このように形成されたレセプタクルコネク
タ5においては、各突起55a,55bおよび56a,
56bをプリント基板K2に形成された各貫通孔K2
a,K2b,K2c,K2dに挿入することにより、プ
リント基板K2に対する位置決めがなされる。その後、
リード部64をプリント基板K2上に形成された配線パ
ターンに半田付けする。
【0035】そして、シェル53は接触部53dに形成
された当接用突起53eを介して固定プレート58と接
触しているため、固定プレート58をグランド用パター
ンK2eに半田付けすることにより、レセプタクルコネ
クタ5は、プリント基板K2にしっかりと固着されると
ともに、シェル53のグランドを取る(アースする)こ
とができる。ここで、前記のように、シェル53と固定
プレート58とは別々に形成されているため、シェル5
3には挿抜耐久性を考慮してニッケルメッキを施し、固
定プレート58には半田付け性を考慮して半田メッキを
施すことができる。従って、シェル53と固定プレート
58との導電性を確保しつつ、生産性の向上を図ること
ができる。
【0036】さらに、シェル53の接触部53dと固定
プレート58とは、ハウジング本体51に形成された溝
51c,51d内で接続されるため、接触部53dや保
持部58bにバネ性を設けなくても接触部53dと保持
部58bとをしっかりと接続させることができる。そし
て、接触部53dと保持部58bとを離す方向に外力が
作用しても、各溝51c,51dによって押えられてい
るため、接触部53dと保持部58bとが離れることが
なく、接触部53dおよび固定プレート58の構成を簡
単にすることができる。なお、当接用突起53eは、必
ずしも設ける必要はなく、設ける場合でも保持部58b
側に設けるようにしてもよい。
【0037】以上のように構成されたプラグコネクタ1
およびレセプタクルコネクタ5によれば、両コネクタ
1,5を嵌合させない状態であっても、各コネクタ1,
5のシェル13,53と各基板K1,K2のグランドパ
ターンとを個々に接続することができる。そして、両コ
ネクタ1,5を嵌合させることにより、プラグコンタク
ト20とレセプタクルコンタクト60とを接続させるこ
とができる。さらに、両コネクタ1,5を嵌合させた状
態においては、両プリント基板K1,K2に形成された
グランド用パターン同士を繋げることができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明の電気コネクタは、
絶縁ハウジングにおける本体部の左右端部近傍には固定
金具保持溝が形成され、この固定金具保持溝には固定金
具が圧入保持されている。また、シールドカバーは、絶
縁ハウジングに形成された固定金具保持溝内に位置する
接触部を有して形成され、固定金具と接触部とは当接す
ることによって電気的に導通した状態で固定金具保持溝
内に保持されている。
【0039】これにより、固定金具と接触部とに各々の
用途に適した異なる表面処理を簡単に施すことができる
ため、電気コネクタの製作を容易に行うことができると
ともに、基板への取り付けも容易に行うことができる。
なお、このようにシールドカバーと固定金具とを別部品
によって形成した場合でも、両者は固定金具保持溝内に
保持されるため、バネ性を設けた構成としなくても両者
が離れることなく、接触不良も生じないためシールドカ
バーと基板のグランド回路との接続を容易に行うことが
できる。また、固定金具と接触部とを固定金具保持溝内
で保持するため、電気コネクタをコンパクトに形成する
ことができるとともに、固定金具や接触部の製作時の寸
法精度を低くすることができるため、電気コネクタを安
価に製作することもできる。
【0040】また、上記の電気コネクタにおいては、固
定金具に半田メッキを施し、シールドカバーにはニッケ
ルメッキ等の硬質メッキを施すことが好ましい。このよ
うな表面処理を行うことにより、基板に形成されたグラ
ンド回路への固定金具の半田付けを容易に行うことがで
きるとともに、相手方コネクタの嵌合部と接触する部分
の耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気コネクタのグランド接続部を
示す部分断面図であり、(A)には(B)におけるB−
B断面を示し、(B)には(A)におけるA−A断面を
示す。
【図2】上記電気コネクタの一例であるプラグコネクタ
を示す斜視図である。
【図3】上記コネクタの図2におけるIII−III断
面図である。
【図4】上記電気コネクタの他の例であるライトアング
ルタイプのレセプタクルコネクタのグランド接続部を示
す部分断面図であり、(C)には(D)におけるD−D
断面を示し、(D)には(C)におけるC−C断面を示
す。る。
【図5】上記電気コネクタの斜視図である。
【図6】図5におけるVI矢視図である。
【図7】従来の電気コネクタにおけるグランド部の断面
図である。
【符号の説明】
1 プラグコネクタ 5 レセプタクルコネクタ 10 プラグハウジング 13,53 シェル(シールドカバー) 18 固定金具 50 レセプタクルハウジング 58 固定プレート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材料によって形成され、左右方向に
    伸びる本体部およびこの本体部から前方に突出した相手
    コネクタとの嵌合部を有し、前記本体部の左右端部近傍
    において前後もしくは上下方向に貫通する固定金具保持
    溝が形成された絶縁ハウジングと、 金属製の導電材料によって形成され、前記固定金具保持
    溝内に圧入保持されて前記絶縁ハウジングの基板への固
    定を行う固定金具と、 金属製の導電材料によって形成され、前記嵌合部の外周
    を覆う外周部およびこの外周部から一体に繋がって前記
    固定金具保持溝内に位置する接触部を有するシールドカ
    バーとからなる電気コネクタであって、 前記固定金具と前記接触部とが当接して電気的に導通し
    た状態で前記固定金具保持溝内に保持されることを特徴
    とする電気コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記固定金具には前記基板への半田付け
    を行うための半田メッキが施され、前記シールドカバー
    には表面を硬化させるための硬質メッキが施されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
JP8323743A 1996-12-04 1996-12-04 電気コネクタ Pending JPH10172631A (ja)

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