JPH11167955A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH11167955A
JPH11167955A JP9335560A JP33556097A JPH11167955A JP H11167955 A JPH11167955 A JP H11167955A JP 9335560 A JP9335560 A JP 9335560A JP 33556097 A JP33556097 A JP 33556097A JP H11167955 A JPH11167955 A JP H11167955A
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JP
Japan
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connector
housing
mating
fitting
contact
Prior art date
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Pending
Application number
JP9335560A
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English (en)
Inventor
Shinichi Ikemoto
進一 池元
Yasuhiro Ono
靖博 小野
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Kel Corp
Original Assignee
Kel Corp
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Publication date
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で多極でも嵌合時のガイドを確実に行う
ことができるとともに、挿抜時に必要なハウジングの強
度を有するコネクタを得る。 【解決手段】 プラグコネクタ1のプラグハウジング1
0には電気絶縁材料製の板状側壁12に囲まれた嵌合空
間13が形成され、この嵌合空間13内にレセプタクル
ハウジング50を受容嵌合させることができるようにな
っている。板状側壁12には、レセプタクルハウジング
50の受容嵌合時にレセプタクルハウジング50をガイ
ドするガイド部12dが形成されており、このガイド部
12dの少外側はレセプタクルハウジング50の挿抜時
に板状側壁12を補強するフレームグランド金具40,
40によって形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相手コネクタのハ
ウジングを受容嵌合可能に構成したコネクタに関し、さ
らに詳しくは、相手コネクタとの嵌合をスムーズに行う
ためのガイド部を設けたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】レセプタクルコネクタとプラグコネクタ
とからなるコネクタにおいては、プラグコネクタのプラ
グハウジングに形成された嵌合空間にレセプタクルコネ
クタのレセプタクルハウジングに設けられたレセプタク
ルコンタクトを挿入嵌合させることにより、レセプタク
ルコンタクトとプラグコンタクトとの接続を行うように
構成したものが多く知られている。なお、各ハウジング
は、合成樹脂等の絶縁材料によって形成されている。
【0003】このように構成されたコネクタにおいて
は、プラグコネクタのプラグハウジングにはプラグコン
タクトの外周においてプラグコンタクトを囲む板状側壁
によって嵌合空間が形成され、レセプタクルコネクタの
レセプタクルハウジングは、この板状側壁にガイドされ
ながら嵌合空間内に受容嵌合されるようになっている。
これにより、レセプタクルコネクタと嵌合していない状
態でもプラグコンタクトの露出を防止することができる
とともに、レセプタクルコンタクトとプラグコンタクト
とを位置ずれさせずに容易に嵌合させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近時に
おいては上記のようなコネクタを用いた電子機器等の小
型化が進んでいるため、コネクタ自体も小型化(外形寸
法を小さく)することが望まれている。ここで、コネク
タを小型化するためには板状側壁の厚さを薄くすること
が考えられるが、前記のように板状側壁は樹脂製である
ため厚さを薄くするとその強度が弱くなる。そして、多
極化させることにより左右方向に伸びて形成されたコネ
クタにおいては、挿入嵌合時には左右の壁部をガイドに
するとともに、挿抜時には左右方向にこじるような力が
作用することが多いため、特に左右の壁部の強度が不足
するという問題を生じる。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、小型で多極でも嵌合時のガイドを確実に行
うことができるとともに、挿抜時に必要なハウジングの
強度を有するコネクタを提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明のコネクタは、相手ハウジング内に相手信号
用コンタクトを保持する相手コネクタと嵌合するように
なっており、ハウジング内に相手ハウジングを受容嵌合
することにより、ハウジング内に保持した信号用コンタ
クトを対応する相手信号用コンタクトに接続させるもの
である。
【0007】コネクタのハウジングには電気絶縁材料製
の板状側壁に囲まれた嵌合空間が形成され、この嵌合空
間内に相手ハウジングを受容嵌合させることができるよ
うになっている。板状側壁には、相手ハウジングの受容
嵌合時に相手ハウジングをガイドするガイド部が形成さ
れており、このガイド部の少なくとも一部は相手ハウジ
ングの挿抜時に板状側壁を補強する補強金具によって形
成されている。
【0008】このように構成されたコネクタによれば、
コネクタに相手コネクタを受容嵌合させるときには板状
壁部に形成されたガイド部で相手ハウジングをガイドす
ることによって容易に両コネクタを嵌合させることがで
きる。そして、このガイド部の少なくとも一部は補強金
具によって形成されているため、相手ハウジングの挿抜
時に板状側壁において相手ハウジングが当接する部分を
補強することができる。
【0009】さらに、上記のコネクタにおいて、補強金
具が板状側壁と同じ高さとなるように形成すれば、相手
ハウジングを嵌合空間内に受容するときには必ず補強金
具に当接してガイドされるため、相手ハウジングが電気
絶縁材料製の板状側壁だけに当接することがなく、常時
確実なガイドを行うことができるとともに、より確実な
ガイド部の補強を行うことができる。
【0010】また、本発明に係るコネクタにおいては、
補強金具をプリント基板や取付ケース等のコネクタ取付
対象物への固定が可能に構成されたコネクタ固定金具と
して兼用できるように構成することが好ましい。このよ
うな構成とすることにより、部品点数を増加させること
なくガイド部の補強を行うことができる。
【0011】さらに、本発明に係るコネクタにおいて
は、このコネクタと相手コネクタとを嵌合させたときに
補強金具が相手ハウジングに設けられた相手グランド金
具と接触するように構成することが好ましい。このよう
な構成とすることにより、補強金具およびグランド金具
の少なくとも一方をグランドに接続することにより、両
コネクタを嵌合させることによって両コネクタのグラン
ドを取ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
ましい実施形態であるコネクタを、プラグコネクタとし
て用いた場合について図1から図6を参照して説明す
る。このプラグコネクタ1は、レセプタクルコネクタ
(相手コネクタ)5と嵌合可能に構成され、嵌合するこ
とにより両コネクタに設けられたコンタクトが接続され
るようになっている。なお、各図は両コネクタ1,5を
分離した状態を表している。
【0013】まず、プラグコネクタ1と嵌合されるレセ
プタクルコネクタ5について、図1、図2および図6を
参照して説明する。レセプタクルコネクタ5は、絶縁材
料製のレセプタクルハウジング(相手ハウジング)50
により複数のレセプタクルコンタクト(相手信号用コン
タクト)60,60′を保持して構成される。
【0014】レセプタクルハウジング50は、矩形板状
の基部51と、この基部51の上に矩形箱状に上方(図
6においては右方)に延びて形成された側壁部52とを
有して一体に形成されており、基部51の上側に側壁部
52により囲まれるとともに上方に開口したレセプタク
ル側空間53が形成されている。側壁部52の左右端部
には、それぞれ左右ガイド突起56,56が形成され、
各ガイド突起56,56は、上端面が平面に形成された
四角錐状に形成されている。
【0015】基部51においてレセプタクル側空間53
内に位置する部分には、長手方向に延びる2列の貫通孔
55が基部51を上下(図6においては左右)に貫通し
て形成されている。貫通孔55には長さの異なるレセプ
タクルコンタクト60,60′が下面側から圧入されて
取り付けられている。側壁部52の左右内側面には図示
のように複数のガイド溝54,54′が貫通孔55に対
応して形成されており、これら貫通孔55に圧入された
レセプタクルコンタクト60,60′の上部はこれらガ
イド溝54,54′内に入り込んでガイドされるように
なっている。
【0016】レセプタクルコンタクト60は、レセプタ
クル側空間53内に面してガイド溝54によりガイドさ
れたコンタクト部61と、貫通孔55内に圧入される圧
入部62と、この圧入部62から左右方向に延びた後に
クランク状に曲げられたリード部63とから構成され
る。なお、レセプタクルコンタクト60′は、プラグコ
ンタクト20との時差接続を行うためにコンタクト部6
1′の長さが短く形成されている。
【0017】レセプタクルハウジング50の左右外方に
は、プリント基板K5へのグランド接続を行うためのグ
ランド金具を兼ねたレセプタクルコネクタ固定金具(相
手グランド金具)80,80が取り付けられている。レ
セプタクルコネクタ固定金具80は、平板部81と、こ
の平板部81から垂直方向上方に伸びる立上部82と、
この立上部82の上端部において左右方向に広がってコ
の字状に形成された挟持部83とから構成されている。
【0018】このように構成されたレセプタクルコネク
タ固定金具80は、レセプタクルハウジング50の左右
端部を挟持部83によって挟持するようにしてレセプタ
クルハウジング50に保持される。そして、レセプタク
ルハウジング50に保持された状態においては、側壁部
52の外周面(レセプタクルハウジングの外周面)52
bと挟持部83の外面83aとが同一平面上に位置する
こととなる。
【0019】このように構成されたレセプタクルコネク
タ5は、レセプタクルコンタクト60,60′のリード
部63,63′の上端面が基板K5の配線パターン(図
示せず)上に載置されて半田付けされる。さらに、平板
部81をプリント基板K5に形成されたグランド用の配
線パターン(図示せず)に当接させた状態で半田付けさ
れる。
【0020】次に、プラグコネクタ1について、図3か
ら図5を加えて説明する。プラグコネクタ1は、サーフ
ェスマウント(DIPタイプ)のライトアングルタイプ
コネクタであり、絶縁材料製のハウジング10により複
数のプラグコンタクト(信号用コンタクト)20を図示
のように保持して構成される。
【0021】プラグハウジング10は、矩形板状の基部
11と、この基部11から前方に延びて形成された板状
側壁12と、この板状側壁12の内側において矩形箱状
に後方に延びて形成されたプラグコンタクト保持部14
とを有して一体に形成されている。これにより、基部1
1の前面側には、板状側壁12およびプラグコンタクト
保持部14により囲まれるとともに前方に開口した嵌合
空間13が形成される。
【0022】基部11には、TPR板(補正板)11a
が設けられており、このTPR板11aには4列に並ん
で上下に貫通する貫通孔18が形成されている。この貫
通孔18にはプラグコンタクト20が貫通して取り付け
られている。プラグコンタクト保持部14には複数のガ
イド溝14aが貫通孔18に対応して形成されており、
貫通孔18を貫通して取り付けられたプラグコンタクト
20の前部はこれらガイド溝14a内に入り込んでガイ
ドされる。
【0023】プラグコンタクト20は、導電材料によっ
て形成され、嵌合空間13に面してガイド溝14aによ
りガイドされるコンタクト部21と、このコンタクト部
21から水平方向に延びる水平部22と、この水平部2
2から下方に曲げられたリード部23とから構成され
る。コンタクト部21は、前方に広がるようにバネ性を
有して形成されるとともに後方が内側に向かって湾曲し
て形成され、レセプタクルコネクタ5が嵌合し易いよう
に、いわゆる入り勝手となるように形成されている。
【0024】さらに、プラグハウジング10の左右外方
には、プリント基板(コネクタ取付対象物)K1へのグ
ランド接続を行うための金具を兼ねたフレームグランド
金具(補強金具)40,40が取り付けられている。こ
のフレームグランド金具40,40は、後述するように
プラグコネクタ1とレセプタクルコネクタ5とを嵌合さ
せた状態において、レセプタクルハウジング50に設け
られたレセプタクルコネクタ固定金具80と接触するよ
うになっている。
【0025】フレームグランド金具40は、固定部材4
1と補強接触部材42とから構成されている。固定部材
41は、銅の板材によって形成され、板状に形成された
保持部41bと、この保持部41bから二股に分かれて
下方に伸びる挿入部41aとから略「コ」字状に形成さ
れている。
【0026】二股に分かれた挿入部41aは、プラグコ
ネクタ1の前後方向(図4においては左右方向)に揺動
自在に且つ、反発力を有してバネ状に形成されている。
さらに、この挿入部41aは、基板K1に形成された貫
通孔K1aへの挿入時に、それぞれ内側に押し縮めるこ
とができるとともに、貫通孔K1aへの挿入後には貫通
孔K1aからの抜け止めとなる突出部41cが形成され
ている。
【0027】補強接触部材42は、上下方向に広がって
コの字状に形成された挟持部42aと、この挟持部42
aから繋がって板状に形成された保持部42bとから構
成され、挟持部42aの内側にはそれぞれ内側に突出し
て接点42cが形成されている。なお、保持部42b
は、その前端部42gが、詳細を後述する板状側壁12
におけるガイド部12dの前端部まで伸びて(板状側壁
12と同じ高さに)形成されている。
【0028】板状側壁12の左右壁部12aには、後方
に伸びる接触部材挿入溝12bが形成されており、この
接触部材挿入溝12bは、補強接触部材42の保持部4
2bが挿入可能な深さに形成されている。なお、この接
触部材挿入溝12bは、後方において保持部42bの厚
さよりも深く形成され、接触部材挿入溝12b内で保持
部42bの後方が左右方向に揺動可能に構成される。
【0029】また、左右壁部12aにおける接触部材挿
入溝12bよりも内側部分の前端部(開口部側端部)で
あるガイド部12dは、レセプタクルハウジング50を
ガイドして容易に挿入することができるように、内側に
面取りが施されて入り勝手となるように形成されてい
る。
【0030】基部11の下面11eからは固定部材挿入
溝11dが上方に伸びて形成されている。固定部材挿入
溝11dは、固定部材41の保持部41bが挿入保持可
能な幅および深さで、接触部材挿入溝12bの外側に位
置して形成され、その上方において接触部材挿入溝12
bと繋がっている。
【0031】接触部材挿入溝12bに挿入される保持部
42bには、外側(固定部材挿入溝11d側)に突出す
る当接用突起42dが形成されている。なお、この当接
用突起42dは、保持部42bを接触部材挿入溝12b
に挿入した状態で固定部材挿入溝11d側に突出するよ
うになっている。
【0032】プラグハウジング10にフレームグランド
金具40が保持された状態において挟持部42aの内面
が位置する部分の板状側壁12は切り欠かれて形成され
ており、接点42cが嵌合空間13内に突出するように
なっている。そして、プラグハウジング10に保持され
た状態においては、板状側壁12の内周面(プラグハウ
ジングの内周面)と挟持部42aの内面42dとが同一
平面上に位置することとなる。
【0033】このように構成されたフレームグランド金
具40は、半田メッキを施した上で、ハウジング本体1
1の前面から補強接触部材42を圧入した後に、ハウジ
ング本体11の下面11eから固定部材41を圧入して
両者を接触させる。なお、保持部42bにおける上下に
は、圧入を容易に行うとともに抜け止めとなる保持用突
起42fが形成されている。
【0034】そして、保持部42bを接触部材挿入溝1
2b内に圧入するとともに、保持部41bを固定部材挿
入溝11d内に圧入した状態においては、保持部41b
と当接用突起42dとが接触した状態で、挿入部41a
が下面11eから突出して保持される。
【0035】このように形成されたプラグコネクタ1
は、プラグコンタクト20のリード部24が基板K1に
形成された貫通孔に挿入されて配線パターン(共に図示
せず)と半田付けされる。併せて、プラグハウジング1
0の左右端部に配設された固定金具40の挿入部41a
が、貫通孔K1aに挿入された上でプリント基板K1に
形成されたグランド用パターン(図示せず)と半田付け
される。これにより、プラグコネクタ1はプリント基板
K1にしっかりと固定される。
【0036】そして、挟持部42aの内側に形成された
接点42cは、保持部42bに形成された当接用突起4
2dを介して固定部材41と当接しているため、固定部
材41をグランド用パターンに半田付けすることによ
り、補強接触部材42(接触部材42と接触する相手コ
ネクタの部材(レセプタクルコネクタ固定金具80
等))のグランドを取る(アースする)ことができる。
【0037】ここで、固定部材41と補強接触部材42
とは別々に形成されているため、固定部材41には半田
付け性を考慮して半田メッキを施し、補強接触部材42
には挿抜耐久性を考慮してニッケルメッキおよび金メッ
キを施すことができる。従って、固定部材41と補強接
触部材42との導電性を確保しつつ、生産性の向上を図
ることができる。
【0038】なお、保持部42bの前端部42gは、左
右壁部12aにおけるガイド部12dの前端部まで伸び
て形成されている。これにより、レセプタクルコネクタ
5の挿入嵌合時には、このガイド部12dによって側壁
部52を嵌合空間13内にスムーズに導いて両コネクタ
1,5を嵌合させることができる。また、レセプタクル
コネクタ5の挿抜時にプラグコネクタ1もしくはレセプ
タクルコネクタ5を左右方向にこじることにより、ガイ
ド部12dを外方に開かせる力が作用しても、ガイド部
12dのみならずガイド部12dに密着して同じ長さで
配設された保持部42bの前端部42gによってもこの
力を受けることができるため、ガイド部12dが強度不
足によって破損したりすることはない。
【0039】特に、上記のように構成されたプラグコネ
クタ1においては、補強接触部材42をプラグハウジン
グ10に取り付けた状態において、接触部材挿入溝12
bから露出している部分はコの字状に形成されているた
め、補強接触部材42を外側に開かせるような力を加え
た場合でも保持部42bの変形を防止することができ
る。
【0040】このように構成されたプラグコネクタ1お
よびレセプタクルコネクタ5によれば、両コネクタ1,
5の嵌合時には、フレームグランド金具40の接点43
aとレセプタクルコネクタ固定金具80の挟持部83の
外面83aとが接触する。これにより、少なくとも一方
の金具40,80がいずれかの基板K1,K5のグラン
ドに接続されていれば、両コネクタ1,5のグランドを
取ることができる。さらに、フレームグランド金具40
とレセプタクルコネクタ固定金具80とが導通すること
となるため、両金具40,80が基板K1,K5のグラ
ンドにそれぞれ接続されていればグランドの強化を図る
ことができる。
【0041】なお、本発明に係るコネクタは上記のよう
な構成に限られるものではなく、図7から図10に示す
プラグコネクタ101のように構成してもよい。このプ
ラグコネクタ101は、プラグハウジング110の板状
側壁112における左右壁部112aの形状およびフレ
ームグランド金具140の形状が異なっているだけで、
その他の構成は前記のプラグコネクタ1と同一であるた
め、同一部分の再度の説明は省略する。
【0042】左右壁部112aにおいては、前記左右壁
部12aと同様に接触部挿入溝112bが形成されてい
るが、プラグハウジング10においてガイド部12dに
相当する部分は形成されておらず、接触部挿入溝112
bに詳細を後述するフレームグランド金具140を挿入
保持させた状態では、挟持部142aが位置する部分は
開放した形状となっており、この部分がガイド部を構成
するようになっている。
【0043】フレームグランド金具140は、補強接触
部材142が前記の補強接触部材42の形状と異なって
いるが、固定部材141は同一形状で形成されている。
補強接触部材142は、保持部142bの前端部(図1
0においては上端部)142gが挟持部142aよりも
前方に突出して形成され、且つ、外側に開いた形状で形
成されてガイド部を形成している。
【0044】このように形成されたプラグハウジング1
10にフレームグランド金具140を取り付けたプラグ
コネクタ101においては、前記と同様にレセプタクル
コネクタ5と嵌合させることにより、フレームグランド
金具140とレセプタクルコネクタ固定金具80とを接
触させることができる。
【0045】なお、このプラグコネクタ101において
は、レセプタクルコネクタ5との嵌合時には、レセプタ
クルコネクタ5の左右端部が直接フレームグランド金具
140と当接することとなる。このとき、プラグコネク
タ101においては、接触部材142の前端部142g
が外側に開いて形成されているため、ガイド部12dの
ように内側に面取を施すのと同様に入り勝手となり、レ
セプタクルハウジング50をガイドして容易に挿入する
ことができるようになっている。さらに、レセプタクル
コネクタ5の挿抜時にプラグコネクタ101を左右方向
にこじるような力が作用した場合でも、フレームグラン
ド金具140でその力を受けることができるため、プラ
グハウジング110が強度不足となることはない。
【0046】なお、各金具40,140においては、相
手金具との接触部(挟持部42a,142a)をコの字
状に形成し、プラグコネクタ1の上下およびレセプタク
ルコネクタ5の前後方向において金具40もしくは14
0を金具80と接触させることとしているが接触部は必
ずしもコの字状に形成する必要はなく、単なる板状に形
成して挿抜時のこじり力を受けるようにするとともに、
各コネクタ1,5の左右方向において接触させるように
構成してもよい。
【0047】さらに、フレームグランド金具40,14
0は、固定部材41,141と補強接触部材42,14
2とから別々に形成する必要はなく、一体に形成するよ
うに構成してもよい。また、上記のように必ずしもグラ
ンドに接続する必要はなく、プリント基板への固定用金
具として兼用させるだけでもよいばかりか、固定用金具
としても兼用させずに単なる補強金具として用いるだけ
でもよい。
【0048】従って、補強金具を一体に形成した場合に
は、フレームグランド金具40,140のようにプラグ
ハウジング10に内蔵させずに、レセプタクルコネクタ
固定金具80のような形状に形成してハウジングから露
出させるようにしてもよい。また、単なる補強金具とし
て用いるだけの場合には、フレームグランド金具40,
140における固定部材41,141を有しない接触部
材42,142だけのような形状に形成すればよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るコネ
クタは、相手ハウジングを受容嵌合させる嵌合空間を形
成する板状側壁に形成されて相手ハウジングをガイドす
るガイド部の少なくとも一部が相手ハウジングの挿抜時
に側壁を補強する補強金具によって形成されている。こ
れにより、相手コネクタを受容嵌合させるときにはガイ
ド部で相手ハウジングをガイドすることによって容易に
両コネクタを嵌合させることができるとともに、相手ハ
ウジングの挿抜時に板状側壁において相手ハウジングが
当接する部分は補強金具によってを補強されている。こ
のため、相手ハウジングが押し付けられたり、相手ハウ
ジングでこじられたりすることによってガイド部を開く
ような力が作用してもハウジングの変形を防止すること
ができる。
【0050】また、本発明に係るコネクタにおいては、
補強金具をプリント基板等のコネクタ取付対象物への固
定が可能に構成されたコネクタ固定金具とし兼用できる
ように構成することが好ましく、このような構成とする
ことにより、部品点数を増加させることなくコネクタ取
付対象物への固定が可能なコネクタにおけるガイド部の
補強を行うことができる。
【0051】さらに、本発明に係るコネクタにおいて
は、このコネクタと相手コネクタとを嵌合させたときに
補強金具が相手ハウジングに設けられたグランド金具と
接触するように構成することが好ましく、このような構
成とすることにより、補強金具およびグランド金具の少
なくとも一方をグランドに接続すれば、両コネクタのグ
ランド接続を行うことができる。また、それぞれのコネ
クタをそれぞれの基板等のコネクタ取付対象物に形成し
たグランド接続部に接続させれば、それぞれの基板のグ
ランド同士を接続させることもできるため、グランドの
強化を図ることができるとともに、基板同士の電位差を
最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクタの一例であるプラグコネ
クタとこのプラグコネクタと嵌合するレセプタクルコネ
クタを示す斜視図である。
【図2】上記コネクタの側面を示す部分断面図である。
【図3】上記プラグコネクタの正面図である。
【図4】上記プラグコネクタの図3におけるIV矢視図で
ある。
【図5】上記プラグコネクタに設けられたフレームグラ
ンド金具における接触部材の斜視図である。
【図6】上記コネクタの断面図であり、図2におけるVI
−VI断面図である。
【図7】本発明に係る異なる構成のプラグコネクタを示
す斜視図である。
【図8】上記プラグコネクタの図7におけるVIII矢視図
である。
【図9】上記コネクタの側面を示す部分断面図である。
【図10】上記プラグコネクタに設けられたフレームグ
ランド金具における接触部材の斜視図である。
【符号の説明】
1,101 プラグコネクタ 5 レセプタクルコネクタ 10,110 プラグハウジング 20 プラグコンタクト 40,140 フレームグランド金具(補強金具) 50 レセプタクルハウジング 80 レセプタクルコネクタ固定金具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手ハウジング内に相手信号用コンタク
    トを保持する相手コネクタと嵌合するコネクタであっ
    て、ハウジング内に信号用コンタクトを保持して構成さ
    れ、前記ハウジング内に前記相手ハウジングを受容嵌合
    して前記相手信号用コンタクトを対応する前記信号用コ
    ンタクトに接続するコネクタにおいて、 前記ハウジングが、電気絶縁材料製の板状側壁に囲まれ
    た嵌合空間内に前記相手ハウジングを受容嵌合可能に構
    成され、 前記板状側壁に、前記相手ハウジングの受容嵌合時に前
    記相手ハウジングをガイドするガイド部が形成され、 このガイド部の少なくとも一部が前記相手ハウジングの
    挿抜時に前記板状側壁を補強する補強金具からなること
    を特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記補強金具が、コネクタ取付対象物へ
    の固定が可能に構成されたコネクタ固定金具であること
    を特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記補強金具が、前記相手コネクタとの
    嵌合時に前記相手ハウジングに設けられた相手グランド
    金具と接触することを特徴とする請求項1もしくは請求
    項2に記載のコネクタ。
JP9335560A 1997-12-05 1997-12-05 コネクタ Pending JPH11167955A (ja)

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