JP3781396B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラグコネクタおよびレセプタクルコネクタから構成されて互いに嵌合するコネクタに関し、さらに詳しくは、信号用のコンタクトに加えてグランド接続が可能なコネクタ固定用の金具を設けたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
プリント基板に取り付けられる形式のコネクタであって、レセプタクルコネクタにプラグコネクタを受容嵌合させることにより両コネクタに設けられた信号用コンタクトの接続を行う用に構成されたコネクタにおいて、両コネクタの各々のプリント基板へグランド接続されるものがある。
【0003】
このようなコネクタとして、プラグハウジング内に複数の信号用プラグコンタクトを左右方向に並べて保持するプラグコネクタと、レセプタクルハウジング内に複数の信号用レセプタクルコンタクトを左右方向に並べて保持するレセプタクルコネクタとから構成したものが従来から知られている。
【0004】
このコネクタは、絶縁ハウジングがプリント基板の上面に取り付けられ、このプリント基板の表面に形成された配線パターンにコンタクトのリード部が半田付けされる。さらに、一部のコンタクトのリード部を基板に形成されたグランドパターンに半田付けすることによって、各コネクタをグランド接続するようにしている。
【0005】
また、絶縁ハウジングの外周に金属製のシールドカバー(シェル)を配設したコネクタも従来から知られており、このコネクタにおいては、ハウジングの左右端部に伸びる金属性のシェルの端部(固定部)を基板に形成されたグランドパターンに半田付けすることによって、コネクタをグランド接続するようにしている。すなわち、プリント基板のグランド回路への接続がなされる固定部がシェルと一体に形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、信号ピンを用いてグランド接続を行うように構成すると、グランド接続用のピンの数だけよけいに多くのピンを配設する必要があり、コネクタが大型化するという問題があった。また、金属製のシェルを用いてグランドの接続を行うように構成した場合にも大がかりな部品が必要となり、コネクタが大型化するとともに重量も大きく増加するという問題があった。
【0007】
本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、コネクタが大型化することなく、簡単な構成で確実にグランドの接続を行うことができるコネクタを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような目的達成のため、本発明のコネクタは、プラグコネクタとレセプタクルコネクタとから構成され、プラグハウジング内にレセプタクルハウジングを受容嵌合させることにより、プラグコネクタのプラグハウジング内に保持された複数の信号用プラグコンタクトと、レセプタクルコネクタのレセプタクルハウジング内に保持された複数の信号用レセプタクルコンタクトとの接続を行うようにした基本構成を備えている。
【0009】
その上で、プラグハウジングの左右端部の内部には、導電材料によって形成したプラグコネクタ固定金具を設け、プラグコネクタをプラグコネクタ取付対象物へ取り付けることができるようにしている。また、レセプタクルハウジングの左右端部には、同じく導電材料によって形成したレセプタクルコネクタ固定金具を設け、レセプタクルコネクタをレセプタクルコネクタ取付対象物へ取り付けることができるようにするとともに、プラグコネクタとレセプタクルコネクタとが嵌合したときにプラグコネクタ固定金具と接続するようにしている。
【0010】
そして、プラグコネクタ固定金具は、レセプタクルコネクタ固定金具と嵌合したときにレセプタクルコネクタ固定金具と接触する接触部材と接触部材と接触しグランド側下方に伸びる固定部材とを有し、接触部材は、プラグコネクタ側接触面がプラグハウジングの内周面に面するように配設されており、レセプタクルコネクタ固定金具は、レセプタクルコネクタ接触面がレセプタクルハウジングの外周面に面するように配設されている。
【0011】
このように構成されたコネクタによれば、コンタクトとコネクタ固定金具とが左右方向に一列に並んで配設されており、且つ、コネクタ固定金具の接触面が各ハウジングの外周面および内周面から突出していないため、コネクタを小型化することができる。そして、両コネクタを嵌合させた状態においては、コネクタ固定金具の接触面同士が接触するため、少なくとも一方のコネクタのコネクタ固定用金具をいずれかの取付対象物を介してグランドに当接するように取り付ければ両コネクタ固定用金具をグランド接続させることができる。さらに、プラグコネクタ固定金具は、固定部材と接触部材とから構成されており、それぞれ別々に形成されているため外部からの絶縁性を確保しつつ、生産性の向上を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態であるコネクタについて、図を参照して説明する。このコネクタは、図1から図6に示すようにプラグコネクタ1とレセプタクルコネクタ5とから構成され、これらが互いに嵌合して両コネクタ内に設けられたコンタクトが接続されるようになっている。なお、各図は両コネクタ1,5を分離した状態を表している。
【0013】
まず、プラグコネクタ1について説明する。プラグコネクタ1は、スルーホールタイプのライトアングルタイプコネクタであり、絶縁材料製のハウジング10により複数のプラグコンタクト20を図示のように整列保持して構成される。
【0014】
プラグハウジング10は、中間にTPR板(補整板)11aを一体に有した平板状の基部11と、この基部11の上に重ねて配設されて矩形箱状に前方に延びて形成された外側壁部12と、この外側壁部12の内側において矩形箱状に形成されたプラグコンタクト保持部14とを有して形成されている。なお、外側壁部12とプラグコンタクト保持部14とは一体に構成される。これにより、基部11の上方前面側には、外側壁部12およびプラグコンタクト保持部14により囲まれるとともに前方に開口したプラグ外側空間13が形成される。
【0015】
基部11の中央部に、TPR板11aが一体に形成されており、このTPR板11aには4列に並んで上下に貫通する貫通孔18が形成されている。この貫通孔18にはプラグコンタクト20のリード部23が貫通挿入されて取り付けられる。プラグコンタクト保持部14には複数のガイド溝14aが貫通孔18に対応して形成されており、貫通孔18を貫通して取り付けられたプラグコンタクト20の前部はこれらガイド溝14a内に入り込んでガイドされる。
【0016】
プラグコンタクト20は、導電材料によって形成され、プラグ外側空間13に面してガイド溝14aによりガイドされるコンタクト部21と、このコンタクト部21から水平方向に延びる水平部22と、この水平部22から下方に曲げられたリード部23とから構成される。コンタクト部21は、前方に広がるようにバネ性を有して形成されるとともに後方が内側に向かって湾曲して形成され、後述するレセプタクルコネクタ5が嵌合し易いように形成されている。
【0017】
さらに、プラグハウジング10の左右端部には、プリント基板(プラグコネクタ取付対象物)K1へのグランド接続を行うための金具を兼ねたフレームグランド金具(プラグコネクタ固定金具)40,40が取り付けられている。このフレームグランド金具40,40は、後述するようにプラグコネクタ1とレセプタクルコネクタ5とを嵌合させた状態において、レセプタクルハウジング50に設けられたレセプタクルコネクタ固定金具80と接触するようになっている。
【0018】
フレームグランド金具40は、固定部材41と接触部材42とから構成されている。固定部材41は、銅の板材によって形成され、板状に形成された保持部41bと、この保持部41bから二股に分かれて下方に伸びる挿入部41aとから形成されている。
【0019】
二股に分かれた挿入部41aは、互いに拡大および縮小する方向に可撓性を有している。このため、挿入部41aは、基板K1に形成された貫通孔K1aへの挿入時に、それぞれ内側に押し縮められるとともに、貫通孔K1aへの挿入後には拡張して貫通孔K1aからの抜け止めとなる突出部41cが形成されている。
【0020】
接触部材42は、正面から見てコの字状に形成された挟持部42aと、この挟持部42aから繋がって後方に延びて板状に形成された保持部42bとから構成され、挟持部42aの内側にはそれぞれ内側に突出して接点42cが形成されている。
【0021】
外側壁部12の左右端部前面12aには、後方に伸びる接触部材挿入溝12bが形成されており、この接触部材挿入溝12bは、接触部材42の保持部42bが挿入可能な深さに形成されている。なお、この接触部材挿入溝12bは、後方において保持部42bの厚さよりも広く形成され、接触部材挿入溝12b内で保持部42bの後方が左右方向(面外方向)に曲げ弾性変形可能に構成される。
【0022】
また、基部11の下面11eからは固定部材挿入溝11dが上方に伸びて形成されている。固定部材挿入溝11dは、固定部材41の保持部41bが挿入保持可能な幅および深さで、その上方において接触部材挿入溝12bと繋がっている。すなわち、固定部材挿入溝11dは基部11を上下に貫通して形成されており、保持部41bを基部11に圧入保持させた状態においては保持部41bの上部が基部11の上面から突出した状態となる。そして、この保持部41bの上部を外側壁部12側の接触部材挿入溝12b内に圧入することにより、基部11と外側壁部12とを結合させることができる。
【0023】
接触部材挿入溝12bに挿入される保持部42bには、左右方向外側に突出する当接用突起42dが形成されている。この当接用突起42dは、保持部42bを接触部材挿入溝12bに挿入した状態で左右方向外側に突出する。
【0024】
プラグハウジング10にフレームグランド金具40が保持された状態において挟持部42aの内面が位置する部分の外側壁部12は切り欠かれて形成されており、接点42cがプラグ外側空間13内に突出するようになっている。そして、プラグハウジング10に保持された状態においては、外側壁部12の内周面(プラグハウジングの内周面)12cと挟持部42aの内面(プラグ側接触面)42dとが同一平面上に位置する。
【0025】
このように構成されたフレームグランド金具40は、半田メッキを施した上で、ハウジング本体10の前面12aから接触部材42を圧入した後に、基部11の上面から突出する固定部材41の保持部41bを圧入して両部材41,42を接触させるとともに、基部11と外側壁部12とを結合させる。なお、保持部42bには、圧入を容易に行うとともに抜け止めとなる保持用突起42fが形成されている。
【0026】
保持部42bを接触部材挿入溝12b内に圧入するとともに、保持部41bを固定部材挿入溝11d内に圧入した状態においては、保持部41bと当接用突起42dとが接触した状態で、挿入部41aが下面11eから突出して保持される。
【0027】
このように形成されたプラグコネクタ1は、プラグコンタクト20のリード部23が基板K1に形成されたスルーホールに挿入されて配線パターン(共に図示せず)と半田付けされる。併せて、プラグハウジング10の左右端部に配設された固定金具40の挿入部41aが、貫通孔K1aに挿入係止された上でプリント基板K1に形成されたグランド用パターン(図示せず)と半田付けされる。これにより、プラグコネクタ1はプリント基板K1にしっかりと固定される。
【0028】
挟持部42aの内側に形成された接点42cは、保持部42bに形成された当接用突起42dを介して固定部材41と当接しているため、固定部材41をグランド用パターンに半田付けすることにより、接触部材42およびこの接触部材42と接触する相手コネクタの部材(詳細を後述するレセプタクルコネクタ固定金具80等)のグランドを取る(アースする)ことができる。
【0029】
ここで、固定部材41と接触部材42とは別々に形成されているため、固定部材41には半田付け性を考慮して半田メッキを施し、接触部材42には挿抜耐久性を考慮してニッケルメッキおよび金メッキを施すことができる。従って、固定部材41と接触部材42との導電性を確保しつつ、生産性の向上を図ることができる。
【0030】
なお、プラグコネクタの構成は上記のような構成に限られるものではなく、図7から図10に示すプラグコネクタ101のように、前記のプラグハウジング10における基部11,11に相当する部材は設けずに、TPR板111aを外側壁部112の後部に着脱自在に配設するように構成してもよい。このように形成されたプラグコネクタ101においては、プラグコネクタ1における固定部材41の保持部41bよりも短く形成された保持部141bを有する固定部材141が用いられるとともに、プラグコンタクト20のリード部23よりも短く形成されたリード部123を有するプラグコンタクト120が用いられる。
【0031】
次に、レセプタクルコネクタ5について説明する。レセプタクルコネクタ5は、絶縁材料製のレセプタクルハウジング50により複数のレセプタクルコンタクト60,60′を図示のように保持して構成される。
【0032】
レセプタクルハウジング50は、矩形板状の基部51と、この基部51の上に矩形箱状に上方(図6においては右方)に延びて形成された側壁部52とを有して絶縁材料から一体に形成されており、基部51の上側に側壁部52により囲まれるとともに上方に開口したレセプタクル側空間53が形成されている。側壁部52の左右端部には、それぞれ左右ガイド突起56,56が形成され、各ガイド突起56,56は、上端面が平面に形成された四角錐状に形成されている。
【0033】
基部51においてレセプタクル側空間53内に位置する部分には、長手方向に延びる2列の貫通孔55が基部51を上下(図6においては左右)に貫通して形成されている。貫通孔55にはそれぞれレセプタクルコンタクト60,60′が下面側から圧入されて取り付けられている。側壁部52には図示のように複数のガイド溝54,54′が貫通孔55に対応して形成されており、これら貫通孔55に圧入されたレセプタクルコンタクト60,60′の上部はこれらガイド溝54,54′内に入り込んでガイドされるようになっている。なお、ガイド溝54′は詳細を後述するコンタクト部61′が挿入保持されるため、ガイド溝54に比べて上部が短く形成されているだけで上下方向に直角な方向の断面形状等は同一である。
【0034】
レセプタクルコンタクト60は、レセプタクル側空間53内に面してガイド溝54によりガイドされたコンタクト部61と、貫通孔55内に圧入される圧入部62と、この圧入部62から左右方向に延びた後にクランク状に曲げられたリード部63とから構成される。
【0035】
一方、レセプタクルコンタクト60′は、圧入部62およびリード部63がレセプタクルコンタクト60と同一形状であるが、コンタクト部61′の長さが短く形成されている。なお、両コンタクト60,60′はともに導電材料によって形成されている。
【0036】
レセプタクルハウジング50の左右端部には、プリント基板K5へのグランド接続を行うためのグランド金具を兼ねたレセプタクルコネクタ固定金具80,80が取り付けられている。レセプタクルコネクタ固定金具80は、平板部81と、この平板部81から垂直方向上方に伸びる立上部82と、この立上部82の上端部においてコの字状に形成された挟持部83とから構成されている。
【0037】
このように構成されたレセプタクルコネクタ固定金具80は、レセプタクルハウジング50の左右端部を挟持部83によって挟持するようにしてレセプタクルハウジング50に保持される。そして、レセプタクルハウジング50に保持された状態においては、側壁部52の外周面(レセプタクルハウジングの外周面)52bと挟持部83の外面(レセプタクル側接触面)83aとが同一平面上に位置する。
【0038】
このように構成されたレセプタクルコネクタ5は、レセプタクルコンタクト60,60′のリード部63,63′が基板(レセプタクルコネクタ取付対象物)K5の配線パターン(図示せず)上に載置されて半田付けされる(サーフェスマウントされる)。さらに、平板部81もプリント基板K5に形成されたグランド用の配線パターン(図示せず)に当接させた状態で半田付けされて、サーフェスマウントされる。
【0039】
このように構成されたプラグコネクタ1およびレセプタクルコネクタ5によれば、外側壁部12の内周面12cと挟持部42aの内面42dとが同一平面上に位置し、側壁部52の外周面52bと挟持部83の外面83aとが同一平面上に位置するため、両コネクタ1,5の嵌合時にはフレームグランド金具40の接点43aとレセプタクルコネクタ固定金具80の挟持部83の外面83aとが接触する。これにより、少なくとも一方の金具40,80がいずれかの基板K1,K5のグランドに接続されていれば、両固定金具40,80をともにグランド接続させることができる。
【0040】
ここで、両コネクタ1,5の嵌合時には、プラグコンタクト20とレセプタクルコンタクト60,60′とが接触するわけであるが、コンタクト部61′が短く形成されたレセプタクルコンタクト60′よりもコンタクト部61が長く形成されたレセプタクルコンタクト60の方がプラグコンタクト20に先に接触することとなり、時差接続が可能となる。
【0041】
従って、コネクタの挿抜時に先に接続させて後から切断したい信号用には、コンタクト部61が長く形成されたレセプタクルコンタクト60を用い、その他の信号用にはコンタクト部61′が短く形成されたレセプタクルコンタクト60′を用いるような構成が可能である。
【0042】
なお、上記のコネクタにおいては、プラグコンタクト20およびレセプタクルコンタクト60,60′を信号の伝達のみを行うコンタクトとして用いた場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、各金具40,80と併せて、プラグコンタクト20およびレセプタクルコンタクト60,60′の一部をグランドの接続を行うコンタクトとして用いることもできる。
【0043】
また、上記のコネクタによれば、フレームグランド金具40およびレセプタクルコネクタ固定金具80によって各金具40,80が取り付けられた基板K1と基板K5とを電気的に導通させることができるため、両基板K1,K5のグランド部の電位差を零にする(両基板K1,K5を同電位とする)ことができ、ノイズの発生を低減させることができる。
【0044】
また、レセプタクルコネクタ5においては、レセプタクルコネクタ固定金具80の平板部81が、レセプタクルハウジング50の左右端部から突出しないように構成したが、本発明は必ずしもこのような構成に限られるものではなく、平板部81がレセプタクルハウジング50の左右端部から突出するように構成してもよい。
【0045】
さらに、プラグコネクタ1においても、レセプタクルコネクタ固定金具80と同様の形状となるように、挿入部41aに相当する部分をそれぞれ左右外方に開いて略L字状に形成した固定金具を設けて基板K1へサーフェスマウントできるように構成してもよい。逆に、レセプタクルコネクタ5においても、フレームグランド金具40と同様に、挿入部41aに相当する基板への挿入部分を有して構成された固定金具を設けて基板K5への取り付けを行うようにしてもよい。また、プラグコネクタ1は必ずしもライトアングルタイプコネクタとする必要はなく、逆にレセプタクルコネクタ5をライトアングルタイプコネクタとしてもよい。
【0046】
なお、各金具40,80においては、相手金具との接触部(挟持部42aおよび挟持部83)をコの字状に形成し、プラグコネクタ1の上下およびレセプタクルコネクタ5の前後方向において両金具40,80を接触させることとしているが、接触部は必ずしもコの字状に形成する必要はなく、単なる板状に形成して各コネクタ1,5の左右端部において接触させるように構成してもよい。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るコネクタは、各ハウジングの左右端部にコネクタ固定金具を設けており、これらのコネクタ固定金具はプラグコネクタおよびレセプタクルコネクタを嵌合させたときに接続するようになっている。そして、これらのコネクタ固定金具は、各ハウジングの嵌合部から突出しない形状寸法で形成されている。このため、コネクタを小型化することができるとともに、両コネクタを嵌合させたときには、コネクタ固定金具同士が接続される。従って、コンパクトなコネクタであっても、いずれか一方のコネクタ固定金具を基板等のコネクタ取付対象物を介してグランドに接続させれば、両コネクタのグランド接続を行うことができる。また、それぞれのコネクタをそれぞれの基板のグランドに接続させれば、それぞれの基板のグランド同士を接続させることもできるため、グランドの強化を図ることができるとともに、基板同士のグランド部の電位差を等しくすることができる。さらに、プラグコネクタ固定金具は、固定部材と接触部材とから構成されており、それぞれ別々に形成されているため外部からの絶縁性を確保しつつ、生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコネクタの一例であるレセプタクルコネクタおよびプラグコネクタを示す斜視図である。
【図2】上記コネクタの側面図であり、図3および図5におけるII−II部分断面図である。
【図3】上記プラグコネクタの正面図である。
【図4】上記プラグコネクタの図3におけるIV矢視図である。
【図5】上記レセプタクルコネクタの正面図である。
【図6】上記コネクタの断面図であり、図2におけるVI−VI断面図である。
【図7】本発明に係る異なる構成のプラグコネクタを示す斜視図である。
【図8】上記プラグコネクタの正面図である。
【図9】図8におけるIX矢視図である。
【図10】図8におけるX−X断面図である。
【符号の説明】
1,101 プラグコネクタ
5 レセプタクルコネクタ
10 プラグハウジング
20 プラグコンタクト
40 フレームグランド金具(プラグコネクタ固定金具)
50 レセプタクルハウジング
60,60′ レセプタクルコンタクト
80 レセプタクルコネクタ固定金具

Claims (1)

  1. プラグハウジング内に上下方向に伸びた複数のプラグコンタクトを左右方向に並べて保持してなるプラグコネクタと、レセプタクルハウジング内に上下方向に伸びた複数のレセプタクルコンタクトを左右方向に並べて保持してなるレセプタクルコネクタとから構成され、前記プラグハウジング内に前記レセプタクルハウジングを受容嵌合して前記プラグコンタクトを対応する前記レセプタクルコンタクトに接続させるコネクタであって、
    導電材料によって形成され、前記プラグハウジングの左右端部の内部に取り付けられて前記プラグコネクタをプラグコネクタ取付対象物へ固定するために用いられるプラグコネクタ固定金具と、
    導電材料によって形成され、前記レセプタクルハウジングの左右端部に取り付けられて前記レセプタクルコネクタをレセプタクルコネクタ取付対象物へ固定するために用いられるレセプタクルコネクタ固定金具とを備え、
    前記プラグコネクタ固定金具は、前記レセプタクルコネクタ固定金具と嵌合したときに該レセプタクルコネクタ固定金具と接触する接触部材と該接触部材と接触しグランド側下方に伸びる固定部材とを有し、該接触部材は、プラグハウジングの左右端部に取り付けられた状態で前記プラグハウジングの内周面とほぼ同一面上に並んで位置するプラグ側接触面を有し、
    前記レセプタクルコネクタ固定金具は、前記レセプタクルハウジングの左右端部に取り付けられた状態で前記レセプタクルハウジングの外周面とほぼ同一面上に並んで位置するレセプタクル側接触面を有し、
    前記プラグコネクタと前記レセプタクルコネクタとが嵌合したときに前記プラグ側接触面および前記レセプタクル側接触面が接触し、前記プラグコネクタ固定金具の接触部材が、前記プラグコネクタ取付対象物もしくは前記レセプタクルコネクタ取付対象物を介してグランドに接続されていることを特徴とするコネクタ。
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