JP3559312B2 - Rom装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、プリチャージするビット線の数を低減することにより、低消費電力を実現するROM装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来のROM装置について説明する。
【0003】
図2は従来のROM装置の構成を示しており、図2において10はNOR型のメモリセルを配置した2列×4行のROMアレイである。また、100,101,102,103はビット線であり、104,105はワード線であり、106,107,108,109,110,111,112,113はN型トランジスタである。ROMアレイ10は、ビット線100〜103と、ワード線104,105と、N型トランジスタ106〜113とから構成されている。
【0004】
N型トランジスタ106〜109の各ゲートはワード線104に接続され、各ソースは接地されている。N型トランジスタ110〜113の各ゲートはワード線105に接続され、各ソースは接地されている。
【0005】
N型トランジスタ106,110の各ドレインはビット線100と接続が可能であり、接続するか否かはROMのデータに依存し、ROMデータとしてローレベルが出力されるときには接続し、ハイレベルが出力されるときには接続しない。N型トランジスタ107,111の各ドレインはビット線101と接続が可能であり、接続するか否かはROMのデータに依存し、ROMデータとしてローレベルが出力されるときには接続し、ハイレベルが出力されるときには接続しない。N型トランジスタ108,112の各ドレインはビット線102と接続が可能であり、接続するか否かはROMのデータに依存し、ROMデータとしてローレベルが出力されるときには接続し、ハイレベルが出力されるときには接続しない。N型トランジスタ109,113の各ドレインはビット線103と接続が可能であり、接続するか否かはROMのデータに依存し、ROMデータとしてローレベルが出力されるときには接続し、ハイレベルが出力されるときには接続しない。
【0006】
図2において、12は2ビットの列アドレスデコーダであって、該列アドレスデコーダ12はROMデータを読み出すタイミングにおいてROMアレイ10のワード線104,105のうちのいずれか一方を選択する。また、13は4ビットの行アドレスデコーダであって、該行アドレスデコーダ13はROMデータを読み出すタイミングにおいてROMアレイ10のビット線100,101,102,103のうちのいずれか1つを選択する。また、34は出力信号線であって、該出力信号線34は列アドレスデコーダ12と行アドレスデコーダ13とにより選択されたデータを出力する。
【0007】
図2において、14はROMアレイ10のビット線100をプリチャージするN型トランジスタであり、ソースは電源に接続されている。15はROMアレイ10のビット線101をプリチャージするN型トランジスタであり、ソースは電源に接続されている。16はROMアレイ10のビット線102をプリチャージするN型トランジスタであり、ソースは電源に接続されている。17はROMアレイ10のビット線103をプリチャージするN型トランジスタであり、ソースは電源に接続されている。
【0008】
図2において、18はN型トランジスタ14,15,16,17のゲートに接続されプリチャージのオン・オフのタイミングを決めるプリチャージタイミング信号を出力するプリチャージタイミング信号出力線である。プリチャージタイミング信号線18は、ROMデータ読み出し時はローレベルを出力し、それ以外のときはハイレベルを出力する。プリチャージタイミング信号線18がハイレベルを出力するときはワード線104,105の両方がローレベルであり、プリチャージタイミング信号線18がローレベルを出力するときはワード線104,105のうちのいずれか1つがハイレベルになる。
【0009】
以下、前記のように構成されたROM装置において、そのデータの読み出しの動作を説明する。
【0010】
まず、プリチャージタイミング信号線18がハイレベルを出力するとき、N型トランジスタ14,15,16,17がオンすることによりROMアレイ10のビット線100,101,102,103はプリチャージされる。
【0011】
次に、プリチャージタイミング信号線18がローレベルを出力すると、プリチャージタイミング信号によってN型トランジスタ14,15,16,17はオフ状態になりROMアレイ10のビット線100,101,102,103はプリチャージが切れ、列アドレスデコーダ12によってROMアレイ10のワード線104,105のうちの一方が選択され、行アドレスデコーダ13によってROMアレイ10のビット線100,101,102,103のうちの1本が選択され、出力信号線34にROMデータが出力される。このとき、選択されたワード線にゲートが接続されているN型トランジスタ106〜113のドレインがビット線100〜103につながっていれば、ビット線はディスチャージされてローレベルとなり、選択されたワード線にゲートが接続されているN型トランジスタ106〜113のドレインがビット線100〜103につながっていなければ、ビット線は容量によってハイレベルが保持される。これによって、ROMデータをハイレベルにするかローレベルにするかを決定する。
【0012】
このように、N型トランジスタ14,15,16,17は、プリチャージタイミング信号線18がハイレベルを出力することによって全てオン状態となり、ROMアレイ10の全てのビット線100〜103をハイレベル状態とするため、ROMの読み出しを行う際、選択されないビット線に対してもプリチャージ又はディスチャージが行われる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、ビット線アドレスの変化と関係なく常に全てのビット線をプリチャージするため、消費電力が増大するという問題を有していた。
【0014】
本発明は、前記従来の問題点を解決するもので、簡単な構成により消費電力を抑制できる低消費電力のROM装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本発明は、ビット線アドレスが規則的に変化し次のビット線アドレスを事前に予測できる場合には、該次のビット線アドレスが示すビット線のみをプリチャージし、ビット線アドレスが不規則的に変化し次のビット線アドレスを予測できない場合には、全てのビット線をプリチャージするものである。
【0016】
具体的に本発明が講じた解決手段は、ROM装置を、複数のメモリセル、複数のビット線及びワード線を有するROMアレイと、前記複数のビット線に対応して設けられソースが電源に接続されていると共にドレインが前記ビット線に接続されておりゲートにプリチャージ信号が入力されると対応するビット線をプリチャージする複数のトランジスタと、前記トランジスタが対応するビット線をプリチャージするオン・オフのタイミングを決定するプリチャージタイミング信号を出力するプリチャージタイミング信号出力手段と、現在のビット線アドレスが入力されると該現在のビット線アドレスから少なくとも1つの次のビット線アドレスを予測して先取りアドレス信号を発生する先取りアドレス信号発生手段と、次のビット線アドレスが規則的に変化しないときに分岐信号を出力する分岐信号出力手段と、入力側に前記プリチャージタイミング信号出力手段、前記先取りアドレス信号発生手段及び前記分岐信号出力手段が接続されており前記分岐信号出力手段から分岐信号が出力されていないときには前記プリチャージタイミング信号出力手段から出力されるプリチャージタイミング信号及び前記先取りアドレス信号発生手段から出力される先取りアドレス信号に基づき該先取りアドレス信号が予測する少なくとも1つのビット線と対応する前記トランジスタのゲートに前記プリチャージ信号を出力し、前記分岐信号出力手段から分岐信号が出力されているときには前記プリチャージタイミング信号出力手段から出力されるプリチャージタイミング信号に基づきすべての前記トランジスタのゲートに前記プリチャージ信号を出力する選択回路とを備えている構成とするものである。
【0017】
【作用】
前記の構成により、現在のビット線アドレスから次のビット線アドレスを予測できるときには、分岐信号出力手段から分岐信号が出力されないため、選択回路はプリチャージタイミング信号出力手段から出力されるプリチャージタイミング信号に基づき先取りアドレス信号発生手段から出力される先取りアドレス信号が予測する少なくとも1つのビット線と対応するトランジスタのゲートにプリチャージ信号を出力するので、プリチャージを必要とするビット線のみがプリチャージされる。
【0018】
一方、現在のビット線アドレスから次のビット線アドレスを予測できないときには、分岐信号出力手段から分岐信号が出力されるため、選択回路はプリチャージタイミング信号出力手段から出力されるプリチャージタイミング信号に基づきすべてのトランジスタのゲートにプリチャージ信号を出力するので、すべてのビット線がプリチャージされる。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説明する。
【0020】
図1は本発明の一実施例に係る低消費電力のROM装置の構成を示しており、図1において、10はNOR型のメモリセルを配置した2列×4行のROMアレイである。また、100,101,102,103はビット線であり、104,105はワード線であり、106,107,108,109,110,111,112,113はN型トランジスタであって、ROMアレイ10は、ビット線100〜103と、ワード線104,105と、N型トランジスタ106〜113とによって構成されている。
【0021】
N型トランジスタ106,107,108,109の各ゲートはワード線104に接続され、各ソースは接地されている。N型トランジスタ110,111,112,113の各ゲートはワード線105に接続され、各ソースは接地されている。
【0022】
N型トランジスタ106,110の各ドレインはビット線100と接続が可能であり、接続するか否かはROMのデータに依存し、ROMデータとしてローレベルが出力されるときには接続し、ハイレベルが出力されるときには接続しない。N型トランジスタ107,111の各ドレインはビット線101と接続が可能であり、接続するか否かはROMのデータに依存し、ROMデータとしてローレベルが出力されるときには接続し、ハイレベルが出力されるときには接続しない。N型トランジスタ108,112の各ドレインはビット線102と接続が可能であり、接続するか否かはROMのデータに依存し、ROMデータとしてローレベルが出力されるときには接続し、ハイレベルが出力されるときには接続しない。N型トランジスタ109,113の各ドレインはビット線103と接続が可能であり、接続するか否かはROMのデータに依存し、ROMデータとしてローレベルが出力されるときには接続し、ハイレベルが出力されるときには接続しない。
【0023】
図1において、12は2ビットの列アドレスデコーダであって、該列アドレスデコーダ12はROMデータを読み出すタイミングにおいてROMアレイ10のワード線104,105のうちのうちのいずれか一方を選択する。また、13は4ビットの行アドレスデコーダであって、行アドレスデコーダ13はROMデータを読み出すタイミングにおいてROMアレイ10のビット線100,101,102,103のうちのいずれか1本を選択する。
【0024】
図1において、34は出力信号線であって、該出力信号線34は列アドレスデコーダ12と行アドレスデコーダ13とによって選択されたROMデータを出力する。行アドレスデコーダ13は、行アドレスとして2進数の「00」のときにビット線100のデータを選択し、行アドレスとして2進数の「01」のときにビット線101のデータを選択し、行アドレスとして2進数の「10」のときにビット線102のデータを選択し、行アドレスとして2進数の「11」のときにビット線103のデータを選択する。
【0025】
図1において、14,15,16,17はROMアレイ10の各ビット線100〜104をプリチャージするN型トランジスタであり、各ソースは電源に接続されている。
【0026】
図1において、18はプリチャージタイミング信号出力手段としてのプリチャージタイミング信号線であって、該プリチャージタイミング信号線18はROMアレイ10のビット線100,101,102,103をプリチャージ状態にさせるタイミングを決定するプリチャージタイミング信号を出力する。また、19はROMアレイの次のアドレスが規則的に変化しないことを示す分岐信号を出力する分岐信号出力手段としての分岐信号出力線である。
【0027】
図1において、20,21,22,23は予測される次の行アドレスを示す先取りアドレス信号であり、29は先取りアドレス発生手段としての先取りアドレス発生回路であり、30,31,32,33は行アドレスデコーダ13に入力される行アドレス信号である。
【0028】
先取りアドレス発生回路29は、行アドレス信号30,31,32,33により、プリチャージタイミング信号線18が次のハイレベルを出力するまでに、先取りアドレス信号20,21,22,23にアドレスが規則的に変化した場合の次の実行アドレスを出力する。
【0029】
行アドレス信号30は行アドレスが2進数の「00」のときに有効になり、先取りアドレス信号20は先取りアドレス発生回路29を通じて有効になる。行アドレス信号31は行アドレスが2進数の「01」のときに有効になり、先取りアドレス信号21は先取りアドレス発生回路29を通じて有効になる。行アドレス信号32は行アドレスが2進数の「10」のときに有効になり、先取りアドレス信号22は先取りアドレス発生回路29を通じて有効になる。行アドレス信号33は行アドレスが2進数の「11」のときに有効になり、先取りアドレス信号23は先取りアドレス発生回路29を通じて有効になる。
【0030】
図1において、24はN型トランジスタ14をオン・オフさせるプリチャージ信号、25はN型トランジスタ15をオン・オフさせるプリチャージ信号を出力するプリチャージ、26はN型トランジスタ16をオン・オフさせるプリチャージ信号、27はN型トランジスタ17をオン・オフさせるプリチャージ信号である。
【0031】
図1において、28は選択回路であって、該選択回路28の入力側にはプリチャージタイミング信号線18と分岐信号出力線19と先取りアドレス発生回路29とが接続されており、該選択回路28にはプリチャージタイミング信号、分岐信号及び先取りアドレス信号20,21,22,23が入力される。選択回路28は、行アドレスが規則的に変化する場合、先取りアドレス信号20,21,22,23のうちのいずれか1つを選択し、プリチャージタイミング信号線18からのプリチャージタイミング信号に基づきプリチャージ信号24,25,26,27によってN型トランジスタ14,15,16,17の1つをオン状態にし、アドレスが規則的に変化しない場合、プリチャージタイミング信号18からのプリチャージタイミング信号に基づきプリチャージ信号24,25,26,27によってN型トランジスタ14,15,16,17の全てをオン状態にする。
【0032】
アドレスが順次インクリメントされる場合、行アドレス信号として30が有効なときつまり行アドレスが2進数の「00」のとき、次のサイクルでは行アドレスが2進数の「01」となるので、先取りアドレス信号20及び選択回路28を通じて4本のプリチャージ信号24,25,26,27のうちプリチャージ信号25のみがハイレベルになる。また、行アドレス信号として31が有効なとき、つまり行アドレスが2進数の「01」のとき、次のサイクルでは行アドレスが2進数の「10」となるので、先取りアドレス信号21及び選択回路28を通じて4本のプリチャージ信号24,25,26,27のうちプリチャージ信号26のみがハイレベルになる。また、行アドレス信号として32が有効なとき、つまり行アドレスが2進数の「10」のとき、次のサイクルでは行アドレスが2進数の「11」となるので、先取りアドレス信号22及び選択回路28を通じて4本のプリチャージ信号24,25,26,27のうちプリチャージ信号27のみがハイレベルになる。また、行アドレス信号として33が有効なとき、つまり行アドレスが2進数の「11」のとき、次のサイクルでは行アドレスが2進数の「00」となるので、先取りアドレス信号23及び選択回路28を通じて4本のプリチャージ信号24,25,26,27のうちプリチャージ信号24のみがハイレベルになる。
【0033】
以下、前記のように構成された低消費電力のROM装置において、そのデータの読み出しの動作を次のアドレスとしてインクリメントを予測した場合について説明する。
【0034】
まず、行アドレスがインクリメントされる場合の動作は以下のようになる。
【0035】
現在、行アドレスとして2進数の「00」の読み出しが行われている場合、次の行アドレスは2進数の「01」となる。この場合、先取りアドレス信号20,21,22,23のうち先取りアドレス信号20が有効な信号となり、プリチャージタイミング信号線18がハイレベルを出力すると、選択回路28によってプリチャージ信号25のみが選択され、N型トランジスタ14,15,16,17のうちN型トランジスタ15のみがオンされる。次に、プリチャージタイミング信号線18がローレベルを出力すると、プリチャージタイミング信号によってN型トランジスタ15はオフ状態になり、ROMアレイ10のビット線101はプリチャージが切れ、列アドレスデコーダ12によってROMアレイ10のワード線104,105のうちのいずれか一方が選択され、行アドレスデコーダ13によってROMアレイ10のビット線100,101,102,103のうちの1本が選択され、出力信号線34にROMデータが出力される。この場合、選択されたワード線にゲートが接続されているROMアレイ10のN型トランジスタのドレインがビット線につながっていれば、ビット線はディスチャージされてローレベルとなり、選択されたワード線にゲートが接続されているROMアレイ10のN型トランジスタのドレインがビット線につながっていなければ、ビット線は容量によってハイレベルが保持される。これによって、ROMデータをハイレベルにするかローレベルにするかを決定する。
【0036】
次に、現在、行アドレスとして2進数の「01」の読み出しが行われている場合、次の行アドレスは2進数の「10」となる。この場合、先取りアドレス信号20,21,22,23のうち先取りアドレス信号21が有効な信号となり、プリチャージタイミング信号線18がハイレベルを出力すると、選択回路28によってプリチャージ信号26のみが選択され、N型トランジスタ14,15,16,17のうちN型トランジスタ16のみがオンされる。次に、プリチャージタイミング信号線18がローレベルを出力すると、プリチャージタイミング信号によってN型トランジスタ16はオフ状態になり、ROMアレイ10のビット線102はプリチャージが切れ、列アドレスデコーダ12によってROMアレイ10のワード線104,105のうちのいずれか一方が選択され、行アドレスデコーダ13によってROMアレイ10のビット線100,101,102,103のうちのいずれか1本が選択され、出力信号線34にROMデータが出力される。この場合、選択されたワード線にゲートが接続されているROMアレイ10のN型トランジスタのドレインがビット線につながっていれば、ビット線はディスチャージされてローレベルとなり、選択されたワード線にゲートが接続されているROMアレイ10のN型トランジスタのドレインがビット線につながっていなければ、ビット線は容量によってハイレベルが保持される。これによって、ROMデータをハイレベルにするかローレベルにするかを決定する。
【0037】
次に、現在、行アドレスとして2進数の「10」の読み出しが行われている場合、次の行アドレスは2進数の「11」となる。この場合、先取りアドレス信号20,21,22,23のうち先取りアドレス信号22が有効な信号となり、プリチャージタイミング信号線18がハイレベルを出力すると、選択回路28によってプリチャージ信号27のみが選択され、N型トランジスタ14,15,16,17のうちN型トランジスタ17のみがオンされる。次に、プリチャージタイミング信号線18がローレベルを出力すると、プリチャージタイミング信号によってN型トランジスタ17はオフ状態になり、ROMアレイ10のビット線103はプリチャージが切れ、列アドレスデコーダ12によってROMアレイ10のワード線104,105のうちのいずれか一方が選択され、行アドレスデコーダ13によってROMアレイ10のビット線100,101,102,103のうちのいずれか1本が選択され、出力信号線34にROMデータが出力される。この場合、選択されたワード線にゲートが接続されているROMアレイ10のN型トランジスタのドレインがビット線につながっていれば、ビット線はディスチャージされてローレベルとなり、選択されたワード線にゲートが接続されているROMアレイ10のN型トランジスタのドレインがビット線につながっていなければ、ビット線は容量によってハイレベルが保持される。これによって、ROMデータをハイレベルにするかローレベルにするかを決定する。
【0038】
次に、現在、行アドレスとして2進数の「11」の読み出しが行われている場合、次の行アドレスは2進数の「00」となる。この場合、先取りアドレス信号20,21,22,23のうち先取りアドレス信号23が有効な信号となり、プリチャージタイミング信号線18がハイレベルを出力すると、選択回路28によってプリチャージ信号24のみが選択され、N型トランジスタ14,15,16,17のうちN型トランジスタ14のみがオンされる。次に、プリチャージタイミング信号線18がローレベルを出力すると、プリチャージタイミング信号によってN型トランジスタ14はオフ状態になり、ROMアレイ10のビット線100はプリチャージが切れ、列アドレスデコーダ12によってROMアレイ10のワード線104,105のうちのいずれか一方が選択され、行アドレスデコーダ13によってROMアレイ10のビット線100,101,102,103のうちのいずれか1本が選択され、出力信号線34にROMデータが出力される。この場合、選択されたワード線にゲートが接続されているROMアレイ10のN型トランジスタのドレインがビット線につながっていれば、ビット線はディスチャージされてローレベルとなり、選択されたワード線にゲートが接続されているROMアレイ10のN型トランジスタのドレインがビット線につながっていなければ、ビット線は容量によってハイレベルが保持される。これによって、ROMデータをハイレベルにするかローレベルにするかを決定する。
【0039】
以下、次のROMアレイ10の行アドレスがインクリメントされる場合、前記の状態が繰り返される。
【0040】
次に、ROMアレイ10の行アドレスがインクリメントされない場合の動作は次のようになる。
【0041】
現在の行アドレスの値に拘らず、プリチャージタイミング信号線18がハイレベルになると、分岐信号出力線19から出力される分岐信号に基づき、選択回路28によってプリチャージ信号24、25、26、27の全てがハイレベルになり、N型トランジスタ14、15、16、17の全てがオンされる。
【0042】
次に、プリチャージタイミング信号線18がローレベルを出力すると、プリチャージタイミング信号によってN型トランジスタ14,15,16,17はオフ状態になり、ROMアレイ10のビット線100,101,102,103はプリチャージが切れ、列アドレスデコーダ12によってROMアレイ10のワード線104,105のうちのいずれか一方が選択され、行アドレスデコーダ13によってROMアレイ10のビット線100,101,102,103のうちのいずれか1本が選択され、出力信号線34にROMデータが出力される。この場合、選択されたワード線にゲートが接続されているROMアレイ10のN型トランジスタのドレインがビット線につながっていれば、ビット線はディスチャージされてローレベルとなり、選択されたワード線にゲートが接続されているROMアレイ10のN型トランジスタのドレインがビット線につながっていなければ、ビット線は容量によってハイレベルが保持される。これによって、ROMデータをハイレベルにするかローレベルにするかを決定する。
【0043】
以上のように、本実施例によれば、行アドレスが順番にインクリメントされ次の行アドレスが事前に予測できる場合には、その行アドレスのビット線のみをプリチャージし、行アドレスが順番にインクリメントされない場合のみ全てのビット線をプリチャージするような制御を行なう。
【0044】
尚、本実施例においては、プリチャージ用トランジスタとしてN型トランジスタを用いたが、必要に応じてP型トランジスタでもよい。また、行アドレスデコーダ13を4ビット、列アドレスデコーダ12を2ビット、ROMアレイ10を8ビットのNOR型としたが、これらについては、ROMアレイ10のサイズ、レイアウトの配置、面積、動作速度及び消費電力によって適当なものに設定すればよい。また、行アドレスが規則的に変化する場合としてインクリメントされる場合を説明したが、行アドレスが規則的に変化し、次の行アドレスが容易に予測される場合ならば、行アドレスの変化はインクリメントでなくてもよい。
【0045】
【発明の効果】
本発明に係るROM装置によると、現在のビット線アドレスから次のビット線アドレスを予測できるときには、分岐信号出力手段から分岐信号が出力されないため、先取りアドレス信号発生手段から出力される先取りアドレス信号が示す少なくとも1つのビット線と対応するトランジスタのゲートにのみプリチャージ信号が出力され、プリチャージを必要とするビット線のみがプリチャージされる一方、現在のビット線アドレスから次のビット線アドレスを予測できないときには、分岐信号出力手段から分岐信号が出力されるため、すべてのトランジスタのゲートにプリチャージ信号が出力され、すべてのビット線がプリチャージされるので、ビット線アドレスが規則的に変化する場合の消費電力を低減でき、これにより、低消費電力のROM装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るROM装置の構成図である。
【図2】従来のROM装置の構成図である。
【符号の説明】
10 ROMアレイ
12 列アドレスデコーダ
13 行アドレスデコーダ
14,15,16,17 ビット線プリチャージ用N型トランジスタ(トランジスタ)
18 プリチャージタイミング信号線(プリチャージタイミング信号出力手段)
19 分岐信号出力線(分岐信号出力手段)
20,21,22,23 先取りアドレス信号
24,25,26,27 プリチャージ信号
28 選択回路
29 先取りアドレス発生回路(先取りアドレス信号発生手段)
30,31,32,33 行アドレス信号
100,101,102,103 ビット線
104,105 ワード線
106,107,108,109,110,111,112,113 N型トランジスタ(メモリセル)
34 出力信号線

Claims (1)

  1. 複数のメモリセル、複数のビット線及びワード線を有するROMアレイと、
    前記複数のビット線に対応して設けられ、ソースが電源に接続されていると共にドレインが前記ビット線に接続されており、ゲートにプリチャージ信号が入力されると対応するビット線をプリチャージする複数のトランジスタと、
    前記トランジスタが対応するビット線をプリチャージするオン・オフのタイミングを決定するプリチャージタイミング信号を出力するプリチャージタイミング信号出力手段と、
    現在のビット線アドレスが入力されると、該現在のビット線アドレスから少なくとも1つの次のビット線アドレスを予測して先取りアドレス信号を発生する先取りアドレス信号発生手段と、
    次のビット線アドレスが規則的に変化しないときに分岐信号を出力する分岐信号出力手段と、
    入力側に前記プリチャージタイミング信号出力手段、前記先取りアドレス信号発生手段及び前記分岐信号出力手段が接続されており、前記分岐信号出力手段から分岐信号が出力されていないときには前記プリチャージタイミング信号出力手段から出力されるプリチャージタイミング信号及び前記先取りアドレス信号発生手段から出力される先取りアドレス信号に基づき該先取りアドレス信号が予測する少なくとも1つのビット線と対応する前記トランジスタのゲートに前記プリチャージ信号を出力し、前記分岐信号出力手段から分岐信号が出力されているときには前記プリチャージタイミング信号出力手段から出力されるプリチャージタイミング信号に基づきすべての前記トランジスタのゲートに前記プリチャージ信号を出力する選択回路とを備えていることを特徴とするROM装置。
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