JP3555837B2 - 歯科用シリンジ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯科治療において、エアー、水、又は、スプレー(エアーと水との混合流)を噴射して口腔内を清掃する歯科用シリンジに関し、より詳細には、該シリンジより噴射されるエアーの温度を所定温度(例えば、36℃位)に維持するようにし、患者に不快感を与えないようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
歯科治療においては、患者の口腔内を清掃するためにシリンジを使用するが、このシリンジは、周知のように、エアー、水、又は、スプレーを患者の口腔内に噴射して口腔内を清掃する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、歯科用シリンジは、患者の口腔内にエアー、水、又は、スプレーを噴射して患者の口腔内を清掃するものであるが、噴射するエアー、水、スプレー等が冷たいと、或いは、急に冷たくなると患者に不快感を与えることがある。また、誤操作によりヒータが入り放しになったとき、そこが熱くなり、ヒータが故障したり、ヒータがシリンジ内に設けられている時は、術者が火傷する原因になる。
【0004】
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、歯科用シリンジから噴射されるエアーの温度を体温に近い温度(例えば、36℃位)にすることによって、患者に不快感を与えることなく、また、術者に火傷させることなく患者の口腔内を清掃することのできる歯科用シリンジを提供することを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、エアー、水、又は、スプレーを噴射する歯科用シリンジにおいて、前記エアーの流量を検出するエアー流量センサと、該エアー流量センサの下流側において前記エアーを加熱するヒータを具備し、該エアー流量センサの出力に応じて前記ヒータに供給する電力を制御して前記エアーの温度を所定温度に維持するようにしたことを特徴としたものである。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記シリンジ内に前記流量センサ及びヒータを具備し、該流量センサの出力に応じて前記ヒータの電力を制御するようにしたことを特徴としたものである。
【0007】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、外気温検出センサと、シリンジ内を流れるエアーの流量を検出する流量センサと、前記所定温度との温度差とエアーの流量とをパラメータとして前記ヒータに印加する電力を表わしたテーブルを有し、該テーブルより前記ヒータに供給する電力を制御するようにしたことを特徴としたものである。
【0008】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、シリンジ内にエアーの流量を検出する流量センサと、噴射エアーの温度を検出する温度センサとを具備し、該流量センサと温度センサとの出力に応じて、シリンジより噴射されるエアーの温度を制御するようにしたことを特徴としたものである。
【0009】
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかの発明において、前記ヒータは、前記エアーと同時に水をも加熱するものであることを特徴としたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明が適用される歯科用シリンジの一例を説明するための要部構成図で、図中、1はエアー噴射用レバー、2は水噴射用レバー、3はノズル、10はこれらレバー及びノズルを具備したシリンジで、周知のように、レバー1を押すとエアーがノズル3より噴射され、レバー2を押すと水がノズル3より噴射され、レバー1と2を同時に押すとスプレー(エアーと水の混合体)がノズルより噴射され、使用に応じて、前記レバー1,2を前述のごとき3通りの押し方の1つを選んで、エアー、水、又は、スプレーを患者の口腔内に噴射し、該口腔内を清掃する。
【0011】
しかし、その際、噴射されるエアー、水、又は、スプレーの温度が患者の体温より極端に低いと、患者に不快感を与える。そのため、本発明は、主として、シリンジより噴射されるエアー、或いは、スプレーの温度を人体の温度と略等しくして患者に不快感を与えないようにしたものである。
【0012】
図2は、本発明による歯科用シリンジに適用されるヒータ回路、つまり、シリンジより噴射されるエアーの温度を人体の温度と略等しい温度にまで上げて噴射するための回路構成を説明するための図で、図中、11はヒータ、12は温度センサ、13は流量センサ、14はエアー流路で、これらは、好ましくは、シリンジ10内に設けられているが、必ずしも、シリンジ内に設けられていなくてもよい。
【0013】
20はヒータ11に印加する電力を制御するためのCPUで、通常の温度制御であると、温度センサ12により噴射エアーの温度を検出し、設定温度との温度差を求め、その温度差に応じてヒータ11に加える電力を制御してノズル3より噴射されるエアーが所定温度(例えば、約36℃)になるように制御するが、それでは、噴射されるエアーの温度をみてからヒータを制御するため、噴射初期の制御が遅れ、患者に不快感を与えてしまう。
【0014】
本発明は、上述のごとき従来の温度制御の欠点を解消するためになされたもので、図2において、流量センサ13は、本発明によって付加されたものである。この流量センサ13は、ヒータ11の上流側に配設されており、エアー噴射レバー1が押された時に噴射されるエアーの流量を検出し、エアーの流量が大きい時は、ヒータ11に供給する電力を大きくするようにCPU20を動作させるものである。
【0015】
上述のように、本発明によると、歯科用シリンジのエアー回路に流れるエアーの流量を、ヒータ11の上流側で検出し、その検出信号に応じて、ヒータ11の出力を制御するようにしているので、ヒータ11部にエアーが流れてくる前に、該ヒータ11の温度がある程度上っており、これによって、より迅速に、噴射エアーの温度を所定温度に近づけることができる。
【0016】
なお、図2には、シリンジ10内に、ヒータ11、温度センサ12、エアー流量センサ13を設けた例を示したが、これらは、必ずしも、シリンジ内に設ける必要はなく、図示しないコントローラボックス内に設けてもよく、特に、エアー流量センサ13をコントローラボックス内に設けた時には、該エアー流量センサ13とヒータ11との間の流路長等を考慮して、該ヒータ11に電力を供給するタイミングを決めるようにすると、急激な温度変化を伴うことなく、つまり、患者に不快感を与えることなく、患者の口腔内の清掃を行うことができる。
【0017】
【発明の効果】
請求項1の発明は、エアー、水、又は、スプレーを噴射する歯科用シリンジにおいて、前記エアーの流量を検出するエアー流量センサと、該エアー流量センサの下流側において前記エアーを加熱するヒータを具備し、該エアー流量センサの出力に応じて前記ヒータに供給する電力を制御して前記エアーの温度を所定温度に維持するようにしたので、エアー噴射初期及び噴射途中で急激にエアー流量が増大したような場合においても、冷たいエアーが噴射されるようなことはなく、患者に不快感を与えるようなことはない。
【0018】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記シリンジ内にエアーの流量を検出する流量センサと該エアーを加熱するヒータとを具備し、該流量センサの出力に応じて前記ヒータの加熱パワーを制御するようにしたので、エアーがシリンジから噴射される前記所定温度(略体温に等しい温度)に加熱されているので、患者に不快感を与えるようなことはない。
【0019】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、外気温検出センサと、シリンジ内を流れるエアーの流量を検出する流量センサと、前記所定温度との温度差とエアーの流量とをパラメータとして前記ヒータに印加する電力を表わしたテーブルを有し、該テーブルより前記ヒータに供給する電力を制御するようにしたので、外気温が変化しても、常に所定の温度のエアーを噴射することができる。
【0020】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、シリンジ内にエアーの流量を検出する流量センサと、噴射エアーの温度を検出する温度センサとを具備し、該流量センサと温度センサとの出力に応じて、シリンジより噴射されるエアーの温度を制御するようにしたので、エアー噴射中、噴射エアーの温度が変化することがない。
【0021】
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかの発明において、前記ヒータは、前記エアーと同時に水をも加熱するようにしたので、スプレーの場合においても、略体温に等しい温度のスプレーを噴射することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される歯科用シリンジの一例を説明するための要部構成図である。
【図2】本発明による歯科用シリンジに適用されるヒータ回路である。
【符号の説明】
1…エアー噴射用レバー、2…水噴射用レバー、3…ノズル、10…シリンジ、11…ヒータ、12…温度センサ、13…エアー流量センサ、14…エアー流路、20…CPU。

Claims (5)

  1. エアー、水、又は、スプレーを噴射する歯科用シリンジにおいて、前記エアーの流量を検出するエアー流量センサと、該エアー流量センサの下流側において前記エアーを加熱するヒータを具備し、該エアー流量センサの出力に応じて前記ヒータに供給する電力を制御して前記エアーの温度を所定温度に維持するようにしたことを特徴とする歯科用シリンジ。
  2. 前記流量センサ及びヒータを具備し、該流量センサの出力に応じて前記ヒータに供給する電力を前記シリンジ内に制御するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の歯科用シリンジ。
  3. 外気温検出センサと、シリンジ内を流れるエアーの流量を検出する流量センサと、前記所定温度との温度差とエアーの流量とをパラメータとして前記ヒータに印加する電力を表わしたテーブルを有し、該テーブルより前記ヒータに供給する電力を制御するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の歯科用シリンジ。
  4. シリンジ内にエアーの流量を検出する流量センサと、噴射エアーの温度を検出する温度センサとを具備し、該流量センサと温度センサとの出力に応じて、シリンジより噴射されるエアーの温度を制御するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の歯科用シリンジ。
  5. 前記ヒータは、前記エアーと同時に水をも加熱するものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の歯科用シリンジ。
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