JP3555807B2 - 有機性汚水の窒素除去方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下水などのアンモニア含有汚水を高度に浄化する技術に関し、特に窒素成分を従来技術よりも著しく高い除去率で除去可能な新技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
下水などの汚水の窒素を除去する方法として最も代表的な技術は硝化液循環型生物学的硝化脱窒素法である。この技術は有機性汚水を生物学的脱窒素部に供給し、その脱窒素液を硝化部に供給してアンモニアを硝化し、硝化液の一部を脱窒素部に循環し他部を沈殿槽に供給し活性汚泥を分離し処理水を得るものである。硝化部に硝化菌を固定化したグル担体を投入する技術も最近実用化されている。この方法は下水を処理する場合窒素除去率80%程度が得られ、処理水にはアンモニアはほとんど残らないが硝酸性窒素が10mg/リットル程度残留するという問題点がある。
従ってこの方法では窒素除去率を90%以上にすることは原理的に不可能であり放流水域の富栄養化を防止するには極めて不十分であった。
またアンモニアの化学的除去法としてゼオライトによる選択的イオン交換吸着法が公知であり、下水を生物学的硝化脱窒素が行なわれない通常の活性汚泥法で処理した後、ゼオライトでアンモニアを吸着除去する方法が過去に検討されているが、ゼオライトのアンモニア吸着容量が非常に少なく頻繁な再生が必要であるほか塩化ナトリウム、アンモニアを高濃度に含む再生廃液が多量に発生し、この処分も極めて困難であった。そのため実用化された例は無かった。
このような背景から本発明者は先に生物学的硝化脱窒素法とゼオライト吸着法を結合した新技術を特開平8−52494公報にて提示した。しかし、この技術もゼオライトの再生廃液の処分に難点があり高濃度の塩化ナトリウム、アンモニアを含んだ再生廃液が発生するため合理的に処分できなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、特開平8−52494公報に記載の技術の欠点を解決することを課題とするものであり、ゼオライトの新規再生法及び再生廃液の合理的な処分法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、生物学的脱窒素法のプロセス構成を変革してゼオライトによる選択的イオン交換法、再生法を新規な態様で統合することにより上記課題を達成できることを見いだした。
すなわち上記の課題は以下の発明により達成することができた。
(1) アンモニア性窒素を含有する有機性排水を生物学的硝化部からの循環液とともに生物学的脱窒素部に供給して脱窒素し、該脱窒素液の一部を硝化部に循環させるとともに、他部を固液分離した後、粒状ゼオライト充填槽に供給してアンモニアを吸着除去して処理水を得るとともに、該ゼオライト充填槽の再生時には、前記分離水の通水を停止し、前記処理水を通水しながら、ゼオライト充填層の下部から酸素含有ガスを曝気し、該ゼオライト充填層を生物学的に再生し、再生排水を前記生物学的脱窒素部に供給することを特徴とする有機性汚水の窒素除去方法。
本発明にいう「ゼオライト」とはゼオライト、モルデナイト、クリノプチライト、合成ゼオライトなどのゼオライト系鉱物であることが好ましい。他にも、アンモニアに対する選択的イオン交換能を有するものであれば使用できる。
【0005】
【発明の実施の形態】
従来の生物学的脱窒素法は処理水にアンモニアを残留させないことを基本的考え方としているため硝化部からの流出スラリを沈殿槽に導き硝酸性窒素を含む処理水を得ることを必須としている。これに対し本発明は本発明者の先願で示したように、脱窒素部から流出スラリを沈殿槽に導き、アンモニアを意図的に残留させた処理水を得て、これを粒状ゼオライト充填槽に供給しアンモニアを選択的イオン交換吸着して除去し、アンモニアおよび硝酸性窒素の両者が高度に除去された処理水を得る。
ゼオライトへの原水通水速度は下水処理に適用する場合SV3〜30(1/H)、好ましくはSV6〜10(1/H)とするのがよい。
【0006】
なお、脱窒素槽流出液にBODが少量残留する場合には、脱窒素部の後段に短時間の曝気槽を設ければよい。
このようにして運転を続けると、ゼオライトのアンモニア吸着量が飽和するので、この時点で通水を止め粒状ゼオライトの生物学的再生を行なう。生物再生法として種々な方法を検討した結果、次のように行なうことによって効果的に粒状ゼオライトを生物再生できることを見いだした。
すなわち、原水(沈殿池越流水)の通水を止め、図1のようにゼオライト充填槽処理水の一部をゼオライト層に通水(SV1〜2程度が好ましい)しながら、ゼオライト充填層の下部から酸素含有ガス(空気、酸素、酸素富化空気のいずれか)を曝気する。この結果ゼオライトの表面に硝化菌が自然増殖して固定化される。この硝化菌によってゼオライトに吸着されたアンモニアが次の反応によって硝酸性窒素に酸化される。
NH4 + + 2O2 → NO3 − + 2H+ + H2O
【0007】
生成した硝酸性窒素はゼオライトへの吸着性を持たないので、ゼオライトから脱離し液側移行し、ゼオライトが再生される。
ゼオライト充填層は図1のように2系列用意しておき、ゼオライトの生物再生中は原水をもう一方のゼオライト充填層に通水しアンモニアを吸着除去するようにする。
なお、ゼオライトへの硝化菌の付着を促進し生物再生がスタートアップ時から円滑に進むようにするためには次の方法が推薦できる。すなわち運転当初に原水を通水しながらゼオライト充填層の下部から酸素含有ガスを曝気すると、所要時間経過後にゼオライト表面に硝化菌が高濃度に固定化される。この状態になってから曝気を止め、原水を通水するとアンモニアのゼオライトへの吸着が行なわれ、かつゼオライトの生物再生時に速やかに硝化反応が進むことが認められた。
【0008】
ゼオライト生物再生の所要時間は本発明者の実験によれば、ゼオライトのアンモニアの吸着量によって変化し、再生を開始する時点のゼオライトのアンモニア吸着量が多いほど当然、再生時間は長くなるが、アンモニア吸着量が5〜10mgN/g,zeolite の場合12〜24時間程度で十分な再生が可能であることが認められた。
このほかの本発明の他の実施態様として次のような方法が挙げられる。
▲1▼ 生物処理工程の硝化部、または脱窒素部に粒状グルなどの微生物付着担体を共存させ硝化速度、脱窒素速度を向上させる方法。
▲2▼ 生物処理工程の脱窒素槽の前に嫌気槽を追加し、原水と返送汚泥を嫌気槽に供給したのち図1の脱窒素槽に流入させる構成とし生物脱リンを生起させる方法。
▲3▼ 生物処理槽に凝集剤を添加して、リンを凝集除去する方法。
【0009】
【実施例】
以下、実施例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
図1の工程にしたがって下水(平均水質を表1に示す)を対象に本発明の実証試験を行なった。粒状ゼオライトにはジ−クライト工業(株)の製品である山形県産出天然粒状ゼオライト(平均粒径2〜3mm)を使用した。試験条件を表2に示した。
【0010】
表1
水温 24度
pH 7.2
SS 120mg/リットル
BOD 110mg/リットル
T−N 35mg/リットル
NH3 −N 27mg/リットル
【0011】
表2
下水処理量 24リットル/d
脱窒素部容積 3リットル
硝化部容積 4リットル
硝化部への脱窒素スラリ循環量 72リットル/d
活性汚泥MLSS濃度 3000〜3500mg/リットル
沈殿槽水面積負荷 25mm/min
粒状ゼオライト通水速度(SV) 6リットル/H
再生サイクル 3日に一回
【0012】
実験の結果、処理が定常状態になってからのゼオライト槽流出水の水質は表3のように高度に窒素が除去されており、T−N2mg/リットル以下が安定して得られた。
【0013】
表3
SS 1〜2mg/リットル
BOD 2〜3mg/リットル
T−N 2.0mg/リットル
NH3 −N 0.3〜0.4mg/リットル
NOX −N 0.1〜0.3mg/リットル
【0014】
【発明の効果】
本発明の方法により、下記のような効果が得られる。
1.生物学的硝化脱窒素技術とゼオライトによる選択的イオン交換反応を新規な態様で結合し、かつ粒状ゼオライトを新規な生物再生法によって再生し、再生排水を生物学的脱窒素部で処分するようにしたので、処理水にアンモニア性窒素、硝酸性窒素が極めて微量しか残留せず高度の窒素除去率が安定して得られる。
2.ゼオライトを生物学的に再生できるのでゼオライトの再生薬剤(食塩水など)不要である。従って、再生廃液の処分も簡単である。
3.ゼオライト充填槽でSSろ過も同時に行なえるので相乗的効果がある。
【簡単な図面の説明】
【図1】本発明の方法の工程図である。
【符号の説明】
1 原水
2 硝化槽
3 流出スラリ
4 脱窒素槽
5 脱窒素スラリ
6 脱窒素スラリ5の残部
7 沈殿槽
8 流出水
9 分離汚泥
10 返送汚泥
11 ゼオライト槽
12 処理水
13 有機性汚水
14 ゼオライト槽
15 生物再生排水
【発明の属する技術分野】
本発明は、下水などのアンモニア含有汚水を高度に浄化する技術に関し、特に窒素成分を従来技術よりも著しく高い除去率で除去可能な新技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
下水などの汚水の窒素を除去する方法として最も代表的な技術は硝化液循環型生物学的硝化脱窒素法である。この技術は有機性汚水を生物学的脱窒素部に供給し、その脱窒素液を硝化部に供給してアンモニアを硝化し、硝化液の一部を脱窒素部に循環し他部を沈殿槽に供給し活性汚泥を分離し処理水を得るものである。硝化部に硝化菌を固定化したグル担体を投入する技術も最近実用化されている。この方法は下水を処理する場合窒素除去率80%程度が得られ、処理水にはアンモニアはほとんど残らないが硝酸性窒素が10mg/リットル程度残留するという問題点がある。
従ってこの方法では窒素除去率を90%以上にすることは原理的に不可能であり放流水域の富栄養化を防止するには極めて不十分であった。
またアンモニアの化学的除去法としてゼオライトによる選択的イオン交換吸着法が公知であり、下水を生物学的硝化脱窒素が行なわれない通常の活性汚泥法で処理した後、ゼオライトでアンモニアを吸着除去する方法が過去に検討されているが、ゼオライトのアンモニア吸着容量が非常に少なく頻繁な再生が必要であるほか塩化ナトリウム、アンモニアを高濃度に含む再生廃液が多量に発生し、この処分も極めて困難であった。そのため実用化された例は無かった。
このような背景から本発明者は先に生物学的硝化脱窒素法とゼオライト吸着法を結合した新技術を特開平8−52494公報にて提示した。しかし、この技術もゼオライトの再生廃液の処分に難点があり高濃度の塩化ナトリウム、アンモニアを含んだ再生廃液が発生するため合理的に処分できなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、特開平8−52494公報に記載の技術の欠点を解決することを課題とするものであり、ゼオライトの新規再生法及び再生廃液の合理的な処分法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、生物学的脱窒素法のプロセス構成を変革してゼオライトによる選択的イオン交換法、再生法を新規な態様で統合することにより上記課題を達成できることを見いだした。
すなわち上記の課題は以下の発明により達成することができた。
(1) アンモニア性窒素を含有する有機性排水を生物学的硝化部からの循環液とともに生物学的脱窒素部に供給して脱窒素し、該脱窒素液の一部を硝化部に循環させるとともに、他部を固液分離した後、粒状ゼオライト充填槽に供給してアンモニアを吸着除去して処理水を得るとともに、該ゼオライト充填槽の再生時には、前記分離水の通水を停止し、前記処理水を通水しながら、ゼオライト充填層の下部から酸素含有ガスを曝気し、該ゼオライト充填層を生物学的に再生し、再生排水を前記生物学的脱窒素部に供給することを特徴とする有機性汚水の窒素除去方法。
本発明にいう「ゼオライト」とはゼオライト、モルデナイト、クリノプチライト、合成ゼオライトなどのゼオライト系鉱物であることが好ましい。他にも、アンモニアに対する選択的イオン交換能を有するものであれば使用できる。
【0005】
【発明の実施の形態】
従来の生物学的脱窒素法は処理水にアンモニアを残留させないことを基本的考え方としているため硝化部からの流出スラリを沈殿槽に導き硝酸性窒素を含む処理水を得ることを必須としている。これに対し本発明は本発明者の先願で示したように、脱窒素部から流出スラリを沈殿槽に導き、アンモニアを意図的に残留させた処理水を得て、これを粒状ゼオライト充填槽に供給しアンモニアを選択的イオン交換吸着して除去し、アンモニアおよび硝酸性窒素の両者が高度に除去された処理水を得る。
ゼオライトへの原水通水速度は下水処理に適用する場合SV3〜30(1/H)、好ましくはSV6〜10(1/H)とするのがよい。
【0006】
なお、脱窒素槽流出液にBODが少量残留する場合には、脱窒素部の後段に短時間の曝気槽を設ければよい。
このようにして運転を続けると、ゼオライトのアンモニア吸着量が飽和するので、この時点で通水を止め粒状ゼオライトの生物学的再生を行なう。生物再生法として種々な方法を検討した結果、次のように行なうことによって効果的に粒状ゼオライトを生物再生できることを見いだした。
すなわち、原水(沈殿池越流水)の通水を止め、図1のようにゼオライト充填槽処理水の一部をゼオライト層に通水(SV1〜2程度が好ましい)しながら、ゼオライト充填層の下部から酸素含有ガス(空気、酸素、酸素富化空気のいずれか)を曝気する。この結果ゼオライトの表面に硝化菌が自然増殖して固定化される。この硝化菌によってゼオライトに吸着されたアンモニアが次の反応によって硝酸性窒素に酸化される。
NH4 + + 2O2 → NO3 − + 2H+ + H2O
【0007】
生成した硝酸性窒素はゼオライトへの吸着性を持たないので、ゼオライトから脱離し液側移行し、ゼオライトが再生される。
ゼオライト充填層は図1のように2系列用意しておき、ゼオライトの生物再生中は原水をもう一方のゼオライト充填層に通水しアンモニアを吸着除去するようにする。
なお、ゼオライトへの硝化菌の付着を促進し生物再生がスタートアップ時から円滑に進むようにするためには次の方法が推薦できる。すなわち運転当初に原水を通水しながらゼオライト充填層の下部から酸素含有ガスを曝気すると、所要時間経過後にゼオライト表面に硝化菌が高濃度に固定化される。この状態になってから曝気を止め、原水を通水するとアンモニアのゼオライトへの吸着が行なわれ、かつゼオライトの生物再生時に速やかに硝化反応が進むことが認められた。
【0008】
ゼオライト生物再生の所要時間は本発明者の実験によれば、ゼオライトのアンモニアの吸着量によって変化し、再生を開始する時点のゼオライトのアンモニア吸着量が多いほど当然、再生時間は長くなるが、アンモニア吸着量が5〜10mgN/g,zeolite の場合12〜24時間程度で十分な再生が可能であることが認められた。
このほかの本発明の他の実施態様として次のような方法が挙げられる。
▲1▼ 生物処理工程の硝化部、または脱窒素部に粒状グルなどの微生物付着担体を共存させ硝化速度、脱窒素速度を向上させる方法。
▲2▼ 生物処理工程の脱窒素槽の前に嫌気槽を追加し、原水と返送汚泥を嫌気槽に供給したのち図1の脱窒素槽に流入させる構成とし生物脱リンを生起させる方法。
▲3▼ 生物処理槽に凝集剤を添加して、リンを凝集除去する方法。
【0009】
【実施例】
以下、実施例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
図1の工程にしたがって下水(平均水質を表1に示す)を対象に本発明の実証試験を行なった。粒状ゼオライトにはジ−クライト工業(株)の製品である山形県産出天然粒状ゼオライト(平均粒径2〜3mm)を使用した。試験条件を表2に示した。
【0010】
表1
水温 24度
pH 7.2
SS 120mg/リットル
BOD 110mg/リットル
T−N 35mg/リットル
NH3 −N 27mg/リットル
【0011】
表2
下水処理量 24リットル/d
脱窒素部容積 3リットル
硝化部容積 4リットル
硝化部への脱窒素スラリ循環量 72リットル/d
活性汚泥MLSS濃度 3000〜3500mg/リットル
沈殿槽水面積負荷 25mm/min
粒状ゼオライト通水速度(SV) 6リットル/H
再生サイクル 3日に一回
【0012】
実験の結果、処理が定常状態になってからのゼオライト槽流出水の水質は表3のように高度に窒素が除去されており、T−N2mg/リットル以下が安定して得られた。
【0013】
表3
SS 1〜2mg/リットル
BOD 2〜3mg/リットル
T−N 2.0mg/リットル
NH3 −N 0.3〜0.4mg/リットル
NOX −N 0.1〜0.3mg/リットル
【0014】
【発明の効果】
本発明の方法により、下記のような効果が得られる。
1.生物学的硝化脱窒素技術とゼオライトによる選択的イオン交換反応を新規な態様で結合し、かつ粒状ゼオライトを新規な生物再生法によって再生し、再生排水を生物学的脱窒素部で処分するようにしたので、処理水にアンモニア性窒素、硝酸性窒素が極めて微量しか残留せず高度の窒素除去率が安定して得られる。
2.ゼオライトを生物学的に再生できるのでゼオライトの再生薬剤(食塩水など)不要である。従って、再生廃液の処分も簡単である。
3.ゼオライト充填槽でSSろ過も同時に行なえるので相乗的効果がある。
【簡単な図面の説明】
【図1】本発明の方法の工程図である。
【符号の説明】
1 原水
2 硝化槽
3 流出スラリ
4 脱窒素槽
5 脱窒素スラリ
6 脱窒素スラリ5の残部
7 沈殿槽
8 流出水
9 分離汚泥
10 返送汚泥
11 ゼオライト槽
12 処理水
13 有機性汚水
14 ゼオライト槽
15 生物再生排水
Claims (1)
- アンモニア性窒素を含有する有機性排水を生物学的硝化部からの循環液とともに生物学的脱窒素部に供給して脱窒素し、該脱窒素液の一部を硝化部に循環させるとともに、他部を固液分離した後、粒状ゼオライト充填槽に供給してアンモニアを吸着除去して処理水を得るとともに、該ゼオライト充填槽の再生時には、前記分離水の通水を停止し、前記処理水を通水しながら、ゼオライト充填層の下部から酸素含有ガスを曝気し、該ゼオライト充填層を生物学的に再生し、再生排水を前記生物学的脱窒素部に供給することを特徴とする有機性汚水の窒素除去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13697396A JP3555807B2 (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 有機性汚水の窒素除去方法 |
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JP13697396A JP3555807B2 (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 有機性汚水の窒素除去方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09314186A JPH09314186A (ja) | 1997-12-09 |
JP3555807B2 true JP3555807B2 (ja) | 2004-08-18 |
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ID=15187807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP13697396A Expired - Fee Related JP3555807B2 (ja) | 1996-05-30 | 1996-05-30 | 有機性汚水の窒素除去方法 |
Country Status (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108128896A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-06-08 | 华南理工大学 | 吸附联合厌氧氨氧化处理低浓度氨氮废水的方法 |
CN109607986A (zh) * | 2019-02-13 | 2019-04-12 | 轻工业环境保护研究所 | 一种高去除率脱氮除磷工艺 |
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CN104843875A (zh) * | 2015-05-11 | 2015-08-19 | 汪周启 | 有机污水的生物吸附有机物技术 |
CN105540824A (zh) * | 2015-12-18 | 2016-05-04 | 华南理工大学 | 一种基于沸石吸附和生化再生的脱除低温废水氨氮的方法 |
CN109607984A (zh) * | 2019-02-13 | 2019-04-12 | 轻工业环境保护研究所 | 一种高浓高氮污水处理工艺 |
CN110028126A (zh) * | 2019-04-29 | 2019-07-19 | 广东益诺欧环保股份有限公司 | 一种深度处理废水中氨氮的系统和方法 |
CN110563154A (zh) * | 2019-07-25 | 2019-12-13 | 广东卓信环境科技股份有限公司 | 一种曝气生物滤池微生物启动方法 |
CN114751482A (zh) * | 2022-04-27 | 2022-07-15 | 华东理工大学 | 生活污水尾水吸附脱氮的方法及装置 |
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1996
- 1996-05-30 JP JP13697396A patent/JP3555807B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108128896A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-06-08 | 华南理工大学 | 吸附联合厌氧氨氧化处理低浓度氨氮废水的方法 |
CN109607986A (zh) * | 2019-02-13 | 2019-04-12 | 轻工业环境保护研究所 | 一种高去除率脱氮除磷工艺 |
CN109607986B (zh) * | 2019-02-13 | 2021-10-22 | 轻工业环境保护研究所 | 一种高去除率脱氮除磷工艺 |
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JPH09314186A (ja) | 1997-12-09 |
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