JP3222014B2 - アンモニア性窒素含有廃水の生物学的水処理方法 - Google Patents

アンモニア性窒素含有廃水の生物学的水処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水等の高濃度にNH
4 −N(アンモニア性窒素)を含有する廃水の水処理方
法に関し、特に硝化反応を阻害する有機物質を合わせて
含有する廃水中のNH4 −NあるいはT−N(全窒素)
を除去するアンモニア性窒素含有廃水の生物学的水処理
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高濃度にNH4 −N(アンモニア
性窒素)を含有する廃水の生物学的水処理方法として
は、例えば、特開平6−106182号公報に記載され
たものがある。この水処理方法は、一対の反応器を直列
に配置し、各反応器にNH4 −Nに対してイオン交換能
を持つゼオライト等の物質を充填して流動床を形成し、
この流動床を形成する物質に硝化菌を含む微生物を植種
し、NH4 −Nを含む廃水を各反応器において順次に、
多段的に処理するものである。
【0003】この方法によれば、1基目においては、イ
オン交換能を持つ物質がNH4 −Nを飽和に近い状態で
吸着し、硝化反応によってNH4 −Nを除去するととも
に、イオン交換体の再生を行う。2基目においては、1
基目と同様にNH4 −Nの吸着と硝化反応による再生と
を行うが、2基目の入口においてはNH4 −Nが低下し
ているので、イオン交換体のNH4 −N吸着能に余裕が
ある。このように、高濃度のNH4 −Nを含む廃水を対
象とする場合にも、一旦イオン交換体によってNH4
Nを吸着した上で、硝化反応が進行するので、NH4
Nが高濃度に存在しても安定して硝化処理を行うことが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成において、原水中に有機物質(DOC;溶解性有
機炭素等)を含まない場合には、NH4 −Nを生物学的
に効率よくNO3 −N(硝酸態窒素)に硝化できるが、
有機物質を含有する廃水(例えば汚泥乾燥機の排ガスス
クラバー排水等)を対象とする場合には、1基目に溶解
有機物質によると見られる硝化阻害が生じ、1基目での
硝化反応が著しく低下することが認められ、1基目にお
いて有機物質自体が減少すると、2基目においては効率
良くNH4−Nの硝化を行うことができる。
【0005】このように、原水中に有機物質等の硝化を
阻害する物質が含まれている場合には、システム全体と
しての生物学的な水処理の効率が低下する問題があっ
た。本発明は上記した課題を解決するものであり、高濃
度にNH4 −Nを含有し、合わせて硝化反応を阻害する
有機物質を含有する廃水中のNH4 −NあるいはT−N
(全窒素)を効率良く除去するアンモニア性窒素含有廃
水の生物学的水処理方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明のアンモニア性窒素含有廃水の生物学的
水処理方法は、流動床を有する複数の反応器を直列に配
置し、最初の反応器に、流動床を形成する物質として有
機物質に対する吸着能を有した活性炭を充填し、後続の
反応器に、流動床を形成する物質としてアンモニア性窒
素に対するイオン交換能を有した物質を充填し、各反応
器の流動床に硝化菌、脱窒菌、有機物分解菌を含む微生
物混合液を植種した後に、初期運転時に、各反応器にお
いて好気条件下で廃水を硝化処理して活性炭およびイオ
ン交換能を有した物質に付着する硝化菌を馴養し、その
後に最初の反応器を無酸素状態となして本運転ヘ移行
し、有機物質とアンモニア性窒素を含有する廃水を各反
応器へ巡回させ、後続の反応器において好気条件下で廃
水を硝化処理し、生成する硝化液を最初の反応器へ循環
させ、最初の反応器において活性炭によって廃水中の有
機物質を吸着除去しながら無酸素状態の嫌気条件下で廃
水を脱窒処理する構成としたものである。
【0007】
【0008】また、嫌気条件下の運転時に、最初の反応
器に対し嫌気条件を調整するために酸素含有ガスを適宜
に供給し、最初の反応器を酸化還元電位が0〜−200
mVとなる嫌気条件下に維持する構成としたものである。
【0009】
【作用】上記した構成により、運転時に、最初の反応器
では、活性炭が吸着能によって廃水中の有機物質を吸着
し、有機物質を水素供与体して脱窒菌による脱窒反応が
進行する。また、活性炭に吸着した有機物質を脱窒菌が
水素供与体として消費することにより、活性炭の吸着能
が再生し、活性炭が生物活性炭として機能し、吸着の飽
和による破過現象が生起しない。このため、後続の反応
器においては、最初の反応器において既に有機物質を除
去した廃水が流入し、有機物質に阻害されることなく、
適度な硝化速度を維持できる。しかも、イオン交換能を
有する物質がアンモニア性窒素を吸着し、この吸着した
アンモニア性窒素を硝化菌により硝化するので、硝化速
度が増大する。
【0010】依って、後続の反応器から硝化液が最初の
反応器に循環することにより、系内で硝化・脱窒が継続
して行われ、硝化菌による硝化によってNH4 −Nを除
去し、脱窒に伴う脱窒菌による有機物質の分解によって
T−N(全窒素)を除去することができる。
【0011】初期運転として、各反応器において好気条
件下で廃水を硝化処理して活性炭およびイオン交換能を
有した物質に付着する硝化菌を馴養する場合には、初期
運転において、有機物分解菌が活性炭に吸着する有機物
質を順次に酸化分解除去することにより活性炭の吸着能
を再生し、吸着の飽和による破過現象を防止する。この
とき、後続の反応器では、最初の反応器において既に有
機物質を除去した廃水が流入し、イオン交換能を有する
物質がアンモニア性窒素を吸着し、この吸着したアンモ
ニア性窒素を硝化菌により硝化するので、硝化速度が増
大し、イオン交換体に付着する硝化菌が充分に馴養され
る。
【0012】このため、本運転時に、最初の反応器を無
酸素状態となすと、最初の反応器内にはアンモニア性窒
素を硝化することにより生起する硝酸性窒素および亜硝
酸性窒素が充分に存在するので、新たに最初の反応器に
流入する廃水中の有機物質を水素供与体して脱窒菌によ
る脱窒反応が進行し、活性炭に付着する脱窒菌が速やか
に馴養される。
【0013】嫌気条件下の運転時に、最初の反応器に対
し嫌気条件を調整するために酸素含有ガスを適宜に供給
し、最初の反応器を酸化還元電位が0〜−200mVとな
る嫌気条件下に維持することにより、最初の反応器が絶
対嫌気状態となることを防止して脱窒菌の生存に適した
環境を維持し、脱窒効率を高める。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。生物学的水処理装置は複数の反応器を直列に配
置するものであり、本実施例においては一対の反応器を
開示して説明を行うが、反応器の基数は適宜に設定し得
るものである。
【0015】図1において、生物学的水処理装置は、処
理工程の最初に位置する第1の反応器1と後続の第2の
反応器21を直列に配置しており、各反応器1,21は
内部に流動床2,22を有している。第1の反応器1の
流動床2には有機物質に対する吸着能を有する活性炭3
を充填しており、第2の反応器21の流動床22には、
アンモニア性窒素に対するイオン交換能を有した物質と
して、ゼオライト、沸石、イオン交換樹脂等のイオン交
換体23を充填している。
【0016】各反応器1,21の上部領域と底部とを連
通して循環管路4,24を設けており、循環管路4,2
4の途中には循環ポンプ5,25を介装している。各反
応器1,21の外周には外筒ジャケット6,26を外装
しており、外筒ジャケット6,26には恒温水槽7,2
7で温度調整した調整水が循環するように構成してい
る。各反応器1,21の上部領域には散気装置8,28
を配しており、各散気装置8,28には送気分管9,2
9および送気管10を通してコンプレッサー11を接続
している。また、最初の反応器1の散気装置8に連通す
る送気分管8には開閉弁12を介装している。
【0017】双方の反応器1,21は互いに上部領域が
オーバーフロー管13を通して連通しており、第2の反
応器21に設けるオーバーフロー管14は処理水を処理
水槽15に取り出すものであるが、反応器をさらに多段
的に設ける場合には、後続の反応器に連通する。処理水
槽15には硝化液循環管路16が開口し、硝化液循環管
路16の先端は最初の反応器1の循環管路4に連通して
おり、硝化液循環管路16の途中には硝化液循環ポンプ
17を介装している。
【0018】第1の反応器1の循環管路4の途中には植
種用水槽18が連通しており、植種用水槽18には、別
途に予め培養した硝化菌を含む微生物混合液を貯留して
いる。また、第1の反応器1の循環管路4の途中には原
水供給管19が連通しており、原水供給管19は基端が
原水貯留槽20に連通し、途中に原水供給ポンプ30を
介装している。
【0019】以下、上記構成における作用を説明する。
処理の全過程において反応器1,21における反応温度
は安定していることが望ましく、反応温度を一定とする
ために必要ならば、恒温水槽7から外筒ジャケット6,
26に一定温度に調温した調整水を通水し、各反応器
1,21内の水温を一定程度に維持する。
【0020】始めに、硝化菌および脱窒菌を含む微生物
の植種を行うために、植種用水槽18に貯留した微生物
混合液を循環管路4を通して第1の反応器1に供給する
とともに、オーバーフロー管13を通して第2の反応器
21に供給する。このとき、コンプレッサー11から送
気管10および送気分管9,29を通して各散気装置
8,28に供給する空気等の酸素含有ガスを、散気装置
8,28から各反応器1,21の槽内混合液に曝気し、
各反応器1,21内を好気的な環境に維持する。また、
各循環ポンプ5,25を駆動して流動床2,22に対し
て反応器1,21内の槽内混合液を底部から上部領域に
向けて上向流で通水し、上部領域の槽内混合液を循環管
路4,24を通して反応器1,21の底部に循環させ、
各流動床2,22の活性炭3ないしイオン交換体23に
微生物を付着させる。
【0021】運転時においては、原水貯留槽20に貯留
する廃水、つまり有機物質とアンモニア性窒素を含有す
る廃水を原水ポンプ30により原水供給管19を通して
第1の反応器1の循環管路4に供給するとともに、開閉
弁12を閉鎖して第1の反応器1への酸素含有ガスの供
給を停止し、第1の反応器1から第2の反応器21へオ
ーバーフロー管5を通して廃水を巡回させ、硝化液循環
ポンプ17の駆動により、処理水槽15に貯留した硝化
液を硝化液循環管路16を通して第1の反応器1へ循環
させる。
【0022】第1の反応器1においては、活性炭3が吸
着能により廃水中の有機物質を吸着し、有機物質を水素
供与体して脱窒菌による脱窒反応が進行し、活性炭3は
無数の微細孔を有する多孔材質であるために、微生物を
高密度に担持する。このとき、活性炭3が吸着した有機
物質を脱窒菌が水素供与体として消費することにより、
活性炭3の吸着能が再生し、活性炭3が生物活性炭とし
て機能し、吸着の飽和による破過現象を防止する。この
ため、第2の反応器21においては、第1の反応器1に
おいて既に有機物質を除去した廃水が流入し、イオン交
換体23をなすゼオライト等がアンモニア性窒素を吸着
し、この吸着したアンモニア性窒素を硝化菌により硝化
するので、適度な硝化速度を維持できる。
【0023】依って、第2の反応器21から硝化液が第
1の反応器1に循環することにより、系内で硝化・脱窒
が継続して行われ、硝化菌による硝化によってNH4
Nを除去し、脱窒菌による脱窒に伴う有機物質の分解に
よってT−N(全窒素)を除去することができる。
【0024】また、必要であれば、以下の初期運転を行
う。つまり、廃水を原水ポンプ30により原水供給管1
9を通して第1の反応器1の循環管路4に供給するとと
もに、第1の反応器1から第2の反応器21へオーバー
フロー管5を通して巡回させ、各反応器1,21におい
て好気条件下で廃水を硝化し、活性炭3およびイオン交
換体23に充分に硝化菌を馴養する。このとき、第1の
反応器1では有機物分解菌が活性炭3に吸着する有機物
質を酸化分解除去して活性炭3の吸着能を再生し、吸着
の飽和による破過現象を防止する。
【0025】そして、初期運転後に、開閉弁12を閉鎖
して第1の反応器1への酸素含有ガスの供給を停止し、
硝化液循環ポンプ17の駆動により、処理水槽15に貯
留した硝化液を硝化液循環管路16を通して第1の反応
器1へ循環させ、本運転を開始する。
【0026】本運転の開始時において、第1の反応器1
内にはアンモニア性窒素を硝化することにより生起する
硝酸性窒素および亜硝酸性窒素が充分に存在するので、
廃水中の有機物質を水素供与体して脱窒菌による脱窒反
応が進行し、活性炭3に付着する脱窒菌を速やかに馴養
することができる。
【0027】また、嫌気条件下の運転時に、第1の反応
器1における溶存酸素はただちに無くなり、酸化還元電
位(ORP)がマイナス値の大きな値となる。このた
め、開閉弁12を適宜に、例えば間欠的に開閉して適量
の酸素含有ガスを散気装置8から曝気し、第1の反応器
1における酸化還元電位を0〜−200mVに維持するこ
とにより、絶対嫌気状態となることを防止して脱窒菌の
生存に適した環境を維持し、脱窒効率を高める。
【0028】以下に、本発明の方法に基いて行った実験
を説明する。 (実験1) 装置構成 図1に示す構成と同様 装置仕様 第1,第2の反応器の形状 内径200mm ×直塔部高1500mm×有効内容積47l 充填材 第1の反応器の流動床 粒径0.9 〜1.1mm の粒状活性炭7kg 第2の反応器の流動床 0.3〜0.5 mm粒径の天然ゼオライト20kg 運転方法 先に述べた運転方法と同様 対象原水 下水汚泥乾燥機の排ガススクラバー排水 原水の水質 NH4 −N 100 〜600 mg/l (平均220mg/l ) T−N 110 〜650 mg/l (平均230mg/l ) BOD 250 〜3000 mg/l (平均650mg/l ) DOC 100 〜1100 mg/l (平均320mg/l ) pH 8.5 〜9.0 平均水温 28 ℃ 流量 10 l/h 硝化液循環ポンプ流量 30 l/h
【0029】
【表1】
【0030】運転開始後20〜40日目までの水質の平
均値を表1に示す。尚、運転開始後に1塔目の反応器1
の溶存酸素はただちに無くなり、1週間後にORPが−
200mVを下回る現象が見られた。そこで、1塔目の反
応器1に空気を間欠的に吹き込み、ORPが0〜−20
0mVの範囲となるように調整し、1塔目の反応器1の環
境を脱窒菌の生育環境に適した状態とした。
【0031】表1に示すように、1塔目の反応器1を嫌
気状態に維持することにより、活性炭3に付着している
脱窒菌による脱窒反応に伴うT−Nの除去が行われ、後
段の2塔目の反応器21で効率良く硝化が行われる。
【0032】20〜40日目間において、運転の初期に
較べて脱窒効率が上がったのは、1塔目の反応器1にお
けるORPを0〜−200mV間に維持したことにより、
反応器1内が絶対嫌気状態とならず、脱窒菌の活動に適
した環境を維持できたからだと推量できる。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、最初
の反応器において、活性炭による硝化阻害物質である有
機物質の吸着、脱窒菌による脱窒および有機物質の分解
による活性炭の吸着能の再生を行い、後続の反応器にお
いて、有機物質に阻害されることなく、イオン交換能を
持つ物質によりNH4 −Nを吸着して適度な速度で硝化
を行うので、系内で硝化・脱窒が継続して行われ、硝化
菌による硝化によってNH4 −Nを除去し、脱窒菌によ
る脱窒に伴う有機物質の分解によってT−N(全窒素)
を除去することができる。また、最初の反応器を酸化還
元電位が0〜−200mVとなる嫌気条件下に維持するこ
とにより、最初の反応器が絶対嫌気状態となることを防
止して脱窒菌の生存に適した環境を維持し、脱窒効率を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生物学的水処理装置の全体構成図であ
る。
【符号の説明】
1,21 反応器 2,22 流動床 3 活性炭 8,28 散気装置 12 オーバーフロー管 16 硝化液循環管路 17 硝化液循環ポンプ 23 イオン交換体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C02F 1/42 ZAB C02F 1/42 ZABF 3/08 ZAB 3/08 ZABB 3/30 ZAB 3/30 ZABB (72)発明者 脇田 潮 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47 号 株式会社クボタ内 (56)参考文献 特開 昭51−32058(JP,A) 特開 平6−182392(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 3/34 101 C02F 3/30 C02F 3/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動床を有する複数の反応器を直列に配
    置し、最初の反応器に、流動床を形成する物質として有
    機物質に対する吸着能を有した活性炭を充填し、後続の
    反応器に、流動床を形成する物質としてアンモニア性窒
    素に対するイオン交換能を有した物質を充填し、各反応
    器の流動床に硝化菌、脱窒菌、有機物分解菌を含む微生
    物混合液を植種した後に、初期運転時に、各反応器にお
    いて好気条件下で廃水を硝化処理して活性炭およびイオ
    ン交換能を有した物質に付着する硝化菌を馴養し、その
    後に最初の反応器を無酸素状態となして本運転ヘ移行
    し、有機物質とアンモニア性窒素を含有する廃水を各反
    応器へ巡回させ、後続の反応器において好気条件下で廃
    水を硝化処理し、生成する硝化液を最初の反応器へ循環
    させ、最初の反応器において活性炭によって廃水中の有
    機物質を吸着除去しながら無酸素状態の嫌気条件下で廃
    水を脱窒処理することを特徴とするアンモニア性窒素含
    有廃水の生物学的水処理方法。
  2. 【請求項2】 嫌気条件下の運転時に、最初の反応器に
    対し嫌気条件を調整するために酸素含有ガスを適宜に供
    給し、最初の反応器を酸化還元電位が0〜−200mVと
    なる嫌気条件下に維持することを特徴とする請求項1に
    記載のアンモニア性窒素含有廃水の生物学的水処理方
    法。
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