JP3555452B2 - 保温保冷配膳車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、病院や学校等で使用される保温保冷配膳車に関するものである。
【0002】
例えば病院おいて各病室の看者に給食する場合、主食や副食、デザート等をそれぞれ盛り付けた食器をトレーの上に並べると共にこのトレーを配膳車内に上下複数段に積んで多数収容し、配膳車を走行させて各病室を回りながら、配膳車からトレーを取り出して患者に配達することによっておこなわれている。このような配膳車として従来から各種のものが提供されているが、最近では保温室と保冷室とを設けた保温保冷箱を台車の上に取り付けて形成した保温保冷配膳車が使用されており、トレーの上に並べた食品を保温室で保温したり保冷室で保冷したりすることができるようになっている。
【0003】
このような保温保冷配膳車では、トレーの上に並べた食品は保温を必要とするものと保冷を必要とするものとがあるので、保温室と保冷室を隣接して設け、保温を必要とする食品を並べたトレーの一方の端部が保温室内に、保冷を必要とする食品を並べたトレーの他方の端部が保冷室内に配置されるようにトレーを保温室と保冷室の間に収容するようにしてある。
【0004】
このような保温室2と保冷室3を隣接して設けて形成した保温保冷箱4として、特開平9−79742号公報で提供されているものがある。このものは図15に示すように、左右一対のコ字型の側板81にそれぞれエバポレータ室形成板87と補強枠89と側面カバー88及び前プレート126を取り付けて保冷室2を形成する部材を組み立て、そして両側板81,81の上端部間と下端部間に保温室2を形成する部材である上面板72と下面板73を接合し、さらにこれを下カバー板83の上に取り付けると共に、側板81や上面板72の上に天板37や保温室上カバー84を取り付けることによって、保温保冷箱4を組み立てるようにしてある。図15において36は断熱材である。このものにあって、後述する間仕切り装置を側板81と上面板72や下面板73との間に取り付けて仕切ることによって、保温保冷箱4内の中央部に保温室2が、保温保冷箱4内の左右両側部に保冷室3が形成されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記の図15のものでは、保温保冷箱4は、保冷室2を形成する部材や保温室3を形成する部材を接合することによって形成されているため、保温保冷箱4に加わる荷重が部材間の接合部に作用すると、接合部が外れたりして強度を高く保持することができず、特に保温や保冷の際の温度変化による伸縮の影響で保温保冷箱4にひずみ変形が発生し易いという問題があった。また保温保冷箱4を組み立てるにあたって、多数の部材を取り付けたり接合したりするため、各部材の相互の位置あわせなど面倒な作業が必要であって、組み立てに手間がかかるという問題があった。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、保温保冷箱の強度が高いと共に変形が発生し難く、しかも保温保冷箱の組み立ての作業性が向上する保温保冷配膳車を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る保温保冷配膳車は、上枠20と下枠21と左右の側枠22及び左右の中央部の中枠23から一体に形成されるフレーム1に、保温室2の壁を形成する部材、保冷室3の壁を形成する部材、床を形成する部材、天井を形成する部材をそれぞれ組み付けることによって、保温室2と保冷室3を横に隣接して設けた保温保冷箱4を形成し、保温保冷箱4を台車11の上に設けて成ることを特徴とするものである。
【0008】
また請求項2に係る発明は、フレーム1をアルミニウムのような軽量材料で形成して成ることを特徴とするものである。
【0009】
また請求項3に係る発明は、フレーム1に組み付ける部材のうち少なくとも一部の部材をアルミニウムのような軽量材料で形成して成ることを特徴とするものである。
【0010】
また請求項4に係る発明は、床を形成する部材の上にフレーム1を取り付けた後、フレーム1に保温室2の壁を形成する部材や保冷室3の壁を形成する部材を取り付け、この後にフレーム1の上に天井を形成する部材を取り付けて形成した保温保冷箱4を用いることを特徴とするものである。
【0011】
また請求項5に係る発明は、フレーム1に取り付ける部材のうち少なくとも一部の部材を、枠材5の両面の開口に板材6を張ると共に板材6間に断熱材7を充填して形成して成ることを特徴とするものである。
【0012】
また請求項6に係る発明は、フレーム1とフレーム1に組み付ける部材のうち少なくとも一部の部材との間に断熱材8を介在させてなることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0015】
フレーム1は図5示すように、上枠20と下枠21と左右の側枠22,22及び左右の中央部の中枠23とからなるものであり、金属材料で全体を一体に形成してある。このとき、フレーム1をアルミニウムのような軽量金属材料で形成するのが好ましく、保温保冷箱4の重量を抑えて保温保冷配膳車を軽量化することができるものであり、また組み立て時にはフレーム1の取り扱いが容易になって、組み立て作業性が向上するものである。
【0016】
図1において25は保温室用内壁板、26は外壁板であり、外壁板26に保温室用内壁板25を取り付けて保温室2の壁を形成する部材15が構成されるものである。外壁板26には開口27が設けてあり、この開口27に操作用凹み板28を取り付け、操作用凹み板28内に把手29を取り付けるようにしてある。また保温室用内壁板25には全面に亘って多数の温風吹き出し口30が設けてある。図1において31,32は保冷室用内壁板であり、両保冷室用内壁板31,32を接合することによって、保冷室3の壁を形成する部材16が構成されるものである。各保冷室用内壁板31,32の下部には吸い込み口45が、上部には後述の冷却ファン42が取り付けられる冷風吹き出し口46が設けてある。
【0017】
また図1において、33は床外板、34は床内板であり、矩形の床外板33の上に略正方形の二枚の床内板34を並べて取り付けることによって、床を形成する部材17が構成されるものである。各内床板34の上面には上向き開口断面コ字型の受け材35が取り付けてある。図1において38は天井外板、39は天井内板であり、矩形の天井外板38の下に略正方形の二枚の天井内板39を並べて取り付けることによって、天井を形成する部材18が構成されるものである。
【0018】
上記の各部材のうち少なくとも、保温用内壁板25、外壁板26、保冷用内壁板31,32、床外板33、天井外板38はアルミニウムのような軽量金属材料で形成するのが好ましく、保温保冷箱4の重量を抑えて保温保冷配膳車を軽量化することができるものであり、また組み立て時にはこれらの軽量化した各部材の取り扱いが容易になって、組み立て作業性が向上するものである。
【0019】
図1の各部材を用いて保温保冷箱4を組み立てるにあたっては、先ず図6(a)のように、床外板33の上に二枚の床内板34を溶接等することによって取り付けて床形成部材17を作製し、次にこの床形成部材17の上にフレーム1を図6(b)のように載せ、フレーム1の下面の下枠21に溶接等して床形成部材17を取り付ける。このとき、フレーム1の下枠21と中枠23とで囲まれる部分に各床内板34を嵌め込むようにして組み付けを行なうものである。この後、図6(c)のように、フレーム1の両側の側枠22にそれぞれ保温室用内壁板25と外壁板26を溶接等することによって取り付け、保温室壁形成部材15をフレーム1に組み付けると共に、フレーム1の中枠23に保冷室用内壁板31,32を溶接等することによって取り付け、保冷室壁形成部材16をフレーム1に組み付ける。そして最後に、フレーム1の上面の上枠20に二枚の天井内板39と天井外板38を溶接等することによって取り付け、天井形成部材18をフレーム1に組み付ける。このとき、フレーム1の上枠20と中枠23とで囲まれる部分に各天井内板39を嵌め込むようにして組み付けを行なうものである。
【0020】
このように、床形成部材17の上にフレーム1を取り付けて、フレーム1の下面に床形成部材17を組み付けた後に、フレーム1に保温室壁形成部材15や保冷室壁形成部材16を組み付け、最後に天井形成部材18をフレーム1に組み付けるという手順で組み付けの作業を行なうことによって、フレーム1を反転したりする必要なく、各部材をフレーム1に組み付けることができるものであり、反転作業を不要にして組み付け作業を容易にすることができると共に組み立て時間を短縮することができるものである。
【0021】
ここで、フレーム1に組み付ける前に、外壁板26に保温室用内壁板25を接合して保温室壁形成部材15を、保冷室用内壁板31,32を接合して保冷室壁形成部材16を、床外板33に二枚の床内板34を接合して床形成部材17を、天井外板38に二枚の天井内板39を接合して天井形成部材18を、それぞれ図7に示すように予め組み立てておき、これらの予め組み立てておいた各部材15,16,17,18を図6の場合と同じ手順で、フレーム1に組み付けることによって保温保冷箱4を組み立てるようにしてもよい。
【0022】
この場合、特に床形成部材17や天井形成部材18については、図8に示すように、四角枠形状の金属の枠材5の両面の開口に板材6,6をそれぞれ張り、枠材5と二枚の板材6,6の間に断熱材7を挿入充填して形成したパネル19を用いるのが好ましい。このパネル19は周囲が枠材5で形成されているため、保温保冷箱4にかかる荷重をこの枠材5で支えて強度を高めることができるものであり、また断熱材7によって保温保冷箱4の断熱性を高めることができるものである。
【0023】
また、フレーム1に図6のように各部材を組み付けて保温保冷箱4を組み立てるにあたって、フレーム1と少なくとも一部の部材、例えば保温室用内壁板25や保冷室用内壁板31,32の間に図9のように断熱材8を介在させるようにするのが好ましい。このように、断熱材8を介在させることによって、フレーム1と保温室用内壁板25や保冷室用内壁板31,32との間の熱のリークを抑制することができ、熱の伝導による伸縮で保温保冷箱4に変形が生じることを防ぐことができるものである。
【0024】
そして上記のように形成される保温保冷箱4内には、保冷室壁形成部材16と各保温室壁形成部材15の間においてそれぞれ間仕切り装置55が図3図4に示すように取り付けられる。間仕切り装置55は床形成部材17の上面の受け材35に下端を嵌め込んで取り付けられるものであり、この間仕切り装置55で保温保冷箱4内を仕切ることによって、各間仕切り装置55と保温室壁形成部材15との間にそれぞれ保温室2が、各間仕切り装置55と保冷室壁形成部材16との間にそれぞれ保冷室3が形成されるものである。また、図4に示すように、各保温室2の両側の開口部には扉40aが、各保冷室3の両側の開口には扉40bが開閉自在に取り付けられるものであり、この保温保冷箱4を台車11の上に取り付けることによって、図2に示すような保温保冷配膳車が完成されるものである。
【0025】
ここで、図11は上記の保温保冷配膳車の保温保冷箱4に設けられる加熱装置及び冷却装置の一例を示すものである。すなわち、保温室壁形成部材15内にヒータ41を取り付けて加熱装置を形成するようにしてあり、ヒータ41で加熱した温風を保温室用内壁板25の温風吹き出し口30から保温室3内に供給することによって、保温室3内を高温に保つようにしてある。また保温室壁形成部材16内に冷却ファン42及び熱交換器43を取り付けると共に保温保冷箱4の下面に取り付けたコンプレッサー44からの冷媒が熱交換器43に供給されるようにして冷却装置を形成してあり、保冷室用内壁板31,32の下部に設けた冷風吸い込み口45から吸い込んだ空気を熱交換器43で冷却し、この冷風を冷却ファン42で保冷室3内に供給することによって、保冷室3内を低温に保つようにしてある。
【0026】
また、上記の間仕切り装置55は図12及び図13のように形成されている。すなわち、支柱47の両側に上下複数本の横杆48が設けてあり、前後両端に端部プレート49を取着した間仕切り桟50が、その内部に前後方向に貫通させて設けた挿入穴51に横杆48を挿入することによって、支柱47に取り付けてある。この各間仕切り桟50の両面にはトレー受け52が断熱材53を介して側面カバー54で押さえることによって取り付けてある。トレー受け52は図12及び図13のように板状に形成する他に、図3及び図4のように棒状に形成するようにしてもよい。また各間仕切り桟50の下面にはスリット状凹部56が下方へ開口させて設けてあり、スリット状凹部56内にはバネで下方へ弾発付勢したシャッター板57が上下動自在に取り付けてある。このシャッター板57は下端が下の間仕切り桟50の上端に当接することによってスリット状凹部56から抜けないようになっており、上下の間仕切り桟50の間の隙間をシャッター板57で閉じ、保温室2と保冷室3との間の空気の流通を遮断するようにしてある。
【0027】
一方、トレー58は、御飯や味噌汁等の暖かい食品を並べる温食用凹部58aと、デザート等の冷たい食品を並べる冷食用凹部58bとを設けて形成されているものであり、温食用凹部58aと冷食用凹部58bはブリッジ片58cで一体に接続してある。そしてこのトレー58を保温保冷箱4内に収容するにあたっては、温食用凹部58aを保温室2に、冷食用凹部58bを保冷室3にそれぞれ対応させながら、ブリッジ片58cを間仕切り装置55の上下に隣合う間仕切り桟50のうち、上の間仕切り桟50のシャッター板57と下の間仕切り桟50の間に押し込んで差し込む。このときシャッター板57はトレー58のブリッジ片58cの上面に弾接しており、上下の間仕切り桟50間の密閉を保持して保温室2と保冷室3の間の空気の流通の遮断を保持することができる。このようにして上下の間仕切り桟50間にトレー58を差し込むことによって、図14に示すように、トレー58の温食用凹部58aや冷食用凹部58bをトレー受け52の上に載置して保持することができるものであり、同様にしてトレー58を間仕切り装置55の各上下の間仕切り桟50間に保持することによって、上下に多数枚のトレー52を保温保冷箱4内に収容することができるものである。
【0028】
図10は本発明における保温保冷箱4の実施の形態の他の例を示すものであり、保温室2と保冷室3をそれぞれ一体物の箱体9,10で形成するようにしてある。そして箱体9,10を横に接続して結合することによって、保温室2と保冷室3を横に隣接して設けた保温保冷箱4を形成することができるものである。このように保温室2と保冷室3をそれぞれ一体物の箱体9,10で形成することによって、保温室2や保冷室3はモノコック構造になるものであり、強度が高くなって温度変化による変形に対する耐久性が向上するものである。また保温室2や保冷室3はそれぞれ一つの部材となるので、部品点数が最少となり、組み立て工数が少なくなって組み立て時間を短縮することができるものである。
【0029】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1に係る保温保冷配膳車は、上枠と下枠と左右の側枠及び左右の中央部の中枠から一体に形成されるフレームに、保温室の壁を形成する部材、保冷室の壁を形成する部材、床を形成する部材、天井を形成する部材をそれぞれ組み付けることによって、保温室と保冷室を横に隣接して設けた保温保冷箱を形成するようにしたので、フレームが骨組みとなって保温保冷箱に加わる荷重を支えることができ、強度を高く保持することができるものであり、特に保温や保冷の際の温度変化による伸縮が各部材に発生しても保温保冷箱にひずみ変形が発生することを防ぐことができるものである。また保温保冷箱を組み立てるにあたって、フレームに各部材を組み付けることによって作業を行なうことができ、各部材の相互の位置あわせなどの面倒な作業が不要になって組み立て時間を短縮することができるものである。
【0030】
また請求項2に係る発明は、フレームをアルミニウムのような軽量材料で形成するようにしたので、保温保冷箱の重量を抑えて保温保冷配膳車を軽量化することができると共に、組み立て時にはフレームの取り扱いが容易になって、組み立て作業性が向上するものである。
【0031】
また請求項3に係る発明は、フレームに組み付ける部材のうち少なくとも一部の部材をアルミニウムのような軽量材料で形成するようにしたので、保温保冷箱の重量を抑えて保温保冷配膳車を軽量化することができると共に、組み立て時には各部材の取り扱いが容易になって、組み立て作業性が向上するものである。
【0032】
また請求項4に係る発明は、床を形成する部材の上にフレームを取り付けた後、フレームに保温室の壁を形成する部材や保冷室の壁を形成する部材を取り付け、この後にフレームの上に天井を形成する部材を取り付けて形成した保温保冷箱を用いるようにしたので、フレームを反転したりする必要なく、各部材をフレームに組み付けることができるものであり、反転作業を不要にして組み付け作業を容易にすることができると共に組み立て時間を短縮することができるものである。
【0033】
また請求項5に係る発明は、フレームに取り付ける部材のうち少なくとも一部の部材を、枠材の両面の開口に板材を張ると共に板材間に断熱材を充填して形成するようにしたので、保温保冷箱にかかる荷重をこの枠材で支えて強度を高めることができるものであり、また断熱材によって保温保冷箱の断熱性を高めることができるものである。
【0034】
また請求項6に係る発明は、フレームとフレームに組み付ける部材のうち少なくとも一部の部材との間に断熱材を介在させるようにしたので、フレームとフレームに組み付ける部材との間の熱のリークを抑制することができ、熱の伝導による伸縮で保温保冷箱に変形が生じることを防ぐことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例における保温保冷箱の分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態の一例の斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態の一例における保温保冷箱と間仕切り装置の分解斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態の一例の分解斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態の一例におけるフレームの斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態の一例における保温保冷箱の組み立てを示すものであり、(a),(b),(c),(d)はそれぞれ各工程の分解斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態の一例における保温保冷箱の一部の部材の分解斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態の一例におけるパネルの断面図である。
【図9】本発明の実施の形態の一例における保温保冷箱の一部の断面図である。
【図10】本発明の実施の形態の他の一例における保温保冷箱の分解斜視図である。
【図11】本発明の実施の形態の一例の内部構造を示す概略断面図である。
【図12】本発明の実施の形態の他の一例における間仕切り装置の分解斜視図である。
【図13】本発明の実施の形態の他の一例における間仕切り装置の正面図である。
【図14】本発明の実施の形態の他の一例における間仕切り装置へのトレーの保持の状態を示す正面図である。
【図15】従来の保温保冷箱の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 フレーム
2 保温室
3 保冷室
4 保温保冷箱
5 枠材
6 板材
7 断熱材
8 断熱材
9 箱体
10 箱体
11 台車
15 保温室壁形成部材
16 保冷室壁形成部材
17 床形成部材
18 天井形成部材
20 上枠
21 下枠
22 側枠
23 中枠

Claims (6)

  1. 上枠と下枠と左右の側枠及び左右の中央部の中枠から一体に形成されるフレームに、保温室の壁を形成する部材、保冷室の壁を形成する部材、床を形成する部材、天井を形成する部材をそれぞれ組み付けることによって、保温室と保冷室を横に隣接して設けた保温保冷箱を形成し、保温保冷箱を台車の上に設けて成ることを特徴とする保温保冷配膳車。
  2. フレームをアルミニウムのような軽量材料で形成して成ることを特徴とする請求項1に記載の保温保冷配膳車。
  3. フレームに組み付ける部材のうち少なくとも一部の部材をアルミニウムのような軽量材料で形成して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の保温保冷配膳車。
  4. 床を形成する部材の上にフレームを取り付けた後、フレームに保温室の壁を形成する部材や保冷室の壁を形成する部材を取り付け、この後にフレームの上に天井を形成する部材を取り付けて形成した保温保冷箱を用いることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の保温保冷配膳車。
  5. フレームに取り付ける部材のうち少なくとも一部の部材を、枠材の両面の開口に板材を張ると共に板材間に断熱材を充填して形成して成ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の保温保冷配膳車。
  6. フレームとフレームに組み付ける部材のうち少なくとも一部の部材との間に断熱材を介在させてなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の保温保冷配膳車。
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