JP3551868B2 - 圧接端子の把持装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、単芯線を半田なしで接続することができる圧接端子の把持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車に搭載される電気接続箱は、さらなる小型化を図るために、回路パターンを有するバスバーにタブ部を形成する構成に代えて、単芯線を用いその単芯線を回路の一部を構成して、その単芯線に対してタブ部を備えた圧接端子を接続する方法が提案されている。この方法は、配索の自由度が大きく回路組立体を構成する絶縁板の積層枚数を低減させることができ、電気接続箱の小型化を図ることができる。
【0003】
図7は、タブ部20aを備えた圧接端子20は、キャリア21を介して連続して形成された状態を示す。この圧接端子20は、ブレス成型機に帯状の金属板(銅製のフープ材)22を一定のピッチで送り込み、プレス成型機にてプレス成形することによって一定の間隔で形成されている。タブ部20aを備えた圧接端子20は、プレス成型機にて圧接スリット部20bが同時に形成される。そして、この圧接スリット部20bが電気接続箱に配索された単芯線を挟持することにより、同圧接端子20と単芯線とが電気的接続される。
【0004】
ところで、このフープ材22に形成された圧接端子20は、切断装置にてキャリア21から切り離された後、圧接装置にて圧接端子20に形成した圧接スリット部20bが電気接続箱に配索された単芯線を圧接挟持させるようになっている。図8及び図9は、その圧接装置に設けられた圧接端子20を把持する圧接装置の把持装置を示す。
【0005】
図8において、把持ブロック31の先端部には、一対のガイド片32,33が設けられている。一対のガイド片32,33の当接面には、図9に示すように、互いに相対向する溝32a,33aが形成され、ガイド片32,33を重ね合わせることによって、その一対の溝32a,33aによって前記圧接端子20のタブ部20aを嵌挿する嵌合孔34が形成される。一方のガイド片32の外側面32bには、前記嵌合孔34に連通する貫通孔32cが形成されている。
【0006】
把持ブロック31には、保持アーム35が設けられていて、その先端の保持片35aが貫通孔32cを介して嵌合孔34に進入している。保持アーム35は、弾性部材36により、常に保持片35a側に弾性力が付与されている。そして、図9(a)に示すように、保持片35aの先端面は、嵌合孔34の反対側の相対向する面を弾圧している。
【0007】
このように構成された把持装置は、把持ブロック31を下降させて一対のガイド片32,33で形成される嵌合孔34に圧接端子20のタブ部20aを嵌挿させる。この時、タブ部20aの先端は保持片35aの先端部をこじて保持片35aの先端面と嵌合孔34の反対側の相対向する面との間を割って進入していく。
【0008】
そして、嵌合孔34に嵌挿された圧接端子20は、図9(b)に示すように、タブ部20aが保持片35aの先端面と嵌合孔34の反対側の相対向する面との間で挟持され、把持されることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記圧接端子20を保持する過程は、保持片35aの先端部をこじながら保持片35aの先端面と嵌合孔34の反対側の相対向する面との間を割って進入させるため、弾性部材36の弾性力の設定が非常に難しかった。つまり、弾性力が強すぎると、タブ部20aが保持片35aの先端面と嵌合孔34の反対側の相対向する面との間を割って進入することができなくなって把持不能となる。また、こじて進入しやすくするために弾力を弱くすると、タブ部20aを挟持する力が不足し把持装置から脱落する。
【0010】
従って、保持アーム35の挟持力(弾性部材36の弾性力)の設定は非常に難しく高度な調整作業を必要としていた。
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は弾性部材の微妙な弾性力の調整を必要とすることなく確実に圧接端子を把持でき、しかも、確実に脱落することなく把持することができる圧接端子の把持装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、一端にタブ部が形成され、他端に圧接スリット部が形成された圧接端子の取り出し開始位置から取り出し位置に向かって往動し、その取り出し位置から取り出し完了位置まで復動させた後、前記圧接端子の圧接スリット部を単芯線に圧接させる圧接位置まで移動する把持ブロック本体と、前記把持ブロックの一側に形成され、前記圧接端子のタブ部を収容する圧接端子収容部を備えた端子ガイド部材と、前記端子ガイド部材の圧接端子収容部に弾性部材により進入しその圧接端子収容部の内側面に弾圧支持される端子保持部材と、前記把持ブロック本体が取り出し開始位置から取り出し位置に往動するとき、前記端子保持部材を前記弾性部材に抗して圧接端子収容部の内側面から離間させ、その把持ブロック本体がその取り出し位置から前記取り出し完了位置に向かって復動するとき、前記端子保持部材を前記弾性部材にて圧接端子収容部の内側面に向かって弾圧させる開閉制御部材とからなることを要旨とする。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の圧接端子の把持装置において、前記端子保持部材には係合部材を設け、前記開閉制御部材には係合ガイド部を設け、前記把持ブロック本体が取り出し開始位置から取り出し位置に往動するとき、前記係合部材と前記係合ガイド部の係合によって前記端子保持部材は前記弾性部材の弾性力を抗して圧接端子収容部の内側面から離間され、その把持ブロック本体がその取り出し位置から前記取り出し完了位置に向かって復動するとき、前記係合部材と前記係合ガイド部の係合が解除され、前記端子保持部材は前記弾性部材の弾性力によって圧接端子収容部の内側面に向かって弾圧されるようにしたことを要旨とする。
【0013】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の圧接端子の把持装置において、前記開閉制御部材は、前記把持ブロック本体が取り出し開始位置から取り出し位置に往動するとき、前記端子保持部材との係合位置から把持ブロック本体の往動とともに回動されないように規制部材にて規制され、前記把持ブロック本体がその取り出し位置から前記取り出し完了位置に向かって復動するとき、前記端子保持部材との係合によって把持ブロック本体の復動とともに端子保持部材との係合が外れるまで回動されるようにしたことを要旨とする。
【0014】
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、把持ブロック本体が取り出し開始位置から取り出し位置に往動するとき、開閉制御部材にて端子保持部材を弾性部材に抗して圧接端子収容部の内側面から離間させるようになっているため、圧接端子のタブ部の先端は端子保持部材の先端部をこじて端子保持部材の先端面と圧接端子収容部の内側面との間を割って進入する必要がなく、圧接端子のタブ部は容易に圧接端子収容部内に嵌挿することができる。
【0015】
また、その把持ブロック本体がその取り出し位置から取り出し完了位置に向かって復動するとき、端子保持部材を弾性部材にて圧接端子収容部の内側面に向かって弾圧させるようになっているため、把持ブロック本体により圧接端子を把持して取り出すときにおいても、圧接端子は始終に確実に端子保持部材により押圧把持される。
【0016】
その結果、弾性部材の微妙な弾性力の調整を必要とすることなく圧接端子を脱落せず確実に把持することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、把持ブロック本体が取り出し開始位置から取り出し位置に往動するとき、係合部材と係合ガイド部の係合によって端子保持部材は弾性部材の弾性力を抗して圧接端子収容部の内側面から離間され、その把持ブロック本体がその取り出し位置から取り出し完了位置に向かって復動するとき、係合部材と係合ガイド部の係合が解除され、端子保持部材は弾性部材の弾性力によって圧接端子収容部の内側面に向かって弾圧される。従って、圧接端子の把持装置の構成を簡単にすることができる。
【0017】
請求項3に記載の発明によれば、請求項1及び2に記載の発明の作用に加えて、把持ブロック本体が取り出し開始位置から取り出し位置に往動するとき、係合部材と係合ガイド部の係合によって端子保持部材は開閉制御部材の押圧によって弾性部材の弾性力を抗して圧接端子収容部の内側面から離間される。把持ブロック本体がその取り出し位置から取り出し完了位置に向かって復動するとき、端子保持部材は開閉制御部材により押圧されず、圧接端子収容部の内側面に向かって弾圧される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一の実施形態を図1〜図6に従って説明する。
図1〜図6は、圧接装置に設けられた圧接端子20を把持する本実施形態の圧接装置の把持装置を示す。
【0019】
図1において、本実施形態の把持装置10を構成する把持ブロック本体11は、その先端部に端子ガイド部材としての一対のガイド片12,13が設けられている。一対のガイド片12,13の当接面には、図4に示すように、互いに相対向する溝12a,13aが形成され、ガイド片12,13を重ね合わせることによって、その一対の溝12a,13aによって前記圧接端子20のタブ部20aを嵌挿する圧接端子収容部としての嵌合孔14が形成される。一方のガイド片12の外側面12bには、前記嵌合孔14に連通する貫通孔12cが形成されている。
【0020】
把持ブロック本体11には、支持軸11aが設けられ、該支持軸11aを回動軸とする取り付け部15aを介して端子保持部材としての保持アーム15が回動可能に取り付けられている。保持アーム15の先端には端子保持部材の先端部としての保持片15bが形成されている。その保持片15bは前記貫通孔12cを介して嵌合孔14に進入している。また、保持アーム15の基端部には、溝15cが設けられている。その溝15c内には、保持アーム15の基端部を貫通するピン16が保持アーム15に対して回転可能に設けられている。さらに、保持アーム15の基端部には、一端が把持ブロック本体11に固着されている弾性部材としてのバネ17の他端が固着されている。そして、保持アーム15の基端部にはバネ17より把持ブロック本体11を遠ざかる方向に弾性力が付与されていて、図4(a)に示すように、前記保持片15bの先端面は、嵌合孔14の内側面としての反対側の相対向する面を弾圧している。
【0021】
また、本実施形態の把持装置10を構成する開閉制御部材としての開閉レバー18は、その係合ガイド部としての先端部が前記保持アーム15の溝15c内に位置され前記保持アーム15に設けられたピン16と係合するように支持部材19に支持されている。詳述すると、本実施形態では、図1に示すように、開閉レバー18の基端には、回動軸18aが回転可能に貫通されている。その回動軸18aは支持部材19に固着されている。その開閉レバー18の先端部には、図4に示すように、先端面18bから上面へ向かってテーパ部18cが形成されている。また、開閉レバー18は連結弾性部材18dにて前記支持部材19と連結されるとともに、支持部材19に設けられた規制部材19aにて図1に示す端子保持部材との係合位置としての水平位置から時計回り方向への回動が規制されるようになっている。
【0022】
ところで、前記把持ブロック本体11と支持部材19は、図示しない装置本体に支持されていて、前記把持ブロック本体11は、前記支持部材19に対して上下方向(P方向)に相対移動するようになっている。
【0023】
詳述すると、把持ブロック本体11が支持部材19に対して図4(a)に示す位置(取り出し開始位置)にあるとき、開閉レバー18は、水平状態にあるとともに、その先端部が保持アーム15に設けたピン16から離間した下方位置に来るようになっている。従って、保持アーム15の保持片15bは、バネ17により嵌合孔14の面を弾圧している。
【0024】
そして、把持ブロック本体11が取り出し開始位置から取り出し位置に向かって下動(往動)すると、保持アーム15に設けたピン16は開閉レバー18のテーパ部18c及び先端面18bと係合しながら把持ブロック本体11とともに下動する。この時、ピン16と開閉レバー18のテーパ部18c及び先端面18bとの係合に基づいて保持アーム15は支持軸11aを回動中心としてバネ17の弾性力を抗して図1においてG方向に回動する。この回動に伴って、図4(b)に示すように、保持アーム15の保持片15bは嵌合孔14から退避する。この退避とともに、下方から嵌合孔14内に圧接端子20のタブ部20aが嵌挿される。従って、圧接端子20のタブ部20aは、保持アーム15の保持片15bと衝突することなくスムースに嵌合孔14の奥(上方位置)に案内されていく。
【0025】
把持ブロック本体11が図5(a)に示す取り出し位置まで下動し停止すると、保持アーム15に設けたピン16は先端面18bとの係合が解かれ開閉レバー18の下側に配置される。従って、保持アーム15は支持軸11aを回動中心としてバネ17の弾性力にて図1において反G方向に回動する。その結果、嵌合孔14内に嵌挿された圧接端子20のタブ部20aは保持片15bにて弾圧挟持される。
【0026】
次に、把持ブロック本体11を図5(a)に示す取り出し位置から取り出し完了位置位置(図4(a)の取り出し開始位置と同じ位置)に向かって上動(復動)させると、ピン16は開閉レバー18の下面と係合し開閉レバー18を図5(b)に示すように連結弾性部材18dの弾性力に抗して反時計回り方向に回動させながら上動する。この時、ピン16は、把持ブロック本体11側に大きな力を受けないので、保持アーム15を回動させることなく上動する。
【0027】
やがて、把持ブロック本体11が取り出し完了位置まで上動すると、ピン16は開閉レバー18の下面との係合が解かれる。ピン16と開閉レバー18の下面との係合が解かれると、開閉レバー18は連結弾性部材18dの弾性力にて時計回り方向に回動して図6に示すように、水平状態になってピン16から離間した下方位置に来る。開閉レバー18の先端面18bは、同開閉レバー18の係合が解除されて水平状態となる間に前記ピン16と係合することはない。従って、保持アーム15はバネ17の弾性力にて抗して図1においてG方向に回動されることはない。その結果、取り出し位置から取り出し開始位置まで上動する間は、保持アーム15が図1においてG方向に回動しないことから、嵌合孔14内において圧接端子20は確実に把持される。
【0028】
図6に示す取り出し完了位置まで、圧接端子20を把持した把持ブロック本体11が上動すると、同把持ブロック本体11は、前記支持部材19とともに前記把持した圧接端子20を図示しない圧接位置まで移動する。この圧接位置において、把持ブロック本体11は、図示しない単芯線に向かって圧接端子20の圧接スリット部20bを挟持させることによって単芯線と圧接端子20とを電気的に接続させる。単芯線と圧接端子20とを電気的に接続させると、把持ブロック本体11と支持部材19は図4(a)に示す取り出し開始位置まで移動して再び新たな圧接端子20の把持動作を行うようになっている。
【0029】
従って、本実施形態の把持装置10によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1)上記実施形態では、把持ブロック本体11が取り出し開始位置から取り出し位置に往動するとき、開閉レバー18にて保持アーム15をバネ17に抗して嵌合孔14の内側面から離間させるようになっているため、圧接端子20のタブ部20aの先端は保持アーム15の保持片15bをこじて保持片15bの先端面と嵌合孔14の内側面との間を割って進入する必要がなく、圧接端子20のタブ部20aは容易に嵌合孔14に嵌挿することができる。
【0030】
また、その把持ブロック本体11がその取り出し位置から取り出し完了位置に向かって復動するとき、保持アーム15は、開閉レバー18により押圧されずバネ17の弾性力によって嵌合孔14の内側面に向かって弾圧されるようになっているため、把持ブロック本体11により圧接端子20を把持して取り出すときにおいても、圧接端子20は始終に確実に保持アーム15により押圧把持される。
【0031】
その結果、バネ17の微妙な弾性力の調整を必要とすることなく圧接端子20を脱落せず確実に把持することができる。
(2)本実施形態では、開閉レバー18の先端部には、先端面18bから上面へ向かってテーパ部18cが形成されている。また、開閉レバー18は規制部材19aにて図1に示す水平位置から時計回り方向への回動が規制されるようになっている。
【0032】
従って、把持ブロック本体11が取り出し開始位置から取り出し位置に往動するとき、保持アーム15に設けたピン16がテーパ部18cと係合される。このとき、開閉レバー18はその係合位置(水平位置)から時計回り方向へ回動しないから、前記ピン16がテーパ部18cに沿って開閉レバー18の先端面18bに向かって移動され、つまり、保持アーム15は、開閉レバー18により押圧され、保持アーム15はバネ17に抗して嵌合孔14の内側面から離間される。
【0033】
また、把持ブロック本体11が取り出し位置から取り出し完了位置位置に向かって上動(復動)するとき、ピン16は開閉レバー18の下面と係合し開閉レバー18を前記水平位置から反時計回り方向に回動させながら上動するようになる。つまり、保持アーム15は、開閉レバー18により押圧されず、保持アーム15はバネ17の弾性力によって嵌合孔14の内側面に向かって弾圧される。
【0034】
その結果、バネ17の微妙な弾性力の調整を必要とすることなく圧接端子20を脱落せず確実に把持することができる。
(3)本実施形態では、開閉レバー18は連結弾性部材18dにて支持部材19と連結されるようになっている。
【0035】
従って、把持ブロック本体11が取り出し位置から取り出し完了位置位置に向かって上動(復動)するとき、ピン16は開閉レバー18の下面と係合し開閉レバー18を連結弾性部材18dの弾性力に抗して反時計回り方向に回動させながら上動されるため、ピン16は反G方向の力が作用され、保持アーム15は嵌合孔14の内側面に向かって更に弾圧される。
【0036】
その結果、圧接端子20を脱落せず更に確実に把持することができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
○上記実施形態では、保持アーム15の基端部を押圧する弾性部材をバネにて実施したが、バネに限定されず、他の弾性部材例えばゴム、板ばね等にて実施してもよい。この場合、上記実施形態に記載される特徴(1)〜(3)の効果と同様な効果を得ることができる。
【0037】
○上記実施形態では、開閉レバー18の先端部には、先端面18bから上面へ向かってテーパ部18cが形成されて実施したが、開閉レバー18の先端部には、先端面18bから上面へ向かって係合ガイド部としての円弧部などの曲面部を形成させて実施してもよい。この場合、上記実施形態に記載される特徴(1)〜(3)の効果と同様な効果を得ることができる。
【0038】
○上記実施形態では、開閉レバー18の上面が連結弾性部材18dにて支持部材19と連結されて実施したが、開閉レバー18の下面を連結弾性部材18dにて支持部材19と連結して実施してもよい。この場合、上記実施形態に記載される特徴(1)〜(3)の効果と同様な効果を得ることができる。
【0039】
○また、上記実施形態では、連結弾性部材18dを省略して実施してもよい。この場合、上記実施形態に記載される特徴(1)及び(2)の効果と同様な効果を得ることができる。
【0040】
次に、上記実施形態及び別例から把握できる請求項に記載した発明以外の技術的思想について、それらの効果と共に以下に記載する。
(1)請求項2に記載の圧接端子の把持装置において、前記係合ガイド部は開閉制御部材(18)の先端面から上面へ向かって形成されたテーパ部(18c)であることを特徴とする圧接端子の把持装置。
【0041】
従って、弾性部材としてのバネ17の微妙な弾性力の調整を必要とすることなく圧接端子20を脱落せず確実に把持することができる。
(2)請求項1乃至3のいずれか1に記載の圧接端子の把持装置において、前記開閉制御部材(18)は、支持部材(19)により回動可能に支持されるとともに、連結弾性部材(18d)にて該支持部材(19)と連結されていることを特徴とする圧接端子の把持装置。
【0042】
従って、弾性部材としてのバネ17の微妙な弾性力の調整を必要とすることなく圧接端子20を脱落せず更に確実に把持することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1〜3に記載の発明によれば、弾性部材の微妙な弾性力の調整を必要とすることなく圧接端子を脱落せず確実に把持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧接端子の把持装置の斜視図。
【図2】同じく圧接端子の把持装置の動作を説明する要部斜視図。
【図3】同じく圧接端子の把持装置の動作を説明する要部斜視図。
【図4】同じく圧接端子の把持装置の動作を説明する要部断面図。
【図5】同じく圧接端子の把持装置の動作を説明する要部断面図。
【図6】同じく圧接端子の把持装置の動作を説明する要部断面図。
【図7】本発明の圧接端子の把持装置により把持される圧接端子の斜視図。
【図8】従来の圧接端子の把持装置の斜視図。
【図9】従来の圧接端子の把持装置の動作を説明する要部断面図。
【符号の説明】
10…圧接端子の把持装置、11…把持ブロック本体、12,13…端子ガイド部材としてのガイド、14…圧接端子収容部としての嵌合孔、15…端子保持部材としての保持アーム、15b…端子保持部材の先端部としての保持片、17…弾性部材としてのバネ、18…開閉制御部材としての開閉レバー、19a…規制部材、20…圧接端子、20a…圧接端子のタブ部、20b…圧接端子の圧接スリット部。
Claims (3)
- 一端にタブ部が形成され、他端に圧接スリット部が形成された圧接端子の取り出し開始位置から取り出し位置に向かって往動し、その取り出し位置から取り出し完了位置まで復動させた後、前記圧接端子の圧接スリット部を単芯線に圧接させる圧接位置まで移動する把持ブロック本体と、
前記把持ブロックの一側に形成され、前記圧接端子のタブ部を収容する圧接端子収容部を備えた端子ガイド部材と、
前記端子ガイド部材の圧接端子収容部に弾性部材により進入しその圧接端子収容部の内側面に弾圧支持される端子保持部材と、
前記把持ブロック本体が取り出し開始位置から取り出し位置に往動するとき、前記端子保持部材を前記弾性部材に抗して圧接端子収容部の内側面から離間させ、その把持ブロック本体がその取り出し位置から前記取り出し完了位置に向かって復動するとき、前記端子保持部材を前記弾性部材にて圧接端子収容部の内側面に向かって弾圧させる開閉制御部材と
からなる圧接端子の把持装置。 - 請求項1に記載の圧接端子の把持装置において、
前記端子保持部材には係合部材を設け、前記開閉制御部材には係合ガイド部を設け、前記把持ブロック本体が取り出し開始位置から取り出し位置に往動するとき、前記係合部材と前記係合ガイド部の係合によって前記端子保持部材は前記弾性部材の弾性力を抗して圧接端子収容部の内側面から離間され、その把持ブロック本体がその取り出し位置から前記取り出し完了位置に向かって復動するとき、前記係合部材と前記係合ガイド部の係合が解除され、前記端子保持部材は前記弾性部材の弾性力によって圧接端子収容部の内側面に向かって弾圧されるようにしたことを特徴とする圧接端子の把持装置。 - 請求項1又は2に記載の圧接端子の把持装置において、
前記開閉制御部材は、前記把持ブロック本体が取り出し開始位置から取り出し位置に往動するとき、前記端子保持部材との係合位置から把持ブロック本体の往動とともに回動されないように規制部材にて規制され、前記把持ブロック本体がその取り出し位置から前記取り出し完了位置に向かって復動するとき、前記端子保持部材との係合によって把持ブロック本体の復動とともに端子保持部材との係合が外れるまで回動されるようにしたことを特徴とする圧接端子の把持装置。
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JP2001143843A (ja) | 2001-05-25 |
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