JP3550354B2 - 電子式タイムスイッチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、現在日時の計時およびタイムスケジュールの設定登録が電子回路により行われる電子式タイムスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から知られているタイムスイッチには、モータを定速で回転させるとともにモータの回転数に応じた時間で負荷をオンオフさせる機械式タイムスイッチと、日時の計時およびタイムスケジュールの設定登録を電子回路により行う電子式タイムスイッチとがある。たとえば、特開平11−134990号公報には主として機械式タイムスイッチが記載され、特開2000−187089には主として電子式タイムスイッチがが記載されている。タイムスイッチとしては、特開2000−208016、特開平11−190982号公報、特開平8−115646号公報、特開平5−274969号公報、特開2000−100292、特開平7−282703号公報などに記載されたものもある。
【0003】
機械式タイムスイッチの代表例として、特開平11−134990号公報に記載されたものを図13ないし図17に示す。この機械式タイムスイッチは、2回路の負荷を連動させて制御するものであり、図13に示すように、負荷の各回路を連動させて開閉する2個の出力用リレーRya,Rybを備える。出力用リレーRya,Rybには直流駆動の電磁継電器を用いている。この公報に記載された機械式タイムスイッチは、仕様の異なる多品種への商品展開を容易にするために、時限動作を行うためのタイマブロック10と、電源を接続する電源端子および負荷を接続する負荷端子を備えた入出力ブロック20とを個別に設けて、タイマブロック10を時計ケース30に収納するとともに時計ケース30に対して分離可能に結合される端子ケース40に入出力ブロック20を収納してある。このような構成を採用することによって、タイマブロック10の仕様を変更して多品種に展開する際に入出力ブロック2の共用化が可能になっている。
【0004】
すなわち、時計ケース30と端子ケース40とは結合されることによって内ケース3を形成し、この内ケース3が器体4に収納される。時計ケース30にはモータを用いて時限する機械式のタイマブロック10が収納され、端子ケース40には入出力ブロック20を構成する出力用リレーRya,Rybなどが収納されるとともに端子ねじ付きの電源端子21および負荷端子22a,22bが外面に露出する。時計ケース30の一側面にコ字状の結合突壁31が突設され、端子ケース40の一側面には結合突壁31の外周側に重なって時計ケース30の外周面と面一になる結合突壁41が突設されている。結合突壁31は図14における下方に開放されたコ字状であり、両脚片の先端部に外向きに受け片32が突設される。結合突壁41の下端部には受け片32と嵌合するように切欠42が形成される。結合突壁31の下端部外側面には固定用爪33が突設され、結合突壁41の下端部内側面には図示しない固定用フックが形成されていて、固定用爪33と固定用フックとの凹凸係合により時計ケース30と端子ケース40とが互いに結合される。さらに、結合突壁31に溝部34を形成し、結合突壁41に設けた図示しない突条と凹凸係合させている。固定用爪33と固定用フックとに代えてねじを用いて時計ケース30と端子ケース40とを結合する場合もある。
【0005】
時計ケース30に収納されるタイマブロック10は、図13に示すように、商用電源の電源周波数に同期して回転する同期モータ11を備え、この同期モータ11は600rpmの速度で回転する。同期モータ11の出力は減速用の輪列12によって864000分の1に減速され、時計ケース30の外面に露出するように配置されたダイアル13を1/1440rpmで回転させる。つまり、ダイアル13は24時間で1回転するのであって、本実施形態では24時間型のタイムスイッチとして動作する。ダイアル13の周部には多数個の設定子(図示せず)が等間隔で配置され、設定子をダイアルに対して起伏させることによって、負荷のオンオフについてのタイムスケジュールを設定する可能にしてある。たとえば、設定子がダイアルから突出するように倒した状態でマイクロスイッチなどからなる信号発生用スイッチ部14をオンにすることによって、設定子により設定されたタイムスケジュールに応じた開閉指示信号を信号発生用スイッチ部14から発生させることができる。
【0006】
一方、端子ケース40に設けた入出力ブロック20は、商用電源が接続される1対の電源端子21と、2回路の負荷を接続する2対の負荷端子22a,22bを備えている。各1対の負荷端子22a,22bの間にはそれぞれ出力用リレーRya,Rybの接点ra,rbが挿入されている。両出力用リレーRya,Rybはリレー駆動回路23によって制御される。リレー駆動回路23は、商用電源の電圧を降圧する抵抗などからなる降圧回路24と、降圧回路24の出力を整流して直流電圧を出力する整流回路25と、整流回路25の出力から出力用リレーRya,Rybを駆動するための電圧を得るために直流電圧を降圧し平滑するリレー電圧回路26とから構成されている。ここに、リレー駆動回路23に設けた降圧回路24には信号発生用スイッチ部14を介して電源端子21が接続されているから、タイムスケジュールに従って信号発生用スイッチ部14がオンになると、商用電源からリレー駆動回路23に給電されて出力用リレーRya,Rybが駆動される。
【0007】
ところで、端子ケース40は、図16および図17に示すように、合成樹脂のような絶縁材料よりなる端子台43を備え、図17における端子台43の上面には電源端子21および負荷端子22a,22bとなる端子板44が配設され、各端子板44にはそれぞれ端子ねじ45aが挿通される。また、端子台43には端子ねじ45aに螺合するナット45bが保持される。さらに、端子ケース40には、出力用リレーRya,Rybおよびリレー駆動回路23を実装したプリント基板よりなるリレー回路基板46が取り付けられる。リレー回路基板46は、図16に示すように端子台43に配置され、リレー回路基板46の上面側は保護カバー47により覆われる。
【0008】
一方、電子式タイムスイッチの代表例として、特開2000−187089に記載されたものを図18ないし図20に示す。この電子式タイムスイッチは、2回路の負荷を独立に制御するものであり、図18に示すように、負荷の各回路を独立して開閉する2個の出力用リレーRya,Rybを備える。この公報に記載の電子式タイムスイッチは、上述した機械式タイムスイッチと同様に、多品種に展開する際の部品の共用化を図るために、現在日時を計時するとともにタイムスケジュールが設定登録されるタイマブロック50と、電源を接続する電源端子および負荷を接続する負荷端子を備えた入出力ブロック60とを個別に設けて、タイマブロック50を時計ケース30に収納するとともに時計ケース30に対して分離可能に結合される端子ケース40に入出力ブロック60を収納してある。すなわち、時計ケース30と端子ケース40とが結合されて内ケース3を形成し、この内ケース3が器体4に収納される。
【0009】
上述した電子式タイムスイッチは、タイマブロック50の構成が機械式タイムスイッチとは異なるから、時計ケース30については外観上の相違があるが、端子ケース40は同様の外観を有するものを用いる。つまり、端子ケース40には入出力ブロック60を構成する出力用リレーRya,Rybなどが収納されるとともに端子ねじ付きの電源端子21および負荷端子22a,22bが外面に露出する。また、時計ケース30に対する端子ケース40の結合様式は機械式タイムスイッチと同様の構成を採用しており、時計ケース30の一側面にコ字状の結合突壁31が突設されるとともに結合突壁31の下端部外側面に固定用爪33が突設され、端子ケース40の一側面には結合突壁31の外周側に重なる結合突壁41が突設されるとともに結合突壁41の下端部内側面に図示しない固定用フックが形成され、固定用爪33と固定用フックとの凹凸係合により時計ケース30と端子ケース40とが互いに結合される。また、電子式タイムスイッチにおいても固定用爪33と固定用フックとに代えてねじを用いて時計ケース30と端子ケース40とを結合する場合がある。
【0010】
時計ケース30に収納されるタイマブロック50は、図18に示すように、現在日時の計時およびタイムスケジュールの設定登録などの機能を実現するタイマ手段としてのマイコン51を備え、マイコン51は時計用発振回路52より与えられるクロック信号に基づいて現在日時を計時し、システムクロック発振回路53より与えられるクロック信号に基づいて動作する。時計ケース30の前面には現在日時を合わせたりタイムスケジュールを登録するなどの際に押操作される複数個のスイッチからなるキーマトリクス54の操作釦35が露出し、キーマトリクス54はマイコン51に接続されている。また、マイコン51の動作は機種切替入力回路55により切替可能になっている。機種切替入力回路55は、たとえば図18に示す2回路の負荷を独立して制御するものや、後述する図21に示すような2回路の負荷を連動させて制御するもののほか、1回路の負荷のみを制御するもの、1週間単位でタイムスケジュールを設定可能なもの、1日単位でタイムスケジュールを設定可能なものなどの動作モードの切替を行う。つまり、マイコン51には複数種類の仕様のプログラムが設定されており、機種切替入力回路55を用いていずれかのプログラムを選択して動作させるようになっている。また、マイコン51には時計ケース30の前面に露出して現在日時やタイムスケジュールを表示するための液晶表示器36が接続される。
【0011】
さらに、タイマブロック50には、入出力ブロック60に設けた電源端子21を通して供給される商用電源を整流する整流回路56が設けられ、整流回路56の出力電圧は第1の定電圧回路57により安定化される。定電圧回路57の出力は発光ダイオードよりなる通電表示灯37を経て定電圧回路58によりさらに安定化され、定電圧回路58の出力がマイコン51に電源として供給される。定電圧回路58の出力は停電検出回路61にも与えられており、停電検出回路61では定電圧回路58の出力電圧の低下により商用電源の停電を検出する。停電検出回路61によって商用電源の停電が検出されるとマイコン51は時計機能のように停電時でも維持しなければならない機能以外は停止させる。また、停電検出回路61は商用電源が復電すると、マイコン51に復電を報知して通常の動作に復帰させる。停電中には停電補償用電池62からマイコン51に電源が供給され、時計機能が維持される。
【0012】
マイコン51は、計時している現在日時がタイムスケジュールに登録された日時に一致すると負荷を制御するための入切信号を出力してリレー駆動手段としてのリレー駆動信号発生回路63a,63bに対して指示を与え、リレー駆動信号発生回路63a,63bから駆動信号を出力させて出力用リレーRya,Rybを制御する。上述のように独立して制御される2個の出力用リレーRya,Rybを2個備えるから、各出力用リレーRya,Rybに各別に駆動信号を与える2個のリレー駆動信号発生回路63a,63bを設けてある。また、入切信号の状態はマイコン51と各リレー駆動信号発生回路63a,63bとの間に設けた発光ダイオードからなる出力表示灯38a,38bにより表示される。なお、図18には示していないが、図19および図20に示すように、スライドスイッチからなる2個の動作選択スイッチSW1,SW2の操作部が時計ケース30の前面に露出しており、各動作選択スイッチSW1,SW2では、各出力用リレーRya,Rybごとに出力をタイムスケジュールに従ってオンオフさせる状態と、タイムスケジュールとは無関係に常時オンにする状態と、タイムスケジュールとは無関係に常時オフにする状態との選択が可能になっている。
【0013】
一方、端子ケース40に設けた入出力ブロック60は、商用電源が接続される1対の電源端子21と、2回路の負荷を接続する2対の負荷端子22a,22bを備えている。各1対の負荷端子22a,22bの間にはそれぞれ出力用リレーRya,Rybの接点ra,rbが挿入される。両出力用リレーRya,Rybのオンオフはタイマブロック50に設けたリレー駆動信号発生回路63a,63bから出力される駆動信号により制御されるが、出力用リレーRya,Rybのコイルを励磁する電力は出力用リレー駆動回路64a,64bからリレー駆動信号発生回路63a,63bに供給される。出力用リレー駆動回路64a,64bへの電源は、商用電源の電圧を整流回路65により整流し、整流回路65の出力を定電圧回路66により安定化することで得られている。図18においてタイマブロック50は停電補償用電池62を実装した電池基板71と、他の回路部分を実装した回路基板72との2枚の回路基板を備え、入出力ブロック60は1枚の回路基板73を備える。
【0014】
上述のような2回路の負荷を独立に制御するタイムスイッチではなく、図19に示すように、2個の出力用リレーRyを並列的に接続し、出力用リレーRyに関連する各回路、すなわち、出力表示灯38、リレー駆動信号発生回路63、出力用リレー駆動回路64をそれぞれ1個ずつ設けることによって、図13に示した機械式タイムスイッチと同様に、2回路の負荷を連動させるように制御する構成を採用することもできる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来から提供されているタイムスイッチには、機械式タイムスイッチと電子式タイムスイッチとの2種類があり、それぞれのタイムスイッチでは、複数種類のタイマブロック10,50に対して入出力ブロック20,60を共用することが可能になっている。しかしながら、上述したように、機械式タイムスイッチにおける入出力ブロック20では、交流電源の一端と降圧回路24との間に設けた信号発生用スイッチ部14のオンオフによって、出力用リレーRya,Rybをオンオフさせる構成を採用しているのに対して、電子式タイムスイッチにおける入出力ブロック60においては、整流回路65で整流し定電圧回路66で安定化した電源を用いて出力用リレーRya,Rybをオンオフさせる構成を採用しており、両入出力ブロック20,60の構成は相違している。その結果、機械式タイムスイッチと電子式タイムスイッチとでは、入出力ブロック20,60を構成する部材の共用化が充分に進んでいないのが現状である。
【0016】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、機械式タイムスイッチにおいて用いる入出力ブロックとの構成部材の共用化を図った電子式タイムスイッチを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、交流電源が接続される電源端子および負荷が接続される負荷端子を各別に備え、対になる負荷端子間に直流駆動の電磁継電器からなる出力用リレーの接点が挿入された入出力ブロックと、あらかじめ設定したタイムスケジュールに従って負荷のオンオフを指示するための入切信号を出力するタイマ手段および入切信号を受けて出力用リレーに接点の開閉を指示するリレー駆動手段を備えるタイマブロックとからなり、前記リレー駆動手段が入切信号によりオンオフされるスイッチング素子を含み、前記入出力ブロックが、電源端子間に印加された電圧を降圧する降圧回路と、降圧回路の出力電圧を整流し整流出力がスイッチング素子を介して出力用リレーに供給される整流回路と、スイッチング素子を介して供給される整流回路の出力を出力用リレーの動作電圧に降圧して定電圧化するリレー電圧回路とを備え、電源端子をタイマブロックに接続可能とする電路が入出力ブロックに形成され、かつタイマブロックには前記整流回路の出力端の一方と前記電源端子の1つとの間で電源が供給されるものである。
【0018】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記タイマブロックが、前記タイマ手段に供給する電圧を安定化する定電圧回路と、タイマ手段から出力される入切信号に応じて出力表示灯を点灯・消灯させる出力表示回路とを備え、出力表示灯が定電圧回路への電源供給経路に挿入され、出力表示回路が出力表示灯に並列接続されるとともに入切信号に応じてオンオフされるスイッチング素子を備えるものである。
【0019】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記定電圧回路への電源供給経路に前記出力表示灯との直列回路が挿入される通電表示灯を備え、出力表示灯と通電表示灯とが発光ダイオードであって、前記スイッチング素子がトランジスタであり、入切信号に対する応答を遅延させてトランジスタをオンオフさせる積分回路を備えるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
本実施形態では、2回路の負荷を連動させて制御する構成の電子式タイムスイッチについて説明する。すなわち、図21に示した構成と同様に動作するものであって、図3および図4に示すように、タイムスケジュールに従うオンオフと、常時オンと、常時オフとを選択するための動作選択スイッチSWは1個だけ設けられている。したがって、出力表示灯38も1灯のみになっている。本実施形態において用いる入出力ブロック20は、基本的には機械式タイムスイッチに用いる入出力ブロック20と同様の構成を有している。すなわち、本実施形態において用いる入出力ブロック20を機械式タイムスイッチに適用した例を図2に示しており、機械式タイムスイッチの従来構成を示す図13と比較すればわかるように、基本的な回路構成に大きな相違はなく、信号発生用スイッチ部14が従来構成では降圧回路24の電源側に設けられているのに対して、本実施形態で信号発生用スイッチ部14が整流回路25の出力側に設けられる点と、リレー駆動回路23だけを実装したリレー回路基板46を設ける代わりに、リレー駆動回路23とともに電源端子21と同期モータ11との間を接続可能とする電路を併せて形成したリレー駆動回路基板70を備えている点とが主な相違点になっている。
【0021】
一方、電子式タイムスイッチにおいて同じリレー駆動回路23を持つ入出力ブロック20を用いるために、リレー駆動回路23における降圧回路24により降圧した電圧をリレー駆動信号発生回路63に与えることによって駆動信号を生成し、生成した駆動信号によって出力用リレーRya,Rybをオンオフさせている。要するに、従来構成では入出力ブロック20の降圧回路24は、機械式タイムスイッチにおいて、出力用リレーRya,Rybを駆動する電圧をリレー電圧回路26で得るために設けていたのに対して、本実施形態では、この降圧回路24の出力電圧をリレー駆動信号発生回路63において利用可能とすることで、従来の電子式タイムスイッチの入出力ブロック60において必要であった定電圧回路66を不要にし、結果的に機械式タイムスイッチにおいて用いている入出力ブロック20を電子式タイムスイッチにおいても利用可能としているのである。要するに、整流回路25の一方の出力端と電源端子21の一方との間でタイマブロック50への電源が供給されることにより、降圧回路24が出力用リレーRya,Rybへの印加電圧の調整用とタイマブロック50への電圧調整用に兼用されることになる。また、電源端子21からタイマブロック10への接続経路が、機械式タイムスイッチと電子式タイムスイッチとでは異なっているが、電源端子21とタイマブロック10との間の電路をリレー駆動回路基板70に形成していることによって、この電路上にジャンパ線や抵抗を設けることを可能とし、機械式タイムスイッチと電子式タイムスイッチとにおける接続関係の相違に対応可能としてある。
【0022】
さらに、従来のタイマブロック50では、発光ダイオードからなる出力表示灯38(38a,38b)をマイコン51とリレー駆動信号発生回路63(63a,63b)との間に挿入してあり、出力表示灯38が定電圧回路57,58の負荷になっていたのに対して、本実施形態では、定電圧回路57よりも電源側に出力表示回路68を設け、出力表示回路68に含まれる出力表示灯38を点灯・消灯させる構成としてある。同様に、通電表示灯37についても従来構成では定電圧回路57の負荷側に設けていたのに対して、本実施形態では通電表示灯37を定電圧回路57の電源側に設けてある。すなわち、出力表示灯38を定電圧回路57の電源側に設けていることによって、定電圧回路57,58の通過電流が従来構成よりも減少し、また通電表示灯37を定電圧回路57の電源側に設けていることによっても定電圧回路57の通過電流が減少するから、結果的に電源端子21に接続される商用電源からの入力電流が従来構成よりも低減することになる。要するに回路全体としての消費電力が従来構成よりも減少することになる。他の構成および動作については従来構成と同様である。
【0023】
以下では、図1および図2においてブロック図として示した回路の具体構成を説明する。図5は交流120V用の電子式タイムスイッチであって、2回路の負荷を連動させるように構成したものを示している。また、図6は交流120V用の機械式タイムスイッチであって、2回路の負荷を連動させるように構成したものを示している。以下の説明では、タイマブロック10,50と入出力ブロック20とがそれぞれ4個ずつの端子T1〜T4を備え、同符号の端子T1〜T4同士が互いに接続されるものとする。端子T1〜T4間の接続には、タイマブロック10,50を実装した回路基板と入出力ブロック20を実装した回路基板との間を接続するリード線を各回路基板に半田接続したり、両回路基板にそれぞれコネクタを設けて互いに接続したり、リード線とコネクタとを併用したりするなど、周知の技術を採用することができる。
【0024】
図5に示す電子式のタイムスイッチでは、タイマブロック50と入出力ブロック20との接続に3個の端子T1〜T3を用いる。端子T2はタイマブロック50と入出力ブロック20との基準電位(回路グランド)の端子であって、整流回路25の直流出力端の負極に接続される。したがって、タイマブロック50は一対の電源端子21の一方のみと端子T1を介して接続するだけで、端子T1と端子T2との間で電源が供給されることになる。
【0025】
入出力ブロック20は、ダイオードブリッジDBからなる整流回路25を備え、ダイオードブリッジDBの一方の交流入力端と電源端子21の一方(端子T1に接続される電源端子21)との間には2本の抵抗R1,R2の直列回路が挿入され、ダイオードブリッジDBの他方の交流入力端と電源端子21の他方(端子T4に接続される電源端子21)との間には1本の抵抗R3が挿入される。また、両電源端子21の間にはサージアブソーバ(バリスタなど)ZNが挿入される。抵抗R2にはコンデンサC1が並列に接続されている。ここに、抵抗R1〜R3、サージアブソーバZN、コンデンサC1により降圧回路24が構成される。また、整流回路25の直流出力端の正極と端子T3との間には、各出力用リレーRya,Rybのコイルに並列接続される平滑コンデンサCa,Cbの直列回路が接続され、各平滑コンデンサCa,Cbにはそれぞれ2個のツェナダイオードZaa,Zab,Zba,Zbbと抵抗Ra,Rbとの直列回路が並列に接続される。すなわち、出力用リレーRya,Rybのコイルに印加される電圧は、平滑コンデンサCa,Cbにより平滑化され、さらにツェナダイオードZaa,Zab,Zba,Zbbにより定電圧化される。したがって、出力用リレーRya,Rybのコイルには直流定電圧が印加され、出力用リレーRya,Rybの接点ra,rbが安定して開閉されることになる。各出力用リレーRya,Rybの接点ra,rbは、それぞれ対になる負荷端子22a,22bの間に挿入される。このように、平滑コンデンサCa,Cb、ツェナダイオードZaa,Zab,Zba,Zbb、抵抗Ra,Rbによりリレー電圧回路26が構成される。
【0026】
上述した構成の入出力ブロック20において、電源端子21に商用電源から電源が供給されている状態では、端子T2,T3の間を短絡すれば両出力用リレーRya,Rybのコイルに通電され、両出力用リレーRya,Rybの接点ra,rbをオンにすることができる。つまり、タイマブロック10においては、端子T2,T3の間を開閉するスイッチング素子を設ければ出力用リレーRya,Rybをオンオフさせることができる。スイッチング素子としては、npn形のトランジスタQ1を用いており、端子T2にエミッタを接続し、端子T3にコレクタを接続してある。この構成により、整流回路25の負極とリレー電圧回路26との間にトランジスタQ1からなるスイッチング素子が挿入されたことになる。このトランジスタQ1はマイコン51からの入切信号を受けてオンオフされ、リレー駆動信号発生回路63として機能する。要するに、整流回路25からリレー電圧回路26への電源供給の有無が駆動信号として用いられる。
【0027】
上述したように、通電表示灯37および出力表示灯38は定電圧回路57に対して電源側に設けられる。すなわち、端子T1には抵抗RrとダイオードDrとの直列回路からなる半波整流用の整流回路56の交流入力端が接続され、整流回路56の直流出力端には通電表示灯37と出力表示灯38との直列回路を介して定電圧回路57が接続される。通電表示灯37および出力表示灯38にはともに発光ダイオードを用いてあり、ダイオードDrとは同じ極性となるように接続してある。出力表示灯38にはスイッチング素子としてnpn形のトランジスタQ2のコレクタ−エミッタが並列接続され、トランジスタQ2がオフであれば出力表示灯38が点灯するとともに出力表示灯38を介して定電圧回路57に電源が供給され、トランジスタQ2がオンであれば出力表示灯38は消灯するが、トランジスタQ2を通して定電圧回路57に電源が供給される。このトランジスタQ2はマイコン51からの入切信号によりオンオフされるように、マイコン51の出力端にnpn形のトランジスタQ3を介して接続される。すなわち、トランジスタQ3のコレクタ−エミッタは通電表示灯37と端子T2との間に分圧用の抵抗Rx,Ryの直列回路を介して接続され、抵抗Rxの両端間にトランジスタQ2のコレクタ−ベースが接続される。したがって、商用電源から電源が供給されている状態では、トランジスタQ3がオフであれば抵抗Rxを介してトランジスタQ2が順バイアスされてオンになり、出力表示灯38は消灯する。また、トランジスタQ3がオンになると、トランジスタQ2のベース電位が引き下げられてトランジスタQ2がオフになり出力表示灯38が点灯する。ここに、抵抗RxにコンデンサCxを並列接続することによって、抵抗Rx,RyおよびコンデンサCxからなる積分回路を形成し、トランジスタQ2のベース電流の応答が入切信号に対して遅延されるようにし、トランジスタQ2のコレクタ−エミッタ間のインピーダンスが急激に変化しないようにしてある。このことにより、マイコン51からの入切信号の変化によって出力表示灯38に印加される電圧が急激に変動するのを抑制することができ、トランジスタQ2のオンオフに伴う通電表示灯37の明るさの変動(ちらつき)を抑制することができる。以上のように、トランジスタQ2,Q3、抵抗Rx,Ry、出力表示灯38、コンデンサCxにより出力表示回路68が構成される。
【0028】
要するに、マイコン51からの入切信号がHレベルであるとトランジスタQ3がオンになって出力表示灯38が点灯し、このときトランジスタQ1もオンになるから、出力用リレーRya,Rybの接点ra,rbがオンになる。また、マイコン51からの入切信号がLレベルであるとトランジスタQ3がオフになって出力表示灯38が消灯し、このとき出力用リレーRya,Rybの接点ra,rbがオフになる。なお、図1においては停電検出回路61が定電圧回路57の出力により停電を検出する構成になっているが、図5に示す実施形態では停電検出回路61も定電圧回路57の電源側において停電の検出を行うように構成してある。他の構成および動作は従来構成と同様である。
【0029】
上述したように、発光ダイオードからなる通電表示灯37および出力表示灯38を直列に接続しているから、通電表示灯37と出力表示灯38とがともに点灯すると1.8V程度の電圧降下が生じる。一方、定電圧回路58はマイコン51に電源を供給しており、本実施形態において用いるマイコン51の電源電圧は5Vを想定しているから、マイコン51から出力される入切信号は0Vと5Vとの信号になる。また、定電圧回路57に印加する電圧は20V程度が望ましいから、上述した抵抗Rx,Ryはこれらの電圧仕様を満たすように設定される。
【0030】
ところで、上述した入出力ブロック20を機械式タイムスイッチに適用する場合には、図6のように、リレー駆動回路基板70に実装する部品の一部を変更する。すなわち、電源端子21の一方と端子T4との間に、2個の抵抗R11,R12の並列回路からなる降圧回路27を付加してある。図5に示した電子式タイムスイッチにおいては、図6において抵抗R11,R12を設けている部位に何も設けておらず、図6においては抵抗R11,R12を追加した形になっている。つまり、リレー駆動回路基板70をプリント基板により形成し、回路パターンとして抵抗R11,R12を実装するためのランドを形成しておくことにより、図5に示す構成と図6に示す構成とに容易に対応することができる。ここに、図6に示す機械式タイムスイッチでは、リレー駆動回路23に設けた降圧回路24において、抵抗R1を省略するとともにコンデンサC1に代えて抵抗R2と並列に抵抗R4を接続し、さらにサージアブソーバZNを省略してある。ただし、コンデンサC1およびサージアブソーバZNを設けるか否かは本質的なことではない。また、抵抗R1に代えて抵抗R4を用いていることも本質的なことではなく、出力用リレーRya,Rybの仕様によって適宜に選択されることである。さらに、リレー電圧回路26についても、図6の構成では図5の構成における抵抗Ra,Rbが省略されツェナダイオードZa,Zbの個数が図5の構成とは異なっているが、本質的な差異ではなく、必要に応じてどちらの構成を採用してもよい。要するに、図6の構成と図5の構成とにおいて入出力ブロック60の本質的な差異は、抵抗R11,R12の有無のみにあり、リレー駆動回路23については同じ回路を採用して差し支えない。
【0031】
しかして、図6に示す構成は機械式タイムスイッチであるから、タイマブロック10は、図13に示した従来構成と同様の構成を有し、降圧回路27を通して供給される商用電源の電源周波数に同期して回転する同期モータ11を備え、同期モータ11の出力を減速用の輪列12によって減速し、ダイアル13を回転させる。ダイアル13は24時間で1回転し、ダイアル13の周部に設けた多数個の設定子をダイアルに対して起伏させることによって、マイクロスイッチなどからなる信号発生用スイッチ部14をオンオフさせることができるように構成してある。ここに、同期モータ11は端子T1,T4に接続され、電源端子21との間に降圧回路27が挿入されることになる。また、信号発生用スイッチ部14は端子T2,T3の間に接続され、電子式タイムスイッチに設けたリレー駆動信号発生回路63のトランジスタQ1と同様に、整流回路25の負極とリレー電圧回路26との間に挿入されることになる。したがって、信号発生用スイッチ部14のオンオフによって出力用リレーRya,Rybがオンオフされることになる。
【0032】
上述の説明から明らかなように、入出力ブロック20を電子式タイムスイッチに用いる場合には抵抗R11,R12を設けず、機械式タイムスイッチに用いる場合には抵抗R11,R12を設けないという簡単な変更のみで、2種類のタイムスイッチに入出力ブロック20を共用させることが可能になるのである。
【0033】
ところで、商用電源の電圧が異なる場合には入出力ブロック20に用いる回路部品の定数を変更すれば容易に対応することができる。たとえば、交流208〜277Vに対応させる場合であっても、図7に示す電子式タイムスイッチや、図8に示す機械式タイムスイッチのように上述した入出力ブロック20と同じ回路を用いることができる。なお、図8に示す機械式タイムスイッチでは、タイマブロック10において同期モータ11の一端と端子T1との間に、抵抗R13,R14の直列回路からなる降圧回路27′を挿入することによって、同期モータ11への印加電圧を調節してある。つまり、入出力ブロック20に関しては電子式タイムスイッチか機械式タイムスイッチかによる差異はなく、同じ構成のものを用いることができる。
【0034】
上述した構成例は2回路の負荷を連動させて制御するように2個の出力用リレーRya,Rybを設けていたが、図9ないし図12に示すように、入出力ブロック20に1個の出力用リレーRycのみを設けた構成とすれば1回路の負荷のみを制御する入出力ブロック20を構成することができる。つまり、負荷端子22を一対のみ設け、負荷端子22の間に出力用リレーRycの接点rcを挿入してある。この場合、リレー電圧回路26を、出力用リレーRycのコイルに並列接続される平滑コンデンサCcおよびツェナダイオードZcを設けるとともに、平滑コンデンサCcに抵抗Rdを直列接続した回路とする。このように、リレー電圧回路26の構成の一部を変更するだけで1回路のみの負荷を制御する構成とすることが可能になる。図9は交流120V用の電子式タイムスイッチ、図10は交流120V用の機械式タイムスイッチを示しており、入出力ブロック20には同じものを用いてある。また、これらのタイムスイッチにおいて図5、図6に示したタイムスイッチとの実質的な相違点は、出力用リレーRya,Ryb,Rycの個数の相違と、それに伴うリレー電圧回路26の構成の変更のみである。
【0035】
同様にして、1回路の負荷を制御する構成であって、交流208〜277Vに対応する構成とするには、電子式タイムスイッチであれば図11の構成とし、機械式タイムスイッチであれば図12の構成とすればよい。この構成では、図9、図10に示した入出力ブロック20に対して降圧比が大きくなるように降圧回路25の構成を変更してあり、またサージやノイズに対する保護のために、サージアブソーバZNおよびコンデンサC1を設けている。ただし、図5と図6との回路例でも説明したように、降圧回路25のこの構成については本質的な変更ではなく適宜に採用することができる。一方、リレー電圧回路26については、出力用リレーRycのコイルに並列接続した平滑コンデンサCcには抵抗RcとツェナダイオードZca,Zcbとの直列回路を並列接続するとともに、抵抗Reを並列接続してある。ただし、この構成についてもとくに本質的な相違はなく、出力用リレーRycの仕様に応じて適宜の構成を採用することができる。要するに、図11、図12に示した構成例と、図7、図8に示した構成例との実質的な相違点は、出力用リレーRya,Ryb,Rycの個数の相違と、それに伴うリレー電圧回路26の構成の変更のみである。
【0036】
なお、上述した構成において同符号を付した構成は同様の機能を有する。また、入出力ブロック20は負荷の回路数の相違や商用電源の電圧によって若干の相違はあるものの、実施的には同じ回路を用いることができるから、入出力ブロック20を構成するリレー駆動回路基板70に共通の回路パターンを形成しておき、回路数や交流電源の電圧に応じて回路定数を変更したり、一部の部品の追加・削除のみで各種の仕様に対応することが可能になる。つまり、仕様が異なっても部品の大部分を共用化することができ、製造コストの削減につながる。
【0037】
【発明の効果】
請求項1の発明は、交流電源が接続される電源端子および負荷が接続される負荷端子を各別に備え、対になる負荷端子間に直流駆動の電磁継電器からなる出力用リレーの接点が挿入された入出力ブロックと、あらかじめ設定したタイムスケジュールに従って負荷のオンオフを指示するための入切信号を出力するタイマ手段および入切信号を受けて出力用リレーに接点の開閉を指示するリレー駆動手段を備えるタイマブロックとからなり、前記リレー駆動手段が入切信号によりオンオフされるスイッチング素子を含み、前記入出力ブロックが、電源端子間に印加された電圧を降圧する降圧回路と、降圧回路の出力電圧を整流し整流出力がスイッチング素子を介して出力用リレーに供給される整流回路と、スイッチング素子を介して供給される整流回路の出力を出力用リレーの動作電圧に降圧して定電圧化するリレー電圧回路とを備え、電源端子をタイマブロックに接続可能とする電路が入出力ブロックに形成され、かつタイマブロックには前記整流回路の出力端の一方と前記電源端子の1つとの間で電源が供給されるものであり、降圧回路の後段に設けた整流回路の出力側にリレー駆動手段を介して出力用リレーに電源を供給するから、リレー駆動手段として耐圧の低いトランジスタなどのスイッチング素子を用いることが可能であり、電子式タイムスイッチのタイマブロックで対応可能になる。このリレー駆動手段は機械スイッチに置き換えることも可能であるから、機械式タイムスイッチにも同じ回路で対応可能になる。さらに、タイマブロックには整流回路の出力端の一方と電源端子の1つとの間で電源が供給されるから、入出力ブロックに設けた降圧回路が、電源端子に接続される電源電圧をタイマブロックへの供給電圧に降圧する機能にも兼用されることになる。ここに、電源端子をタイマブロックに接続可能とする電路が入出力ブロックに形成されていることによって、機械式タイムスイッチを用いるときには、この電路を利用して機械式タイムスイッチの駆動源である同期モータなどに電源を供給することができる。以上のように、上述の構成を採用することによって、機械式タイムスイッチと電子式タイムスイッチとのいずれにも対応可能な入出力ブロックを提供することができ、入出力ブロックの構成部材の共用化が可能になる。
【0038】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記タイマブロックが、前記タイマ手段に供給する電圧を安定化する定電圧回路と、タイマ手段から出力される入切信号に応じて出力表示灯を点灯・消灯させる出力表示回路とを備え、出力表示灯が定電圧回路への電源供給経路に挿入され、出力表示回路が出力表示灯に並列接続されるとともに入切信号に応じてオンオフされるスイッチング素子を備えるものであり、定電圧回路の電源側に出力表示灯を挿入していることによって、定電圧回路の負荷側に出力表示灯を設ける場合に比較すると定電圧回路での無駄な電力消費が低減され、全体としての省電力化につながる。
【0039】
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記定電圧回路への電源供給経路に前記出力表示灯との直列回路が挿入される通電表示灯を備え、出力表示灯と通電表示灯とが発光ダイオードであって、前記スイッチング素子がトランジスタであり、入切信号に対する応答を遅延させてトランジスタをオンオフさせる積分回路を備えるものであり、ともに発光ダイオードである通電表示灯と出力表示灯とを直列に接続し、出力表示灯を入切信号によって点灯・消灯させているが、出力表示灯に並列接続したトランジスタのオンオフを入切信号に対する応答を遅延させた信号により制御するから、トランジスタが急激にオンオフすることがなく、結果的に通電表示灯の光出力の変化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】同上に用いる入出力ブロックを機械式タイムスイッチに適用したときのブロック図である。
【図3】同上の分解斜視図である。
【図4】同上の要部分解斜視図である。
【図5】同上の構成例を示す回路図である。
【図6】同上に用いる入出力ブロックを機械式タイムスイッチに適用したときの回路図である。
【図7】同上の他の構成例を示す回路図である。
【図8】図7に示した構成で用いた入出力ブロックを機械式タイムスイッチに適用したときの回路図である。
【図9】同上のさらに他の構成例を示す回路図である。
【図10】図9に示した構成で用いた入出力ブロックを機械式タイムスイッチに適用したときの回路図である。
【図11】同上の別の構成例を示す回路図である。
【図12】図11に示した構成で用いた入出力ブロックを機械式タイムスイッチに適用したときの回路図である。
【図13】従来の機械式タイムスイッチを示すブロック図である。
【図14】同上の分解斜視図である。
【図15】同上の要部分解斜視図である。
【図16】同上の要部分解斜視図である。
【図17】同上の要部分解斜視図である。
【図18】従来の電子式タイムスイッチを示すブロック図である。
【図19】同上の分解斜視図である。
【図20】同上の要部分解斜視図である。
【図21】従来の電子式タイムスイッチの他の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 タイマブロック
20 入出力ブロック
21 電源端子
22a,22b,22c 負荷端子
24 降圧回路
25 整流回路
26 リレー電圧回路
37 通電表示灯
38 出力表示灯
50 タイマブロック
51 マイコン
57,58 定電圧回路
63 リレー駆動信号発生回路
68 出力表示回路
Cx コンデンサ
Q1,Q2,Q3 トランジスタ
Rx,Ry 抵抗
Rya,Ryb,Ryc 出力用リレー

Claims (3)

  1. 交流電源が接続される電源端子および負荷が接続される負荷端子を各別に備え、対になる負荷端子間に直流駆動の電磁継電器からなる出力用リレーの接点が挿入された入出力ブロックと、あらかじめ設定したタイムスケジュールに従って負荷のオンオフを指示するための入切信号を出力するタイマ手段および入切信号を受けて出力用リレーに接点の開閉を指示するリレー駆動手段を備えるタイマブロックとからなり、前記リレー駆動手段が入切信号によりオンオフされるスイッチング素子を含み、前記入出力ブロックが、電源端子間に印加された電圧を降圧する降圧回路と、降圧回路の出力電圧を整流し整流出力がスイッチング素子を介して出力用リレーに供給される整流回路と、スイッチング素子を介して供給される整流回路の出力を出力用リレーの動作電圧に降圧して定電圧化するリレー電圧回路とを備え、電源端子をタイマブロックに接続可能とする電路が入出力ブロックに形成され、かつタイマブロックには前記整流回路の出力端の一方と前記電源端子の1つとの間で電源が供給されることを特徴とする電子式タイムスイッチ。
  2. 前記タイマブロックが、前記タイマ手段に供給する電圧を安定化する定電圧回路と、タイマ手段から出力される入切信号に応じて出力表示灯を点灯・消灯させる出力表示回路とを備え、出力表示灯が定電圧回路への電源供給経路に挿入され、出力表示回路が出力表示灯に並列接続されるとともに入切信号に応じてオンオフされるスイッチング素子を備えることを特徴とする請求項1記載の電子式タイムスイッチ。
  3. 前記定電圧回路への電源供給経路に前記出力表示灯との直列回路が挿入される通電表示灯を備え、出力表示灯と通電表示灯とが発光ダイオードであって、前記スイッチング素子がトランジスタであり、入切信号に対する応答を遅延させてトランジスタをオンオフさせる積分回路を備えることを特徴とする請求項2記載の電子式タイムスイッチ。
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