JPH0117163B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、制御システムの制御プログラム設定
装置に関するものである。

第１図は遠隔制御システムの概略構成図を示
し、かかる遠隔制御システムは主操作盤１からア
ドレスデータや、制御データ等をサイクリツクに
時分割多重で伝送線２を介して各端末器３，３へ
伝送し、呼びだされたアドレスの端末器３にあつ
ては主操作盤１の制御論理回路のプログラムにて
設定された内容の制御データによつて負荷４、例
えば照明器具を所定照明パターンで点灯制御する
ようになつている。ところでこの点灯制御のパタ
ーンは主操作盤１に設けたスイツチや、ピンボー
ド等を用いたユーザプログラム設定手段で適宜プ
ログラム設定して任意に行なえるようになつてい
る。しかしこのプログラム設定時には制御システ
ムの論理手段の動作モードをプログラム設定動作
モードに切換えスイツチで切換えていたため、プ
ログラム設定終了後に制御システムの論理手段の
動作モードを通常の制御動作に、切換えスイツチ
を元に戻して設定するのを忘れるということがよ
く起り、その結果負荷（照明器具）の不良と思わ
れることがしばしばあつた。

本発明は上述の問題点に鑑みて為したもので、
その目的とするところは、プログラム設定終了後
に制御システムの論理手段の動作モードを自動的
に切換えることができて切換え忘れや、誤使用を
なくした制御システムの制御プログラム設定装置
を提供するにある。

以下本発明を実施例によつて説明する。第２図
は一実施例の回路図を、第３図は一実施例の収納
体５の一部省略せる概略斜視図を示す。収納体５
は内部にユーザプログラム設定用の設定スイツチ
又はピンボードや、論理回路等からなるユーザプ
ログラム設定手段６を内蔵するとともに、プログ
ラム設定切換え手段等を内蔵している。プログラ
ム設定切換え手段は、フリツプフロツプFFと、
フリツプフロツプFFの出力でオンオフするトラ
ンジスタTrと、このトランジスタTrを介して電
源Ｅに夫々接続されたプログラム設定表示ランプ
７と、切換え制御用リレーRyとから成り、切換
え制御用リレーRyのNO型のリレー接点ｒはユー
ザプログラム設定手段６の動作モード切換え端子
に接続されてあつて、オフ時には制御システムの
論理手段を通常制御動作モードに、オン時にはプ
ログラム設定動作モードに夫々切換えることがで
きるようになつている。収納体５の開閉自在に取
付けた開閉蓋８の開成を検知する検知手段とし
て、開閉蓋８の閉成時にはNC側に、開成時には
NO側に切換連動々作するリードスイツチ（又は
マイクロスイツチ）のような検知スイツチSW₁を
収納体５は付設しており、この検知スイツチSW₁
は共通端子を、フリツプフロツプFFのリセツト
端子にそしてNC接点を電源Ｅの正極に、NO接
点を電源Ｅの負極に接続している。また収納体５
内には押釦スイツチのようなモーメンタリな手動
操作用のスイツチSW₂を設けてあり、このスイツ
チSW₂は抵抗Ｒを介して電源Ｅに接続し、抵抗Ｒ
との接続点をフリツプフロツプFFのセツト端子
に接続してある。プログラム設定表示ランプ７は
収納体５内に設けてあつて、開閉蓋８を開成した
とき見えるようになつている。９はリードスイツ
チ駆動用永久磁石である。しかして収納体５の開
閉蓋８が閉じられた通常状態にあつては検知スイ
ツチSW₁がNC側に切換えられてリセツト端子側
が“Ｈ”レベルに設定され、またスイツチSW₂が
オフであるためセツト端子側が“Ｌ”レベルに設
定され、その結果フリツプフロツプFFの出力は
“Ｌ”レベルとなつている。従つてトランジスタ
Trはオフで、プログラム設定表示ランプ７は消
灯し、切換え制御用リレーRyは非動作状態で、
制御システムの論理手段の動作モードは通常の制
御動作モードに設定されている。

次に収納体５の開閉蓋８を開成すると検知スイ
ツチSW₁が開成を検知してNO接点側に切換わ
り、フリツプフロツプFFのリセツト端子の電位
を“Ｌ”レベルとする。次いでスイツチSW₂をオ
ンすると、フリツプフロツプFFのセツト端子の
電位が“Ｈ”レベルになり、フリツプフロツプ
FFの出力も“Ｈ”レベルとなる。従つてトラン
ジスタTrがオンし、切換え制御用リレーRy並び
にプログラム設定表示ランプ７に電流が流れ、切
換え制御用リレーRyはそのリレー接点ｒをオン
し、一方プログラム設定表示ランプ７は点灯して
プログラム設定であることを点灯表示する。リレ
ー接点ｒがオンすると、制御システムの動作モー
ドがプログラム設定動作モードに切換えられ、ユ
ーザプログラム設定手段６の操作を行なうことに
より制御プログラムをユーザのプログラムに変更
することができることになる。

次にプログラム設定が終了して収納体５の開閉
蓋８を閉成すると、検知スイツチSW₁がNC接点
側に切換わつてフリツプフロツプFFのリセツト
端子の電位が“号”レベルとなつてフリツプフロ
ツプFFはリセツトされ、トランジスタTrをオフ
し、切換え制御用リレーRy並びにプログラム設
定表示ランプ７を元の状態に戻し、制御システム
の動作モードは通常の制御動作モードに自動的に
戻ることになる。

第４図は収納体５の開閉蓋８の内側端縁に永久
磁石９′を設け、この永久磁石９′を収納体５の開
口縁に設けた鉄板１０に吸着させることにより開
閉蓋８の開きを防止すると共に、ホール素子等の
磁気検出素子１１で永久磁石９′の近接有無を検
出し、開閉蓋８の開閉を検知するようにした実施
例を示すものであつて、この磁気検出素子１１の
出力で適宜なスイツチ要素を切換えることによつ
て検知スイツチSW₁と同様な手段を構成する。

本発明は上述のように構成してあるので収納体
の開閉蓋の閉成時には制御システムの動作モード
をプログラム設定動作モードに自動的に切換え設
定できるものであつて、プログラム設定終了後の
動作モード切換え忘れが防止できて、誤使用など
未然に防げるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は制御システムの概略構成図、第２図は
本発明の一実施例の回路図、第３図は同上の収納
体の一部破断せる概略斜視図、第４図は本発明の
別の実施例の収納体の一部配断せる概略斜視図で
あり、SW₁は検知スイツチ、SW₂はスイツチ、５
は収納体、６はユーザプログラム設定手段、８は
開聞蓋である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 制御システムをユーザプログラムで動作させ
   るためのユーザプログラム設定手段と、手動操作
   のモーメンタリなスイツチとを開閉蓋付の収納体
   に収納するとともに、開閉蓋の開成を検知する検
   知手段と、検知手段の検知出力の入力時に前記ス
   イツチの投入があればユーザプログラム設定手段
   の動作モードに制御システムを設定し検知手段の
   検知出力の遮断時にユーザプログラム設定手段の
   動作モードを解除して制御システムを通常制御動
   作モードに設定するプログラム設定切換え手段と
   を具備して成ることを特徴とする制御システムの
   制御プログラム設定装置。