JP3547491B2 - 搬送路切換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、搬送物品の搬送路を切り換えて物品を仕分けたり合流させたりする搬送路切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
物品の搬送過程で物品の仕分けを行うための搬送路切換装置として、実開平4−66115号公報に記載の縦仕分け装置がある。この装置を概略を図5に示す。この装置は、1つの搬入ベルトコンベヤ70と、上下2段に配設された2つの搬出ベルトコンベヤ72a,72bと、搬入ベルトコンベヤ70と搬出ベルトコンベヤ72a,72bとの間に配設された2つの揺動ベルトコンベヤ74,76とを備えている。下流側揺動ベルトコンベヤ76は上側搬出ベルトコンベヤ72aに連結されており、上流側揺動ベルトコンベヤ74は下流側揺動ベルトコンベヤ76と下側搬出ベルトコンベヤ72bとのそれぞれに連結可能に揺動するようになっている。上流側揺動ベルトコンベヤ74と下流側揺動ベルトコンベヤ76とを揺動するための揺動機構78は、上流側揺動ベルトコンベヤ74及び下流側揺動ベルトコンベヤ76のそれぞれにクランク80,82を介して連結した円盤84,86と、これらの円盤84,86を回転方向が逆になるように駆動する駆動機構88とを備えている。各クランク80,82は、各円盤84,86に対して位相が180°ずれて連結されている。なお、クランク80,82は各揺動ベルトコンベヤ74,76を支持する側板に枢着される。
【0003】
駆動機構88はモータや、クラッチブレーキユニットや、マイターギヤ等からなり、この駆動機構88により、円盤84,86をそれぞれ異なる方向に回転することにより、上流側揺動ベルトコンベヤ74と下流側揺動ベルトコンベヤ76とは揺動する。上流側揺動ベルトコンベヤ74の上限位置では上流側揺動ベルトコンベヤ74と上側搬出ベルトコンベヤ72aとが連絡される。また、上流側揺動ベルトコンベヤ74の下限位置では上流側揺動ベルトコンベヤ74と下側搬出ベルトコンベヤ72bとが連絡されるとともに、下流側揺動ベルトコンベヤ76が上限位置に達して下側搬出ベルトコンベヤ72bとの間に物品搬送用の間口が形成される。
【0004】
このような構成により、搬入ベルトコンベヤ70から搬送されて来る物品90は、揺動ベルトコンベヤ74,76により上側搬出ベルトコンベヤ72a又は下側搬出ベルトコンベヤ72bのいずれかに搬送路を切り換えられる。
物品90は上下2段に立体的に設けた搬出ベルトコンベヤ72a,72bに仕分けられて行くので、水平面内で仕分けるよりも、設備の設置面積が少なくてすみ、床面積の省スペース化を図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の装置は、2つの揺動ベルトコンベヤ74,76を駆動する構成として、クランクや、円盤や、マイターギア等からなる駆動機構88であることから、構成が極めて複雑である。特に、多数のマイターギア(図示せず)を用いていることから、組み立てが複雑であり、しかも部品点数が多いので重量もかなり重くなる。更に、重量が重いことから、駆動機構を迅速に作動させることができず、処理効率が低いという問題がある。
また、上記装置では、下側搬出ベルトコンベヤ72bに物品90が載置された直後に、上流側揺動ベルトコンベヤ74及び下流側揺動ベルトコンベヤ76を切り換えると、下流側揺動ベルトコンベヤ76が下側搬出ベルトコンベヤ72b上の物品90を押しつぶしてしまう。その結果、物品90が損傷したり、上搬出ベルトコンベヤ72aへ搬送路が適切に切り換えられないという問題がある。
【0006】
本発明の第1の目的は、軽量で簡単な構成により組み立てが容易であり、効率良く物品を上下方向に仕分けたり合流させたりできる、縦型の搬送路切換装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、上記第1の目的に加えて、物品を押しつぶすことなく、搬送路を適正に切り換えることのできる縦型の搬送路切換装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、下記構成により達成することができる。
【0008】
すなわち、本発明の第1の態様による搬送路切換装置は、
1つの主搬送コンベヤと、主搬送コンベヤと搬送路が連絡可能な上下に配置された2つの副搬送コンベヤとの間に設けられ、前記主搬送コンベヤと前記副搬送コンベヤとの間の物品搬送路を切り換える搬送路切換装置において、
前記主搬送コンベヤに揺動可能に連結された第1揺動ベルトコンベヤと、
前記副搬送コンベヤのうち上に位置する上側副搬送コンベヤに揺動可能に連結された第2揺動ベルトコンベヤと、
前記副搬送コンベヤのうち下に位置する下側副搬送コンベヤに揺動可能に連結され前記第2揺動ベルトコンベヤに対して物品搬送間口となる距離で平行を維持される第3揺動ベルトコンベヤと、
前記第1揺動ベルトコンベヤの上限位置で前記第2及び第3揺動ベルトコンベヤが下限位置にあり前記第1揺動ベルトコンベヤと前記第2揺動ベルトコンベヤの搬送路が連絡され、前記第1揺動ベルトコンベヤの下限位置で前記第2及び第3揺動ベルトコンベヤが上限位置にあり前記第1揺動ベルトコンベヤと前記第3揺動ベルトコンベヤの搬送路が連絡される位置関係となるように前記3つの揺動ベルトコンベヤを連結し、揺動レバーを含むリンク機構と、
前記揺動レバーを揺動する駆動手段とを備えることを特徴としている。
【0009】
また、本発明の第2の態様による搬送路切換装置は、
1つの主搬送コンベヤと、主搬送コンベヤと搬送路が連絡可能な上下に配置された3つの副搬送コンベヤとの間に設けられ、前記主搬送コンベヤと前記副搬送コンベヤとの間の物品搬送路を切り換える搬送路切換装置において、
前記主搬送コンベヤに揺動可能に連結された第1揺動ベルトコンベヤと、
前記副搬送コンベヤのうち上に位置する上側副搬送コンベヤに揺動可能に連結された第2揺動ベルトコンベヤと、
前記副搬送コンベヤのうち中間に位置する中間副搬送コンベヤに揺動可能に連結され前記第2揺動ベルトコンベヤに対して物品搬送間口となる距離で平行を維持される第3揺動ベルトコンベヤと、
前記副搬送コンベヤのうち下に位置する下側副搬送コンベヤに揺動可能に連結され前記第2揺動ベルトコンベヤ及び第3揺動ベルトコンベヤに対して物品搬送間口となる距離で平行を維持される第4揺動ベルトコンベヤと、
前記第1揺動ベルトコンベヤの上限位置で前記第2〜第4揺動ベルトコンベヤが下限位置にあり前記第1揺動ベルトコンベヤと前記第2揺動ベルトコンベヤの搬送路が連絡され、前記第1揺動ベルトコンベヤの中間位置で前記第2〜第4揺動ベルトコンベヤが中間位置にあり前記第1揺動ベルトコンベヤと前記第3揺動ベルトコンベヤの搬送路が連絡され、前記第1揺動ベルトコンベヤの下限位置で前記第2〜第4揺動ベルトコンベヤが上限位置にあり前記第1揺動ベルトコンベヤと前記第4揺動ベルトコンベヤの搬送路が連絡される位置関係となるように前記4つの揺動ベルトコンベヤを連結し、揺動レバーを含むリンク機構と、
前記揺動レバーを揺動する駆動手段とを備えることを特徴としている。
【0010】
【作用】
上記の本発明の第1の態様の構成によれば、第1揺動ベルトコンベヤと第2揺動ベルトコンベヤとを揺動する手段が揺動レバーを備えたリンク機構であるので、軽量でかつ簡単な構成であり、迅速に駆動することができ処理効率が高い。また、副搬送コンベヤと連結される第2及び第3揺動ベルトコンベヤが物品搬送用間口となる距離で常に平行を維持されているので、第3揺動ベルトコンベヤ上に物品が載った直後に第2揺動ベルトコンベヤを揺動させても、第3揺動ベルトコンベヤ上の物品と干渉することがなく、搬送路が適正に切り換えられる。
また本発明の第2の態様の構成によれば、副搬送コンベヤと連結される第2〜第4揺動ベルトコンベヤが物品搬送用間口となる距離で常に平行を維持されているので、第3揺動ベルトコンベヤ又は第4揺動ベルトコンベヤに物品が載置された直後であっても、その物品を押しつぶすことなく、その上に位置する揺動ベルトコンベヤを下方に揺動させることができる。しかも、3つの副搬送コンベヤを備えているので、極めて処理効率が良い。
【0011】
本発明の搬送路切換装置は、物品の仕分け又は合流のいずれにも適用することができる。物品の仕分けに適用した場合は、主搬送コンベヤが搬入コンベヤとなり副搬送コンベヤが搬出コンベヤとなり、物品の合流に適用した場合は、副搬送コンベヤが搬入コンベヤとなり主搬送コンベヤが搬出コンベヤとなる。
【0012】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は本発明に関連する搬送路切換装置の一例の作動説明図である。
搬送路切換装置10は、主搬送コンベヤとしての搬入コンベヤ12と、副搬送コンベヤとしての上下に配置された搬出コンベヤ14a,14bとの間に設けられ、搬入されて来る物品16を所定の仕分け先に仕分けるために搬送路を切り換える。搬送路切換装置10は、搬入コンベヤ12と連結した第1揺動コンベヤ18と、搬出コンベヤ14a,14bと連結した第2揺動ベルトコンベヤ20と、これらの第1及び第2揺動ベルトコンベヤ18,20とを連結したリンク機構22と、このリンク機構22を駆動する駆動手段(サーボモータ)24とを備えている。
【0013】
第1揺動ベルトコンベヤ18は上流側のベルト支持ローラ26が揺動支点となっており、上限位置(水平位置)と下限位置(傾斜位置)との間で揺動可能となっている。また、第2揺動ベルトコンベヤ20は下流側のベルト支持ローラ28が揺動支点となっており、下限位置(水平位置)と上限位置(傾斜位置)との間で揺動可能となっている。そして、第1揺動ベルトコンベヤ18の水平位置で第2揺動ベルトコンベヤ20も水平となり、両者の搬送路が連絡するようになっている。また、第1揺動ベルトコンベヤ18は傾斜位置で下側搬出コンベヤ14bと搬送路が連絡するようになっており、このとき第2揺動ベルトコンベヤ20は、図1(b)に示すように下側搬出コンベヤ14bとの間に物品搬送用の間口を形成するように傾斜位置にある。
第1揺動ベルトコンベヤ18及び第2揺動ベルトコンベヤ20は、それぞれにモータを設けて駆動してもよいが、搬入コンベヤ12及び搬出コンベヤ14aから揺動支点となるベルト支持ローラに、チェーンにより駆動力を伝達してもよい。
【0014】
リンク機構22は、各揺動ベルトコンベヤ18,20に枢着されたリンクロッド30,32と、このリンクロッド30,32を駆動する揺動レバー34を備えている。揺動レバー34は揺動軸36と同軸にスプロケット38が固着されており、スプロケット38と駆動手段24とにチェーン40が掛け回してある。そして、駆動手段24を作動させてスプロケット38を駆動することにり、揺動レバー34がスプロケット38の回転に従って揺動する。
駆動手段24は物品16の仕分け情報に基づいて作動を制御され、搬入コンベヤ12から搬送される物品16を上下いずれかの搬出コンベヤ14a,14bに仕分けるように作動する。
【0015】
上側搬出コンベヤ14aに仕分けられる物品16が搬入コンベヤ12に搬送されて来ると、駆動手段24は揺動レバー34を図中時計回転方向に揺動させる。すると、図1(a)に示すように、揺動レバー34の揺動に従い、第1揺動ベルトコンベヤ18が一方のリンクロッド30により上方に突き上げられ水平状態になり、第2揺動ベルトコンベヤ20が他方のリンクロッド32により引き下げられて水平状態になる。この結果、搬入コンベヤ12から上側搬出コンベヤ14aへ搬送路が連絡し、上側搬出コンベヤ14aに物品16が仕分けられる。
【0016】
一方、下側搬出コンベヤ14bに仕分けられる物品16が搬入コンベヤ12に搬送されて来ると、駆動手段24は揺動レバー34を図中反時計回転方向に揺動させる。すると、図1(b)に示すように、揺動レバー34の揺動に従い、第1揺動ベルトコンベヤ18が一方のリンクロッド30により下方に引き下げられて傾斜状態になり、搬入コンベヤ12から下側搬出コンベヤ14bへ搬送路が連絡し、下側搬出コンベヤ14bに物品16が仕分けられる。このとき、第2揺動ベルトコンベヤ20は他方のリンクロッド32により突き上げられて傾斜状態になり、下側搬出コンベヤ14bの上に搬送された物品16と干渉しないようになる。第2揺動ベルトコンベヤ20は、下側搬出コンベヤ14bの上に物品16があるときには揺動しないように、搬入コンベヤ12による物品16の搬送間隔が適正に設定される。
【0017】
第1揺動ベルトコンベヤ18と第2揺動ベルトコンベヤ20とは同じ構成であり、枢着支点も同じ位置にされている。ここで、揺動レバー34の中央を揺動支点とすると、揺動支点の左右で重量バランスが釣り合っている。したがって、両揺動ベルトコンベヤ18,20の静止状態では、特に両揺動ベルトコンベヤ18,20の支持手段は不要である。更に、揺動レバー34を揺動させるためには、揺動レバー34の回転モーメントに打ち勝つだけの駆動力を揺動レバー34に付与するだけでよく、小さな力で揺動レバー34を駆動することができる。
このように、上記構成によれば、第1及び第2揺動ベルトコンベヤを揺動させるための揺動力伝達手段が、リンク機構22という簡単な構成であることから、軽量な伝達手段を提供でき、迅速に駆動することができる。したがって、切換速度が従来より速くなり、仕分け効率が向上する。しかも、揺動レバー34の揺動支点における重量バランスが釣り合うようにすることにより、少ない力で揺動レバー34を駆動することができる。
【0018】
次に、本発明の第1実施例を説明する。図2は第1実施例の搬送路切換装置の作動説明図である。
第1実施例は上記図1の構成を変形した例であり、第1実施例が上記構成と異なるのは、搬出コンベヤ14a,14bと連結した2つの揺動ベルトコンベヤ20,42を備えている点にあり、他の構成は上記のものと同じである。したがって、同じ構成については図1と同符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
2つの搬出コンベヤ14a,14bと連結した第2揺動ベルトコンベヤ20及び第3揺動ベルトコンベヤ42は、下流側のベルト支持ローラ28,44を中心に揺動可能であり、常に物品16の搬送間口以上の高さで平行を維持するようにリンクロッド46により連結されている。そのため、上に位置する第2揺動ベルトコンベヤ20にリンクロッド46が枢着され、下に位置する第3揺動ベルトコンベヤ42にはリンクロッド46に形成したスロット48内を転動する小径のローラ50が設けられている。
【0019】
上側搬出コンベヤ14aに仕分けられる物品16が搬入コンベヤ12に来ると、図2(a)に示すように、揺動レバー34は図中時計回転方向に揺動され、第1揺動ベルトコンベヤ18と第2揺動ベルトコンベヤ20との搬送路が連続し、上側搬出コンベヤ14aに物品16を搬送可能になる。
下側搬出コンベヤ14bに仕分けられる物品16が搬入コンベヤ12に来ると、図2(b)に示すように、揺動レバー34は図中反時計回転方向に揺動し、第1揺動ベルトコンベヤ18と第3揺動ベルトコンベヤ42との搬送路が連絡し、下側搬出コンベヤ14bに物品16を搬送可能になる。ここで、第2揺動ベルトコンベヤ20と第3揺動ベルトコンベヤ42とが常に平行に保たれているので、第3揺動ベルトコンベヤ42に物品16が移載された直後に、第2揺動ベルトコンベヤ20と第3揺動ベルトコンベヤ42を揺動させても、第3揺動ベルトコンベヤ42上の物品16が第2揺動ベルトコンベヤ20と干渉することはない。
【0020】
したがって、物品16が第1揺動ベルトコンベヤ18を通過した直後に搬送路の切換が可能であるので、高速仕分けが可能となり、処理効率が向上する。
なお、揺動軸36を揺動レバー34の中央とした場合は、中心とした左右のバランスはくずれるので、カウンタウエイト等により釣り合いをとったり、揺動軸36の位置を右寄りにしたりすることにより、図1に係る構成のものと同様に少ない力で揺動ベルトコンベヤ18,20,42を揺動することができる。
【0021】
第1実施例におけるリンク機構22は図3に示す構成であってもよい。図3に示すリンク機構52は、揺動レバー34に枢着したリンクロッド53が第2揺動ベルトコンベヤ20にのみ枢着され、第2揺動ベルトコンベヤ20と第3揺動ベルトコンベヤ42とは、他のリンクロッド54により連結されている。また、リンクロッド53は、第2揺動ベルトコンベヤ20に枢着する代わりに第3揺動ベルトコンベヤ42にのみ枢着してもよい。このように、いずれか一方の揺動ベルトコンベヤのみと揺動レバー34とをリンクロッド53により連結することにより、前述のリンクロッド46のようにスロット48とローラ50を設ける必要がない。
【0022】
次に、図4を参照して本発明の第2実施例を説明する。図4は第2実施例の搬送路切換装置の作動説明図である。
第2実施例は第1実施例を一部変形した例であり、第2実施例が第1実施例と異なるのは、3つの搬出コンベヤ14a,14b,14cと連結される3つの揺動ベルトコンベヤ20,42,56を備えている点にあり、他の構成は第1実施例と同じである。したがって、第1実施例と同じ構成については図2と同符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
【0023】
3つの搬出コンベヤ14a,14b,14cと連結した第2揺動ベルトコンベヤ20及び第3揺動ベルトコンベヤ42及び第4揺動ベルトコンベヤ56は、下流側のベルト支持ローラ28,44,58を中心に揺動可能であり、常に物品16の搬送間口以上の高さで平行を維持するようにリンクロッド60,62により連結されている。一方のリンクロッド60は3つの揺動ベルトコンベヤ20,42,56を平行に連結するもので、他方のリンクロッド62は揺動レバー34といずれかの揺動ベルトコンベヤを連結して駆動力を伝えるものであり、本例の場合、第3揺動ベルトコンベヤ42にこのリンクロッド62が連結されている。
【0024】
上側搬出コンベヤ14aに仕分けられる物品16が搬入コンベヤ12に来ると、図4(a)に示すように、揺動レバー34は図中時計回転方向に揺動され、第1揺動ベルトコンベヤ18と第2揺動ベルトコンベヤ20との搬送路が連絡し、上側搬出コンベヤ14aに物品16を搬送可能になる。
中間搬出コンベヤ14bに仕分けられる物品16が搬入コンベヤ12に来ると、図4(b)に示すように、揺動レバー34は図中時計回転方向に揺動され、第1揺動ベルトコンベヤ18と第3揺動ベルトコンベヤ42との搬送路が連絡し、中間搬出ベルトコンベヤ14cに物品16を搬送可能になる。
下側搬出コンベヤ14bに仕分けられる物品16が搬入コンベヤ12に来ると、図4(c)に示すように、揺動レバー34は図中反時計回転方向に揺動され、第1揺動ベルトコンベヤ18と第4揺動ベルトコンベヤ56との搬送路が連絡し、下側搬出コンベヤ14bに物品16を搬送可能になる。ここで、第2揺動ベルトコンベヤ20と第3揺動ベルトコンベヤ42と第4揺動ベルトコンベヤ56とが常に平行に保たれているので、第3揺動ベルトコンベヤ42又は第4揺動ベルトコンベヤ56に物品16が移載された直後に、他の揺動ベルトコンベヤを揺動させても、第3揺動ベルトコンベヤ42又は第4揺動ベルトコンベヤ56上の物品16が他の揺動ベルトコンベヤと干渉することはない。
【0025】
したがって、第1実施例と同様に、物品16が第1揺動ベルトコンベヤ18を通過した直後に搬送路の切換が可能であるので、高速仕分けが可能となり処理効率が向上する。更に、この第2実施例は3つの仕分け先に対応できるので、処理効率が極めて高い。
なお、揺動軸36を揺動レバー34の中央とした場合は、中心とした左右のバランスはくずれるので、カウンタウエイト等により釣り合いをとることにより、第1実施例と同様に少ない力で揺動ベルトコンベヤ18,20,42,56を揺動することができる。
【0026】
第2実施例では揺動レバー34からの駆動力を伝達するリンクロッド62が第3揺動ベルトコンベヤ42のみに連結されているが、図2に示す第1実施例のリンク機構と同様に、いずれか1つの揺動ベルトコンベヤに枢着されるリンクロッドにスロットを形成し、このスロット内を転動するローラを揺動ベルトコンベヤに設けてもよい。
上記各実施例は、1つの搬入コンベヤ12から複数の搬出コンベヤ14a,14b,14cに物品16を仕分ける際の搬送路切換装置であるが、搬出コンベヤ14a,14b,14cを搬入コンベヤとして用い、搬入コンベヤ12を搬出コンベヤとして用いて、物品を合流させる際の搬送路切換装置として用いてもよい。
なお、本発明は、各コンベヤがベルトコンベヤであるが、これらのベルトコンベヤに代えて、ローラコンベヤを適用することも可能である。その場合、必要に応じて、フリーローラコンベヤを用いたり、ローラコンベヤに駆動手段や制動手段等が設けられる。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、揺動ベルトコンベヤを揺動させる機構が揺動レバーを備えたリンク機構であり、構成が簡単でかつ軽量であることから、組み立てが容易であり、更に迅速に駆動できるので、効率良く物品を仕分けたり合流させることができる。
また、複数ある各副搬送手段に対してそれぞれ連結可能で、互いが物品搬送間口となる距離で平行が維持されている揺動ベルトコンベヤを備えることにより、揺動ベルトコンベヤに物品が載りさえすれば他の搬送路に切り換えることができるので、物品の仕分け又は合流効率が更に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の前提となる構成の作動説明図である。
【図2】本発明の第1実施例の作動説明図である。
【図3】リンク機構の変形例の構成図である。
【図4】本発明の第2実施例の作動説明図である。
【図5】従来の搬送路切換装置の構成図である。

Claims (2)

  1. 1つの主搬送コンベヤ(12)と、主搬送コンベヤ(12)と搬送路が連絡可能な上下に配置された2つの副搬送コンベヤ(14a,14b)との間に設けられ、前記主搬送コンベヤ(12)と前記副搬送コンベヤ(14a,14b)との間の物品搬送路を切り換える搬送路切換装置(10)において、
    前記主搬送コンベヤ(12)に揺動可能に連結された第1揺動ベルトコンベヤ(18)と、
    前記副搬送コンベヤ(14a,14b)のうち上に位置する上側副搬送コンベヤ(14a)に揺動可能に連結された第2揺動ベルトコンベヤ(20)と、
    前記副搬送コンベヤ(14a,14b)のうち下に位置する下側副搬送コンベヤ(14b)に揺動可能に連結され前記第2揺動ベルトコンベヤ(20)に対して物品搬送間口となる距離で平行を維持される第3揺動ベルトコンベヤ(42)と、
    前記第1揺動ベルトコンベヤ(18)の上限位置で前記第2及び第3揺動ベルトコンベヤ(20,42)が下限位置にあり前記第1揺動ベルトコンベヤ(18)と前記第2揺動ベルトコンベヤ(20)の搬送路が連絡され、前記第1揺動ベルトコンベヤ(18)の下限位置で前記第2及び第3揺動ベルトコンベヤ(20,42)が上限位置にあり前記第1揺動ベルトコンベヤ(18)と前記第3揺動ベルトコンベヤ(42)の搬送路が連絡される位置関係となるように前記3つの揺動ベルトコンベヤ(18,20,42)を連結し、揺動レバー(34)を含むリンク機構(22)と、
    前記揺動レバー(34)を揺動する駆動手段(24)とを備えた搬送路切換装置(10)。
  2. 1つの主搬送コンベヤ(12)と、主搬送コンベヤ(12)と搬送路が連絡可能な上下に配置された3つの副搬送コンベヤ(14a,14b,14c)との間に設けられ、前記主搬送コンベヤ(12)と前記副搬送コンベヤ(14a,14b,14c)との間の物品搬送路を切り換える搬送路切換装置(10)において、
    前記主搬送コンベヤ(12)に揺動可能に連結された第1揺動ベルトコンベヤ(18)と、
    前記副搬送コンベヤ(14a,14b,14c)のうち上に位置する上側副搬送コンベヤ(14a)に揺動可能に連結された第2揺動ベルトコンベヤ(20)と、
    前記副搬送コンベヤ(14a,14b,14c)のうち中間に位置する中間副搬送コンベヤ(14c)に揺動可能に連結され前記第2揺動ベルトコンベヤ(20)に対して物品搬送間口となる距離で平行を維持される第3揺動ベルトコンベヤ(42)と、
    前記副搬送コンベヤ(14a,14b,14c)のうち下に位置する下側副搬送コンベヤ(14b)に揺動可能に連結され前記第2揺動ベルトコンベヤ及び第3揺動ベルトコンベヤ(20,42)に対して物品搬送間口となる距離で平行を維持される第4揺動ベルトコンベヤ(56)と、
    前記第1揺動ベルトコンベヤ(18)の上限位置で前記第2〜第4揺動ベルトコンベヤ(20,42,56)が下限位置にあり前記第1揺動ベルトコンベヤ(18)と前記第2揺動ベルトコンベヤ(20)の搬送路が連絡され、前記第1揺動ベルトコンベヤ(18)の中間位置で前記第2〜第4揺動ベルトコンベヤ(20,42,56)が中間位置にあり前記第1揺動ベルトコンベヤ(18)と前記第3揺動ベルトコンベヤ(42)の搬送路が連絡され、前記第1揺動ベルトコンベヤ(18)の下限位置で前記第2〜第4揺動ベルトコンベヤ(20,42,56)が上限位置にあり前記第1揺動ベルトコンベヤ(18)と前記第4揺動ベルトコンベヤ(56)の搬送路が連絡される位置関係となるように前記4つの揺動ベルトコンベヤ(18,20,42,56)を連結し、揺動レバー(34)を含むリンク機構(22)と、
    前記揺動レバー(34)を揺動する駆動手段(24)とを備えた搬送路切換装置(10)。
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