JP3546510B2 - 金属板ラミネート用積層フイルム - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は金属板ラミネート用フイルムに関するものである。更に詳しくは成形性、耐衝撃性、味特性に優れ、成形加工によって製造される金属缶に好適な金属板ラミネート用積層フイルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、金属缶の缶内面及び外面は腐食防止を目的として、エポキシ系、フェノ−ル系等の各種熱硬化性樹脂を溶剤に溶解または分散させたものを塗布し、金属表面を被覆することが広く行われてきた。しかしながら、このような熱硬化性樹脂の被覆方法は塗料の乾燥に長時間を要し、生産性が低下したり、多量の有機溶剤による環境汚染など好ましくない問題がある。
【0003】
これらの問題を解決する方法として、金属缶の材料である鋼板、アルミニウム板あるいは該金属板にめっき等各種の表面処理を施した金属板にフイルムをラミネ−トする方法がある。そして、フイルムのラミネ−ト金属板を絞り成形やしごき成形加工して金属缶を製造する場合、フイルムには次のような特性が要求される。
【0004】
(1)金属板との接着性に優れていること。
【0005】
(2)成形性に優れ、成形後にピンホールなどの欠陥を生じないこと。
【0006】
(3)金属缶に対する衝撃によって、ポリエステルフイルムが剥離したり、クラック、ピンホールが発生したりしないこと。
【0007】
(4)缶の内容物の香り成分がフイルムに吸着したり、フイルムの臭いによって内容物の風味がそこなわれないこと(以下味特性と記載する)。
【0008】
これらの要求を解決するために多くの提案がなされており、例えば特開昭64−22530号公報には特定の密度、面配向係数を有するポリエステルフイルム、特開平2−57339号公報には特定の結晶性を有する共重合ポリエステルフイルム等が開示されている。しかしながら、これらの提案は上述のような多岐にわたる要求特性を総合的に満足できるものではなく、特に耐衝撃性、味特性に対しては十分に満足できるレベルにあるとは言えなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は上記した従来技術の問題点を解消することにあり、成形性、耐熱性、耐衝撃性、味特性に優れ、特に味特性に優れ成形加工によって製造される金属缶に好適な金属板ラミネート用二軸延伸積層フイルムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記した本発明の目的は、ガラス転移温度が90℃以上の熱可塑性樹脂Aを主成分とするA層と融点160〜250℃のエチレンテレフタレート及び/またはエチレンイソフタレートを主たる構成成分とするポリエステルBとガラス転移温度が90℃以上の熱可塑性樹脂Aが重量比で80:20〜99.9:0.1含有されてなるB層よりなることを特徴とする金属板ラミネート用積層フイルムによって達成することができる。
【0011】
本発明では、特定のガラス転移温度を有する熱可塑性樹脂層と該樹脂を適量含有するポリエステル層を積層したフィルムを得ることにより、金属板にラミネートし、成形して缶を得た際、味特性が良好となるだけでなく、フィルム層間の密着性に優れているため成形性に優れ、成形の度合いが高くても良好な缶体が得られることを見いだしたものである。
【0012】
本発明におけるガラス転移温度が90℃以上の熱可塑性樹脂Aとは、動的粘弾性測定装置において観測されるガラス転移温度が90℃以上の熱可塑性樹脂であれば特に限定されない。ガラス転移温度が90℃以上であると味特性に優れるだけでなく耐熱性が良好となる。好ましくは、ガラス転移温度が100℃以上、より好ましくは110℃以上であると特に味特性、耐熱性に優れるので望ましい。熱可塑性樹脂Aとしては、例えば、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリアミドイミド、ポリスチレンやポリアミドなどでアロイ化変性されたポリフェニレンエーテル、ポリスルフォン、ポリエーテルスルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルイミド、及びこれらの混合物、反応物などが挙げられる。中でも、成形性、耐熱性、味特性の点で芳香族ポリカーボネート、ポリアリレートなどの非晶性かつ高ガラス転移温度を有する樹脂が好ましく、ポリ−ジオキシジフェニル−2,2−プロパンカーボネート(ビスフェノールAポリカーボネート)、ポリ−ジオキシジフェニルメタンカーボネート、ポリ−ジオキシジフェニルエタンカーボネート、ポリ−ジオキシジフェニル−2,2−ブタンカーボネート、ポリ−ジオキシジフェニル−2,2−ペンタンカーボネート、ポリ−ジオキシジフェニル−3,3−ペンタンカーボネート、ポリ−ジオキシジフェニル−2,2−ヘキサンカーボネートなどの芳香族ポリカーボネート、ビスフェノールAと芳香族ジカルボン酸からのポリアリレートが好ましく使用できる。
【0013】
本発明におけるエチレンテレフタレート及び/またはエチレンイソフタレートを主たる構成成分とするポリエステルBとは、繰り返し単位の80モル%以上がエチレンテレフタレート及び/またはエチレンイソフタレートであるポリエステルを言い、さらに好ましくは85モル%以上であると味特性が向上するので望ましい。
【0014】
本発明で使用されるポリエステルBとしては、融点として160〜245℃であることが耐熱性、金属板との接着性を良好にする上で必要である。
【0015】
融点が160℃未満であると耐熱性が劣り、熱可塑性樹脂Aと混合して溶融押出しする際に異物を発生し易くなるので好ましくない。一方、融点が245℃を超えると金属との接着性が低下してしまう。
【0016】
本発明におけるポリエステルBは、本発明の特性を損ねない範囲で下記成分を共重合してもよく、例えばジカルボン酸成分としては、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、フタル酸等の芳香族ジカルボン酸、シュウ酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ダイマ−酸、マレイン酸、フマル酸等の脂肪族ジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸、p−オキシ安息香酸等のオキシカルボン酸等を挙げることができる。一方、グリコ−ル成分としては例えばプロパンジオ−ル、ブタンジオ−ル、ペンタンジオ−ル、ヘキサンジオ−ル、ネオペンチルグリコ−ル等の脂肪族グリコ−ル、シクロヘキサンジメタノ−ル等の脂環族グリコール、ビスフェノールA、ビスフェノールS等の芳香族グリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコールなどのポリオキシエチレングリコール等が挙げられる。なお、これらのジカルボン酸成分、グリコ−ル成分は2種以上を併用してもよい。
【0017】
また、本発明の効果を阻害しない限りにおいて、共重合ポリエステルにトリメリット酸、トリメシン酸、トリメチロ−ルプロパン等の多官能化合物を共重合してもよい。
【0018】
本発明におけるポリエステルBは、特に限定されないが、好ましくは、イソフタル酸共重合ポリエチレンテレフタレート、ブタンジオール/イソフタル酸共重合ポリエチレンテレタレートなどの共重合ポリエステル、及び該ポリエステルにジエチレングリコール、ポリエチレングリコールなどのポリオキシエチレングリコールを共重合したポリエステルなどが挙げられる。特に味特性を重視する用途ではイソフタル酸共重合ポリエチレンテレフタレート及び該ポリエステルにジエチレングリコール、ポリエチレングリコールなどのポリオキシエチレングリコールを共重合したポリエステルなどが好ましく使用される。
【0019】
本発明におけるポリエステルBは、好ましくはジエチレングリコール成分量が0.01〜1.5重量%、さらに好ましくは0.01〜1.0重量%、特に好ましくは0.01〜0.8重量%であることが製缶工程での熱処理、製缶後のレトルト処理などの多くの熱履歴を受けても良好な耐衝撃性を維持する上で望ましい。このことは、200℃以上での耐酸化分解性が向上するものと考えられ、さらに公知の酸化防止剤を0.0001〜1重量%添加してもよい。
【0020】
ジエチレングリコール成分を0.01未満とすることは重合工程が煩雑となり、コストの面で好ましくなく、1.5重量%を越すと製缶工程での熱履歴によりポリエステルの劣化が生じフィルムの耐衝撃性を低下させる傾向がある。ジエチレングリコールは一般にポリエステル製造の際に副生するが、その量を減少させるには、重合時間を短縮したり、重合触媒として使用されるアンチモン化合物、ゲルマニウム化合物などの量を限定する方法、液相重合と固相重合を組み合わせる方法、アルカリ金属成分を含有させる方法などが挙げられるが方法としては特に限定されない。
【0021】
また、味特性を良好にする上で、フィルム中のアセトアルデヒドの含有量を好ましくは30ppm以下、さらに好ましくは25ppm以下、特に好ましくは20ppm以下が望ましい。アセトアルデヒドの含有量が30ppmを越えると味特性に劣る。フィルム中のアセトアルデヒドの含有量を30pm以下とする方法は特に限定されるものではないが、例えばポリエステルを重縮反応等で製造する際の熱分解によって生じるアセトアルデヒドを除去するため、ポリエステルを減圧下あるいは不活性ガス雰囲気下において、ポリエステルの融点以下の温度で熱処理する方法、好ましくはポリエステルを減圧下あるいは不活性ガス雰囲気下において150℃以上、融点以下の温度で固相重合する方法、ベント式押出機を使用して溶融押出する方法、ポリマを溶融押出する際に押出温度を高融点ポリマ側の融点+30℃以内、好ましくは融点+25℃以内で、短時間で押出す方法等を挙げることができる。
【0022】
また、本発明において特に耐衝撃性、味特性を良好にするためには、好ましくはポリエステルの固有粘度が0.6以上、さらに好ましくは固有粘度が0.65以上、特に好ましくは固有粘度が0.7以上であると、ポリマ分子鎖の絡み合い密度が高まるためと考えられるが耐衝撃性、味特性をさらに向上させることができるので好ましい。
【0023】
本発明のポリエステルBは、味特性の点でゲルマニウム元素を1〜500ppm含有することが好ましく、さらに好ましくは5〜300ppm、特に好ましくは10〜100ppmである。ゲルマニウム元素量が1ppm未満であると味特性向上の効果が十分でなく、また500ppmを越えると、ポリエステル中に異物が発生し耐衝撃性が悪化したり、味特性を悪化してしまう。ゲルマニウム元素をポリエステルに含有させる方法は従来公知の任意の方法を採用することができ特に限定されないが、通常ポリエステルの製造が完結する以前の任意の段階において、重合触媒としてゲルマニウム化合物を添加することが好ましい。このような方法としては例えば、ゲルマニウム化合物の粉体をそのまま添加する方法や、あるいは特公昭54−22234号公報に記載されているように、ポリエステルの出発原料であるグリコ−ル成分中にゲルマニウム化合物を溶解させて添加する方法等を挙げることができる。ゲルマニウム化合物としては、例えば二酸化ゲルマニウム、結晶水含有水酸化ゲルマニウム、あるいはゲルマニウムテトラメトキシド、ゲルマニウムテトラエトキシド、ゲルマニウムテトラブトキシド、ゲルマニウムエチレングリコキシド等のゲルマニウムアルコキシド化合物、ゲルマニウムフェノレ−ト、ゲルマニウムβ−ナフトレ−ト等のゲルマニウムフェノキシド化合物、リン酸ゲルマニウム、亜リン酸ゲルマニウム等のリン含有ゲルマニウム化合物、酢酸ゲルマニウム等を挙げることができる。中でも二酸化ゲルマニウムが好ましい。
【0024】
本発明のポリエステルの製造は、従来公知の任意の方法を採用することができ、特に限定されるものではない。例えばポリエチレンテレフタレ−トにイソフタル酸成分を共重合し、ゲルマニウム化合物として二酸化ゲルマニウムを添加する場合で説明する。テレフタル酸成分、イソフタル酸成分とエチレングリコ−ルをエステル交換またはエステル化反応せしめ、次いで二酸化ゲルマニウム、リン化合物を添加し、引き続き高温、減圧下で一定のジエチレングリコール含有量になるまで重縮合反応せしめ、ゲルマニウム元素含有重合体を得る。次いで得られた重合体をその融点以下の温度において減圧下または不活性ガス雰囲気下で固相重合反応せしめ、アセトアデルヒドの含有量を減少させ、所定の固有粘度、カルボキシル末端基を得る方法等を挙げることができる。
【0025】
本発明のポリエステルを製造する際には、従来公知の反応触媒、着色防止剤を使用することができ、反応触媒としては例えばアルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物、亜鉛化合物、鉛化合物、マンガン化合物、コバルト化合物、アルミニウム化合物、アンチモン化合物、チタン化合物等、着色防止剤としては例えばリン化合物等挙げることができる。
【0026】
本発明では、ポリエステルBと熱可塑性樹脂Aを重量比で80:20〜99.9:0.1であるB層を設けることにより金属接着性だけでなく、成形の度合いが大きくても良好な缶体を製造するのに好適な積層二軸延伸フィルムが得られる。好ましくは重量比が85:15〜99.5:0.5、さらに好ましくは90:10〜99:1である。ポリエステルBと熱可塑性樹脂Aの重量比が、本発明外であると成形性の点で劣ることとなる。熱可塑性樹脂Aの重量比が20を超えると成形時に厚み斑を生じ易くなり、重量比が0.1未満であると層間接着性が低下しいずれも成形性が悪化する。さらに熱可塑性樹脂Aが芳香族ポリカーボネート、ポリアリレートなどの非晶性かつ高ガラス転移温度を有する樹脂であると製缶工程で種々の熱履歴を受けた後もB層の結晶化の進行を低下でき、耐衝撃性が向上するので好ましい。
【0027】
また、ポリエステルBと熱可塑性樹脂Aの混合層に公知の相溶化剤を添加し相溶性を改善すると耐衝撃性が改善されるので好ましい。
【0028】
本発明の二軸延伸フイルムの厚さは、金属にラミネートした後の成形性、金属に対する皮膜性、耐衝撃性、味特性の点で、5〜60μmであることが好ましく、さらに好ましくは10〜40μmである。積層厚みとしては、A層の厚みを0.01〜5μmとすることが味特性、成形性の点で好ましく、さらに好ましくは、0.1〜3μm、特に好ましくは0.5〜2μmである。B層の厚みとしては4〜60μmであることが好ましく、さらに好ましくは8〜30μmである。
【0029】
また、本発明のフイルムの取扱い性、加工性を向上させるために、平均粒子径0.1〜10μmの公知の内部粒子、無機粒子および/または有機粒子などの外部粒子の中から任意に選定される粒子がA層及び/またはB層に0.01〜10重量%含有されていることが好ましく、さらには平均粒子径0.1〜5μmの内部粒子、無機粒子および/または有機粒子が0.01〜3重量%含有されていることが好ましい。内部粒子の析出方法としては公知の技術を採用できるが、例えば特開昭48−61556号公報、特開昭51−12860号公報、特開昭53−41355号公報、特開昭54−90397号公報などに記載の技術が挙げられる。さらに特開昭55−20496号公報、特開昭59−204617号公報などの他の粒子との併用も行うことができる。10μmを越える平均粒子径を有する粒子を使用するとフィルムの欠陥が生じ易くなるので好ましくない。無機粒子および/または有機粒子としては、例えば湿式および乾式シリカ、コロイド状シリカ、酸化チタン、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、硫酸バリウム、アルミナ、マイカ、カオリン、クレ−等の無機粒子およびスチレン、シリコ−ン、アクリル酸類等を構成成分とする有機粒子等を挙げることができる。なかでも湿式および乾式コロイド状シリカ、アルミナ等の無機粒子およびスチレン、シリコーン、アクリル酸、メタクリル酸、ポリエステル、ジビニルベンゼン等を構成成分とする有機粒子等を挙げることができる。これらの内部粒子、無機粒子および/または有機粒子は二種以上を併用してもよい。
【0030】
粒子はA層、B層のいずれに添加しても良いがB層の中心線平均粗さRaは好ましくは0.005〜0.08μm、さらに好ましくは0.008〜0.06μmである。さらに、最大粗さRtとの比Rt/Raが5〜50、好ましくは8〜40であると高速製缶性が向上する。
【0031】
本発明における積層フィルムの製造方法としては、特に限定されないが例えば熱可塑性樹脂A、粒子を含有するポリエステルBと熱可塑性樹脂Aのブレンドを必要に応じて乾燥した後、各々を公知の溶融積層用押出機に供給し、スリット状のダイからシート状に押出し、静電印加などの方式によりキャスティングドラムに密着させ冷却固化し未延伸シートを得る。成形の度合いが大きい用途ではこの未延伸フィルムを必要に応じてコロナ放電処理などの表面処理を行った後、スリット、巻取りを行いフィルムを得ても良い。一方、後述するテインーフリースチール(以下TFS)鋼板を使用し、成形の度合いがやや低い用途では以下のように未延伸フィルムをさらに二軸延伸して得られるフィルムを使用することが耐衝撃性の点で好ましい。二軸延伸フィルムを得る方法としては、上記のキャスティングドラムに密着させ冷却固化して得た未延伸シートをフイルムの長手方向及び幅方向に延伸することにより得る。延伸倍率は目的とするフイルムの配向度、強度、弾性率等に応じて任意に設定することができるが、好ましくはフィルムの品質の点でテンター方式によるものが好ましく、長手方向に延伸した後、幅方向に延伸する逐次二軸延伸方式、長手方向、幅方向をほぼ同時に延伸していく同時二軸延伸方式が望ましい。延伸倍率としてはそれぞれの方向に1.5〜4.0倍、好ましくは1.8〜4.0倍である。長手方向、幅方向の延伸倍率はどちらを大きくしてもよく、同一としてもよい。また、延伸速度は1000%/分〜200000%/分であることが望ましく、延伸温度はポリエステルBのガラス転移温度以上、熱可塑性樹脂Aのガラス転移温度+20℃以下であれば任意の温度とすることができるが、通常は80〜190℃が好ましい。更に二軸延伸の後にフイルムの熱処理を行うが、この熱処理はオ−ブン中、加熱されたロ−ル上等、従来公知の任意の方法で行なうことができる。熱処理温度は120℃以上245℃以下の任意の温度とすることができるが、好ましくは120〜240℃である。また熱処理時間は任意とすることができるが、通常1〜60秒間行うのが好ましい。熱処理はフイルムをその長手方向および/または幅方向に弛緩させつつおこなってもよい。さらに、再延伸を各方向に対して1回以上行ってもよく、その後熱処理を行っても良い。
【0032】
本発明では150℃×30分での熱収縮率が5%以下であることが好ましい。熱収縮率が5%以下、好ましくは4%以下、さらに好ましくは3%以下であると金属との熱ラミネート性が優れるだけでなく、耐衝撃性が向上する。
【0033】
さらに、本発明のフィルムを製造するにあたり、必要により酸化防止剤、可塑剤、帯電防止剤、耐候剤、末端封鎖剤等の添加剤も適宜使用することができる。特に、酸化防止剤の併用は製缶工程での熱履歴によるポリエステルBの劣化を防止し好ましい。その量としては、全フィルム重量に対し0.001〜1重量%程度が好ましい。
【0034】
また、B層にコロナ放電処理などの表面処理を施すことにより接着性を向上させることはさらに特性を向上させる上で好ましい。その際、E値としては5〜40、好ましくは10〜35である。
【0035】
本発明の金属板とは特に限定されないが、成形性の点で鉄やアルミニウムなどを素材とする金属板が好ましい。さらに、鉄を素材とする金属板の場合、その表面に接着性や耐腐食性を改良する無機酸化物被膜層、例えばクロム酸処理、リン酸処理、クロム酸/リン酸処理、電解クロム酸処理、クロメート処理、クロムクロメート処理などで代表される化成処理被覆層を設けてもよい。特に金属クロム換算値でクロムとして6.5〜150mg/m2 のクロム水和酸化物が好ましく、さらに、展延性金属メッキ層、例えばニッケル、スズ、亜鉛、アルミニウム、砲金、真ちゅうなどを設けてもよい。スズメッキの場合0.5〜15mg/m2 、ニッケルまたはアルミニウムの場合1.8〜20g/m2 のメッキ量を有するものが好ましい。
【0036】
本発明の金属ラミネート用フィルムは、絞り成形やしごき成形によって製造されるツーピース金属缶の内面被覆用に好適に使用することができる。また、ツーピース缶の蓋部分、あるいはスリーピース缶の胴、蓋、底の被覆用としても良好な金属接着性、成形性を有するため好ましく使用することができる。
【0037】
【特性の測定、評価】
(1)ポリマのガラス転移温度
動的粘弾性測定装置(110ヘルツ、2℃/分)によりポリマの動的粘弾性の温度依存性を測定し、ガラス転移温度に相当するα分散の温度を求めてガラス転移温度とした。
【0038】
(2)ポリエステル中のジエチレングリコ−ル成分の含有量
NMR(13C −NMRスペクトル)によって測定した。
【0039】
(3)ポリエステル中のゲルマニウム元素の含有量
蛍光X線測定によりポリエステル組成物中のゲルマニウム元素の含有量とピーク強度の検量線から定量した。
【0040】
(4)ポリエステルの固有粘度
ポリエステルをオルソクロロフェノ−ルに溶解し、25℃において測定した。なお、不溶ポリマは濾過して取り除いて測定した。
【0041】
(5)ポリエステルの融点
ポリエステルを結晶化させ、示差走査熱量計(パ−キン・エルマ−社製DSC−2型)により、10℃/minの昇温速度で測定した。
【0042】
(6)フイルム中のアセトアルデヒド含有量
フイルムの微粉末を2g採取しイオン交換水と共に耐圧容器に仕込み、120℃で60分間水抽出後、高感度ガスクロで定量した。
【0043】
(7)粒子の平均粒径
フィルムから樹脂をプラズマ低温灰化処理法で除去し粒子を露出させる。処理条件は樹脂は灰化するが粒子はダメージを受けない条件を選択する。これを走査型電子顕微鏡で粒子数5000〜10000個を観察し、粒子画像を画像処理装置により円相当径から求めた。
【0044】
粒子が内部粒子の場合、ポリマ断面を切断し厚さ0.1〜1μm程度の超薄切片を作成し、透過型電子顕微鏡を用いて倍率5000〜20000程度で写真を(10枚:25cm×25cm)撮影し、内部粒子の平均分散径を円相当径より計算した。
【0045】
(8)熱収縮率
幅10mm、長さ250〜300mmのフィルムサンプルを200mm間隔にマーキングし、サンプル支持板に一定張力下で固定し、万能投影機(日本光学製V16A)を用いてマーキング間隔の原長を測定した。測定したサンプルに3gのクリップを用いて荷重をかけ、150℃に設定した熱風オーブン中で30分間回転させながら処理した。処理したサンプルは、原長を測定した雰囲気下に2時間放置後、原長測定法と同様にマーキング間隔を測定して収縮率を求めた。
【0046】
(9)フィルムの表面粗さ(中心線平均粗さRa、最大粗さRt)
小坂研究所製の高精度薄膜段差測定器ET−10を用いて測定した。条件は次の通りであり、20回の測定の平均値をもって値とした。
【0047】
触針先端半径:0.5μm
触針荷重 :5mg
測定長 :1mm
カットオフ値:0.08mm
なお、Ra、Rtの定義は、例えば、奈良次郎著「表面粗さの測定・評価法」
(総合技術センター、1983)に示されているものである。
【0048】
(10)成形性
50m/分でフィルムと140〜250℃に加熱されたTFS鋼板(厚さ0.3mm)をB層が接着面となるようにラミネート、急冷した後、絞り成形機(成形比(最大厚み/最小厚み)=1.5、及び1.8)で80〜熱可塑性樹脂Aのガラス転移温度+20℃以下において成形可能温度領域で成形した缶を得た。得られた缶内に1%の食塩水を入れて、食塩水中の電極と金属缶に6vの電圧をかけて3秒後の電流値を読み取り、10缶測定後の平均値を求めた。
【0049】
A級:0.001mA未満
B級:0.001mA以上0.01mA未満
C級:0.01mA以上0.1mA未満
D級:0.1mA以上
【0050】
(11)耐衝撃性
(炭酸飲料での耐衝撃性)
製缶(成形比1.5)後、215℃、3分の熱処理を行い、炭酸水を充填し0℃、48時間炭酸バブリングした。そして、内容物として水を充填した缶(250g)を底面が落下した際にコンクリートの地面に対して45゜となるようにして30cmの高さから落下させて衝撃を与えた後内容物を除いて缶側内面をろうでマスキングし、缶内に1%の食塩水を入れて、食塩水中の電極と金属缶に6vの電圧をかけて3秒後の電流値を読み取り、10缶測定後の平均値を求めた。
【0051】
A級:0.2mA未満
B級:0.2mA以上0.4mA未満
C級:0.4mA以上1.0mA未満
D級:1.0mA以上
【0052】
(レトルト飲料での耐衝撃性)
製缶(成形比1.5)後、215℃3分の条件で空焼きを行い、空焼き後、120℃×30分のレトルト処理をし、市販のウーロン茶を充填し、30℃、24時間放置し、内容物として水を充填した缶(250g)を底面が落下した際にコンクリートの地面に対して45゜となるようにして30cmの高さから落下させて衝撃を与えた後、内容物を除き缶側内面をろうでマスキングして缶内に1%食塩水を入れて、食塩水中の電極と金属缶に6Vの電圧をかけて3秒後の電流値を読み取り、10缶測定後の平均値を求めた。
【0053】
A級:0.2mA未満
B級:0.2mA以上0.4mA未満
C級:0.4mA以上1.0mA未満
D級:1.0mA以上
【0054】
(12)味特性
熱可塑性樹脂A層が香料水溶液(d−リモネン30ppm 水溶液)に接するようにして(接触面積:314cm2 )常温14日間放置した後、熱可塑性樹脂Aのガラス転移温度+5℃で30分間窒素気流中で加熱し追い出される成分を、ガスクロマトグラフィーによりフイルム1gあたりのd−リモネンの吸着量を定量し味特性を評価した。
【0055】
【実施例】
実施例1
熱可塑性樹脂Aをポリ−ジオキシジフェニル−2,2−プロパンカーボネート(ガラス転移温度145℃)とし、ポリエステルBとして平均粒子径の異なるコロイダルシリカ粒子を含有するエチレングリコールスラリーを190℃で2時間熱処理した後、エステル化反応終了後にスラリーを添加し、重縮合反応を行い該粒子を所定量含有するイソフタル酸12.0モル%共重合ポリエチレンテレフタレート(ゲルマニウム元素量40ppm、固有粘度0.69、ジエチレングリコール0.80重量%、融点229℃、カルボキシル末端基:40当量/トン)のチップを製造した。熱可塑性樹脂Aを120℃3時間真空乾燥して単軸押出機に供給し、ポリエステルBと熱可塑性樹脂Aを重量比で95:5となるようにチップブレンドした後二軸真空ベント式押出機(押出機の温度はいずれも270℃に設定)に供給し溶融し、しかる後にフィードブロックにて2層(A層/B層=1/24)に積層して通常の口金から吐出後、静電印加(7kv)でB層がドラム面になるように鏡面冷却ドラムにて冷却固化して未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムを温度140℃にて長手方向に3.0倍延伸し、温度145℃で幅方向に3.0倍延伸した後、187℃にてリラックス5%、5秒間熱処理した。得られたフィルム特性、缶特性は表1に示した通りであり、良好な成形性、耐衝撃性、味特性を得ることができた。
【0056】
実施例2〜6
熱可塑性樹脂Aの種類、製膜方法、積層比、ポリエステルの種類などを変更し実施例1と同様にして製膜し、フィルムを得た。結果を表1〜2に示す。
【0057】
実施例2は、平均粒子径0.3μmの乾式シリカ粒子と内部粒子として、酸成分100部に対してグリコール成分64部と酢酸カルシウム0.1部を触媒として常法によりエステル交換反応を行い、酢酸リチウム0.17部、トリメチルホスフェート0.15部、亜リン酸0.02部、三酸化アンチモン0.03部を添加し重縮合して得た内部粒子含有イソフタル酸12.0モル%共重合ポリエチレンテレフタレートを無粒子のイソフタル酸12.0モル%共重合ポリエチレンテレフタレートとブレンドすることによりポリエステルBを形成させ、積層比をA層/B層=0.5/24.5、縦延伸温度を120℃、横延伸温度を125℃とした以外は実施例1と同様にしてフィルムを得た。得られたフィルム特性、缶特性は表1に示した通りであり、良好な成形性、耐衝撃性、味特性を得ることができた。
【0058】
実施例3は、熱可塑性樹脂AをビスフェノールA・イソフタル酸/テレフタル酸(イソフタル酸/テレフタル酸重量比=50/50)共重合ポリアリレート(ガラス転移温度190℃)とし、ポリエステルBと熱可塑性樹脂Aの重量比を99.2:0.8としてB層を形成し、積層比A層/B層=0.1/24.9、延伸方式温度を同時二軸延伸として延伸倍率を2.5×2.5、延伸温度150℃とした以外は実施例1と同様にしてフィルムを得た。得られたフィルム特性、缶特性は表1に示す通りであり、良好な成形性、耐衝撃性、味特性を得ることができた。
【0059】
実施例4は、実施例1のフィルムにおけるポリエステルBの固有粘度を0.8、粒子処方を変更し積層比A層/B層=3/22とし、未延伸で厚さ25μmとなるようにしてフィルムを得た。得られたフィルム特性、缶特性は表2に示す通りであり、良好な成形性、耐衝撃性、味特性を得ることができた。本フィルムは成形比を1.8としても成形比1.5と同等の良好な缶特性を示した。
【0060】
実施例5は、真空ベント式二軸押出機を用いて熱可塑性樹脂Aに熱可塑性エラストマー(SEBS(スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロックコポリマー、MI=3.0g/10分、S/EB比30/70))を20重量%混合したポリマをポリエステルBに重量比(ポリエステルB:ブレンド樹脂)90:10となるようにしてB層を形成し、熱処理温度を170℃とした以外は実施例1と同様にしてフィルムを得た。得られたフィルム特性、缶特性は表2に示す通りであり、特に耐衝撃性良好な缶体を得ることができた。
【0061】
実施例6は、熱可塑性樹脂Aをポリエチレンナフタレート(ガラス転移温度120℃)、ポリエステルBの組成をイソフタル酸12.0モル%共重合ポリエチレンテレフタレート(ゲルマニウム元素量40ppm、固有粘度0.67、ジエチレングリコール0.80重量%、融点229℃、カルボキシル末端基:42当量/トン)とポリブチレンテレフタレートを重量比で80:20とし、縦延伸温度120℃、横延伸温度125℃とした以外は実施例1と同様にしてフィルムを得た。得られたフィルム特性、缶特性は表2に示す通りであり、熱可塑性樹脂Aが結晶性を有するため成形性はやや低下したが、ポリエステル成分にポリブチレンテレフタレートのような低ガラス転移温度の樹脂を含有させたため良好な耐衝撃性、味特性を得ることができた。
【0062】
比較例1では、積層比を変更し、B層に熱可塑性樹脂Aを含有しなかった以外は実施例3と同様にしてフィルムを得た。得られたフィルムは表3に示すように成形性が悪化し、他の特性も大きく低下したものとなった。
【0063】
比較例2では、積層比を変更し、B層のポリエステルBと熱可塑性樹脂Aの重量比を75:25とした以外は実施例3と同様にして単層フィルムを得た。得られたフィルムは表3に示すように成形性が悪化し、他の特性も大きく低下したものとなった。
【0064】
比較例3ではB層のポリエステルBとポリブチレンテレフタレートの重量比を50:50とした以外は実施例1と同様にしてフィルムを得た。得られたフィルム特性、缶特性は表3に示す通りであり、良好な特性を得ることができず特に味特性が大きく低下した。
【0065】
【表1】
【表2】
【表3】
【0066】
【発明の効果】
本発明の金属板ラミネート用積層フィルムは缶などに成形する際の成形性に優れているだけでなく、耐衝撃性、味特性に優れた特性を有し、成形加工によって製造される金属缶に好適に使用することができる。
Claims (2)
- ガラス転移温度が90℃以上の熱可塑性樹脂Aを主成分とするA層と、融点160〜250℃のエチレンテレフタレート及び/またはエチレンイソフタレートを主たる構成成分とするポリエステルBとガラス転移温度が90℃以上の熱可塑性樹脂Aが重量比で80:20〜99.9:0.1であるB層よりなることを特徴とする金属板ラミネート用積層フイルム。
- 熱可塑性樹脂Aが芳香族ポリカーボネート、ポリアリレートの中から任意に選択される樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の金属板ラミネート用積層フイルム。
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