JP3546343B2 - 券類発行装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、券類発行装置に係り、より詳しくは、航空機の搭乗券、列車の座席指定券、各種の予約券等の発行及び情報の処理、さらに予約券等と金券等との交換発行処理等を行う券類発行装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の券類発行装置は、例えば特願昭62−155362号明細書に開示されたように、挿入口から挿入した券の情報を読み取って、新たな情報の書込み、消去、書き換えを行った後、券の交換発券を行うもので、装置に挿入された券を一時的に収納する一時スタック部を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような券類発行装置によれば、一時スタック部において、券の投入口と分離繰出口が別れているため各々に投入部と分離繰出部を設け、かつそれぞれに連通する搬送路を設けなければならなかった。そのため、コストアップしたり装置が大型化するという問題があった。
【0004】
また、収納スペースを一番最初に収納される券の長さに合わせるため、その後に収納される券の長さが最初に収納された券の長さと異なると、収納不良やその後の分離繰出し不良が発生するという問題があった。そのため、長さの異なる券を一時スタック内に連続して収納できないという運用上の制約があった。
【0005】
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、コストアップしたり装置が大型化したりすることがなく、また、長さの異なる券であっても一時スタック内に連続して収納することができる券類発行装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる券類発行装置は、次のように構成したものである。
(1)挿入された券を収納するスタック部を備えた券類発行装置であって、該スタック部内に券を投入して収納すると共に収納された収納券を一枚ずつ分離して繰り出す投入繰出手段を有し、該投入繰出手段を、フィードローラ部と、リバースローラ及び該リバースローラと同軸上でその両側に位置し弾性部材よりなる羽根状の舌片ローラによって形成したリバースローラ部とから構成し、前記フィードローラ部を投入と繰出しの両方向に回転可能に構成すると共に前記リバースローラ部を投入方向にのみ回転可能に構成した。
【0007】
(2)挿入された券を収納するスタック部を備えた券類発行装置であって、該スタック部内に券を投入して収納すると共に収納された収納券を一枚ずつ分離して繰り出す投入繰出手段を有し、該投入繰出手段をフィードローラ部と弾性材からなる舌片ローラを有するリバースローラ部とから構成し、前記フィードローラ部を投入と繰出しの両方向に回転可能に構成すると共に前記リバースローラ部を投入方向にのみ回転可能に構成し、前記挿入された券の長さを識別する識別部を有し、該識別部によって識別された挿入券の長さがスタック部内に収納されている収納券の長さよりも短い場合は、前記スタック部に前記挿入券を投入する際に該挿入券の勢いが減少し、該挿入券が投入繰出手段側に寄った状態で集積するような速度で前記挿入券を記スタック部内に投入するようにした。
【0008】
(3)挿入された券を収納するスタック部を備えた券類発行装置であって、前記スタック部内に券を投入して収納すると共に収納された収納券を一枚ずつ分離して繰り出す投入繰出手段を有し、該投入繰出手段を、該投入繰出手段をフィードローラ部と弾性材からなる舌片ローラを有するリバースローラ部とから構成し、前記フィードローラ部を投入と繰出しの両方向に回転可能に構成すると共に前記リバースローラ部を投入方向にのみ回転可能に構成し、前記スタック部内の投入券の投入方向に揺動可能に付勢されたサブストッパを設けた。
(4)この場合において、前記投入繰出手段の投入口とサブストッパ間の距離を最小券の寸法に設定すると共に、前記サブストッパの付勢力を最小券投入時のエネルギーを吸収する力に設定した。
【0009】
(5)挿入された券を収納するスタック部を備えた券類発行装置において、前記スタック部内に券を投入して収納すると共に収納された収納券を一枚ずつ分離して繰り出す投入繰出手段を有し、該投入繰出手段をフィードローラ部と弾性材からなる舌片ローラを有するリバースローラ部とから構成し、前記フィードローラ部を投入と繰出しの両方向に回転可能に構成すると共に前記リバースローラ部を投入方向にのみ回転可能に構成し、挿入された券の長さを識別する識別部と、前記スタック部内に投入された投入券の飛び出しを防止するために設けられ、前記識別部によって識別された投入券の長さに応じて移動するシートストッパとを有する。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1
図1は本発明の実施の形態1の構成図、図2は図1の要部の構成図、図3は図2の要部の斜視図、図4、図5はそれぞれ図2の作用説明図、図6は図1の構成を示すブロック図である。図において、1は券類発行装置の本体部、2は券挿入口、3は券排出口である。
【0011】
4a,4b,4cは予約券等を収納するホッパ部であり、5,6はホッパ部4a〜4cの媒体供給口に対応して設けられた分離繰出手段で、各々がピックアップローラ、リバースローラ及びフィードローラ等からなり、それぞれホッパ部4a〜4c内から媒体を一枚ずつ分離して取り出すようになっている。
【0012】
7は、券挿入口2から挿入した券を一時的に収納する一時スタック部であり、その構成については後述する。
8a,8bはオペレータに排出しない処理された券を収納する回収スタッカ部である。
【0013】
9は券処理用のプリンタ部で、プラテン10と、このプラテン10に対向して配置された印字ヘッド11と、この印字ヘッド11の前面を通過するようにセットされ、駆動手段(図示せず)によって駆動されるインクリボン12とを備えている。
【0014】
13a〜13kは券挿入口2から挿入される各種券およびホッパ部4a〜4c内から繰り出される媒体を挟持して搬送するためのベルトとローラ等からなる搬送路で、これらによって、券挿入口2、券排出口3、ホッパ部4a〜4cの分離繰出手段5,6、一時スタック部7および回収スタッカ部8a,8bの券取入口が相互に結ばれている。
【0015】
14は搬送路13aの途中に配置された識別情報読取手段としてのバーコードリーダ、15は搬送路13gの途中に配置された磁気リード部、16は同じく搬送路13gの途中に配置された磁気ライト部、17a〜17fは搬送方向切り替え用のブレードである。
【0016】
次に、一時スタック部7の構成について図2により詳述する。18は一時スタック部7内に券を投入すると共に、投入されて一時スタック部7内に収納された収納券19の束を一枚ずつ分離して搬送路13hに繰り出す投入繰出手段で、ピックアップローラ部20、フィードローラ部21、及びリバースローラ部22によって構成されている。なお、18aは券の投入通路(分離繰出し通路)の上部に位置する券通路面である。
【0017】
フィードローラ部21は、図3に示すように、軸23に固定されたフィードローラ24と軸23の端部に固定されたフィードギヤ25とによって構成され、駆動源(図示せず)によってフィードギヤ25を駆動することで、フィードローラ部21は矢印A方向(分離繰出し方向)又はB方向(投入方向)に回転するようになっている。
【0018】
リバースローラ部22は、同じく図3に示すように、軸26に固定されたリバースローラ27と、軸26の端部に固定されフィードギヤ25と噛み合っているリバースギヤ28と、羽根状の弾性部材で形成されリバースローラ27の両側同軸上に固定された舌片ローラ29a,29bとによって構成されている。
【0019】
なお、リバースギヤ28はワンウェイクラッチ(図示せず)を介して軸26に装着されており、フィードローラ部21が矢印B方向(投入方向)に回転した場合のみリバースローラ部22が矢印A方向(投入方向)に回転し、フィードローラ部21が矢印A方向(分離繰出し方向)に回転した場合はリバースローラ部22は回転しないようになっている。
【0020】
30は支点30aによって揺動可能に軸支されたシートプレッシャ部で、駆動手段(図示せず)によって、券の収納時には図4に示すように支点30aを軸として分離繰出手段18側の下方に傾斜しており、券の分離繰出し時には図5に示すように券通路面18aと平行になっている。
【0021】
31は投入繰出手段18によって投入された投入券19aが一時スタック部7から飛びださないように券通路面18aに直交するようにして配設したシートストッパである。33は駆動手段(図示せず)によって回転するドライブプーリ34と回転自在に軸支されたアイドルプーリ35との間に張設されたベルトで、ベルト33のシートプレッシャ部30側にシートストッパ31が固定されている。そして、シートストッパ31は、バーコードリーダ14の識別結果により、投入券19aの長さaに合わせて、投入券19aの長さが短いときは図2の実線で示す位置に移動し、投入券19aの長さが長いときは破線で示す位置に移動するようになっている。
【0022】
こうして構成された装置において、図6に示すように、プリンタ部9、券挿入口2、バーコードリーダ14、磁気リード部15、磁気ライト部16、一時スタック部7、ホッパ部4a〜4c及び搬送路13a〜13kが、それぞれ主制御部36によって制御されている。
【0023】
上記のように構成した実施の形態1の作用を、図7のフローチャートを用いて説明する。券挿入口2に券が挿入されると(ステップS−1)、センサ(図示せず)によって券が検知され、主制御部36が駆動手段(図示せず)を駆動して搬送路13a〜13kを高速で駆動する(ステップS−2)。
【0024】
このとき、挿入券が何枚目であるかが判定され(ステップS−3)、1枚目であるときは、バーコードリーダ部14が挿入券の種類や券の長さaを認識する(ステップS−4、S−5)と共に、記憶手段(図示せず)が長さaの値を記憶する。一時スタック部7のシートストッパ31は、図2に示すように、その位置L1、すなわち分離繰出手段18からの位置L1を、バーコードリーダ14によって認識された券の長さaに対し、L1=aとなるように移動する(ステップS−6)。
【0025】
こうして、券はブレード17a,17b,17d,17eによって搬送路13a,13d,13gを通って磁気リード部15に搬送され、磁気リード部15により所定の処理が行われる。そして、ブレード17fによって搬送路13hを通って一時スタック部7の投入繰出手段18に送り込まれ、図4に示すように、フィードローラ部21が矢印B方向でリバースローラ部22が矢印A方向に回転することにより、すなわち、それぞれが投入方向に回転することにより、一時スタック部7内に券を投入して、投入券19aが一時スタック部7内に収納される(ステップS−7)。
【0026】
この際、投入券19aは、その後端部が舌片ローラ29によって下方に叩き落とされ、一時スタック部7内へ収納される。このように、舌片ローラ29によって確実に下に叩き落とされるため、投入券19aは、図4のA部に残留することはない。なお、投入時には、シートプレッシャ30は、図4に示すように、分離繰出手段18の下方に傾斜している。
【0027】
次に、挿入枚数が2枚目のときは、券挿入口2に券が挿入されると、1枚目のときと同様にステップS−1、ステップS−2と進み、挿入枚数が1枚目か否か判定され(ステップS−3)、1枚目でないと認定されると、バーコードリーダ14によってバーコードが検出され(ステップS−8)、挿入券長bが検出されて(ステップS−9)、認識された券の長さbと既に記憶されている券の長さaを比較して、a>bであるか、a≦bであるかを認識する(ステップS−10)。
【0028】
a>bの場合は、主制御部36は、搬送路13a〜13kの駆動速度を減速して(ステップS−11)、投入券19aを一時スタック部7内に投入する(ステップS−7)。こうして、低速で駆動させるようにしたので、一時スタック部7内に投入券19aを投入する際に券の勢いが減少し、投入券19aの長さが既に収納されている収納券束19より短くても、図4に示すように、投入繰出手段18側に寄った状態で集積する。
【0029】
a≦bの場合は、記憶手段に記憶されているaの値をbの値に更新する(ステップS−12)。そして、図2に示すL1がbとなるようにシートストッパ31が移動し(ステップS−6)、図8に示す状態になって、投入券19aは高速で一時スタッカ部7内に投入される(ステップS−7)。
挿入枚数が3枚目若しくはそれ以上のときは、その枚数分だけ先と同様の工程が繰り返され、挿入券が一時スタック部7内に収納される。
【0030】
一時スタック部7内への券の収納がすべて終了すると、新たな券を発行する処理が行われる。
ホッパ部4a〜4cの分離繰出手段5,6のいずれか一方から、発行該当券が一枚分離して繰り出される。繰り出された券は、駆動手段によって駆動された搬送路13k,13gによって、磁気ライト部16、磁気リード部15に搬送され、所定の処理が行われる。
【0031】
次に、ブレード17eと搬送路13cによってプリンタ部9に搬送され、券に印字処理がなされた後、ブレード17bと搬送路13bによって搬送され、券排出口3から排出される。この発行処理が一時スタック部7内に収納されている券の枚数分、または所定の枚数分だけ行われ、発行処理は終了する。
発行処理が終了すると、一時スタック部7内の収納券19を回収スタッカ部8a,8b内に収納する処理が行われる。
【0032】
一時スタック部7内の収納券19の束を分離して繰り出すため、シートプレッシャ30が図4に示す傾斜した状態から図5に示すように券通路面18aに平行な状態に回動し、投入繰出手段18が分離繰り出し方向に回転する。すなわち投入繰出手段18のフィードローラ部21が図5の矢印A方向に回転する。このとき、リバースローラ部22は回転せず停止している。
【0033】
こうして、収納券19の束は一枚ずつ分離され、搬送路13hに送り込まれる。このとき、リバースローラ部22の舌片ローラ29は羽根状の弾性部材で形成されているため、一枚ずつ分離された券によって押し倒されて破線で示す状態から実線で示す状態に変形し、収納券19の分離繰出しに影響を与えることはない。こうして、一時スタック部7内からの分離繰出し動作が完了し、繰出券19bとなって搬送路13hに繰り出される。
繰り出された券19bは、駆動手段によって駆動された搬送路13gによって磁気ライト部16、磁気リード部15に搬送され、所定の処理がおこなわれる。
【0034】
次に、ブレード17eと搬送路13cによりプリンタ部9に搬送され、券に印字処理が行われる。そして、券のホッパ部4a〜4c方向の端部がブレード17bを通り過ぎるまで券を搬送した後、搬送路を一端停止して逆方向に駆動し、ブレード17bによって券を搬送路13d,13fに搬送する。
【0035】
券の挿入口2方向の端部がブレード17dを通り過ぎるまで券を搬送した後、再度、搬送路を停止してブレード17dを切り替え、搬送路を駆動して搬送路13eに券を搬送し、回収スタッカ部8a,8bに券を投入して収納する。なお、回収スタッカ部8a,8bのいずれに収納するかは、上位制御部(図示せず)の指示による。この回収スタッカ部8a,8bへの収納処理は、一時スタック部7内の収納券19の束がなくなるまで行われて、処理が終了する。
【0036】
従って、本実施の形態によれば、一時スタッカ部7の投入繰出手段18のリバースローラ部22を収納方向にのみに回転するようにしたことと、リバースローラ部22に券投入時に券の後端を叩き落とす舌片ローラ部29を設けたことにより、一時スタック部7への券の投入と一時スタック部7からの券の繰出しを、投入繰出手段18のみによって行うことができ、また、搬送路を減らすことができるため、低コスト化及び装置の小型化が可能となる。
【0037】
また、本実施の形態によれば、投入される券の長さが、既に一時スタック部7内に収納されている券よりも短い場合は、一時スタック部7に低速で券を投入するようにしたため券の勢いがなくなり、常にリバースローラ部22側に寄った状態で集積される。従って、収納完了後に一時スタック部7から収納券を繰出し分離する際も、券のずれがないため安定した繰出し分離ができ、一時スタック部7内に長さの異なる券を収納することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、シートストッパ部31を、収納する券の最大長さの位置に固定することもでき、この場合は、シートストッパ部31の駆動機構を省略でき、低コスト化も図れる。
【0038】
実施の形態2
図9は本発明の実施の形態2の構成図、図10、図11はそれぞれ図9の作用説明図である。実施の形態1では短い券を収納する際に搬送速度を低速にしたが、実施の形態2では低速にすることなく長さの異なる券を収納できるようにしたものである。なお、実施の形態1と同一部分には同じ符号を付し、説明を省略する。
【0039】
7は一時スタック部であり、31はベース部材(図示せず)に固定されたシートストッパである。
38は軸39によって揺動可能に軸支されたサブストッパで、通常時は券通路面18aに直交するようにして取り付けられており、投入繰出手段18との距離が最小券の寸法cになるようにしてある。40は投入繰出手段18側のサブストッパ部38に取り付けたスプリングで、そのスプリング力は最小券を投入するときのエネルギーが吸収される力に設定されている。
【0040】
なお、サブストッパ38はシートプレッシャ部30側の端部近傍が券の投入方向に折れ曲がって折曲部41を形成しており、シートプレッシャー部30が券通路面18aに平行になった場合にサブストッパ部38は折曲部41によって券の投入方向に回動して逃げやすい構造となっている。こうして、シートプレッシャ部30の回動と連動してサブストッパ38を回転退避させることができるようにしてある。
なお、上記の説明では、サブストッパ38を1箇所に設けた場合を示したが、一時スタック7内に収納する券の長さの種類に応じて、複数箇所に設けるようにしてもよい。
【0041】
次に、実施の形態2の作用を説明する。なお、実施の形態1と同様の作用についてはその説明を省略する。図9に示すように、最小券が高速で投入されると、投入券19aはサブストッパ38に衝突する。このとき、サブストッパ38は、その位置が最小券の長さcに取り付けられており、またスプリング40が投入エネルギーを吸収するように構成されているため、投入券19aがシートストッパ部31側に飛び出すことがなく、常にリバースローラ部22側に寄った状態で集積される。
【0042】
次に、図10に示すように、最小券以上の長さeの券が投入されると、投入券19aはサブストッパ38に高速で衝突するが、サブストッパ38は券の放出に影響を与えることはなく、投入券19aに押されて矢印ロ方向に回動する。こうして、投入券19aはサブストッパ部38を通り抜けてシートストッパ31方向に移動する。繰出し分離時には、図11に示すように、シートプレッシャ部30が支点30aのまわりに回動して券通路面18aとほぼ平行状態になり、サブストッパ38が矢印ロ方向に回動する。このため、サブストッパ38は収納券19の分離繰出しに影響を与えることはない。
【0043】
従って、本実施の形態によれば、挿入された券の長さが、既に一時スタック部7内に収納されている券よりも短い場合は、サブストッパ38が高速で放出される券の飛び出しを防ぐため、処理時間を延ばさずに常にリバースローラ部22側に寄った状態で集積される。
【0044】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にかかる券類発行装置によれば、次のような効果を得ることができる。なお、説明に当たっては、請求項の番号と同じ番号を付してそれぞれの請求項の効果を記述する。
【0045】
(1)挿入された券を収納するスタック部を備えた券類発行装置であって、前記スタック部内に券を投入して収納すると共に収納された収納券を一枚ずつ分離して繰り出す投入繰出手段を有し、該投入繰出手段を、フィードローラ部と、リバースローラ及び該リバースローラと同軸上でその両側に位置し弾性部材で形成した羽根状の舌片ローラによって形成したリバースローラ部とから構成し、前記フィードローラ部を投入と繰出しの両方向に回転可能に構成すると共に前記リバースローラ部を投入方向にのみ回転可能に構成した。
このため、スタック部内への券の投入とスタック部からの券の繰出しを、投入繰出手段のみによって行うことができ、また、搬送路を減らすことができるため、低コスト化及び装置の小型化が可能となる。さらに、スタック部内への投入券の投入時に、舌片ローラ部によって券の後端を叩き落とすことができる。
【0046】
(2)挿入された券を収納するスタック部を備えた券類発行装置であって、前記スタック部内に券を投入して収納すると共に収納された収納券を一枚ずつ分離して繰り出す投入繰出手段を有し、該投入繰出手段をフィードローラ部と弾性材からなる舌片ローラを有するリバースローラ部とから構成し、前記フィードローラ部を投入と繰出しの両方向に回転可能に構成すると共に前記リバースローラ部を投入方向にのみ回転可能に構成し、前記挿入された券の長さを識別する識別部を有し、該識別部によって識別された挿入券の長さがスタック部内に収納されている収納券の長さよりも短い場合は、前記スタック部に前記挿入券を投入する際に該挿入券の勢いが減少し、該挿入券が投入繰出手段側に寄った状態で集積するような速度で前記挿入券を記スタック部内に投入するようにした。
【0047】
このため、スタック部内への券の投入とスタック部からの券の繰出しを、投入繰出手段のみによって行うことができ、また、搬送路を減らすことができるため、低コスト化及び装置の小型化が可能となる。さらに、投入券を投入する際に券の勢いが減少してリバースローラ側に寄った状態で集積され、また収納券を繰出し分離する際も券のずれがないため安定した繰出し分離ができ、スタック部内に長さの異なる券を収納することが可能となる。
【0048】
(3)挿入された券を収納するスタック部を備えた券類発行装置であって、前記スタック部内に券を投入して収納すると共に収納された収納券を一枚ずつ分離して繰り出す投入繰出手段を有し、該投入繰出手段を、該投入繰出手段をフィードローラ部と弾性材からなる舌片ローラを有するリバースローラ部とから構成し、前記フィードローラ部を投入と繰出しの両方向に回転可能に構成すると共に前記リバースローラ部を投入方向にのみ回転可能に構成し、前記スタック部内の投入券の投入方向に揺動可能に付勢されたサブストッパを設けた。
このため、スタック部内への券の投入とスタック部からの券の繰出しを、投入繰出手段のみによって行うことができ、また、搬送路を減らすことができるため、低コスト化及び装置の小型化が可能となる。さらに、サブストッパが高速で投入される券の飛び出しを防いで、処理時間を延ばさずにリバースローラ側に寄った状態で集積される。
【0049】
(4)この場合において、前記投入繰出手段の投入口とサブストッパ間の距離を最小券の寸法に設定すると共に、前記サブストッパの付勢力を最小券投入時のエネルギーを吸収する力に設定した。
このため、サブストッパが高速で投入される券の飛び出しを防いで、処理時間を延ばさずにリバースローラ側に寄った状態で集積される。
【0050】
(5)挿入された券を収納するスタック部を備えた券類発行装置であって、前記スタック部内に券を投入して収納すると共に収納された収納券を一枚ずつ分離して繰り出す投入繰出手段を有し、該投入繰出手段をフィードローラ部と弾性材からなる舌片ローラを有するリバースローラ部とから構成し、前記フィードローラ部を投入と繰出しの両方向に回転可能に構成すると共に前記リバースローラ部を投入方向にのみ回転可能に構成し、挿入された券の長さを識別する識別部と、前記スタック部内に投入された投入券の飛び出しを防止するために設けられ、前記識別部によって識別された投入券の長さに応じて移動するシートストッパとを有する。
このため、挿入された券の長さが識別部により識別され、投入券の長さに合わせてシートストッパが移動するので、スタック部内に投入された投入券の飛び出しを投入券の長さに合わせて効率的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成図である。
【図2】実施の形態1の一時スタック部の構成図である。
【図3】図2の投入繰出し手段の斜視図である。
【図4】図2の作用説明図である。
【図5】図2の他の作用説明図である。
【図6】実施の形態1のブロック図である。
【図7】実施の形態1の作用を説明するためのフローチャートである。
【図8】図2の別の作用説明図である。
【図9】本発明の実施の形態2の要部の構成図である。
【図10】図9の作用説明図である。
【図11】図9の他の作用説明図である。
【符号の説明】
7 一時スタック部
13a〜13k 搬送路
14 バーコードリーダ
18 投入繰出手段
19a 投入券
19 収納券
21 フィードローラ部
22 リバースローラ部
23 軸
27 リバースローラ
29 舌片ローラ
30 シートプレッシャ部
31 シートストッパ部
38 サブストッパ
40 スプリング

Claims (5)

  1. 挿入された券を収納するスタック部を備えた券類発行装置において、 前記スタック部内に券を投入して収納すると共に収納された収納券を一枚ずつ分離して繰り出す投入繰出手段を有し、該投入繰出手段を、フィードローラ部と、リバースローラ及び該リバースローラと同軸上でその両側に位置し弾性部材よりなる羽根状の舌片ローラによって形成したリバースローラ部とから構成し、前記フィードローラ部を投入と繰出しの両方向に回転可能に構成すると共に前記リバースローラ部を投入方向にのみ回転可能に構成したことを特徴とする券類発行装置。
  2. 挿入された券を収納するスタック部を備えた券類発行装置において、 前記スタック部内に券を投入して収納すると共に収納された収納券を一枚ずつ分離して繰り出す投入繰出手段を有し、該投入繰出手段をフィードローラ部と弾性材からなる舌片ローラを有するリバースローラ部とから構成し、前記フィードローラ部を投入と繰出しの両方向に回転可能に構成すると共に前記リバースローラ部を投入方向にのみ回転可能に構成し、前記挿入された券の長さを識別する識別部を有し、該識別部によって識別された挿入券の長さがスタック部内に収納されている収納券の長さよりも短い場合は、前記スタック部内に前記挿入券を投入する際に該挿入券の勢いが減少し、該挿入券が投入繰出手段側に寄った状態で集積するような速度で前記挿入券を記スタック部内に投入するようにしたことを特徴とする券類発行装置。
  3. 挿入された券を収納するスタック部を備えた券類発行装置において、 前記スタック部内に券を投入して収納すると共に収納された収納券を一枚ずつ分離して繰り出す投入繰出手段を有し、該投入繰出手段をフィードローラ部と弾性材からなる舌片ローラを有するリバースローラ部とから構成し、前記フィードローラ部を投入と繰出しの両方向に回転可能に構成すると共に前記リバースローラ部を投入方向にのみ回転可能に構成し、前記スタック部内の投入券の投入方向に揺動可能に付勢されたサブストッパを設けたことを特徴とする券類発行装置。
  4. 前記投入繰出手段の投入口とサブストッパ間の距離を最小券の寸法に設定すると共に、前記サブストッパの付勢力を最小券投入時のエネルギーを吸収する力に設定したことを特徴とする請求項3に記載の券類発行装置。
  5. 挿入された券を収納するスタック部を備えた券類発行装置において、前記スタック部内に券を投入して収納すると共に収納された収納券を一枚ずつ分離して繰り出す投入繰出手段を有し、該投入繰出手段をフィードローラ部と弾性材からなる舌片ローラを有するリバースローラ部とから構成し、前記フィードローラ部を投入と繰出しの両方向に回転可能に構成すると共に前記リバースローラ部を投入方向にのみ回転可能に構成し、挿入された券の長さを識別する識別部と、前記スタック部内に投入された投入券の飛び出しを防止するために設けられ、前記識別部によって識別された投入券の長さに応じて移動するシートストッパとを有することを特徴とする券類発行装置。
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