JP3545852B2 - 自動血球計数装置およびその液面検出方法 - Google Patents

自動血球計数装置およびその液面検出方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は測定セル内の液面の状態を検出できるようにした自動血球計数装置およびその液面検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動血球計数装置の測定セル内の被検液の液面を検出する装置として、従来、2種の構成が公知である。その一つは、測定セルの排出ラインにフォトセンサを設けたものであり、他の一つは、測定セル内に一対の金属電極を設けたものであり、そのフォトセンサおよび金属電極はいずれも、測定系とは別に、液面を検出するためにのみ機能するセンサーである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述の前者の場合、例えば排出ラインに詰りが生じたときには、実際には測定セル内に被検液が残留しているにもかかわらずフォトセンサで液が検出されず、あたかも測定セル内が空になっていると判断されることがある。
【0004】
また、後者の場合では、測定対象とは全く関係のない金属電極を測定セル内に設けているため、被検液の金属電極への付着による検出感度の低下の問題があった。また、測定毎に金属電極をも浄化しなければならないため、測定セル内の洗浄がより煩瑣なものとなる等の難点があった。
【0005】
本発明はこのような実情に鑑みてなされ、別途、センサーを設けることなく、測定セル内の液面を確実に検出することができる自動血球計数装置およびその液面検出方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するための手段を以下のように構成している。
すなわち、請求項1に記載の発明では、白血球、赤血球又は血小板を測定するための電気抵抗測定系とヘモグロビン測定光学系とを具備し、所定の測定シーケンスが連続的に実施されるようにした自動血球計数装置の液面検出方法であって、前記測定シーケンスの全範囲にわたり、前記ヘモグロビン測定光学系による透過率の検出値に基づいて測定セル内の液面状態を検出することを特徴としている。
【0007】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明の前記測定シーケンスにおける前回のステップでの透過率を次回のステップでの透過率と比較することによりその値の変化から液面状態を検出することを特徴としている。
【0008】
上記のように構成したので、請求項1に記載の発明では、ヘモグロビン濃度の測定以外の測定シーケンスにおいても、ヘモグロビン測定光学系による透過率の測定をおこなうことによりその検出値に基づいて測定セル内の液面状態を全測定シーケンスにわたり逐一確実に検出できる。
【0009】
請求項2に記載の発明では、希釈液ないしは被検液が測定セル内に存在しているときと、それらが排出されたときとで透過率が大きな変化を示し、また被検液の相違によっても透過率が異なるので、前回のステップの透過率と次回のステップでの透過率とを比較することにより、確実に液面状態の変化を検出することができる。
また、請求項3に記載の発明は、白血球、赤血球又は血小板を測定するための電気抵抗測定系とヘモグロビン測定光学系とを具備し、所定の測定シーケンスを連続的に実施するための自動血球計数装置であって、前記測定シーケンスの全範囲にわたり、前記ヘモグロビン測定光学系による透過率の検出値に基づいて測定セル内の液面状態を検出するよう構成されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
図1は液面検出方法を実施するための自動血球計数装置における測定セルの構成を示し、符号1は測定セル、2はアパーチャー、3,4は電気抵抗測定系を構成する電極、5,6はヘモグロビン測定光学系を構成する光源と検出器である。
【0011】
上述のように構成される測定セル1では、電気抵抗測定系によって赤血球、血小板を同時に測定し、ヘモグロビン測定光学系によってヘモグロビン濃度を求めることができる。なお、白血球は別の測定セルで測定される。
【0012】
その測定シーケンスにおける注入、排出動作は、例えば▲1▼測定セル1を保湿するための希釈液の注入、▲2▼排出、▲3▼洗浄のための希釈液の注入、▲4▼排出、▲5▼希釈液+血液の注入、▲6▼溶血剤の添加、▲7▼排出の順におこなわれ、ヘモグロビン濃度の測定はライズ液を添加後、一定時間経過後におこなわれるが、本液面検出方法では、上述の測定シーケンスの開始から終了に至るまでの間、ヘモグロビン測定光学系によって液面の監視をおこない、異常が生じた場合にはアラームを発生させてシーケンスの停止をおこない二次的なトラブルが発生するのを未然に防ぐようにしている。
【0013】
その液面検出は、記憶機能、比較・演算機能を備えた制御装置により、基本的には、例えば図2ないし図4に示すような制御フローでおこなわれる。すなわち、測定シーケンスの開始と同時に光源5を点灯させ(ステップ1,以下S1等という)、まず、保湿用希釈液を注入し(S2)、その後の透過率tを測定し、その値が所定値以上であるか判断され(S3)、所定値以上であれば注入完了と判断され、所定時間後に排出される(S4)。
【0014】
希釈液、血液等の透過率(測定電圧に比例)は、図5に示され、希釈液の透過率Aが最も高く、以下、排出状態の透過率B、(希釈液+血液+溶血液)の透過率D、(希釈液+血液)の透過率Cの順で透過率は低くなる。その希釈液の透過率Aは既知であり、その変動幅よりも小さい安全側の値(所定値)を求めておくことができ、その値を希釈液の有無を判断するための基準とすることができる。
【0015】
上述のS3において、透過率tが所定値以上でなければ、希釈液の注入不良と判断され、アラームを発生させシーケンスを停止させる(S18)。なお透過率t,…は逐一一時記憶させるようにする。
【0016】
次いで排出動作後の透過率tが検出され、前回検出した透過率tと比較され(S5)、t<tであれば、洗浄用希釈液が注入される(S6)。そして、注入後の透過率tが検出され、t>tであれば、注入完了と見做され、所定時間後に排出される(S8)。その排出動作後の透過率tがtと比較され、t<tであれば排出完了と判断され、以上で測定の前段階における洗浄までの処理が完了する。なお、S7でt>t、S9でt<tでなければそれぞれS18に移行する。
【0017】
次いで、電気抵抗測定系による測定のための希釈液+血液の注入がおこなわれ(S10)、注入後の透過率tが検出され、t<tであれば(S11)、注入完了と見做され、赤血球、血小板の測定がおこなわれる(S12)。なお、S11でt<tでなければ注入不良と見做し直ちにS18に移行し、二次的なトラブルの発生が未然に防止される。
【0018】
S12の測定完了後、ライズ液が添加され(S13)、所定時間経過後に透過率tが検出され、t>tであればライズ液の添加がなされていると判断され、ヘモグロビンの測定がおこなわれる(S15)。なお、上述のS14でt>tでなければライズ液の添加不良と見做され、S18に移行する。
【0019】
S15のヘモグロビン測定完了後、被検液は排出され(S16)、排出後の透過率tが検出され、t>tであれば、フローは終了し、t>tでなければ排出不良と見做され、S18に移行した後フローは終了する。基本的には、上述のように各ステップにおける透過率の比較により液面検出をおこなうことができるが、各ステップへの移行に際しては、必ず過渡的に透過率の振れがオーバーシュート又はアンダーシュートすることから、その透過率の変動状態を検知することによって、各ステップ間での透過率の変化が少ない場合においても、確実に液面検出をおこなうことができる。
【0020】
なお、白血球は別の測定セルによって別途測定されるが、基本的には本制御フローと同様の注入、排出監視がおこなわれる。
【0021】
上述のように、本発明の液面検出方法によれば、測定セルにおける制御フローの全範囲にわたり、ヘモグロビン測定光学系を作動させることにより、別途、センサーを設けることなく、測定セル1への注入・排出の異常を逐一洩れなく監視することができ、二次的なトラブルの発生を未然に防止することができる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の自動血球計数装置およびその液面検出方法によれば、測定シーケンスの全範囲にわたり、ヘモグロビン測定光学系による透過率の検出値に基づいて測定セル内の液面状態を検出するので、別途、センサーを設ける必要がなく、各ステップにおける液面状態を逐一確実に検出できる。
【0023】
特に、前回のステップにおける透過率を次回のステップの透過率と比較すれば、液面状態の変化を容易かつ確実に検出することができる。なお、各ステップにおける透過率の検出値を別途設定した基準値と比較して液面状態の検出をおこなってもよい。その基準値としては、希釈液、血液、空気(測定セルが空状態)の透過率の変動幅を見込んだ値、あるいは、その最大値、最小値、平均値等を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動血球計数装置の液面検出方法を実施するための測定セルの一形態を示す構成図である。
【図2】同液面検出方法の制御フローの一部である。
【図3】同他の部分である。
【図4】同残りの部分である。
【図5】同ヘモグロビン測定光学系による被検液の時間対応の測定電圧のグラフである。
【符号の説明】
1…測定セル、3,4…電気抵抗測定系、5,6…ヘモグロビン測定光学系。

Claims (3)

  1. 白血球、赤血球又は血小板を測定するための電気抵抗測定系とヘモグロビン測定光学系とを具備し、所定の測定シーケンスが連続的に実施されるようにした自動血球計数装置の液面検出方法であって、前記測定シーケンスの全範囲にわたり、前記ヘモグロビン測定光学系による透過率の検出値に基づいて測定セル内の液面状態を検出することを特徴とする自動血球計数装置の液面検出方法。
  2. 前記測定シーケンスにおける前回のステップでの透過率を次回のステップでの透過率と比較することによりその値の変化から液面状態を検出することを特徴とする請求項1に記載の自動血球計数装置の液面検出方法。
  3. 白血球、赤血球又は血小板を測定するための電気抵抗測定系とヘモグロビン測定光学系とを具備し、所定の測定シーケンスを連続的に実施するための自動血球計数装置であって、前記測定シーケンスの全範囲にわたり、前記ヘモグロビン測定光学系による透過率の検出値に基づいて測定セル内の液面状態を検出するよう構成されていることを特徴とする自動血球計数装置。
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