JP3544840B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、現像器を有する複数の現像ユニットの任意の現像器を現像位置に回転させて潜像担持体上の潜像を現像するリボルバ現像方式の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の画像形成装置としては、回転軸の周りに配設された現像器を有する複数の現像ユニットを該回転軸の回動により回転させて、潜像担持体に対向する現像位置に任意の現像器を移動させ、該現像器で該潜像担持体上に形成された潜像を現像する回転型現像装置(以下、「リボルバ現像装置」という)を備えた画像形成装置が知られている。
【0003】
この種の画像形成装置は、一般的に、そのリボルバ現像装置の剛性や精度を確保するために、該リボルバ現像装置が画像形成装置本体(以下、単に「装置本体」という)に組み付け固定されているものが多く、また、該装置本体内に組み付け固定された該リボルバ現像装置や潜像担持体としての感光体ドラムなどの作像機器は、ユーザの安全性を確保するために、装置本体の前側板で覆われており、該作像機器にユーザが直接触れることができないように構成されている。
【0004】
なお、上記現像器の現像剤の交換などといったメンテナンスの作業性を向上させるために、上記感光体ドラムや通常の現像装置などの作像機器を、装置本体に対して引き出し可能な引出支持体に支持させた構成の画像形成装置が提案されている(例えば、特開昭61−58035号公報、特開昭62−37392号公報、特開平3−34070号公報、特開昭58−54392号公報、特開平3−50268号公報、特公平9−2620790号公報、特公平9−2603117号公報など(以下、これを公知例という))。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種の画像形成装置では、その現像ユニットから飛散したりこぼれ落ちたりしたトナー(以下、「飛散トナー」という)による装置本体内の汚染がしばしば問題となる。このような装置本体内の飛散トナーによる汚染を防止するために、上記現像ユニットの下部に、該現像装置からの飛散トナーを受けとめるためのトナー受け部材を設けることが提案されている。
【0006】
ところが、従来の画像形成装置は、前述のように、そのリボルバ現像装置の剛性や精度を確保するために、該リボルバ現像装置を装置本体に組み付け固定したものが多く、また、該装置本体内に組み付け固定された該リボルバ現像装置や感光体ドラムなどの作像機器が、ユーザの安全性を確保するために装置本体の前側板で覆われた構成になっているため、該リボルバ現像装置の周りのメンテナンス性が極めて悪い構成となっていた。このため、この種の画像形成装置では、単に、上記トナー受け部材を設けただけでは、該トナー受け部材の着脱が困難となり、その飛散トナーの清掃性を向上させることができなかった。
【0007】
また、このような問題を解消する方法として、前記公知例と同様に、装置本体に対して引き出し可能に保持された引出支持体に、上記リボルバ現像装置を感光体ドラムとともに支持させることが考えられる。しかしながら、上記リボルバ現像装置は上述のように複数の現像ユニット自体が回転する複雑な構成を有しているため、このリボルバ現像装置を該公知例のような引出支持体に単に搭載しただけでは、この引出支持体が画像形成装置の装置本体に置き換えられたに過ぎず、上記の問題を根本的に解消することは難しい。
【0008】
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、現像ユニットからの飛散トナーのサービスメンテナンス性(清掃性)を大幅に向上させることができる画像形成装置を提供することである。
【0011】
請求項の発明は、回転により潜像が形成される潜像担持体と、回転軸の周りに配設された現像器を有する複数の現像ユニットを該回転軸の回動により回転させて、該潜像担持体に対向する現像位置に任意の現像器を移動させ、該現像器で該潜像担持体上に形成された潜像を現像する回転型現像装置とを備えた画像形成装置において、少なくとも上記潜像担持体と上記回転型現像装置を搭載し且つ画像形成装置本体に対して引き出し可能に保持され、潜像担持体の回転中心軸線と回転型現像装置の回転中心軸線とが所定の間隔で平行になるように、該潜像担持体と該回転型現像装置を回転自在に軸支する前側板及び後側板と、該前側板及び後側板を一体化させるステー部材とで構成された引出支持体に、該回転型現像装置の下部を覆うように形成されたトナー受け部材を配設し、該トナー受け部材を該引出支持体に対して重力方向下方に着脱可能に構成したことを特徴とするものである。
【0012】
この画像形成装置においては、その装置本体から上記引出支持体を引き出すことにより、該引出支持体に搭載されている潜像担持体及び回転型現像装置が装置本体前面側に引き出される。また、該引出支持体は、該潜像担持体と該回転型現像装置を回転自在に軸支する前側板及び後側板と、該前側板及び後側板を一体化させるステー部材とで構成されているので、該潜像担持体及び該回転型現像装置の構造部が露呈される。従って、この画像形成装置では、該引出支持体を装置本体から引き出した状態のままで該潜像担持体及び回転型現像装置のメンテナンスや着脱作業などを行うことが可能となり、そのサービスメンテナンス性が向上される。本画像形成装置は、このようなメンテナンスや着脱作業などの容易な構成の引出支持体にトナー受け部材が配設されているので、該トナー受け部材上に蓄積された飛散トナーの清掃性が大幅に向上される。
また、この画像形成装置においては、上記トナー受け部材が上記引出支持体に対して重力方向下方に着脱可能に構成されているので、該引出支持体から該トナー受け部材を取り外した状態で、該トナー受け部材上の飛散トナーを清掃することが可能となり、飛散トナーの清掃性がより向上される。
【0015】
請求項の発明は、請求項の画像形成装置において、上記引出支持体に上記トナー受け部材を配設した状態で、該引出支持体と該トナー受け部材の開口縁部との隙間を密閉する密閉手段を備えていることを特徴とするものである。
【0016】
この画像形成装置においては、上記密閉手段によって、上記引出支持体に上記トナー受け部材が配設された状態で、該引出支持体と該トナー受け部材の開口縁部との隙間が密閉される。これにより、飛散トナーが該隙間を通して該トナー受け部材の外へこぼれ出ることがなくなる。
【0017】
請求項の発明は、請求項1または2の画像形成装置において、上記引出支持体に対して上記トナー受け部材を着脱可能に保持し、且つ、該引出支持体に該トナー受け部材が保持された状態で、該引出支持体に該トナー受け部材を固定するトナー受け部材保持固定手段を備えていることを特徴とするものである。
【0018】
この画像形成装置においては、上記トナー受け部材保持固定手段により、上記引出支持体に対する上記トナー受け部材の固定が解除された状態で、該引出支持体に該トナー受け部材が着脱可能に保持される。これにより、該引出支持体に対する上記トナー受け部材の固定を解除した際に、該トナー受け部材が該引出支持体から外れて落下することがなくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を画像形成装置であるカラー複写機に適用した一実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係るカラープリンタ500の機構構成を概略的に示したものである。図1において、441はレーザ露光手段、442はfθレンズ、443は回転多面鏡、444はミラー、412Aは両面複写兼用自動給紙カセット、412Bは手挿し給紙トレイ、413A,413Bは給紙ロール、418Rは一対のレジスタロール、413F,413G,413H,413Jは一対の搬送ロール、414は感光体ドラム、415は中間転写体(中間転写ベルト)、416は第1転写手段(1次転写コロトロン)、417は第2転写手段(2次転写コロトロン)、419は帯電手段(帯電スコロトロン)、420C,420M,420Y,420Kはそれぞれシアン,イエロー,マゼンタ,ブラックの各現像器、420は各現像器を1つの集合体として構成した現像手段としてのリボルバ現像装置、421はクリーナ、422は搬送ベルト、423は定着装置、423Aは定着ロール、423Bは定着バックアップロール、424は排出ロール、である。
【0020】
カラープリンタ500は、図示しない通信制御手段に入力されるCMYK各色について、主走査、副走査ともに画素密度1/16mmもしくは1/24mmの2ビット記録データに基づいて、主走査、副走査ともにCMYK各色について記録ドット密度1/16mmもしくは1/24mmのドットパターンからなるフルカラー可視像を転写紙上に形成し、出力する。記録ドット密度1/16mmもしくは1/24mmのドットの選択は、モード選択コマンドで予め指定される。デフォルトはドット密度1/16mmである。
上記構成において、像形成サイクルが開始されると、先ず、感光体ドラム414は反時計廻りに、中間転写ベルト415は時計廻りに、感光体駆動モータ414Mによって回転される。中間転写ベルト415の回転に伴って、Cトナー像形成,Mトナー像形成,Yトナー像形成,Kトナー像形成が行なわれ、最終的にCMYKの順に中間転写ベルト415上に重ねてトナー像が作られる。
ここで、Cトナー像形成は以下のようにして行なわれる。先ず、帯電スコロトロン419はコロナ放電によって感光体ドラム414を負電荷で−700Vに一様に帯電する。続いて、レーザ露光手段441は、C信号に基づいてラスタ露光を行なう。像形成のための記録信号は、一般のコピーモードではスキャナモジュールから、知的画像処理を含む特殊なコピーモードやファクシミリモードもしくはプリンタモードにおいてはシステム制御モジュール600から供給される。複写モードにおいてはスキャナもジュールに対して、プリンタモードやファクシミリモードではシステム制御モジュールに対して、”所定時間後に記録データを送れ”というデータ要求信号REQを発しておく。
【0021】
記録信号は通信制御手段から入力され、記録制御回路であるレーザ駆動回路(図示せず)が該記録信号に基づいてレーザ露光手段441を入力画素単位に発光制御する。記録信号は1画素2ビットである。より具体的に言えば、最高C濃度画素のときには全主走査幅相当だけレーザ発光し、白画素のときには全く発光せず、中間的な濃度信号の場合には濃度データに比例した時間だけ発光させるようにしてある。
このようにしてラスタ像が露光されたとき、当初一様帯電された感光体ドラム414の露光された部分は、露光光量に比例する電荷が消失し、静電潜像が形成される。
【0022】
リボルバ現像装置420の現像器内のトナーはフェライトキャリアとの撹拌によって負極性に帯電され、またC現像器420Cのシアン現像ロール420Cは、感光体ドラム414の金属基体層に対して、図示しない電源手段によって負の直流電位と交流とが重畳された電位にバイアスされている。この結果、感光体ドラム414の電荷が残っている部分にはトナーが付着せず、電荷の無い部分つまり露光された部分には、Cトナーが吸着され、潜像と相似なC可視像が形成されることとなる。
【0023】
このようにして感光体ドラム414上に形成されたCトナー像は、反時計周りで回転し、1次転写コロトロン416に対向位置に達すると、該感光体ドラム414と接して同期速度で駆動される中間転写ベルト415にコロナ転写される。この転写後の感光体ドラム414上の若干の未転写残留トナーは、感光体ドラム414の再使用に備えてクリーニング装置421で清掃される。このクリーニング装置421により回収されたトナーは、回収パイプを経由して図示しない廃トナータンクに蓄えられる。
【0024】
上記中間転写ベルト425は、特にプリンタモードで要求の多い長時間の像担持特性を維持させるために、比較的固有抵抗値の大きな材料を用いている。これによって該中間転写ベルト425は、次のMトナーの作像までの時間が例えば20分といった長い時間であってもトナー像を乱すことなく担持可能となった。
【0025】
次に、M信号に基づいてMトナー像形成を行なう。このMトナー像形成のためのラスタ露光を行なうのに先立って、リボルバ現像装置420を反時計廻りに回転し、M現像器のM現像ロール420Mを感光体ドラム414の現像位置に対向させる。次いで先に形成したC可視像の先頭位置を先端検知手段としての画像位置検知手段426で検出し、複写モードにおいてはスキャナもジュールに対して、”所定時間後に記録M画像データを送れ”という要求信号REQを再び発する。この要求信号は、図示しない画像先端位置検知手段が前工程で有効C画像より僅かに先方に付しておいた見当合わせ(レジストレーション)Cトナーマーク画像を検出した時点で発せられる。また、画像先端位置検知手段は、Cトナーマーク画像の代わりに、中間転写ベルト415に予め付された恒久的なマークを検出して要求信号を発する方式であっても一向に差し支えない。
【0026】
この要求信号に正確に同期してM信号が送られてくれば、M像露光、現像、1次転写が行なわれ、前に形成されたC画像に対して色版合わせ、つまり中間転写ベルト415上で、Cトナー像上にMトナー像が正しく重なることになる。このようにしてMラスタ像が露光されたとき、当初一様帯電された感光体ドラム414の露光された部分は、露光光量に比例する電荷が消失し、静電潜像が形成される。
【0027】
リボルバ現像装置420のM現像器内のMトナーは負極性に帯電され、また本リボルバ現像装置420のM現像器の現像ロール420M上の現像剤は、感光体ドラム414と接触し、C現像の場合と同様の電位にバイアスされている。これによって、感光体ドラム414の電荷が残っている部分にはMトナーが付着せず、M信号で露光された部分にはMトナーが吸着され、静電潜像に対応したM可視像が形成されることとなる。
【0028】
同様にしてY画像はCMと間ー画像上に、K画像はCMY画像上に、それぞれ重畳して形成される。なお、基本画像処理手段300がUCR(下色除去)処理を行なっているので、1つの画素が4色全てのトナーで現像される機会は少ない。このようにして少なくとも4回転して中間転写ベルト415上に形成されたフルカラー画像は、次いで2次転写コロトロン417の配設されている2次転写部位に回転移送される。
【0029】
一方、像形成が開始される時期に、記録媒体190Aは、3つの給送部、すなわちカセット412A、手挿し給紙トレイ412B、及び、外部給送手段(図示せず)の何れかから、給送ロール413A,413B、または外部給紙手段の搬送ロールの繰り出しまたは搬送作用によって給送され、一対のレジスタロール418Rのニップで待機している。そして、2次転写コロトロン417に中間転写ベルト421上のトナー像の先端がさしかかるときに、例えば転写紙190Aの先端がこの像先端にちょうど一致するように、レジスターロール418Rが駆動され、転写紙190Aとトナー像とのレジスト合わせが行なわれる。
【0030】
このようにして転写紙190Aが中間転写ベルト415上のトナー像と重ねられて正電位電源に繋がれた2次転写コロトロン417の下を通過する。このとき、コロナ放電電流で転写紙190が正電荷で荷電され、トナー画像の殆どが転写紙190A上に転写される。続いて、転写紙190Aは、2次転写コロトロン417の僅かに左に記した接地源に繋がれた図示しない除電針を通過するときに、電荷を放電し、中間転写ベルト415と転写紙190A間の吸着力が殆ど消滅する。そして転写紙190Aの自重が中間転写ベルト415の吸着力を上回るに至ると、転写紙190Aは中間転写ベルト415から剥離して搬送ベルト422に移る。
(以下、余白)
【0031】
トナー像を載せた転写紙190Aは、搬送ベルトと422によって定着装置423に送られる。この定着装置423に送られた転写紙190Aは、加熱された定着ロール423Aとバックアップロール423Bとのニップ部において熱と圧力を加えられ、溶融したトナーが転写紙190Aの繊維にい食い込んで画像が定着されて、フルカラーコピーが得られる。このコピーは一対の排出ロール424によって装置本体外に送り出され、図示しないトレイ上にコピー画像を表向きにしてスタックされる。
【0032】
ところで、この種のカラープリンタでは、その現像ユニットから飛散したりこぼれ落ちたりした飛散トナーによる装置本体500A内の汚染がしばしば問題となる。このような装置本体500A内の飛散トナーによる汚染を防止するためには、図1に示すように、上記該リボルバ現像装置420の下部に、該リボルバ現像装置420からの飛散トナーを受けとめるためのトナー受け部材524を設けることが好ましい。
【0033】
しかしながら、この種のカラープリンタでは、そのリボルバ現像装置の剛性や精度を確保するために、一般的に、該リボルバ現像装置420が装置本体500Aに組み付け固定されている。また、該装置本体500A内に組み付け固定された該リボルバ現像装置420や感光体ドラム414などの作像機器は、ユーザの安全性を確保するために、通常、装置本体500Aの前側板533(図3参照)で覆われている。このように、この種のカラープリンタでは、その該リボルバ現像装置420の周りのメンテナンス性が極めて悪い構成となっているため、上述のように、単に、上記トナー受け部材524を設けただけでは、該トナー受け部材524の措置本体500Aからの着脱が困難となり、その飛散トナーの清掃性を向上させることができない。
【0034】
そこで、カラープリンタ500では、例えば、図1に示すように、少なくとも上記リボルバ現像装置420から飛散する飛散トナーを受けとめることができるトナー受け部材524を、装置本体500Aの前側板533と後側板530との間に架設したガイドレール555によって、該装置本体500Aに対して前後方向に引き出せるように保持するとともに、該装置本体500Aの前側板533に、該トナー受け部材524の着脱口533aを形成した構成とすることも可能である
【0035】
このカラープリンタ500においては、少なくとも上記リボルバ現像装置420から飛散する飛散トナーを受けとめることができるトナー受け部材524が、カラープリンタ500の装置本体500Aに対して引き出し可能に配設されているので、該装置本体500Aから該トナー受け部材524を引き出すことによって、該トナー受け部材524の清掃を容易に行えるようになり、現像ユニットからの飛散トナーのサービスメンテナンス性(清掃性)が大幅に向上される。
【0036】
次に、上記カラープリンタ500に適用したトナー受け部材の実施形態の一例について説明する。このカラープリンタ500は、上記リボルバ現像装置420と、感光体ドラム414及びその周囲に配置された作像機器とからなる感光体ユニット414Uとが、カラープリンタ500の装置本体500Aからスライドによって引き出し可能な引出支持体520に搭載されており、装置本体500Aから手前側に一体的に引き出せるように構成されている。
【0037】
図2乃至図9を参照して上記引出支持体520の構成を説明する。この引出支持体520は、前側板521と、後側板522と、左右及び中央部の上下(不図示)の計4つのステー部材523から構成されており、該引出支持体520のリボルバ現像装置420が装着される装着部の下方には、引出支持体520を引き出した状態で簡単に着脱できるように構成されたトナー受け部材524(図2、図6参照)が設けられている。
【0038】
該引出支持体520の両サイド部には、アキュライドスライドレール(以下、単に「スライドレール」という)525が取り付けられており(図3,6参照)、これにより該引出支持体520の装置本体500Aの手前側へのスライド移動を可能にしている。このスライドレール525としては、レールの収納時の長さが500mmで、スライド量が650mmになる2段アキュライドスライドレールが採用されている。これにより、装置本体500Aから引出支持体520を引き出し、この引き出し位置で引出支持体520を停止支持させることで、この引出支持体520に搭載されたリボルバ現像装置420及び感光体ユニット414Uのメンテナンスや着脱作業などを、無理な姿勢をとることなく容易に行なうことが可能となる。
【0039】
また、装置本体500Aから引出支持体520を引き出した状態では、図2及び図6に示すように、リボルバ現像装置420に配設された4つの現像ユニット420Uのうちの少なくとも1つ以上の現像ユニット420Uの現像器が、引出支持体520の上方向(矢印C方向)に着脱できるようになっている。また、感光体ユニット414Uも同様に、引出支持体520の上方向(矢印C方向)に着脱できるようになっている。これにより、作業者は、引出支持体520の側面に立った状態で、現像ユニット420Uや感光体ユニット414Uのメンテナンスや着脱作業をできるようになり、作業ペースの高効率化を実現できる。なお、図2及び図6においては、各色の現像器420C,420M,420Y,420Kと、そのトナー補給装置45C,45M,45Y,45Kとからなる各現像ユニット420UのうちのYトナーが収容されているY現像器420Yのみを取り外した状態を示している。
【0040】
図3に、上記引出支持体520と、装置本体500Aとの連結部の構成を示す。図3において、感光体ドラム414と、各色の現像器420C,420M,420Y,420Kの現像ローラ41C,41M,41Y,41K(ここでは現像器420Cの現像ローラ41C)との最近接部の離間距離(以下、現像ギャップGpという)は、基本的に、リボルバ現像装置420の回転軸40の回転中心軸線Orと、感光体ドラム414の回転中心軸線Opとの離間距離が、引出支持体520の前側板521と後側板522とによって規定されるので、この引出支持体520単体で該現像ギャップGpの精度確保が可能となっている。
【0041】
具体的には、引出支持体520の前側板521に配設した玉軸受526で、リボルバ現像装置420の回転軸40の引出方向手前側(図3の右方側)の部位を軸支する。また、引出支持体520の後側板522に配設した軸受部材527で、該回転軸40の引出方向後側(図3の左方側)の部位を軸支する。更に、引出支持体520の前側板521に配設した感光体前側ホルダ528の軸部528aで、感光体ドラム414の手前側の中心部位を保持する。また、装置本体500A内に引出支持体520を装着した状態において、該後側板522に配設した滑り軸受529に嵌合して引出支持体520内に侵入する該装置本体500Aの後側板530に配設した感光体後側ホルダ531により支持されているドラム駆動軸414eで、感光体ドラム414の後側の中心部位を一体回転可能に軸支する。
【0042】
これにより、現像ギャップGpの精度確保が可能になるとともに、リボルバ現像装置420の支持剛性が、該リボルバ現像装置420を装置本体500Aに固定するタイプの画像形成装置並みに確保される。また、この構成の画像形成装置では、引出支持体520を単体として組み立てることが可能であるので、その組立性を大幅に向上させることができる。
【0043】
上述のように、装置本体500A内に引出支持体520を装着した状態において、該感光体後側ホルダ531により支持されているドラム駆動軸414eが、後側板522に配設された滑り軸受529に嵌合して感光体ドラム414の後側の中心部位を一体回転可能に軸支するとともに、リボルバ現像装置420の回転軸40の後端部(図3の左端部)が、装置本体500Aの後側板530に配設された滑り軸受532に嵌合し、更に、装置本体500Aの前側板533に配設された基準ピン534が、引出支持体520の前側板521に穿たれた基準穴535に嵌合することにより、引出支持体520が装置本体500Aに対して位置決め収納される。このように構成することにより、感光体ドラム414とリボルバ現像装置420の位置精度を維持しつつ、感光体ドラム414と装置本体500Aとの位置精度を確保することができる。
【0044】
また、上記引出支持体520は、図3及び図4(a),(b)に示すように、装置本体500Aに固定されたスライドレール525に対して、該スライドレール525に植設された有頭ピン状のボス536の頚部に、引出支持体520のステー部材523に形成されたU字状の切欠き部523aが係合されることにより、保持されるように構成されている。このように、この引出支持体520は、装置本体500Aに固定されたスライドレール525に対して、固定部材を用いずに保持されているので、該装置本体500Aから引出支持体520を引き出した状態において、装置本体500Aに対して該引出支持体520を容易に着脱することができる。
【0045】
また、この引出支持体520は、該引出支持体520が装置本体500Aに対して位置決め収納された状態において、図4(b)に示すように、引出支持体520のステー部材523に形成された切欠き部523aと、スライドレール525に植設されたボス536の頚部との係合部に、僅かな隙間dが生じるように構成されている。
これにより、引出支持体520の装置本体500Aに対する位置決め部の干渉が防止されて、装置本体500A内への引出支持体520の収納時において、該ドラム駆動軸414eと滑り軸受529、回転軸40の後端部と滑り軸受532、基準ピン534と基準穴535が、それぞれ無理な負荷を受けること無くスムーズに嵌合されるようになる。
【0046】
次に、リボルバ現像装置の構成について説明する。図5は、上記リボルバ現像装置420の概略構成図である。該リボルバ現像装置420は、感光体ドラム414に向けた開口部を有し、円周方向に互いにほぼ同型の4つの現像器420K、420Y、420M、420Cと、該4つの現像器に補給用のトナーをそれぞれ補給するための各トナー補給装置45K、45Y,45M,45Cとからなる4つの現像ユニットを有している。なお、図示の例では感光体ドラム414に対向する現像位置にあるのが黒トナーとキャリアを収容したブラック現像器420Kで、図中反時計回りの順に、イエロートナーとキャリアを収容したイエロー現像器420Y、マゼンタトナーとキャリアを収容したマゼンタ現像器420M、シアントナーとキャリアを収容したシアン現像器420Cになっている。
【0047】
ここで、4つの現像器420K、420Y、420M、420Cの内部構造はまったく同様であるので、以下、現像位置にあるブラック現像器420Kを例にとって内部構造を説明し、他の現像器の内部構造については対応する部材の符号として、ブラック現像器Kにおける符号と同じ数字にイエロー、マゼンタ、シアンの各現像器を区別するためY、M、Cの添字を付した符号を図中に示し、それらの説明を省略する。
【0048】
上記ブラック現像器420Kは、現像剤担持体としての現像ローラ41Kと、現像ケーシング47Kと、該ケーシング部内に収容される黒トナー及びキャリアからなる二成分現像剤(以下、現像剤という)を撹拌する第1、第2の2本の撹拌スクリュウ42K、43Kと、現像ローラ41Kに担持された現像剤を薄層化する現像剤層厚規制手段としての現像ドクタ44Kとを備えた、極めてシンプルな構成になっている。
【0049】
各現像ユニットの現像器420K、420Y、420M、420Cは、図5に示すように、リボルバ現像装置420の回転軸40に一体化されたユニット支持体48により、それぞれ着脱自在に位置決めされている。また、各現像ユニットのトナー補給装置45K、45Y,45M,45Cは、ユニット支持体48と一体構成になっており、該回転軸40の回動によりユニット支持体48とともに回転する。
【0050】
各トナー補給装置45K、45Y,45M,45Cは、トナー補給スクリュウ49K、49Y,49M,49Cと、トナー補給ケース50K、50Y,50M,50Cと、トナーカートリッジガイド51K、51Y,51M,51Cとで構成されている。
【0051】
各色のトナーが収容されている各トナーカートリッジ46K、46Y,46M,46Cは、引出支持体520の前側板521に穿たれたトナーカートリッジ着脱用の開口521a(図2、6参照)を通して、それぞれのトナーカートリッジガイド51K、51Y,51M,51Cに対して、引出支持体520の手前側から着脱される。そして、トナーカートリッジ46K、46Y,46M,46Cが、所定のトナーカートリッジガイド51K、51Y,51M,51C内に挿入されてセットされると、該トナーカートリッジ内のトナーが、上記トナー補給ケース50K、50Y,50M,50C内に必要量だけ送り込まれ、トナー補給スクリュウ49K、49Y,49M,49Cの回転により、各現像器420K、420Y、420M、420Cの現像ケーシング47K,47Y,47M,47C内の第2撹拌スクリュウ43K、43Y,43M,43Cの手前側の部位に少しずつ補給される。なお、このトナー補給動作は、該現像位置に臨んで感光体ドラム414に対向した現像器(図5ではブラック現像器420K)においてのみ行なわれる。
【0052】
このブラック現像器420Kの第2撹拌スクリュウ43Kの手前側の部位に補給されたブラックトナーは、該第2撹拌スクリュウ43Kの回転により、現像ケーシング47Kの後部側に撹拌されながら搬送され、該現像ケーシング内の現像剤中に分散される。そして、現像剤中に分散されて現像ケーシング47Kの後部側に撹拌搬送されたブラックトナーは、この現像ケーシング47Kの後端部で第1撹拌スクリュウ42K側に受け渡され、この第1撹拌スクリュウ42Kの回転により、現像ケーシング47Kの手前側に撹拌されながら搬送されて、この現像ケーシング47Kの前端部で再び第2撹拌スクリュウ43K側に受け渡される。
【0053】
このようにして、現像ケーシング47K内で循環搬送される現像剤は、その搬送過程において、その一部が現像ローラ41Kにより汲み上げられ、図5の矢印方向に担持搬送される。現像ローラ41Kにより担持搬送された現像剤は、現像ドクタ44Kにより薄層化された後、現像領域に搬送され、該現像領域において感光体ドラム414上の静電潜像をトナー像化する。
【0054】
上記の各現像ドクタ44K、44Y,44M,44Cは、その基部が非磁性板金からなり、この基部の内面側の先端部に磁性板を配設して構成されている。このように、基部の内面側の先端部に磁性板を配設した構成の現像ドクタを用いることにより、各現像ローラ41K、41Y,41M,41Cのドクタ極(現像ドクタに対向して配置されるマグネットの磁極)の磁力をアースして、現像剤同士の摺動領域を増加させ、現像剤の効果的な立ち上げを行なうことができる。
【0055】
各現像ユニット420Uの現像器420K、420Y、420M、420Cは、図5に示すように、リボルバ現像装置420の回転軸40に一体化されたユニット支持体48に対して位置決めした状態で、図26に示すように、リボルバ現像装置420の前後の側板54,55(図2参照)に配設されている各一対の現像器支持ホルダ52K、52Y,52M,52Cと、現像ローラ位置調整ホルダ53K、53Y,53M,53Cとで、各現像ローラ41K、41Y,41M,41Cの両端の支軸41aを保持することによって、リボルバ現像装置420に対して着脱自在に取り付けられている。
【0056】
ここで、上記現像ローラ位置調整ホルダ53K、53Y,53M,53Cは、図7及び図8に示すように、リボルバ現像装置420の前後の側板54,55に対して、支点53aを中心として矢印方向に回動可能に構成されており、該現像ローラ位置調整ホルダの回動により各現像ローラ41K、41Y,41M,41Cの駆動軸の位置を変位させることによって、該現像ローラと感光体ドラム414との表面の離間距離、すなわち現像ギャップGpを調整するように構成されている。
【0057】
この現像ギャップGpの調整は、引出支持体単位で行なう。例えば、図7に示すように、引出支持体520の上方に設置したCCDカメラ540により、感光体ドラム414とこれに対向した現像ローラ(ここでは現像ローラ41K)との間の現像領域を監視し、このCCDカメラ540の画像を2値化処理することにより、該現像ローラ41Kと感光体ドラム414との表面の離間距離を測定する。
【0058】
そして、このCCDカメラ540の測定値に基づいて、図9に示すように、現像ギャップ制御手段541により、油圧装置などからなる現像ギャップ加圧調整機構542を駆動し、この現像ギャップ加圧調整機構542の加圧ヘッド542aで現像ローラ位置調整ホルダ53Kを回動する。
【0059】
この現像ローラ位置調整ホルダ53Kの回動により現像ローラ41Kの駆動軸の位置を変位させ、該現像ローラ41Kと感光体ドラム414との表面の離間距離、すなわち現像ギャップGpを調整する。そして、CCDカメラ540の測定値が、予め設定された所定の現像ギャップGpに一致した時点で、現像ギャップ制御手段541による現像ギャップ加圧調整機構542の駆動を停止する。
【0060】
このようにして、現像ローラ41Kと感光体ドラム414との現像ギャップGpが適正に調整された後、それぞれの現像ローラ位置調整ホルダ53Kを、その取り付け穴53b、53cを通して、リボルバ現像装置420の前後の側板54,55に対して、図示しないビスによってねじ止めして固定する。これにより、現像ローラ41Kと感光体ドラム414との現像ギャップGpが適正に保たれた状態で、現像器420Kがリボルバ現像装置420に取り付けられる。他の各現像器に関しても上記現像器420Kと同様にして現像ギャップGpが適正に保たれた状態で、リボルバ現像装置420に取り付けられる。
(以下、余白)
【0061】
ここで、各現像器420K,420Y,420M,420Cと、ユニット支持体48との間には、図7及び図9に示すように、発泡ゴムまたは板バネなどからなる弾性体56が配設されており、各現像器420K,420Y,420M,420Cには、該弾性体56の弾力により、回転軸40の法線方向、すなわち感光体ドラム414との対向部位において各現像ローラ41K、41Y,41M,41Cが感光体ドラム414に接近する方向に変位する習性が付与されている。これにより、現像ギャップGp調整時における上記現像ギャップ加圧調整機構542の加圧ヘッド542aの駆動方向が、リボルバ現像装置420の回転中心に向かう方向のみに特定され、この現像ギャップ加圧調整機構542の制御を簡略化することができる。
【0062】
また、この現像ギャップGpの調整方式においては、図7に示すように、リボルバ現像装置420の回転中心と、現ローラ41Kの回転中心と、感光体ドラム414の回転中心とが、それぞれ一直線上に位置するように、該リボルバ現像装置420、現ローラ41K、感光体ドラム414を配置することにより、簡便で且つ精度の高い現像ギャップ調整を可能にしている。
【0063】
なお、この現像ギャップ調整時において使用する現像ローラ及び感光体ドラムは、実際の画像形成装置において使用されるものではなく、それらの原寸模型(治具)であってもよい。このように、現像ギャップ調整時に、現像ローラ及び感光体ドラムとして原寸模型(治具)を使用することにより、実際に搭載される現像ローラや感光体ドラムの、該現像ギャップ調整時における現像ギャップ加圧調整機構542の誤動作や調整操作等によって発生する損傷や汚染を回避することができる。
【0064】
上述のように、本実施形態に係るカラープリンタ500においては、図2に示したように、その装置本体500Aから上記引出支持体520を引き出すことにより、該引出支持体520に搭載されている感光体ドラムユニット414Uびリボルバ現像装置420を装置本体前面側に引き出すことができる。また、該引出支持体520は、感光体ドラム414とリボルバ現像装置420を回転自在に軸支する前側板521及び後側板522と、該前側板521及び後側板522を一体化させるステー部材523とで構成されているので、装置本体500Aから上記引出支持体520を引き出した状態のままで、感光体ドラム414やリボルバ現像装置420のメンテナンスや着脱作業などを容易に行うことができる。
【0065】
従って、このカラープリンタ500では、上述のようなメンテナンスや着脱作業などの容易な構成の引出支持体520の下部に、図2及び図6に示したように、リボルバ現像装置420の各現像器から飛散したりこぼれ落ちたトナーを受けとめるためのトナー受け部材524を配設しているので、該トナー受け部材524上に蓄積された飛散トナーの清掃性(サービスメンテナンス性)を大幅に向上させることができる。
【0066】
また、本実施形態に係るカラープリンタ500におけるトナー受け部材524は、上記引出支持体520に対して着脱可能に構成されている。このトナー受け部材524の上記引出支持体520への取り付け構造の一例を図10に示す。
【0067】
図10において、引出支持体520の後側板522の下端には、上記トナー受け部材524の後側板がわを保持する保持手段としての保持片522aが、該引出支持体520の前側板521側に向けて折曲形成されている。また、該トナー受け部材524の後側板がわの該保持片522aに対応する部位には、図11に示すように、該保持片522aに嵌合する大きさのスリット状の保持穴524aが設けられている。一方、引出支持体520の前側板521には、該引出支持体520に該トナー受け部材524の前側板がわを保持し且つ固定する保持固定手段としての有頭状の固定ネジ521aが螺合されている。また、該トナー受け部材524の前側板がわの該固定ネジ521aに対応する部位には、図12に示すように、該トナー受け部材524の上端縁から斜め下方に向けてL字状に切り欠かれた保持固定穴524bが設けられている。
【0068】
そして、図10に示すように、まず、該引出支持体520の後側板522の下端の保持片522aに、該トナー受け部材524の後側板がわの保持穴524aを嵌合させるとともに、該引出支持体520の前側板521に螺合されている固定ネジ521aに、該トナー受け部材524の前側板がわの保持固定穴524bを係合させて、該引出支持体520に対して該トナー受け部材524を着脱可能に保持し、次いで、該固定ネジ521aを締め付けて、該引出支持体520に該トナー受け部材524を固定することにより、該トナー受け部材524の該引出支持体520への取り付けが行われる。
【0069】
このように、上記引出支持体520に対して上記トナー受け部材524を重力方向下方に着脱可能に構成することにより、該引出支持体520から該トナー受け部材524を取り外した状態で、該トナー受け部材524上の飛散トナーを清掃することが可能となり、飛散トナーの清掃性をより向上させることができる。
【0070】
また、本実施形態に係るプリンタ500では、上述の構成から明らかなように、上記固定ネジ521aを緩めた状態で、上記引出支持体520に対する上記トナー受け部材524の着脱が可能となるので、該トナー受け部材524の着脱操作を極めて容易に行うことができる。更に、上記固定ネジ521aが緩められた状態で、該トナー受け部材524が該引出支持体520に保持されるので、該引出支持体520に対するトナー受け部材524の固定を解除した際に、該トナー受け部材524が該引出支持体520から外れて落下することがない。
【0071】
すなわち、一般的な画像形成装置では、上述のような飛散トナーのメンテナンス(清掃)作業を、装置本体500Aの正面側(前側板533に対面した側)から行うように構成されている。従って、このような構成の画像形成装置の場合には、図10において、引出支持体520の前側板521の右方側からメンテナンス作業を行うことになる。
【0072】
ところが、このように装置本体500Aの正面側の位置でメンテナンス作業を行うと、例えば、上記固定ネジ521aを緩めて上記トナー受け部材524を手前側に取り出す際、上記引出支持体520の後側板522の保持片522aと、該トナー受け部材524の保持穴524aとの係合が外れた瞬間に、支えを失った該トナー受け部材524の後側板側が落下して、床面や引出支持体520を汚染してしまう可能性が極めて高い。
【0073】
これに対し、本実施形態に係るカラープリンタ500では、上述の構成から明らかなように、装置本体500Aから引出支持体520を手前側に引き出した状態で、この引き出された引出支持体520の側方側から、そのトナー受け部材524の着脱操作を行うことができる。従って、本実施形態に係るカラープリンタ500では、該トナー受け部材の524の着脱時に、ユーザが該トナー受け部材524の前側板側と後側板側とを両手で支えながら、その着脱操作を行うことができるようになり、上述のようなトナー受け部材524の落下を防止できるので、そのメンテナンスサービス性が大幅に向上される。
【0074】
また、上記トナー受け部材524は、図6に示すように、上記引出支持体520に配設された状態で、該引出支持体520と該トナー受け部材524の開口縁部(上端縁)との隙間が、該引出支持体520の中央部及び左端部のステー523に貼付された密閉手段としての発砲ゴムや発砲ウレタン(スポンジ)などからなるシール部材524cによって封鎖されるよに構成されている。
【0075】
このように、上記引出支持体520に上記トナー受け部材524が配設された状態で、上記シール部材524cにより該引出支持体520と該トナー受け部材524の開口縁部との隙間が密閉されことにより、飛散トナーが該隙間を通して該トナー受け部材524の外へこぼれ出ることがなくなる。
【0077】
請求項1乃至3の発明によれば、潜像担持体と回転型現像装置を搭載し、前側板及び後側板と、該前側板及び後側板を一体化させるステー部材とで構成された装置本体に対して引き出し可能な引出支持体に、トナー受け部材を配設し、上記トナー受け部材が上記引出支持体に対して重力方向下方に着脱可能に構成されているので、該引出支持体から該トナー受け部材を取り外した状態で、該トナー受け部材上の飛散トナーを清掃することが可能となり、飛散トナーの清掃性及びトナー受け部材のサービスメンテナンスをより向上できるという優れた効果がある。
【0079】
また、請求項の発明によれば、上記引出支持体に上記トナー受け部材を配設した状態で、該引出支持体と該トナー受け部材の開口縁部との隙間を密閉する密閉手段を備えているので、該隙間を通して該トナー受け部材の外へ飛散トナーがこぼれ出すことによる記録紙や記録紙搬送路などの汚染を防止できるという優れた効果がある。
【0080】
また、請求項の発明によれば、上記トナー受け部材保持固定手段により、該引出支持体に対する該トナー受け部材の固定が解除された状態で、該引出支持体に該トナー受け部材を着脱可能に保持させることができるので、該引出支持体に対する該トナー受け部材の固定を解除した際の該トナー受け部材の該引出支持体からの落下による装置周辺の汚染を防止できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図。
【図2】上記画像形成装置の引出支持体の構成を示す概略斜視図。
【図3】上記引出支持体の構成を示す概略平面図。
【図4】上記引出支持体のステー部材のスライドレールへの取り付け構造を示す要部側面図。
【図5】上記画像形成装置のリボルバ現像装置の構成を示す概略構成図。
【図6】上記引出支持体に上記リボルバ現像装置を搭載した状態を示す概略正面図。
【図7】上記リボルバ現像装置の現像ユニットの取付け部の構成を説明するための説明図。
【図8】上記現像ユニットの取付け部の構成を示す要部正面図。
【図9】上記現像ユニットの現像ギャップの調整方法を説明するための概略平面図。
【図10】上記引出支持体へのトナー受け部材の取り付け構造を示す概略断面図。
【図11】上記トナー受け部材の後側板がわの側面図。
【図12】上記トナー受け部材の前側板がわの側面図。
【符号の説明】
414 感光体ドラム
420 リボルバ現像装置
420K ブラック現像器
420C シアン現像器
420M マゼンタ現像器
420Y イエロー現像器
500 カラープリンタ
500A カラープリンタの装置本体
520 引出支持体
521 引出支持体の前側板
521a 固定ネジ
522 引出支持体の後側板
522a 保持片
523 引出支持体のステー部材
524 トナー受け部材
524a 保持穴
524b 保持固定穴
524c シール部材
525 アキュライドスライドレール

Claims (3)

  1. 回転により潜像が形成される潜像担持体と、回転軸の周りに配設された現像器を有する複数の現像ユニットを該回転軸の回動により回転させて、該潜像担持体に対向する現像位置に任意の現像器を移動させ、該現像器で該潜像担持体上に形成された潜像を現像する回転型現像装置とを備えた画像形成装置において、
    少なくとも上記潜像担持体と上記回転型現像装置を搭載し且つ画像形成装置本体に対して引き出し可能に保持され、潜像担持体の回転中心軸線と回転型現像装置の回転中心軸線とが所定の間隔で平行になるように、該潜像担持体と該回転型現像装置を回転自在に軸支する前側板及び後側板と、該前側板及び後側板を一体化させるステー部材とで構成された引出支持体に、該回転型現像装置の下部を覆うように形成されたトナー受け部材を配設し、該トナー受け部材を該引出支持体に対して重力方向下方に着脱可能に構成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項の画像形成装置において、
    上記引出支持体に上記トナー受け部材を配設した状態で、該引出支持体と該トナー受け部材の開口縁部との隙間を密閉する密閉手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または2の画像形成装置において、
    上記引出支持体に対して上記トナー受け部材を着脱可能に保持し、且つ、該引出支持体に該トナー受け部材が保持された状態で、該引出支持体に該トナー受け部材を固定する係合保持固定手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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