JP3544736B2 - 日付印 - Google Patents

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JP3544736B2 JP05337995A JP5337995A JP3544736B2 JP 3544736 B2 JP3544736 B2 JP 3544736B2 JP 05337995 A JP05337995 A JP 05337995A JP 5337995 A JP5337995 A JP 5337995A JP 3544736 B2 JP3544736 B2 JP 3544736B2
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、年ベルト,月ベルト,日ベルト及び時間ベルト等の複数の無端ベルトを有する日付印に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6,図7に図示されている従来の日付印Aは、実公平6−34134号公報に記載されているものであり、年ベルトB1,月ベルトB2,日ベルトB3及び時間ベルトB4の4本の無端ベルトBを有し、ケースCの上方で上下動自在に弾性支持された第1上部部材D1と、ケースCの下端に固着された横断面倒コ字形の下部部材Eとの間に日ベルトB3が懸装され、第1上部部材D1より下方で上下動自在に弾性支持された第2上部部材D2と、下部部材Eとの間に年ベルトB1,月ベルトB2及び時間ベルトB4が懸装されている。
【0003】
各無端ベルトBには、その表面に複数の印字パッドFが所定間隔で突設されていると共に、該印字パッドFに係合して無端ベルトBを移動させるベルト送り車Gが圧接されており、各ベルト送り車Gには、手動回転用の回転板Hがそれぞれ固着され、ケースCにおける各回転板Hに臨む部位には、開閉自在のカバーIが配設されている。
【0004】
なお、従来の日付印Aは、計時回路Jからの定時信号で間欠駆動される電動モータKを有しており、複数の歯車よりなる減速機構Lを介し電動モータKによって時間ベルトB4用のベルト送り車G4が正時毎にV方向へ回動させられ、この回動により下部部材Eの下端面である印字位置E1において時間ベルトB4が正時毎に1印字パッドづつ齣送りされ、日ベルトB3用のベルト送り車G3が時間ベルトB4用のベルト送り車G4に連動させられて、時間ベルトB4が24回齣送りされる毎に日ベルトB3は印字位置E1において1印字パッドづつ齣送りされるものである。
【0005】
ところで、以上説明した従来の日付印Aは、年月日等の印字文字を適正なものに手動で修正する場合には、ケースC下端の主印受台Mの開口部Nから修正すべき無端ベルトBの印字パッドFを見ながら、ケースCのカバーIを開けて、修正すべき無端ベルトBの回転板Hを指で少しづつ回動させ、この回動を所望の印字パッドFが開口部Nに現われるまで続けて、所望の印字パッドFが開口部Nに現われたら、下部部材Eの下端面である印字位置E1に所望の印字パッドFが正確に停止するように、指による前記回転板Hの回動を微調整する必要がある。
【0006】
従って、従来の日付印Aには、年月日等の印字文字の手動による修正が面倒である、という問題点があった。
【0007】
また、従来の日付印Aでは、年月日等の印字文字の手動による修正時に、回転板Hが固着されたベルト送り車Gを露出させる必要があるため、日付印の機構部分全体をケースCで覆って確実に保護することができず、従って、従来の日付印Aには、ベルト送り車G等の機構部分を子供等が露出させて壊したり傷つけたりしてしまう危険性があった。
【0008】
なお、図6,図7において、符号G1は年ベルトB1用のベルト送り車を示し、符号G2は月ベルトB2用のベルト送り車を示し、符号Pは電池を示し、符号Qは主印受台Mを上下動自在に支持するコイルバネを示し、符号Rは主印受台Mに固着された主印を示している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術の前記問題点や危険性に鑑み、本発明では、年月日等の印字文字の手動による修正が従来技術と比べて簡単で、しかも、この修正時にベルト送り車等の機構部分を露出させる必要がなく、従って、機構部分全体をケースで覆って確実に保護することができる日付印の提供を課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための手段として、請求項1の発明では、年ベルト,月ベルト,日ベルト及び時間ベルト等の複数の無端ベルトが上部部材と、該部材より下方に位置する下部部材との間に懸装され、各無端ベルトには、その表面に複数の印字パッドが所定間隔で突設されていると共に、該印字パッドに係合して無端ベルトを移動させるベルト送り車が圧接され、各ベルト送り車には爪車が同心に固着されており、各爪車のピッチが、前記ベルト送り車を介して無端ベルトを1印字パッドづつ齣送りする値に選定され、各爪車の近傍にはノック片が往復動可能に配設され、各ノック片には、前記爪車に係合してノック片の1往復動で爪車を1ピッチ齣送りする鈎部が形成されていると共に、ノック片の往動に対してノック片を自動的に復動させる弾性体が付設されており、ノック片の1往復動によって齣送りされた際の前記爪車の停止位置は、前記無端ベルトの一印字パッドが前記下部部材における印字位置で停止する位置に設定されている、という構成を採用している。
【0011】
請求項2の発明では、上部部材が上下動自在に弾性支持されており、該上部部材によって無端ベルトに張力が付与されている、という構成を請求項1の発明に付加している。
【0012】
請求項3の発明では、上部部材と下部部材とが回転自在とされていると共に、各無端ベルト毎に個別に分割されている、という構成を請求項1又は請求項2の発明に付加している。
【0013】
請求項4の発明では、下部部材を囲む主印受台が上下動自在に弾性支持され、該主印受台には、印字位置における印字パッド用の開口部が形成されており、前記主印受台は、弾撥力に抗し下部部材に向かって上方へ移動した際、前記開口部の幅方向の両端縁が下部部材における各無端ベルトに当接し、各無端ベルトの印字パッドを印字位置に微調整して上方への移動を停止する、という構成を請求項3の発明に付加している。
【0014】
請求項5の発明では、インクを含浸する含浸ゴムで印字パッドが形成されている、という構成を請求項1,請求項2,請求項3又は請求項4の発明に付加している。
【0015】
請求項6の発明では、複数の無端ベルトの中の時間ベルト等の特定の無端ベルトが、計時回路からの定時信号で間欠駆動される電動モータにより、印字位置において所定時に1印字パッドづつ齣送りされる、という構成を請求項1,請求項2,請求項3,請求項4又は請求項5の発明に付加している。
【0016】
請求項7の発明では、年ベルト,月ベルト,日ベルト及び時間ベルトの4本の無端ベルトを有し、計時回路からの定時信号で間欠駆動される電動モータによって時間ベルトが、印字位置において正時毎に1印字パッドづつ齣送りされ、少なくとも日ベルトが、時間ベルトに連動させられて、時間ベルトが所定回数齣送りされる毎に印字位置において1印字パッドづつ齣送りされる、という構成を請求項6の発明に付加している。
【0017】
【作用】
請求項1の発明では、図3に示されているように、ノック片30を指頭等で押して往動させると、ノック片30は、付設された弾性体32により自動的に復動させられて、初期位置に復帰する。そして、このノック片30の双矢印Y方向への1往復動の間に、ベルト送り車7に同心に固着された爪車8はノック片30の鈎部31によってZ方向へ1ピッチ齣送りされ、この齣送りに伴うベルト送り車7のZ方向への回動によって無端ベルト2は、1印字パッド齣送りされる。
【0018】
しかも、ノック片30の1往復動によって齣送りされた際の爪車8の停止位置は、無端ベルト2の一印字パッド6が下部部材5における印字位置5bで停止する位置に設定されているので、ノック片30の往復動によって爪車8を齣送りするたびに、無端ベルト2の印字パッド6は印字位置5bで停止する。
【0019】
従って、請求項1の発明では、年月日等の印字文字の手動による修正時には、修正が必要な無端ベルト2を齣送りするための所定のノック片30を指頭等で必要回数往動させるだけでよい。
【0020】
そして、年月日等の印字文字の手動による修正時には、ノック片30を往動させるだけでよいので、ノック片30を往動させるためのノックボタン34等をケース3から突出させておけば、ベルト送り車7等の機構部分全体をケース3で覆って確実に保護することができる(図1参照)。
【0021】
請求項2の発明では、図3に示されているように、上部部材4が上下動自在に弾性支持されており、該上部部材4によって無端ベルト2に張力が付与されているので、経時変化や温度変化等により無端ベルト2に伸縮が生じても、上部部材4を弾性支持する弾性体13により無端ベルト2の前記伸縮が吸収されて、無端ベルト2にたるみや張力過多が生じることはない。
【0022】
請求項3の発明では、上部部材4と下部部材5とが回転自在とされていると共に、各無端ベルト2毎に個別に分割されているので、ノック片30を往復動させて修正の必要な無端ベルト2の印字文字を齣送りする際の、ノック片30の往動に必要な押進力と、ノック片30の復動に必要なノック片30付設の弾性体32の弾撥力とを何れも小さくすることができる。
【0023】
請求項4の発明では、上下動自在に弾性支持された主印受台20は、弾撥力に抗し下部部材5に向かって上方へ移動した際、開口部21の幅方向の両端縁22,23が下部部材5における各無端ベルト2に当接し、各無端ベルト2の印字パッド6を印字位置5bに微調整して上方への移動を停止するので、経時変化や温度変化等により無端ベルト2に伸縮が生じて、印字位置5bにおける印字文字の配列に多少の位置ずれが生じても、この位置ずれは、主印受台20と無端ベルト2との当接による印字パッド6の印字位置5bへの微調整により印字時点では解消されている。
【0024】
なお、請求項4の発明では、請求項3の発明と同様に上部部材4と下部部材5とが回転自在とされていると共に、各無端ベルト2毎に個別に分割されているので、各無端ベルト2の個別の伸縮に起因するところの、印字位置5bにおける印字文字の配列の位置ずれに対処することができる。
【0025】
請求項5の発明では、インクを含浸する含浸ゴムで印字パッド6が形成されているので、印字パッド6に印字用のインクを含浸させておけば、年月日等の印字文字を印字する度に印字パッド6の印字文字にインクを付ける必要がない。
【0026】
請求項6の発明では、複数の無端ベルト2の中の時間ベルト2d(図2参照)等の特定の無端ベルト2が、図3に示されているように、計時回路42からの定時信号で間欠駆動される電動モータ43により、印字位置5bにおいて所定時に1印字パッドづつ齣送りされるので、時間ベルト2d等の特定の無端ベルト2を印字時点で該時点の現在時等に修正する手間を無くすることができる。
【0027】
請求項7の発明では、年ベルト2a,月ベルト2b,日ベルト2c及び時間ベルト2d(図2参照)の4本の無端ベルト2を有し、図3に示されているように、計時回路42からの定時信号で間欠駆動される電動モータ43によって時間ベルト2dが、印字位置5bにおいて正時毎に1印字パッドづつ齣送りされ、少なくとも日ベルト2cが、時間ベルト2dに連動させられて、時間ベルト2dが所定回数齣送りされる毎に印字位置5bにおいて1印字パッドづつ齣送りされるので、少なくとも、時間ベルト2dと日ベルト2cとを印字時点で該時点の現在日時に修正する手間を無くすることができる。
【0028】
【実施例】
図1,図2図示の日付印1は、請求項1〜7の各発明を併せて実施した実施の一例であり、図2図示の年ベルト2a,月ベルト2b,日ベルト2c及び時間ベルト2dの4本の無端ベルト2が、図3に示されているように、ケース3内上方の上部部材4とケース3下端に位置する下部部材5との間に懸装され、各無端ベルト2a,2b,2c,2dには、その表面に複数の含浸ゴム製の印字パッド6が所定間隔で突設されていると共に、該印字パッド6に係合して無端ベルト2を移動させるベルト送り車7が圧接されている。
【0029】
なお、ベルト送り車7は、年ベルト2aには年ベルト2a用のもの、月ベルト2aには月ベルト2a用のもの、日ベルト2cには日ベルト2c用のもの、時間ベルト2dには時間ベルト2d用のものがそれぞれ圧接されており、図3中の符号11は無端ベルト2用のガイド棒を示している。
【0030】
上部部材4は、日ベルト2cが懸装された第1上部部材4aと、年ベルト2a,月ベルト2b及び時間ベルト2dが懸装された第2上部部材4bより成り、第1及び第2上部部材4a,4bはそれぞれ、部材10を介してケース3側面に配設されたテンション板12に回転自在に取り付けられており、回転自在の第2上部部材4bは、年ベルト2a,月ベルト2b及び時間ベルト2cの3本の無端ベルト2毎に個別に分割されている。
【0031】
テンション板12はコイルバネ13によって上下動自在に弾性支持されており、このため、年ベルト2a,月ベルト2b,日ベルト2c及び時間ベルト2dの4本の無端ベルト2には、コイルバネ13によって張力が付加されている。
【0032】
ケース3下端に位置する下部部材5は、部材10を介してケース3に回転自在に取り付けられ、年ベルト2a,月ベルト2b,日ベルト2c及び時間ベルト2dの4本の無端ベルト2毎に個別に分割されて、4個の下部部材片5aより形成されており、回転自在の各下部部材片5aは、その横断面が、四隅が面取りされた略正方形とされており、後述するようにして無端ベルト2の印字パッド6が1パッドづつ齣送りされると、この齣送りに伴って90度づつ回動させられ、各下部部材片5aの下端に位置した面が印字位置5bとなる。
【0033】
ケース3下端には、下部部材5を囲む主印受台20が上下動自在に弾性支持(弾性体は図示省略)され、主印受台20には、印字位置5bにおける印字パッド6用の開口部21が形成されており、主印受台20は、弾撥力に抗し下部部材5に向かって上方へ移動した際、開口部21の幅方向の両端縁22,23における面取面が各下部部材片5aの面取面上の各無端ベルト2に当接することにより、印字位置5bにおける各無端ベルト2の印字パッド6の位置ずれを無くして、上方への移動を停止し、この停止した際には、主印受台20に固着された主印24の印字面24aと、印字位置5bにおける各無端ベルト2の印字パッド6の印字面6aとは略同一平面を形成している。
【0034】
無端ベルト2の中央部に圧接されている各ベルト送り車7にはそれぞれ爪車8が同心に固着されており、各爪車8のピッチが、ベルト送り車7を介して無端ベルト2を1印字パッドづつ齣送りする値に選定され、各爪車8の近傍にはそれぞれノック片30が双矢印Y方向へ往復動可能に配設され、各ノック片30には、爪車8に係合してノック片30の1往復動で爪車8を1ピッチ齣送りする鈎部31が形成されていると共に、ノック片30の往動に対してノック片30を自動的に復動させるための板バネである弾性体32が付設されており、ノック片30の1往復動によって齣送りされた際の爪車8の停止位置は、無端ベルト2の一印字パッド6が印字位置5bで停止する位置に設定されている。
【0035】
各ベルト送り車7には逆転防止用の第2板バネ33がそれぞれ付設され、各ノック片30の第2板バネ33寄りの端面には、ノック片30を往動させるためのノックボタン34が当接されており、各ノックボタン34は、図1に示されているように、ベルト送り車7等の機構部分全体を覆うケース3から突出している。
【0036】
ケース3の上端部は開閉自在の電池カバー3aとされ、この電池カバー3aの下方には、時間等を表示する液晶表示部41が配設されており、図3に示されているように、ケース3内上部には、計時回路42からの定時信号で間欠駆動される電動モータ43が配設され、この電動モータ43には、複数の歯車よりなる減速機構44が連結され、図4に示されているように、減速機構44の最終歯車45の側面にはピン46が突設され、最終歯車45と時間ベルト2d用のノック片30との間には連結片47が回動自在に配設されている。
【0037】
この連結片47は、時間ベルト2d用のノック片30の突起35に一端が当接され、このノック片30の復動用の弾性体32によりノック片30を介して附勢されて、最終歯車45の中心から突出する軸48に他端が係止されており、電動モータ43によって正時毎に最終歯車45がX方向へ1回転させられると、この回転に伴うピン46との係合により連結片47は回動して時間ベルト2d用のノック片30を往動させ、ピン46との係合が解けた時点で、時間ベルト2d用のノック片30の復動用の弾性体32の弾撥力により、時間ベルト2d用のノック片30と共に初期位置に復帰する。
【0038】
従って、時間ベルト2d用のノック片30は電動モータ43によって正時毎に双矢印Y方向へ1往復動させられ、この1往復動によって時間ベルト2d用のベルト送り車7dに固着された爪車8は1ピッチづつ齣送りされ、この齣送りに伴う時間ベルト2d用のベルト送り車7dのZ方向への回動によって時間ベルト2dは、印字位置5bにおいて1印字パッドづつ齣送りされる。
【0039】
時間ベルト2d用のベルト送り車7dには、爪車8が固着された側面とは反対の側面に駆動歯車51(図5参照)が同心に固着され、図5に示されているように、駆動歯車51には従動歯車52が噛み合わされており、この従動歯車52における日ベルト2c用のベルト送り車7c側の側面には回転板53が同心に固着され、この回転板53には、日ベルト2c用のベルト送り車7cに同心に固着された第2爪車9と係合してこの第2爪車9を1ピッチづつ齣送りする回転鈎部54が形成されている。
【0040】
なお、日ベルト2c用のベルト送り車7cには、第2爪車9が固着された側面とは反対側の側面にノック片30用の爪車(図示省略)が、第2爪車9と同位相とされて同心に固着されており、この爪車の近傍には、日ベルト2c用のノック片(図示省略)が往復動可能に配設されている。
【0041】
駆動歯車51は、時間ベルト2d用のベルト送り車7dが正時毎に12回齣送りされるとZ方向へ1回転し、従動歯車52は、駆動歯車51が2回転するとW方向へ1回転して、回転板53の回転爪部54が、日ベルト2c用のベルト送り車7cに固着された第2爪車9を1ピッチ齣送りする。
【0042】
従って、時間ベルト2d用のベルト送り車7dが24回齣送りされるたびに、すなわち24時間毎に従動歯車52はW方向へ1回転し、回転板53の回転爪部54が第2爪車9を1ピッチ齣送りする。その結果、この齣送りに伴う日ベルト2c用のベルト送り車7cのZ方向への回動によって日ベルト2cは、24時間毎に印字位置5bにおいて1印字パッドづつ齣送りされる。
【0043】
ところで、以上説明した日付印1は、請求項1〜7の各発明を併せて実施した実施の一例であるため、年ベルト2a,月ベルト2b,日ベルト2c及び時間ベルト2dの4本の無端ベルト2を具備しているが、請求項1〜6の各発明では、前記4本の無端ベルト2全ての具備は限定されておらず、従って具備する無端ベルト2は、例えば、年ベルト2a,月ベルト2b及び日ベルト2cの3本であっても良い。
【0044】
また、日付印1は、請求項1〜7の各発明を併せて実施した実施の一例であるため、計時回路42からの定時信号で間欠駆動される電動モータ43によって時間ベルト2dが印字位置5bにおいて正時毎に1印字パッドづつ齣送りされているが、請求項6の発明では、電動モータ43によって所定時に1印字パッドづつ齣送りされるのは、時間ベルト2dに限定されず、例えば日ベルト2c等であっても良く、あるいは、年ベルト2a,月ベルト2b及び日ベルト2c等の複数の無端ベルト2であっても良い。
【0045】
【発明の効果】
請求項1の発明は、年月日等の印字文字の手動による修正時には、修正が必要な無端ベルト用のノック片を必要回数往動させるだけでよいのでワンタッチであり、ベルト送り車を指先で回動させる図6,図7図示の従来の日付印Aと比べて、年月日等の印字文字の手動による修正が簡単である。
【0046】
しかも、請求項1の発明では、年月日等の印字文字の手動による修正時には、ノック片を往動させるだけでよいので、ノック片を往動させるためのノックボタン等をケースから突出させておけば、機構部分全体をケースで覆って確実に保護することもできる。
【0047】
請求項2の発明では、経時変化や温度変化等により無端ベルトに伸縮が生じても、上部部材を弾性支持する弾性体により無端ベルトの前記伸縮が吸収されて、無端ベルトにたるみや張力過多が生じることはないので、常に安定した状態で日付印を使用することができる。
【0048】
請求項3の発明では、ノック片の往動に必要な押進力と、ノック片の復動に必要なノック片付設の弾性体の弾撥力とを何れも小さくすることができるので、ノック片を往復動させて修正の必要な無端ベルトの印字文字を齣送りする際の、ノック片の往復動のタッチを軽くすることができる。
【0049】
請求項4の発明では、経時変化や温度変化等により無端ベルトに伸縮が生じて、印字位置における印字文字の配列に多少の位置ずれが生じても、この位置ずれは、主印受台と無端ベルトとの当接による印字パッドの印字位置への微調整により印字時点では解消されているので、年月日等の印字文字を常に、該印字文字の配列に位置ずれの無い状態で印字することができる。
【0050】
請求項5の発明では、印字パッドに印字用のインクを含浸させておけば、年月日等の印字文字を印字する度に印字パッドの印字文字にインクを付ける必要がないので、印字用のインクを印字パッドに時々含浸させるだけで、印字文字を印字する度にインクを含浸させたスタンプ台を捜す手間や、印字パッドの印字文字にインクを付ける手間を無くすることができる。
【0051】
請求項6の発明では、複数の無端ベルトの中の時間ベルト等の特定の無端ベルトが、計時回路からの定時信号で間欠駆動される電動モータにより、印字位置において所定時に1印字パッドづつ齣送りされるので、時間ベルト等の特定の無端ベルトを印字時点で該時点の現在時等に修正する手間を無くすることができる。
【0052】
請求項7の発明では、計時回路からの定時信号で間欠駆動される電動モータによって時間ベルトが、印字位置において正時毎に1印字パッドづつ齣送りされ、少なくとも日ベルトが、時間ベルトに連動させられて、時間ベルトが所定回数齣送りされる毎に印字位置において1印字パッドづつ齣送りされるので、少なくとも、時間ベルトと日ベルトとを印字時点で該時点の現在日時に修正する手間を無くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜7の各発明を併せて実施した実施の一例を示す正面図である。
【図2】図1に示すものの下面図である。
【図3】図1に示すものの要部を示す縦断面図である。
【図4】図1に示すものの時間ベルトの駆動機構を示す断面図である。
【図5】図1に示すものの日ベルトの駆動機構を示す断面図である。
【図6】従来例を一部断面で示す正面図である。
【図7】図7に示すものの右側面を一部断面で示す図である。
【符号の説明】
1 日付印
2 無端ベルト
2a 年ベルト
2b 月ベルト
2c 日ベルト
2d 時間ベルト
4 上部部材
5 下部部材
5b 印字位置
6 印字パッド
7 ベルト送り車
8 爪車
20 主印受台
21 開口部
22,23 開口部の幅方向の両端縁
30 ノック片
31 鈎部
32 弾性体
42 計時回路
43 電動モータ

Claims (7)

  1. 年ベルト,月ベルト,日ベルト及び時間ベルト等の複数の無端ベルトが上部部材と、該部材より下方に位置する下部部材との間に懸装され、各無端ベルトには、その表面に複数の印字パッドが所定間隔で突設されていると共に、該印字パッドに係合して無端ベルトを移動させるベルト送り車が圧接され、各ベルト送り車には爪車が同心に固着されており、各爪車のピッチが、前記ベルト送り車を介して無端ベルトを1印字パッドづつ齣送りする値に選定され、各爪車の近傍にはノック片が往復動可能に配設され、各ノック片には、前記爪車に係合してノック片の1往復動で爪車を1ピッチ齣送りする鈎部が形成されていると共に、ノック片の往動に対してノック片を自動的に復動させる弾性体が付設されており、ノック片の1往復動によって齣送りされた際の前記爪車の停止位置は、前記無端ベルトの一印字パッドが前記下部部材における印字位置で停止する位置に設定されている日付印。
  2. 上部部材が上下動自在に弾性支持されており、該上部部材によって無端ベルトに張力が付与されている請求項1記載の日付印。
  3. 上部部材と下部部材とが回転自在とされていると共に、各無端ベルト毎に個別に分割されている請求項1又は請求項2記載の日付印。
  4. 下部部材を囲む主印受台が上下動自在に弾性支持され、該主印受台には、印字位置における印字パッド用の開口部が形成されており、前記主印受台は、弾撥力に抗し下部部材に向かって上方へ移動した際、前記開口部の幅方向の両端縁が下部部材における各無端ベルトに当接し、各無端ベルトの印字パッドを印字位置に微調整して上方への移動を停止する請求項3記載の日付印。
  5. インクを含浸する含浸ゴムで印字パッドが形成されている請求項1,請求項2,請求項3又は請求項4記載の日付印。
  6. 複数の無端ベルトの中の時間ベルト等の特定の無端ベルトが、計時回路からの定時信号で間欠駆動される電動モータにより、印字位置において所定時に1印字パッドづつ齣送りされる請求項1,請求項2,請求項3,請求項4又は請求項5記載の日付印。
  7. 年ベルト,月ベルト,日ベルト及び時間ベルトの4本の無端ベルトを有し、計時回路からの定時信号で間欠駆動される電動モータによって時間ベルトが、印字位置において正時毎に1印字パッドづつ齣送りされ、少なくとも日ベルトが、時間ベルトに連動させられて、時間ベルトが所定回数齣送りされる毎に印字位置において1印字パッドづつ齣送りされる請求項6記載の日付印。
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