JP3544284B2 - データベース利用システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の技術分野】
本発明は、業務に応じてデータベースシステムを利用するためにのデータベース利用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
データベースシステムは、データベースとデータベース管理システム(以下、DBMSと略称する)とを含む。データベースは1つ以上の業務で使用されるデータの集合である。DBMSは業務アプリケーションプログラム(以下、業務アプリケーションという)とデータベースとの間にあって、その橋渡しやデータベースの作成・保守を行うプログラムである。
【0003】
従来、利用者は、データベースを構築する際にデータベースのデータ構造を定義した文をDBMSに入力する。DBMSはその定義文を解釈して、データベース構造の定義情報を生成し蓄積する。データベースを使用する個々の業務アプリケーションも、これと類似のデータベース定義情報を必要とする。この業務プログラム用のデータベース定義情報は、各業務アプリケーションのプログラミングで作り込まれる。また、業務アプリケーションの動作の定義(例えば入出力画面や帳票のレイアウトや画面遷移などの定義であり、以下、アプリケーション定義という)も、個々の業務プログラムのプログラミングで作られる。更に、業務アプリケーションがDBMSを介してデータベースにアクセスするための処理内容も、使用する具体的なDBMSの種類に応じて、個々の業務プログラムのプログラミングで作りこまれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の通り従来は、データベース構築時のデータベース定義と業務アプリケーション用のデータベース定義とは、多くの重複部分があるにも拘らず全く別の作業で行われている。また、のアプリケーション定義やデータベースアクセス処理内容なども、各業務プログラム毎に個別にプログラミングされている。そのため、システム開発では同様の内容の定義を重複して行うことが多く、よって開発効率が悪く、かかるコストも大きい。また、重複した定義情報をもつことによってプログラムも肥大化する。更に、定義情報に修正が発生した場合、修正作業も煩雑で非効率である。
【0005】
従って、本発明の目的は、データベース定義やアプリケーション定義を重複して行う必要がなく、よって、開発効率が良く、修正への対応も早く、業務プログラムもコンパクトで済むようなデータベース利用システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に従うデータベース利用システムは、データベースを有するサーバと、上記サーバに通信可能に接続されている上記データベースを利用するアプリケーションを有する複数のクライアントとから成るもので、上記サーバが、上記データベースのデータ構造を定義したデータベース定義情報、及び上記各クライアントで実行されるアプリケーションの動作を定義するアプリケーション定義情報を含む管理制御ファイルと、上記データベースを管理するデータベース管理システムと、を備え、上記各クライアントのうち少なくとも1つのクライアントが、上記データベース定義情報或いは上記アプリケーション定義情報を作成し、上記サーバ上の管理制御ファイルに登録するデータベース作成手段を有し、上記各クライアントが、上記サーバに登録された上記管理制御ファイルをダウンロードする手段と、上記ダウンロードされた上記管理制御ファイルに基づいて、上記アプリケーションの定義を行う手段と、を備える。そのため、少なくとも一つのクライアントでデータベース定義情報を作成すれば、それがサーバに登録され各クライアントはサーバで一元的に管理されているデータベース定義情報を自動的にダウンロードして自己の業務に使用するので、クライアントが複数あるシステムでもデータベース定義を重複して行う必要はなく、よって開発効率が向上し修正への対応も早い。
【0007】
本発明に係る好適な実施形態では、上記データベース作成手段が、上記データベース定義情報を上記サーバ上の管理制御ファイルを一時的に退避したワーク用管理制御ファイルに登録し、上記サーバの上記データベース管理システムを通じて上記データベースを再構築した後、上記ワーク用管理制御ファイルを上記管理制御ファイルに登録する手段、を更に備える。このため、既に実行環境にリリースされている管理制御ファイルを、一時的にワーク領域に退避して修正操作するので、現在のシステムには影響はなく、対応も容易で早い。
【0008】
上記とは別の実施形態では、上記各クライアントが、アプリケーションの起動若しくは再起動時に上記管理制御ファイルをダウンロードして先にダウンロードした管理制御ファイルを更新する手段、を更に備える。そのため、一元の定義情報を個々のクライアントが起動時などに自動的にダウンロードするようになっているので、定義修正への対応が早い。
【0009】
更に、上記とは別の実施形態では、上記データベース作成手段が、上記データベース定義情報或いはアプリケーション定義情報をテキスト変換して上記管理制御ファイルへ書込む手段、を更に備え、上記各クライアントが、上記管理制御ファイルを各自のプラットフォームに適合したバイナリデータに変換してダウンロードする手段、を更に備える。そのため、各クライアントのプラットフォームが異なっていても何ら支障がない。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施形態にかかるデータベース利用システムを搭載したコンピュータシステムのシステム構成を示す。
【0019】
通信ネットワーク1を介してサーバ3及び1台以上のクライアント5A、5B、5C…が相互通信可能に接続されている。サーバ3及びクライアント5A、5B、5C…は例えばワークステーションやパーソナルコンピュータなどであり、それらのプラットフォーム(ハードウェア及びOS)は互いに異なっていて構わない。
【0020】
サーバ3は、リレーショナルデータベース管理システム(以下、RDBMSと略称する)7と、このRDBMS7によって作成及び管理されるデータベース(以下、DBと略称することがある)9と、データベース内のレコード又はファイルとリンクされた静止画、動画及び音声などを格納したメディアファイル11とを有する。
【0021】
クライアント5A、5B、5C…はそれぞれ、データベース9内のデータを利用して所定の業務を行うための業務アプリケーション13と、この業務アプリケーション13のためのデータベース定義情報やアプリケーション定義情報などを格納した管理制御ファイル15とを有する。また、クライアント5A、5B、5C…のうちの少なくとも1台(例えばクライアント5A)は、管理制御ファイル15の作成やデータベース9の作成を行うためのDB作成アプリケーション17を有している。更に、各クライアント5A、5B、5C…は、サーバ3のRDBMS7と通信することによりデータベース9にアクセスするためのプログラムであるDBアクセス処理部19を有している。このDBアクセス処理アクセス処理部19は、業務アプリケーション13やデータベース作成業務アプリケーション17からは独立したプログラムとして設けられている。
【0022】
図2は、クライアント5A、5B、5C…のうちの代表的な1台5Aの内部構成を示している。他のクライアント5B、5C…も図2と同様か、又は図2からDB作成アプリケーション17を除いた内部構成を有している。
【0023】
図2に示すように、DB作成アプリケーション17はDB定義部21、アプリケーション定義部23、ユーザ定義部25、テキスト変換部27及びDB構築部29及びを有している。
【0024】
DB定義部21は、データベース定義すなわちデータベース9のデータ構造を定義する処理(例えば、データベースにテーブルを追加・変更・削除するテーブル定義、データベースにデータ項目を追加・変更・削除する項目定義、データベースに検索等のための追加・変更・削除するインデックス定義、テーブル間のリンクを追加・変更・削除するテーブル間リンク定義など)を行うモジュールである。DB定義部21は、クライアント5Aのディスプレイ装置31にデータベース定義にかかる上記各種の定義事項を入力するための定義画面を表示し、そして、ユーザによるキーボードやマウスなどの入力装置33の操作に応答して、テーブルや項目やインデックスやテーブル間リンクなどを定義したデータベース定義情報35を作成して、管理制御情報ファイル15に登録する。
【0025】
アプリケーション定義部23は、アプリケーション定義すなわち業務アプリケーション13の動作を定義する処理(例えば、入出力画面のレイアウトや検索項目やフィールドなどを追加・変更・削除する画面レイアウト定義、帳票のレイアウトやフィールドなどを追加・変更・削除する帳票レイアウト定義、画面から別の画面への遷移関係を追加・変更・削除する画面遷移定義など)を行うモジュールである。アプリケーション定義部23は、ディスプレイ装置31にアプリケーション定義にかかる上記各種の定義事項を入力するための定義画面を表示し、そして、ユーザによる入力装置33の操作に応答して、画面レイアウトや帳票レイアウトや画面遷移などを定義したアプリケーション定義情報37を作成して、これを管理制御情報ファイル15に登録する。尚、この処理においてアプリケーション定義部23は、画面や帳票などの定義をデータベース9のデータ構造に適合して行うために管理制御ファイル15内のデータベース定義情報35を参照する。
【0026】
ユーザ定義部25は、ユーザ定義すなわち本システムを利用できるユーザに関する定義(例えば、ユーザを管理者/特別メンバー/一般メンバーのようなアクセスレベル別にグループ分けしてパスワードなどを登録するユーザ定義、アクセスレベルごとに利用できる業務を設定する操作資格定義、アクセスレベルごとにデータベース9上のデータに対するアクセス権限を設定するアクセス権定義など)を行うモジュールである。ユーザ定義部25は、ディスプレイ装置31にユーザ定義にかかる上記各種の定義事項を入力するための定義画面を表示し、そして、ユーザによる入力装置33の操作に応答して、ユーザのアクセスレベルやパスワードや操作資格やアクセス権限などを定義したユーザ定義情報39を作成して、これを管理制御情報ファイル15に登録する。尚、この処理においてユーザ定義部25は、アクセス権限などの定義をデータベース9のデータ構造に適合して行うために管理制御ファイル15内のデータベース定義情報35を参照する。
【0027】
ところで、図2では、定義情報35、37、39はそれぞれの定義部21、23、25からクライアント5A上の管理制御ファイル15に直接登録されるかのように図示されているが、実際はそうではなく、実際には図3に示すようにサーバ3経由で各クライアント5A、5B、5C…の管理制御ファイル15に登録される。すなわち、管理制御ファイル15はシステム内で一意である必要があるため、基本的にはサーバ3上で一元管理されている。つまり、サーバ3上には現在実行環境にリリースされている管理制御ファイル15’があり、各クライアント5A、5B、5C…が使用する管理制御ファイル15は、各クライアント5A、5B、5C…の業務アプリケーション13がその起動時にサーバ3からダウンロードしたものである。クライアント5Aのデータベース作成アプリケーション17は、上述した定義作業を行うとき、まずサーバ3上の管理制御ファイル15’を一時的にワーク領域に退避(コピー)し、このワーク用管理制御ファイル15”に定義情報35、37、39を登録する(つまり、ワーク用管理制御ファイル15”を変更する)。この間、リリースされている管理制御ファイル15’は変更されないから、現在のシステムの稼働には影響がない。定義作業が終了すると、データベース作成アプリケーション17は変更したワーク用管理制御ファイル15”を実行環境にリリースする(つまり、管理制御ファイル15’に上書きする)。この後、各クライアント5A、5B、5C…の業務アプリケーション13を再起動すれば、新しい管理制御ファイル15’が各クライアント5A、5B、5C…にダウンロードされる。結果として、図2に示すように各クライアント5A、5B、5C…の管理制御ファイル15が、データベース作成アプリケーション17で定義した通りの内容になる。
【0028】
再び図2を参照して、データベース作成アプリケーション17のテキスト変換部27は、上述した定義部21、23、25が作成した定義情報35、37、39をサーバ3のワーク用管理制御ファイル15”に送る際に、その定義情報35、37、39をプラットフォームに依存しないデータ形式、例えばテキスト形式に変換するモジュールである。そのため、サーバ3上の管理制御ファイル15’はテキスト形式になっており、これをダウンロードした各クライアント5A、5B、5C…では、そのテキストデータをそれぞれのプラットフォームに適合したバイナリデータに変換してそれぞれの管理制御ファイル15とする。従って、クライアント5A、5B、5C…のプラットフォームは異なっていても何の支障もない。
【0029】
データベース構築部29は、データベース9の新規構築・再構築の処理を行うためのモジュールであり、ユーザ名及びパスワードが予め登録された特定の管理者だけがこれを呼出すことができる。データベース構築部29は、上述したデータベース定義部21によって作成されたデータベース定義情報35内から、サーバ3上のデータベース9の構築又は再構築のためにRDBMS7が必要とする定義情報を読み込んで、これをデータベースアクセス処理部19を介してサーバ3のRDBMS7に送信する。すると、RDBMS7では、その定義情報を受けてデータベース9を構築又は再構築する。
【0030】
このデータベースの構築・再構築において、図2では、データベース構築部29がデータベース定義情報35を、クライアント5A上の管理制御ファイル15から読み込むかのごとくに便宜上図示されているが、これも実際はそうではない。実際には、図3に示すように、クライアント5Aのデータベース作成アプリケーション17(データベース構築部29)は、上述した定義処理によってサーバ3上のワーク用管理制御ファイル15’’が変更された後に、このワーク用管理制御ファイル15’’からデータベース定義情報を読み込んでサーバ3のRDBMS7に送信して、その定義に従ったデータベース9を構築・再構築させる。結果として、図2に示すように、各クライアント5A、5B、5C、・・・上のデータベース定義情報35に従ってサーバ3上のデータベース9が構築・再構築されたかのごとき状態になる。なお、各クライアント5A、5B、5C、・・・上のデータベース定義情報とサーバ3上のデータベース9の構造との一致を保証するために、データベース作成アプリケーション17のデータベース定義部21は、サーバ3上のワーク用管理制御ファイル15’’を変更した後にデータベース構築部29を呼出してデータベース構築・再構築処理を実行しない限り、変更した管理制御ファイル15’’を実行環境にリリースすることができないようにプログラムされている。
【0031】
再び図2を参照して、業務アプリケーション13は、GUI(グラフィックユーザインタフェース)制御部41、中央制御部43、クエリ制御部45及びメディア管理部47を有している。
【0032】
中央制御部43は、管理制御ファイル15内の定義情報35、37、39を使用して、データベース9内のデータを検索したり検索結果を表示・出力したり検索データにリンクされている画像や音声のデータを表示・出力したりする業務処理の中枢部分を実行するモジュールである。
【0033】
GUI制御部41は、中央制御部43からの指示に基づいて、指示された入出力画面をディスプレイ31に表示したり、指示された帳票を図示しないプリンタに印刷させたり、ユーザによる入力装置33の操作に応答して入力情報を中央制御部43へ渡したりといった、ユーザインタフェースに関わる処理を行うモジュールである。
【0034】
クエリ(問い合せ)制御部45は、中央制御部43からの指示に基づいて、指示された問い合せ(例えば検索など)をRDBMS7に行うためのメッセージ(例えばSQL文)を自動的に作成してデータベースアクセス処理部19を介してRDBMS7に送信したり、RDBMS7からの検索結果をデータベースアクセス処理部19を介して受信して中央制御部43に渡すなどの処理を行うモジュールである。
【0035】
メディア管理部47は、中央制御部43からの指示に基づいて、指示された静止画像、動画又は音声のデータをサーバ3のメディアファイル11から取得して中央制御部43へ渡す処理を行うモジュールである。
【0036】
データベースアクセス処理部19は、データベース作成アプリケーション17及び業務アプリケーション13がRDBMS7と通信するためのインタフェースを提供するものである。このデータベースアクセス処理部19は、RDBMS7の具体的な種類に応じて、そのRDBMS7の外部インタフェースに適合した内容のものである必要がある。そのため、使用するRDBMS7の種類が変わる場合にはデータベースアクセス処理部19も変更する必要がある。しかし、データベースアクセス処理部19はデータベース作成アプリケーション17及び業務アプリケーション13から独立したプログラムであるため、データベース作成アプリケーション17及び業務アプリケーション13を変更することなしに、データベースアクセス処理部19の変更だけで容易に異なるRDBMS7に対応することができる。
【0037】
以上の構成の下での動作は以下の通りである。
【0038】
データベース9を構築又は再構築する場合、ユーザはまずクライアント5Aのデータベース作成アプリケーション17を起動し、データベース定義部21、アプリケーション定義部23及びユーザ定義部25がそれぞれ提供する定義画面上で、データベース定義やアプリケーション定義やユーザ定義を行う。これにより、サーバ3上のワーク用管理制御ファイル15”に、新しい内容をもつデータベース定義情報35、アプリケーション定義情報37及びユーザ定義情報39が作成される。続いて、ユーザはデータベース作成アプリケーション17のデータベース構築部29を呼び出す。それにより、サーバ3では、ワーク用管理制御ファイル15”内の新しいデータベース定義情報35がRDBMS7に渡されて、その新しいデータベース定義情報35に従ったデータ構造をもったデータベース9が構築又は再構築される。続いて、ユーザは、データベース作成アプリケーション17に命じてサーバ3上のワーク用管理制御ファイル15”を実行環境にリリースさせてから、データベース作成アプリケーション17を終了する。その後、各クライアント5A、5B、5C…の業務アプリケーション13を起動又は再起動すると、それぞれの業務アプリケーション13がサーバ3から、新しくリリースされた管理制御ファイル15’をダウンロードしてそれぞれのクライアント5A、5B、5C…の管理制御ファイル15を更新する。以上で、システム全体が、新たに構築又は再構築されたデータベース9を利用できる状態になる。
【0039】
各クライアント5A、5B、5C…で業務を行う場合、各ユーザは各業務アプリケーション13を起動する。各業務アプリケーション13は各管理制御ファイル15から定義情報35、37、39を読み込み、例えばアプリケーション定義情報に基づいて必要な入力画面を作成し表示する。ユーザはその入力画面上で、参照したいテーブルを指定したり、検索を要求したりするなどの種々の操作を要求することができる。このとき、各業務アプリケーション13は、ユーザ定義情報39に基づいて、ユーザに許す操作をユーザのアクセスレベルの範囲内に制限する。各業務アプリケーション13は、ユーザからの操作要求に応答して、データベース定義情報35に基づき、要求された操作を行うためのメッセージを自動作成してサーバ3のRDBMS7に送信し、そして、RDBMS7から操作結果のデータを受信して画面に表示する。各業務アプリケーション13は、RDBMS7から受信したデータに静止画や動画や音声がリンクされていれば、その静止画や動画や音声をメディアファイル11から読み込んで受信データと共に画面に表示したりスピーカ(図示せず)から出力したりする。
【0040】
以上説明した実施形態には以下のような利点がある。
【0041】
データベース定義情報を業務アプリケーション及びDBMSから分離した一元の外部ファイル上に作成して、この一元の外部ファイルから業務アプリケーション及びDBMSに提供するようにしているため、従来のようにデータベース定義を重複して行う必要がなく、個々の業務アプリケーションのプログラミングからデータベース定義を除去することができるから、開発効率が向上し、定義修正への対応も早くなる。
【0042】
アプリケーション定義やユーザ定義も業務アプリケーションから分離した一元の外部ファイル上に作成して、この一元の外部ファイルから個々の業務アプリケーションに提供するようにしているため、個々の業務アプリケーションのプログラミングからそれらの定義を除去でき、やはり開発効率が向上し、定義修正への対応も早くなる。
【0043】
一元の定義情報をプラットフォームに依存しないテキスト形式で各クライアントに供給しているため、異なる複数のクライアント環境上で同じ定義情報に基づいて業務アプリケーションを動作させることが容易である。
【0044】
データベース作成アプリケーションが、データベース定義、アプリケーション定義、ユーザ定義のためのGUIをユーザに提供して、GUI上の操作に応答して定義情報を自動作成するので、定義情報をプログラミングする必要がない。
【0045】
一元の定義情報を個々のクライアントが起動時などに自動的にダウンロードするようになっているので、定義修正への対応が容易で早い。
【0046】
定義を変更する場合、既に実行環境にリリースされている定義情報を一時的にワーク領域に退避して修正操作をするので、現行のシステムに影響がない。
【0047】
データベース定義を変更した場合、変更後の定義に基づくデータベースの再構築と、変更後の定義の実行環境へのリリースとが必ず同期的に行われるようになっているため、システムの正しい動作が保証できる。
【0048】
業務アプリケーションで行う各種のデータベース操作も、GUI操作で行えるので、SQL文のような操作メッセージをいちいちユーザが作成する必要がない。
【0049】
DBMSに依存するデータベースアクセス処理部を、アプリケーションから分離した外部プログラムとして設けたので、DBMSの変更への対応が容易である。
【0050】
以上、本発明の好適な一実施形態を説明したが、これは本発明がこの実施形態のみに限定される趣旨ではなく、本発明はその他の種々の態様でも実施することが可能である。上記実施形態では、クライアントとサーバは物理的に異なるコンピュータハードウェアであったが、必ずしもそうである必要はなく、クライアントとサーバが同じコンピュータハードウェア上に共存していてもよい。例えば、パーソナルユース向けの小さいシステムでは、サーバとしてのRDBMS7、データベース9及びメディアファイル11と、クライアントとしての業務アプリケーション13、管理制御ファイル15及びデータベース作成アプリケーション17が全て1台のコンピュータに搭載される構成が多分普通であろう。この構成では、図3に示したようにサーバの管理制御ファイル15’をクライアントがダウンロードする必要はなく、サーバの管理制御ファイル15’をそのままクライアントの管理制御ファイル15として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を搭載したコンピュータシステムのシステム構成を示すブロック図。
【図2】クライアントの内部構成を示すブロック図。
【図3】管理制御ファイルの取扱を示す説明図。
【符号の説明】
1 通信ネットワーク
3 サーバ
5 クライアント
7 RDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)
9 データベース
11 メディアファイル
13 業務アプリケーション
15 各クライアントの管理制御ファイル
15’ 実行環境にリリースされた管理制御ファイル
15” ワーク用管理制御ファイル
17 データベース作成アプリケーション
19 データベースアクセス処理部
21 データベース定義部
23 アプリケーション定義部
25 ユーザ定義部
27 テキスト変換部
29 データベース構築部
31 ディスプレイ装置
33 入力装置
35 データベース定義情報
37 アプリケーション定義情報
39 ユーザ定義情報
41 GUI制御部
43 中央制御部
45 クエリ制御部
47 メディア制御部

Claims (4)

  1. データベースを有するサーバと、前記サーバに通信可能に接続されている前記データベースを利用するアプリケーションを有する複数のクライアントとから成るデータベース利用システムにおいて、
    前記サーバが、
    前記データベースのデータ構造を定義したデータベース定義情報、及び前記各クライアントで実行されるアプリケーションの動作を定義するアプリケーション定義情報を含む管理制御ファイルと、
    前記データベースを管理するデータベース管理システムと、
    を備え、
    前記各クライアントのうち少なくとも1つのクライアントが、
    前記データベース定義情報或いは前記アプリケーション定義情報を作成し、前記サーバ上の管理制御ファイルに登録するデータベース作成手段を有し、
    前記各クライアントが、
    前記サーバに登録された前記管理制御ファイルをダウンロードする手段と、
    前記ダウンロードされた前記管理制御ファイルに基づいて、前記アプリケーションの定義を行う手段と、
    を備えるデータベース利用システム。
  2. 請求項1記載のデータベース利用システムにおいて、
    前記データベース作成手段が、
    前記データベース定義情報を前記サーバ上の管理制御ファイルを一時的に退避したワーク用管理制御ファイルに登録し、前記サーバの前記データベース管理システムを通じて前記データベースを再構築した後、前記ワーク用管理制御ファイルを前記管理制御ファイルに登録する手段、
    を更に備える請求項1記載のデータベース利用システム。
  3. 請求項2記載のデータベース利用システムにおいて、
    前記各クライアントが、
    アプリケーションの起動若しくは再起動時に前記管理制御ファイルをダウンロードして先にダウンロードした管理制御ファイルを更新する手段、
    を更に備えるデータベース利用システム。
  4. 請求項1記載のデータベース利用システムにおいて、
    前記データベース作成手段が、
    前記データベース定義情報或いはアプリケーション定義情報をテキスト変換して前記管理制御ファイルへ書込む手段、
    を更に備え、
    前記各クライアントが、
    前記管理制御ファイルを各自のプラットフォームに適合したバイナリデータに変換してダウンロードする手段、を更に備えるデータベース利用システム。
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