JP2002207772A - 文書情報管理プログラムと、それを使用する文書情報管理システム - Google Patents

文書情報管理プログラムと、それを使用する文書情報管理システム

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JP2002207772A
JP2002207772A JP2001064875A JP2001064875A JP2002207772A JP 2002207772 A JP2002207772 A JP 2002207772A JP 2001064875 A JP2001064875 A JP 2001064875A JP 2001064875 A JP2001064875 A JP 2001064875A JP 2002207772 A JP2002207772 A JP 2002207772A
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node
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JP2001064875A
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Inventor
Koichi Tokui
宏一 徳井
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Komatsu Wall System Development Co Ltd
Original Assignee
Komatsu Wall System Development Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 格別なキーを作成登録することなく、データ
ベース内の文書ファイルを適確に検索する。 【解決手段】 ツリーコントローラ24によるツリー作
成編集機能と、ノードセレクタ25、リポートファイル
コントローラ35によるファイル保管機能と、サーチャ
31によるファイル検索機能とを組み合わせる。各ユー
ザは、ツリー作成機能により画面上にツリーを作成編集
し、ファイル保管機能により画面上のツリーの各ノード
に付随させて文書ファイルをサーバコンピュータのデー
タベースに保管し、ファイル検索機能によりデータベー
スを検索し、画面上のノードを介して文書ファイルの存
在を指示させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば営業記
録、見積書、技術文書、CAD図面、ノウハウ、報告書
などの企業の業務遂行上の一連の文書データを効率よく
管理し、情報の共有化と、その再利用とを図ることがで
きる文書情報管理プログラムと、それを使用する文書情
報管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】設計業務におけるノウハウやアイディア
を蓄積し、その再利用や共有化を図ることができる文書
管理システムが提案されている(特開平8−30572
4号公報)。
【0003】このものは、個別に発生する情報文書のそ
れぞれに対し、属性、キーワード、要旨を検索用のキー
として登録しておき、各ユーザ(システムを使用する各
個人をいう、以下同じ)は、これらのキーを個人ビュー
群として体系化して管理するとともに、他のユーザが共
通に参照可能な共通ビュー群に反映させることにより、
共通ビュー群を介して各ユーザにより任意の情報文書を
検索することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、各ユーザは、情報文書を作成する都度、将来の
再利用を想定して属性、キーワード、要旨を検索用のキ
ーとして登録し、それを体系化して管理しなければなら
ず、キーの作成、登録、管理に高度のノウハウと多大の
労力とを必要とする上、キーの内容が適切でないと、必
要な文書情報を適確に検索することができないため、適
切なキーを作成し、それを登録して管理させるための教
育訓練が必要であり、しかも、それが容易でないという
問題があった。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、画面上のツリーの各ノードに付随させ
て文書ファイルを保管し、ノードを介して文書ファイル
の存在を指示することによって、格別なキーを作成登録
する必要がなく、各ユーザに対する教育訓練が容易であ
り、情報の共有化、再利用を極めて効率よく実現するこ
とができる文書情報管理プログラムと、それを使用する
文書情報管理システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの出願に係る第1発明の構成は、プロジェクトご
とに画面上にツリーを作成編集するツリー作成機能と、
ネットワークを介し、画面上のツリーの各ノードに付随
させて文書ファイルをサーバコンピュータのデータベー
スに保管させるファイル保管機能と、サーバコンピュー
タのデータベースを検索し、画面上のノードを介して文
書ファイルの存在を指示するファイル検索機能とを備え
ることをその要旨とする。
【0007】なお、画面上のツリーの各ノードに付随し
て作成する文書のデータファイルを文書ファイルとして
取り扱うことができ、画面上のツリーの各ノードに付随
する表計算機能付きのデータファイル、各ユーザ宛のメ
ールデータファイル、外部プログラムにより作成する外
部データのリポートデータファイル、CADプログラム
により作成するCAD図面のテキストデータファイルの
少なくともいずれかを文書ファイルとして取り扱うこと
ができる。
【0008】また、画面上のツリーを複数ページに作成
可能としてもよく、画面上のツリーに対応するサイドフ
レームを自動作成してもよい。
【0009】さらに、画面上のツリーのノードを、付随
する文書ファイルとともにツリー内に移動させるノード
移動機能を備えることができ、画面上のツリーのノード
を、付随する文書ファイルとともに他の画面上のツリー
内に複製するノード複製機能を備えることができる。
【0010】なお、パスワードに応じてサーバコンピュ
ータから受領するキー情報をサーバコンピュータに送付
し、キー情報の照合を経てサーバコンピュータのデータ
ベースにアクセスすることができ、公開プロジェクトの
ツリーのノードに付随させて文書ファイルをサーバコン
ピュータのデータベースに保管することができる。
【0011】また、公開プロジェクトのツリーを複写し
て別プロジェクトのツリーを生成してもよく、公開プロ
ジェクトのツリーの各ノードに付随する文書ファイルの
複写を有料扱いとしてもよい。
【0012】第2発明の構成は、第1発明に係る文書情
報管理プログラムを記憶するサーバコンピュータと、ネ
ットワークを介してサーバコンピュータに接続するクラ
イアントコンピュータとを備えてなり、クライアントコ
ンピュータは、文書情報管理プログラムをサーバコンピ
ュータからダウンロードして実行することをその要旨と
する。
【0013】
【作用】かかる第1発明の構成によるときは、各ユーザ
は、ツリー作成機能を使用して画面上に任意のツリーを
プロジェクトごとに作成編集し、ファイル保管機能を使
用することにより、画面上のツリーの各ノードに付随さ
せて文書ファイルをサーバコンピュータにアップロード
し、サーバコンピュータのデータベースに保管させるこ
とができる。そこで、他のユーザは、自己のシステムの
ファイル検索機能を介してサーバコンピュータのデータ
ベースを検索することにより、画面上のノードを介して
必要な文書ファイルの存在が指示されるから、当該ノー
ドを指定して特定の文書ファイルをダウンロードして再
利用することができる。
【0014】ただし、文書ファイルは、サーバコンピュ
ータのデータベースに保管されるデータファイルであっ
て、SQLに対応する全文検索可能なリレーショナルデ
ータベースとして構築するものとする。なお、画面上の
ノードを介して文書ファイルの存在を指示するには、た
とえば当該ノードの色を変え、または当該ノードをフリ
ッカさせ、あるいは、その両者を併用するなどの方法に
よる。また、ここでいうプロジェクトは、サーバコンピ
ュータのデータベースに保管して検索対象とする文書フ
ァイルの大分類に相当し、各プロジェクトに対応するツ
リーの各ノードは、文書ファイルの小分類に相当する。
そこで、各ユーザは、画面上のツリーをプロジェクトご
とに作成することにより、ツリーをプロジェクトごとに
独立させ、ツリーの作成編集を著るしく簡単にすること
ができる。
【0015】各ユーザは、画面上のツリーの各ノードに
付随して作成する文書のデータファイルを文書ファイル
として取り扱うことにより、各ユーザによって作成され
るすべての文書データをサーバコンピュータのデータベ
ースに蓄積し、それを再利用させることができる。ツリ
ーの各ノードに付随して作成する文書のデータファイル
は、文書ファイルとしてサーバコンピュータのデータベ
ースに保管されると、その後の全文検索の対象になるか
らである。なお、各ノードに付随して作成する文書は、
文字のみからなるテキストデータの他、簡単なグラフィ
ックスデータを含む絵付きのテキストデータであっても
よい。
【0016】また、表計算機能付きのデータファイル、
各ユーザ宛てのメールデータファイル、外部データのリ
ポートデータファイル、CAD図面のテキストデータフ
ァイルを文書ファイルとして取り扱うことにより、これ
らのデータファイルをサーバコンピュータのデータベー
スに蓄積するとともに、有効に再利用させることができ
る。ここで、外部データのリポートデータファイルと
は、任意のアプリケーションプログラム(外部プログラ
ム)により作成する外部データをサーバコンピュータの
補助ファイルに保管させたとき、その補助ファイル内の
アドレスを示すデータファイルをいう。また、CAD図
面のテキストデータファイルとは、DXF形式によりC
AD図面データをサーバコンピュータの補助ファイルに
保管させたとき、CAD図面に含まれるすべてのテキス
トデータを抽出したデータファイルをいう。なお、この
データファイルには、補助ファイル内のCAD図面デー
タのアドレスが併せて含まれている。
【0017】画面上のツリーを複数ページに作成可能と
すれば、大規模なツリーであっても、煩雑な画面スクロ
ールを介することなく、表示画面のページを切り替えて
ツリーの内容を簡便に精査することができる。
【0018】また、画面上のツリーに対応するサイドフ
レームを自動作成することにより、サイドフレームをツ
リーの一時退避領域として活用することができる。すな
わち、サイドフレームには、ツリーのノードの一部また
は全部を移行させ、それをツリーに復帰させることによ
り、不要と思われるノードや、それに付随する文書ファ
イルを完全に廃棄することなく、一時的に退避させてお
くことができる。なお、サイドフレームは、ツリーを複
数ページに亘って作成するとき、ツリーの各ページに対
応させて設けるものとする。
【0019】ユーザは、ノード移動機能を使用してツリ
ーのノードを画面上のツリー内に移動させることによ
り、それに付随する文書ファイルを同時に移動させるこ
とができる。また、ユーザは、ノード複製機能を使用し
てツリーのノードを他の画面上のツリー内に複製するこ
とにより、それに付随する文書ファイルを同時に複製し
て他のプロジェクトにそのまま取り込むことができる。
なお、このようにしてノードを移動、複製するとき、移
動対象、複製対象となるノードに下位の別のノードが接
続されているとき、当該下位のノードと、それに付随す
る文書ファイルも一括して移動対象、複製対象となる。
下位のノードが複数存在する場合であっても、全く同様
である。
【0020】キー情報の照合を経てサーバコンピュータ
のデータベースにアクセスすることにより、各ユーザ
は、サーバコンピュータ内の特定のデータベースにのみ
アクセス可能となり、不特定のユーザが共用使用するオ
ープンシステムを構築しても、ユーザ間に情報が漏洩す
るおそれがない。ただし、このときのキー情報は、たと
えば、各ユーザのユーザID、パスワードの他、各ユー
ザのグループごとに定められるアクセス可能なデータベ
ース名と、その通信プロトコルや、各ユーザごとの操作
権限レベルを含むものとする。なお、各データベースご
とに設定する通信プロトコルは、たとえばストアドプロ
シジャを用いて一定時間ごとに書き換えることにより、
秘密保持の確実性を向上させることができる。また、こ
のときのサーバコンピュータは、ユーザのグループごと
に、ハードウェア的に互いに独立のデータベースを構築
することが好ましく、キー情報の照合機能と、その結果
に基づいて所定のデータベースにアクセスするデータア
クセス機能とを備えるものとする。
【0021】公開プロジェクトのツリーのノードに付随
させて文書ファイルを保管すれば、各ユーザは、他のグ
ループに属するユーザが作成した文書ファイルであって
も、それを任意に再利用することができる。ただし、公
開プロジェクトとは、システムの全ユーザに開放され、
全ユーザが共通に利用可能なプロジェクトをいう。ま
た、このとき、公開プロジェクトと、それに付随する文
書ファイルとを保管するためのデータベースは、他のユ
ーザもアクセス可能な公開データベースであって、各ユ
ーザのグループごとに定められているデータベースと独
立に構築するものとする。なお、文書ファイルの保管に
は、新規に作成された文書ファイルを公開プロジェクト
のツリーに付随させる場合の他、既にデータベースに存
在する文書ファイルを取得し、それを変更して再保管す
る更新の場合が含まれる。後者は、オリジナルの文書フ
ァイルを登録したユーザ、または特定の操作権限レベル
を有するシステムの管理者レベルのユーザのみにそれを
許容するものとする。
【0022】各ユーザは、公開プロジェクトのツリーを
複写することにより、公開プロジェクトのツリーと、そ
れに付随する文書ファイルとを有効に再利用することが
できる。なお、このとき、公開プロジェクトの特定のノ
ード、または当該ノードに付随する文書ファイルを登録
したユーザに対し、そのノードや文書ファイルが複写さ
れて再利用された旨のメールを自動発信し、登録したユ
ーザに通知することができる。
【0023】公開プロジェクトのツリーに付随する文書
ファイルは、それを有料扱いにすることにより、文書フ
ァイルの公開を強く動機付け、その再利用を促進するこ
とができる。
【0024】第2発明の構成によるときは、クライアン
トコンピュータは、第1発明に係る文書情報管理プログ
ラムをサーバコンピュータからダウンロードし、第1発
明を全部実施することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を以って発明の実施の
形態を説明する。
【0026】文書情報管理システムは、サーバコンピュ
ータ1と、ネットワーク2を介してサーバコンピュータ
1に双方向に接続するクライアントコンピュータ3とを
備えてなる(図1)。なお、サーバコンピュータ1は、
複数のクライアントコンピュータ3、3…とともに、コ
ンピュータネットワークを形成しており、サーバコンピ
ュータ1には、データベース1a、補助ファイル1bが
用意されている。
【0027】各クライアントコンピュータ3には、文書
情報管理システムを実現する一連の文書情報管理プログ
ラムが搭載されている(図2)。ただし、図2のプログ
ラムは、サーバコンピュータ1に記憶されており、必要
に応じ、ネットワーク2を介してサーバコンピュータ1
からダウンロードし、クライアントコンピュータ3にお
いて実行させるものとする。
【0028】プログラムは、統括コントローラ11と、
統括コントローラ11に付随するパスワードチェッカ2
1、メールコントローラ22、プロジェクトコントロー
ラ23、ツリーコントローラ24、ノードセレクタ25
とを備えている。プロジェクトコントローラ23には、
サーチャ31、ブックマーカ32が付随しており、ツリ
ーコントローラ24には、サイドフレームコントローラ
33、ページチェンジャ34が付随している。また、ノ
ードセレクタ25には、リポートファイルコントローラ
35、表計算ファイルコントローラ36、メールファイ
ルコントローラ37、CADファイルコントローラ3
8、外部ファイルコントローラ39が付随している。
【0029】統括コントローラ11は、いわゆるマルチ
ウィンドウ形式の画面をブラウザ内に表示する。パスワ
ードチェッカ21、メールコントローラ22、プロジェ
クトコントローラ23、ツリーコントローラ24、ノー
ドセレクタ25は、それぞれ各機能に対応する画面を作
り、統括コントローラ11の制御下においてそれを表示
する。
【0030】かかる文書情報管理システムを起動させる
手順は、たとえば次のとおりである。
【0031】クライアントコンピュータ3、3…を使用
する各ユーザは、ネットワーク2を介し、インタネット
を経由して自己のクライアントコンピュータ3をサーバ
コンピュータ1に接続し、図2の文書情報管理プログラ
ムをダウンロードする。次いで、ユーザは、クライアン
トコンピュータ3において統括コントローラ11を起動
し、統括コントローラ11は、パスワードチェッカ21
を起動する。パスワードチェッカ21は、パスワードの
問合せ画面を表示し、ユーザが保有するユーザID、パ
スワードを入力させた上、パスワードをチェックする
(図3のステップ(1)、以下、単に(1)のように記
す)。なお、パスワードは、ユーザIDと対にして、ユ
ーザごとの操作権限レベルとともにサーバコンピュータ
1のデータベース1aにあらかじめ登録されており、パ
スワードチェッカ21は、ユーザIDをキーにしてデー
タベース1aを検索し、入力されたパスワードの適否を
判定した上、得られた操作権限レベルを統括コントロー
ラ11に転送する。
【0032】そこで、統括コントローラ11は、プロジ
ェクトコントローラ23を起動し、プロジェクトコント
ローラ23は、プロジェクトの一覧を画面に表示する
(2)。ユーザが特定のプロジェクトを選択すると
(3)、プロジェクトコントローラ23は、選択された
プロジェクトに対応するプロジェクト番号を統括コント
ローラ11に通知し、統括コントローラ11は、ツリー
コントローラ24を起動する。ツリーコントローラ24
は、統括コントローラ11からのプロジェクト番号をキ
ーとしてサーバコンピュータ1のデータベース1aを検
索し、そのプロジェクト番号を有するすべてのノードの
属性データを取得した上、各ノードの属性データに従っ
て、当該プロジェクトのツリーを画面に表示する
(4)。
【0033】ただし、各ノードの属性データには、ノー
ドのID番号、タイトル、親ノード(そのノードが接続
されるべき上位のノードをいう、以下同じ)のID番号
の他、そのノードが属するプロジェクトのプロジェクト
番号、そのノードが表示される画面のページ番号、画面
上の表示位置座標等が含まれるものとし、各ノードのI
D番号は、全システムに対して固有の番号をとるものと
する。また、ノードの画面上の表示位置座標は、親ノー
ドが存在する場合、親ノードの表示位置座標に対する相
対座標を示し、親ノードが存在しない場合、画面上の絶
対座標を示すものとする。
【0034】なお、図3のステップ(3)におけるプロ
ジェクトの選択は、プロジェクトの一覧の表示から選択
する他、登録年、取引先、プロジェクト名、担当ユーザ
名などのプロジェクトの属性データを指定して該当プロ
ジェクトを検索してもよい。ただし、プロジェクトコン
トローラ23は、プロジェクトが選択される都度、対応
するプロジェクト番号を統括コントローラ11に通知
し、統括コントローラ11は、ツリーコントローラ24
を介し、当該プロジェクトのツリーを画面に表示する。
すなわち、統括コントローラ11、プロジェクトコント
ローラ23、ツリーコントローラ24は、マルチウィン
ドウ形式に複数のツリーを画面上に同時に表示し、ユー
ザの指示によりその任意のものを開くことができる。
【0035】このようにしてツリーが表示されると、ユ
ーザは、マウスやキーボード等の入力機器を利用して、
ユーザに固有の操作権限レベルに従い、たとえばツリー
内に存在する既存の各ノードを削除し、その表示位置や
タイトルを変更し、そのノードが接続される親ノードを
変更し、新規ノードを追加し、それを任意のノードに接
続するなどの操作を加えることにより、任意にツリーの
作成編集をすることができる。すなわち、クライアント
コンピュータ3は、ツリーコントローラ24を介し、画
面上に任意のツリーを作成編集するツリー作成機能を実
現することができる。
【0036】なお、ツリーコントローラ24は、ツリー
を表示すると、ツリー内の各ノードの属性データをクラ
イアントコンピュータ3内のテンポラリメモリに保存す
る。また、ツリーコントローラ24は、ツリーに含まれ
るノードや、その属性データが変更されると、テンポラ
リメモリの内容を更新するとともに、それをサーバコン
ピュータ1のデータベース1aに転送する。なお、図4
は、画面上のツリーの一例を模式的に示している。ツリ
ーは、親ノードを有しないルートノードNo と、ルート
ノードNo に接続される任意の下位ノードNij(i=
1、2…、j=1、2…)とを含んでいる。また、図4
において、ルートノードNo 、下位ノードNijには、そ
れぞれのタイトルが記入されるものとする。
【0037】ユーザから新規プロジェクトの生成要求が
あると、統括コントローラ11は、プロジェクトコント
ローラ23を起動し、プロジェクトコントローラ23
は、プロジェクト名、登録年月日、取引先などのプロジ
ェクトの属性データの問合せ画面を表示する。
【0038】そこで、これらの属性データを入力すると
(図5のステップ(1)、以下、単に(1)のように記
す)、プロジェクトコントローラ23は、新しいプロジ
ェクト番号を発行し、属性データとともにサーバコンピ
ュータ1のデータベース1aに保管して統括コントロー
ラ11を起動する。統括コントローラ11は、ツリーコ
ントローラ24を起動し、ツリーコントローラ24は、
統括コントローラ11から通知されたプロジェクト番号
を有するノードがデータベース1aに存在しないことに
より当該プロジェクトが新規プロジェクトであることを
確認して、そのプロジェクトのルートノードを自動生成
し、それをデータベース1aに保管した上、画面上にル
ートノードのみのツリーを表示する(2)。ユーザは、
表示されたツリーの画面上において、任意にツリーの作
成編集操作をすることにより(3)、新規プロジェクト
のツリーを任意に作ることができる。
【0039】なお、統括コントローラ11の下位レベル
にあるパスワードチェッカ21、メールコントローラ2
2、プロジェクトコントローラ23、ツリーコントロー
ラ24、ノードセレクタ25は、既に説明したように、
統括コントローラ11を介して必要なデータを相互に交
換しながら、それぞれ所定の機能を実行する。しかしな
がら、以下の説明において、統括コントローラ11につ
いては、その動作説明を原則として省略し、記述を簡潔
化するものとする。
【0040】ユーザは、画面上のツリーの任意のノード
に付随して任意の文書を作成編集し、クライアントコン
ピュータ3は、その文書のデータファイルを文書ファイ
ルとしてサーバコンピュータ1のデータベース1aに保
管することができる。
【0041】すなわち、画面上のツリーの任意のノード
を選択すると(図6のステップ(1)、以下、単に
(1)のように記す)、ツリーコントローラ24は、選
択されたノードのID番号を統括コントローラ11に通
知し、統括コントローラ11は、ノードセレクタ25を
起動する。そこで、ノードセレクタ25は、問合せ画面
を表示してデータファイルの種類を選択させる。なお、
データファイルは、一般的な絵付きの文書のデータファ
イルの他、表計算機能付きのデータファイル、メールデ
ータファイル、外部プログラムにより作成する外部デー
タのリポートデータファイル、CADプログラムにより
作成するCAD画面のテキストデータファイルのいずれ
かを選択することができる。
【0042】そこで、ユーザにより文書のデータファイ
ルが選択されると(2)、ノードセレクタ25は、リポ
ートファイルコントローラ35を起動し(3)、リポー
トファイルコントローラ35は、文書の作成編集用の画
面を表示する。そこで、ユーザは、任意の文書を作成編
集し(4)、保存の指示を与えると(5)、リポートフ
ァイルコントローラ35は、作成編集された文書のデー
タファイルに対し、ステップ(1)において選択された
ノードのID番号を付加してサーバコンピュータ1のデ
ータベース1aに文書ファイルとして保管する(6)。
すなわち、クライアントコンピュータ3は、ノードセレ
クタ25、リポートファイルコントローラ35を介し、
画面上のツリーの各ノードに付随させて文書ファイルを
データベース1aに保管させるファイル保管機能を実現
することができる。ただし、図6のステップ(4)は、
新規に文書を作成編集する他、既に作成編集済みの文書
を文書の作成編集用の画面に転送して貼り付けるだけで
もよい。
【0043】図6のステップ(2)において、表計算機
能付きのデータファイルが選択されると、ノードセレク
タ25は、同図のステップ(3)において、リポートフ
ァイルコントローラ35に代えて表計算ファイルコント
ローラ36を起動する。そこで、表計算ファイルコント
ローラ36は、表計算機能付きの文書の作成編集用の画
面を表示し、ユーザは、それを使用して任意の表計算機
能付きの文書を作ることができる(4)。文書の作成が
終了すると、保存の指示により(5)、表計算ファイル
コントローラ36は、作成された文書に基づく表計算機
能付きのデータファイルにノードのID番号を付加して
データベース1aに文書ファイルとして保管する
(6)。すなわち、ノードセレクタ25、表計算ファイ
ルコントローラ36も、ファイル保管機能を実現してい
る。
【0044】以上のようにしてデータベース1aに文書
ファイルとして保管された文書のデータファイル、表計
算機能付きのデータファイルは、全文検索の対象とな
る。すなわち、プロジェクトコントローラ23を介して
ユーザからの検索指示が与えられると、サーチャ31が
起動し、サーチャ31は、検索項目入力用の画面を表示
する。そこで、当該画面を使用して検索語が入力される
と(図7のステップ(1)、以下、単に(1)のように
記す)、サーチャ31は、入力された検索語をキーとし
てデータベース1a内の文書ファイルを検索し、ヒット
したデータファイルに付加されているノードのID番
号、すなわち、そのデータファイルが付随するノードの
ID番号を取得する(2)。なお、このときの検索対象
は、文書のデータファイル、計算機能付きのデータファ
イルの各全文の他、データファイルのタイトル、データ
ファイルが付随しているノードのタイトルを含むものと
する。サーチャ31は、取得したノードのID番号と、
そのノードが所属するプロジェクトのプロジェクト番号
とをツリーコントローラ24に通知して停止する。
【0045】ツリーコントローラ24は、サーチャ31
からのプロジェクト番号をキーとしてデータベース1a
を検索し、当該プロジェクトに属するすべてのノードの
属性データを取得した上、画面上にツリーを表示して
(3)、たとえばヒットしたデータファイルが付随する
ノードの色を反転させることにより、データファイルの
存在を指示することができる(同)。すなわち、クライ
アントコンピュータ3は、プロジェクトコントローラ2
3、サーチャ31、ツリーコントローラ24を介し、デ
ータベース1aを検索し、画面上のノードを介して文書
ファイルの存在を指示するファイル検索機能を実現する
ことができる。
【0046】そこで、ユーザは、色が反転しているノー
ドを選択して(4)、ノードセレクタ25を起動する
と、ノードセレクタ25は、リポートファイルコントロ
ーラ35を介してヒットしたデータファイルをダウンロ
ードして表示する(5)。なお、ユーザは、このように
してダウンロードされたデータファイルを見ることがで
き、また、図6の手順に準じ、それを任意に修正編集し
た上、他の任意のプロジェクトのノードに付随させて再
利用することができる。
【0047】図7のステップ(2)において、サーチャ
31による検索の結果、複数のプロジェクトに所属する
複数のノードのID番号が取得された場合、サーチャ3
1は、それらのプロジェクトのプロジェクト番号を全部
ツリーコントローラ24に通知する。よって、このとき
のツリーコントローラ24は、各プロジェクトごとのツ
リーの画面をマルチウィンドウ形式に表示し、ユーザ
は、その任意のものを選択して開くことができる。ま
た、同一のノードに付随する複数のデータファイルがヒ
ットした場合、そのノードを選択すると(4)、ヒット
したデータファイルの一覧が表示され、ユーザは、その
うちの任意のものを選択してダウンロードさせることが
できる(5)。
【0048】ユーザは、同一プロジェクトを担当する他
のユーザに対し、ツリー内のノードに付随させてメール
を発信することができる。すなわち、図6のステップ
(2)において、メールデータファイルが選択される
と、ノードセレクタ25は、パスワードチェッカ21か
らのユーザIDと、ツリーコントローラ24からのプロ
ジェクト番号とをキーとしてデータベース1a内のメー
リングリストを検索し、検索されたメーリングリストを
画面に表示する(図8のステップ(1)、以下、単に
(1)のように記す)。ただし、データベース1aに
は、ユーザIDとプロジェクト番号とを対応させたメー
リングリストをあらかじめ登録しておくものとする。
【0049】メーリングリストの一部または全部を選択
して送り先が指定されると(2)、ノードセレクタ25
は、メールファイルコントローラ37を起動し、メール
ファイルコントローラ37は、メールの作成編集用の画
面を表示する。そこで、ユーザによりメールが作成され
(3)、送信の指示が与えられると、メールファイルコ
ントローラ37は、メールの送り先と、図6のステップ
(1)において選択されたノードのID番号とを作成さ
れたメールに付加した上、データベース1aに文書ファ
イルとして保管する(4)。すなわち、ノードセレクタ
25、メールファイルコントローラ37も、クライアン
トコンピュータ3のファイル保管機能を実現している。
【0050】ユーザは、他のユーザからのメールを受信
するとき、プロジェクトコントローラ23またはツリー
コントローラ24を介して未読メール閲覧の指示を与え
ることにより、メールコントローラ22を起動させる。
メールコントローラ22は、ユーザIDをキーとしてデ
ータベース1aを検索し、当該ユーザを送り先とするメ
ールを未読メールの一覧として表示する(図9のステッ
プ(1)、以下、単に(1)のように記す)。
【0051】そこで、ユーザが未読メールを指定すると
(2)、メールコントローラ22は、ツリーコントロー
ラ24を起動し、指定のメールに付加されているノード
のID番号と、そのノードが所属するプロジェクトのプ
ロジェクト番号とを通知するから、ツリーコントローラ
24は、データベース1aを検索して当該プロジェクト
に所属するすべてのノードの属性データを取得し、ツリ
ーを画面に表示するとともに(3)、未読メールが付随
するノードの色を反転させてメールの存在を指示するこ
とができる(同)。したがって、ユーザは、図7のステ
ップ(4)、(5)と全く同様にして、メールファイル
コントローラ37を介してメールデータファイルをダウ
ンロードし((4)、(5))、それを見るとともに、
任意に再利用することができる。
【0052】以上のように、発信されるメール、受信さ
れるメールは、それぞれ特定のプロジェクトに属するツ
リーの特定のノードに付随している。よって、ユーザ
は、発信側、受信側を問わず、メールの整理や仕分けの
業務を全くする必要がない。
【0053】ユーザは、クライアントコンピュータ3に
蓄積されているCAD図面に関し、CAD図面データそ
のものをサーバコンピュータ1の補助ファイル1bに安
全に保管させるとともに、CAD図面のテキストデータ
をデータベース1aに文書ファイルとして保管させ、当
該CAD図面を簡単に検索し、その再利用を図ることが
できる。
【0054】図6のステップ(2)において、CAD図
面のテキストデータファイルが選択されると、ノードセ
レクタ25は、ユーザにCAD図面の選択を要求する。
ユーザが公開鍵方式によりクライアントコンピュータ3
のメモリにアクセスしてCAD図面を選択すると(図1
0のステップ(1)、以下、単に(1)のように記
す)、ノードセレクタ25は、CADファイルコントロ
ーラ38を起動する。CADファイルコントローラ38
は、メモリからCAD図面データを読み込むと、CAD
図面データのテキスト部分を抽出するとともに(2)、
CAD図面データの全部をサーバコンピュータ1の補助
ファイル1bに保管する(3)。その後、CADファイ
ルコントローラ38は、保管したCAD図面データのタ
イトルをノードセレクタ25に転送して停止する。
【0055】ノードセレクタ25は、リポートファイル
コントローラ35を起動し、リポートファイルコントロ
ーラ35は、ステップ(2)において抽出されたテキス
トデータに対し、サーバコンピュータ1内のCAD図面
データのサーバアドレス(URL)と、図6のステップ
(2)において選択されたノードのID番号と、そのノ
ードが属するプロジェクトのプロジェクト番号とを付加
してリポートファイルを作成し、それを文書ファイルと
してデータベース1aに保管する(4)。よって、ノー
ドセレクタ25、CADファイルコントローラ38、リ
ポートファイルコントローラ35は、CAD図面のテキ
ストデータを含むリポートファイル、すなわちCAD図
面のテキストデータファイルを文書ファイルとして取り
扱うことができる。
【0056】一方、プロジェクトコントローラ23を介
して検索指示を与えると、サーチャ31が起動し、サー
チャ31は、検索語の入力を要求する。検索語が入力さ
れると(図11のステップ(1)、以下、単に(1)の
ように記す)、サーチャ31は、図10のステップ
(4)において保管されたデータベース1a内のリポー
トファイル、すなわち、サーバコンピュータ1の補助フ
ァイル1bに保管されているすべてのCAD図面のテキ
ストデータを全文検索し(2)、ヒットしたリポートフ
ァイルからプロジェクト番号、ノードのID番号を取得
するとともに、ノードのID番号をノードセレクタ25
に通知して停止する。ノードセレクタ25は、リポート
ファイルコントローラ35を起動し、リポートファイル
コントローラ35は、ノードのID番号をキーとしてデ
ータベース1a内のリポートファイルを探索し、当該リ
ポートファイル内のCAD図面データのサーバアドレス
をダウンロードする。
【0057】つづいて、ノードセレクタ25は、CAD
ファイルコントローラ38を起動し、CADファイルコ
ントローラ38は、得られたCAD図面データのサーバ
アドレスを使用して、サーバコンピュータ1の補助ファ
イル1bから所定のCAD図面データをダウンロードす
ることができる(3)。その後、CADファイルコント
ローラ38は、クライアントコンピュータ3内におい
て、CAD図面データに適合するCADビューワを起動
させる(4)。CADビューワは、得られたCAD図面
データを図面に復元して画面に表示し、ユーザは、それ
を見ることができる。また、ユーザは、ダウンロードさ
れたCAD図面データに適合するCADプログラムを使
用してCAD図面を任意に修正加工し、再利用すること
ができる。
【0058】ユーザは、CAD図面データに準じ、クラ
イアントコンピュータ3内の任意のアプリケーションプ
ログラムにより作成され、クライアントコンピュータ3
に蓄積されている外部データをサーバコンピュータ1の
補助ファイル1bに安全に保管させ、それを簡単に検索
して再利用することができる。
【0059】図6のステップ(2)において、外部デー
タのリポートデータファイルが選択されると、ノードセ
レクタ25は、外部データの選択を要求し、ユーザは、
公開鍵方式によりクライアントコンピュータ3のメモリ
にアクセスして外部データを選択する(図12のステッ
プ(1)、以下、単に(1)のように記す)。そこで、
ノードセレクタ25は、外部ファイルコントローラ39
を起動し、外部ファイルコントローラ39は、選択され
た外部データをメモリから読み込み、サーバコンピュー
タ1の補助ファイル1bに保管する(2)。外部ファイ
ルコントローラ39は、補助ファイル1bに保管した外
部データのファイル名をノードセレクタ25に通知して
停止する。
【0060】ノードセレクタ25は、リポートファイル
コントローラ35を起動し、リポートファイルコントロ
ーラ35は、補助ファイル1bに保管された外部データ
のファイル名に対し、サーバコンピュータ1内の外部デ
ータのサーバアドレス(URL)と、図6のステップ
(2)において選択されたノードのID番号と、そのノ
ードが属するプロジェクトのプロジェクト番号とを付加
してリポートファイルを作成し、それを文書ファイルと
してデータベース1aに保管する(3)。すなわち、ノ
ードセレクタ25、外部ファイルコントローラ39、リ
ポートファイルコントローラ35は、外部データのファ
イル名を含むリポートファイル、すなわち外部データの
リポートデータファイルを文書ファイルとして取り扱う
ことができる。
【0061】一方、プロジェクトコントローラ23を介
して検索指示を与えると、サーチャ31が起動して検索
語の入力を要求する。検索語が入力されると(図13の
ステップ(1)、以下、単に(1)のように記す)、サ
ーチャ31は、外部ファイルのファイル名、または、図
6のステップ(2)において選択されたノードのタイト
ルをキーとして、図12のステップ(3)において保管
されたデータベース1a内のリポートファイルを検索し
(2)、ヒットしたリポートファイルに付加されている
プロジェクト番号、ノードのID番号を取得する。サー
チャ31は、取得したノードのID番号をノードセレク
タ25に通知して停止する。
【0062】ノードセレクタ25は、リポートファイル
コントローラ35を起動し、リポートファイルコントロ
ーラ35は、ノードのID番号をキーとしてデータベー
ス1a内のリポートファイルを探索し、当該リポートフ
ァイル内の外部データのサーバアドレスを取り出して停
止する。そこで、ノードセレクタ25は、外部ファイル
コントローラ39を起動し、外部ファイルコントローラ
39は、得られた外部データのサーバアドレスを使用し
て、サーバコンピュータ1の補助ファイル1bから所定
の外部データをダウンロードし(3)、ユーザは、ダウ
ンロードされた外部データを見るとともに、それを任意
に修正加工して再利用することができる。
【0063】なお、図11のステップ(2)、(3)の
間、図13のステップ(2)、(3)の間には、それぞ
れ、図7のステップ(3)、(4)と同等のステップを
挿入してもよい。すなわち、サーチャ31は、データベ
ース1a内のリポートファイルを検索すると、ヒットし
たリポートファイルに付加されているノードのID番号
と、そのノードが所属するプロジェクトのプロジェクト
番号とをツリーコントローラ24に通知する。そこで、
ツリーコントローラ24は、当該プロジェクトに属する
すべてのノードの属性データを取得して画面上にツリー
を表示し、ヒットしたリポートファイルに付加されてい
るノードのID番号相当のノードの色を反転させる。そ
こで、ユーザは、色が反転しているノードを選択するこ
とにより、CADファイルコントローラ38または外部
ファイルコントローラ39を介して所定のCAD図面デ
ータまたは外部データをダウンロードさせることができ
る。
【0064】ユーザは、画面上のツリーの任意のノード
を選択して指示することにより、当該ノードから始まる
一連のノードを次ページに移動させることができる。
【0065】ユーザにより画面上のツリーの任意のノー
ドが選択され(図14のステップ(1)、以下、単に
(1)のように記す)、次ページへの移動指示が与えら
れると(2)、ツリーコントローラ24は、ページチェ
ンジャ34を起動し、表示中のツリーが属するプロジェ
クトのプロジェクト番号と、選択されたノードのID番
号とを通知する。そこで、ページチェンジャ34は、プ
ロジェクト番号、ノードのID番号をキーとしてデータ
ベース1aを検索し、当該ノードから始まる一連のノー
ドの属性データを全部取得してツリーコントローラ24
に与え、ツリーコントローラ24は、当該ノードから始
まる一連のノードを新規の画面に表示することができる
(3)。
【0066】なお、このときのページチェンジャ34
は、ツリーコントローラ24に一連のノードの属性デー
タを与えるに際し、ノードの属性データに新しいページ
番号を付加するとともに、データベース1a内の対応す
るノードの属性データを更新する。また、ツリーコント
ローラ24は、表示した新しい画面上に新規のノードが
追加されると、そのノードの属性データにページ番号を
付加する。すなわち、クライアントコンピュータ3は、
ツリーコントローラ24、ページチェンジャ34を介
し、画面上のツリーを任意の複数ページに表示すること
ができる。
【0067】ただし、ユーザは、2ページ目以降の画面
上のツリーの最上位のノードを選択して前ページに移動
させることにより、画面上のツリーのページ数を任意に
減少させることもできる。また、このようにして画面上
のツリーが複数ページに分割して表示されているとき、
サーチャ31またはメールコントローラ22から特定の
ノードを含むツリーの表示要求があると(たとえば図
7、図9の各ステップ(3))、ツリーコントローラ2
4は、ページチェンジャ34を介し、そのノードを含む
ページを選択して画面に表示するものとする。
【0068】一方、ツリーコントローラ24は、画面上
にツリーを表示するとき(たとえば図3のステップ
(4)、図14のステップ(3))、ツリーの画面の各
ページMi (i=1、2…)に対応する仮想空間として
サイドフレームの各ページSi (i=1、2…)を併せ
て自動生成する(図15)。
【0069】そこで、ユーザにより、ツリーコントロー
ラ24を介してサイドフレームの表示指示が与えられる
と、ツリーコントローラ24は、サイドフレームコント
ローラ33を起動し、サイドフレームコントローラ33
は、ページチェンジャ34に対し、ツリーコントローラ
24により現に表示中のツリーのページMi に対応する
サイドフレームのページSi に関するデータを要求す
る。ページチェンジャ34は、当該サイドフレームのペ
ージSi 上のすべてのノードの属性データをデータベー
ス1aから取得してサイドフレームコントローラ33に
通知し、サイドフレームコントローラ33は、所定のサ
イドフレームのページSi に含まれるツリーを画面に表
示することができる。
【0070】このようにして、ユーザは、サイドフレー
ムのページSi を利用して、任意のノード単体や、互い
に関連する複数のノード群と、それらに付随する任意の
データファイルとを一時的に保管しておくことができ
る。また、ユーザは、他のプロジェクトに属するツリー
のノードや、それに付随するデータファイルを再利用す
るときにも、それらをサイドフレームのページSi に複
製することができる。さらに、サイドフレームのページ
Si のノードは、それに付随するデータファイルととも
に、ツリーのページMi との間に双方向に移動させるこ
とができる。
【0071】ブックマーカ32は、プロジェクトコント
ローラ23を介してブックマークの登録指示が与えられ
ると、プロジェクト番号とユーザIDとを対にしてデー
タベース1aに保管する。そこで、プロジェクトコント
ローラ23は、システム起動時において、パスワードチ
ェッカ21により起動されると(図3のステップ
(1))、ユーザIDをキーとしてデータベース1aを
検索し、結果をリストとして保存しておく。ユーザは、
当該リストを表示させて所定のプロジェクトを選択する
ことにより(同図のステップ(3))、担当プロジェク
トを速やかに選択することができる。
【0072】図3のステップ(3)におけるプロジェク
トの選択は、サーチャ31による文書ファイルの全文検
索機能を利用することもできる。すなわち、プロジェク
トコントローラ23からの要求に従い、サーチャ31の
全文検索の対象となり得る文書のデータファイル、表計
算機能付きのデータファイル、メールデータファイル、
外部データのリポートデータファイル、CAD図面のテ
キストデータファイルの他、ノードのタイトルの少なく
ともいずれかを指示すると、プロジェクトコントローラ
23は、サーチャ31の検索結果により、ヒットした文
書ファイルが付随するノード、またはヒットしたタイト
ルのノードが属するすべてのプロジェクトを一覧として
表示する。そこで、ユーザは、その中のいずれかのプロ
ジェクトを選択してツリーを表示させればよい。ただ
し、このときのツリーは、ヒットした文書ファイルが付
随するノードの色が反転して表示されるものとする。
【0073】ユーザは、同一画面上のツリーの任意の2
ノードを選択することにより、その一方を先頭ノードと
する一連のノードを他方のノードに接続するように移動
させることができる。
【0074】ノードの移動を指示して画面上のツリーの
2ノードを選択すると(図16のステップ(1)、以
下、単に(1)のように記す)、ノードセレクタ25
は、その一方のノードの属性データをデータベース1a
から取得し、そのノードの親ノードのID番号を他方の
ノードのID番号に更新してデータベース1aに保管す
る。その後、ノードセレクタ25は、ツリーコントロー
ラ24に対してツリーの表示をするように通知して停止
する。
【0075】そこで、ツリーコントローラ24は、表示
中のプロジェクトのプロジェクト番号とページ番号とを
キーとしてデータベース1aを検索し、当該プロジェク
ト番号、ページ番号を有するすべてのノードの属性デー
タを取得してツリーを再表示する(2)。なお、ここで
表示される新しいツリーは、ステップ(1)において選
択された一方のノードが他方のノードに接続され、一方
のノードと、それを先頭ノードとする一連のノードとが
他方のノードに接続された形態となっている。また、新
しいツリーにおいて、移動した一連のノードには、移動
前に付随していた文書ファイルがそのまま付随している
上、一連のノードの相対位置関係が崩れることもない。
移動した一連のノードは、その先頭ノードの親ノードの
ID番号が変更されるだけであり、しかも、それぞれの
表示位置座標は、親ノードの表示位置座標に対する相対
座標であるからである。
【0076】すなわち、クライアントコンピュータ3
は、ノードセレクタ25、ツリーコントローラ24を介
し、画面上のツリーのノードを、それに付随する文書フ
ァイルとともにツリー内に移動させるノード移動機能を
実現することができる。ただし、このときのノードの移
動範囲は、同一ツリーの同一ページ内に限定されてい
る。
【0077】ユーザは、別画面上のツリーの2ノードを
選択することにより、その一方を先頭ノードとする一連
のノードを他方のノードに接続するように移動して複製
させることもできる。
【0078】ノードの複製を指示して別画面上のツリー
の2ノードを選択すると(図17のステップ(1)、以
下、単に(1)のように記す)、ノードセレクタ25
は、その一方のノードを先頭ノードとする一連のノード
の属性データと、それらに付随するすべての文書ファイ
ルとをデータベース1aから取得し、先頭ノードの親ノ
ードのID番号を他方のノードのそれに書き換えるとと
もに、全ノードに対して新しいノードのID番号を付
し、全ノードの属性データのプロジェクト番号、ページ
番号を他方のノードが属するプロジェクトのプロジェク
ト番号、ページ番号に書き換えた上、各ノードに付随す
る文書ファイルに付加されているノードのID番号をも
新しいノードのID番号に書き換えてデータベース1a
に保管する。すなわち、ノードセレクタ25は、ステッ
プ(1)において選択された一方のノードを先頭ノード
とする全ノードと、それらに付随する文書ファイルとを
全部複製してデータベース1aに保管し(2)、ステッ
プ(1)において選択された他方のノードが属するプロ
ジェクトのプロジェクト番号、ページ番号をツリーコン
トローラ24に通知して停止する。
【0079】ツリーコントローラ24は、ノードセレク
タ25からの通知を受領すると、指定のプロジェクトの
プロジェクト番号、ページ番号をキーとしてデータベー
ス1aを検索し、当該プロジェクトの当該ページに属す
るすべてのノードの属性データをデータベース1aから
取得してツリーを再表示する(3)。すなわち、クライ
アントコンピュータ3は、ノードセレクタ25、ツリー
コントローラ24を介し、画面上のツリーのノードを、
それに付随する文書ファイルとともに他の画面上のツリ
ー内に複製するノード複製機能を実現することができ
る。
【0080】なお、この場合、複製された一連のノード
にも、それらに元来付随していた文書ファイルがそのま
ま付随しており、複製の前後において各ノードの相対位
置関係が崩れることもない。また、ノードの複製は、プ
ロジェクトの異同に拘らず、任意のページ間において実
行することができる。
【0081】この発明は、企業の業務遂行上の文書デー
タに限らず、他の任意の大量の文書データをデータベー
スに保管し、それを検索するあらゆる用途に好適に適用
可能である。
【0082】
【他の実施の形態】文書情報管理システムは、各クライ
アントコンピュータ3にパスワードコントローラ26を
設け(図18)、サーバコンピュータ1にパスワードチ
ェッカ41、アクセスコントローラ42を設けることに
よって、不特定多数のユーザが共用使用可能なオープン
システムとして構築することができる。なお、サーバコ
ンピュータ1には、ユーザチェック用のデータを保管す
るデータベース51と、各ユーザが所属するグループご
とにハードウェア的に独立させて設けるデータベース5
2、52…と、各ユーザが共通に利用可能な公開プロジ
ェクトに関するデータを保管するデータベース53と、
各ユーザが公開プロジェクトに付随する有料の文書ファ
イルを使用する場合の課金情報を蓄積するデータベース
54とが用意されている。ただし、各データベース5
2、データベース53は、それぞれ図1のデータベース
1a、補助ファイル1bに相当するものとする。
【0083】システムを起動させるに際し、ユーザは、
統括コントローラ11を介してパスワードコントローラ
26を起動させ、パスワードコントローラ26が開く問
合せ画面を通してユーザIDとパスワードとを入力する
(図19のステップ(1)、以下、単に(1)のように
記す)。そこで、パスワードコントローラ26は、ネッ
トワーク2を介してサーバコンピュータ1のパスワード
チェッカ41にユーザIDとパスワードとを送付し、パ
スワードチェッカ41は、データベース51にアクセス
し、ユーザの正当性を照合する(2)。ユーザの正当性
が証明されると、パスワードチェッカ41は、そのユー
ザがアクセス可能な特定のデータベース52の名称、当
該データベース52の通信プロトコル、そのユーザに指
定されている操作権限レベルなどをデータベース51か
ら取得し、ユーザID、パスワードとともにキー情報を
生成する(3)。
【0084】次いで、パスワードチェッカ41は、ネッ
トワーク2を介し、生成したキー情報をパスワードコン
トローラ26に送付するとともに、アクセスコントロー
ラ42にも送付する(4)。パスワードコントローラ2
6は、このようにしてサーバコンピュータ1から受領し
たキー情報を統括コントローラ11に送付し、統括コン
トローラ11は、メールコントローラ22、プロジェク
トコントローラ23、ツリーコントローラ24、ノード
セレクタ25の各コントローラにキー情報を配布して停
止する(同)。
【0085】そこで、その後、各ユーザが自己のクライ
アントコンピュータ3を利用してサーバコンピュータ1
のデータベース52にアクセスするとき、クライアント
コンピュータ3は、ネットワーク2を介し、各コントロ
ーラに配布されているキー情報をサーバコンピュータ1
のアクセスコントローラ42に送付する。アクセスコン
トローラ42は、クライアントコンピュータ3から送付
されるキー情報と、パスワードチェッカ41からあらか
じめ送付されているキー情報とを照合し、両者が一致し
ている場合にのみ、当該ユーザがデータベース52にア
クセスすることを許可することができる。
【0086】たとえば、各ユーザが統括コントローラ1
1を介してメールコントローラ22、プロジェクトコン
トローラ23、ツリーコントローラ24、ノードセレク
タ25のいずれかを起動すると、当該コントローラは、
まず、統括コントローラ11、パスワードコントローラ
26を介してアクセス許可のサブプログラムを実行する
(図20のステップ(1)、以下、単に(1)のように
記す)。ただし、図20のステップ(1)は、図19の
一連のステップ相当のサブプログラムであるが、このと
きの図19のステップ(1)は、既にシステムが起動済
みであることにより、ユーザID、パスワードをパスワ
ードコントローラ26に自動入力するものとする。
【0087】一方、起動されたコントローラは、パスワ
ードチェッカ41、パスワードコントローラ26、統括
コントローラ11を介してサーバコンピュータ1から受
領したキー情報をサーバコンピュータ1のアクセスコン
トローラ42に送付し(2)、アクセスコントローラ4
2は、先きに述べた手順に従ってキー情報の照合を経て
(同)、データベース52に対するアクセスを実行する
(3)。なお、アクセスコントローラ42は、ネットワ
ーク2を介し、データベース52からの情報をクライア
ントコンピュータ3の要求元のコントローラに送付して
停止する。このようにしてデータベース52に対するア
クセスの都度、アクセス許可のサブプログラムを実行す
ることにより(1)、サーバコンピュータ1は、図示し
ないストアドプロシジャを介して各データベース52の
通信プロトコルを一定時間ごとに書き換え、システムの
秘密保持の確実性を向上させることができる。
【0088】各ユーザは、データベース52内に作成蓄
積した任意のプロジェクトを公開プロジェクトに登録
し、他のユーザに再利用させることができる。
【0089】すなわち、ユーザがプロジェクトコントロ
ーラ23を起動して任意のプロジェクトを指定すると
(図21のステップ(1)、以下、単に(1)のように
記す)、プロジェクトコントローラ23は、パスワード
コントローラ26を介してアクセス許可のサブプログラ
ムを実行した上(2)、アクセスコントローラ42を介
し、所定のキー情報の照合を経て(3)、データベース
52にアクセスして指定のプロジェクトに関する情報を
取得することができる(4)。そこで、取得されたプロ
ジェクト情報を確認すると(同)、プロジェクトコント
ローラ23は、アクセスコントローラ42を介し、所定
のキー情報の照合を経て(5)、公開プロジェクト用の
データベース53にアクセスし、指定のプロジェクト情
報をデータベース53に保管して(6)、登録作業を完
了する。ただし、データベース53は、公開プロジェク
トを使用可能な複数のユーザのいずれからのアクセスに
も対応し得るように、その通信プロトコルが設定されて
いる。
【0090】なお、図21のステップ(1)において、
プロジェクトの指定は、プロジェクト全体を公開させる
他、当該プロジェクトのツリーのみを公開させ、また
は、当該プロジェクトのツリーの各ノードに付随する文
書ファイルの一部または全部を公開させるように、任意
に選択して指定することができる。また、このようにし
て公開させる文書ファイルは、他のユーザによる再利用
が有料か無料かを個別に指定することができる。一方、
図21のステップ(6)においてデータベース53に保
管され、登録された公開プロジェクトの一覧情報は、各
ユーザに対し、サーバコンピュータ1から自動提供され
る。
【0091】各ユーザは、自己が登録した公開プロジェ
クトのツリーの各ノードに付随させて、任意の文書ファ
イルを公開プロジェクト用のデータベース53に保管
し、他のユーザに再利用させることができる。
【0092】ユーザが公開プロジェクトを選択して特定
のノードを指定すると(図22のステップ(1)、以
下、単に(1)のように記す)、ノードセレクタ25が
起動する。ノードセレクタ25は、パスワードコントロ
ーラ26を介してアクセス許可のサブプログラムを実行
した上(2)、アクセスコントローラ42を介し、所定
のキー情報の照合を経て(3)、データベース53にア
クセスして所定の文書ファイルを保管させることができ
る(4)。
【0093】なお、図22のステップ(4)において、
データベース53に保管する文書ファイルは、あらかじ
めクライアントコンピュータ3に用意するものであり、
クライアントコンピュータ3において新規に作成する文
書ファイルの他、データベース52またはデータベース
53に既に保管されている文書ファイルを図20の手順
に従って取得し、それを一部変更したものであってもよ
い。すなわち、ユーザは、データベース53に登録済み
の公開プロジェクトに付随する文書ファイルを更新する
こともできる。また、図22のステップ(1)において
指定するノードは、公開プロジェクトに既に存在するノ
ードであってもよく、公開プロジェクトに存在せず、新
規に作成するノードであってもよい。
【0094】各ユーザは、他のユーザが登録した公開プ
ロジェクトの全部または一部を任意に複写して再利用す
ることができる。
【0095】ユーザが任意の公開プロジェクトを選択し
て、それを複写して再利用する複写先プロジェクトを指
定すると(図23のステップ(1)、以下、単に(1)
のように記す)、プロジェクトコントローラ23が起動
する。プロジェクトコントローラ23は、パスワードコ
ントローラ26を介してアクセス許可のサブプログラム
を実行し(2)、アクセスコントローラ42を介し、所
定のキー情報の照合を経て(3)、データベース53に
アクセスして選択した公開プロジェクトに関する情報を
取得することができる(4)。つづいて、ツリーコント
ローラ24が起動され、ツリーコントローラ24は、同
様にして、データベース53にアクセスして公開プロジ
ェクトに属するすべてのノードのノード情報を取得する
((5)、(6))。
【0096】その後、ノードセレクタ25が起動し、ノ
ードセレクタ25は、同様にして、公開プロジェクトの
各ノードに付随する文書ファイルと、その公開プロジェ
クトを登録したユーザのメールアドレスとをデータベー
ス53から取得し((7)、(8))、指定された複写
先のプロジェクトにプロジェクト情報、ノード情報、文
書ファイルを複写する(9)。さらに、ノードセレクタ
25は、メールコントローラ22を起動し、メールコン
トローラ22は、ステップ(8)において取得したメー
ルアドレスに対し、公開プロジェクトを再利用するユー
ザのユーザIDと、その所属グループ、使用した公開プ
ロジェクトの名称、利用日時等を含むメールを自動発信
して終了する(10)。
【0097】なお、公開プロジェクトを登録したユーザ
のメールアドレスは、たとえば図21のステップ
(6)、図22のステップ(4)において、公開プロジ
ェクトを登録する際、文書ファイルを保管する際に、公
開プロジェクトまたは文書ファイルに付随してデータベ
ース53に保管されるものとする。また、図23におい
て、ステップ(7)、(8)は、必要に応じてのみ実行
すればよく、したがって、各ユーザは、公開プロジェク
トのツリーのみを複写して再利用することもできる。ま
た、同図のステップ(8)において、公開プロジェクト
のツリーの一部のノードのみを指定し、それに付随する
文書ファイルのみを複写し得るようにしてもよい。
【0098】公開プロジェクトのノードに付随する文書
ファイルの複写を有料扱いとするときは、図23のステ
ップ(7)、(8)の間、ステップ(8)、(9)の間
に、それぞれ課金チェックのステップ(図24(A)の
ステップ(7a))、課金記録のステップ(同図のステ
ップ(8a))を挿入する。図24(A)のステップ
(7a)において、アクセスコントローラ42は、課金
情報を蓄積するデータベース54にアクセスし、複写の
対象となっている公開プロジェクトのノード情報と、そ
れに付随する有料の文書ファイルのデータIDとをデー
タベース54に送付する。そこで、データベース54
は、ノードセレクタ25が現実に文書ファイルを取得し
た後(図24(A)のステップ(8))、キー情報に含
まれるユーザIDのユーザに課金し、その旨の課金記録
を記憶することができる(同図のステップ(8a))。
【0099】なお、このようにして公開プロジェクトに
付随する有料の文書ファイルを複写して再利用したユー
ザには、補助プログラムによってデータベース54内の
課金記録を定期的に収集し(図24(B)のステップ
(1))、課金メールを自動発信する(同図のステップ
(2))。
【0100】以上の説明において、図18のデータベー
ス51、52、52…、53、54は、それぞれサーバ
コンピュータ1に含まれるデータベースサーバとして、
互いに独立のコンピュータとメモリとの組合せを使用す
ることが好ましい。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、この出願に係る第
1発明によれば、画面上にツリーを作成編集するツリー
作成機能と、ツリーの各ノードに付随させて文書ファイ
ルを保管させるファイル保管機能と、ノードを介して文
書ファイルの存在を指示するファイル検索機能とを設け
ることによって、各ユーザは、それぞれの業務の進展に
よって任意に作成編集するツリーに文書ファイルを付随
させるだけで済むから、格別なキーを作成したり、それ
を登録、管理したりする必要が全くなく、各ユーザに対
する教育訓練が極めて容易であるという優れた効果があ
る。
【0102】また、あらかじめデータベースの構造を規
定したり、検索用のキーを設定したりする必要がないた
め、適用業務に制約がなく、システムの拡張性に極めて
優れている上、業務の遂行手順がツリーの概略形態に反
映されるから、ツリーの形態を見るだけで関連業務であ
るか否かの判別ができ、情報検索効率が高く、情報の共
有化や、その再利用を効率よく実現することができると
いう効果もある。
【0103】第2発明によれば、サーバコンピュータ
と、クライアントコンピュータとを設け、クライアント
コンピュータは、第1発明に係る文書情報管理プログラ
ムをサーバコンピュータからダウンロードして実行する
ことによって、第1発明を円滑に実施することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体システム系統図
【図2】 全体構成ブロック系統図
【図3】 プログラムフローチャート(1)
【図4】 ツリーの表示概念図
【図5】 プログラムフローチャート(2)
【図6】 プログラムフローチャート(3)
【図7】 プログラムフローチャート(4)
【図8】 プログラムフローチャート(5)
【図9】 プログラムフローチャート(6)
【図10】 プログラムフローチャート(7)
【図11】 プログラムフローチャート(8)
【図12】 プログラムフローチャート(9)
【図13】 プログラムフローチャート(10)
【図14】 プログラムフローチャート(11)
【図15】 ページの関連概念図
【図16】 プログラムフローチャート(12)
【図17】 プログラムフローチャート(13)
【図18】 他の実施の形態を示す要部構成ブロック系
統図
【図19】 プログラムフローチャート(14)
【図20】 プログラムフローチャート(15)
【図21】 プログラムフローチャート(16)
【図22】 プログラムフローチャート(17)
【図23】 プログラムフローチャート(18)
【図24】 プログラムフローチャート(19)
【符号の説明】
Nij(i=1、2…、j=1、2…)…ノード Mi 、Si (i=1、2…)…ページ 1…サーバコンピュータ 1a…データベース 2…ネットワーク 3…クライアントコンピュータ 51〜54…データベース

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロジェクトごとに画面上にツリーを作
    成編集するツリー作成機能と、ネットワークを介し、画
    面上のツリーの各ノードに付随させて文書ファイルをサ
    ーバコンピュータのデータベースに保管するファイル保
    管機能と、サーバコンピュータのデータベースを検索
    し、画面上のノードを介して文書ファイルの存在を指示
    するファイル検索機能とを備えてなる文書情報管理プロ
    グラム。
  2. 【請求項2】 画面上のツリーの各ノードに付随して作
    成する文書のデータファイルを文書ファイルとして取り
    扱うことを特徴とする請求項1記載の文書情報管理プロ
    グラム。
  3. 【請求項3】 画面上のツリーの各ノードに付随する表
    計算機能付きのデータファイル、各ユーザ宛てのメール
    データファイル、外部プログラムにより作成する外部デ
    ータのリポートデータファイル、CADプログラムによ
    り作成するCAD図面のテキストデータファイルの少な
    くともいずれかを文書ファイルとして取り扱うことを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の文書情報管理プ
    ログラム。
  4. 【請求項4】 画面上のツリーを複数ページに作成可能
    であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいず
    れか記載の文書情報管理プログラム。
  5. 【請求項5】 画面上のツリーに対応するサイドフレー
    ムを自動作成することを特徴とする請求項1ないし請求
    項4のいずれか記載の文書情報管理プログラム。
  6. 【請求項6】 画面上のツリーのノードを、付随する文
    書ファイルとともにツリー内に移動させるノード移動機
    能を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項5の
    いずれか記載の文書情報管理プログラム。
  7. 【請求項7】 画面上のツリーのノードを、付随する文
    書ファイルとともに他の画面上のツリー内に複製するノ
    ード複製機能を備えることを特徴とする請求項1ないし
    請求項6のいずれか記載の文書情報管理プログラム。
  8. 【請求項8】 パスワードに応じてサーバコンピュータ
    から受領するキー情報をサーバコンピュータに送付し、
    キー情報の照合を経てサーバコンピュータのデータベー
    スにアクセスすることを特徴とする請求項1ないし請求
    項7のいずれか記載の文書情報管理プログラム。
  9. 【請求項9】 公開プロジェクトのツリーのノードに付
    随させて文書ファイルをサーバコンピュータのデータベ
    ースに保管することを特徴とする請求項8記載の文書情
    報管理プログラム。
  10. 【請求項10】 公開プロジェクトのツリーを複写して
    別プロジェクトのツリーを生成することを特徴とする請
    求項8または請求項9記載の文書情報管理プログラム。
  11. 【請求項11】 公開プロジェクトのツリーの各ノード
    に付随する文書ファイルの複写を有料扱いとすることを
    特徴とする請求項10記載の文書情報管理プログラム。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし請求項11のいずれか
    記載の文書情報管理プログラムを記憶するサーバコンピ
    ュータと、ネットワークを介して前記サーバコンピュー
    タに接続するクライアントコンピュータとを備えてな
    り、該クライアントコンピュータは、前記文書情報管理
    プログラムを前記サーバコンピュータからダウンロード
    して実行することを特徴とする文書情報管理システム。
JP2001064875A 2000-03-29 2001-03-08 文書情報管理プログラムと、それを使用する文書情報管理システム Pending JP2002207772A (ja)

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