JP2001216319A - 文書管理方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

文書管理方法及びその実施装置並びにその処理プログラムを記録した記録媒体

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JP2001216319A
JP2001216319A JP2000026477A JP2000026477A JP2001216319A JP 2001216319 A JP2001216319 A JP 2001216319A JP 2000026477 A JP2000026477 A JP 2000026477A JP 2000026477 A JP2000026477 A JP 2000026477A JP 2001216319 A JP2001216319 A JP 2001216319A
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JP2000026477A
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Teietsu Cho
廷悦 趙
Takashi Kobayashi
小林  隆
Tomokazu Ubukata
知一 生形
Hitoshi Hayakawa
仁志 早川
Yasuki Ito
泰樹 伊藤
Yoshimi Okubo
嘉美 大久保
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者の負担となることなく必要なバージョ
ンの文書を正確に取出すことが可能な技術を提供する。 【解決手段】 複数の作業者による一連の作業でアクセ
スされる文書を管理する文書管理方法において、その作
業でアクセスされる文書を識別する為の文書識別情報が
対応付けられた作業識別情報を渡して当該作業の実行を
指示するステップと、前記渡された作業識別情報に対応
する文書識別情報で識別される文書を取り出すステップ
とを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は文書情報を電子的に
格納し管理する文書管理システムに関し、特に作業者が
既に作成された文書情報を参照して新たな文書情報を作
成すると共に作成する文書情報が頻繁に更新される業務
の場合、作業者が自分の担当作業を行なう際に参照また
は更新すべき正しいバージョンの文書情報を取り出し、
ビジネスプロセス上の作業進捗状況に応じて作業者の文
書情報へのアクセス権の種類を設定する文書管理システ
ムに適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】文書管理システムは、業務遂行に必要な
情報を文書として捉え、業務上で作成・参照される文書
情報を電子的に格納し、更に文書情報を業務上の意味に
よりグルーピングして体系的に格納するフォルダと、各
種属性情報と、参照や更新等、文書情報を操作できるユ
ーザ情報及びアクセス権設定情報等とを電子的に設定し
ておくことで、文書情報のセキュリティを確保した上で
文書情報を利用したり、目的に応じて文書情報を管理で
きるシステムである。
【0003】また、日経コンピュータNo.425(1
997.9.1)204〜217ページに記載の通り、
ワークフローシステムは、予め定めた業務処理の順序に
従って一連の業務を遂行するシステムである。一連の業
務遂行の為には、特開平10―154177号公報や特
開平10−214113号公報に記載されている様に、
業務の一連の流れ上の各作業とそれらの開始・終了条
件、作業を実施する作業者等を定義して電子的に設定し
ておき、この定義に従ってある作業から次の作業へと業
務処理を進める。定義された一連の作業群をビジネスプ
ロセスと呼び、個々の作業処理のことを作業と呼ぶ。各
作業間で渡される仕事の単位を案件と呼び、ワークフロ
ーシステムは各案件に一意な識別子である案件IDを付
けて管理する。最初の作業で案件を作り、ビジネスプロ
セスを開始することを投入と呼び、ビジネスプロセスに
従って案件を次の作業に受け渡すことを遷移と呼ぶ。
【0004】従来の文書管理システムでは、作成者や利
用者がお互いに認識できるフォルダ体系を定義してお
き、文書情報の作成者は定められたフォルダの下に文書
情報を格納する。文書情報の利用者は、作業を遂行する
際に自らの判断により、フォルダ体系を辿ったり、キー
ワードを用いた検索等を行って、更新したり参照する必
要がある文書情報を指定して取出す。
【0005】また、業務遂行上で作成される文書情報
は、組織内のレビューや承認を通して、確定されていく
が、そのレビューや承認過程で頻繁に更新されていく。
その為、文書管理システムでは文書情報が更新される度
にバージョン番号を付けて管理し、文書情報の利用者は
バージョン番号を基に必要な文書情報を指定して取出し
ている。
【0006】また、従来の文書管理システムでは、フォ
ルダや文書情報毎にアクセスできるユーザを設定し、ユ
ーザ毎に文書情報の更新権限や参照権限等のアクセス権
の種類を定義する。この様な定義により、文書情報への
セキュリティを確保し、ユーザが自由に正確かつ正しい
文書情報を利用することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の文書管
理システムでは、事前にフォルダ体系を作成しておき、
業務上で作成された文書情報を定められたフォルダに格
納して文書情報を管理している。作業者は自分の担当作
業を行なう為に、既に作成され格納されている文書情報
の中から、必要な文書情報を参照しながら新たな文書情
報を作成する。
【0008】また、作成された文書情報はレビューや承
認を得て、公式な文書情報として確定されて、格納され
ていく。ここで、文書情報にはレビューや承認という作
業により、頻繁に更新が行われる。例えばシステム設計
業務において、設計者によって作成された基本設計書
は、同じ部署の他の設計者のレビューや設計部署の責任
者の承認によって公式な設計書となる。すなわち設計書
の作成では、レビューを行なう度にレビュー結果が反映
される等、最初作成された設計書に対して多くの更新が
必要となる。
【0009】従来の文書管理システムでは、フォルダの
体系や様々な検索機能を提供することで必要とする文書
情報を効率的に取り出し、参照できる手段を提供してい
る。また、同一文書情報の頻繁な更新に対応する為、文
書情報が更新される度に版番号(バージョン番号)を付
けて管理を行なっている。
【0010】しかし従来の文書管理システムでは、作業
者が作業遂行の為に必要となる文書情報を取出すとき
は、作業者が文書情報の格納されているフォルダと取出
すべき文書情報を直接指定することが必要となる。ま
た、取出したい文書情報の更新が多く行われている場
合、作業者自ら多くのバージョンの文書情報から必要と
するバージョンの文書情報を直接かつ正確に指定するこ
とが更に必要となる。
【0011】しかし、出版業務や設計業務の様にビジネ
スプロセス上で作成される文書情報の種類が多くあり、
かつ、文書情報の修正が頻繁に行なわれ、異なるバージ
ョンの文書情報が多数存在する業務の場合、自分の作業
に必要な正しいバージョンの文書情報を正確に取出す際
には作業者の負荷が大きくなる。
【0012】また、同じ文書情報を参照する作業でも、
作業によって異なるバージョンの文書情報を利用する場
合があり、作業者毎に自分の必要なバージョンの文書情
報を探す負荷は大きくなる。
【0013】例えば、システム開発業務において、確定
された要件仕様書を元に基本設計書作成の作業が進めら
れると同時に、既に作成された要件仕様書の更新が次期
バージョンの製品開発の為に行われる場合がある。その
場合、次期バージョンの製品開発の為に更新される要件
仕様書には新しいバージョン番号が付与されて文書管理
システムで管理される。次期バージョン製品の要件仕様
書作成担当の作業者は常に最新バージョンの要件仕様書
を参照するが、基本設計書を作成する作業者は多くのバ
ージョンの文書情報から現在開発中の製品と関連がある
バージョンの要件仕様書を正確に取出して参照すること
が必要となる。
【0014】以上の様に、多くの種類の文書情報や、同
じ文書情報においても多数のバージョンの文書情報が存
在する場合、必要なバージョンの文書情報を正確に取出
す為に作業者が多くの文書情報検索を行わなければなら
ないので、作業者に大きな負荷がかかる。更に、作業者
の判断ミスにより、間違ったバージョンの文書情報を参
照した作業を行った場合には、後工程を含む業務全体に
大きな影響を与えることとなる。
【0015】また、既存の文書管理システムでは、取出
した文書情報毎に文書情報へのアクセス権限とアクセス
権限毎の公開対象者を設定する。この様なアクセス権限
の設定により、権限がない作業者による文書情報の更新
や参照を防ぎ、企業において重要な情報を保護してい
る。しかし、従来の文書管理システムでは、文書情報毎
にアクセス権の種類を設定し、そのアクセス権毎に作業
者を設定している為、作業の進捗状況による細かなアク
セス権の制御ができないという問題がある。例えば、設
計書作成において、設計書の承認者が設計書にレビュー
結果の様なコメントを記入する場合に、設計書の作成者
と承認者に文書情報の更新権を与える。しかし、この様
なアクセス権を設定した場合、作成中にも関わらず承認
者が設計書を取出して更新することが可能となり、承認
者のミス等により、文書情報の更新が行なわれてしま
い、設計書の作成者の作業遂行に大きな支障をもたらす
可能性が大きい。
【0016】本発明の目的は上記問題を解決し、作業者
の負担となることなく必要なバージョンの文書を正確に
取出すことが可能な技術を提供することにある。本発明
の他の目的は前の作業が終了していない文書に対してそ
れ以降の作業によるアクセスが行われるのを防止するこ
とが可能な技術を提供することにある。本発明の他の目
的は作業の内容に応じて文書に対する作業者のアクセス
権限を制御することが可能な技術を提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の作業者
による一連の作業でアクセスされる文書を管理する文書
管理システムにおいて、作業者が行う作業とその作業で
アクセスされる文書のバージョン番号とを対応付けてお
き、指示された作業に対応するバージョンの文書をその
対応付けに従って取り出して作業を行うものである。
【0018】本発明の文書管理システムでは、まず、作
業者が行う作業を識別する為の作業識別情報である作業
IDと、その作業でアクセスされる文書を識別する為の
文書識別情報である文書ID及びバージョン番号とを対
応付け、その作業でアクセスされる文書の文書IDを関
連文書特定情報に定義しておく。
【0019】一連の作業の順序を定義したビジネスプロ
セス定義情報に示された順序に従って作業を実行し、そ
の作業によって文書が作成された場合には、その文書の
バージョン番号を設定し、その文書の文書データをその
文書ID及びバージョン番号と共に文書情報として登録
する。
【0020】次に、ビジネスプロセス定義情報に示され
た順序に従って次に行うべき作業でアクセスされる文書
の文書IDを関連文書特定情報から取得し、その文書I
Dのバージョン番号を前記文書情報から読み出して関連
文書特定情報のバージョン番号に格納しておく。そし
て、ビジネスプロセス定義情報に示された順序に従って
次に行うべき作業の作業IDを作業者のクライアント装
置に渡して当該作業の実行を指示する。
【0021】作業者のクライアント装置では、前記渡さ
れた作業IDに対応する文書ID及びバージョン番号を
前記関連文書特定情報から取得し、その文書ID及びバ
ージョン番号で識別される文書データを取り出して作業
を行う。また作業を行う前に、前記作業ID及び文書I
Dに対応するアクセス条件を、その作業者が満たすかど
うかを調べ、そのアクセス条件を満たす場合に、当該文
書ID及びバージョン番号で識別される文書データへの
アクセスを許可する。
【0022】前記の作業によって文書が作成または更新
され、新しいバージョン番号が設定された場合には、そ
の文書の文書データをその文書ID及びバージョン番号
と共に文書情報に登録し、前記関連文書特定情報中の対
応するバージョン番号を新しく設定されたバージョン番
号で更新する。
【0023】以上の様に本発明の文書管理システムによ
れば、作業者が行う作業とその作業でアクセスされる文
書のバージョン番号とを対応付けておき、指示された作
業に対応するバージョンの文書をその対応付けに従って
取り出して作業を行うので、作業者の負担となることな
く必要なバージョンの文書を正確に取出すことが可能で
ある。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に作業者が行う作業を識別す
る為の作業識別情報である作業IDと、その作業でアク
セスされる文書を識別する為の文書識別情報である文書
ID及びそのバージョン番号とを対応付け、ワークフロ
ーを用いて文書を管理する一実施形態の文書管理システ
ムについて説明する。
【0025】図1は本実施形態のワークフロー・文書管
理連携システムの概略構成を示す図である。図1に示す
様に本実施形態のワークフローサーバ101はワークフ
ロー処理部127を有している。ワークフロー処理部1
27は、その作業でアクセスされる文書を識別する為の
文書ID及びバージョン番号が対応付けられた作業ID
を、一連の作業の順序を定義したビジネスプロセス定義
情報109に従って渡して当該作業の実行を指示する実
行指示処理部である。
【0026】ワークフローサーバ101をワークフロー
処理部127として機能させる為のプログラムは、CD
−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディスク等に格納
された後、メモリにロードされて実行されるものとす
る。なお前記プログラムを記録する記録媒体はCD−R
OM以外の他の記録媒体でも良い。
【0027】文書管理サーバ103は、文書・ワークフ
ロー連携処理部129と、文書・フォルダ管理処理部1
31と、バージョン番号格納処理部133と、アクセス
制御処理部135と、文書取出し処理部137とを有し
ている。
【0028】文書・ワークフロー連携処理部129は、
ワークフローサーバ101と文書管理サーバ103の処
理を連携させ、必要な処理部を起動する処理部である。
文書・フォルダ管理処理部131は、フォルダ作成や削
除等の要求に応じて、フォルダに関する情報の登録また
は削除をフォルダ管理情報117に対して行い、文書デ
ータとその属性情報の登録または削除を文書情報119
に行なう処理部である。
【0029】バージョン番号格納処理部133は、作業
の遂行に応じて、文書バージョン特定情報123中のバ
ージョン番号をそれ以前の作業で設定された文書情報1
19中のバージョン番号で更新する処理部である。
【0030】アクセス制御処理部135は、作業ID及
び文書IDに対応するアクセス条件を作業者が満たす場
合に、当該文書IDで識別される文書へのアクセスを許
可する処理部である。文書取出し処理部137は、ワー
クフロー処理部127から渡された作業IDに対応する
文書ID及びバージョン番号で識別される文書を取り出
す処理部である。
【0031】文書管理サーバ103を文書・ワークフロ
ー連携処理部129、文書・フォルダ管理処理部13
1、バージョン番号格納処理部133、アクセス制御処
理部135及び文書取出し処理部137として機能させ
る為のプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に記録
され磁気ディスク等に格納された後、メモリにロードさ
れて実行されるものとする。なお前記プログラムを記録
する記録媒体はCD−ROM以外の他の記録媒体でも良
い。
【0032】クライアント105は、文書管理クライア
ント処理部139と、ワークフロークライアント処理部
141と、文書関連・バージョン特定定義処理部143
と、文書作成処理部145とを有している。
【0033】文書管理クライアント処理部139は、ク
ライアント105と文書管理サーバ103との間におけ
るデータのやり取りの制御を行なう処理部である。ワー
クフロークライアント処理部141は、クライアント1
05とワークフローサーバ101との間におけるデータ
のやり取りの制御を行なう処理部である。
【0034】文書関連・バージョン特定定義処理部14
3は、作業者が行う作業を識別する為の作業IDと、そ
の作業でアクセスされる文書を識別する為の文書ID及
びバージョン番号とを対応付ける関連文書特定情報とし
て、その作業でアクセスされる文書の文書IDを示す情
報を関連文書情報121に格納し、その文書のバージョ
ン番号を示す情報を文書バージョン特定情報123に格
納する処理部である。文書作成処理部145は、作業者
が作業を遂行する際に文書を作成する処理を行うワープ
ロセッサ等の処理部である。
【0035】クライアント105を文書管理クライアン
ト処理部139、ワークフロークライアント処理部14
1、文書関連・バージョン特定定義処理部143及び文
書作成処理部145として機能させる為のプログラム
は、CD−ROM等の記録媒体に記録され磁気ディスク
等に格納された後、メモリにロードされて実行されるも
のとする。なお前記プログラムを記録する記録媒体はC
D−ROM以外の他の記録媒体でも良い。
【0036】図1に示す様に本実施形態のシステムは、
ワークフローサーバ101、文書管理サーバ103、作
業者の使用するクライアント105及びこれらの装置間
を接続するネットワーク107を有している。
【0037】ワークフローサーバ101は、サーバ専用
機やパソコン等の計算機であり、その処理装置に接続さ
れる記憶装置上にはビジネスプロセス定義情報109、
ワークフロー管理情報111、振り分けルール情報11
3及び作業者情報115を格納する。
【0038】ビジネスプロセス定義情報109には、ビ
ジネスプロセスの定義項目を示すビジネスプロセスの名
称、各作業の名称、開始条件、終了条件、利用する振り
分けルールの名称等の定義情報を格納する。
【0039】ワークフロー管理情報111には、ビジネ
スプロセス定義情報109に登録されたビジネスプロセ
ス定義情報109に基づいて実行されているビジネスプ
ロセスの属性(現段階におけるビジネスプロセスの名
称、作業の名称、作業者の名称等)が登録される。
【0040】振り分けルール情報113には、ビジネス
プロセス定義情報109に基づいて実行された作業を実
施する作業者を割り当てるときの条件定義情報(振り分
けルール)を格納し、作業者情報115には、本システ
ムを利用する作業者及びその属性定義情報を格納する。
【0041】文書管理サーバ103は、サーバ専用機や
パソコン等の計算機であり、その処理装置に接続される
記憶装置上にはフォルダ管理情報117、文書情報11
9、関連文書情報121、文書バージョン特定情報12
3及び文書アクセス権管理情報125を格納する。
【0042】フォルダ管理情報117には、文書情報を
業務上の意味によりグルーピングしたフォルダ間の関係
及びフォルダに格納されている文書を表す情報(フォル
ダ名、上位フォルダ名、下位フォルダ名、格納されてい
る文書名等)が格納される。
【0043】文書情報119には、クライアント105
上で作業者が実行した作業結果として、作成された文書
データと文書情報の属性(文書名、作成者名、バージョ
ン番号、作成日等)が格納される。
【0044】関連文書情報121には、クライアント1
05上で作業者が作業を行って文書を作成したり更新す
る際に、作業とその作業で作成または更新或いは参照さ
れる文書との関連を表す情報(文書名、作業名、参照文
書名や文書ID等)が格納される。
【0045】文書バージョン特定情報123には、クラ
イアント105上で作業を行なう際にアクセスされる文
書のバージョン番号を特定する為の定義情報(作業名、
文書名、バージョン決定作業名、バージョン番号等)が
格納される。
【0046】前記の様に本実施形態では、作業者が行う
作業を識別する為の作業IDと、その作業でアクセスさ
れる文書を識別する為の文書ID及びそのバージョン番
号とを対応付ける関連文書特定情報として、関連文書情
報121及び文書バージョン特定情報123を用いてい
るが、これらを統合して1つのテーブルで表現しても良
い。
【0047】文書アクセス権管理情報125には、ビジ
ネスプロセス定義上の各作業(ビジネスプロセス名、作
業名等)と、その作業時に文書へのアクセスが許される
作業者の範囲及びアクセス権限を表すアクセス権情報
(文書名、アクセス権種類、公開対象者等)が格納され
る。
【0048】ワークフロー処理部127は、クライアン
ト105からプロセス開始宣言通知(新規案件投入)乃
至は作業完了通知があった場合、ビジネスプロセス定義
情報109、振り分けルール情報113及び作業者情報
115に基づき、そのビジネスプロセス内の作業の遷移
を制御する。また、ワークフロー処理部127は、ビジ
ネスプロセス定義情報109、振り分けルール情報11
3及び作業者情報115に基づいて実行されたビジネス
プロセスの現段階における作業状態を表す情報(ビジネ
スプロセス名、作業名、作業者名等)をワークフロー管
理情報111へ登録すると共に、現段階におけるビジネ
スプロセス上の作業状態を表す情報を文書管理サーバ1
03へ送信する。
【0049】文書・ワークフロー連携処理部129は、
クライアント105からの作業開始または終了の要求に
応じて、ワークフローサーバ101と連携してワークフ
ローサーバ101から送信されたビジネスプロセス上の
定義情報や現段階での進捗状況を表す情報を受信し、文
書管理サーバ103の処理装置にある文書・フォルダ管
理処理部131、バージョン番号格納処理部133、ア
クセス制御処理部135、文書取出し処理部137の中
から必要な処理部を起動する。
【0050】文書・フォルダ管理処理部131は、クラ
イアント105からのフォルダ作成や削除等の要求に応
じて、フォルダに関する情報の登録または削除をフォル
ダ管理情報117に対して行なう。また、文書が新たに
登録されたり、削除される場合、文書データとその属性
情報の登録または削除を文書情報119に行なう。
【0051】バージョン番号格納処理部133は、作業
者がクライアント105により定義した、各作業でアク
セスされる文書の文書ID及びそのバージョン番号を特
定する為の定義情報を関連文書情報121及び文書バー
ジョン特定情報123に登録する。また、クライアント
105からの作業終了の通知をワークフローサーバ10
1から文書・ワークフロー連携処理部129を通して受
信し、事前に定義された文書バージョン特定情報123
に基づいて次の作業でアクセスされる文書を特定し、そ
の作業でアクセスされる文書の文書バージョン特定情報
123中のバージョン番号を、それまでに終了した作業
で設定された新しいバージョン番号で更新する。
【0052】アクセス制御処理部135は、作業者がク
ライアント105により定義したビジネスプロセス上の
各作業毎に必要な文書と、その作業及び文書毎のアクセ
ス権限及び公開対象者の情報を文書アクセス権管理情報
125に登録する。また、ビジネスプロセスの実行に伴
い、作業者がクライアント105から作業遂行の為に文
書管理サーバ103から文書へアクセスするときに、そ
の文書に対するアクセス権限を特定し、その作業者が当
該文書へアクセス可能なユーザであるかどうかを判定す
る。
【0053】文書取出し処理部137は、クライアント
105からの要求に対して、文書管理サーバ103の関
連文書情報121と文書情報119にアクセスし、利用
すべき文書データを取出してクライアント105の表示
装置に表示する。
【0054】なお、図1のシステムの構成図ではワーク
フロー処理部127、文書・ワークフロー連携処理部1
29、文書・フォルダ管理処理部131、バージョン番
号格納処理部133、アクセス制御処理部135、文書
取出し処理部137とネットワーク107との間に介在
する通信制御部及び上記処理部と上記情報との間に介在
するデータベース管理処理部の図示を省略している。
【0055】クライアント105は、パソコン等の計算
機であり、その処理装置には文書管理クライアント処理
部139、ワークフロークライアント処理部141、文
書関連・バージョン特定定義処理部143及び文書作成
処理部145が格納され実行される。
【0056】文書管理クライアント処理部139は、文
書管理サーバ103から送信された文書データ、その属
性情報及びアクセス権の情報を受信し、文書作成処理部
145を起動したり、文書管理サーバ103から受信し
た文書データ及びアクセス権の情報を文書作成処理部1
45に渡す。また、文書管理サーバ103へフォルダの
登録または削除の要求情報を送信したり、作成した文書
データの登録要求または文書データの取出し要求を送信
する等、クライアント105と文書管理サーバ103と
の間におけるデータのやり取りの制御を行なう。
【0057】ワークフロークライアント処理部141
は、ワークフローサーバ101から案件情報を取得し、
クライアント105に表示したり、ワークフローサーバ
101のワークフロー処理部127へ、業務処理を行な
う作業者の情報、作業処理終了の通知、作業終了の結果
を渡す等、クライアント105とワークフローサーバ1
01との間におけるデータのやり取りの制御を行なう。
【0058】文書関連・バージョン特定定義処理部14
3は、ビジネスプロセスの各作業とその作業でアクセス
される文書との間の関連及び各作業でアクセスされる文
書毎のアクセス権の定義を行なう。これにより定義され
た情報は、文書管理サーバ103の関連文書情報121
と文書バージョン特定情報123並びに文書アクセス権
管理情報125に格納される。
【0059】なお、図1のシステムの構成図では、文書
管理クライアント処理部139、ワークフロークライア
ント処理部141、文書関連・バージョン特定定義処理
部143及び文書作成処理部145とネットワーク10
7との間に介在する通信制御部及び上記処理部と表示装
置/入力装置との間に介在するGUI(グラフィカル・
ユーザ・インタフェース)の図示を省略している。
【0060】図2は本実施形態のビジネスプロセス定義
情報109のデータ構成を示す図である。図2に示す様
にビジネスプロセス定義情報109の各レコードは、ビ
ジネスプロセスID201(BP ID)、ビジネスプ
ロセス名203(BP名)、作業ID205、作業名2
07、開始条件209、終了条件211及び振り分けル
ール名213等、ビジネスプロセス及び作業についての
属性情報を有している。
【0061】ビジネスプロセスID201は、ビジネス
プロセスをユニークに識別する為にワークフローサーバ
101のワークフロー処理部127が割り付ける識別子
であり、ビジネスプロセス毎に一意的に割り付けられ
る。ビジネスプロセス名203は、管理者がビジネスプ
ロセスを定義するときに付けるビジネスプロセスの名称
である。
【0062】作業ID205は、管理者によりビジネス
プロセス定義時に定義されたビジネスプロセスを構成す
る作業をユニークに識別する為にワークフローサーバ1
01のワークフロー処理部127が割り付ける作業識別
情報であり、作業毎に一意的に割り付けられる。作業名
207は、管理者がビジネスプロセスを定義するときに
ビジネスプロセスを構成する作業に付けた名称であり、
定義したビジネスプロセスで実施しなければならない作
業を表すものである。
【0063】開始条件209は、当該作業を起動する
(開始する)条件であり、終了条件211は、当該作業
を終了させる条件を示している。振り分けルール名21
3は、当該作業を実施する作業者を決定する為の振り分
けルールの名称である。
【0064】図3は本実施形態のワークフロー管理情報
111のデータ構成を示す図である。図3に示す様にワ
ークフロー管理情報111の各レコードは、ビジネスプ
ロセスID301、ビジネスプロセス名303、案件I
D305、作業ID307、作業名309、ユーザID
311及び作業者名313等、各ビジネスプロセスの現
段階における作業の進捗状態を表す属性情報を有してい
る。
【0065】ビジネスプロセスID301は、現段階で
投入されているビジネスプロセスの識別子であり、ビジ
ネスプロセス名303は、ビジネスプロセスID301
に対応するビジネスプロセスの名称である。作業ID3
07は、現段階で投入されている作業の識別子であり、
作業名309は、作業ID307に対応する作業の名称
である。
【0066】案件ID305は、各ビジネスプロセス上
での業務の処理単位である案件をユニークに識別する為
に、ワークフローサーバ101のワークフロー処理部1
27が割り付ける識別子であり、案件毎に一意的に割り
付けられる。
【0067】ユーザID311は、当該作業を実施した
作業者及び実施する作業者をユニークに識別する為にワ
ークフローサーバ101のワークフロー処理部127が
割り付ける識別子であり、ユーザ毎に一意的に割り付け
られる。作業者名313は、ユーザID311に対応す
る作業者の名称である。
【0068】図4は本実施形態の振り分けルール情報1
13のデータ構成を示す図である。図4に示す様に振り
分けルール情報113の各レコードは、振り分けルール
名401とその内容を表す振り分け条件403を有して
いる。振り分けルール名401は、振り分けルールの名
称である。振り分け条件403は、作業を振り分けると
きの各種条件であり、対象となるデータ項目の名称とそ
のデータ項目値から成る。
【0069】図5は本実施形態の作業者情報115のデ
ータ構成を示す図である。図5に示す様に作業者情報1
15の各レコードは、部ID501、部名503、課I
D505、課名507、職位509、ユーザID511
及び作業者名513を有している。
【0070】部ID501は、部をユニークに識別する
為にワークフローサーバ101のワークフロー処理部1
27が割り付ける識別子であり、部毎に一意的に割り付
けられる。部名503は、部ID501に対応する部の
名称である。
【0071】課ID505は、課をユニークに識別する
為にワークフローサーバ101のワークフロー処理部1
27が割り付ける識別子であり、課毎に一意的に割り付
けられる。課名507は、課ID505に対応する課の
名称である。
【0072】職位509は、作業者の職位を示してい
る。ユーザID511は、当該作業を実施した作業者及
び実施する作業者をユニークに識別する為にワークフロ
ーサーバ101のワークフロー処理部127が割り付け
る識別子であり、ユーザ毎に一意的に割り付けられる。
作業者名513は、ユーザID511に対応する作業者
の名称である。
【0073】図6は本実施形態のフォルダ管理情報11
7のデータ構成を示す図である。図6のフォルダ管理情
報117では、各作業でアクセスされる文書を格納して
いるフォルダの階層情報をテーブルで表している。
【0074】フォルダ管理情報117の各レコードは、
フォルダID601、フォルダ名603、上位フォルダ
ID605、上位フォルダ名607、下位フォルダID
609、下位フォルダ名611、文書ID613及び文
書名615を有している。
【0075】フォルダID601は、文書を業務上の意
味によりグルーピングして体系的に格納するフォルダを
ユニークに識別する為に文書管理サーバ103の文書・
フォルダ管理処理部131が割り付ける識別子であり、
フォルダ毎に一意的に割り付けられる。フォルダ名60
3は、フォルダID601に対応するフォルダの名称で
ある。
【0076】上位フォルダID605は、複数のフォル
ダを業務上の意味によりグルーピングして一つのフォル
ダにまとめるとき、まとまった一つのフォルダをユニー
クに識別する為に文書管理サーバ103の文書・フォル
ダ管理処理部131が割り付ける識別子であり、フォル
ダ毎に一意的に割り付けられる。上位フォルダ名607
は、上位フォルダID605に対応するフォルダの名称
である。
【0077】下位フォルダID609は、フォルダID
601で識別されるフォルダの中に含まれているフォル
ダをユニークに識別する為に文書管理サーバ103の文
書・フォルダ管理処理部131が割り付ける識別子であ
り、フォルダ毎に一意的に割り付けられる。下位フォル
ダ名611は、下位フォルダID609に対応するフォ
ルダの名称である。
【0078】文書ID613は、各作業でアクセスされ
る文書を識別する為に文書管理サーバ103の文書・フ
ォルダ管理処理部131が割り付ける文書識別情報であ
り、文書毎に一意的に割り付けられる。文書名615
は、文書ID613に対応する文書の名称である。
【0079】図7は本実施形態の文書情報119のデー
タ構成を示す図である。図7の文書情報119では、フ
ォルダ管理情報117で示されたフォルダに格納されて
いる文書ファイル中の文書データ及びその属性情報をテ
ーブルで表している。
【0080】文書情報119の各レコードは、文書ID
701、文書名703、フォルダID705、フォルダ
名707、ユーザID709、作成者名711、バージ
ョン713、作成日715及び文書データ717(可変
フィールド)を有している。
【0081】文書ID701は、各作業でアクセスされ
る文書の文書識別情報であり、文書毎に一意的に割り付
けられる。文書名703は、文書ID701に対応する
文書の名称である。
【0082】フォルダID705は、文書ID701で
識別される文書を格納しているフォルダの識別子であ
り、フォルダ毎に一意的に割り付けられる。フォルダ名
707は、フォルダID705に対応するフォルダの名
称である。
【0083】ユーザID709は、文書データ717の
作成者をユニークに識別する為に文書管理サーバ103
の文書・フォルダ管理処理部131が割り付ける識別子
であり、ユーザ毎に一意的に割り付けられる。作成者名
711は、ユーザID709に対応するフォルダの名称
である。
【0084】バージョン713は、各文書が作成または
更新される度に、文書データ717に新たに割り付けら
れる版管理の番号を示す文書識別情報である。作成日7
15は、文書データ717が作成されて文書管理サーバ
103の文書情報119に初めて登録された日付であ
る。文書データ717(可変フィールド)は、格納され
る文書のデータそのものの情報を示している。
【0085】図8は本実施形態の関連文書情報121の
データ構成を示す図である。図8に示す様に関連文書情
報121の各レコードは、文書ID801、文書名80
3、作業ID805、作業名807、参照文書ID80
9及び参照文書名811を有している。
【0086】文書ID801は、作業ID805で識別
される作業で作成または更新される文書の文書識別情報
であり、文書名803は、文書ID801に対応する文
書の名称である。
【0087】作業ID805は、文書ID801または
参照文書ID809で識別される文書にアクセスする作
業を示す識別子である。作業名807は、作業ID80
5に対応する作業の名称であり、定義したビジネスプロ
セスで実施しなければならない作業を表すものである。
【0088】参照文書ID809は、作業ID805で
識別される作業で参照される文書の文書識別情報であ
り、参照文書名811は、参照文書ID809に対応す
る文書の名称である。
【0089】図9は本実施形態の文書バージョン特定情
報123のデータ構成を示す図である。図9に示す様に
文書バージョン特定情報123の各レコードは、作業I
D901、作業名903、文書ID905、文書名90
7、バージョン決定作業ID909、バージョン決定作
業名911及びバージョン番号913を有している。
【0090】作業ID901は、文書ID905で識別
される文書にアクセスする作業を示す識別子であり、作
業名903は作業ID901に対応する作業の名称であ
る。文書ID905は、作業ID901で識別される作
業で作成または更新される文書の文書識別情報であり、
文書名907は、文書ID905に対応する文書の名称
である。
【0091】バージョン決定作業ID909は、バージ
ョン番号913を決定した作業を示す識別子であり、バ
ージョン決定作業名911は、バージョン決定作業ID
909に対応するバージョン決定作業の名称である。バ
ージョン番号913は、バージョン決定作業ID909
で識別される作業により決定された文書におけるバージ
ョン番号である。
【0092】図10は本実施形態の文書アクセス権管理
情報125のデータ構成を示す図である。図10に示す
様に文書アクセス権管理情報125の各レコードは、ビ
ジネスプロセスID1001、ビジネスプロセス名10
03、作業ID1005、作業名1007、文書名10
09、アクセス権種類1011及び公開対象者1013
を有している。
【0093】ビジネスプロセスID1001は、ビジネ
スプロセス定義情報109に定義されているビジネスプ
ロセスの識別子であり、ビジネスプロセス名1003
は、ビジネスプロセスID1001に対応するビジネス
プロセスの名称である。作業ID1005は、ビジネス
プロセス定義情報109に定義されている作業の識別子
であり、作業名1007は、作業ID1005に対応す
る作業の名称である。
【0094】文書名1009は、作業ID1005で識
別される作業でアクセスされる文書の名称である。アク
セス権種類1011は、作業ID1005で識別される
作業によって文書名1009の文書にアクセスする際に
許可されるアクセス権の種類を表している。公開対象者
1013は、作業ID1005で識別される作業によっ
て文書名1009の文書にアクセスする際にアクセス権
種類1011で示されたアクセス権が許可される作業者
の範囲を表すものである。なお本実施形態では、文書ア
クセス権管理情報125で許可されていないアクセスは
禁止されているものとする。
【0095】図11は本実施形態の関連文書情報121
及び文書バージョン特定情報123並びに文書アクセス
権管理情報125の定義処理の処理手順を示すフローチ
ャートである。図11では、ワークフローシステムへビ
ジネスプロセス定義を行なう際、関連文書情報、文書バ
ージョン特定情報及び文書アクセス権管理情報の定義を
行なう為の文書・ワークフロー連携処理部129と文書
関連・バージョン特定定義処理部143の処理手順を表
している。
【0096】管理者がクライアント105によりワーク
フローサーバ101へビジネスプロセスを定義する為に
ワークフロー処理部127の起動要求を送信すると、ワ
ークフローサーバ101は起動要求を受信し、ワークフ
ロー処理部127を起動する(ステップ1101)。
【0097】ワークフローサーバ101のワークフロー
処理部127は、クライアント105のワークフローク
ライアント処理部141を起動してクライアント105
の表示装置にビジネスプロセス定義画面を表示し、管理
者が入力したビジネスプロセス定義情報109を受信す
る(ステップ1103)。
【0098】ワークフローサーバ101のワークフロー
処理部127は、クライアント105から受信したビジ
ネスプロセス定義情報109をワークフローサーバ10
1の磁気ディスク装置に格納し(ステップ1105)、
文書・ワークフロー連携処理部129の起動要求と磁気
ディスク装置に格納したビジネスプロセス定義情報10
9を文書管理サーバ103へ送信する(ステップ110
7)。
【0099】文書管理サーバ103の文書・ワークフロ
ー連携処理部129は、ワークフローサーバ101のワ
ークフロー処理部127が送信した起動要求とビジネス
プロセス定義情報109を受信し、クライアント105
の文書関連・バージョン特定定義処理部143を起動す
る(ステップ1109)。
【0100】文書関連・バージョン特定定義処理部14
3は、文書間関連定義画面及び文書バージョン特定定義
画面をクライアント105の表示装置に表示し、管理者
からの関連文書情報121及び文書バージョン特定情報
123の入力を受付ける。管理者がビジネスプロセス上
の作業毎に情報を定義し易くする為、この際、ワークフ
ローサーバ101から受信したビジネスプロセス定義情
報109をクライアント105の定義画面上に同時に表
示する。
【0101】文書関連・バージョン特定定義処理部14
3は、管理者による関連文書情報121及び文書バージ
ョン特定情報123の定義が終了すると、その定義情報
を文書管理サーバ103のバージョン番号格納処理部1
33へ送信する(ステップ1111)。
【0102】文書管理サーバ103のバージョン番号格
納処理部133は、クライアント105の文書関連・バ
ージョン特定定義処理部143から関連文書情報121
及び文書バージョン特定情報123を受信し、文書管理
サーバ103の磁気ディスク装置に格納する(ステップ
1113)。
【0103】文書管理サーバ103の文書・ワークフロ
ー連携処理部129が、関連文書情報121及び文書バ
ージョン特定情報123への格納終了をクライアント1
05の文書関連・バージョン特定定義処理部143へ通
知すると、クライアント105の文書関連・バージョン
特定定義処理部143は、ビジネスプロセスの各作業に
おける文書毎にアクセス権の種類と公開対象者を定義す
る為の文書アクセス権定義画面をクライアント105の
表示装置に表示する。管理者により各作業で作成または
利用する文書情報毎のアクセス権の定義が終了すると、
入力された文書アクセス権管理情報125を文書管理サ
ーバ103へ送信する(ステップ1115)。
【0104】文書管理サーバ103のアクセス制御処理
部135は、クライアント105の文書関連・バージョ
ン特定定義処理部143から文書アクセス権管理情報1
25を受信し、文書管理サーバ103の磁気ディスク装
置に格納する(ステップ1117)。
【0105】文書管理サーバ103の文書・ワークフロ
ー連携処理部129は、関連文書情報121及び文書バ
ージョン特定情報123並びに文書アクセス権管理情報
125の定義が終了したことをワークフローサーバ10
1のワークフロー処理部127へ送信する(ステップ1
119)。ワークフローサーバ101のワークフロー処
理部127は、文書管理サーバ103からの定義終了通
知を受信し、ワークフロー処理部127を終了する(ス
テップ1121)。
【0106】図12は本実施形態のバージョン番号格納
処理の処理手順を示すフローチャートである。図12で
は、作業者がビジネスプロセス上の作業遂行によって作
成した文書を文書管理サーバ103へ登録するときのバ
ージョン番号格納処理の処理手順を表している。
【0107】作業者は、自分に与えられた作業を遂行し
た結果、クライアント105の文書作成処理部145に
より文書を作成し、文書を格納する場所(フォルダ)を
指定して文書の登録を指示する。クライアント105の
文書管理クライアント処理部139は、作業者が登録を
指示した文書データとその属性情報を文書管理サーバ1
03へ送信する(ステップ1201)。
【0108】文書管理サーバ103の文書・フォルダ管
理処理部131は、クライアント105の文書管理クラ
イアント処理部139から文書データとその属性情報を
受信し、その文書データに対してバージョン713を設
定して文書情報119に登録する(ステップ120
3)。文書データとその属性情報の登録後、文書・フォ
ルダ管理処理部131は登録終了の通知をクライアント
105の文書管理クライアント処理部139に送信する
(ステップ1205)。
【0109】クライアント105の文書管理クライアン
ト処理部139は、文書管理サーバ103からの登録終
了の通知を受信し、文書作成処理部145に知らせる。
クライアント105の文書作成処理部145は、当該作
業者に与えられた作業が終了したことをクライアント1
05のワークフロークライアント処理部141へ通知す
る(ステップ1207)。
【0110】クライアント105のワークフロークライ
アント処理部141は、文書作成処理部145からの作
業完了の通知を受け取り、作業完了の通知をワークフロ
ーサーバ101のワークフロー処理部127へ送信する
(ステップ1209)。
【0111】ワークフローサーバ101のワークフロー
処理部127は、クライアント105からの作業完了通
知を受信し、ビジネスプロセス定義情報109から次に
行なう作業の情報を取得すると共に、取得した次作業情
報をワークフロー管理情報111に格納する。また、ビ
ジネスプロセス定義情報109から取得した次作業情報
の中から振り分けルール名213を取出し、振り分けル
ール情報113の振り分け条件403を取得する。ワー
クフローサーバ101のワークフロー処理部127は、
振り分けルール情報113から取得した振り分け条件4
03に基づいて作業者情報115から次の作業を担当す
る作業者の情報を取得し、前記次作業情報を格納したワ
ークフロー管理情報111中のレコードのユーザID3
11と作業者名313に前記取得した作業者情報を格納
する(ステップ1211)。
【0112】ワークフローサーバ101のワークフロー
処理部127は、ワークフロー管理情報111に格納し
た次作業情報の中から作業ID307を取得し、文書管
理サーバ103へ作業ID307を送信する。文書管理
サーバ103の文書・ワークフロー連携処理部129は
ワークフローサーバ101からの作業ID307を取得
し、文書管理サーバ103のバージョン番号格納処理部
133を起動して作業ID307を送付する(ステップ
1213)。
【0113】バージョン番号格納処理部133は、文書
・ワークフロー連携処理部129から作業ID307を
取得し、取得した作業ID307をキーとして関連文書
情報121を検索する(ステップ1215)。
【0114】関連文書情報121の検索結果、作業ID
307と一致した作業ID805の作業のレコードから
文書ID801及び参照文書ID809を取得する。取
得した文書ID801及び参照文書ID809をキーと
して文書情報119の検索を行い、文書ID801及び
参照文書ID809と一致する文書ID701のバージ
ョン713を取得する(ステップ1217)。
【0115】文書管理サーバ103のバージョン番号格
納処理部133は、ワークフローサーバ101から送信
されてきた作業ID307をキーとして文書バージョン
特定情報123の各レコードに対し作業ID901の照
会を行う(ステップ1219)。ステップ1221で判
定した結果、作業ID307に一致する作業ID901
がある場合にはステップ1223に進み、文書情報11
9から取得したバージョン713を文書バージョン特定
情報123のバージョン番号913に格納する。
【0116】もし、ステップ1221で文書バージョン
特定情報123の作業ID901がワークフローサーバ
101から渡された作業ID307と一致しない場合に
はステップ1225からステップ1219へ戻り、文書
バージョン特定情報123の最後まで各レコードに対す
る照会を行なう。
【0117】ステップ1223のバージョン番号913
への格納後、ステップ1225で判定した結果、文書バ
ージョン特定情報123のレコードがある場合は、引き
続き作業ID307による文書バージョン特定情報12
3の照会を行ない、一致するレコードに対してはステッ
プ1223の処理を行なう。もし、ステップ1225で
文書バージョン特定情報123に対する照会が終了した
らステップ1227に進み、ワークフローサーバ101
から送付してもらった作業ID307に対し、アクセス
される文書のバージョン713を全て格納したか判断す
る。
【0118】並列作業の様にワークフローサーバ101
から次作業として複数の作業ID307が送信されてき
ており、ステップ1227で判定した結果、まだアクセ
スされる文書のバージョン713を格納すべき作業ID
307が残っている場合にはステップ1215へ戻り、
残っている各作業ID307に対してステップ1215
からステップ1227を繰り返し行なう。
【0119】ステップ1227で判定した結果、ワーク
フローサーバ101から送信された次作業の作業ID3
07の全てに対してアクセスされる文書のバージョン7
13が文書バージョン特定情報123に格納された場合
はステップ1229へ進み、文書管理サーバ103のバ
ージョン番号格納処理部133を終了し、作業終了に伴
うバージョン番号格納処理を終了する。
【0120】前記の様に本実施形態では、ある作業が終
了した後、次に行われる作業でアクセスされる文書のバ
ージョン番号913を最新のバージョン713で更新し
ているが、ある作業が終了した後、終了した作業で更新
された文書にアクセスする全ての作業についてバージョ
ン番号913の更新を行っても良い。
【0121】特定の文書を複数の作業からアクセスする
場合、その文書のバージョン番号913を格納する複数
のレコードが文書バージョン特定情報123中に生じ
る。複数の作業からアクセスされる文書が更新された直
後に、文書バージョン特定情報123中のその文書の全
てのバージョン番号913を更新した場合、以降の作業
でその文書が更新される度にその文書の全てのバージョ
ン番号913が更新されることになる。一方、本実施形
態の様に、ある作業が終了した後、次作業でアクセスさ
れる文書のバージョン番号913を更新する場合には、
次作業でアクセスされる文書のバージョン番号913の
みが更新されるので、バージョン番号913の更新回数
を減少させることができる。
【0122】図13は本実施形態の文書取出し処理の処
理手順を示すフローチャートである。図13では、作業
者が自分に与えられたビジネスプロセス上の作業を行な
う為に文書管理サーバ103へアクセスし、文書を取出
すときの文書取出し処理部137の処理手順を表してい
る。
【0123】作業者は、作業を行なう為にクライアント
105のワークフロークライアント処理部141を起動
し、ログインを行なう。クライアント105のワークフ
ロークライアント処理部141は、ログインした作業者
のユーザID511をワークフローサーバ101へ送信
する(ステップ1301)。
【0124】ワークフローサーバ101のワークフロー
処理部127は、クライアント105から送信されてき
たユーザID511を受信し、受信したユーザID51
1をキーとしてワークフロー管理情報111を検索す
る。ユーザID511によるワークフロー管理情報11
1の検索結果、ログインしたユーザが行なうべき作業と
して該当するレコードのビジネスプロセスID301、
作業ID307及び作業名309をクライアント105
へ送信する(ステップ1303)。
【0125】クライアント105のワークフロークライ
アント処理部141は、ワークフローサーバ101から
のビジネスプロセスID301、作業ID307及び作
業名309を受信し、受信した情報をクライアント10
5の表示装置に表示する。作業者がクライアント105
の表示装置に表示された作業一覧から遂行する作業を選
択すると、ワークフロークライアント処理部141は、
選択された作業のビジネスプロセスID301及び作業
ID307をワークフローサーバ101へ送信する(ス
テップ1305)。
【0126】ワークフローサーバ101のワークフロー
処理部127は、受信したビジネスプロセスID30
1、作業ID307及び既に受信したユーザID511
を文書管理サーバ103へ送信する(ステップ130
7)。
【0127】文書管理サーバ103の文書・ワークフロ
ー連携処理部129は、ワークフローサーバ101から
ビジネスプロセスID301、作業ID307及びユー
ザID511を受信し、文書管理サーバ103上の文書
取出し処理部137を起動し、作業ID307を渡す
(ステップ1309)。
【0128】文書管理サーバ103の文書取出し処理部
137は、文書・ワークフロー連携処理部129から渡
された作業ID307をキーとして関連文書情報121
の検索を行ない(ステップ1311)、ステップ131
3で判定した結果、作業ID307に一致する作業ID
805がある場合にはステップ1315へ進み、作業I
D307に一致する関連文書情報121のレコードの文
書ID801及び参照文書ID809を取得する。
【0129】ステップ1313で判定した結果、文書・
ワークフロー連携処理部129から渡された作業ID3
07と一致するレコードがない場合はステップ1311
へ戻り、関連文書情報121への検索を引き続き行な
う。
【0130】文書ID801及び参照文書ID809を
取得した文書取出し処理部137は、文書・ワークフロ
ー連携処理部129から渡された作業ID307をキー
として文書バージョン特定情報123の検索を行ない、
作業ID307と一致する作業ID901のレコードの
バージョン番号913を取得する(ステップ131
7)。
【0131】また、文書取出し処理部137は、ステッ
プ1315及びステップ1317で取得した文書ID8
01及び参照文書ID809とそれらのバージョン番号
913をキーとして文書情報119の検索を行い(ステ
ップ1319)、文書ID801及びそのバージョン番
号913または参照文書ID809及びそのバージョン
番号913と一致する文書ID701及びバージョン7
13のレコードがある場合にはステップ1323へ進
み、そのレコードの文書データ717を取得する(ステ
ップ1323)。
【0132】その後、取得した文書データ717、ビジ
ネスプロセスID301、作業ID307及びユーザI
D511を基にして、文書へのアクセス権限の制御及び
文書データ717の表示処理を行なう(ステップ132
5)。
【0133】ステップ1321で判定した結果、ステッ
プ1315及びステップ1317で取得した文書ID8
01や参照文書ID809とそれらのバージョン番号9
13に一致するレコードが文書情報119中にない場合
はステップ1319へ戻り、文書情報119への検索を
引き続き行なう。
【0134】図14は本実施形態のアクセス制御処理部
135の処理手順を示すフローチャートである。図14
では、作業者がビジネスプロセス上で自分に与えられた
作業を行なう為に文書管理サーバ103へアクセスし、
文書を取出すときのアクセス制御処理部135の処理手
順を表している。
【0135】文書管理サーバ103の文書・ワークフロ
ー連携処理部129は、アクセス制御処理部135を起
動し、ワークフローサーバ101から受信したビジネス
プロセスID301、作業ID307及びユーザID5
11並びに文書取出し処理部137により取得した可変
フィールドの文書データ717を渡す。文書管理サーバ
103のアクセス制御処理部135は、取得したビジネ
スプロセスID301と作業ID307をキーとして文
書アクセス権管理情報125の検索を行なう(ステップ
1401)。
【0136】ステップ1403で判定した結果、ビジネ
スプロセスID301と作業ID307に一致するビジ
ネスプロセスID1001と作業ID1005が文書ア
クセス権管理情報125中にない場合にはステップ14
01へ戻り、一致する作業があるまで繰り返して文書ア
クセス権管理情報125の検索を行なう。
【0137】ステップ1403で判定した結果、文書ア
クセス権管理情報125中にビジネスプロセスID30
1と作業ID307に一致する作業がある場合にはステ
ップ1405へ進み、一致する作業の公開対象者101
3の情報を取得する。また、ユーザID511が取得し
た公開対象者1013の条件に一致するかをワークフロ
ーサーバ101の作業者情報115に基づいて照会す
る。
【0138】ユーザID511と公開対象者1013の
条件の照会を行った結果、ステップ1407でユーザI
D511が公開対象者1013の条件を満たしていると
判定された場合にはステップ1409へ進み、作業ID
307をキーとした文書アクセス権管理情報125の検
索の結果、一致したレコードのアクセス権種類1011
を取得する。取得したアクセス権種類1011をステッ
プ1323で取得した文書データ717と共にクライア
ント105へ送信する(ステップ1409)。
【0139】ユーザID511と公開対象者1013の
条件の照会を行った結果、ステップ1407でユーザI
D511が公開対象者1013の条件を満たさないと判
定された場合にはステップ1419へ進み、ログインし
た作業者に権限がない為に文書データ717へのアクセ
スができないことを知らせるエラーメッセージをクライ
アント105へ送信する。クライアント105の文書管
理クライアント処理部139は、エラーメッセージを受
信して表示装置に表示する(ステップ1421)。
【0140】ユーザID511と公開対象者1013の
条件の照会を行った結果、ステップ1407でユーザI
D511が公開対象者1013の条件を満たしていると
判定され、クライアント105へアクセス権種類101
1及び文書データ717が送信された場合、クライアン
ト105の文書管理クライアント処理部139はアクセ
ス権種類1011及び文書データ717を受信し、文書
作成処理部145を起動してアクセス権種類1011及
び文書データ717を渡す(ステップ1411)。
【0141】ステップ1413で判定した結果、アクセ
ス権種類1011が「更新可」である場合にはステップ
1415へ進み、ステップ1415でクライアント10
5の文書作成処理部145は書き込み可能な状態で文書
データ717をクライアント105の表示装置に表示す
る。
【0142】ステップ1413で判定した結果、アクセ
ス権種類1011が「参照のみ」の場合にはステップ1
417へ進み、ステップ1417でクライアント105
の文書作成処理部145は、書き込み禁止の状態で文書
データ717をクライアント105の表示装置に表示す
る。
【0143】以上説明した様に本実施形態の文書管理シ
ステムによれば、作業者が行う作業とその作業でアクセ
スされる文書のバージョン番号とを対応付けておき、指
示された作業に対応するバージョンの文書をその対応付
けに従って取り出して作業を行うので、作業者の負担と
なることなく必要なバージョンの文書を正確に取出すこ
とが可能である。
【0144】また本実施形態の文書管理システムによれ
ば、一連の作業の順序を定義したビジネスプロセス定義
情報に従って作業識別情報を渡して作業の実行を指示す
るので、前の作業が終了していない文書に対してそれ以
降の作業によるアクセスが行われるのを防止することが
可能である。
【0145】また本実施形態の文書管理システムによれ
ば、作業識別情報及び文書識別情報に対応するアクセス
条件を作業者が満たす場合に当該文書へのアクセスを許
可するので、作業の内容に応じて文書に対する作業者の
アクセス権限を制御することが可能である。
【0146】
【発明の効果】本発明によれば作業者が行う作業とその
作業でアクセスされる文書のバージョン番号とを対応付
けておき、指示された作業に対応するバージョンの文書
をその対応付けに従って取り出して作業を行うので、作
業者の負担となることなく必要なバージョンの文書を正
確に取出すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のワークフロー・文書管理連携シス
テムの概略構成を示す図である。
【図2】本実施形態のビジネスプロセス定義情報109
のデータ構成を示す図である。
【図3】本実施形態のワークフロー管理情報111のデ
ータ構成を示す図である。
【図4】本実施形態の振り分けルール情報113のデー
タ構成を示す図である。
【図5】本実施形態の作業者情報115のデータ構成を
示す図である。
【図6】本実施形態のフォルダ管理情報117のデータ
構成を示す図である。
【図7】本実施形態の文書情報119のデータ構成を示
す図である。
【図8】本実施形態の関連文書情報121のデータ構成
を示す図である。
【図9】本実施形態の文書バージョン特定情報123の
データ構成を示す図である。
【図10】本実施形態の文書アクセス権管理情報125
のデータ構成を示す図である。
【図11】本実施形態の関連文書情報121及び文書バ
ージョン特定情報123並びに文書アクセス権管理情報
125の定義処理の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図12】本実施形態のバージョン番号格納処理の処理
手順を示すフローチャートである。
【図13】本実施形態の文書取出し処理の処理手順を示
すフローチャートである。
【図14】本実施形態のアクセス制御処理部135の処
理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101…ワークフローサーバ、103…文書管理サー
バ、105…クライアント、107…ネットワーク、1
09…ビジネスプロセス定義情報、111…ワークフロ
ー管理情報、113…ルール情報、115…作業者情
報、117…フォルダ管理情報、119…文書情報、1
21…関連文書情報、123…文書バージョン特定情
報、125…文書アクセス権管理情報、127…ワーク
フロー処理部、129…文書・ワークフロー連携処理
部、131…文書・フォルダ管理処理部、133…バー
ジョン番号格納処理部、135…アクセス制御処理部、
137…文書取出し処理部、139…文書管理クライア
ント処理部、141…ワークフロークライアント処理
部、143…文書関連・バージョン特定定義処理部、1
45…文書作成処理部、201…ビジネスプロセスI
D、203…ビジネスプロセス名、205…作業ID、
207…作業名、209…開始条件、211…終了条
件、213…振り分けルール名、301…ビジネスプロ
セスID、303…ビジネスプロセス名、305…案件
ID、307…作業ID、309…作業名、311…ユ
ーザID、313…作業者名、401…振り分けルール
名、403…振り分け条件、501…部ID、503…
部名、505…課ID、507…課名、509…職位、
511…ユーザID、513…作業者名、601…フォ
ルダID、603…フォルダ名、605…上位フォルダ
ID、607…上位フォルダ名、609…下位フォルダ
ID、611…下位フォルダ名、613…文書ID、6
15…文書名、701…文書ID、703…文書名、7
05…フォルダID、707…フォルダ名、709…ユ
ーザID、711…作成者名、713…バージョン、7
15…作成日、717…文書データ、801…文書I
D、803…文書名、805…作業ID、807…作業
名、809…参照文書ID、811…参照文書名、90
1…作業ID、903…作業名、905…文書ID、9
07…文書名、909…バージョン決定作業ID、91
1…バージョン決定作業名、913…バージョン番号、
1001…ビジネスプロセスID、1003…ビジネス
プロセス名、1005…作業ID、1007…作業名、
1009…文書名、1011…アクセス権種類、101
3…公開対象者。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/40 370A (72)発明者 生形 知一 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所システム開発本部内 (72)発明者 早川 仁志 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア事業部内 (72)発明者 伊藤 泰樹 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア事業部内 (72)発明者 大久保 嘉美 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア事業部内 Fターム(参考) 5B075 KK07 KK43 KK54 KK63 ND03 NK02 NK24 PR10 UU06 5B082 EA07 EA11 GA05 GA11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の作業者による一連の作業でアクセ
    スされる文書を管理する文書管理方法において、 その作業でアクセスされる文書を識別する為の文書識別
    情報が対応付けられた作業識別情報を渡して当該作業の
    実行を指示するステップと、前記渡された作業識別情報
    に対応する文書識別情報で識別される文書を取り出すス
    テップとを有することを特徴とする文書管理方法。
  2. 【請求項2】 前記作業の実行を指示するステップは、
    一連の作業の順序を定義したビジネスプロセス定義情報
    に従って前記作業識別情報を渡して当該作業の実行を指
    示することを特徴とする請求項1に記載された文書管理
    方法。
  3. 【請求項3】 前記作業識別情報及び文書識別情報に対
    応するアクセス条件を作業者が満たす場合に、当該文書
    識別情報で識別される文書へのアクセスを許可するステ
    ップを有することを特徴とする請求項1または請求項2
    のいずれかに記載された文書管理方法。
  4. 【請求項4】 作業者が行う作業を識別する為の作業識
    別情報と、その作業でアクセスされる文書を識別する為
    の文書識別情報とを対応付ける関連文書特定情報を定義
    するステップを有することを特徴とする請求項1乃至請
    求項3のいずれか1項に記載された文書管理方法。
  5. 【請求項5】 作業の遂行に応じて、前記関連文書特定
    情報中の文書識別情報をそれ以前の作業で設定された文
    書識別情報で更新するステップを有することを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載された文
    書管理方法。
  6. 【請求項6】 複数の作業者による一連の作業でアクセ
    スされる文書を管理する文書管理システムにおいて、 その作業でアクセスされる文書を識別する為の文書識別
    情報が対応付けられた作業識別情報を渡して当該作業の
    実行を指示する実行指示処理部と、前記実行指示処理部
    から渡された作業識別情報に対応する文書識別情報で識
    別される文書を取り出す文書取出し処理部とを備えるこ
    とを特徴とする文書管理システム。
  7. 【請求項7】 前記実行指示処理部は、一連の作業の順
    序を定義したビジネスプロセス定義情報に従って前記作
    業識別情報を渡して当該作業の実行を指示するワークフ
    ロー処理部であることを特徴とする請求項6に記載され
    た文書管理システム。
  8. 【請求項8】 前記作業識別情報及び文書識別情報に対
    応するアクセス条件を作業者が満たす場合に、当該文書
    識別情報で識別される文書へのアクセスを許可するアク
    セス制御処理部を備えることを特徴とする請求項6また
    は請求項7のいずれかに記載された文書管理システム。
  9. 【請求項9】 複数の作業者による一連の作業でアクセ
    スされる文書を管理する文書管理システムとしてコンピ
    ュータを機能させるためのプログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体において、 その作業でアクセスされる文書を識別する為の文書識別
    情報が対応付けられた作業識別情報を渡して当該作業の
    実行を指示する実行指示処理部と、前記実行指示処理部
    から渡された作業識別情報に対応する文書識別情報で識
    別される文書を取り出す文書取出し処理部としてコンピ
    ュータを機能させるためのプログラムを記録したことを
    特徴とする記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記作業識別情報及び文書識別情報に
    対応するアクセス条件を作業者が満たす場合に、当該文
    書識別情報で識別される文書へのアクセスを許可するア
    クセス制御処理部としてコンピュータを機能させるため
    のプログラムを記録したことを特徴とする請求項9に記
    載された記録媒体。
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