JP3769775B2 - 分散リンク情報維持方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば、分散情報ファイル管理システムや分散ソフトウェア開発環境において、情報ファイル間の関連を示すリンクデータを更新する際に使用する分散リンク情報維持方法に関するものである。
【0002】
近年のコンピュータシステムのオープンシステム化や高速化により、情報ファイルの分散化が進み、分散化した複数の情報ファイルがランダムな時間に更新される場合がある。
【0003】
例えば、ネットワークで結合された複数のシステムのそれぞれに、情報ファイルと情報ファイル相互間の関連を示すリンクデータを備え、各システムが情報ファイル名あるいはファイル識別子を指定することにより、他システムの情報ファイルをアクセスできる様にした分散情報ファイル管理システムや、
既存の情報ファイルの影響を受けて新しい情報ファイルが生成され、既存の情報ファイルの変更に対応して新しい情報ファイルの変更が要求される様な分散ソフトウェア開発環境においては、
▲1▼情報ファイルが複数に分割された時、▲2▼情報ファイル名や識別子が変更された時、▲3▼情報ファイルが削除された時などの際、情報ファイルの関連を示すリンクデータを、変更された情報ファイルに合わせて更新し、他システムの情報ファイルに効率的にアクセスできる様にすることが必要である。
【0004】
【従来の技術】
分散ソフトウェア開発環境の下でソフトウェアを開発する際、仕様書作成者が開発すべきソフトウェアの仕様書A を作成し、これに基づいて設計書作成者が設計書B を作成したとする。
【0005】
この時、仕様書A を変更すれば設計書B も変更しなければならないので、これらの情報ファイル間の関連を示すリンクデータとしては(仕様書A →設計書B)と表示できる。即ち、右矢は左側の仕様書A が影響元、右側の設計書B が影響先あることを示している。
【0006】
ここで、設計書作成者が、作成した設計書B を設計書B-1 と設計書B-2 に分割して設計書B を削除し、リンクデータを仕様書A →設計書B から仕様書A →設計書B-1,設計書B-2 に変更したとする。
【0007】
しかし、設計書作成者は設計書B の削除、分割の情報を仕様書作成者に送らないので、仕様書作成者は変更前のリンクデータ仕様書A →設計書B を引き続き保持することになる。
【0008】
この為、仕様書作成者が分割された設計書にアクセスするには、設計者が持っている変更情報をたどって、正しいリンクデータを得なければならない。
つまり、従来の分散ソフトウェア開発環境でのリンクデータの維持方法は、例えば、設計書作成者側にリンクデータを格納したメモリを設け、このメモリに変更情報のみを記録しておく。
【0009】
そこで、仕様書作成者が設計書にアクセスする時、設計書作成者側で記録してある最初のリンク情報から全ての変更情報をたどって最新のリンク情報を得た後、このリンク情報を用いて所望の情報ファイルにアクセスしていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従って、頻繁にリンク情報を変更する場合、リンク情報と変更情報をたどって最新のリンク情報を得る為、変更情報を記憶する領域が大きくなると共に、変更情報をたどる為の検索時間が長くなると云う課題がある。
【0011】
本発明は、所望の情報ファイルに効率よくアクセスできる様にすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
第1の本発明は、情報ファイルの変更に伴って情報ファイルの名称あるいは識別子(これらを識別記号と云う)の変更が行われた時、変更前後の識別記号の関係を示す変更情報を、変更した情報ファイルが格納されたシステム内の記憶手段に格納しておく。
【0013】
そして、識別記号を変更した情報ファイルに対して、他システムから変更前の識別記号を用いてアクセスが行われた際、該記憶手段に格納してある変更情報をアクセスした他システムに送出する。
【0014】
そこで、アクセスした他システムは入力した変更情報を用いて、リンクデータ中の変更前識別記号を変更後識別記号に更新する様にした。
第2の本発明は、情報ファイルの変更情報と変更時刻を、変更した情報ファイルが格納されたシステム内の記憶手段に格納しておく。
【0015】
そして、予め設定した所定時間よりも前に格納した変更情報をリンクデータを有する他システムに同時に送出する。
これにより、他システムは入力した変更情報を用いて、リンクデータ中の変更前識別記号を変更後識別記号に更新する様にした。
【0016】
第3の本発明は、情報ファイルの変更情報を、変更した情報ファイルが格納されたシステム内の記憶手段に格納しておく。
そして、格納された変更情報の数が設定した値を越えた時、所定数の変更情報をリンクデータを有する他のシステムに同時に送出する。
【0017】
これにより、他システムは入力した変更情報を用いて、リンクデータ中の変更前識別記号を変更後識別記号に更新する様にした。
【0018】
【作用】
図1は第1〜第3の本発明の原理説明図、図2は情報ファイルの構造例を示す図である。
【0019】
図1に示す様に、情報ファイルの各作成担当者毎にユーザ端末が設けられており、各ユーザ端末は分散リンク情報維持装置とLAN などのネットワークで接続されている。
【0020】
また、分散リンク情報維持装置は情報ファイル・リンク情報データ・変更情報などを記憶するファイル・メモリ装置1、リンク変更・リンク操作などを実現する為の制御プログラムを記憶する主記憶装置2、制御装置3、通信インタフェース4を備えている。ここで、
ファイル・メモリ装置1は、
▲1▼情報ファイルを管理しておく情報ファイルデータベース13、
▲2▼情報ファイルの影響関係が影響元→影響先で示されるリンクデータとリンクデータが更新された時間( リンク変更時間) とをレコード形式で格納するリンク情報データベース12、
▲3▼ある情報ファイルの分割・合成・消去などの名称に関わる変更が行われた時、情報ファイルの変更前の名称と変更後の情報ファイルの名称及び変更が行われた時間( 情報変更時間) をレコード形式で格納する変更情報管理データベース11で構成されている。
【0021】
通信インタフェース4は、ユーザ端末と分散リンク情報維持装置の間のメッセージのやり取りや、分散リンク情報維持装置同士のメッセージのやり取りを行う機能を、制御装置3は、下記の主記憶装置に格納された制御プログラムを読み出して実行する機能をそれぞれ具備している。
【0022】
主記憶装置2は、リンク変更制御部21、リンク操作制御部22、リンク変更通知部23、リンク維持補助機能部24を記憶しており、
▲1▼リンク変更制御部は、
・情報ファイルの変更・更新を行う為の情報ファイル更新処理部、
・情報ファイル更新処理部により、情報ファイルが分割・合成・消去・名称の変更などが行われた時、それらの変更情報( 旧名称・新名称あるいは旧識別子・新識別子と情報変更時間) を変更情報管理データベースに書き込む為の変更リンク情報処理部からなり、
▲2▼リンク操作制御部は、
・情報ファイルへアクセスする際、リンク先の情報ファイルが存在しない場合に新しいリンク情報を獲得する為に通信インタフェースを介して、通信先のリンク変更通知部を呼出し、変更情報を獲得する為のリンクチェック部、
・変更の対象となるリンクデータの影響先を、変更前の情報ファイルの旧名称/旧識別子から変更後の情報ファイルの新名称/新識別子に更新し、リンク情報データベースに格納する為のリンク変更部からなり、
▲3▼リンク変更通知部は、
・リンクチェック部から呼び出され、変更情報の変更前の情報ファイル名称をキーとして、変更情報管理データベース11から対象となる情報ファイルの名称を検索し、取り出した変更情報を通信先のリンクチェック部に返送する機能を持っている。
【0023】
また、図2は図1中の情報ファイルデータベース13内のイメージ的な構造を示しており、図示の様に各情報ファイル毎に作成者名との対応を示すリンクと、情報ファイル間における変更の影響の波及関係を示すリンクが設けられている。
【0024】
例えば、作成者A が作った情報ファイル1を変更すると、作成者B が作った情報ファイル2と、作成者D が作った情報ファイル4に影響を与え、作成者C が作った情報ファイル3は情報ファイル2,4の影響を受けることが判る様になっている。
【0025】
ここで、第1の本発明は、情報ファイル更新処理部211 において、情報ファイルの名称に関わる変更(情報ファイルの合成・消去・分割・変更など)が行われた時、情報ファイル名の変更内容(変更前の情報ファイルの名称→変更後の情報ファイルの名称: 上記のリンクデータ)と変更が行われた時間( 上記のリンク変更時間) を1つのレコードにして、変更情報を記録してある変更情報管理データベース11に格納する(例として、図5の変更情報管理データベースM 参照)。
【0026】
さて、ある分散リンク情報維持装置内のリンク情報データベース12に格納してあるリンクデータを用いて、名称に関わる変更があった情報ファイルに対して、変更前の旧名称/旧識別子でアクセスが行われた時、
(1)アクセス先の分散リンク情報維持装置は、内部の変更情報管理データベース11にアクセスして、その中の変更前の情報ファイルの名称を検索し、同じレコード上にある変更後の情報ファイルの名称と情報変更時間を読み出してアクセス元に送出する。
(2)アクセス元の分散リンク情報維持装置は、入力した情報変更時間とアクセス先のリンクデータと同じレコードに格納されているリンク変更時間比較する。
(3)比較した結果、情報変更時間の方が新しい場合、上記リンク情報データベースのリンクデータの影響先を、情報ファイルの旧名称/旧識別子から新名称/新識別子に更新し、リンク変更時間を現在の時間に書き替えてリンク情報データベースに格納する。
【0027】
つまり、リンク情報データベースをたどって、情報ファイルへのアクセスや情報ファイルの作成担当者への連絡を行う時、情報ファイルの名称に関わる変更(分割・合成・削除)の為にアクセスが不可能となることを防ぐ為、
変更情報を記録し、情報ファイルへアクセスを行った分散リンク情報維持装置に対して、変更情報を利用して正しいリンク先を通知することにより、次のアクセスを行う時には正しいリンク情報でアクセスが行える様にした。
【0028】
第2の本発明は、所定時間よりも以前に変更情報管理データベース(M) にレコード形式で格納されている変更情報を、リンクデータを有するネットワーク内の他の分散リンク情報維持装置に同報送信する。
【0029】
他の分散リンク情報維持装置は、受信した変更情報を用いて、リンク情報データベース(N) 内の変更が必要なリンクデータを、変更以前の情報ファイルの旧名称/旧識別子で検索して取り出す。
【0030】
そして、変更情報の情報変更時間がリンク情報データベース(N) から取り出したリンクデータのリンク変更時間よりも新しい場合、
前記リンク情報データベースのリンクデータの影響先を、変更情報を用いて、変更前の情報ファイルの旧名称/旧識別子を、変更後の情報ファイルの新名称/新識別子に更新し、リンク変更時間を現在に書き替えてリンク情報データベース(N) に格納する。
【0031】
また、同報送信を行った変更情報を変更情報管理データベース(M) から削除する。
つまり、ある分散リンク情報維持装置から設定された時間毎に、設定された時間より以前の変更情報を、リンクデータを有する他の分散リンク情報維持装置に同報送信する。
【0032】
これにより、長時間に渡りアクセスされない情報ファイルが存在する場合、最新のリンクデータが送られない旧リンクデータに対して変更を行うことで、ある一定時間以前の変更が全てのリンク情報データベース(N) に反映されていることが保証される。
【0033】
第3の本発明は、変更情報データベースに記録してある変更情報の総数が、設定された上限を越えた場合、変更情報管理データベース11に格納されている所定数の変更情報を、リンクデータを有する他の分散リンク情報維持装置に同報送信する。
【0034】
他の分散リンク情報維持装置は、受信した変更情報を用いて、リンク情報データベース内の変更が必要なリンクデータを、変更前の情報ファイルの旧名称/旧識別子で検索する。
【0035】
そして、変更情報の情報変更時間がリンク情報データベースのリンク変更時間より新しい場合、検索して取り出したリンクデータの影響先を、変更情報を用いて変更前の情報ファイルの旧名称/旧識別子から変更後の情報ファイルの新名称/新識別子へ更新し、リンク変更時間を現在に書き替えてリンク情報データベース(N) 格納する。
【0036】
また、同報送信を行った変更情報を変更情報管理データベース(M) から削除する。
つまり、分散リンク情報維持装置は、変更情報管理データベースの総数が設定された上限を越えた場合、所定数の変更情報をネットワーク内の他の分散リンク情報維持装置に同報送信し、同報送信した変更情報を変更情報管理データベース(M) から削除する機能を持たせる。
【0037】
これにより、変更情報管理データベースが格納するメモリの容量に制限があっても、正確なリンク情報を維持することができる。
上記の様に、本発明では複数者でソフトウェアの開発を行うソフトウェア開発環境や、情報ファイルが複数の分散リンク情報維持装置に分散され、そのリンク情報も分散配置されている様な状況において、
各情報ファイルの作成担当者が情報ファイルの名称に関わる変更(分割・合成・削除)が行われた時、他の分散リンク情報維持装置からのアクセスに影響が生じない様にすることができる。
【0038】
【実施例】
図3は第1〜第3の本発明の実施例のシステム構成図、図4はリンク情報データベース説明図(その1)で、(a) は情報ファイル影響説明図、(b) はリンク情報データベースの内容説明図、図5はリンク情報データベース説明図(その2)で、(a) はリンク情報データベースの説明図、(b) は変更情報管理データベース説明図、図6はリンク変更制御部の処理説明図である。
【0039】
図7は情報ファイル更新処理部の処理説明図、図8は変更リンク情報処理部の処理説明図、図9はリンク操作制御部の処理説明図、図10はリンクチェック部の処理説明図、図11はリンク変更部の処理説明図、図12はリンク変更通知部の処理説明図、図13は第2の本発明の実施例のリンク維持補助機能の処理説明図、図14は第3の本発明の実施例のリンク維持補助機能の処理説明図である。
【0040】
以下、図3〜図14の説明を行うが、実施例中の情報ファイルの名称/識別子が請求の範囲の識別記号に対応する。
図3に示す様に、複数のユーザ端末と図1の分散リンク情報維持装置と同一構成の2つの分散リンク情報維持装置(M),(N) が共通のLAN に接続されている。
【0041】
ここで、分散リンク情報維持装置(M),(N) 内の制御装置3M, 3Nには、図示しない計算機M,計算機N がそれぞれ設けられて、主記憶装置2M, 2Nに格納されたプログラムに従って処理を実行し、ファイル・メモリ装置内のリンク情報データベース(M) には図4(b) 左側の情報ファイルが、リンク情報データベース(N) には図4(b) の右側の情報ファイルがレコード形式で格納されているとする。
【0042】
なお、レコード形式は図4(b) に示す様に、情報ファイルの影響関係が影響元→影響先で示されるリンクデータとリンクデータが更新された時間( リンク変更時間) を組み合わせたものである。
【0043】
例えば、図4(b) に示す、リンクデータM:A →N:E の場合、既に説明した様に、影響元は情報ファイルM:A で影響先は情報ファイルN:E である。
さて、分散リンク情報維持方法における各部の処理を説明する。
【0044】
図6に示す処理フローは情報ファイルの作成担当者により情報ファイルの編集や更新作業を行う時に起動され、情報ファイル更新処理部と変更リンク情報処理部を呼び出す。
【0045】
本実施例では、情報ファイルM:B が作成担当者M1により、情報ファイルM:G とM:H に分割されたとする。この時のリンク変更制御部21M の動作を示す。
先ず、図6に示す様に、リンク変更制御部が起動され、図7の情報ファイル更新処理部211Mに制御が渡される。この時、情報ファイル更新処理部に入力引数として情報ファイル名(M:B) が渡される。
【0046】
情報ファイル更新処理部211Mは編集・更新作業において情報ファイルM:B を情報ファイルM:G,情報ファイルM:H に分割した後、情報ファイル名(M:B) が情報ファイル名(M:G, M:H)に分割されたのを記憶すると共に、この情報ファイル名を返り値としてリンク変更制御部21M に返す( 図7のS1, S2参照) 。
【0047】
そこで、リンク変更制御部21M は変更リンク情報処理部212Mに制御を渡す。この時、変更リンク情報処理部に入力引数として変更前の情報ファイル名(M:B) と変更後の情報ファイル名(M:G, M:H)を渡す。
【0048】
変更リンク情報処理部212Mは図8に示す様に、現在の時間を取り出し、変更前後の情報ファイル名と情報変更時間との対( 例えば、M:B →M:G, M:H 95/ 2/20 12:02)を作成し、これを変更情報管理データベース(M) に書き込む( 図8-S1 〜S3及び図5(b) 参照) 。
【0049】
また、変更した情報ファイル名をへんこう行った分散リンク情報維持装置のリンク情報データベースM に反映させる。
つまり、分散リンク情報維持装置(M) のリンク情報データベースに(M:B→M:G, M:H) が渡され、リンク情報データベースのリンク情報を取り出す。
【0050】
ここでは、図4(b) のリンク情報データベース(M) から(M:C) →(M:B),(M:B→N:F)の取り出しと消去を行い、変更内容の(M:C→M:G),(M:C →M:H),(M:G →N:F),(M:H →N:F)をリンク情報データベース(M) に追加して、図5(a) に示す様に変更する。その後、図5(b) に示す様に、変更情報(M:B→M:G,M:H)を情報変更時間と共に、変更情報管理データベース(M) に書き込む。
【0051】
なお、上記のM:B →M:G,M:H の分割に伴い、図4(a) の情報ファイル影響説明図中の“B" がなくなり、図5(a) に示す“G", “H"が追加になる。
ここで、ネットワーク上の他の計算機(N) が変更された情報ファイルのアクセスを行う時の処理を説明する。
【0052】
図9に示す処理フローは情報ファイルの作成担当者が関連する情報ファイルの作成担当者に連絡を行う時など、他の情報ファイルへのアクセスが生じた時に起動する。
【0053】
本実施例では、図3に示す情報ファイルN:E の作成担当者N1が、分散リンク情報維持装置(M) のリンク情報データベースを用いて情報ファイルM:B にアクセスしようとする。しかし、この時は上記の様に、情報ファイルM:B が情報ファイルM:H と情報ファイルM:G に分割され、情報ファイルM:B がなくなっているのて、情報ファイルM:B へのアクセスは失敗する。
【0054】
そこで、作成担当者N1は分散リンク情報維持装置(N) 内の図9に示すリンク操作制御部22N を起動し、リンク操作制御部22N は図10のリンクチェック部221Nを呼び出す。
【0055】
図10に示すリンクチェック部221Nは、アクセスすべきリンク情報データベース内の情報ファイル名から、通信先の分散リンク情報維持装置を決める。本実施例の場合はM:B からアクセス先は分散リンク情報維持装置(M) と確定する。
【0056】
そして、リンク操作制御部22N 、通信インタフェースを介して分散リンク情報維持装置(M) のリンク変更通知部23M に制御を渡す( 図10-S1,図12参照) 。
この時の入力引数はリンク先の情報ファイル名のM:B とリンク変更時間94/11/13 7:55 である( 図4リンク情報データベース(N) のN:E →M:B 参照) 。
【0057】
さて、図12に示すリンク変更通知部23M は引数として入力した情報ファイル(M:B) の有無を調べ、ない場合には変更情報管理データベース(M) で該当する情報ファイル名を検索する。
【0058】
本実施例の場合には、入力引数M:B と云う情報ファイルは情報ファイルデータベース(M) には既になく、変更情報管理データベース11M にM:B と云う項目を検索し、これを呼出元のリンクチェック部221Nに返す( 図12-S1, S2 参照) 。
【0059】
図10に示すリンクチェック部221Nは変更となる変更情報を戻り値としてリンク操作制御部22N に返す。
リンク操作制御部22N は図11に示すリンク変更部222Nを呼び出す。この時の入力引数は変更情報であり、本実施例では図5の変更情報管理データベース(M) に示す〔M:B →M:G, M:H, 95/2/20 12:02 が入力される。
【0060】
図11に示すリンク変更部222Nは、変更前の情報ファイル名のあるレコードをリンク情報データベース(N) より取り出し、入力した変更情報の変更時間の方が新しい場合、上記のレコードのリンク情報の影響先を変更後の情報ファイル名にし、リンク情報データベース(N) に書き込む。
【0061】
本実施例では、図5に示す変更情報M:B →M:G, M:Hと、情報変更時間95/2/20 12:02 を入力引数とし、図4に示すリンク情報データベース(N) のリンク情報( N:E →M:B)とリンク変更時間94/11/13 7:55を取り出し、情報変更時間とリンク変更時間の比較を行う。
【0062】
比較結果は情報変更時間の方が新しいので、図4(b) のリンク情報データベース(N) のリンク情報の影響先(M:B) を(M:G) と(M:H) にする為、N:E →M:B 94/11/13 7:55 を取り出してこの項目を削除し、新たにN:E →M:G 95/2/20 18:00とN:E →M:H 95/2/20 18:00をリンク情報データベース(N) に書き込む。
【0063】
これにより、図5のリンク情報データベース(N) に示す様になる。
つまり、情報ファイルの名称に係わる変更を行った時に変更情報を記録し、変更を行った情報ファイルにアクセスを行った分散リンク情報維持装置に対して、変更情報を利用して正しいリンク先を通知して、保持するリンク情報を更新させることにより、次からのアクセスの際に正しいリンク情報で行える様にした。
【0064】
第2の本発明の実施例を説明する図13は、リンク維持補助部の処理フローを示している。
図13に示す様に、指定した所定時間以前に変更情報管理データベースに書き込まれている変更情報を、リンク変更時間を用いて取り出し、これを通信インタフェースを介して他の分散リンク情報維持装置内のリンク変更部に送出する( 図13-S1, 図11参照) 。
【0065】
例えば、分散リンク情報維持装置(M) で情報ファイル(M:B) が(M:G,M:H) に分割された情報を、変更情報管理データベース(M) で変更された時間(95/2/20 12:02) と共に記録する。これは、第1の本発明の実施例と同じである。
【0066】
次に、情報作成者が指定した所定時間、例えば、(95/2/20 14:00)を用いて、変更情報データベース(M) から所定時間以前に格納された変更情報を取り出す。本実施例の場合、M:B →M:G, M:Hと、95/2/20 12:02 からなる変更情報のレコードが取り出され、これは分散リンク情報維持装置(N) 内のリンク変更部222Nに送出する。
【0067】
リンク変更部222Nは、この変更情報の旧名称を利用し、リンク情報ベータベース(N) のリンク情報の影響先をキーにして検索を行い、一致するレコードを取り出し、その中のリンク変更情報が変更情報時間よりも古いレコードを取り出し、リンクデータの影響先を新名称の情報ファイル名に、リンク情報データベースに書き込む。
【0068】
本実施例ではリンク情報データベース(N) の N:E→M:B 94/11/13 7:55 を取り出し、その項目を削除し、新たに、N:E →M:G 95/2/20 18:00, N:E →M:H 95/2/20 18:00 をリンク情報データベース(N) に書き込む。
【0069】
その結果が図5(N) の様になる。
第3の本発明の実施例を説明する図14は、リンク維持補助部の処理フローを示している。
【0070】
図14に示す様に、情報作成者/分散リンク情報維持装置の管理者により、情報ファイルの変更情報の総数が設定された上限を越えた時に図14に示す処理が実行される。
【0071】
本実施例では、分散リンク情報維持装置(M) で情報ファイル(M:B) がM:G, M:Hに分割された情報を、上記と同様に、変更情報管理データベース(M) に変更された時間(95/2/20 12:02)と共に記録する。これは、第1の本発明の実施例と同じである。
【0072】
次に、情報作成者/分散リンク情報維持装置の管理者により情報ファイルの変更情報の送信をする。
他の分散リンク情報維持装置(N) 内のリンク変更部では、この変更情報の旧名称を利用し、リンク情報データベース(N) のリンク情報の影響先をキーにして検索を行い、一致するレコードを取り出し、その中のリンク変更情報が変更情報時間よりも古いレコードを取り出し、リンクデータの波及先を新名称の情報ファイル名に、リンク情報データベースに書き込む( 図14-S1,図11参照) 。
本実施例では、図4に示すリンク情報データベース(N) の
(N:E→M:B) 94/11/13 7:55
を取り出し、その項目を削除し、新たに、
(N:E→M:G) 95/2/20 18:00
(N:E→M:H) 95/2/20 18:00
をリンク情報データベースに書き込む。この後、変更情報管理データベースの送信した変更情報
(N:E→M:B) 94/11/13 7:55
を削除する。その結果は、図5に示す様になる。
【0073】
【発明の効果】
以上詳細に説明した様に本発明によれば、情報ファイルと情報ファイル間の関連を示すリンクデータ(情報ファイルの名称/識別子)を備え、それぞれの分散リンク情報維持装置が情報ファイル名/識別子を指定することにより、他の分散リンク情報維持装置内の情報ファイルをアクセスできる分散情報ファイル管理システムにおいて、情報ファイルが複数に分割された時、情報ファイル名/識別子が変更された時、情報ファイルが削除された時に、リンクデータを変更することにより、正しいリンクデータ保持することで、分散環境において、リンクの一貫性を保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1〜第3の本発明の原理説明図である。
【図2】情報ファイルの構造例を示す図である。
【図3】第1〜第3の本発明の実施例のシステム構成図である。
【図4】リンク情報データベース説明図(その1)で、(a) は情報ファイル影響説明図、(b) はリンク情報データベースの内容説明図である。
【図5】リンク情報データベース説明図(その2)で、(a) はリンク情報データベースの説明図、(b) は変更情報管理データベース説明図である。
【図6】リンク変更制御部の処理説明図である。
【図7】情報ファイル更新処理部の処理説明図である。
【図8】変更リンク情報処理部の処理説明図である。
【図9】リンク操作制御部の処理説明図である。
【図10】リンクチェック部の処理説明図である。
【図11】リンク変更部の処理説明図である。
【図12】リンク変更通知部の処理説明図である。
【図13】第2の本発明の実施例のリンク維持補助機能の処理説明図である。
【図14】第3の本発明の実施例のリンク維持補助機能の処理説明図である。
【符号の説明】
1 ファイル・メモリ装置 2 主記憶装置
3 制御装置 4 通信インタフェース

Claims (2)

  1. ネットワークで相互に結合された複数のシステムが、それぞれ、制御手段、情報ファイル、該情報ファイル相互間の関連を示すリンクデータを具備し、該制御手段が該リンクデータを利用して他の情報ファイルにアクセスする分散情報ファイル管理システムにおいて、
    情報ファイルの変更に伴って情報ファイルの識別記号の変更が行われた時、
    変更前後の識別記号の関係を示す変更情報及び変更時間を、変更した情報ファイルが格納されたシステム内の記憶手段に格納
    識別記号を変更した情報ファイルに対して、他システムから変更前の識別記号を用いてアクセスが行われた際、該記憶手段に格納してある変更情報をアクセスした他システムに送出し、
    該アクセスした他システムは、入力した変更情報を用いてリンクデータ中の変更前識別記号を変更後識別記号に更新し、
    予め設定した所定時間よりも前に格納した変更情報がある場合は、該変更情報をリンクデータを有する他システムに同時に送出し、該他システムは入力した変更情報を用いてリンクデータ中の変更前識別記号を変更後識別記号に更新する
    ことを特徴とする分散リンク情報維持方法。
  2. 請求項1に記載の分散リンク情報維持方法において、
    情報ファイルの変更情報を、変更した情報ファイルが格納されたシステム内の記憶手段に格納し、格納された変更情報の数が設定した値を越えた場合は、所定数の変更情報をリンクデータを有する他システムに同時に送出し、
    該他システムは入力した変更情報を用いて、リンクデータ中の変更前識別記号を変更後識別記号に更新する
    ことを特徴とする分散リンク情報維持方法。
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