JP3544119B2 - 射出成形型 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、型の移動方向に対して平行、もしくは比較的小さな角度で交差する面にテーパー状の孔や凹部をアンダーカット状態で形成するのに用いられる射出成形型に係わり、とくに上記のような孔あるいは凹部をできるだけ深く形成するための機構改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
樹脂製自動車用バンパーの左右両端部には、図7(a)および(b)に示すように、ホイールアーチフランジと称するフランジ部Fが設けてあり、このフランジ部Fの外側面には、泥除けを取付けるための孔開け加工に際して位置決めとなるテーパー状(円錐状)の凹部Dを形成する必要がある。
【0003】
このようなテーパー状凹部Dを有するフランジ部Fを備えた樹脂製バンパーPを成形するには、フランジ部Fが型開き方向に対してアンダーカット状態となると共に、テーパー状凹部Dがフランジ部Fの無理抜き方向に対してさらにアンダーカット状態となることから、従来、図8に示すような射出成形型が用いられていた。
【0004】
すなわち、図に示す射出成形型100は、キャビティ型101と、キャビティ型101との間で成形品、すなわち樹脂製バンパーPの本体部を成形するコア型102と、コア型102との間でバンパーPのフランジ部Fを成形すると共に、油圧シリンダのシリンダロッドRに連結され、油圧シリンダの作動によって図中の右方向、すなわち型開き方向と直角をなす方向に後退移動する第1スライドブロック103と、フランジ部Fの先端面を成形し、第1スライドブロック103が所定距離だけ移動したのちに、該第1スライドブロック103と一体的に移動して、成形されたバンパーPのフランジ部Fをコア型102から取り外す第2スライドブロック104から構成されている。
【0005】
射出成形型100の第1スライドブロック103には、キャビティC内に突出してバンパーPのフランジ部Fにテーパー状凹部Dを形成するコアピン105が図中の上下方向に進退自在に保持されており、第2スライドブロック104には、凹部Dのテーパー角度θ4 よりも大きい角度θ5 をもって第1スライドブロック103の側に傾斜するカム面106aを備えたカム106が設けてあり、このカム面106aをコアピン105の基端部に係合させることによって、型締め状態において、コアピン105の先端部が各型101ないし104の間に形成されるキャビティCのフランジ相当部分に突出するようになっている。
【0006】
さらに、第1スライドブロック103と第2スライドブロック104の間には、第1スライドブロック103に形成した溝103a内に収納されたストッパーピン104aが第2スライドブロック104の側に固定されており、型開きに際して、油圧シリンダの作動によって第1スライドブロック103が図中の右方向に所定距離だけ移動したのち、溝103aの端面がストッパーピン104aに当接することにより、第2スライドブロック104が第1スライドブロック103と共に図中の右方向に移動するようになっている。
【0007】
このような構造の金型装置100においては、樹脂がキャビティC内に射出されて固化したのち、型開きによってキャビティ型101がコア型102と、第1および第2スライドブロック103および104から離間した状態において、油圧シリンダの作動によって第1スライドブロック103が図中の右方向に後退移動し始めると、これに伴って、先端部をキャビティC内に突出することによって成形品、すなわち樹脂製バンパーPのフランジ部Fにテーパー状凹部Dを形成したコアピン105がカム106のカム面106aに案内されながら下降し、図9(a)に示すように、テーパー状凹部Dから抜き出され、第1スライドブロック103内に没入する。このとき、コアピン105は、型外方向に後退移動しながら下降してテーパー状凹部Dから抜き出されることになるが、カム106のカム面106aの傾斜角度θ5 が凹部Dのテーパー角度θ4 よりも大きく形成してあるので、図9(b)に拡大して示すようにコアピン105を円滑に凹部Dから離脱させることができ、フランジ部Fや凹部Dを変形させたり、疵付けたりすることがない。
【0008】
そして、第1スライドブロック103に形成された溝103aの端面が第2スライドブロック104のストッパーピン104aに当接すると、第2スライドブロック104が第1スライドブロック103と共に図中の右方向に後退移動し始める。これによって、成形品であるバンパーPが弾性変形して、図10に示すようにフランジ部Fが図中の右方向に移動し、フランジ部Fがコア型102から外れる位置まで変形した時点において、図示しないエジェクトピンが作動することによって成形済みのバンパーPが図中上方に押出されるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
成形品に形成されるテーパー状凹部Dは、上記したように、成形品である樹脂製バンパーPのホイールアーチフランジ部Fに、例えばドリルによって孔開け加工する際の位置決めとして機能するものであるからして、フランジ部Fに対するドリル先端の位置決め性および挿入性を確保するためには、凹部Dのテーパー角度θ4 をできるだけ大きくすることが望ましい。しかしながら、そのためには、カム106のカム面106aの傾斜角度θ2 を大きく設定しなければならず、傾斜角度θ5 を大きくすると、摺動するカム面106aに「かじり」などが生じると共に、コアピン105にかかる偏荷重によってコアピン105の側にも「かじり」や変形が発生することから、作動不良を引き起こす可能性があるという問題があり、このような問題点の解消が成形品の表面にテーパー状の凹部をコアピンによってアンダーカット状態で成形するようにした従来の射出成形型における課題となっていた。
【0010】
【発明の目的】
本発明は、型の移動方向に対して平行、もしくは比較的小さな角度で交差する成形面にテーパー状の孔や凹部をアンダーカット状態で形成するようにした従来の射出成形型における上記課題に着目してなされたものであって、孔や凹部を形成するコアピンの円滑な作動を確保しながら、型の移動距離に対するコアピンのキャビティからの離脱ストロークを大きくすることができ、成形品の表面により大きな角度を備えたより深いテーパー状の孔や凹部をアンダーカット状態で形成することができ、穴開け加工における下穴としての位置決め性を大幅に向上させることができる射出成形型を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係わる射出成形型は、少なくとも第1の型と、第1の型に対して相対移動する第2の型を含む複数の型からなり、第1の型には、成形品にテーパー状の孔または凹部を形成するコアピンが前記複数の型の間に形成されるキャビティ内に出没自在に保持されていると共に、キャビティの側を向き且つ第2の型の側に向けて傾斜するカム面を備えたカムブロックが設けてあり、第2の型には、前記カムブロックのカム面に当接する第1のカム面と、前記コアピンの基端側に当接すると共に、キャビティの側を向き且つ第1の型の側に向けて傾斜する第2のカム面を備えたスライドカムブロックがコアピンの出没方向に摺動可能に配設してある構成としたことを特徴とし、この請求項に係わる射出成形型の実施態様として請求項2記載の射出成形型においては、スライドカムブロックの摺動方向がキャビティから遠ざかるにしたがって第1の型から離間する側に偏向させてある構成としたことを特徴としており、射出成形型におけるこのような構成を前述した従来の課題を解決するための手段としている。
【0012】
また、本発明の請求項3に係わる射出成形型は、少なくとも第1の型と、第1の型に対して相対移動する第2の型を含む複数の型からなり、第1の型には、成形品にテーパー状の孔または凹部を形成するコアピンが前記複数の型の間に形成されるキャビティ内に出没自在に保持されており、第1および第2の型の間には、パンタグラフ状に連結された4本のアームからなるリンク機構が配設してあり、これらアームを互いに回動可能に連結する軸部のうちの相対向する軸部が第1および第2の型にそれぞれ取付けられると共に、残りの軸部のうちのキャビティ側に位置する軸部に前記コアピンが連結されている構成としたことを特徴としており、本発明の請求項4に係わる射出成形型は、少なくとも第1の型と、第1の型に対して相対移動する第2の型を含む複数の型からなり、第1の型には、成形品にテーパー状の孔または凹部を形成するコアピンが前記複数の型の間に形成されるキャビティ内に出没自在に保持されていると共に、コアピンの基端側に備えたラックに噛み合って回転するピニオンが設けてあり、第2の型には、前記ピニオンに噛み合い、第2の型の第1の型に対する離間方向の相対移動に応じて前記コアピンの没入方向にピニオンを回転させる第2のラックが設けてある構成としたことを特徴としており、本発明の請求項5に係わる射出成形型は、同様に、少なくとも第1の型と、第1の型に対して相対移動する第2の型を含む複数の型からなり、第1の型には、成形品にテーパー状の孔または凹部を形成するコアピンが前記複数の型の間に形成されるキャビティ内に出没自在に保持されていると共に、コアピンの基端側に備えたラックに噛み合って回転する第1のピニオンと、この第1のピニオンと共に回転し、第1のピニオンより径の小さい第2のピニオンが設けてあり、第2の型には、第2のピニオンに噛み合い、第2の型の第1の型に対する離間方向の相対移動に応じて前記コアピンの没入方向に第2のピニオンを回転させる第2のラックが設けてある構成としたことを特徴としており、このような射出成形型の構成を前述した従来の課題を解決するための手段としている。
【0013】
そして、本発明に係わる射出成形型の実施態様として請求項6に記載された射出成形型においては、テーパー状の孔または凹部を有するフランジ部をアンダーカット状態に成形する射出成形型であって、一方の型と、他方の型と、一方の型に型合わせ方向に対して直交する方向に移動可能に配設された第1の型としての第1スライドブロックと、同じく一方の型に第1スライドブロックと同一方向に移動可能に配設され、所定の移動範囲において第1スライドブロックと一体的に移動して成形品のフランジ部を一方の型から取り外す第2の型としての第2スライドブロックを備え、成形品の本体部を前記一方の型と他方の型との間で成形し、成形品のフランジ部を前記一方の型と第1スライドブロックとの間で成形し、フランジ部の先端面を前記第2スライドブロックによって成形する構成としたことを特徴としている。
【0014】
【発明の効果】
本発明の請求項1に係わる射出成形型は、上記構成、つまり互いに相対的に移動する第1の型と第2の型を含む複数の型と、第1の型に摺動自在に保持されて上記複数の型の間に形成されるキャビテイ内に出没するコアピンと、当該コアピンを出没駆動させるカム機構から主に構成され、当該カム機構が第1の型に取付けられたカムブロックと、第2の型にコアピンの出没方向に摺動可能に配設されたスライドカムブロックからなり、このスライドカムブロックが第1の型のカムブロックのカム面に当接する第1のカム面と、コアピンの基端側に当接する第2のカム面を有し、カムブロックとコアピンの間に介在している。すなわち、第1の型の第2の型から離間する方向への移動によって、スライドカムブロックの第1のカム面の傾斜角度に応じた距離と第2のカム面の傾斜角度に応じた距離の合計距離だけコアピンをキャビテイ内から後退させることができるので、第1および第2のカム面の傾斜角度をそれぞれ作動上有利な狭角としながらコアピンに大きなストロークを与えることができ、成形品の表面に形成する孔や凹部のテーパー角を大きく形成することができ、後工程における加工の下穴としての位置決め性やドリルの挿入性を大幅に向上させることができるという優れた効果がもたらされる。
【0015】
本発明の請求項1による射出成形型の実施態様として請求項2に係わる射出成形型においては、第2の型に摺動可能に取付けられたスライドカムブロックの摺動方向がキャビティから遠ざかるにしたがって第1の型から離れる方向に傾けてあるので、第1の型のカムブロックおよびカムピンがスライドカムブロックの摺動角度に応じた距離だけスライドカムブロックから余分に離間することになり、第1の型と第2の型との移動距離に対してコアピンのストロークをより大きなものとすることができる。
【0016】
本発明の請求項3に係わる射出成形型においては、同様に、第1の型と第2の型を含む複数の型と、第1の型に摺動自在に保持されてキャビテイ内に出没するコアピンを備えた射出成形型の第1の型と第2の型の間に、パンタグラフ状に連結された4本のアームからなるリンク機構が設けてあり、第1の型と第2の型にそれぞれ連結されたリンク機構の相対向する軸部を除く軸部の内のキャビティ側の軸部にコアピンが連結されているので、第1の型と第2の型との離間方向への相対移動に応じてパンタグラフ状に連結された4本のアームからなるリンク機構が伸長することによって、作動上制約の多いカム機構を用いることなくコアピンをキャビテイ内から大きなストロークで後退させることができ、成形品表面に形成する孔や凹部のテーパー角に大きな自由度を与えることができるという優れた効果が得られる。
【0017】
本発明の請求項4に係わる射出成形型は、同様に、第1の型と第2の型を含む複数の型と、第1の型に摺動自在に保持されてキャビテイ内に出没するコアピンを備え、さらに、第1の型にコアピンの基端側に備えたラックに噛み合って回転するピニオンが設けてあり、第2の型には前記ピニオンに噛み合って、第1の型と第2の型との離間方向の相対移動に応じてコアピンの没入方向にピニオンを回転させる第2のラックが設けてあるので、上記請求項3に係わる射出成形型と同様に、作動上制約の多いカム機構を用いることなくコアピンをキャビテイ内から大きなストロークで後退させることができ、動作不良の発生なく、成形品表面に形成する孔や凹部のテーパー角に大きな自由度を与えることができるという優れた効果がもたらされる。
【0018】
また、本発明の請求項5に係わる射出成形型においては、上記請求項4に係わる射出成形型に加えて、コアピンのラックに噛み合って回転するピニオン(第1のピニオン)と共に回転し、当該ピニオンより径の小さい第2のピニオンを備えており、第1の型と第2の型との相対移動によって生ずる回転が小径の第2のピニオンを介して第1のピニオンに伝達されるので、第1の型と第2の型との相対移動距離よりもさらに大きなストロークでコアピンをキャビテイ内から後退させることができ、成形品表面に形成する孔や凹部のテーパー角をさらに大きなものとすることができるというさらに優れた効果がもたらされる。
【0019】
さらに、本発明に係わる射出成形型の実施態様として請求項6に記載された射出成形型は、テーパー状の孔または凹部を有するフランジ部をアンダーカット状態に成形する射出成形型の具体的構造に関するものであって、一方の型と、他方の型と、一方の型に型合わせ方向に対して直交する方向に移動可能に配設された第1スライドブロック(第1の型)、同じく一方の型に第1スライドブロックと同一方向に移動可能に配設され、所定の移動範囲において第1スライドブロックと一体的に移動して成形品のフランジ部を一方の型から取り外す第2スライドブロック(第2の型)を備え、成形品の本体部を前記一方の型と他方の型との間で成形し、成形品のフランジ部を前記一方の型と第1スライドブロックとの間で成形し、フランジ部の先端面を前記第2スライドブロックによって成形するようにしているので、フランジ部に深い角度の孔または凹部を成形したのち、第1スライドブロックの移動によって、孔または凹部成形用のコアピンをフランジ部を変形させたり、疵つけたりすることなく孔または凹部から後退作動させることができ、さらに第2スライドブロックの第1スライドブロックとの一体移動によってアンダーカット状態のフランジ部を弾性的に変形させ、これによってアンダーカット部分があるにも拘らず、成形品を容易に型抜きすることができるという優れた効果がもたらされる。
【0020】
【実施例】
以下、本発明を図面に基づいてさらに具体的に説明する。
【0021】
実施例1
図1および図2は、本発明の第1の実施例に係わる射出成形型を説明するものであって、図1(a)は当該射出成形型の縦断面図、図1(b)はそのカム機構部分の拡大図である。
【0022】
図に示す射出成形型1は、図7に示したような自動車用バンパーの成形に用いるものであって、一方の型としてのコア型2と、他方の型としてのキャビティ型3と、第1の型としての第1スライドブロック4と、第2の型としての第2スライドブロック5から主に構成され、これらの型2ないし5の間にバンパー形状をなすキャビティCが形成されるようになっている。すなわち、コア型2とキャビティ型3との間で成形品、すなわち自動車用バンパーPの本体部が、コア型2と第1スライドブロック4との間でバンパーPのフランジ部Fが、そして第2スライドブロック5によって前記フランジ部Fの先端面がそれぞれ成形される。
【0023】
第1スライドブロック4は、油圧シリンダのシリンダロッドRに連結されており、型開きに際して、当該シリンダの作動によって図中右方向、すなわち型開き方向に対して直交方向に移動するようになっている。
【0024】
第2スライドブロック5は、第1スライドブロック4と同様に、コア型2に対して第1スライドブロック4と同一方向に移動可能に配設されており、第1スライドブロック4の底面に形成した溝部4a内に嵌合するストッパーピン5aを備えており、第2スライドブロック5は、このストッパーピン5aが溝部4aの端面に係止することによって、第1スライドブロック4が所定の距離だけ移動した後に第1スライドブロック4と一体的に移動するようにしてある。
【0025】
さらに、第1スライドブロック4には、キャビティC内にその先端部6aを突出させることによって成形品であるバンパーPのフランジ部Fにテーパー状の凹部Dを形成するためのコアピン6がキャビティC内に出没自在に支持されており、当該コアピン6の図中下方側に設けたカム機構によって図中の上下方向に作動する。
【0026】
カム機構は、図1(b)に拡大して示すように、第1スライドブロック4に固定されたカムブロック7と、第2スライドブロック5に取付けられたガイドレール5bに摺動可能に配設され、図中の上下方向、すなわち、コアピン6の出没方向に平行な方向に移動するスライドカムブロック8から構成されており、スライドカムブロック8は、図中下側に第2スライドブロック5の側に向けて傾斜するカムブロック7のカム面7a(傾斜角度:θ2 )に当接する第1のカム面8aを備えると共に、上面側に第1スライドブロック4の側に向けて傾斜する第2のカム面8b(傾斜角度:θ3 )を備え、この第2のカム面8bに前記コアピン6の基端部6bが当接させてあり、図1に示す型締め状態においてコアピン6の先端部6aがキャビティCのフランジ相当部分に突出する仕組みとなっている。なお、スライドカムブロック8とカムブロック7およびコアピン基端部6bとの当接面には、それぞれ断面L字状の係合片が設けてありこれらが互いに係合することによって、カム面の当接状態が常に維持されるようになっている。
【0027】
このような構造の射出成形型1において、樹脂がキャビティC内に射出され、キャビティC内で凝固することによってバンパーPの成形が終了すると、型開きがなされる。型開きによってキャビティ型3がコア型2から離間したのち、油圧シリンダのシリンダロッドRを引込み作動させると、図2(a)に示すように第1スライドブロック4が図中の右方向に移動し、これに伴ってコアピン6の先端部6aがバンパーPのフランジ部Fに形成されたテーパー状凹部Dから離脱し、第1スライドブロック4内に没入する。
【0028】
すなわち、第1スライドブロック4が距離dだけ第2スライドブロック5から離間すると、スライドカムブロック8はカムブロック7のカム面7aおよびスライドカムブロック8の第1のカム面8aの傾斜角度θ2 に応じた距離、すなわちd・tanθ2 だけガイドレール5bに沿って下降し、コアピン6はスライドカムブロック8の第2のカム面8bに沿ってカム面8b傾斜角度θ3 に応じた距離、すなわちd・tanθ3 だけさらに下降するので、コアピン6の先端部6aは、第1スライドブロック4が図中の右方向に距離d移動する間に、フランジFに形成された凹部Dからd(tanθ2 +tanθ3 )だけ遠ざかることになる。したがって、カム面7aおよび8bの傾斜角度θ2 およびθ3 をカム機構としての作動に支障のない狭角としながら、第1スライドブロック4の移動距離に対するコアピン6の離脱ストロークを大きくすることができる。
【0029】
図2(b)は、このときのコアピン6の先端部6aの軌跡を示すものであって、第1スライドブロック4の移動方向に対するコアピン6の離脱角度αは、θ2 とθ3 の和にほぼ等しく、バンパーPのフランジ部Fに形成する凹部Dのテーパー角度θ1 をこの離脱角度αに近い大きな角度とすることができ、後工程における穴開け下降の下穴としての位置決め性およびドリルの挿入性を大幅に向上させることが可能となる。
【0030】
こののち、油圧シリンダのさらなる引込み作動によって、第1スライドブロック4に設けた溝部4aの端面が第2スライドブロック5のストッパーピン5aに当接すると、第2スライドブロック5が第1スライドブロック4とともに図中右方向に移動し始め、これによって成形されたバンパーPのフランジ部Fの先端面が第2スライドブロック5に押圧され、図10に示したようにバンパーPが全体的に弾性変形してフランジ部Fがコア型2から外れると、図示しないエジェクトピンの作動によって成形されたバンパーPが図中上方に突き出される。
【0031】
実施例2
図3(a)および(b)は、本発明の第2の実施例に係わる射出成形型の構造を説明するためのものであって、この実施例に係わる射出成形型10は、スライドカムブロックを摺動可能に支持するガイドレールが偏向していることによってスライドカムブロックが斜めに上下動することを除いて、第1の実施例に係わる射出成形型1と基本的に同一構造を有しているので、同一部分に同一符号を付すことによって説明を省略する。
【0032】
図に示す射出成形型10は、同様にコア型2と、キャビティ型3と、第1スライドブロック4と、第2スライドブロック5から主に構成されており、第1スライドブロック4に上下動自在に支持されたコアピン6を出没駆動するためのカム機構のうちのスライドカムブロック18を摺動可能に支持しているガイドレール5cが傾けてあり、キャビティCから遠ざかるにしたがって、つまり図中の下側ほど第1スライドブロック4から離れる側に偏向させてある。
【0033】
したがって、射出成形終了後の型開きに際して、油圧シリンダの引込み作動により第1スライドブロック4が図中右方向に移動すると、スライドカムブロック18は、図3(b)に示すようにカムブロック7のカム面7aの傾斜角度に応じた距離だけガイドレール5cに沿って下降するが、同時にガイドレール5cの傾斜角度に応じた距離だけ図中の左方向、すなわち第1スライドブロック4の反対側に移動することになる。したがって、第1スライドブロック4の移動距離にスライドカムブロック18の移動距離が加算された分だけカムブロック7およびコアピン6とスライドカムブロック18との距離が開くことから、スライドカムブロック18自体の下降距離と、スライドカムブロック18の第2カム面18bによるコアピン6の下降距離が共に増加し、第1スライドブロック4の移動距離に対するコアピン6の離脱ストロークをより大きなものとすることができ、フランジ部Fに形成する凹部Dをテーパー角度の大きいより深いものとすることが可能になる。
【0034】
実施例3
図4(a)および(b)は、本発明の第3の実施例に係わる射出成形型の構造を説明するためのものであって、この実施例に係わる射出成形型20は、コアピン6を出没駆動する機構をカム機構に代えて、4本のアームをパンタグラフ状に連結したリンク機構を採用したものであって、当該機構部分を除いて、上記実施例に係わる射出成形型1あるいは10と基本的に同一の構造を備えている。
【0035】
すなわち、図に示す射出成形型20は、同様にコア型2と、キャビティ型3と、第1スライドブロック4と、第2スライドブロック5から主に構成されており、第1スライドブロック4に上下動自在に支持されたコアピン6の下端部は、第1スライドブロック4と第2スライドブロック5の間に取付けられたパンタグラフ状のリンク機構に連結されている。
【0036】
リンク機構は、上記のように互いに回動自在に連結された4本のアーム21aないし21dから構成され、アーム21aおよび21cを回動自在に連結している軸部22aによって第2スライドブロック5に連結され、アーム21bおよび21dを回動自在に連結する軸部22bにおいて第1スライドブロック4にそれぞれ連結されている。そして、アーム21aと21bを連結している軸部22cにおいてコアピン6の下端部と連結されている。なお、軸部22cに対するアーム21bの連結孔は長孔23となっておりアーム21bの回動による寸法差が吸収されるようになっている。
【0037】
射出成形終了後の型開きに際して、油圧シリンダの引込み作動により第1スライドブロック4が図中右方向に移動すると、図4(b)に示すようにリンク機構の各アーム21aないし21dが回動し、コアピン6の下端部に連結されているアーム21aおよび21bが直線的に伸びることから、コアピン6が引き下げられる。
【0038】
この実施例に係わる射出成形型20においては、パンタグラフ状のリンク機構によってコアピン6を出没作動させているので、カム機構に較べて作動上の制約が少なく、比較的簡単な構造でありながら、第1スライドブロック4の移動距離に対するコアピン6の離脱ストロークを大きなものとすることができる。
【0039】
実施例4
図5(a)および(b)は、本発明の第4の実施例に係わる射出成形型の構造を示すものであって、この実施例に係わる射出成形型30は、コアピン6を出没駆動する機構としてラック&ピニオン機構を採用したものであって、当該部分を除いて、上記実施例に係わる射出成形型と基本的に同一の構造を備えている。
【0040】
すなわち、図に示す射出成形型30は、同様にコア型2と、キャビティ型3と、第1スライドブロック4と、第2スライドブロック5から主に構成されており、第1スライドブロック4に上下動自在に支持されたコアピン6の下端側にはラック31が形成されており、第1スライドブロック4に回転自在に軸支されたピニオン32と噛み合わせてある。
【0041】
一方、第2スライドブロック5の側には、第2のラック33が水平方向、すなわち第1スライドブロック4の移動方向に固定され、第1スライドブロック4に軸支された前記ピニオン32と噛み合うようになっている。
【0042】
このような構造を備えた射出成形型30においては、射出成形終了後の型開きに際して、油圧シリンダの引込み作動により第1スライドブロック4が図中右方向に移動すると、図5(b)に示すように、第2のラック33上を第1スライドブロック4と共に移動するピニオン32がラック33との噛み合いによって、図中に矢印で示すように時計回り方向に回転し、これによって当該ピニオン32と噛み合うラック31を備えたコアピン6が下降する。
【0043】
このとき、ラック31と第2のラック33は共通のピニオン32に噛み合っているので、第1スライドブロック4の移動距離とコアピン6の下降距離とが等しいものとなり、コアピン6は第1スライドブロック4の移動方向に対して45°をなす角度でフランジ部Fに形成された凹部Dから離脱することになる。したがって、凹部Dのテーパー角度を45°より小さい任意の角度に形成することができ、テーパー角度設定の自由度が大幅に拡がることになる。
【0044】
実施例5
図6は、本発明の第5の実施例に係わる射出成形型の構造を示すものであって、この実施例に係わる射出成形型40は、第4の実施例に係わる射出成形型30と同様に、コアピン6の駆動構造としてラック&ピニオン機構を採用したものであるが、径の異なる2個のピニオンを用いることによって、コアピン6の離脱ストロークをさらに大きくしたものである。
【0045】
すなわち、図に示す射出成形型40は、同様にコア型2と、キャビティ型3と、第1スライドブロック4と、第2スライドブロック5から主に構成されており、第1スライドブロック4にはラック31を備えたコアピン6が上下動自在に支持されており、コアピン6のラック31は、同様に第1スライドブロック4に軸支されたピニオン32と噛み合わせてある。
【0046】
一方、第2スライドブロック5の側には、第2のラック41が水平方向に固定され、この第2のラック41は、前記ピニオン32に同軸に固定されたピニオン32よりも径の小さい第2のピニオン42と噛み合うようになっている。
【0047】
このような構造を備えた射出成形型40においては、ピニオン32の径に対して第2のピニオン42の径が小さく設定してあるので、第1スライドブロック4の移動距離よりもコアピン6の下降距離を大きくすることができ、フランジ部Fに形成する凹部Dのテーパー角度を45°よりもさらに大きな角度に設定することが可能になる。
【0048】
なお、この実施例においては、第2のピニオン42をピニオン32に同軸に固定した例を示したが、第2のピニオン42の回転を他の歯車列やプーリーなどを介してピニオン32に伝達するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 本発明の第1の実施例に係わる射出成形型の構造を示す縦断面図である。
(b) 図1(a)に示した射出成形型のカム機構部分の拡大図である。
【図2】(a) 図1に示した射出成形型の型開き状態を説明する縦断面図である。
(b) 図2(a)における第1スライドブロックの移動に伴うコアピンのキャビティからの離脱軌跡を示す作動図である。
【図3】(a) 本発明の第2の実施例に係わる射出成形型の構造を示す縦断面図である。
(b) 図3(a)に示した射出成形型の型開き状態を説明する縦断面図である。
【図4】(a) 本発明の第3の実施例に係わる射出成形型の構造を示す縦断面図である。
(b) 図4(a)に示した射出成形型の型開き状態を説明する縦断面図である。
【図5】(a) 本発明の第4の実施例に係わる射出成形型の構造を示す縦断面図である。
(b) 図5(a)に示した射出成形型の型開き状態を説明する縦断面図である。
【図6】本発明の第5の実施例に係わる射出成形型の構造を示す縦断面図である。
【図7】(a) 本発明に係わる射出成形型により成形される樹脂製バンパーの形状を示す斜視図である。
(b) 図7(a)のB−B線における断面形状を示す斜視図である。
【図8】図7に示した形状のバンパーを成形するための従来の射出成形型の構造を示す縦断面図である。
【図9】(a) 図8に示した射出成形型の型開き状態を説明する縦断面図である。
(b) 図9(a)における第1スライドブロックの移動に伴うコアピンのキャビティからの離脱軌跡を示す作動図である。
【図10】図8に示した射出成形型における成形品の型抜き状況を説明する縦断面図である。
【符号の説明】
1,10,20,30,40 射出成形型
2 コア型(一方の型)
3 キャビティ型(他方の型)
4 第1スライドブロック(第1の型)
5 第2スライドブロック(第2の型)
6 コアピン
7 カムブロック
7a カム面
8,18 スライドカムブロック
8a,18a 第1のカム面
8b,18b 第2のカム面
21a,21b,21c,21d アーム
22a,22b,22c 軸部
31 ラック
32 ピニオン
33,41 第2のラック
42 第2のピニオン
C キャビティ

Claims (6)

  1. 少なくとも第1の型と、第1の型に対して相対移動する第2の型を含む複数の型からなり、
    第1の型には、成形品にテーパー状の孔または凹部を形成するコアピンが前記複数の型の間に形成されるキャビティ内に出没自在に保持されていると共に、キャビティの側を向き且つ第2の型の側に向けて傾斜するカム面を備えたカムブロックが設けてあり、
    第2の型には、前記カムブロックのカム面に当接する第1のカム面と、前記コアピンの基端側に当接すると共に、キャビティの側を向き且つ第1の型の側に向けて傾斜する第2のカム面を備えたスライドカムブロックがコアピンの出没方向に摺動可能に配設してあることを特徴とする射出成形型。
  2. スライドカムブロックの摺動方向がキャビティから遠ざかるにしたがって第1の型から離間する側に偏向させてあることを特徴とする請求項1記載の射出成形型。
  3. 少なくとも第1の型と、第1の型に対して相対移動する第2の型を含む複数の型からなり、
    第1の型には、成形品にテーパー状の孔または凹部を形成するコアピンが前記複数の型の間に形成されるキャビティ内に出没自在に保持されており、
    第1および第2の型の間には、パンタグラフ状に連結された4本のアームからなるリンク機構が配設してあり、これらアームを互いに回動可能に連結する軸部のうちの相対向する軸部が第1および第2の型にそれぞれ取付けられると共に、残りの軸部のうちのキャビティ側に位置する軸部に前記コアピンが連結されていることを特徴とする射出成形型。
  4. 少なくとも第1の型と、第1の型に対して相対移動する第2の型を含む複数の型からなり、
    第1の型には、成形品にテーパー状の孔または凹部を形成するコアピンが前記複数の型の間に形成されるキャビティ内に出没自在に保持されていると共に、コアピンの基端側に備えたラックに噛み合って回転するピニオンが設けてあり、
    第2の型には、前記ピニオンに噛み合い、第2の型の第1の型に対する離間方向の相対移動に応じて前記コアピンの没入方向にピニオンを回転させる第2のラックが設けてあることを特徴とする射出成形型。
  5. 少なくとも第1の型と、第1の型に対して相対移動する第2の型を含む複数の型からなり、
    第1の型には、成形品にテーパー状の孔または凹部を形成するコアピンが前記複数の型の間に形成されるキャビティ内に出没自在に保持されていると共に、コアピンの基端側に備えたラックに噛み合って回転する第1のピニオンと、この第1のピニオンと共に回転し、第1のピニオンより径の小さい第2のピニオンが設けてあり、
    第2の型には、第2のピニオンに噛み合い、第2の型の第1の型に対する離間方向の相対移動に応じて前記コアピンの没入方向に第2のピニオンを回転させる第2のラックが設けてあることを特徴とする射出成形型。
  6. テーパー状の孔または凹部を有するフランジ部をアンダーカット状態に成形する射出成形型であって、
    一方の型と、他方の型と、一方の型に型合わせ方向に対して直交する方向に移動可能に配設された第1の型としての第1スライドブロックと、同じく一方の型に第1スライドブロックと同一方向に移動可能に配設され、所定の移動範囲において第1スライドブロックと一体的に移動して成形品のフランジ部を一方の型から取り外す第2の型としての第2スライドブロックを備え、
    成形品の本体部を前記一方の型と他方の型との間で成形し、成形品のフランジ部を前記一方の型と第1スライドブロックとの間で成形し、フランジ部の先端面を前記第2スライドブロックによって成形することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の射出成形型。
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