JP3543779B2 - 電気貯湯容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
【0003】
本願発明は、電気ポット等として使用される電気貯湯容器に関し、さらに詳しくは給湯通路に給湯流量を測定する流量測定手段を付設した電気貯湯容器に関するものである。
【従来の技術】
【0004】
湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の湯を給湯通路を介して給湯する電動ポンプとを備えた電気貯湯容器は、従来から良く知られており、このような構造の電気貯湯容器において、給湯通路に給湯流量を測定する流量測定手段を設けることにより、給湯流量を液晶表示装置に表示したり、予め設定された給湯量を前記流量測定手段により測定して定量給湯を行うようにしたものも従来から良く知られている。
【0005】
ところで、上記した電気貯湯容器において、給湯中に一時的に給湯を中断する場合がある。例えば、給湯中においては、安全性の面から給湯スイッチを押し続けなければならないようになっているが、給湯中に給湯スイッチから手を離さなければならないような事態が生じる場合等がある。このような給湯中断が発生した場合、従来の方式では、それまでの給湯動作および給湯量表示等がリセットしてしまうこととなっていた。
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、給湯中断が一時的なものである場合、給湯動作および給湯量表示を継続して実行する方が便利な場合がある。つまり、給湯の一時的に中断であるか、給湯の終了であるかを判断して、その後の制御方式を決定してやるのが望ましい。特に、定量給湯タイプの電気貯湯容器においては、中断時毎にリセットしていたのでは、定量給湯ができなくなってしまうという不具合が発生するおそれがある。
【0007】
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、給湯中における給湯中断が発生した場合に、中断であるか給湯終了であるかを判断して、その後の制御方式を決定することにより、中断後の給湯継続を確保できるようにすることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明では、上記課題を解決するための手段として、湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の湯を給湯通路を介して給湯する電動ポンプとを備え、前記給湯通路には、給湯流量を測定する流量測定手段を設けてなる電気貯湯容器において、給湯動作中に一時的に給湯が中断された場合、該中断時間が所定時間以内であった場合には、給湯再開後に中断前と同様な制御を継続する第1の制御手段と、前記中断時間が所定時間を越えた場合には、給湯動作が一旦終了したと判断して初期モードに移行させる第2の制御手段とを付設するとともに、前記中断時間が所定時間以内の場合、その中断時間が予め決められた設定時間より短い場合には、当該設定時間が経過するまで待って給湯再開するようにし且つ前記設定時間を、前記給湯通路における流量測定手段より下流側の通路に残っている湯の大半が定常位置に戻るまでの時間としている。
【0009】
上記のように構成したことにより、給湯動作中に一時的に給湯が中断された場合において、中断時間が所定時間以内であった場合には、給湯動作を継続するものと判断し、給湯再開後に中断前と同様な制御が継続され、一方、中断時間が所定時間を越えた場合には、給湯動作が一旦終了したと判断して初期モードに移行されることとなる。従って、一時的な給湯中断後の給湯再開後にも、ユーザの意志通りに中断前と同様な給湯動作および給湯量表示が行われるとともに、中断時間が長くなった場合には、ユーザの意志が給湯終了にあると判断して初期モードに戻って給湯動作および給湯量表示が行われる。つまり、中断時間の長さに応じてユーザの意志を判断し、その後の制御が決定されることとなり、ユーザにとって極めて便利なものとなる。また、中断前と同様な制御が継続される場合であっても、中断時間が予め決められた設定時間より短い場合には、設定時間が経過するまで待って給湯が再開されることとなる。つまり、給湯中断時に流量測定手段より下流側(即ち、吐出口側)の通路に残っている湯が流量測定手段より上流側(即ち、ポンプ側)に戻ってしまってから給湯再開されることとなり、中断前と同様な制御を継続して行う際に通路内の湯量による給湯量誤差を小さくできる。しかも、設定時間を、給湯通路における流量測定手段より下流側(即ち、吐出口側)の通路に残っている湯の大半が定常位置に戻るまでの時間としているので、給湯中断時に流量測定手段より下流側(即ち、吐出口側)の通路に残っている湯の大半が定常位置に戻ってから給湯が再開されることとなり、中断前と同様な制御を継続を行う際ににおける給湯量誤差を小さくできる。
【0010】
請求項2の発明では、上記課題を解決するための手段として、湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の湯を給湯通路を介して給湯する電動ポンプとを備え、前記給湯通路には、給湯流量を測定する流量測定手段を設けてなる電気貯湯 容器において、給湯動作中に一時的に給湯が中断された場合、該中断時間が所定時間以内であった場合には、給湯再開後に中断前と同様な制御を継続する第1の制御手段と、前記中断時間が所定時間を越えた場合には、給湯動作が一旦終了したと判断して初期モードに移行させる第2の制御手段とを付設するとともに、前記中断時間が所定時間以内の場合、中断後の再給湯開始時期を、前記給湯通路における流量測定手段より下流側(即ち、吐出口側)の通路に残っている湯の逆流による前記流量測定手段からの信号出力が終了した時点以降としている。
【0011】
上記のように構成したことにより、給湯動作中に一時的に給湯が中断された場合において、中断時間が所定時間以内であった場合には、給湯動作を継続するものと判断し、給湯再開後に中断前と同様な制御が継続され、一方、中断時間が所定時間を越えた場合には、給湯動作が一旦終了したと判断して初期モードに移行されることとなる。従って、一時的な給湯中断後の給湯再開後にも、ユーザの意志通りに中断前と同様な給湯動作および給湯量表示が行われるとともに、中断時間が長くなった場合には、ユーザの意志が給湯終了にあると判断して初期モードに戻って給湯動作および給湯量表示が行われる。つまり、中断時間の長さに応じてユーザの意志を判断し、その後の制御が決定されることとなり、ユーザにとって極めて便利なものとなる。また、給湯中断時に流量測定手段より下流側(即ち、吐出口側)の通路に残っている湯が逆流する際に出力される流量測定手段からの信号がなくなった時点(換言すれば、湯が流量測定手段よりポンプ側である上流側に戻ってしまった時点)で給湯が再開されることとなり、中断前と同様な制御を継続を行う際における給湯量誤差を小さくできる。
【0012】
請求項3の発明では、上記課題を解決するための手段として、湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の湯を給湯通路を介して給湯する電動ポンプとを備え、前記給湯通路には、給湯流量を測定する流量測定手段を設けてなる電気貯湯容器において、給湯動作中に一時的に給湯が中断された場合、該中断時間が所定時間以内であった場合には、給湯再開後に中断前と同様な制御を継続する第1の制御手段と、前記中断時間が所定時間を越えた場合には、給湯動作が一旦終了したと判断して初期モードに移行させる第2の制御手段とを付設するとともに、前記中断時間に応じて、給湯再開直後の給湯量表示を補正するようにしている。
【0013】
上記のように構成したことにより、給湯動作中に一時的に給湯が中断された場合において、中断時間が所定時間以内であった場合には、給湯動作を継続するものと判断し、給湯再開後に中断前と同様な制御が継続され、一方、中断時間が所定時間を越えた場合には、給湯動作が一旦終了したと判断して初期モードに移行されることとなる。従って、一時的な給湯中断後の給湯再開後にも、ユーザの意志通りに中断前と同様な給湯動作および給湯量表示が行われるとともに、中断時間が長くなった場合には、ユーザの意志が給湯終了にあると判断して初期モードに戻って給湯動作および給湯量表示が行われる。つまり、中断時間の長さに応じてユーザの意志を判断し、その後の制御が決定されることとなり、ユーザにとって極めて便利なものとなる。また、中断時間の長さに応じて流量測定手段より下流側(即ち、吐出口側)の通路に残っている湯の逆流量が相異することとなるところから、当該逆流量の相異に見合った補正を行うことにより、給湯再開時における給湯量誤差を可及的に小さくできる。
【0014】
請求項4の発明におけるように、請求項1、2および3のいずれか一項記載の電気貯湯容器において、給湯中断中に前記給湯通路における流量測定手段より下流側(即ち、吐出口側)の通路に残っている湯の逆流による流量測定手段からの出力信号については給湯量表示に反映させないようにした場合、給湯通路における流量測定手段より下流側(即ち、吐出口側)の通路に残っている湯の逆流による流量測定手段からの出力信号が給湯量に加算反映されることがなくなり、給湯量表示をより一層正確ならしめることができる。
【発明の実施の形態】
【0015】
以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0016】
第1の実施の形態(参考例)
図1ないし図6には、本願発明の第1の実施の形態(参考例)にかかる電気貯湯容器が示されている。
【0017】
この電気貯湯容器は、図1および図2に示すように、貯湯用の内容器3を備えた容器本体1と、該容器本体1を開閉する蓋体2と、前記内容器3を加熱する加熱手段である電気ヒータ4と、前記内容器3内の湯を外部へ給湯するための給湯通路5と、該給湯通路5を介して湯を送り出す電動ポンプ6とを備えて構成されている。
【0018】
前記容器本体1は、外側面を構成する合成樹脂製の外ケース7と、内周面を構成する前記内容器3と、前記外ケース7と内容器3とを結合する合成樹脂製の環状の肩部材8と、底面を構成する合成樹脂製の底板9とからなっている。
【0019】
前記内容器3は、ステンレス製の有底円筒形状の内筒10とステンレス製の外筒11との間に真空空間を有する真空二重構造体からなっており、その底部には、外周部を除いて前記内筒10の底部のみにより構成された1枚板部3aが形成されている。該1枚板部3aの下面には、前記電気ヒータ4(例えば、雲母板に発熱体を保持させてなるマイカヒータ)が取り付けられている。前記内容器3の上端部には、前記内筒10の上端部を絞り加工してなる小径の給水口3bが形成されている。符号12は内容器3の温度(換言すれば、湯温)を検出する湯温検出手段として作用する温度センサー、13は内容器3の満水位を表示する満水位表示部である。
【0020】
前記蓋体2は、合成樹脂製の上板14と該上板14に対して外周縁が結合された合成樹脂製の下板15とからなっており、前記肩部材8の後部に設けられたヒンジ受け16に対してヒンジピン17を介して開閉自在且つ着脱自在に支持されている。
【0021】
また、この蓋体2には、電源が接続されていない状態でも給湯通路5を介しての給湯が可能なように、手動操作により駆動されるエアーポンプ18が配設されている。該エアーポンプ18は、前記蓋体2の略中央部に形成された円筒形状の凹部19内に配設されたベローズタイプのものとされており、押圧板20を介しての押圧操作により加圧空気が内容器3内に吹き込まれ、該加圧空気の圧力により内容器3内のお湯が給湯通路5を介して外部へ押し出されることとなっている。符号21は蒸気排出通路、22は蒸気排出通路21の途中に配設された転倒止水弁である。
【0022】
前記蓋体2における下板15には、金属製のカバー部材23が固定されており、該カバー部材23の外周縁には、蓋体2の閉蓋時において前記内容器3の給水口3bに圧接されるシールパッキン24が設けられている。
【0023】
前記給湯通路5の途中である前記内容器3の下方位置には、前記電動ポンプ6が配設されており、この給湯通路5において内容器3における満水位表示部13より下方となる直管部5aには、該給湯通路5を通るお湯の流量を測定するための流量測定手段として作用する流量センサー25が設けられている。
【0024】
該流量センサー25は、図3および図4に示すように、前記給湯通路5の途中の直管部5aに設けられた透明なガラス管26と、該ガラス管26内において回転自在に枢支された回転体27と、該回転体27の回転数を検出する光センサー28とからなっている。
【0025】
前記回転体27は、前記給湯通路直管部5a内において前記ガラス管26を挟むようにして上下設けられた軸受29,29に対して軸支された回転軸30にボス27aを遊嵌することにより回転自在に支持されるものであり、図5に示すように、給湯通路5を通るお湯の圧力を受ける3枚の駆動羽根31,31,31と、該駆動羽根31,31,31の上方であって前記光センサー28の発光素子28aから受光素子28bへの光の照射を遮断する一対の遮光羽根32,32とを備えて構成されている。該遮光羽根32,32は、前記ボス27aの外周に対して直角に立設された四角羽根とされている。
【0026】
前記光センサー28は、前記ガラス管26の外側であって前記回転体27におけるボス27aを避けた位置において発光素子28aから受光素子28bへ光が照射されるように構成されており、回転体27における遮光羽根32,32により発光素子28aから受光素子28bへの光の照射が遮断される回数を測定することにより回転体27の回転数が測定できるようになっている。前記発光素子28aおよび受光素子28bは、前記ガラス管26の外周に取り付けられ、着脱自在なセンサーカバー34により閉蓋された箱状のセンサーホルダ33内に保持されている。なお、本実施の形態においては、回転体27における遮光羽根32,32は、光センサー28における発光素子28aと受光素子28bとの間に常時位置せしめられることとなっている。
【0027】
図1において、符号35は後述する各種スイッチ類を備えた操作パネル部、36はスイッチ基板、37は前記電動ポンプ6を駆動させる駆動電源回路を備えた電源基板である。
【0028】
前記操作パネル部35には、図2に示すように、給湯スイッチ38、ロック解除スイッチ39、沸騰/カルキ抜き/おやすみタイマースイッチ40、保温選択スイッチ41、定量給湯/キッチンタイマースイッチ42、設定量変更スイッチ43,44、給湯表示灯45、沸騰表示灯46、保温表示灯47、液晶表示装置48が設けられている。
【0029】
前記設定量変更スイッチ43,44は、時刻合わせ時の時刻設定変更際に操作されるとともに、電動ポンプ6による給湯量を所定量に設定する定量給湯設定手段として作用するものであり、設定給湯量の設定変更を行う際にも操作される。
【0030】
通常給湯時および定量給湯時には、上記各種スイッチ類および各種表示灯は、以下のように操作され且つ表示される。
【0031】
(1) 通常給湯
ロック解除スイッチ39を押すと、給湯表示灯45が点灯し、給湯スイッチ38を押すと、通常の電動給湯が可能となるようになっている。
【0032】
(2) 定量給湯
定量給湯/キッチンタイマースイッチ42を1回押すと、設定量変更スイッチ43,44が光り、該設定量変更スイッチ43,44で給湯量が設定されると、ロック解除スイッチ39が光り、該ロック解除スイッチ39を押すと、給湯スイッチ38が光り、給湯スイッチ38を押すと、液晶表示部47における時刻/数量表示部47aに表示されている定量給湯量表示が給湯とともに自動的に減算され、0mlになると、給湯が自動停止される。この間、給湯スイッチ39は押し続けられる。このようにすると、定量給湯時におけるスイッチ操作が、定量給湯/キッチンタイマースイッチ42→設定量変更スイッチ43,44→ロック解除スイッチ39→給湯スイッチ38の順でナビゲートされた一方向となり、操作ミスを減少させることができる。
【0033】
図6は、本実施の形態にかかる電気貯湯容器における制御系の構成を示すブロック図であり、マイクロコンピュータユニット(以下、マイコンという)49には、前記各種スイッチ類38〜44、温度センサー12および流量センサー25からの信号が入力され、各種演算処理を行い、その結果が制御信号として電気ヒータ4、電動ポンプ6、液晶表示装置48およびブザー50に出力されることとなっている。
【0034】
前記マイコン49は、前述した各種制御機能に加えて、給湯動作中に一時的に給湯が中断された場合、該中断時間tが所定時間ts(例えば、5秒)以内であった場合には、給湯再開後に中断前と同様な制御を継続する第1の制御手段としての機能と、前記中断時間tが所定時間tsを越えた場合には、給湯動作が一旦終了したと判断して初期モードに移行させる第2の制御手段としての機能とを有している。ところで、マイコン49には、給湯中断中に流量センサー25より下流側(即ち、吐出口側)の通路に残っている湯の逆流による流量センサー25からの出力信号は入力されないようになっている。このようにする、給湯通路5における流量センサー25より下流側(即ち、吐出口側)の通路に残っている湯の逆流による流量センサー25からの出力信号が給湯量に加算反映されることがなくなり、給湯量表示をより一層正確ならしめることができる。
【0035】
ついで、図7および図8に示すフローチャートを参照して、上記構成の電気貯湯容器における給湯中断時の制御について説明する。
【0036】
(I) 定量給湯時(図7のフローチャート参照)
ステップS1において定量給湯/キッチンタイマースイッチ42がON操作され、設定量変更スイッチ43,44によって設定された設定給湯量Aがマイコン49に読み込まれて、液晶表示装置48に設定給湯量が表示され、ステップS2において給湯スイッチ38がON操作されると、ステップS3において電動ポンプ6の駆動が開始されて定量給湯動作が開始される。
【0037】
すると、給湯通路5を介しての定量給湯が開始されることとなり、給湯通路5内をお湯が流出されるため、流量センサー25の回転体27に設けられた遮光羽根32,32による光センサー28の遮光回数から回転体27の回転数が測定される。該回転数は、マイコン49内において給湯通路5を流れるお湯の流量に換算される。この定量給湯の過程では、液晶表示装置48に表示されている設定給湯量から給湯分だけ減算される。
【0038】
上記した定量給湯中において、何かの事情により給湯スイッチ38から指が離れて給湯が中断することがある。この給湯中断時の制御について以下に説明する。
【0039】
ステップS4において給湯スイッチ38がOFF操作された(換言すると、給湯が中断された)と判定されると、ステップS5において液晶表示装置48の給湯量表示が点滅されるとともに、ステップS6においてマイコン49に内蔵されているタイマがスタートされる。
【0040】
そして、ステップS7において給湯中断後所定時間ts(例えば、5秒)が経過したか否かの判定がなされ、ここで肯定判定された場合には、ステップS8に進み、ブザー50により給湯終了報知がなされ、ステップS9において給湯量が点灯表示され、ステップS10において設定給湯量が変更され、ステップS11において給湯スイッチ38がON操作されると、ステップS12において定量給湯動作が再開される。つまり、中断時間tが所定時間tsを超えた場合には、一旦給湯が終了したと判断して初期モードに戻ることとなるのである。
【0041】
一方、ステップS7において否定判定されている間にステップS13において給湯スイッチ38がON操作されると、ステップS14において給湯量が継続表示され、ステップS15において残りの設定給湯量が給湯される。つまり、中断時間tが所定時間ts(例えば、5秒)以内であった場合には、給湯再開後に中断前と同様な制御が継続されることとなるのである。
【0042】
(II) 通常給湯時(図8のフローチャート参照)
ステップS1において給湯スイッチ38がON操作されると、ステップS2において電動ポンプ6の駆動が開始されて通常給湯動作が開始される。
【0043】
すると、給湯通路5を介しての通常給湯が開始されることとなり、給湯通路5内をお湯が流出されるため、流量センサー25の回転体27に設けられた遮光羽根32,32による光センサー28の遮光回数から回転体27の回転数が測定される。該回転数は、給湯通路5を流れるお湯の流量に換算され、マイコン49に入力される。この通常給湯の過程では、液晶表示装置48に給湯量が表示される。
【0044】
上記した通常給湯中において、何かの事情により給湯スイッチ38から指が離れて給湯が中断することがある。この給湯中断時の制御について以下に説明する。
【0045】
ステップS3において給湯スイッチ38がOFF操作された(換言すると、給湯が中断された)と判定されると、ステップS4において液晶表示装置48の給湯量表示が点滅されるとともに、ステップS5においてマイコン49に内蔵されているタイマがスタートされる。
【0046】
そして、ステップS6において給湯中断後所定時間ts(例えば、5秒)が経過したか否かの判定がなされ、ここで肯定判定された場合には、ステップS7に進み、ブザー50により給湯終了報知がなされ、ステップS8において給湯量が点灯表示され、ステップS9において給湯スイッチ38がON操作されると、ステップS10において給湯量表示を初期状態(即ち、0)に戻し、通常給湯動作が再開される。つまり、中断時間tが所定時間tsを超えた場合には、一旦給湯が終了したと判断して初期モードに戻ることとなるのである。
【0047】
一方、ステップS6において否定判定されている間にステップS12において給湯スイッチ38がON操作されると、ステップS13において給湯量が継続表示され、その後ステップS11に進んで、通常給湯動作が再開される。つまり、中断時間tが所定時間ts(例えば、5秒)以内であった場合には、給湯再開後に中断前と同様な制御が継続されることとなるのである。
【0048】
上記したように、本実施の形態(本参考例)においては、給湯動作中に一時的に給湯が中断された場合において、中断時間tが所定時間ts(例えば、5秒)以内であった場合には、給湯動作を継続するものと判断し、給湯再開後に中断前と同様な制御が継続され、一方、中断時間tが所定時間ts(例えば、5秒)を超えた場合には、給湯動作が一旦終了したと判断して初期モードに移行されることとなる。従って、一時的な給湯中断後の給湯再開後にも、ユーザの意志通りに中断前と同様な給湯動作および給湯量表示が行われるとともに、中断時間tが長くなった場合には、ユーザの意志が給湯終了にあると判断して初期モードに戻って給湯動作および給湯量表示が行われる。つまり、中断時間tの長さに応じてユーザの意志を判断し、その後の制御が決定されることとなり、ユーザにとって極めて便利なものとなる。
【0049】
第2の実施の形態(実施例1)
図9および図10には、本願発明の第2の実施の形態(実施例1)にかかる電気貯湯容器における給湯中断時の制御の内容を示すフローチャートが示されている。
【0050】
この場合、中断時間tが所定時間ts(例えば、5秒)以内の場合には、中断時間tに応じて、給湯再開直後の給湯量表示を補正するようにしている。
【0051】
ついで、図9および図10に示すフローチャートを参照して、上記構成の電気貯湯容器における給湯中断時の制御について説明する。
【0052】
(I) 定量給湯時(図9のフローチャート参照)
ステップS1において定量給湯/キッチンタイマースイッチ42がON操作され、設定量変更スイッチ43,44によって設定された設定給湯量Aがマイコン49に読み込まれて、液晶表示装置48に設定給湯量が表示され、ステップS2において給湯スイッチ38がON操作されると、ステップS3において電動ポンプ6の駆動が開始されて定量給湯動作が開始される。
【0053】
すると、給湯通路5を介しての定量給湯が開始されることとなり、給湯通路5内をお湯が流出されるため、流量センサー25の回転体27に設けられた遮光羽根32,32による光センサー28の遮光回数から回転体27の回転数が測定される。該回転数は、給湯通路5を流れるお湯の流量に換算され、マイコン49に入力される。この定量給湯の過程では、液晶表示装置48に表示されている設定給湯量から給湯分だけ減算される。
【0054】
上記した定量給湯中において、何かの事情により給湯スイッチ38から指が離れて給湯が中断することがある。この給湯中断時の制御について以下に説明する。
【0055】
ステップS4において給湯スイッチ38がOFF操作された(換言すると、給湯が中断された)と判定されると、ステップS5において液晶表示装置48の給湯量表示が点滅されるとともに、ステップS6においてマイコン49に内蔵されているタイマがスタートされる。
【0056】
そして、ステップS7において給湯中断時間tが所定時間ts(例えば、5秒)より短い第1設定時間ts1(例えば、0.2秒)以内であるか否かの判定がなされ、ここで、肯定判定されると、ステップS8に進み、図11に基づいて補正値A1(即ち、39信号=30ml分)が決定され、ステップS9において給湯スイッチ38のOFF作動時の信号カウント数Aから前記補正値A1を差し引いて給湯量A0とする。
【0057】
ステップS7において否定判定された場合には、ステップS10に進み、給湯中断時間tが所定時間ts(例えば、5秒)より短い第2設定時間ts2(例えば、0.5秒)以内であるか否かの判定がなされ、ここで、肯定判定されると、ステップS11に進み、図11に基づいて補正値A2(即ち、52信号=40ml分)が決定され、ステップS12において給湯スイッチ38のOFF作動時の信号カウント数Aから前記補正値A2を差し引いて給湯量A0とする。
【0058】
ステップS10において否定判定された場合には、ステップS13に進み、給湯中断時間tが所定時間ts(例えば、5秒)より短い第3設定時間ts3(例えば、0.8秒)以内であるか否かの判定がなされ、ここで、肯定判定されると、ステップS14に進み、図11に基づいて補正値A3(即ち、63信号=50ml分)が決定され、ステップS15において給湯スイッチ38のOFF作動時の信号カウント数Aから前記補正値A3を差し引いて給湯量A0とする。
【0059】
そして、ステップS16において給湯スイッチ38がON操作されると、ステップS17において給湯量A0が継続表示され、ステップS18において残りの設定給湯量が給湯される。つまり、中断時間tが所定時間ts(例えば、5秒)以内の場合には、給湯再開後に中断前と同様な制御が継続されるが、この際、中断時間tに応じて流量センサー25より下流側(即ち、吐出口側)の通路に残っている湯の逆流量が相異することとなるところから、当該逆流量の相異に見合った補正を行うことにより、給湯再開時における給湯量誤差を可及的に小さくできるのである。
【0060】
一方、ステップS13において否定判定された場合には、ステップS19に進み、中断時間tが所定時間ts(例えば、5秒)を超えているか否かの判定がなされ、ここで否定判定された場合には、ステップS20において給湯スイッチ38のOFF作動時の信号カウント数Aをマイコン49に格納しておき、ステップS21において給湯スイッチ38がON操作されたと判定され、ステップS22において1.25秒が経過したと判定され、ステップS23において給湯スイッチ38がOFF操作されなかったと判定されると、ステップS24において前記信号カウント数Aが最初の信号数に加算され、ステップS1へリターンする。なお、ステップS21,22において否定判定され、ステップS23において肯定判定された場合には、ステップS7に戻り、以後の制御が続行される。
【0061】
ステップS19において肯定判定された場合には、ステップS25に進み、ブザー50により給湯終了報知がなされ、ステップS26において給湯量が点灯表示され、ステップS27において給湯スイッチ38がON操作されたと判定されると、ステップS28において給湯量表示が初期状態とされ(即ち、0に戻され)、その後ステップS1へリターンする。つまり、中断時間tが所定時間tsを超えた場合には、一旦給湯が終了したと判断して初期モードに戻ることとなるのである。
【0062】
(II) 通常給湯時(図10のフローチャート参照)
ステップS1において給湯スイッチ38がON操作されると、ステップS2において電動ポンプ6の駆動が開始されて通常給湯動作が開始される。
【0063】
すると、給湯通路5を介しての通常給湯が開始されることとなり、給湯通路5内をお湯が流出されるため、流量センサー25の回転体27に設けられた遮光羽根32,32による光センサー28の遮光回数から回転体27の回転数が測定される。該回転数は、給湯通路5を流れるお湯の流量に換算され、マイコン49に入力される。この通常給湯の過程では、液晶表示装置48に給湯量が表示される。
【0064】
上記した通常給湯中において、何かの事情により給湯スイッチ38から指が離れて給湯が中断することがある。この給湯中断時の制御について以下に説明する。
【0065】
ステップS3において給湯スイッチ38がOFF操作された(換言すると、給湯が中断された)と判定されると、ステップS4において液晶表示装置48の給湯量表示が点滅されるとともに、ステップS5においてマイコン49に内蔵されているタイマがスタートされる。
【0066】
そして、ステップS6において給湯中断時間tが所定時間ts(例えば、5秒)より短い第1設定時間ts1(例えば、0.2秒)以内であるか否かの判定がなされ、ここで、肯定判定されると、ステップS7に進み、図11に基づいて補正値A1(即ち、39信号=30ml分)が決定され、ステップS8において給湯スイッチ38のOFF作動時の信号カウント数Aから前記補正値A1を差し引いて給湯量A0とする。
【0067】
ステップS6において否定判定された場合には、ステップS9に進み、給湯中断時間tが所定時間ts(例えば、5秒)より短い第2設定時間ts2(例えば、0.5秒)以内であるか否かの判定がなされ、ここで、肯定判定されると、ステップS10に進み、図11に基づいて補正値A2(即ち、52信号=40ml分)が決定され、ステップS11において給湯スイッチ38のOFF作動時の信号カウント数Aから前記補正値A2を差し引いて給湯量A0とする。
【0068】
ステップS9において否定判定された場合には、ステップS12に進み、給湯中断時間tが所定時間ts(例えば、5秒)より短い第3設定時間ts3(例えば、0.8秒)以内であるか否かの判定がなされ、ここで、肯定判定されると、ステップS13に進み、図11に基づいて補正値A3(即ち、63信号=50ml分)が決定され、ステップS14において給湯スイッチ38のOFF作動時の信号カウント数Aから前記補正値A3を差し引いて給湯量A0とする。
【0069】
そして、ステップS15において給湯スイッチ38がON操作されると、ステップS16において給湯量A0が継続表示され、ステップS17において通常給湯動作が再開される。つまり、中断時間tが所定時間ts(例えば、5秒)以内の場合には、給湯再開後に中断前と同様な制御が継続されるが、この際、中断時間tに応じて流量センサー25より下流側(即ち、吐出口側)の通路に残っている湯の逆流量が相異することとなるところから、当該逆流量の相異に見合った補正を行うことにより、給湯再開時における給湯量誤差を可及的に小さくできるのである。
【0070】
一方、ステップS12において否定判定された場合には、ステップS18に進み、中断時間tが所定時間ts(例えば、5秒)を超えているか否かの判定がなされ、ここで否定判定された場合には、ステップS19において給湯スイッチ38のOFF作動時の信号カウント数Aをマイコン49に格納しておき、ステップS20において給湯スイッチ38がON操作されたと判定され、ステップS21において1.25秒が経過したと判定され、ステップS22において給湯スイッチ38がOFF操作されなかったと判定されると、ステップS23において前記信号カウント数Aが最初の信号数に加算され、ステップS1へリターンする。なお、ステップS20,21において否定判定され、ステップS22において肯定判定された場合には、ステップS6に戻り、以後の制御が続行される。
【0071】
ステップS18において肯定判定された場合には、ステップS24に進み、ブザー50により給湯終了報知がなされ、ステップS25において給湯量が点灯表示され、ステップS26において給湯スイッチ38がON操作されたと判定されると、ステップS27において給湯量表示が初期状態とされ(即ち、0に戻され)、その後ステップS1へリターンする。つまり、中断時間tが所定時間tsを超えた場合には、一旦給湯が終了したと判断して初期モードに戻ることとなるのである。
【0072】
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態(参考例)におけると同様なので説明を省略する。
【0073】
第3の実施の形態(実施例2)
図12には、本願発明の第3の実施の形態(実施例2)にかかる電気貯湯容器における給湯中断時の制御の内容を示すフローチャートが示されている。
【0074】
この場合、中断時間tが所定時間ts以内であって予め設定された設定時間tsa(例えば、0.5秒)より短い時間のときには、当該設定時間tsaの経過を待って給湯再開するようにしている。この場合、定量給湯と通常給湯とにおける制御に違いはない。
【0075】
ついで、図12に示すフローチャートを参照して、上記構成の電気貯湯容器における給湯中断時の制御について説明する。
【0076】
ステップS1において給湯スイッチ38がON操作されたと判定されると、ステップS2において電動ポンプ6が駆動開始され、ステップS3において給湯量が積算表示される。
【0077】
上記した給湯中において、何かの事情により給湯スイッチ38から指が離れて給湯が中断することがある。この給湯中断時の制御について以下に説明する。
【0078】
ステップS4において給湯スイッチ38がOFF操作された(換言すると、給湯が中断された)と判定されると、ステップS5において電動ポンプ6の駆動が停止され、ステップS6において液晶表示装置48の給湯量表示が点滅され、ステップS7においてマイコン49に内蔵されたタイマーがスタートされる。
【0079】
そして、ステップS8において給湯中断から予め設定された設定時間tsa(例えば、0.5秒)が経過したと判定されるまでは電動ポンプ6の駆動停止は継続されるが、ステップS8において設定時間tsaが経過したと判定され、ステップS9において給湯スイッチ38がON操作された場合には、ステップS2に戻り電動ポンプ6が駆動再開される。
【0080】
ステップS9において給湯スイッチ38がON操作されなかったと判定された場合には、ステップS10において所定時間ts(例えば、5秒)が経過したと判定されるまでは電動ポンプ6の駆動停止は継続されるが、ステップS10において前記所定時間tsが経過したと判定されると、ステップS11において給湯量の積算が停止され、ステップS12において給湯量が点灯表示される。
【0081】
そして、ステップS13において給湯スイッチ38がON操作されたと判定されると、ステップS14において給湯量表示を初期状態とされ(即ち、0に戻され)、その後ステップS2へリターンする。つまり、中断時間tが所定時間tsを超えた場合には、一旦給湯が終了したと判断して初期モードに戻ることとなるのである。ステップS13において給湯スイッチ38がON操作されなかったと判定された場合には、ステップS15において20秒経過したと判定されるまで待って、ステップS16において給湯スイッチ38がロック状態とされる。
【0082】
上記したように、本実施の形態においては、中断時間tが所定時間ts(例えば、5秒)以内の場合であって、その中断時間tが予め決められた設定時間tsa(例えば、0.5秒)より短い場合には、当該設定時間tsaが経過するまで待って(換言すれば、給湯中断時に流量センサー25より吐出口側である下流側の通路に残っている湯の大半が定常位置に戻ってから)給湯再開するようにしている。このようにする、給湯中断時に流量センサー25より下流側(即ち、吐出口側)の通路に残っている湯が流量センサー25より上流側(即ち、ポンプ側)に戻ってしまってから給湯再開されることとなり、中断前と同様な制御を継続して行う際における給湯量誤差を小さくできる。
【0083】
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態(参考例)におけると同様なので説明を省略する。
【0084】
第4の実施の形態(実施例3)
図13には、本願発明の第4の実施の形態(実施例3)にかかる電気貯湯容器における給湯中断時の制御の内容を示すフローチャートが示されている。
【0085】
この場合、中断時間tが所定時間ts以内であって流量センサー25より下流側(即ち、吐出口側)の通路に残っている湯の逆流による前記流量センサー25からの信号出力が終了するまで待って(換言すれば、湯が流量測定手段よりポンプ側である上流側に戻ってしまうまで待って)給湯再開するようにしている。この場合も、定量給湯と通常給湯とにおける制御に違いはない。
【0086】
ついで、図13に示すフローチャートを参照して、上記構成の電気貯湯容器における給湯中断時の制御について説明する。
【0087】
ステップS1において給湯スイッチ38がON操作されたと判定されると、ステップS2において電動ポンプ6が駆動開始され、ステップS3において給湯量が積算表示される。
【0088】
上記した給湯中において、何かの事情により給湯スイッチ38から指が離れて給湯が中断することがある。この給湯中断時の制御について以下に説明する。
【0089】
ステップS4において給湯スイッチ38がOFF操作された(換言すると、給湯が中断された)と判定されると、ステップS5において電動ポンプ6の駆動が停止され、ステップS6において液晶表示装置48の給湯量表示が点滅され、ステップS7において流量センサー25からの信号出力が停止すまでは電動ポンプ6の駆動停止は継続されるが、ステップS7において流量センサー25からの信号出力が停止した(換言すれば、流量センサー25の吐出口側である下流側に残った湯の逆流が完了した)と判定され、ステップS8において給湯スイッチ38がON操作された場合には、ステップS2に戻り電動ポンプ6が駆動再開される。
【0090】
ステップS8において給湯スイッチ38がON操作されなかったと判定された場合には、ステップS9において所定時間ts(例えば、5秒)が経過したと判定されるまでは電動ポンプ6の駆動停止は継続されるが、ステップS9において前記所定時間tsが経過したと判定されると、ステップS10において給湯量の積算が停止され、ステップS11において給湯量が点灯表示される。
【0091】
そして、ステップS12において給湯スイッチ38がON操作されたと判定されると、ステップS13において給湯量表示を初期状態とされ(即ち、0に戻され)、その後ステップS2へリターンする。つまり、中断時間tが所定時間tsを超えた場合には、一旦給湯が終了したと判断して初期モードに戻ることとなるのである。ステップS12において給湯スイッチ38がON操作されなかったと判定された場合には、ステップS14において20秒経過したと判定されるまで待って、ステップS15において給湯スイッチ38がロック状態とされる。
【0092】
上記したように、本実施の形態においては、中断時間tが所定時間ts(例えば、5秒)以内の場合であって、流量センサー25より下流側(即ち、吐出口側)の通路に残っている湯の逆流による前記流量センサー25からの信号出力が終了するのを待って(換言すれば、給湯中断時に流量センサー25より吐出口側である下流側の通路に残っている湯の大半が定常位置に戻ってから)給湯再開するようにしている。このようにする、給湯中断時に流量センサー25より下流側(即ち、吐出口側)の通路に残っている湯が流量センサー25より上流側(即ち、ポンプ側)に戻ってしまってから給湯再開されることとなり、中断前と同様な制御を継続して行う際における給湯量誤差を小さくできる。
【0093】
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態(参考例)におけると同様なので説明を省略する。
【0094】
ところで、上記各実施の形態においては、流量測定手段として、ひかりセンサー式の流量センサーを採用しているが、プロペラ式、電動ポンプ連動式、磁気センサー式等のものを採用することもできる。
【発明の効果】
【0095】
請求項1の発明によれば、湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の湯を給湯通路を介して給湯する電動ポンプとを備え、前記給湯通路には、給湯流量を測定する流量測定手段を設けてなる電気貯湯容器において、給湯動作中に一時的に給湯が中断された場合、該中断時間が所定時間以内であった場合には、給湯再開後に中断前と同様な制御を継続する第1の制御手段と、前記中断時間が所定時間を越えた場合には、給湯動作が一旦終了したと判断して初期モードに移行させる第2の制御手段とを付設して、給湯動作中に一時的に給湯が中断された場合において、中断時間が所定時間以内であった場合には、給湯動作を継続するものと判断し、給湯再開後に中断前と同様な制御が継続され、一方、中断時間が所定時間を越えた場合には、給湯動作が一旦終了したと判断して初期モードに移行されるようにしたので、一時的な給湯中断後の給湯再開後にも、ユーザの意志通りに中断前と同様な給湯動作および給湯量表示が行われるとともに、中断時間が長くなった場合には、ユーザの意志が給湯終了にあると判断して初期モードに戻って給湯動作および給湯量表示が行われることとなり、中断時間の長さに応じてユーザの意志を判断し、その後の制御が決定されることとなって、ユーザにとって極めて便利なものとなるという効果がある。
【0096】
また、前記中断時間が所定時間以内の場合であって、その中断時間が予め決められた設定時間より短い場合には、当該設定時間が経過するまで待って給湯再開するようにしているので、給湯中断時に流量測定手段より下流側(即ち、吐出口側)の通路に残っている湯が流量測定手段より上流側(即ち、ポンプ側)に戻ってしまってから給湯再開されることとなり、中断前と同様な制御を継続して行う際に通路内の湯量による給湯量誤差を小さくできるという効果もある。
【0097】
さらに、前記設定時間を、前記給湯通路における流量測定手段より下流側の通路に残っている湯の大半が定常位置に戻るまでの時間としているので、給湯中断時に流量測定手段より下流側(即ち、吐出口側)の通路に残っている湯の大半が定常位置に戻ってから給湯が再開されることとなり、中断前と同様な制御を継続を行う際ににおける給湯量誤差をより小さくできるという効果もある。
【0098】
請求項2の発明によれば、湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の湯を給湯通路を介して給湯する電動ポンプとを備え、前記給湯通路には、給湯流量を測定する流量測定手段を設けてなる電気貯湯容器において、給湯動作中に一時的に給湯が中断された場合、該中断時間が所定時間以内であった場合には、給湯再開後に中断前と同様な制御を継続する第1の制御手段と、前記中断時間が所定時間を越えた場合には、給湯動作が一旦終了したと判断して初期モードに移行させる第2の制御手段とを付設して、給湯動作中に一時的に給湯が中断された場合において、中断時間が所定時間以内であった場合には、給湯動作を継続するものと判断し、給湯再開後に中断前と同様な制御が継続され、一方、中断時間が所定時間を越えた場合には、給湯動作が一旦終了したと判断して初期モードに移行されるようにしたので、一時的な給湯中断後の給湯再開後にも、ユーザの意志通りに中断前と同様な給湯動作および給湯量表示が行われるとともに、中断時間が長くなった場合には、ユーザの意志が給湯終了にあると判断して初期モードに戻って給湯動作および給湯量表示が行われることとなり、中断時間の長さに応じてユーザの意志を判断し、その後の制御が決定されることとなって、ユーザにとって極めて便利なものとなるという効果がある。
【0099】
また、前記中断時間が所定時間以内の場合、中断後の再給湯開始時期を、前記給湯通路における流量測定手段より下流側の通路に残っている湯の逆流による前記流量測定手段からの信号出力が終了した時点以降としているので、給湯中断時に流量測定手段より下流側(即ち、吐出口側)の通路に残っている湯が逆流する際に出力される流量測定手段からの信号がなくなった時点(換言すれば、湯が流量測定手段よりポンプである上流側に戻ってしまった時点)で給湯が再開されることとなり、中断前と同様な制御を継続を行う際における給湯量誤差を小さくできるという効果もある。
【0100】
請求項3の発明によれば、湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の湯を給湯通路を介して給湯する電動ポンプとを備え、前記給湯通路には、給湯流量を測定する流量測定手段を設けてなる電気貯湯容器において、給湯動作中に一時的に給湯が中断された場合、該中断時間が所定時間以内であった場合には、給湯再開後に中断前と同様な制御を継続する第1の制御手段と、前記中断時間が所定時間を越えた場合には、給湯動作が一旦終了したと判断して初期モードに移行させる第2の制御手段とを付設して、給湯動作中に一時的に給湯が中断された場合において、中断時間が所定時間以内であった場合には、給湯動作を継続するものと判断し、給湯再開後に中断前と同様な制御が継続され、一方、中断時間が所定時間を越えた場合には、給湯動作が一旦終了したと判断して初期モードに移行されるようにしたので、一時的な給湯中断後の給湯再開後にも、ユーザの意志通りに中断前と同様な給湯動作および給湯量表示が行われるとともに、中断時間が長くなった場合には、ユーザの意志が給湯終了にあると判断して初期モードに戻って給湯動作および給湯量表示が行われることとなり、中断時間の長さに応じてユーザの意志を判断し、その後の制御が決定されることとなって、ユーザにとって極めて便利なものとなるという効果がある。
【0101】
また、前記中断時間に応じて、給湯再開直後の給湯量表示を補正するようにしているので、中断時間の長さに応じて流量測定手段より下流側の通路に残っている湯の逆流量が相異することとなるところから、当該逆流量の相異に見合った補正を行うことにより、給湯再開時における給湯量誤差を可及的に小さくできるという効果もある。
【0102】
請求項4の発明におけるように、請求項1、2および3のいずれか一項記載の電気貯湯容器において、給湯中断中に前記給湯通路における流量測定手段より下流側の通路に残っている湯の逆流による流量測定手段からの出力信号については給湯量表示に反映させないようにした場合、給湯通路における流量測定手段より下流側(即ち、吐出口側)の通路に残っている湯の逆流による流量測定手段からの出力信号が給湯量に加算反映されることがなくなり、給湯量表示をより一層正確ならしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【0103】
【図1】本願発明の第1の実施の形態(参考例)にかかる電気貯湯容器の縦断面図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態(参考例)にかかる電気貯湯容器における操作パネル部の平面図である。
【図3】本願発明の第1の実施の形態(参考例)にかかる電気貯湯容器における流量センサーの拡大縦断側面図である。
【図4】本願発明の第1の実施の形態(参考例)にかかる電気貯湯容器における流量センサーの拡大横断平面図である。
【図5】本願発明の第1の実施の形態(参考例)にかかる電気貯湯容器における流量センサーの構成部品である回転体を示し、(イ)は側面図、(ロ)は平面図である。
【図6】本願発明の第1の実施の形態(参考例)にかかる電気貯湯容器における制御系のブロック図である。
【図7】本願発明の第1の実施の形態(参考例)にかかる電気貯湯容器における定量給湯中断時の制御の内容を示すフローチャートである。
【図8】本願発明の第1の実施の形態(参考例)にかかる電気貯湯容器における通常給湯中断時の制御の内容を示すフローチャートである。
【図9】本願発明の第2の実施の形態(実施例1)にかかる電気貯湯容器における定量給湯中断時の制御の内容を示すフローチャートである。
【図10】本願発明の第2の実施の形態(実施例1)にかかる電気貯湯容器における通常給湯中断時の制御の内容を示すフローチャートである。
【図11】本願発明の第2の実施の形態(実施例1)にかかる電気貯湯容器における給湯中断時の制御において使用される補正値決定用の図表である。
【図12】本願発明の第3の実施の形態(実施例2)にかかる電気貯湯容器における給湯中断時の制御の内容を示すフローチャートである。
【図13】本願発明の第4の実施の形態(実施例3)にかかる電気貯湯容器における給湯中断時の制御の内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0104】
1は容器本体、2は蓋体、3は内容器、4は加熱手段(電気ヒータ)、5は給湯通路、6は電動ポンプ、25は流量測定手段(流量センサー)、38は給湯スイッチ、43,44は定量給湯設定手段(設定量変更スイッチ)、48は液晶表示装置、49はマイコン。
Claims (4)
- 湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の湯を給湯通路を介して給湯する電動ポンプとを備え、前記給湯通路には、給湯流量を測定する流量測定手段を設けてなる電気貯湯容器であって、給湯動作中に一時的に給湯が中断された場合、該中断時間が所定時間以内であった場合には、給湯再開後に中断前と同様な制御を継続する第1の制御手段と、前記中断時間が所定時間を越えた場合には、給湯動作が一旦終了したと判断して初期モードに移行させる第2の制御手段とを付設するとともに、前記中断時間が所定時間以内の場合、その中断時間が予め決められた設定時間より短い場合には、当該設定時間が経過するまで待って給湯再開するようにし且つ前記設定時間を、前記給湯通路における流量測定手段より下流側の通路に残っている湯の大半が定常位置に戻るまでの時間としたことを特徴とする電気貯湯容器。
- 湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の湯を給湯通路を介して給湯する電動ポンプとを備え、前記給湯通路には、給湯流量を測定する流量測定手段を設けてなる電気貯湯容器であって、給湯動作中に一時的に給湯が中断された場合、該中断時間が所定時間以内であった場合には、給湯再開後に中断前と同様な制御を継続する第1の制御手段と、前記中断時間が所定時間を越えた場合には、給湯動作が一旦終了したと判断して初期モードに移行させる第2の制御手段とを付設するとともに、前記中断時間が所定時間以内の場合、中断後の再給湯開始時期を、前記給湯通路における流量測定手段より下流側の通路に残っている湯の逆流による前記流量測定手段からの信号出力が終了した時点以降としたことを特徴とする電気貯湯容器。
- 湯沸かし用の内容器と、該内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内の湯を給湯通路を介して給湯する電動ポンプとを備え、前記給湯通路には、給湯流量を測定する流量測定手段を設けてなる電気貯湯容器であって、給湯動作中に一時的に給湯が中断された場合、該中断時間が所定時間以内であった場合には、給湯再開後に中断前と同様な制御を継続する第1の制御手段と、前記中断時間が所定時間を越えた場合には、給湯動作が一旦終了したと判断して初期モードに移行させる第2の制御手段とを付設するとともに、前記中断時間に応じて、給湯再開直後の給湯量表示を補正するようにしたことを特徴とする電気貯湯容器。
- 給湯中断中に前記給湯通路における流量測定手段より下流側の通路に残っている湯の逆流による流量測定手段からの出力信号については給湯量表示に反映させないようにしたことを特徴とする前記請求項1、2および3のいずれか一項記載の電気貯湯容器。
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