JP2008113878A - 液体容器 - Google Patents

液体容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2008113878A
JP2008113878A JP2006300481A JP2006300481A JP2008113878A JP 2008113878 A JP2008113878 A JP 2008113878A JP 2006300481 A JP2006300481 A JP 2006300481A JP 2006300481 A JP2006300481 A JP 2006300481A JP 2008113878 A JP2008113878 A JP 2008113878A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
supply
liquid
amount
tank
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006300481A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4814057B2 (ja
Inventor
Jun Misaki
純 三崎
Makoto Chokai
誠 鳥海
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zojirushi Corp filed Critical Zojirushi Corp
Priority to JP2006300481A priority Critical patent/JP4814057B2/ja
Publication of JP2008113878A publication Critical patent/JP2008113878A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4814057B2 publication Critical patent/JP4814057B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】正確に指定量の液体を供給できる液体容器を提供し、常に安定した味の飲料を抽出できるようにする。
【解決手段】液体を貯留するタンク30と、タンク30内の液体を供給する供給手段(スクリューポンプ33)と、供給手段を動作させて所定量の液体を供給させる供給指示手段(スイッチ73)と、タンク30内の液体残量を検出する残量検出手段(圧力センサ40)と、残量検出手段の検出値に基づいて液体の供給量を判断しながら供給手段を制御する制御手段(マイコン85)と、供給手段による供給前の残量検出手段の検出値に基づいて制御手段による予め設定した供給量判断値を補正する補正手段(マイコン85)と、を備えた構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体容器に関し、特に、飲料抽出装置や電気ポットなど、タンク内の液体を加熱して、所定量の液体を吐出するためのものである。
本発明の液体容器の1つであるコーヒメーカーなどの飲料抽出装置は、タンクに貯留した水を加熱手段によって加熱し、供給手段によって飲料抽出原料であるコーヒー粉を収容したフィルタカップにお湯を供給することにより、コーヒー粉からコーヒー液を抽出し、該コーヒー液を飲料容器に流出させるものである。
この飲料抽出装置に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
特開2003−153808号公報 特開2004−215763号公報
この特許文献1の飲料供給装置は、給水タンクと湯沸しタンクとを備え、給水タンク内に所定量の水を補充することにより、湯沸しタンクで加熱された所定温度のお湯を、補充分量分のみフィルタカップに供給し、飲料を抽出する。しかし、この飲料抽出装置では、1回飲料を抽出すると、補充した液体が加熱するまで次の飲料を抽出することができないという問題がある。
これに対して、特許文献2の飲料抽出装置では、1回で抽出可能な飲料の最大量を超える容量のタンクを備え、このタンク内の水を加熱および保温しておき、抽出量を指定して動作を実行させることにより、ポンプでお湯をフィルタカップに供給し、指定量の飲料を抽出する。そのため、タンク内の残水量の有無により連続して飲料を抽出することができる。
しかしながら、この特許文献2の飲料抽出装置では、ポンプの動作時間により抽出量を調整しているため、実際の供給量に誤差が生じる。その結果、飲料の注出量は勿論、その味の濃さにもバラツキが生じる可能性がある。
本発明は、従来の問題に鑑みてなされたもので、正確に指定量の液体を供給できる液体容器を提供することを第1の課題とするものである。そして、この液体容器を飲料抽出装置に搭載し、常に安定した味の飲料を抽出できるようにすることを第2の課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の液体容器は、液体を貯留するタンクと、前記タンク内の液体を供給する供給手段と、前記供給手段を動作させて所定量の液体を供給させる供給指示手段と、前記タンク内の液体残量を検出する残量検出手段と、前記残量検出手段の検出値に基づいて液体の供給量を判断しながら前記供給手段を制御する制御手段と、前記供給手段による供給前の前記残量検出手段の検出値に基づいて前記制御手段による予め設定した供給量判断値を補正する補正手段と、を備えた構成としている。
この液体容器は、残量検出手段の検出値から供給量を判断しながら、タンク内の液体を供給する。しかも、予め設定した供給量判断値は、経年的に検出誤差が生じるが、その供給量判断値を補正手段により補正するため、安定した正確な供給を行うことができる。
この液体容器では、前記残量検出手段は、前記タンクの底に配設した圧力センサであることが好ましい。このようにすれば、内部構成を簡素化でき、全体の大型化を防止できる。
具体的には、前記タンク内の液体残量として予め初期点位置および満量点位置を設定するとともに、実際の液体残量に基づく初期点検出手段および満量点検出手段を設け、これら検出手段による検出時の前記残量検出手段の検出値に基づいて前記補正手段が制御手段の供給量判断値を補正することが好ましい。ここで、前記検出手段は、作業者による操作を検出するスイッチや、水の有無による変化を検出するフォトカプラなどが適用可能である。
この場合、前記補正手段は、予め設定した前記残量検出手段の初期点設定値および満量点設定値と、前記初期点検出手段および満量点検出手段の検出に基づいて前記残量検出手段で検出した初期点検出値と満量点検出値とで、補正係数を演算し、この補正係数で前記供給量判断値を補正することが好ましい。
このようにすれば、常に正確な供給量を得ることができる。
また、前記補正手段は、前記供給手段による給水圧力に基づいた補正圧力値で前記制御手段の供給量判断値を補正することが好ましい。
この場合、前記タンクを高さ方向に沿って所定数に区画し、その区画毎に前記補正圧力値を設定することが好ましい。
このようにすれば、供給手段による供給圧力に伴う検出誤差を防止し、正確な供給量を得ることができる。
さらに、前記制御手段は、前記補正手段および残量検出手段の検出値に基づいた液体供給動作が終了すると、前記タンク内の液面を安定させる待機工程を実行した後、前記残量検出手段の検出値に基づいて供給量不足と判断すると、前記供給手段を再動作させる調整工程を実行することが好ましい。このようにすれば、更に安定した供給量を得ることができる。
さらにまた、前記供給手段は、前記タンク内の液体を外部に供給する正転動作と、前記タンク内へ液体を逆流させる逆転動作とが可能なスクリューポンプであり、前記制御手段は、前記供給手段による供給前に逆転動作を実行し、該供給手段に接続した吐出管内の液体を前記タンク内に逆流させることが好ましい。このようにすれば、吐出管内の液体温度をタンク内の液体温度に近づけることができる。
この場合、前記供給手段による逆転動作後に、前記タンク内の液面を安定させる待機工程を実行した後、前記供給手段による正転供給動作を実行することが好ましい。このようにすれば、液体の揺れによる残量検出手段の検出誤差を防止できる。
また、前記供給手段による逆転動作を間欠的に実行する洗浄制御を更に設けることが好ましい。このようにすれば、容易にタンク内の洗浄を行うことができる。
さらに、前記供給手段による供給量を入力する供給量指示手段を更に備えることが好ましい。
この場合、前記残量検出手段の検出値に基づく前記タンク内の液体残量が、前記供給量指示手段による供給指示量と予め設定した下限値とを加算した量より少ない場合に動作させる通知手段を更に備えることが好ましい。
また、前記残量検出手段の検出値に基づく前記タンク内の液体残量が、前記供給量指示手段による供給指示量と予め設定した下限値とを加算した量より少ない場合には、前記供給手段を動作させないことが好ましい。
そして、前記供給手段による供給動作が予め設定した許容時間を超えると、その供給動作を停止することが好ましい。
このようにすれば、使用者の利便性を向上できる。しかも、供給手段の空回しを確実に防止できるため、供給手段を使用可能な期間(寿命)を長期化できる。
さらにまた、前記タンク内の液体を加熱する加熱手段を更に備えることが好ましい。
この場合、前記残量検出手段の検出値に基づく前記タンク内の液体残量が、予め設定した下限値を下回ると、前記加熱手段による加熱動作を停止することが好ましい。
このようにすれば、製品の安全性を向上できる。
また、前記供給手段からの高温液体が注入されることにより内部に収容した飲料抽出原料から飲料を抽出するフィルタカップを更に備えることが好ましい。
この場合、前記供給手段により予め設定された定量の高温液体を供給した後、液体供給を停止した状態を維持するむらし工程を有することが好ましい。
しかも、前記むらし工程の供給停止時間を入力するむらし時間指示手段を更に備えることが好ましい。
このようにすれば、安定した美味しい飲料を抽出することができる。
さらに、前記タンク内の液体温度を検出する温度検出手段を更に備え、前記制御手段は、前記温度検出手段による検出温度が予め設定した温度より低いと、前記供給手段による液体供給動作を実行しないことが好ましい。このようにすれば、使用者の誤使用で味が良くない飲料が抽出されることを防止できる。
さらにまた、前記タンク内の液体を前記供給手段によって排出する排出指示手段を更に設けることが好ましい。このようにすれば、タンク内の液体を交換する場合などに、使用者の利便性を向上できる。
また、前記残量検出手段の検出値に基づく前記タンク内の液体残量が、予め設定した上限値を上回ると動作させる通知手段を更に備えることが好ましい。
さらに、前記タンク内の液体残量が上限値を上回ると、少なくとも前記供給手段による供給動作を実行しないようにすることが好ましい。
このようにすれば、過剰貯留による誤使用を防止できるため、製品の安全性および安定性を向上できる。
さらに、前記供給手段による供給動作中に、前記タンク内に液体が供給されると供給動作を停止することが好ましい。このようにすれば、誤使用による液体の過剰供給を防止できる。
本発明の液体容器では、残量検出手段の検出値から供給量を判断しながら、タンク内の液体を供給し、かつ、経年的に検出誤差が生じる予め設定した供給量判断値を補正手段により補正するため、正確な指定量の液体を安定供給できる。そのため、この液体容器を飲料抽出装置に搭載すれば、常に安定した味の飲料を抽出できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は本発明の実施形態に係る液体容器である飲料抽出装置を示す。この飲料抽出装置は、大略、タンク30、加熱手段および供給手段を有する本体10の前面に、飲料注出部材と保温機構とを設けたものである。
前記本体10は、筒状をなす金属製の胴体11と、該胴体11の上端に配設した肩体12と、胴体11の下端に配設した底体15とを有する外装体を備えている。この本体10は、上部に位置する肩体12に、前面から前方に突出するようにノーズ部13が設けられ、このノーズ部13の下端がレール部材14により覆われている。また、下部に位置する底体15に、前面から前方に突出するように台座部25が設けられている。肩体12は、ノーズ部13の背部が開口され、この開口が回動可能に取り付けられた蓋体16により閉塞されている。
そのうち、前記ノーズ部13は、その内部に後述する吐出管41が配管されるとともに、操作基板57および制御基板84が配設されている。そして、このノーズ部13を遮蔽するレール部材14は、図1および図2に示すように、横(水平)方向に延びる平坦な下端面を有する露出部17と、該露出部17の背部に位置する内装部22とを備えている。
前記ノーズ部13の下面を構成する露出部17には、吐出管41に連通される注出口18が設けられている。また、このレール部材14の両側部には、横方向である前後方向に向けて延びる第1スライドレール部19および第2スライドレール部20が設けられている。これらスライドレール部19,20は、それぞれ断面L字形状をなす枠状のものである。また、露出部17の背面側には、断面略半円形状をなすように下向きに突出する係合凸部21が設けられている。
前記内装部22は、胴体11と肩体12との間に内装され、胴体11とネジ止めにより固定されるもので、該胴体11の内法に沿った外壁面を有する膨出部23が設けられている。この膨出部23の一部には、吐出管41を挿通する挿通孔24が設けられている。
前記台座部25は、図1に示すように、ガラス製のジャグ26を着脱可能に載置するもので、上面には熱伝導性が良好な金属製の感熱部材27が配設されている。また、この台座部25の内部には、図3に示すように、保温用加熱手段である保温ヒータ28が配設されるとともに、感熱部材27を介してジャグ26内の飲料温度を検出する保温用温度検出手段である保温温度センサ29が配設されている。
図1に示すように、前記外装体の内部において、蓋体16で閉塞される肩体12の上端開口には、液体である水を貯留する上端開口のタンク30が配設されている。このタンク30の底には、図3に示すように、タンク30内に貯留した水を沸騰および保温する容器用加熱手段である加熱ヒータ31が配設されるとともに、タンク30内の湯温を検出する容器用温度検出手段である容器温度センサ32が配設されている。
また、外装体とタンク30との間には、該タンク30内の水をノーズ部13へ供給する供給手段としてスクリューポンプ33が配設されている。このスクリューポンプ33は、ケーシング34の内部に配設したスクリュー35を駆動手段であるモータ36によって回転させるものである。なお、本実施形態では、スクリューポンプ33のモータ36は、スクリューによってタンク30内の液体を外部であるノーズ部13の側へ供給する正転動作と、吐出管41内の液体をタンク30内へ逆流させる逆転動作とが可能なものを使用している。
前記ケーシング34の吸引口には、上流側であるタンク30の底の給水口30aに接続した吸水管37が接続されている。この吸水管37の内部は仕切板38により区画され、その一方がケーシング34に連通され、他方が圧力センサ40に分岐接続されている。前記仕切板38は、その上端が前記給水口30aまで延びている。また、この仕切板38の下部には、圧力センサ40の側の開口面積より、ケーシング34の側の開口面積を大きくした略円錐状をなす逆止弁構造の通水孔39が設けられている。前記圧力センサ40は、タンク30内の水量に応じて変化する水圧によって、タンク30内に貯留された水の残量を検出する残量検出手段、および、スクリューポンプ33によって注出した流量を検出する流量検出手段としての役割をなすものである。なお、本実施形態では、タンク30の底に圧力センサ40を配設する構成とすることにより、内部構造の簡素化を図り、全体が大型化することを防止できるようにしている。但し、圧力センサ40は、吸水管37内を区画することなく、タンク30の底に単独で配設してもよいが、メンテナンス(清掃)の作業性および製造時の組立作業性を考慮すると、本実施形態のように吸水管37内を区画して配設することが好ましい。
また、ケーシング34の上端に位置する供給口には、下流側であるノーズ部13に配管される吐出管41が接続されている。この吐出管41の先端は、接続部材42を介してノーズ部13の注出口18に接続されている。また、吐出管41は、上向きに延びる中間部分が背面側に向けて湾曲され、タンク30に略接触させることにより、内部の液体温度の降下を防止している。なお、符号43は断熱部材である。
図1および図2に示すように、ノーズ部13の下部には、飲料注出部材としてシャワーキャップ44と、該シャワーキャップ44を介して高温液体が注入されることにより内部に収容した飲料抽出原料から飲料を抽出するフィルタカップ50とが着脱可能に配設されている。
前記シャワーキャップ44は、レール部材14の第1スライドレール部19に対して前方から着脱可能に装着するもので、略平板状をなし、その所定位置に下向きに窪む散水部45を設けたものである。この散水部45は、後述するフィルタカップ50の貯留部51の内径より小さい円形状のもので、その内部には、円環状をなす第1隔壁46および第2隔壁47が上向きに突設されるとともに、これらの各内部に複数の散水孔48が設けられている。なお、第1隔壁46の全高は、第2隔壁47の全高より低く、第1隔壁46で囲繞された内部から溢れたお湯が第2隔壁47との間に供給される。また、第2隔壁47の全高は、シャワーキャップ44に付着の上面までは達しないように構成されている。また、シャワーキャップ44の先端には、レール部材14の係合凸部21に着脱可能に係合する係合凹部49が下向きに窪むように設けられている。
前記フィルタカップ50は、レール部材14の第2スライドレール部20に対して前方から着脱可能に装着するもので、略円錐筒状をなす貯留部51を備えている。この貯留部51の底は、その中心に向けて下向きに傾斜した閉鎖面とされ、その中心に抽出孔52が設けられるとともに、その抽出孔52から放射状に突出するようにリブが設けられている。この貯留部51の上端縁には、第2スライドレール部20に載置される載置段部53が外向きに突設されている。また、載置段部53の手前側には、着脱操作等の把持部54が設けられ、その縁にはシャワーキャップ44を覆う被覆部55が設けられている。さらに、載置段部53の外周縁には、滴下されたお湯の漏出を防止するために外縁部56が上向きに突設されている。
前記ノーズ部13の内部には表示手段であるセグメント表示方式の液晶パネル59と、設定や動作を指定する指示手段である複数のスイッチ72〜78とを実装した操作基板57が配設され、その表面に操作パネル58が設けられている。
図3に示すように、液晶パネル59には、左側に圧力センサ40によって検出したタンク30内の残水量を段階的にレベル表示する残水量表示部60が設けられるとともに、その下部に給水表示部61が設けられている。また、上側には、むらし工程またはむらし設定時間を意味するむらし表示部62が設けられるとともに、その右側に湯沸し予約状態であることを意味する湯沸し予約表示部63が設けられている。さらに、これらの下部である中央には、水(湯)量や時間を示す4桁の数値表示部64が設けられている。この数値表示部64の下部には、表示した数値が抽出湯量であることを意味する抽出湯量表示部65と、予約時間であることを意味する時間後表示部66と、むらし時間であることを意味する秒表示部67とが設けられている。そして、液晶パネル59の下部には、スクリューポンプ33の交換時期を意味するP表示部68と、タンク30の洗浄時期を意味するS表示部69と、注出量を意味する5表示部70および10表示部71が設けられている。
また、操作パネル58の指示手段としては、液晶パネル59の周囲に、湯沸し切/入スイッチ72と、抽出切/入スイッチ73と、コーヒー保温切/入スイッチ74と、湯沸し予約スイッチ75と、むらし時間スイッチ76と、カップ数スイッチ77と、抽出湯量スイッチ78とが設けられている。また、湯沸し切/入スイッチ72の両側上方には、湯沸し実行中であることを示す表示手段である第1LED79と、適温(保温)状態であることを示す表示手段である第2LED80とが配設されている。さらに、抽出切/入スイッチ73の一(左)側上方には、飲料抽出中または定量排出中であることを示す表示手段である第3LED81が配設されている。そして、コーヒー保温切/入スイッチ74の一(左)側上方には、抽出された飲料を保温中であることを示す表示手段である第4LED82が配設されている。
この飲料抽出装置は、本体10において、底体15の側面に配設したメインスイッチ83をオン位置とすることにより、ノーズ部13の内部に配設した制御基板84のマイコン85に電力が供給され、このマイコン85よって、予め設定されたプログラムに従って制御される。
まず、各スイッチ83,72〜78の操作による操作パネル58の遷移について具体的に説明する。
まず、メインスイッチ83は、各負荷部品への電力の供給および遮断が可能な主電源であり、図4(A)に示すように、オフ状態では、表示手段である液晶パネル59およびLED79〜82は消灯されている。そして、オン操作されると、図4(B)に示すように、液晶パネル59が前回の設定画面と同一状態で点灯される。
また、湯沸し切/入スイッチ72は、タンク30内の液体(水)を加熱(沸騰)させるための湯沸し指示手段であり、操作されると、図5(A)に示すように、第1LED79を点灯させ、加熱ヒータ31によってタンク30内の液体を加熱する。その後、加熱が終了すると、図5(B)に示すように、第1LED79を消灯させるとともに第2LED80を点灯させ、加熱ヒータ31によってタンク30内の液体を保温する。なお、LED81,82は消灯を維持する。
なお、本実施形態では、この湯沸し切/入スイッチ72は、洗浄剤(クエン酸)を用いたタンク30内の洗浄を実行する洗浄指示手段の役割をなす。具体的には、マイコン85は、沸騰および保温を含む加熱制御の実行時間を計時し、その累積時間が720時間になるとS表示部69を表示させる。そして、湯沸し切/入スイッチ72を3秒以上で長押し操作すると、第1LED79および液晶パネル59のS表示部69を点滅させるとともに、数値表示部64の各セグメントを順番に点灯させることにより回転疑似表示させながら、スクリューポンプ33を間欠的に逆転動作させる洗浄制御を実行する。なお、このクエン酸洗浄制御は、予め設定した時間実行してS表示部69を消灯させて終了する。また、クエン酸洗浄制御をユーザにより強制的に終了するには、メインスイッチ83の操作により電源を遮断する。
また、抽出切/入スイッチ73は、スクリューポンプ33を動作させて所定量の液体を供給させる供給指示手段および排出指示手段であり、3秒未満で短押し操作されると、図6(A)に示すように、LED79,80を消灯させるとともにLED81,82を点灯させ、他のスイッチ74〜78により選択した液晶パネル59の表示通りの抽出設定で飲料抽出制御を実行するとともに、飲料保温制御を実行する。また、3秒以上で長押し操作されると、図6(B)に示すように、液晶パネル59は残水量表示部60のみを点灯させた状態で、第3LED81を点滅させ、他のLED79,80,82は消灯させ、タンク30内の液体を所定量注出する。
また、コーヒー保温切/入スイッチ74は、ジャグ26に抽出された飲料の保温を実行または停止する飲料保温指示手段であり、操作の度にオン、オフを順番に切り換えるとともに、第4LED82を点灯(オン)、消灯(オフ)を順番に切り換える。なお、保温制御は、3時間実行され続けると自動的に終了(オフ)し、第4LED82も消灯される。なお、液晶パネル59は、スイッチ74〜78により選択されている抽出設定(図4(B)参照)を表示している。
また、湯沸し予約スイッチ75は、タンク30内の液体を所定時間後に沸騰させる湯沸し予約指示手段であり、図4(B)に示す抽出設定状態で操作されると、図7(A)に示すように、予約表示部63と数値表示部64と時間後表示部66とが点灯される。なお、数値表示部64は、前回の予約設定時間が表示される。また、湯沸し予約スイッチ75の操作の度に数値表示部64が1づつインクリメントされる。そして、最大設定時間「12」の状態で操作されると、最小設定時間「1」の状態に戻る。なお、この湯沸し予約制御は、他の湯沸し切/入スイッチ72を操作すると解除され、湯沸し制御が即時実行される。また、湯沸し予約スイッチ75を押し続けると、1秒後から設定時間が連続的にインクリメントされる。
また、むらし時間スイッチ76は、飲料抽出制御の一工程であるむらし工程の供給停止時間を入力するむらし時間指示手段であり、操作されると図7(B)に示すように、むらし表示部62と数値表示部64と秒表示部67とが点灯される。なお、数値表示部64は、前回のむらし設定時間が表示される。また、むらし時間スイッチ76の操作の度に数値表示部64が5づつインクリメントされる。そして、最大設定時間「30」の状態で操作されると、最小設定時間「0」の状態に戻る。なお、このむらし時間設定表示は、操作後に3秒経過すると、図4(B)に示す抽出設定表示に戻る。なお、このむらし時間スイッチ76は、飲料の抽出制御中に操作されると、その操作中のみ、設定されているむらし時間が表示される。
また、カップ数スイッチ77は、スクリューポンプ33による供給量(即ち飲料の抽出量)を入力する供給量指示手段であり、図4(B)に示す抽出設定状態で操作されると、図8(A)に示すように、液晶パネル59の抽出量のカップ数表示である5表示部70が消灯され、10表示部71が点灯される。この状態で、再び操作されると10表示部71が消灯され、5表示部70が点灯される。この際、液晶パネル59では、数値表示部64および抽出湯量表示部65が更に点灯されている。そのうち、数値表示部64は、後述する抽出湯量スイッチ78の操作による前回の抽出湯量設定が表示される。
また、抽出湯量スイッチ78は、スクリューポンプ33による供給量を微調整入力する供給量指示手段であり、操作を検出すると、図8(B)に示すように、液晶パネル59の数値表示部64が50(ミリリットル)増加表示される。なお、抽出量が10カップ設定の場合、最大設定湯量「2000」の状態で操作されると、最小設定湯量「1400」になる。また、抽出量が5カップ設定の場合、最大設定湯量「1350」の状態で操作されると、最小設定湯量「700」になる。さらに、抽出湯量スイッチ78を押し続けると、1秒後から設定湯量が連続的にインクリメントされる。
このように、むらし時間や抽出量を変更できるように構成し、ユーザの嗜好に応じて安定した美味しい飲料を抽出できるようにしている。
なお、前記むらし時間スイッチ76と抽出湯量スイッチ78とは、電源の投入時に操作することにより、スクリューポンプ33の累積動作時間をクリアするリセットキーを構成する。具体的には、マイコン85は、スクリューポンプ33の動作時間を計時し、その累積動作時間が125時間になるとP表示部68を点灯させて、スクリューポンプ33の交換時期であることをユーザに通知する。そして、ユーザが製造メーカに交換を依頼した後、むらし時間スイッチ76と抽出湯量スイッチ78とを操作した状態で電源を投入することにより、スクリューポンプ33の累積動作時間をリセットするとともに、P表示部68を消灯させる。
また、前記むらし時間スイッチ76と抽出切/入スイッチ73とは、電源の投入時に操作することにより、設定可能な総吐出湯量、湯沸し温度、飲料保温温度の基本設定値を変更するデータ補正処理の実行キーを構成する。具体的には、むらし時間スイッチ76と抽出切/入スイッチ73とを操作した状態で電源を投入することにより、データ補正画面に遷移する。このデータ補正画面では、数値表示部64において時の2桁目を点滅させ、「1」を表示することにより総吐出湯量の補正状態を示し、「2」を表示することにより湯沸し温度の補正状態を示し、「3」を表示することにより飲料保温温度の補正状態を示す。いずれの状態でも、数値表示部64において時の1桁目と分の2桁を使用し、+10から−10までの設定状態を示す。なお、数値表示部64において時の1桁目はプラス設定およびマイナス設定のいずれかを示し、マイナス設定の「−」を表示する。また、数値表示部64において分の2桁は、0から10の数値を表示する。さらに、設定数値は、湯沸し予約スイッチ75を操作することにより増加され、カップ数スイッチ77を操作することにより減少される。さらにまた、総吐出湯量の補正では、設定数値の1変更毎に約10ml設定可能な吐出量が増減され、湯沸し温度の補正では、設定数値の1変更毎に+側が0.5℃−側が1.0℃沸騰温度が増減され、飲料保温温度の補正では、設定数値の1変更毎に約1℃保温温度が増減される。
前記マイコン85による制御は、タンク30内に貯留された水を加熱し、飲料抽出に最適な温度に温調する。また、指定された抽出湯量に従って所定量のお湯を注入して一旦停止し、所定時間むらし工程を実行する。また、このむらし工程が終了すると、所定量のお湯を断続的に注湯するドリップ工程を実行し、目的の飲料抽出を実行するものである。
具体的には、マイコン85は、圧力センサ40の検出値に基づいてタンク30内の液体残量を判断し、残水量表示部60にレベル表示させる。即ち、圧力センサ40の出力値が安定するタンク30内の液体残量の下限値(残量200ml)を初期点位置、4000mlの液体を貯留した状態を満量点位置と設定する。そして、マイコン85のADコンバータの分解能にもよるが、例えば初期点位置での圧力センサ40の検出値が180で、満量点での検出値が560の場合、タンク30内の液体残量の判断値は、計算により図9(A)に示すようになり、1の変化当たり10mlの容量変化となる。そして、マイコン85に内蔵した記憶手段であるROMには、前記初期点の判断値(図9(A)中(1))と満量点の判断値(図9(A)中(19))が予め設定(記憶)されている。そのため、これらの間の水量の判断値は、演算により算出することができ、その算出判断値に基づいてタンク30内の液体残量を判断する。
なお、図9(A)において、(2)は、予め設定した加熱ヒータ31のOFF点である。また、(3)は、予め設定した分割領域の始点である。この分割領域始点は、本実施形態で抽出が可能な最小設定湯量(700ml)に、予め設定した下限値である加熱ヒータ31のOFF点の湯量(300ml)を加算した値としている。さらに、本実施形態では、この分割領域始点の湯量を給水表示部61の表示しきい値としており、下回ると点灯させ、上回ると消灯させる構成としている。そして、この分割領域始点と満量点との間を16分割(4〜18)し、その割合で残水量表示部60をレベル表示する構成としている。さらにまた、タンク30への過剰貯留による誤使用を防止するために、(20)として満量限界点(4300ml)が予め設定されている。
また、前記判断値は、スクリューポンプ33による注出時に供給量を判断する供給量判断値としても使用される。即ち、供給前に検出した圧力センサ40の検出値に基づく液体残量(判断値)から、設定された供給量を減算した判断値になれば、希望通りの供給量で注出がなされたことになる。そのため、給水時に圧力センサ40の検出値を判断しながら、その目標判断値になるまでスクリューポンプ33を動作させる構成としている。しかも、液晶パネル59の数値表示部64に、その時点での給水量を逐次表示する構成としている。
但し、前記圧力センサ40による検出値は、スクリューポンプ33の動作時には、吸水管37への水流、即ち給水圧力により変動する。そのため、マイコン85は補正手段としての役割をなし、スクリューポンプ33を動作させる供給前の検出値に基づいて前記供給量判断値を、予め設定した補正圧力値で補正して、給水制御を実行する構成としている。具体的には、本実施形態では、図9(B)に示すように、タンク30を高さ方向に18の領域に区画し、その区画毎にスクリューポンプ33の給水圧力に基づいて補正圧力値を設定している。なお、この補正圧力値のデータテーブルは、内蔵した記憶手段であるROMに設定(記憶)されている。
以上の供給方法および補正方法について具体例を挙げると、例えば、圧力センサ40による検出値に基づくタンク30内の液体残量が3000ml(検出値460)で、抽出設定が5カップ900mlの場合、抽出動作を終了した時点での圧力センサ40による検出値が370(液体残量2100ml)であれば、希望通りの供給量で注出がなされたことになる。そのため、給水時に圧力センサ40の検出値が370になるまでスクリューポンプ33を動作させる。しかし、圧力センサ40は給水圧力を一緒に検出することになるため、供給開始時に第5区画の補正圧力値1を判断値に加え、吐出完了湯量の判定値を算出して、抽出工程を実行する。
なお、供給開始時の区画の補正圧力値のみならず、供給が進みに従って順次圧力補正値を変更してもよい。具体的には、供給開始時に第5区画の補正圧力値1を判断値に加え、その補正後判断値により第6区画に至ったと判断すると補正圧力値1を判断値に加える。そして、順次補正圧力値を変更しながら供給が進み、第9区画に至り、目標判断値(315+2)になるとスクリューポンプ33を停止させてもよい。
一方、前記圧力センサ40の検出値と実際のタンク30内の液体残量とは、経年的に誤差が生じる。そこで、本実施形態では、前記スイッチ72〜78のうち、コーヒー保温切/入スイッチ74および抽出湯量スイッチ78を、実際の液体残量に基づいてメンテナンス作業者が操作することによる初期点検出手段を構成させ、コーヒー保温切/入スイッチ74およびむらし時間スイッチ76は、満量点検出手段を構成させる。そして、マイコン85は、電力の投入時にコーヒー保温切/入スイッチ74および抽出湯量スイッチ78が操作されていることを検出すると、タンク30内が初期点位置であると判断し、圧力センサ40によってその状態での圧力を検出して記憶する。また、電力の投入時にコーヒー保温切/入スイッチ74およびむらし時間スイッチ76が操作されていることを検出すると、タンク30内が満量点位置であると判断し、圧力センサ40によってその状態での圧力を検出して記憶する。
そして、マイコン85は、初期点補正データと満量点補正データが記憶されている場合には、これらの補正データに基づいて前記判断値を補正する。具体的には、マイコン85には、図4(A)に示すように、予め初期点設定値(=判断値)と満量点設定値とが記憶されている。そして、前記満量点設定値から初期点設定値を減算した設定初期値と、記憶した満量点検出値から初期点検出値を減算した実測値とを、除算し、その演算値を補正係数として記憶する。そのため、前記判断値に更に補正係数を乗算することにより、希望通りの供給量を得ることができる。なお、これらの実測値および演算した補正係数は、書換可能な不揮発性メモリに記憶されている。
因みに、電力の投入時にコーヒー保温切/入スイッチ74および抽出湯量スイッチ78を操作すると、図10(A)に示すように、残水量表示部60の最小レベルのセグメントを点灯させるとともに、数値表示部64で初期点を示す「0」を点灯させる。その後、圧力センサ40によって検出した値が、予め設定した許容範囲内である場合には、残水量表示部60の最小レベルのセグメントを点滅させるとともに、数値表示部64で記憶したことを示す「PAS」を点灯させる。一方、予め設定した許容範囲外である場合には、残水量表示部60の最小レベルのセグメントを点滅させるとともに、数値表示部64で記憶したことを示す「Err」を点灯させる。
また、電力の投入時にコーヒー保温切/入スイッチ74およびむらし時間スイッチ76を操作すると、図10(B)に示すように、残水量表示部60の最大レベルのセグメントまでの全てを点灯させるとともに、数値表示部64で満量点を示す「FUL」を点灯させる。その後、圧力センサ40によって検出した値が、予め設定した許容範囲内である場合には、残水量表示部60の最大レベルまでのセグメントを点滅させるとともに、数値表示部64で記憶したことを示す「PAS」を点灯させる。一方、予め設定した許容範囲外である場合には、残水量表示部60の最大レベルまでのセグメントを点滅させるとともに、数値表示部64で記憶したことを示す「Err」を点灯させる。
また、本実施形態では、スクリューポンプ33による給水を開始する前に、該スクリューポンプ33を逆転させることにより、降温した吐出管41内の液体をタンク30に戻す。そして、液面が安定するまで所定の待機工程を実行した後に、正転供給動作(吐出工程)を実行する。さらに、供給終了後には、同様に液面が安定するまで所定の待機工程を実行した後に、圧力センサ40の検出値に基づいて供給量不足と判断すると、スクリューポンプ33を再動作させる調整工程を実行する。なお、吐出工程において、供給指示量まで供給したと判断するまで供給した場合、調整工程に至った状態で供給指示量を超えている可能性が生じる。そのため、本実施形態では、吐出工程の終了を、目的の供給指示量に至る手前とし、必ず前記調整工程で微調整するように構成している。言い換えれば、吐出工程は、供給指示量から予め設定した予備調整量を減算した量で停止するように構成している。
しかも、給水開始前に、圧力センサ40の検出値に基づくタンク30内の液体残量(ex1500ml)が、操作パネルのスイッチ操作による供給指示量(ex1500ml)と、予め設定した下限値である図9(A)に示すヒータOFF点の量(ex300ml)とを加算した量より少ない場合には、通知手段として残水量表示部60および給水表示部61を点滅表示させるとともに、スクリューポンプ33は動作させない構成としている。また、給水開始前に、容器温度センサ32による検出値に基づく液体温度が予め設定した温度(センサ32の検出値94℃)より低い場合には、スクリューポンプ33による給水動作を実行しない構成としている。
さらに、スクリューポンプ33による給水動作が予め設定した許容時間を超えると、給水動作を停止する。また、スクリューポンプ33による給水動作中に、圧力センサ40の検出値に基づく液体残量が増加したと判断すると、その給水動作を停止する。
さらにまた、非給水時において、圧力センサ40の検出値に基づいて、タンク30内に予め設定した上限値である満量限界点を上回る液体補充がなされたと判断すると、制御基板84に実装した圧電ブザー(図示せず)により報知音を出力するとともに、スクリューポンプ33による給水動作は勿論、加熱ヒータ31による加熱(保温)動作も停止する。そして、圧力センサ40の検出値に基づいて、タンク30内の液体が予め設定した下限値(300ml)を下回ったと判断すると、加熱ヒータ31による加熱動作を停止する構成としている。
次に、マイコン85による制御について具体的に説明する。
図11に示すように、メインスイッチ83の操作により電力が投入されると、マイコン85は、ステップS1で、初期点補正操作がなされているか否かを検出する。そして、初期点補正操作を検出した場合にはステップS2に進み、初期点補正操作を検出しない場合にはステップS3に進む。
ステップS2では、圧力センサ40により現状での圧力検出を実行させ、その検出値を初期点実測値として記憶する初期点補正処理を実行する。
また、ステップS3では、満量点補正操作がなされているか否かを検出する。そして、満量点補正操作を検出した場合にはステップS4に進む。
ステップS4では、圧力センサ40により現状での圧力検出を実行させ、その検出値を満量点実測値として記憶する満量点補正処理を実行する。
そして、電力の投入時に補正操作を検出しない場合、または、ステップS2の初期点補正処理が終了すると、または、ステップS4の満量点補正処理が終了すると、ステップS5のスイッチ入力処理、および、ステップS6からステップS11の容量監視処理とを並行処理する。
ステップS5のスイッチ入力処理では、各スイッチ72〜78の操作を検出し、操作を検出すると、そのスイッチ72〜78に基づいた設定変更や、制御に遷移する。その後、ステップS12で液晶表示変更処理に移行し、その変更に基づいた表示に変更してステップS5に戻る。
また、ステップS6〜S11の容量監視処理では、まず、ステップS6で、圧力センサ40によってタンク30内の液体残量を検出する残量検出処理を実行する。
その後、ステップS7で、検出値に基づいた液体残量が予め設定した下限値以下であるか否かを判断する。そして、下限値以下である場合にはステップS8に進み、加熱ヒータ31による加熱の停止処理を実行してステップS12の液晶表示変更処理を実行してステップS6に戻る。また、液体残量が下限値より多い場合にはステップS9に進む。
ステップS9では、検出値に基づいた液体残量が予め設定した上限値(満量限界点)以上であるか否かを判断する。そして、上限値以上である場合にはステップS10に進み、所定の負荷部品28,31,36を動作させない停止処理を実行した後、ステップS11で、報知音を出力する通知処理を実行してステップS12の液晶表示変更処理を実行してステップS6に戻る。
なお、ステップS5のスイッチ入力処理において、何ら制御を実行していない待機状態で湯沸し切/入スイッチ72が3秒未満で操作されると加熱ヒータ31を動作させ、タンク30内の液体を沸騰させる沸騰制御を実行した後、タンク30内の液体を所定温度に維持する液体保温制御を実行する。また、待機状態で3秒以上操作されるとスクリューポンプ33を間欠的に逆転動作させ、クエン酸洗浄制御を実行する。さらに、沸騰制御または液体保温制御の実行中に湯沸し切/入スイッチ72が操作されると加熱ヒータ31を停止させ、その制御を停止する。
また、コーヒー保温切/入スイッチ74が操作されると保温ヒータ28を動作させ、ジャグ26に抽出された飲料を所定温度に維持する飲料保温制御を実行する。また、飲料保温制御中にコーヒー保温切/入スイッチ74が操作されると保温ヒータ28を停止させ、飲料保温制御を終了する。
さらに、湯沸し予約スイッチ75が操作されると、前述のように湯沸し予約時間を設定する。むらし時間スイッチ76が操作されると、むらし時間を設定する。カップ数スイッチ77が操作されると、カップ数を変更する。抽出湯量スイッチ78が操作されると、抽出湯量を変更する。
そして、抽出切/入スイッチ73が操作されると、飲料抽出制御または定量排水制御を実行する。
具体的には、抽出切/入スイッチ73の操作を検出すると、図12に示すように、マイコン85は、まず、ステップS20で、内蔵した計時タイマをリセットしてスタートさせた後、ステップS21で、操作が停止されるまで待機する。
そして、抽出切/入スイッチ73の操作停止を検出すると、ステップS22で、計時タイマをストップした後、ステップS23で、計測時間が3秒未満であるか否かを検出する。そして、3秒未満である場合にはステップS24に進み、3秒以上である場合にはステップS33に進む。
ステップS24では、操作パネル58の操作により設定された飲料抽出設定を読み込んだ後、ステップS25で、容器温度センサ32によってタンク30内の液体温度が適温(94℃以上)であるか否かを検出する。そして、適温である場合にはステップS26に進み、適温でない場合にはステップS28に進む。
ステップS26では、圧力センサ40の検出値に基づいた液体残量を判断し、その液体残量が設定されている供給指示量、即ち、飲料抽出量と予め設定した下限値とを加算した量より多いか否かを判断する。そして、液体残量が条件を満足している場合にはステップS27に進み、液体残量が条件を満たしていない場合にはステップS28に進む。
ステップS27では、判断した液体残量が満量点以上の過剰状態であるか否かを判断する。そして、残水量過剰である場合にはステップS28に進み、残水量過剰でない場合にはステップS29に進む。
即ち、タンク30内の液体温度が適温でない場合、液体残量が少ない場合、および、液体残量が満量点を超える過剰な場合にはステップS28に進み、液晶パネル59および/または圧電ブザーによる通知処理を実行して、何ら制御を実行することなくリターンする。
また、ステップS29では、保温ヒータ28をオンして動作させた後、ステップS30で、飲料抽出実行状態を示す第3LED81および飲料保温実行状態を示す第4LED82を点灯させる。そして、ステップS31の飲料抽出制御と、ステップS32の飲料保温制御とを並行処理する。なお、これらの制御は独立して実行され、それぞれ終了すると個別にリターンする。
一方、ステップS23で、抽出切/入スイッチ73の操作時間が3秒以上であった場合には、ステップS33で、定量排水制御を実行してリターンする。なお、この定量排水制御は、圧力センサ40の検出値に基づいて、タンク30内の液体を所定量(1リットル)排水するまでスクリューポンプ33を動作させるものである。これにより、タンク30内の液体を交換する場合などに、機器全体を天地逆向きにする必要性をなくし、使用者の利便性を向上できるようにしている。但し、この場合でもタンク30内の液体残量が下限値に至ると、スクリューポンプ33の動作は停止させる。
次に、ステップS31の飲料抽出制御について具体的に説明する。なお、この飲料抽出制御は、スクリューポンプ33を正転させることによる吐出動作開始と同時にタイマにより計時を開始し、予め設定した許容時間を超えても終了しない場合には、その時点で動作を停止する構成としている。また、この飲料抽出制御の実行中に、圧力センサ40の検出値に基づいてタンク30内に液体が補充されたと判断すると、この飲料抽出制御を終了し、誤使用による液体の過剰供給を防止できる。
この飲料抽出制御では、マイコン85は、図13に示すように、まず、ステップS31−1で、ポンプ逆転工程を実行する。このポンプ逆転工程では、モータ36によってスクリュー35を逆転させることにより、降温した吐出管41内の液体をタンク30内に戻すものである。本実施形態では、このポンプ逆転工程は、3秒オン3秒オフの間欠逆転動作を3回実行する構成としている。これにより、液体に含まれる含有物が圧力センサ40に付着することによる検出誤差を防止するとともに、フィルタカップ50への供給開始時に吐出管41内の液体温度をタンク30内の液体温度に近づけることができ、温度が低い液体を供給して、抽出する飲料の味に影響が及ぶことを防止している。
ついで、ステップS31−2で、後述するむらし工程および吐出工程でのポンプ停止湯量を算出(決定)する湯量演算工程を実行する。本実施形態では、この湯量演算工程では、まず、前記ポンプ逆転工程によるタンク30内の液面の揺れを無くすために待機工程(約3秒)を実行した後、圧力センサ40によって現状での液体残量を再検出する。そして、検出値および補正係数に基づいて実際の供給前の液体残量を判断する。その後、設定された供給指示量と、その供給指示量によって予め設定されたむらし工程での供給量および吐出工程での供給量とに基づいて、各工程の終了状態での液体残量(判断値)を算出(決定)するものである。
ついで、ステップS31−3で、スクリューポンプ33を正転動作させて設定した供給量で液体を供給した後、設定された待機時間停止状態を維持するむらし工程を実行する。この際、マイコン85は、圧力センサ40の検出値に基づく液体残量(供給)判断値を、その液体残量に従った補正圧力値で補正して、供給量を判断する。そして、設定した供給量の液体を吐出したと判断すると、操作パネル58の操作により設定されたむらし(待機)時間が経過するまで待機して、むらし工程を終了する。
ついで、ステップS31−4で、スクリューポンプ33を動作させて設定した供給量の液体を供給する吐出工程を実行する。この際、マイコン85は、前記と同様に、圧力センサ40によって液体残量を検出しながら、それに従った補正圧力値で補正して、目的の供給量になるまでスクリューポンプ33を動作させる。具体的には、ユーザによる抽出設定が5カップの場合には、まず、スクリューポンプ33を動作させて、シャワーキャップ44やフィルタカップ50から液体が溢れないように予め設定した供給量の液体を供給する。その後、所定の待機時間を経て残りの供給を実行する。また、ユーザによる抽出設定が10カップの場合には供給量が多いため、5カップ時の前半の吐出動作を2回行う。
ついで、ステップS31−5で、実際の液体残量に基づいて設定した供給量の液体供給が行えていない場合の調整工程を実行する。本実施形態では、この調整工程は、まず、スクリューポンプ33の正転動作によるタンク30内の液面の揺れを無くすために待機工程(約5秒)を実行した後、圧力センサ40によって現状での液体残量を検出する。そして、検出値および補正係数に基づいて供給後の実際の液体残量を判断する。その後、ステップS31−2で設定した終了状態での液体残量(判断値)に至っているか否かを判断する。そして、設定判断値に至っている場合にはこの調整工程を終了し、設定判断値に至っていない場合にはスクリューポンプ33を動作させて不足分の液体供給を実行する。但し、本実施形態では、前記吐出工程を、供給指示量から予備調整量を減算した量で停止する構成としているため、この調整工程を略完全に実行することになる。
最後に、ステップS31−6で、フィルタカップ50内に残存している液体がジャグ26に略抽出されるまで、予め設定した時間待機した後、飲料抽出が完了したことを示す通知処理を実行してリターン(飲料抽出制御を終了)する。
このように、本発明の飲料抽出装置は、圧力センサ40の検出値から供給量を判断しながら、タンク30内の液体を供給する。しかも、予め設定した供給量判断値を補正するため、検出誤差を生じさせることなく、安定して正確な供給を行うことができる。
具体的には、タンク30を高さ方向に沿って所定数に区画し、その区画毎に前記補正圧力値を設定し、この補正圧力値で判断値を補正するため、スクリューポンプ33による給水圧力に伴う検出誤差を防止し、正確な供給量を得ることができる。また、実際の液体残量に基づく初期点および満量点の検出時に圧力センサ40で検出させた実測値に基づいて、供給量判断値を補正する補正係数を演算し、この補正係数で前記供給量判断値を補正するため、経年的な誤差の発生も確実に防止し、常に正確な供給量を得ることができる。
さらに、液体供給動作が終了すると、前記タンク30内の液面を安定させる待機工程を実行した後、圧力センサ40の検出値に基づいて供給量不足と判断すると、スクリューポンプ33を再動作させる調整工程を実行する。しかも、吐出工程では、調整工程を略必ず実行させるために、供給指示量から予備調整量を減算した量で停止する。そのため、更に安定した供給量を得ることができる。
しかも、飲料抽出制御は、タンク30内の液体残量が供給指示量と下限値を加算した量より少ない場合、および、容器温度センサ32による検出温度が予め設定した温度より低い場合には、通知手段で知らせるとともに実行させないため、使用者の利便性を向上できるうえ、使用者の誤使用で味が良くない飲料が抽出されることを防止できる。
さらに、前記供給手段による供給動作が予め設定した許容時間を超えると、飲料抽出制御を停止するとともに、タンク30内の液体残量が予め設定した下限値を下回ると、前記加熱ヒータ31による加熱動作を停止するため、製品の安全性を向上できる。しかも、スクリューポンプ33の空回しを確実に防止できるため、寿命を長期化できる。同様に、タンク30内の液体残量が予め設定した上限値を上回ると、通知手段で知らせるとともに、スクリューポンプ33による供給動作を含む全ての動作を実行させないため、過剰貯留による誤使用を防止できるため、製品の安全性および安定性を向上できる。
なお、本発明の液体容器は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、タンク30内の実際の液体残量に基づく初期点検出手段および満量点検出手段を、作業者の操作によるスイッチで構成させたが、スイッチ操作に限定されるものではない。具体的には、タンク30内の容量に従って液面が変わる吐出管41にフォトカプラを配設し、このフォトカプラで水の有無による変化を検出することにより、初期点位置および満量点位置を検出させてもよい。このようにすれば、逐次補正値を変更できるため、更に安定性を向上できる。
また、前記実施形態では、加熱ヒータ31およびフィルタカップ50を有する飲料抽出装置を用いて説明したが、フィルタカップ50を搭載させない電気ポットでも同様に適用可能である。また、加熱ヒータ31をも搭載させず、特定の液体を指定量だけ確実に供給する液体容器としても適用可能である。
本発明の実施形態に係る飲料抽出装置を示す部分断面図である。 レール部材、シャワーキャップおよびフィルタカップを示す分解斜視図である。 飲料抽出装置の操作パネルを含むブロック図である。 (A),(B)はメインスイッチを操作した場合の操作パネルの遷移を示す正面図である。 (A),(B)は湯沸し切/入スイッチを操作した場合の操作パネルの遷移を示す正面図である。 (A),(B)は抽出切/入スイッチを操作した場合の操作パネルの遷移を示す正面図である。 (A)は湯沸し予約スイッチを操作した場合、(B)はむらし時間スイッチを操作した場合の操作パネルの遷移を示す正面図である。 (A)はカップ数スイッチを操作した場合、(B)は抽出湯量スイッチを操作した場合の操作パネルの遷移を示す正面図である。 (A)はタンク内の液体残量と判断値とを示す図表、(B)は水量範囲と補正圧力値とを示す図表である。 (A)は初期点検出操作をした場合、(B)は満量点検出操作をした場合の操作パネルの遷移を示す正面図である。 電力が投入された状態でのマイコンの制御を示すフローチャートである。 抽出切/入スイッチが操作された場合のマイコンの制御を示すフローチャートである。 図12の飲料抽出制御を示すフローチャートである。
符号の説明
10…本体
13…ノーズ部
26…ジャグ
28…保温ヒータ
29…保温温度センサ
30…タンク
31…加熱ヒータ(加熱手段)
32…容器温度センサ(温度検出手段)
33…スクリューポンプ(供給手段)
36…モータ(駆動手段)
37…吸水管
40…圧力センサ(残量検出手段)
41…吐出管
44…シャワーキャップ
50…フィルタカップ
58…操作パネル
59…液晶パネル(表示手段)
72〜78…スイッチ(指示手段)
83…メインスイッチ
84…制御基板
85…マイコン(制御手段、補正手段)

Claims (24)

  1. 液体を貯留するタンクと、
    前記タンク内の液体を供給する供給手段と、
    前記供給手段を動作させて所定量の液体を供給させる供給指示手段と、
    前記タンク内の液体残量を検出する残量検出手段と、
    前記残量検出手段の検出値に基づいて液体の供給量を判断しながら前記供給手段を制御する制御手段と、
    前記供給手段による供給前の前記残量検出手段の検出値に基づいて前記制御手段による予め設定した供給量判断値を補正する補正手段と、
    を備えたことを特徴とする液体容器。
  2. 前記残量検出手段は、前記タンクの底に配設した圧力センサであることを特徴とする請求項1に記載の液体容器。
  3. 前記タンク内の液体残量として予め初期点位置および満量点位置を設定するとともに、実際の液体残量に基づく初期点検出手段および満量点検出手段を設け、これら検出手段による検出時の前記残量検出手段の検出値に基づいて前記補正手段が制御手段の供給量判断値を補正するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体容器。
  4. 前記補正手段は、予め設定した前記残量検出手段の初期点設定値および満量点設定値と、前記初期点検出手段および満量点検出手段の検出に基づいて前記残量検出手段で検出した初期点検出値と満量点検出値とで、補正係数を演算し、この補正係数で前記供給量判断値を補正するようにしたことを特徴とする請求項3に記載の液体容器。
  5. 前記補正手段は、前記供給手段による給水圧力に基づいた補正圧力値で前記制御手段の供給量判断値を補正するようにしたことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の液体容器。
  6. 前記タンクを高さ方向に沿って所定数に区画し、その区画毎に前記補正圧力値を設定したことを特徴とする請求項5に記載の液体容器。
  7. 前記制御手段は、前記補正手段および残量検出手段の検出値に基づいた液体供給動作が終了すると、前記タンク内の液面を安定させる待機工程を実行した後、前記残量検出手段の検出値に基づいて供給量不足と判断すると、前記供給手段を再動作させる調整工程を実行するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の液体容器。
  8. 前記供給手段は、前記タンク内の液体を外部に供給する正転動作と、前記タンク内へ液体を逆流させる逆転動作とが可能なスクリューポンプであり、前記制御手段は、前記供給手段による供給前に逆転動作を実行し、該供給手段に接続した吐出管内の液体を前記タンク内に逆流させるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の液体容器。
  9. 前記供給手段による逆転動作後に、前記タンク内の液面を安定させる待機工程を実行した後、前記供給手段による正転供給動作を実行するようにしたことを特徴とする請求項8に記載の液体容器。
  10. 前記供給手段による逆転動作を間欠的に実行する洗浄制御を更に設けたことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の液体容器。
  11. 前記供給手段による供給量を入力する供給量指示手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の液体容器。
  12. 前記残量検出手段の検出値に基づく前記タンク内の液体残量が、前記供給量指示手段による供給指示量と予め設定した下限値とを加算した量より少ない場合に動作させる通知手段を更に備えることを特徴とする請求項11に記載の液体容器。
  13. 前記残量検出手段の検出値に基づく前記タンク内の液体残量が、前記供給量指示手段による供給指示量と予め設定した下限値とを加算した量より少ない場合には、前記供給手段を動作させないようにしたことを特徴とする請求項11または請求項12に記載の液体容器。
  14. 前記供給手段による供給動作が予め設定した許容時間を超えると、その供給動作を停止するようにしたことを特徴とする請求項11乃至請求項13のいずれか1項に記載の液体容器。
  15. 前記タンク内の液体を加熱する加熱手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれか1項に記載の液体容器。
  16. 前記残量検出手段の検出値に基づく前記タンク内の液体残量が、予め設定した下限値を下回ると、前記加熱手段による加熱動作を停止するようにしたことを特徴とする請求項10に記載の液体容器。
  17. 前記供給手段からの高温液体が注入されることにより内部に収容した飲料抽出原料から飲料を抽出するフィルタカップを更に備えることを特徴とする請求項15または請求項16に記載の液体容器。
  18. 前記供給手段により予め設定された定量の高温液体を供給した後、液体供給を停止した状態を維持するむらし工程を有することを特徴とする請求項17に記載の液体容器。
  19. 前記むらし工程の供給停止時間を入力するむらし時間指示手段を更に備えることを特徴とする請求項18に記載の液体容器。
  20. 前記タンク内の液体温度を検出する温度検出手段を更に備え、前記制御手段は、前記温度検出手段による検出温度が予め設定した温度より低いと、前記供給手段による液体供給動作を実行しないようにしたことを特徴とする請求項17乃至請求項19のいずれか1項に記載の液体容器。
  21. 前記タンク内の液体を前記供給手段によって排出する排出指示手段を更に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項20のいずれか1項に記載の液体容器。
  22. 前記残量検出手段の検出値に基づく前記タンク内の液体残量が、予め設定した上限値を上回ると動作させる通知手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項21のいずれか1項に記載の液体容器。
  23. 前記タンク内の液体残量が上限値を上回ると、少なくとも前記供給手段による供給動作を実行しないようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項22のいずれか1項に記載の液体容器。
  24. 前記供給手段による供給動作中に、前記タンク内に液体が供給されると供給動作を停止するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項23のいずれか1項に記載の液体容器。
JP2006300481A 2006-11-06 2006-11-06 液体容器 Expired - Fee Related JP4814057B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006300481A JP4814057B2 (ja) 2006-11-06 2006-11-06 液体容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006300481A JP4814057B2 (ja) 2006-11-06 2006-11-06 液体容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008113878A true JP2008113878A (ja) 2008-05-22
JP4814057B2 JP4814057B2 (ja) 2011-11-09

Family

ID=39500349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006300481A Expired - Fee Related JP4814057B2 (ja) 2006-11-06 2006-11-06 液体容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4814057B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009057112A (ja) * 2007-08-29 2009-03-19 Niro-Plan Ag 香味飲料調製装置及び飲料調製方法
DE102008039973A1 (de) * 2008-08-27 2010-03-04 Wmf Württembergische Metallwarenfabrik Ag Exzenterschneckenpumpe
JP2012532688A (ja) * 2009-07-09 2012-12-20 ウォルマート ストアーズ インコーポレイテッド グルメコーヒーの製造方法及びシステム
JP2013027469A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Ucc Ueshima Coffee Co Ltd 飲料一杯抽出装置
JP2017221280A (ja) * 2016-06-13 2017-12-21 Bsec エレクトロニクス カンパニー リミテッド ドリップコーヒー用給湯装置
CN112638212A (zh) * 2018-11-13 2021-04-09 株式会社穗菲尔德 提取装置、提取装置中的显示方法、以及系统
JP2021065351A (ja) * 2019-10-21 2021-04-30 株式会社Tree Field 装置及びパラメータ変更方法
CN113367982A (zh) * 2021-06-03 2021-09-10 上海电机学院 一种辅助服药装置
CN114637385A (zh) * 2020-12-16 2022-06-17 九阳股份有限公司 一种压力食品加工机的掉电保护方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09192020A (ja) * 1996-01-22 1997-07-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動給茶機

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09192020A (ja) * 1996-01-22 1997-07-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動給茶機

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009057112A (ja) * 2007-08-29 2009-03-19 Niro-Plan Ag 香味飲料調製装置及び飲料調製方法
DE102008039973A1 (de) * 2008-08-27 2010-03-04 Wmf Württembergische Metallwarenfabrik Ag Exzenterschneckenpumpe
JP2012532688A (ja) * 2009-07-09 2012-12-20 ウォルマート ストアーズ インコーポレイテッド グルメコーヒーの製造方法及びシステム
JP2013027469A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Ucc Ueshima Coffee Co Ltd 飲料一杯抽出装置
JP2017221280A (ja) * 2016-06-13 2017-12-21 Bsec エレクトロニクス カンパニー リミテッド ドリップコーヒー用給湯装置
CN112638212A (zh) * 2018-11-13 2021-04-09 株式会社穗菲尔德 提取装置、提取装置中的显示方法、以及系统
CN112638212B (zh) * 2018-11-13 2022-10-18 株式会社大都技研 提取装置、提取装置中的显示方法、以及系统
JP2021065351A (ja) * 2019-10-21 2021-04-30 株式会社Tree Field 装置及びパラメータ変更方法
JP7396636B2 (ja) 2019-10-21 2023-12-12 株式会社大都技研 装置及びパラメータ変更方法
CN114637385A (zh) * 2020-12-16 2022-06-17 九阳股份有限公司 一种压力食品加工机的掉电保护方法
CN114637385B (zh) * 2020-12-16 2023-09-05 九阳股份有限公司 一种压力食品加工机的掉电保护方法
CN113367982A (zh) * 2021-06-03 2021-09-10 上海电机学院 一种辅助服药装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4814057B2 (ja) 2011-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4814057B2 (ja) 液体容器
US8171843B1 (en) Coffee maker with automatic metered filling means
MX2010014514A (es) Indicador de ciclo de limpieza y proceso de limpieza para dispensador de bebidas.
US6571685B1 (en) Oxygenating tea maker and method
JP4012006B2 (ja) 湯供給装置
JP4814056B2 (ja) 飲料抽出装置
US10506893B2 (en) Chai tea brewer
US6713109B1 (en) Method of tea extraction
JP2005348990A (ja) 炊飯器
JP4020727B2 (ja) 飲料生成装置
WO2000057761A1 (fr) Extracteur automatique
JP4020790B2 (ja) 飲料抽出装置および飲料抽出に用いる注入部材
JP4162649B2 (ja) コーヒー飲料製造装置
JP3649946B2 (ja) コーヒーメーカー
JP4810400B2 (ja) スクリューポンプ
JP4012003B2 (ja) コーヒードリップ装置
JP2777753B2 (ja) 飲料供給装置
KR102288731B1 (ko) 수처리 장치
JP2009089733A (ja) 飲料抽出装置
JPH04364820A (ja) 定量出湯装置
JP3120746B2 (ja) コーヒー抽出器
CN109213023B (zh) 烹饪器具防溢的控制方法及系统、烹饪器具、计算机设备
JPH0484913A (ja) コーヒー抽出装置
CN116406944A (zh) 冲饮机的控制方法、冲饮机的控制装置及冲饮机
JP3601485B2 (ja) 洗米炊飯制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110816

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110823

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110825

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees