JP2777753B2 - 飲料供給装置 - Google Patents

飲料供給装置

Info

Publication number
JP2777753B2
JP2777753B2 JP3086353A JP8635391A JP2777753B2 JP 2777753 B2 JP2777753 B2 JP 2777753B2 JP 3086353 A JP3086353 A JP 3086353A JP 8635391 A JP8635391 A JP 8635391A JP 2777753 B2 JP2777753 B2 JP 2777753B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tea
display
setting
data
button
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3086353A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0638884A (ja
Inventor
義弘 志鶴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP3086353A priority Critical patent/JP2777753B2/ja
Publication of JPH0638884A publication Critical patent/JPH0638884A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2777753B2 publication Critical patent/JP2777753B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Making Beverages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飲料供給装置および給
茶機に関し、特に、正確な使用状況を管理することが可
能な飲料供給装置および給茶機に関する。
【0002】
【従来の技術】給茶機等の飲料供給装置を管理する場
合、その使用状況を正確に把握する必要がある。
【0003】このため、従来は、茶葉の消費量や、給茶
機の近傍に用意しておく紙コップなどの使用量を調べ、
これらに基づいて給茶機の使用状況を推測していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、茶葉の
消費量を正確に計測するのは手間であるし、数台の給茶
機を備えている場合に各給茶機ごとに茶葉の消費量を計
測するのでは管理者の負担が大きくなる。
【0005】また、紙コップの使用量に基づいて使用状
況を推測する場合、使用者によっては一つの紙コップを
数回使用したり、あるいは紙コップを使用せずに水筒な
どに茶を入れたりすることもあり、紙コップの使用量が
給茶した回数等と一致するものでもない。
【0006】このため、従来のようにして得られた給茶
機の使用状況では現実における給茶機の使用状況に対す
る誤差が大きくなってしまい、給茶機の適正な管理に支
障が生じてしまうことがあるという課題があった。
【0007】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、管理者等に対して正確な飲料供給装置と給茶機
の使用状況を把握せしめ、適正な管理を行なわしめるこ
とが可能な飲料供給装置と給茶機の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を連成するた
め、請求項1にかかる発明は、操作子を備えて同操作子
の操作に応じて飲料を供給する飲料供給装置において、
飲料供給装置の作動に関するパラメータを設定するパラ
メータ操作子と、当該パラメータ操作子にて設定される
パラメータを表示する表示器と、上記パラメータ操作子
による設定と上記表示器に対する表示を制御する設定制
御部とを有するパラメータ設定手段と、当該飲料供給装
置の使用状況に関するデータを取得するデータ取得手段
と、当該データ取得手段によって取得された使用状況に
関するデータを記憶するデータ記憶手段と、上記データ
記憶手段に記憶された使用状況に関するデータを上記パ
ラメータ設定手段における上記設定制御部に代わって上
記表示器に対して表示せしめる表示制御手段とを備えた
構成としてある。また、請求項2にかかる発明は、請求
項1に記載の飲料供給装置において、上記表示器を、複
数個の表示素子を備えた構成とするとともに、上記表示
制御手段を、上記使用状況に関する一のデータを上記複
数個の表示素子にて分割して表示せしめる分割表示制御
手段を備えた構成としてある。
【0009】また、請求項3にかかる発明は、操作子を
備えて同操作子の操作に応じて飲料を供給する飲料供給
装置において、当該飲料供給装置の総利用回数データを
取得するデータ取得手段と、当該データ取得手段によっ
て取得された総利用回数データを記憶するデータ記憶手
段と、上記データ記憶手段に記憶された総利用回数デー
タの表示を行なう表示手段とを備えた構成としてある。
また、請求項4にかかる発明は、請求項3に記載の飲料
供給装置において、飲料供給装置の作動に関するパラメ
ータを設定する操作子と、当該操作子にて設定されるパ
ラメータを表示する表示器と、上記操作子による設定と
上記表示器に対する表示を制御する設定制御部とからな
るパラメータ設定手段を備えるとともに、上記表示手段
を、上記設定制御部に代わって上記表示器に対して上記
使用状況に関するデータを表示せしめる表示制御手段を
備えた構成としてある。また、請求項5にかかる発明
は、請求項4に記載の飲料供給装置において、上記表示
器を、複数個の表示素子を備えた構成とするとともに、
上記表示制御手段を、上記注出杯数に関する一のデータ
を上記複数個の表示素子にて分割して表示せしめる分割
表示制御手段を備えた構成としてある。
【0010】また、請求項6にかかる発明は、操作子を
備えて同操作子の操作に応じて茶を供給する給茶機にお
いて、当該給茶機の茶葉交換回数に関するデータを取得
するデータ取得手段と、当該データ取得手段によって取
得された茶葉交換回数に関するデータを記憶するデータ
記憶手段と、上記データ記憶手段に記憶された茶葉交換
回数に関するデータの表示を行なう表示手段とを備えた
構成としてある。また、請求項7にかかる発明は、請求
項6に記載の給茶機において、給茶機の作動に関するパ
ラメータを設定する操作子と、当該操作子にて設定され
るパラメータを表示する表示器と、上記操作子による設
定と上記表示器に対する表示を制御する設定制御部とか
らなるパラメータ設定手段を備えるとともに、上記表示
手段を、上記設定制御部に代わって上記表示器に対して
上記茶葉交換回数に関するデータを表示せしめる表示制
御手段を備えた構成としてある。また、請求項8にかか
る発明は、請求項7に記載の給茶機において、上記表示
器を、複数個の表示素子を備えた構成とするとともに、
上記表示制御手段を、上記茶葉交換回数に関する一のデ
ータを上記複数個の表示素子にて分割して表示せしめる
分割表示制御手段を備えた構成としてある。
【0011】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる発明に
おいては、飲料供給装置がパラメータ操作子と表示器と
設定制御部とからなるパラメータ設定手段を備えて当該
パラメータ設定手段における設定制御部がパラメータ操
作子の操作に応じて作動に関するパラメータを設定する
とともに表示器を制御して当該パラメータ操作子にて設
定されたパラメータを表示するように構成されており、
データ取得手段が飲料供給装置の使用状況に関するデー
タを取得すると、データ記憶手段が当該データ取得手段
によって取得された使用状況に関するデータを記憶し、
表示制御手段は上記表示器を兼用して上記データ記憶手
段に記憶された上記使用状況に関するデータを表示せし
める。また、上記のように構成した請求項2にかかる発
明においては、上記表示器が複数個の表示素子を備えて
構成されており、上記表示制御手段における分割表示制
御手段は、上記使用状況に関する一のデータを上記複数
個の表示素子にて分割して表示せしめる。
【0012】また、上記のように構成した請求項3にか
かる発明においては、データ取得手段が飲料供給装置の
総利用回数データを取得すると、データ記憶手段が当該
データ取得手段によって取得された総利用回数データを
記憶し、表示手段は上記データ記憶手段に記憶された総
利用回数データの表示を行なう。また、上記のように構
成した請求項4にかかる発明においては、飲料供給装置
が操作子と表示器と設定制御部とからなるパラメータ設
定手段を備えて当該パラメータ設定手段における設定制
御部が操作子の操作に応じて作動に関するパラメータを
設定するとともに表示器を制御して当該操作子にて設定
されたパラメータを表示するように構成されており、上
記表示手段における表示制御手段は、上記表示器を兼用
して上記総利用回数データを表示せしめる。また、上記
のように構成した請求項5にかかる発明においては、上
記表示器が複数個の表示素子を備えて構成されており、
上記表示制御手段における分割表示制御手段は、上記注
出杯数に関する一のデータを上記複数個の表示素子にて
分割して表示せしめる。
【0013】また、上記のように構成した請求項6にか
かる発明においては、データ取得手段が給茶機の茶葉交
換回数に関するデータを取得すると、データ記憶手段が
当該データ取得手段によって取得された茶葉交換回数に
関するデータを記憶し、表示手段は上記データ記憶手段
に記憶された茶葉交換回数に関するデータの表示を行な
う。また、上記のように構成した請求項7にかかる発明
においては、給茶機が操作子と表示器と設定制御部とか
らなるパラメータ設定手段を備えて当該パラメータ設定
手段における設定制御部が操作子の操作に応じて作励に
関するパラメータを設定するとともに表示器を制御して
当該操作子にて設定されたパラメータを表示するように
構成されており、上記表示手段における表示制御手段
は、上記表示器を兼用して上記茶葉交換回数に関するデ
ータを表示せしめる。さらに、上記のように構成した請
求項8にかかる発明においては、上記表示器が複数個の
表示素子を備えて構成されており、上記表示制御手段に
おける分割表示制御手段は、上記茶葉交換回数に関する
一のデータを上記複数個の表示素子にて分割して表示せ
しめる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように請求項1にかかる発
明によれば、飲料供給装置が備えている設定用の表示器
を利用し、飲料供給装置自身によって使用状況に関する
データを表示するようにしているため、管理者は正確な
使用状況を把握することができ、適正な管理を実施する
ことが可能となる。また、請求項2にかかる発明によれ
ば、使用状況に関するデータを複数個の表示素子に分割
して表示することにより、既存の飲料供給装置に対して
多大な改変を要することなく適用することができる。
【0015】また、請求項3にかかる発明によれば、飲
料供給装置自身によって総利用回数データを表示するよ
うにしているため、管理者は正確な注出杯数を把握する
ことができ、適正な管理を実施することが可能となる。
また、請求項4にかかる発明によれば、総利用回数デー
タを表示するときに、飲料供給装置が備えている設定用
の表示器を利用するので既存の飲料供給装置に対して多
大な改変を要することなく適用することができる。さら
に、請求項5にかかる発明によれば、総利用回数データ
を表示部における複数個の表示素子に分割して表示する
ことにより、既存の飲料供給装置に対して多大な改変を
要することなく適用することができる。また、請求項6
にかかる発明によれば、給茶機自身によって茶葉交換回
数に関するデータを表示するようにしているため、管理
者は正確な茶葉交換回数を把握することができ、適正な
管理を実施することが可能となる。また、請求項7にか
かる発明によれば、茶葉交換回数に関するデータを表示
するときに、給茶機が備えている設定用の表示器を利用
するので既存の給茶機に対して多大な改変を要すること
なく適用することができる。さらに、請求項8にかかる
発明によれば、茶葉交換回数に関するデータを表示部に
おける複数個の表示素子に分割して表示することによ
り、既存の給茶機に対して多大な改変を要することなく
適用することができる。
【0016】
【実施例】以下、図面にもとづいて本発明の実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例にかかる給茶機を給水
ユニット上に載置した状態を示しており、図2は同給茶
機の電気的構成要素をブロック図により示している。な
お、図2は上記給水ユニットを接続した状態を示すとと
もに、二点鎖線にて当該給水ユニットと択一的に接続さ
れて同給茶機に冷水を供給する冷水給水ユニットを接続
した状態を示している。
【0017】給茶機100は、CPU、ROM、RA
M、I/Oなどからなるマイコンで構成された制御部1
0を備えており、同制御部10には、ヒータや電磁止水
弁などからなる出力部20と、センサとスイッチからな
る入力部30と、指示スイッチと表示素子からなる入出
力部40とが接続されている。また、当該制御部10に
は、商用交流電源に接続されてマイコン等の駆動電流を
供給する電源部51と、同電源部51に対する電源の供
給を制御する二十四時間制のタイマ52とが接続されて
いる。
【0018】一方、給茶機100は図3に示すように内
部上段に貯湯タンク101を備えており、同貯湯タンク
101はヒータ21と、湯温を検出して同湯温を表す検
出信号を出力する湯温センサ31(S6)と、水位を検
出して同水位を表す検出信号を出力する湯水位センサ3
2(S4)とを備えている。なお、貯湯タンク101は
電磁止水弁からなる湯用給水弁22を介して給水ユニッ
ト200から給水されるようになっており、同給水ユニ
ット200は脱着可能な貯水タンク201に貯えられた
水を水受け部202内に補充し、マグネットコネクタ2
3を介して上記制御部10から通電される揚水ポンプ2
03が同水受け部202内の水を汲み上げて上記湯用給
水弁22を介して上記貯湯タンク101に給水する。ま
た、給水ユニット200の下部には給茶機100のドレ
インパイプ102が配管された排水タンク204が備え
られ、同排水タンク204の下部には当該排水タンク2
04が所定の重さ未満のときにオフとなるとともに同排
水タンク204が所定の重さ以上となったときにオンと
なる排水センサ33(S5)が備えられている。
【0019】貯湯タンク101の下部には図3及び図4
に示すように電磁止水弁からなる湯注出弁24と茶注出
弁25を介して二つの湯注出管路が接続され、湯注出弁
24に接続された管路は給茶機100の前扉110に設
けられた注出液受け皿111の上方に配管され、茶注出
弁25に接続された管路は同注出液受け皿111のさら
に上方に設けられた茶濾し131上に配管されている。
なお、上記注出液受け皿111は前扉110の中央下部
に設けられた凹部112の上面壁材上に固定され、当該
注出液受け皿111の注出孔111aより同凹部112
内に載置される湯呑み中に上記注出液を滴下せしめる。
また、茶濾し131は金属製の網にて半球状に形成され
た濾し器の下面より係合突起により脱着可能なプラスチ
ック製のろうとを覆蓋して構成されており、通常時は同
ろうとを取り付けて使用し、茶の注出時間を短縮させた
いときには同ろうとを取り外して使用する。
【0020】湯注出弁24に接続された管路には冷水注
出弁26も接続されており、冷水供給ユニットを接続し
た場合は冷水排水ポンプ27が冷水タンク内の水を汲み
上げて上記冷水注出弁26を介して上記注出液受け皿1
11上に注出せしめる。なお、同冷水供給ユニットには
上記冷水排水ポンプ27と冷水タンク内に水を補給する
ための電磁止水弁からなる冷水用給水弁28とが備えら
れているとともに、上記冷水タンクには水温を検出して
同水温を表す検出信号を出力する水温センサ34(S
7)と、水位を検出して同水位を表す検出信号を出力す
る冷水位センサ35(S3)とが備えられており、当該
冷水供給ユニットを給茶機に接続した場合、冷水排水ポ
ンプ27と冷水用給水弁28と各センサ34,35は上
記制御部10に接続される。
【0021】一方、茶濾し131は茶葉交換モータ29
により駆動される茶濾し移動機構130に固定されてお
り、制御部10による制御の下で茶葉交換モータ29の
回転軸が一回転するときに同茶濾し移動機構130は歯
車機構を介して茶濾し131を左右動せしめ、茶葉の廃
棄と補給を行なわしめる。すなわち、同茶濾し移動機構
130は茶濾し131を図4に示す中央位置から左に移
動させつつカム機構により180度回転せしめて同茶濾
し131中の茶葉を排茶タンク140内に廃棄し、廃棄
後に図示右に移動せしめて茶葉定量補給部150の排出
口151から排出される茶葉を茶濾し131内に補給せ
しめ、最後に図示中央位置に戻す。
【0022】なお、同茶濾し移動機構130には茶葉交
換モータ29の角度が初期位置にあるときにオフとなる
とともに同茶葉交換モータ29が回転して初期位置にな
いときにオンとなるマイクロスイッチ36が備えられて
おり、また、排茶タンク140の下部には排茶タンク1
40が所定の重さ未満のときにはオフとなるとともに同
排茶タンク140が所定の重さ以上となったときにオン
となる排茶センサ37(S1)が備えられており、それ
ぞれ制御部10に接続されている。
【0023】茶葉定量補給部150は茶濾し131に対
して茶葉を所定量だけ供給せしめるものであり、図5に
示すように半透明の樹脂により当該茶葉定量補給部15
0と一体的に形成された茶葉受け部161の下部に、容
量の変更可能な断面扇型の開口部152aを有する円筒
152を回転可能に配置して構成されている。
【0024】同円筒152は上記茶葉交換モータ29に
より360度づつ回転され、同茶葉交換モータ29が円
筒152を一回転せしめるときに茶葉受け部161内の
茶葉が所定量だけ扇型の開口部152aに入り込み、同
開口部152aが茶葉定量補給部150の排出口151
と対面したときに上記開口部152a内に入り込んだ茶
葉が排出される。なお、当該茶葉定量補給部150と上
記茶濾し移動機構130とは同期しており、茶葉定量補
給部150から茶葉が排出されるときに茶濾し移動機構
130によって茶濾し131が当該茶葉定量補給部15
0の排出口151の真下に移動している。
【0025】上記茶濾し移動機構130と茶葉定量補給
部150のさらに詳細な構成については、本件出願人と
同一出願人による特許出願の出願公告公報(特公平第1
−38487号公報、特公平第1−38488号公報)
に記載されている。
【0026】茶葉受け部161の両側面にはそれぞれ断
面コの字状の係合突起161a,161bが一直線上に
設けられており、各係合突起161a,161bには茶
葉切れセンサ38(S2)を構成する発光素子38aと
受光素子38bとがそれぞれ茶葉受け部161の内面に
向けて配設されている。なお、発光素子38aが発する
検出光が茶葉受け部161内の茶葉によって遮光される
と上記受光素子38bの出力はローレベルとなり、上記
検出光が茶葉に遮光されることなく同受光素子38bに
入射されると当該受光素子38bの出力はハイレベルと
なる。また、両素子38a,38b間で発光及び受光さ
れる検出光は可視光であり、発光素子38aが発する検
出光は茶葉受け部161の壁面を二回通過するときに同
壁面を形成する半透明な樹脂により散乱を受けて受光素
子38bに入射する。
【0027】茶葉受け部161の上部には開放口161
aが設けられており、同開放口161aの上方には給茶
機100の凹部163に対して取り外し可能に係合して
当該開放口161aに対して密着するキャニスタ162
が固定されている。
【0028】同キャニスタ162は、図6に示すように
中空の短円柱体の側面を一部切り欠いて開口部を形成せ
しめたキャニスタ本体162aと、同キャニスタ本体1
62aの軸心を略水平とした状態で同キャニスタ本体1
62aを回転可能に支持するとともに上部と下部に開放
口を有する外殻ケース162bとから構成されており、
キャニスタ本体162aの開口部を外殻ケース162b
における上部側の開放口に合わせてキャニスタ本体16
2aに茶葉を補充し、キャニスタ162を給茶機100
の凹部163内に装着してからキャニスタ本体162a
を180度回転せしめることにより、キャニスタ本体1
62aの開口部が下側に向いて同キャニスタ本体162
a内に補充された茶葉が茶葉受け部161内に入るよう
になっている。
【0029】一方、給茶機100前面の前扉110に
は、複数の操作指示用タッチスイッチと各種状態を表す
表示素子とを備えて制御部10の入出力部40を構成す
るフロントパネル41と設定パネル42とが配設されて
おり、フロントパネル41は前扉110の表面に、設定
パネル42は前扉110の裏面に固定されている。
【0030】同フロントパネル41は、図7に示すよう
にタッチスイッチとしてお茶の注出を指示するお茶ボタ
ン41a1と、お湯の注出を指示するお湯ボタン41a
2と、冷水の注出を指示する冷水ボタン41a3と、ボ
タンを押している間だけ注出を行なわしめる連続注出ボ
タン41a4と、ポット等の比較的大きな容器に所定量
だけ注出せしめるポット給茶ボタン41a5とを備え、
表示素子として茶葉の交換などによる給茶の準備状態を
表すお茶調整中ランプ41b1と、貯湯タンク101の
水位を表す湯水位表示ランプ41b2と、冷水給水ユニ
ットにおける冷水タンクの水位を表示する冷水位表示ラ
ンプ41b3と、茶等の注出中に点灯する注出中ランプ
41b4とを備えている。
【0031】また、設定パネル42は、図8に示すよう
にタッチスイッチとして設定操作時における設定対象を
切り換える表示切替ボタン42a1と、設定値を増加せ
しめる上ボタン42a2と、設定値を減少せしめる下ボ
タン42a3と、表示中の設定値を記憶せしめる設定ボ
タン42a4とを備えるとともに、茶葉切れセンサ38
と排水センサ33と排茶センサ37とを初期状態にする
リセットボタン42a5と、茶葉の交換を指示する茶葉
手動交換ボタン42a6と、貯湯タンク101内の湯の
沸騰を指示する沸騰ボタン42a7と、貯湯タンク10
1への給水を自動とするか否かを設定するお湯自動給水
ボタン42a8と、冷水タンクへの給水を自動とするか
否かを設定する冷水自動給水ボタン42a9と、冷水タ
ンクの排水を指示する冷水手動排水ボタン42a10と
を備えている。
【0032】また、表示素子としては、設定対象が一杯
分の注出量であることを表すお茶定量1ランプ42b1
と、設定対象がポット給茶における注出量であることを
表すお茶定量2ランプ42b2と、設定対象が貯湯タン
ク101における湯温であることを表す湯温ランプ42
b3と、設定対象が冷水温であることを表す冷水温ラン
プ42b4と、設定対象がタイマに関するスキップ日数
であることを表す休日タイマランプ42b5と、設定対
象が茶葉を交換する注出杯数であることを表す茶葉交換
杯数ランプ42b6と、設定対象が茶葉交換時間である
ことを表す茶葉交換時間ランプ42b7と、設定中の茶
葉交換時間を表す茶葉交換時間表示ランプ42b8と、
設定対象が満水切替であることを表す満水切替ランプ4
2b9と、設定中の満水切替量を表す満水切替表示ラン
プ42b10と、茶葉切れ時に点灯する茶葉切れランプ
42b11と、排水タンクが満杯のときに点灯する排水
満杯ランプ42b12と、排茶タンク140が満杯のと
きに点灯する排茶満杯ランプ42b13とからなる各種
ランプとともに、三桁の数字表示が可能な第一表示部4
2c1と、二桁の数字表示が可能な第二表示部42c2
と第三表示部42c3とを備えている。
【0033】設定パネル42に関連して制御部10のマ
イコンはROM及びRAMに各種の変数やフラグを記憶
しており、CPUは変数値やフラグの設定状態に応じて
各処理を行なう。
【0034】マイコンに記憶される変数としては、設定
操作に関するものとして配列DT0(N),DT1
(N),DT2(N),DT3(N){N:1〜8}が
あり、それぞれDT0は現在の設定値を、DT1は上ボ
タンか下ボタンを押したときにおける設定値の増減値
を、DT2は設定値の最大値を、DT3は設定値の下限
値を記憶する。また、各配列における引き数N(1〜
8)は設定対象を表し、Nが1のときに定量給茶におけ
る一杯分の注出量の設定値に、Nが2のときに定量給茶
におけるポットへの注出量の設定値に、Nが3のときに
貯湯タンクの湯温の設定値に、Nが4のときに冷水温の
設定値に、Nが5のときにタイマに関するスキップ日数
の設定値に、Nが6のときに茶葉を交換する注出杯数の
設定値に、Nが7のときに茶葉交換時間の設定値に、N
が8のときに満水切替量の設定値にそれぞれ対応する。
【0035】なお、上記設定値に関連して、設定湯温D
T0(3)を基準にヒータ通電開始温度FT11として
(DT0(3)−△T{△Tは温度の許容変化範囲})
を、ヒータ通電終了温度FT12として(DT0(3)
−△T)を、一杯分の注出量の設定値DT0(1)と茶
葉交換の設定注出杯数DT0(6)を基準として茶葉交
換の目安となる注出量FAM0を、満水切替量の設定値
DT0(8)を基準に満水位の変数FHL1として(D
T0(8)+△F)を、給水位の変数FHL2として
(DT0(8)−△F)を算出している。また、貯湯タ
ンク101の水位に関連して給水可能な最低水位を記憶
する変数FHL3も用意されている。
【0036】そのほか、変数としては、茶葉交換の回数
を表す変数CTと、茶の注出総量を表す変数AM0と、
茶葉交換後の茶の注出量を表す変数AM1と、各給茶ご
とに茶の注出量を表す変数AM3と、茶葉の吸水量を表
すFAM3と、排茶センサ37の検出結果を表す変数D
Lと、茶葉切れセンサ38の検出結果を表す変数LF
と、冷水位センサ35の検出結果を表す変数CLと、湯
水位センサ32の検出結果を表す変数HLと、排水セン
サ33の検出結果を表す変数DWと、湯温センサ31の
検出結果を表す変数TH1と、水温センサ34の検出結
果を表す変数TH2とがある。
【0037】また、フラグとしては、設定パネル42の
操作中状態を表すフラグFS1と、冷水給水ユニットの
冷水排水状態を表すフラグFS2と、湯の注出中状態を
表すフラグFS3と、冷水の注出中状態を表すフラグF
S4と、茶の注出中状態を表すフラグFS5と、茶葉を
交換した直後を表すフラグFS6と、貯湯タンク101
への給水状態を表すフラグFS7と、ヒータの通電状態
を表すフラグFS8とがあり、さらに、設定パネル42
におけるタッチスイッチの操作状態を表すために表示切
替ボタン42a1に対応するボタンフラグFB1と、上
ボタン42a2に対応するボタンフラグFB2と、下ボ
タン42a3に対応するボタンフラグFB3と、設定ボ
タン42a4に対応するボタンフラグFB4とがある。
【0038】その他、制御部10には上記設定パネル4
2とともに複数のディップスイッチにより構成された設
定用スイッチ39が接続されており、同設定用スイッチ
39により設定された他の設定値を記憶する変数が用意
されている。また、これらの変数とフラグのうち冷水に
関するものについては、冷水供給ユニットが接続されて
いるか否かにかかわらず用意されており、設定用スイッ
チ39により冷水供給ユニットを接続していないと設定
しておくと、CPUは冷水に関する処理を無視するよう
にしている。
【0039】次に、上記構成からなる本実施例の動作を
説明する。本給茶機100は二十四時間制のタイマ52
を備えており、同タイマ52は定時に電源をオンおよび
オフとする。同タイマ52が電源をオンとすると、電源
部51に商用交流電源が接続され、同電源部51は制御
部10に直流電流を供給する。
【0040】制御部10のマイコンは電源が供給される
と図9に示すメインルーチンのプログラムの実行を開始
し、CPUはステップ1010にてRAMにおける変数
領域やフラグ領域を初期化するとともに設定用スイッチ
39における各ディップスイッチの設定状況に基づいて
各設定を行なう。
【0041】ここで、本給茶機100における給茶の態
様として、お茶ボタン41a1を押している間だけお茶
を注出する連続注出と、お茶ボタン41a1を一度押す
と予め設定された定量の茶を給茶する定量給茶とがあ
り、さらに同定量給茶には、湯呑み一杯分だけを注出す
るお茶定量1と、ポットなどの比較的大きな容器分だけ
茶を注出するお茶定量2とが用意されている。なお、本
実施例では、お茶定量2をポット給茶と呼ぶとともにお
茶定量1を第一定量給茶と呼んで説明する。なお、予め
設定用スイッチ39でポット給茶と第一定量給茶を行な
うように設定してあるものとする。
【0042】初期設定後、CPUはステップ1020に
て電源のオンから2秒以内に設定パネル42の所定のス
イッチが操作されたか否かを判断する。通常の使用時に
は、タイマ52が電源をオンとするので設定パネル42
は操作されておらず、CPUは通常の立ち上げと判断し
て湯温制御などの基本的な制御をステップ1100〜1
600にて繰り返し実行する。なお、CPUはメインル
ーチンのプログラムの実行とともに10ミリ秒ごとに割
り込み処理でフロントパネル処理などを実行している。
【0043】給茶機100は貯湯タンク101に貯えら
れた湯を使用して茶の注出等を行なうため、同貯湯タン
ク101内に所定の温度のお湯が必要量だけ貯えられて
いる必要がある。このため、CPUはステップ1100
にて湯温制御を行ない、貯湯タンク101内に備えられ
たヒータ21への通電を制御して湯温を所定の範囲内に
維持せしめる。
【0044】図10に示す湯温制御においてフラグFS
8はヒータ21に対して通電しているか否かを表してお
り、CPUは同フラグFS8が”0”に設定されていれ
ばヒータ21に通電していないものと判断してステップ
1104にて貯湯タンク101内の湯温が設定範囲の下
限を下回ったか否か判断する。
【0045】貯湯タンク101内の湯温は湯温センサ3
1が検出しており、CPUは割り込み処理で実行する図
30に示すセンサ読込処理にて各センサ31〜38が出
力する検出信号を入力し、同検出信号が表す検出値を変
数に代入している。具体的には、排茶タンク140が満
杯であれば変数DLに「1」を、満杯でなければ「0」
を代入し、茶葉受け部161内の茶葉が無くなれば変数
LFに「1」を、茶葉が有れば変数LFに「0」を代入
し、湯水位を変数HLに代入し、排水タンク204が満
杯で有れば変数DWに「1」を、満杯でなければ「0」
を代入し、湯温を変数TH1に代入している。なお、本
実施例では冷水供給ユニットを接続していないが、同冷
水供給ユニットを接続した場合には、冷水位を変数CL
に代入するとともに、水温を変数TH2に代入する。
【0046】ところで、電源がオンとなった直後は貯湯
タンク101内の湯は冷めているので、CPUはステッ
プ1104にて変数TH1の値が設定範囲の下限を表す
変数FT12より小さいものと判断し、ステップ110
6にてヒータ21に対する通電を開始するとともにステ
ップ1108にてフラグFS8に”1”を設定して本湯
温制御を終了する。次に湯温制御が実行されたときはフ
ラグFS8に”1”が設定されているので、CPUはス
テップ1110にて変数TH1の値が設定範囲の上限を
表す変数FT11を越えているか判断する。このとき、
湯温が設定範囲の上限を越えていなければ何もせずに湯
温処理を終了するが、湯温が上限を越えたときにはステ
ップ1112にてヒータ21に対する通電を停止すると
ともにステップ1114にてフラグFS8に”0”を設
定して本湯温制御を終了する。これにより、貯湯タンク
101内の湯温は下限のヒータ通電開始温度FT11と
上限のヒータ通電終了温度FT12との間に維持され
る。
【0047】また、CPUは上記湯温制御と同様にして
ステップ1200にて湯水位制御を行ない、貯湯タンク
101に対する給水路に介在された湯用給水弁22への
通電を制御して水位を所定の範囲内に維持せしめる。す
なわち、CPUは図11に示す湯水位制御のステップ1
202にて貯湯タンク101への給水を自動給水と設定
してあると判断すると、ステップ1204にてフラグF
S7の設定値に基づいて給水中であるか否かを判断す
る。当初、フラグFS7には”0”が設定されており、
CPUはステップ1206にて変数HLに代入された貯
湯タンク101の水位が給水を要する水位として予め設
定されている変数FHL2より小さいか否かを判断す
る。給水を要しない場合は何もせずに湯水位制御を終了
するが、給水を要するならば、CPUはステップ120
8にて湯用給水弁22に通電して同弁を開くとともに、
ステップ1210にてフラグFS7に”1”を設定す
る。このようにして湯用給水弁22へ通電すると、マグ
ネットコネクタ23を介して給水ユニット200におけ
る揚水ポンプ203にも通電されるため、同揚水ポンプ
203が水受け部202内の水を汲み上げ、上記湯用給
水弁22を介して上記貯湯タンク101内に給水する。
【0048】フラグFS7の設定値を変更した場合、次
に湯水位制御を実行したときにCPUはステップ120
4にて給水中であると判断し、ステップ1212にて変
数HLに代入された貯湯タンク101の水位が満水であ
る水位として予め設定された変数FHL1より大きいか
否かを判断する。満水となっていない場合は何もせずに
終了するが、満水となっているならば、CPUはステッ
プ1214にて湯用給水弁22への通電を停止して同弁
を閉じるとともに、ステップ1216にてフラグFS7
に”0”を設定する。
【0049】かかる湯水位制御により貯湯タンク101
の水位は所定の範囲内に維持される。なお、自動給水の
設定については設定パネル42のお湯自動給水ボタン4
2a8を操作してオンかオフかを選択するようにしてい
る。
【0050】いま、上述した湯温制御と湯水位制御によ
り貯湯タンク101に所定の温度の湯が満水状態に貯え
られたとし、この状態で使用者がポットに茶を入れるた
めにフロントパネル41のポット給茶ボタン41a5を
押し、次にお茶ボタン41a1を押したとする。なお、
茶は注出液受け皿111の注出孔111aより前扉11
0の凹部112内に滴下されるので、予め同注出孔11
1aからポットに対して管路を接続しておく。
【0051】CPUは10ミリ秒ごとに図25に示すフ
ロントパネル処理を実行しており、使用者がポット給茶
ボタン41a5を押すと、CPUはフロントパネル処理
における図27に示すポット給茶ボタン処理の中でステ
ップ2122にてポット給茶ボタン41a5がオフから
オンへ変化したものと判断し、ステップ2124にてカ
ウンタ用変数T0に「0」を代入するとともにカウンタ
用変数T1に「1500」を代入する。ここでカウンタ
用変数T0は連続注出ボタン41a4が押されてからの
経過時間を表すとともにカウンタ用変数T1はポット給
茶ボタン41a5が押されてからの経過時間を表す変数
であり、ポット給茶ボタン41a5が押されると上述し
たようにカウンタ用変数T1に「1500」を代入する
とともに、ステップ2126にて同変数T1が「0」で
ないと判断されたらステップ2128にて同変数T1の
値を「1」だけ減算する。
【0052】上記カウンタ用変数T1に「1500」を
代入してから10ミリ秒ごとに「1」づつ減算していく
と同変数T1は15秒間だけ正の値となる。従って、カ
ウンタ用変数T1が正の数値であるときは、ポット給茶
ボタン41a5が押されてから15秒未満であることが
検知できる。
【0053】なお、CPUはフロントパネル処理の中で
ポット給茶ボタン処理と同様にして図26に示す連続注
出ボタン処理を実行しており、同連続注出ボタン処理の
中でステップ2102にて連続注出ボタン41a4がオ
フからオンに変化したと判断するとステップ2104に
て上記カウンタ用変数T0に「1500」を代入すると
ともにカウンタ用変数T1に「0」を代入し、ステップ
2106にてカウンタ用変数T0が「0」でないと判断
されたらステップ2108にて同カウンタ用変数T0を
「1」だけ減算する。従って、この場合も連続注出ボタ
ン41a4が押されてから15秒未満であるか否かを検
知できる。
【0054】また、連続注出ボタン41a4を押したと
きには強制的にポット給茶ボタン41a5に対応するカ
ウンタ用変数T0に「0」を代入するとともに、ポット
給茶ボタン41a5を押したときには強制的に連続注出
ボタン41a4に対応するカウンタ用変数T1に「0」
を代入するため、後から押したボタンが有効となり、押
し間違えたときには正しいボタンを押すだけで訂正でき
る。
【0055】ポット給茶ボタン41a5を押してから1
5秒以内にお茶ボタン41a1を押したとすると、CP
Uはフロントパネル処理における図28に示すお茶ボタ
ン処理の中でステップ2142にてお茶ボタン41a1
がオンであると判断し、ステップ2144にて当該お茶
ボタン41a1の状態を表すフラグFB0に”1”を設
定する。なお、ポット給茶ボタン41a5を押してから
お茶ボタン41a1を押すまでの間、CPUはステップ
2146にてお茶ボタン41a1がオフであると判断
し、ステップ2148にてフラグFB0に”0”を設定
している。
【0056】CPUはメインルーチンで湯温制御や湯水
位制御とともに図12に示す給茶選択処理を実施してお
り、同処理におけるステップ1302にてフラグFB0
が”1”に設定されているか否かを判断しする。お茶ボ
タン41a1が押されない間はフロントパネル処理でフ
ラグFB0に”0”を設定しているので、何もせずに給
茶選択処理を終了するが、お茶ボタンを押したときには
CPUはステップ1302にてフラグFB0に”1”が
設定されていると判断し、ステップ1304にて同フラ
グFB0をリセットしておいてステップ1306にて図
16に示す給茶開始条件チェック処理を実行する。
【0057】給茶開始条件チェック処理は給茶を開始す
るための諸条件をチェックしてその結果をフラグFC1
に設定するものであり、給茶を開始してよいときはCP
Uはステップ3020にてフラグFC1に”0”を設定
し、給茶を開始する条件が満たないときはステップ30
22にてフラグFC1に”1”を設定する。
【0058】給茶を開始できない状態としては、他の処
理を実行していて給茶できない場合と、給茶する条件が
整っていない場合とがあり、各状態を表すフラグの設定
やセンサの検出結果を表す変数の値に基づいて判断す
る。他の処理を実行している場合として、本実施例で
は、フラグFS1に基づいて設定パネル42を操作して
いると判断されるとき(ステップ3002)と、フラグ
FS3に基づいて湯を注出していると判断されるとき
(ステップ3006)とがあり、冷水供給ユニットを接
続しているならば、フラグFS2に基づいて冷水給水ユ
ニットの冷水を排水していると判断されるとき(ステッ
プ3004)と、フラグFS4に基づいて冷水を注出し
ていると判断されるとき(ステップ3008)とが加わ
る。
【0059】また、給茶する条件が整っていない場合と
しては、排水センサ33の検出結果を表す変数DWに基
づいて給水ユニットにおける排水タンク204が満水で
あると判断されるとき(ステップ3010)と、湯水位
センサ32の検出結果を表す変数HLの値が貯湯タンク
101の最低水位を表す変数FHL3以下となって湯の
残量切れと判断されるとき(ステップ3012)と、排
茶センサ37の検出結果を表す変数DLに基づいて排茶
タンク140が満杯となったと判断されるとき(ステッ
プ3014)と、茶葉切れセンサ38の検出結果を表す
変数LFに基づいて茶葉受け部161内の茶葉がなくな
ったと判断されるとき(ステップ3016)とがある。
【0060】ただし、本給茶機100では排茶タンク1
40が満杯となったときと茶葉受け部161内の茶葉が
なくなったときにすぐさま給茶開始不能としない。これ
は、排茶タンク140が満杯であっても排茶しない限り
は支障がないし、茶葉受け部161内の茶葉がなくなっ
ても茶葉交換しない限りは支障がないからである。
【0061】従って、排茶タンク140が満杯となった
ときと茶葉受け部161内の茶葉がなくなったときにつ
いては、CPUはステップ3018にて茶葉交換後の茶
注出量を表す変数AM1の値と茶葉交換注出量を表す変
数FAM0の値とを比較し、上記変数AM1の方が変数
FAM0より小さく茶葉交換が必要でないならば給茶の
開始を許可するためにステップ3020にてフラグFC
1に”0”を設定する。
【0062】このようにすることにより、できる限り給
茶不能となる事態を回避することができる。
【0063】CPUは上述した給茶開始条件チェック処
理を実行してフラグFC1を設定した後、給茶選択処理
に戻り、ステップ1308にて同フラグFC1に基づい
て給茶を開始可能か判断する。そして、同フラグFC1
に”1”が設定されており、給茶開始不可能な場合は給
茶を開始することなく本給茶選択処理を終了する。
【0064】一方、給茶開始可能で有れば、CPUはカ
ウンタ用変数T0,T1の値に基づいてステップ131
0とステップ1312にてお茶ボタン41a1が押され
る前の15秒以内に連続注出ボタン41a4かポット給
茶ボタン41a5が押されていないか判断する。前述し
たようにポット給茶ボタン41a5を押してからお茶ボ
タン41a1を押しているため、カウンタ用変数T1だ
けが正の値となっており、CPUはステップ1314に
て設定用スイッチ39でポット給茶の設定をオンとして
あるか否か判断する。
【0065】起動時に設定用スイッチ39でポット給茶
を行なわないように設定してあるならば、CPUはステ
ップ1318にてお茶ボタン41a1を押している間だ
け茶を注出する連続注出処理を実行するが、現在はポッ
ト給茶を行なうように設定してあるため、CPUはステ
ップ1316にてポット給茶処理の実行を開始する。
【0066】ポット給茶処理では、茶の注出量が予め設
定した所定量となるまで茶の注出を実行するが、ここで
その設定と茶の注出量の計測について説明する。
【0067】茶の注出量の設定は設定パネル42を操作
して行なう。CPUはメインルーチンの実行中に10ミ
リ秒ごとに図23に示す設定パネル処理を実行してお
り、ステップ2202にて各タッチスイッチの操作状況
をスキャンし、ステップ2204にて各タッチスイッチ
ごとに用意されたボタンフラグFB1〜FB4…に対し
てタッチスイッチがオンであれば”1”と設定するとと
もにオフであれば”0”を設定し、ステップ2206で
はカウンタ用変数T0,T1と同様にしてパネル操作タ
イマ用変数FTにより最後に設定パネルのタッチスイッ
チを押してから10秒以内か否かを計測する。すなわ
ち、CPUはいずれかのタッチスイッチがオンとなった
ときに同パネル操作タイマ用変数FTに「1000」を
代入し、以後、設定パネル処理を実行するごとに同パネ
ル操作タイマ用変数FTの値が「0」でない限り「1」
づつ減算している。
【0068】電源がオンになった時点では、設定パネル
42におけるお茶定量1ランプ42b1が点灯してお
り、設定対象をポット給茶における注出量とするために
表示切替ボタン42a1を押したとする。これにより、
CPUは設定パネル処理でボタンフラグFB1に”1”
を設定するとともにパネル操作タイマ用変数FTに「1
000」を設定する。
【0069】一方、CPUはメインルーチンのステップ
1400にて図18に示す設定パネル操作処理を実行
し、ステップ1402にて上記パネル操作タイマ用変数
FTの値に基づいてパネル操作を開始したか判断する。
いま、パネル操作タイマ用変数FTの値は正であるの
で、CPUは1404にてパネル操作中であることを表
すフラグFS1に”1”を設定し、また、ボタンフラグ
FB1に”1”が設定されているので、CPUはステッ
プ1406にて表示切替ボタン42a1を押したものと
判断し、ステップ1408にて図19に示す表示切替ボ
タン処理を実行する。
【0070】表示切替ボタン処理では、CPUは設定対
象を表すポインタ変数SLを「1」だけ増加させる。こ
こで、初期状態においてはポインタ変数SLは「1」と
なって第一定量給茶における一杯分の注出量を設定対象
としているが、表示切替ボタン42a1を押すことによ
り「2」となって設定対象をポット給茶におけるポット
への注出量とする。なお、ステップ1432とステップ
1434にて同ポインタ変数の値が「8」をこえたとき
に「1」に戻すとともに、ステップ1436ではボタン
フラグFB1の設定を”0”に戻しておく。
【0071】ところで、設定パネルにおける表示素子の
制御のために、CPUは図24に示す表示制御処理を割
り込み処理で実行しており、CPUはステップ2502
にて表示すべきデータ値を読み込み、ステップ2504
にて同読み込んだデータ値に基づいて表示を制御する。
CPUは初期設定においてポインタ変数SLに「1」を
代入するとともに変数DT0(1〜8)の値をワークエ
リアの変数WK(1〜8)に代入しており、初期状態に
おいては、CPUはポインタ変数SLの値に対応して設
定対象が第一定量給茶における注出量であることを表す
ためにお茶定量1ランプ42b1を点灯せしめるととも
に、第一定量給茶の注出量とポット給茶の注出量を表示
する第一表示部42c1には第一定量給茶の注出量が記
憶された変数WK(1)の値を表示している。
【0072】しかし、ポインタ変数SLが「2」となっ
たので、CPUは設定対象がポット給茶における注出量
であることを表すためにお茶定量2ランプ42b2を点
灯させ、これとともに第一表示部42c1にはポット給
茶の注出量が記憶された変数WK(2)の値を表示せし
める。さらに表示切替ボタン42a1を押して設定対象
を湯温や水温としたときについても上述したのと同様の
処理を行なう。
【0073】お茶定量2ランプ42b2が点灯したら、
第一表示部42c1の表示を見て注出量を増加させるな
らば上ボタン42a2を押し、注出量を低下させるなら
ば下ボタン42a3を押す。注出量を増加させるために
上ボタン42a2を押したとすると、設定パネル処理で
ボタンフラグFB2に”1”を設定し、設定パネル操作
処理のステップ1410にて同ボタンフラグFB2に基
づいてステップ1412の上ボタン処理を実行する。
【0074】CPUは図20に示す上ボタン処理のステ
ップ1440にてポインタ変数SLの値に対応する当該
設定対象の増減値である変数DT1(2)をワークエリ
アの変数WK(2)に加算し、ステップ1442とステ
ップ1444にて同変数WK(2)の値が設定対象にお
ける最大値を記憶する定数DT2(2)の値より大きく
ならないように調整して、ステップ1446にてボタン
フラグFB2の設定を”0”に戻す。
【0075】また、注出量を減少させるために下ボタン
42a3を押したときは、同様にして設定パネル処理で
ボタンフラグFB3に”1”を設定し、ステップ141
6にて図21に示す下ボタン処理を実行してワークエリ
アの変数WK(2)を減少せしめる。
【0076】第一表示部42c1の表示が適当な値にな
ったら設定ボタン42a4を押す。同設定ボタン42a
4を押すとCPUは設定パネル処理でボタンフラグFB
4に”1”を設定し、CPUは設定パネル操作処理のス
テップ1418にて同ボタンフラグFB4の値に基づい
てステップ1420の設定ボタン処理を実行する。
【0077】図22に示す設定ボタン処理では、CPU
はステップ1460にて設定値を記憶する変数DT0
(2)に現在の設定対象に対応するワークエリアの変数
WK(2)を書き込むとともに、ステップ1462にて
ボタンフラグFB4に”0”を設定し、ステップ146
4ではパネル操作タイマ用変数FTに「0」を代入す
る。本設定パネル操作処理では、パネル操作タイマ用変
数FTを設定パネルの操作における終了条件としても使
用しており、同変数FTの値が「0」となったときに設
定パネル操作処理を終了するようにしている。
【0078】CPUは設定パネル操作処理のステップ1
422にて同変数FTの値が「0」であると判断する
と、ステップ1424にて現在の設定対象に対応する設
定値DT(2)をワークエリアの変数WK(2)に読み
込むが、設定ボタン42a4を押したときにその逆の操
作をしているため、この読み込みによってワークエリア
の変数WK(2)の値が変化するわけではない。
【0079】しかしながら、上ボタン42a2や下ボタ
ン42a3を押した後に設定ボタン42a4を押さなか
ったとすると、10秒後にパネル操作タイマ用変数FT
の値は「0」となり、CPUはステップ1422にて終
了条件が成立したものと判断してステップ1424にて
設定値をワークエリアに読み込んでしまう。設定ボタン
42a4を押したときには、ワークエリアの値を設定値
に書き込んだ後で設定値をワークエリアに読み込んでい
たのでワークエリアの値に変化はなかったが、今回はワ
ークエリアの値を設定値に書き込むことなく設定値の値
をワークエリアに読み込んでいるため、ワークエリアの
値は設定パネル42の操作を開始する前の値に戻ってし
まう。すなわち、上ボタン42a2や下ボタン42a3
を押して設定値の表示を変化させても、10秒以内に設
定ボタン42a4を押さなかったならばその変更は無効
となる。
【0080】その後、CPUはステップ1426にてパ
ネル操作を終了したことを表すためにフラグFS1に”
0”を設定して当該設定パネル操作処理を終了する。
【0081】一方、CPUは図29に示す茶注出量計測
の処理を10ミリ秒ごとに割り込み処理で実行し、ステ
ップ2302にて茶の注出中を表すフラグFS5の設定
値に基づいて茶を注出しているか否かを判断する。
【0082】茶の注出量は茶の注出時間として計測され
ており、CPUはステップ2302にて茶の注出中であ
ると判断されると、ステップ2304〜2308にて三
種類の茶の注出量を表す変数AM0,AM1,AM3に
対して単位時間あたりの注出量を表す変数AM2の値を
加算する。
【0083】ポット給茶処理に戻ると、CPUはステッ
プ3302にて注出量を計測するために今回の注出量を
表す変数AM3に「0」を代入し、ステップ3304に
て給茶状態を表すフラグFS5に”1”を設定して、ス
テップ3306にて茶注出弁25に通電して同弁を開か
せる。なお、このとき後述するお茶定量1の処理との関
係で茶葉に湯を注いだことを示すために茶葉交換直後を
表すフラグFS6に”0”を設定しておく。
【0084】同茶注出弁25が開くと、貯湯タンク10
1から管路を介して茶濾し131上に湯が注がれ、同茶
濾し131中にて茶が注出されて注出液受け皿111上
に滴下し、同注出液受け皿111の注出孔111aに接
続された管路を介してポット内に供給される。
【0085】このようにして給茶を開始したら、CPU
はステップ3308にて変数DWの値に基づいて排水タ
ンク204が満杯となっていないか判断するとともにス
テップ3310にて貯湯タンク101内の水位を表す変
数HLと給水不可能な水位を表す変数FHL3とに基づ
いて湯を供給可能であるか判断し、引き続き給茶可能で
あるならばステップ3312にて茶葉交換後の茶の注出
量を表す変数AM1の値と茶葉交換の目安となる茶の注
出量を表す変数FAM0の値とを比較して茶葉交換が必
要であるか否かを判断する。
【0086】茶葉交換が不要であるならば、CPUはス
テップ3314にて今回の茶の注出量を表す変数AM3
の値がポット給茶における注出量として設定されている
変数DT0(2)の値に達したか否かを判断し、今回の
注出量を表す変数AM3の方が小さい間はステップ33
08に戻って当該ポット給茶処理を続行する。
【0087】ポット給茶処理における注出量は比較的多
いため、茶の注出中に茶葉交換後の茶の注出量を表す変
数AM1の値が茶葉交換の目安となる茶の注出量を表す
変数FAM0より大きくなって茶葉を交換する必要が生
じてくる。すると、CPUはステップ3312にて変数
AM1の値が変数FAM0の値より大きくなったと判断
し、ステップ3316にて変数DLの値に基づいて排茶
タンク140が満杯となっていないか判断するとともに
ステップ3318にて変数LFの値に基づいて茶葉受け
部161内の茶葉がなくなってしまっていないか判断
し、ともに茶葉交換可能な状態であればステップ332
0にて図17に示す茶葉交換を実施する。
【0088】同茶葉交換では、CPUはステップ350
2にて給茶状態を表すフラグFS5に”0”を設定する
とともにステップ3504にて茶注出弁25を閉じ、一
時的に給茶を停止せしめる。そして、ステップ3506
では設定用スイッチ39の設定に基づいて茶葉時差交換
がセットされているか否かを判断する。茶葉時差交換は
茶濾し131内の茶葉に含まれる水分を切ってから排茶
タンク140に廃棄せしめるための処理であり、同茶葉
時差交換がセットされている場合のみステップ3508
にて5秒間だけ何もせずに待機し、その後にCPUはス
テップ3510にて茶葉交換モータ29に通電する。
【0089】茶葉交換モータ29が回転を開始すると、
茶濾し131中の茶葉の廃棄と新たな茶葉の補給を行な
うが、その間、CPUはステップ3512にてマイクロ
スイッチ36がオフとなったか否かを判断しており、同
マイクロスイッチ36がオフとなったら茶葉交換モータ
29の回転軸が一回転して初期位置となったものと判断
してステップ3514にて茶葉交換回数を表す変数CT
の値を「1」だけ増加せしめるとともにステップ351
6にて茶葉交換モータ29に対する通電を停止する。
【0090】その後、CPUはステップ3518にて給
茶状態を表すフラグFS5に”1”を設定するとともに
ステップ3520にて茶注出弁25に通電して茶の注出
を再開し、ステップ3522にて茶葉交換をしたことを
表すフラグFS6に”1”を設定して茶葉交換を終了す
る。
【0091】このようにして茶葉を途中で交換しつつポ
ット給茶を継続していくと、今回の注出量を表す変数A
M3の値が徐々に増加してポット給茶の設定値を表す変
数DT0(2)より大きくなる。従って、CPUはポッ
ト給茶処理のステップ3314にて同変数AM3の値が
変数DT0(2)より大きくなったと判断するとステッ
プ3322にて給茶状態を表すフラグFS5に”0”を
設定するとともにステップ3324にて茶注出弁25へ
の通電を停止する。同茶注出弁25への通電を停止する
ことにより給茶は停止され、当該ポット給茶処理を終了
する。
【0092】なお、注出量がポット給茶の設定値に至る
前に排水タンク204が満杯となったり貯湯タンク10
1内の湯の残量が切れた場合、及び茶葉交換が必要とな
ったときに排茶タンク140が満杯であったり茶葉受け
部161内の茶葉がなくなってしまったときにもステッ
プ3322とステップ3324にて給茶を中断してポッ
ト給茶を終了する。
【0093】これまでは、定量給茶のうちポットのよう
に比較的容量の大きい容器にまとめて茶を補給するポッ
ト給茶について説明したが、本給茶機100はお茶ボタ
ン41a1を一度押すと湯呑み一杯分の茶を注出する第
一定量給茶を実行することができる。
【0094】使用者がポット給茶ボタン41a5などを
押すことなくお茶ボタン41a1を押すと、CPUはフ
ロントパネル処理におけるお茶ボタン処理でフラグFB
0に”1”を設定するため、メインルーチンにおける給
茶選択処理のステップ1302にて同フラグFB0に基
づいてお茶ボタンがオンとなったものと判断する。その
後、ポット給茶の場合と同様に、ステップ1304にて
同フラグFB0をリセットした後、ステップ1306に
て給茶開始条件チェックを行ない、給茶開始可能であれ
ばステップ1310とステップ1312にて15秒以内
に連続注出ボタン41a4かポット給茶ボタン41a5
が押されている否かを判断する。
【0095】しかし、今回はお茶ボタン41a1だけを
押しており、CPUはいずれのボタンも押していないも
のと判断してステップ1320にて第一定量給茶の設定
がオンとなっているか否かを判断するが、予め、設定用
スイッチ39により第一定量給茶の設定をオンとしてあ
るので、CPUはステップ1322にて図14に示す第
一定量給茶処理を実行する。
【0096】第一定量給茶を開始するときもポット給茶
の場合と同様に、CPUはステップ3202にて今回の
注出量を表す変数AM3に「0」を代入し、ステップ3
204にて給茶状態を表すフラグFS5に”1”を設定
してからステップ3206にて茶注出弁25に通電して
給茶を開始する。
【0097】第一定量給茶を終わる条件は、基本的に今
回の注出量を表す変数AM3の値が第一定量給茶の注出
量を記憶する設定値DT0(1)を越えた状態である。
【0098】ところで、茶葉交換を行なうと茶濾し13
1内には新たな茶葉が供給されるが、乾燥した茶葉を供
給するのでその後に注がれる湯のいくらかは茶葉自体に
吸収されてしまう。このため、茶葉に注がれた湯の量と
第一定量給茶における設定値とを比較していると、茶葉
交換直後に湯呑みに注がれる一杯については茶葉自体に
吸収された分だけ茶の注出量が少なくなってしまう。こ
れは、注出量の大きなポット給茶においてはさほど問題
とならないものの、第一定量給茶のように湯呑み一杯分
のお茶を適量だけ注出する場合には無視できない誤差と
なる。
【0099】上述したように茶葉を交換したときはフラ
グFS6に”1”を設定してあるため、CPUはステッ
プ3208にて同フラグFS6に基づいて茶葉交換の直
後か否かを判断し、茶葉交換の直後でない場合はステッ
プ3210にて今回の茶の注出量を表す変数AM3の値
が第一定量給茶の設定値DT0(1)の値を越えるまで
茶の注出を続ける。
【0100】しかし、同フラグFS6に”1”が設定さ
れており、茶葉交換の直後であると判断されたときは、
CPUはステップ3211にて茶葉に湯を注いだことを
示すために茶葉交換直後を表すフラグFS6に”0”を
設定した後、ステップ3212にて今回の茶の注出量を
表す変数AM3の値が設定値DT0(1)と茶葉の吸水
量を表す変数FAM3とを加えた値よりも大きくなるま
で注出を続ける。すなわち、茶濾し131中に注がれる
湯の量は、(DT0(1)+FAM3)であるが、茶濾
し131中の茶葉により(FAM3)だけの湯が吸収さ
れ、湯呑みには(DT0(1))だけ注がれることにな
る。
【0101】これにより、茶葉交換の直後に給茶したと
きにも通常時と同じ量だけ茶を注出することができる。
【0102】第一定量給茶を行なっているときにも茶葉
交換後の注出量AM1を計測しており、第一定量給茶を
終了する前に同注出量AM1が茶葉交換の目安となる注
出量FAM0より大きくなることも生じる。
【0103】しかし、湯呑み一杯分の給茶はわずか数秒
で終了してしまうものであり、この給茶を中断してまで
茶葉を交換すると余計な時間がかかって不都合なことの
ほうが多い。また、茶葉交換の目安となる注出量をわず
かに越えて注出したとしても茶の濃度が急変するもので
もない。
【0104】このため、第一定量給茶の場合はステップ
3210やステップ3212にて一杯分の茶が注出され
るまで給茶を行ない、その後、ステップ3214にて茶
葉を交換する必要があるか否かを判断する。そして、茶
葉交換が必要な場合はポット給茶の場合と同様にステッ
プ3222にて排茶タンク140が満杯であるか否かを
判断するとともにステップ3224にて茶葉受け部16
1内の茶葉がなくなっていないか判断し、ともに茶葉交
換可能な状態であればステップ3226にて茶葉交換を
行なう。
【0105】茶葉交換が不要であったり茶葉交換が不可
能であった場合は、CPUはステップ3216にて給茶
状態を表すフラグFS5に”0”を設定した後、ステッ
プ3218にて茶注出弁25への通電を停止して第一定
量給茶処理を終了する。
【0106】さて、以上に述べた二つの定量給茶では、
お茶ボタン41a1を一度押すだけで設定された量だけ
茶を注出することができるが、大きめの湯呑みや小いさ
めの湯呑みの場合は定量給茶で適量だけ茶を注出するこ
とができない。
【0107】このような場合のため、本給茶機100は
お茶ボタン41a1を押し続けている間だけ茶を注出す
る連続注出を行なうことができる。同連続注出を行なう
ためには、使用者は連続注出ボタン41a4を押した
後、必要量だけ茶が注出されるまでお茶ボタン41a1
を押し続ければよい。
【0108】連続注出ボタン41a4を押すと、上述し
たようにCPUは連続注出ボタン処理のステップ210
4にてカウンタ用変数T0に「1500」を代入し、お
茶ボタン41a1を押したときには給茶選択処理におけ
るステップ1310にて15秒以内に連続注出ボタン4
1a4が押されたと判断されるため、CPUは図13に
示す連続注出処理を開始する。
【0109】お茶定量1やお茶定量2の場合と異なり、
連続注出においては茶の注出量が所定値となったときに
終了するわけではないので、CPUは今回の注出量を表
す変数AM3に「0」を代入することなくステップ31
02にて給茶状態を表すフラグFS5に”1”を設定し
てからステップ3104にて茶注出弁25に通電して給
茶を開始する。なお、この場合もお茶定量1の処理との
関係で茶葉に湯を注いだことを示すために茶葉交換直後
を表すフラグFS6に”0”を設定しておく。
【0110】給茶を開始したら、CPUはステップ31
06にて変数DWの値に基づいて排水タンク204が満
杯となっていないか判断するとともにステップ3108
にて貯湯タンク101内の水位を表す変数HLと給水不
可能な水位を表す変数FHL3とに基づいて湯を供給可
能であるか判断し、引き続き給茶可能であるならばステ
ップ3110にて茶葉交換後の茶の注出量を表す変数A
M1の値と茶葉交換の目安となる茶の注出量を表す変数
FAM0の値とを比較して茶葉交換が必要であるか否か
を判断する。
【0111】茶葉交換が不要であるならば、CPUはス
テップ3112にてお茶ボタン41a1の状態を表すフ
ラグFB1に”0”が設定されていないか判断し、同フ
ラグFB1に”1”が設定してあれば連続注出を続行す
るが同フラグFB1に”0”が設定してあれば連続注出
を終了する。。
【0112】お茶ボタン処理では、お茶ボタン41a1
が押されてオンとなっているとフラグFB0に”1”を
設定し、同お茶ボタン41a1が離されてオフとなって
いるとフラグFB0に”0”を設定する。従って、使用
者が湯呑みに注がれた茶の量を見て適量だけ注出された
と判断したときにお茶ボタン41a1から指を離すと、
上記お茶ボタン処理でCPUはフラグFB0に”0”を
設定する。従って、使用者がお茶ボタン41a1を押し
続けている間はフラグFB0に”1”が設定され、連続
注出処理を続行して茶を注出する。
【0113】しかし、使用者がお茶ボタン41a1から
指を離すとフラグFB0には”0”が設定され、CPU
はステップ3112にて同フラグFB0の設定に基づい
てお茶ボタン41a1がオフとなったと判断し、ステッ
プ3114にて給茶状態を表すフラグFS5に”0”を
設定した後、ステップ3116にて茶注出弁25への通
電を停止して給茶を終了する。
【0114】なお、お茶ボタン41a1を離す前に排水
タンク204が満杯となったり貯湯タンク101内の湯
の残量が切れた場合、及び茶葉交換が必要となったとき
に排茶タンク140が満杯であったり茶葉受け部161
内の茶葉がなくなってしまったときにもステップ311
4とステップ3116にて給茶を終了する。
【0115】ところで、上述したメインルーチンの実行
中に、CPUはステップ1600にて管理表示の処理を
行ない、図31に示すステップ1601にて設定ボタン
42a4と表示切替ボタン42a1とが同時に押されて
いる否かを判断し、同時に押されていない場合は何もす
ることなく管理表示の処理を終了する。
【0116】図31に示す管理表示では、CPUはステ
ップ1602にて注出総量を表す変数AM0の値を第一
定量給茶において湯呑み一杯分の注出量と設定された変
数DT0(1)の値で除算し、これまでに注出した茶の
注出杯数、すなわち一般的な給茶機としての利用にあた
る総利用回数を計算する。このとき、計算エリアとして
四桁分だけ用意しておき、四桁以上となったときには上
位桁を無視する。
【0117】ところで、茶葉交換を行なうごとに変数C
Tの値を「1」だけ増加させており、CPUはステップ
1604にて茶葉交換回数を表す変数CTの値を設定パ
ネル42における第一表示部42c1に表示する。な
お、同第一表示部42c1は三桁の表示領域しか備えて
いないため、CPUは変数CTに記憶された茶葉交換回
数の下位三桁だけを表示せしめる。
【0118】第一表示部42c1の表示後、CPUはス
テップ1602にて計算した茶の注出杯数の上位二桁を
ステップ1606にて第二表示部42c2に表示し、下
位二桁をステップ1608にて第三表示部42c3に表
示する。
【0119】管理者は、第一表示部42c1の表示を見
て現時点での茶葉交換回数を記録し、前回の茶葉交換回
数を減算して、所定期間における茶葉交換回数を知るこ
とができる。
【0120】本実施例においては、管理者が前回の茶葉
交換回数を記録しておかなければならないが、設定ボタ
ン42a4を押すと現在表示中の茶葉交換回数を記憶エ
リアに書き込むように構成するとともに、上ボタン42
a2や下ボタン42a3を押すと記憶エリアに書き込ま
れているデータを順次第一表示部42c1に表示するよ
うに構成して、管理者が所定期間内における茶葉交換回
数を記録するようにしてもよい。
【0121】なお、表示される茶葉交換回数は三桁を越
える上位桁が無視されているので、前回の回数より今回
の回数が減ったときには桁上がりしたものと考えられ
る。通常の使用においては管理期間中に二回も桁上がり
しないと考えられるので、今回の茶葉交換回数に「10
00」を加算し、前回の茶葉交換回数を減算すればよ
い。
【0122】また、第二表示部42c2と第三表示部4
2c3については、管理者は第二表示部42c2の表示
値に「100」を乗算して第三表示部42c3の表示値
に加算することにより、今回の注出杯数を知ることがで
きる。この場合においても四桁を越える上位桁が無視さ
れているので、前回の回数より今回の回数が減ったとき
には桁上がりしたものとして計算すればよい。
【0123】さらに、上ボタン42a3と下ボタン42
a2とを同時に押すと、CPUはステップ1610にて
これを検出し、ステップ1612にて所定の変数を
「0」に戻す。
【0124】管理表示の開始後、CPUは計時を開始
し、ステップ1614にて15秒経過したと判断すると
管理表示を終了してメインルーチンの処理を再開する。
【0125】ところで、これまではマイコンの起動時に
設定パネル42を操作していない場合の作動を説明して
きたが、管理者が設定パネル42の所定のスイッチを押
しながら電源をオンにしたとする。
【0126】このようにして立ち上げた場合、CPUは
ステップ1010にて初期設定を行なった後、ステップ
1020にて電源のオンから2秒以内に設定パネル42
の所定のスイッチが操作されているか否かを判断し、ス
イッチが操作されている場合は通常立ち上げではないと
判断して設定の裏モード処理を実行する。この裏モード
処理では、通常あまり設定変更しないような設定がで
き、設定が終了した状態で一定時間以内に操作されない
と通常の動作に戻る。
【0127】なお、上記実施例中では説明しなかった
が、お湯の注出処理については茶注出弁25に対する通
電制御の代わりに湯注出弁24に対する通電制御を行な
えばよい。また、茶葉交換の設定注出杯数DT0(6)
に「0」を設定することにより茶葉交換の目安となる注
出量FAM0も「0」となるが、キャニスタ162に茶
葉を補給しないでおくとともに上記実施例において茶葉
交換の必要性を判断するとき(ステップ3018、ステ
ップ3110、ステップ3214、ステップ3312)
に同注出量FAM0が「0」の場合には茶葉を交換する
必要なしと判断するようにすると、お茶ボタン41a1
を押したときにお湯を注出せしめるようにすることがで
きる。
【0128】その他、上記実施例において説明を省略し
た作動として設定パネル42におけるリセットボタン4
2a5を押した場合にはCPUは給茶機100を電源直
後の状態にリセットし、茶葉手動交換ボタン42a6を
押したときには茶葉交換モータ29に通電して茶葉を交
換せしめ、沸騰ボタン42a7を押したときには貯湯タ
ンク101内の湯を一度沸騰せしめる。さらに、CPU
は茶等を注出しているときはフロントパネルにおける注
出中ランプ41b4を点灯させ、茶葉の交換中はお茶調
整中ランプ41b1を点滅させて使用者に動作状態を表
示するとともに、排茶センサ37の検出結果を表す変数
DLや茶葉切れセンサ38の検出結果を表す変数LFや
排水センサ33の検出結果を表す変数DWの値が「1」
となっている場合には設定パネル42における排茶満杯
ランプ42b13や茶葉切れランプ42b11や排水満
杯ランプ42b12を点灯せしめる処理を付随的に行な
っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる給茶機を給水ユニッ
ト上に載置した状態を示す一部破断正面図である。
【図2】給茶機のブロック図である。
【図3】給茶機の側面断面図である。
【図4】給茶機の前扉を開放した状態における正面図で
ある。
【図5】給茶機の茶葉受け部の断面図である。
【図6】給茶機のキャニスタの分解斜視図である。
【図7】給茶機のフロントパネルの正面図である。
【図8】給茶機の設定パネルの正面図である。
【図9】給茶機の作動を示すメインルーチンのフローチ
ャートである。
【図10】給茶機の作動を示す湯温制御のフローチャー
トである。
【図11】給茶機の作動を示す湯水位制御のフローチャ
ートである。
【図12】給茶機の作動を示す給茶選択処理のフローチ
ャートである。
【図13】給茶機の作動を示す連続注出処理のフローチ
ャートである。
【図14】給茶機の作動を示す第一定量給茶のフローチ
ャートである。
【図15】給茶機の作動を示すポット給茶のフローチャ
ートである。
【図16】給茶機の作動を示す給茶開始条件チェックの
フローチャートである。
【図17】給茶機の作動を示す茶葉交換のフローチャー
トである。
【図18】給茶機の作動を示す設定パネル操作処理のフ
ローチャートである。
【図19】給茶機の作動を示す表示切替ボタン処理のフ
ローチャートである。
【図20】給茶機の作動を示す上ボタン処理のフローチ
ャートである。
【図21】給茶機の作動を示す下ボタン処理のフローチ
ャートである。
【図22】給茶機の作動を示す設定ボタン処理のフロー
チャートである。
【図23】給茶機の作動を示す設定パネル処理のフロー
チャートである。
【図24】給茶機の作動を示す表示制御処理のフローチ
ャートである。
【図25】給茶機の作動を示すフロントパネル処理のフ
ローチャートである。
【図26】給茶機の作動を示す連続注出ボタン処理のフ
ローチャートである。
【図27】給茶機の作動を示すポット注出ボタン処理の
フローチャートである。
【図28】給茶機の作動を示すお茶ボタン処理のフロー
チャートである。
【図29】給茶機の作動を示す茶注出量計測のフローチ
ャートである。
【図30】給茶機の作動を示すセンサ読込処理のフロー
チャートである。
【図31】給茶機の作動を示す管理表示のフローチャー
トである。
【符号の説明】
10…制御部 42…設定パネル 42c1…第一表示部 42c2…第二表示部 42c3…第三表示部 100…給茶機 110…前扉 AM0…茶の注出総量を表す変数 CT…茶葉交換回数を表す変数 DT0(1)…湯呑み一杯分の注出量を表す変数

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作子を備えて同操作子の操作に応じて
    飲料を供給する飲料供給装置において、 飲料供給装置の作動に関するパラメータを設定するパラ
    メータ操作子と、当該パラメータ操作子にて設定される
    パラメータを表示する表示器と、上記パラメータ操作子
    による設定と上記表示器に対する表示を制御する設定制
    御部とを有するパラメータ設定手段と、 当該飲料供給装置の使用状況に関するデータを取得する
    データ取得手段と、 当該データ取得手段によって取得された使用状況に関す
    るデータを記憶するデータ記憶手段と、 上記データ記憶手段に記憶された使用状況に関するデー
    タを上記パラメータ設定手段における上記設定制御部に
    代わって上記表示器に対して表示せしめる表示制御手段
    とを具備することを特徴とする飲料供給装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の飲料供給装置にお
    いて、上記表示器を、複数個の表示素子を備えた構成と
    するとともに、上記表示制御手段を、上記使用状況に関
    する一のデータを上記複数個の表示素子にて分割して表
    示せしめる分割表示制御手段を備えた構成としたことを
    特徴とする飲料供給装置。
  3. 【請求項3】 操作子を備えて同操作子の操作に応じて
    飲料を供給する飲料供給装置において、当該飲料供給装
    置の総利用回数データを取得するデータ取得手段と、当
    該データ取得手段によって取得された総利用回数データ
    を記憶するデータ記憶手段と、上記データ記憶手段に記
    憶された総利用回数データの表示を行なう表示手段とを
    具備することを特徴とする飲料供給装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項3に記載の飲料供給装置にお
    いて、飲料供給装置の作動に関するパラメータを設定す
    る操作子と、当該操作子にて設定されるパラメータを表
    示する表示器と、上記操作子による設定と上記表示器に
    対する表示を制御する設定制御部とからなるパラメータ
    設定手段を備えるとともに、上記表示手段を、上記設定
    制御部に代わって上記表示器に対して上記使用状況に関
    するデータを表示せしめる表示制御手段を備えた構成と
    したことを特徴とする飲料供給装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項4に記載の飲料供給装置にお
    いて、上記表示器を、複数個の表示素子を備えた構成と
    するとともに、上記表示制御手段を、上記注出杯数に関
    する一のデータを上記複数個の表示素子にて分割して表
    示せしめる分割表示制御手段を備えた構成としたことを
    特徴とする飲料供給装置。
  6. 【請求項6】 操作子を備えて同操作子の操作に応じて
    茶を供給する給茶機において、当該給茶機の茶葉交換回
    数に関するデータを取得するデータ取得手段と、当該デ
    ータ取得手段によって取得された茶葉交換回数に関する
    データを記憶するデータ記憶手段と、上記データ記憶手
    段に記憶された茶葉交換回数に関するデータの表示を行
    なう表示手段とを具備することを特徴とする給茶機。
  7. 【請求項7】 上記請求項6に記載の給茶機において、
    給茶機の作動に関するパラメータを設定する操作子と、
    当該操作子にて設定されるパラメータを表示する表示器
    と、上記操作子による設定と上記表示器に対する表示を
    制御する設定制御部とからなるパラメータ設定手段を備
    えるとともに、上記表示手段を、上記設定制御部に代わ
    って上記表示器に対して上記茶葉交換回数に関するデー
    タを表示せしめる表示制御手段を備えた構成としたこと
    を特徴とする給茶機。
  8. 【請求項8】 上記請求項7に記載の給茶機において、
    上記表示器を、複数個の表示素子を備えた構成とすると
    ともに、上記表示制御手段を、上記茶葉交換回数に関す
    る一のデータを上記複数個の表示素子にて分割して表示
    せしめる分割表示制御手段を備えた構成としたことを特
    徴とする給茶機。
JP3086353A 1991-03-25 1991-03-25 飲料供給装置 Expired - Lifetime JP2777753B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3086353A JP2777753B2 (ja) 1991-03-25 1991-03-25 飲料供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3086353A JP2777753B2 (ja) 1991-03-25 1991-03-25 飲料供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0638884A JPH0638884A (ja) 1994-02-15
JP2777753B2 true JP2777753B2 (ja) 1998-07-23

Family

ID=13884521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3086353A Expired - Lifetime JP2777753B2 (ja) 1991-03-25 1991-03-25 飲料供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2777753B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH024573Y2 (ja) * 1986-09-05 1990-02-02
US9645346B2 (en) * 2014-11-11 2017-05-09 Fluke Corporation Self-aligning doublet lens assembly

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5542615A (en) * 1978-09-20 1980-03-26 Toshiba Denki Kigu Kk Automatic green tea supply controlling apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0638884A (ja) 1994-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20200158552A1 (en) Method and device for indicating future need for product replacement of random-use dispensing
JP4814057B2 (ja) 液体容器
JP2001519685A (ja) ディスペンサー
EP2491914A2 (en) Automatic baby formula mixing apparatus
EP3705817B1 (en) Energy-saving control method for a refrigerator and apparatus therefor
JP2777753B2 (ja) 飲料供給装置
JP4179203B2 (ja) 飲料ディスペンサ
JP2007089859A (ja) 飲料水供給装置
US20160255859A1 (en) Method and apparatus for monitoring the dispensing of a soft serve product
JPH0732738B2 (ja) 給茶機
JPH0755196B2 (ja) 給茶機
JPH0638882A (ja) 給茶機
JPH0726993Y2 (ja) 電動吐出液体容器
US20210404855A1 (en) Method and device for indicating future need for product replacement of random-use dispensing
AU2018241067B2 (en) Method and Device for Indicating Future Need for Product Replacement of Random-Use Dispensing
JPH0740339Y2 (ja) 電気貯湯容器
JP3543782B2 (ja) 電気貯湯容器
JP3525598B2 (ja) 洗米炊飯機の洗浄装置
JPH11197018A (ja) ポット
JP2768044B2 (ja) 電気湯沸器
JPH0634745Y2 (ja) 電気貯湯容器
AU2013201100A1 (en) Method and device for indicating future need for product replacement of random-use dispensing
JPH062621Y2 (ja) 電気貯湯容器
KR940000407B1 (ko) 마이크로프로세서를 이용한 밥 자동취사장치
JPH0563426U (ja) 飲料供給装置