JP3542107B2 - 染毛剤およびそれを用いた染毛方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天然の藍の生葉、天然の藍の生葉の絞り汁、天然の藍の生葉や天然の藍の生葉の絞り汁をフリーズドライした粉末を利用した染毛剤およびそれを用いた染毛方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、髪を染める成分と方法は幾通りかあり、例えば、染毛効果とその持続性の高い酸化染料を用いた合成染毛剤、欧米で多用されている「ヘナ」を主成分とする植物性の染毛料、酸性染料を配合した染毛料(いわゆるヘアマニキュア)などがある。
しかし、酸化染料は人体にアレルギーを引き起こすことが知られており、一方「ヘナ」は色調が限られ、日本人の黒髪にはなじまず、またアレルギーを起こすとの報告もあり、酸性染料は毛髪に染込ませるだけであるために堅牢性が悪く、また従来の染毛剤の中には肌に付くと肌が染まってしまう問題があるなど、それぞれ一長一短がある。
一方、粉末状の植物染料と、液体シリコーン、パラフィン類、植物性あるいは動物性の油などを界面活性剤などで乳化あるいは懸濁させた染毛剤が提案されている(特開平10−53720号公報など)。しかし、この染毛剤は剤の安定性や染毛操作上の機能性の向上は認められるものの、染毛剤として最も優先されるべき染毛効果については充分といえず問題の解決には至っていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
藍は古くから栽培の歴史があり、繊維に対する染料として、あるいは、食品の着色剤や、解毒剤や解熱剤として医薬品に用いられてきた長い歴史を持つものである。この藍の染料成分を髪の染毛に使用することにより、これまで染毛できなかった過敏な体質者が染毛できるようになったり、頭皮や髪に対する刺激や損傷をなくし、しかも新しい髪の質感が得られ、日本人の髪色に応しい色調の染毛効果が期待できる。
本発明の第1の目的は、肌に付いても肌が染まらないような天然の藍を利用した染毛剤であって、例えば白髪の黄ばみをおさえ自然な色調に染毛でき白髪を隠すことができ、色落ちせず堅牢性の高い染毛剤を提供することであり、そして本発明の第2の目的は、この染毛剤を用いて髪を染毛する染毛方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1の発明は、藍の生葉および/または藍の生葉の絞り汁、あるいは藍の生葉および/または藍の生葉の絞り汁をフリーズドライした粉末を主たる染毛材料とし、さらにむくろじ科のムクロジ(Sapindus Mukurossi Gaertn.)、まめ科のサイカチ(Gleditschia Japonica Mig.)、バラ科のキラヤ皮(Quillaia Saponaria Molina)、朝鮮ニンジン、トチバニンジン、キキョウ(桔梗)、タラの木、エンジュ、セネガ、ダイズ(大豆)、甘草、ヤツデから選ばれるサポニン含有植物成分を染毛調整剤として染毛剤全体に対して0.1〜20重量%含むことを特徴とする染毛剤に関するものである。
【0005】
本発明の請求項2の発明は、請求項1記載の染毛剤において、茜、うこん、すおう、コチニール、ロッグウッド、ヘナ、栗、たまねぎ、コーヒーから選ばれる天然草木染成分および/またはこれらの抽出成分および/またはこれらの抽出成分をフリーズドライした粉末から選ばれる他の染毛材料を含むことを特徴とするものである。
【0006】
本発明の請求項3の発明は、請求項1あるいは請求項2記載の染毛剤において、茶葉、コンフリー、カミツレ、クロレラ、ローズマリー、海藻から選ばれる植物成分を増量剤および/または賦型剤として含むことを特徴とするものである。
【0007】
本発明の請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の染毛剤において、サポニン含有植物成分がムクロジ、サイカチ、キラヤ皮から選ばれることを特徴とするものである。
【0008】
本発明の請求項5の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の染毛剤において、毛髪への付着性や染毛時の操作性を高めるため、グアガム、海藻抽出精製エキスから選ばれる植物由来の増粘成分、シルクプロテインからなる動物由来の増粘成分を含むことを特徴とするものである。
【0009】
本発明の請求項6の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載の染毛剤において、髪の質感を高めるため、油剤、コンディショニング剤、界面活性剤、湿潤剤から選ばれる天然物または化学的添加成分を含むことを特徴とするものである。
【0010】
本発明の請求項7の発明は、請求項1から請求項6のいずれかに記載の染毛剤において、経時安定性を高めるためパラベン類、安息香酸塩から選ばれる防腐剤および/または酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレート剤から選ばれる添加剤を含むことを特徴とするものである。
【0011】
本発明の請求項8の発明は、アルミニウム、鉄、亜鉛、ニッケル、カルシウム、マグネシウムから選ばれる金属単体、あるいはそれらの金属塩を用いて媒染した後、請求項1から請求項7のいずれかに記載の染毛剤をそのまま、あるいは適量の水と混合して均一に塗布し、染毛後、毛髪を水で濯ぎ、乾燥し、仕上げることを特徴とする染毛方法に関するものである。
【0012】
本発明の請求項9の発明は、毛髪に、請求項1から請求項7のいずれかに記載の染毛剤をそのまま、あるいは適量の水と混合して均一に塗布して染毛後、アルミニウム、鉄、亜鉛、ニッケル、カルシウム、マグネシウムから選ばれる金属単体、あるいはそれらの金属塩を用いて媒染した後、毛髪を水で濯ぎ、乾燥し、仕上げることを特徴とする染毛方法に関するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
図1に、藍を用いて染毛する場合の発色の原理を示す。
図1において、藍の主として葉に含まれている配糖体の(1)インジカン(水溶性)は、同一植物内に共存して含まれる酵素(β−グルコシダーゼ)による加水分解作用を受け(2)インドキシル(水溶性)を生成する。空気中でこの(2)インドキシルが酸化的に2分子会合して、(3)インジゴ(水不溶性)となり発色する。
【0014】
本発明の一実施形態である染毛剤は、藍の生葉あるいは藍の生葉の絞り汁を主たる染毛材料として含む染毛剤である。
主として藍の生葉を含む本発明の染毛剤は藍の生葉を潰したり、叩いたり、揉んだりするなどしない限り、含有されている(1)インジカンは安定であり、酵素(β−グルコシダーゼ)による加水分解作用を受けない。そして染毛するために使用する際には水の存在下で藍の生葉を潰したり、叩いたり、揉んだりしたものを毛髪に均一に塗布すると、初めて(1)インジカンは酵素(β−グルコシダーゼ)による加水分解作用を受けて(2)インドキシルを生成し、(2)インドキシルが髪に浸透し、そしてその状態で空気に触れると(2)インドキシルが酸化されて2分子会合して(3)インジゴとなって希望の濃い色に染毛でき、かつ堅牢性の高い染毛を行うことができる。染毛後は毛髪を水で濯ぎ、乾燥し、仕上げる。
【0015】
本発明の藍の生葉を主たる染毛材料として含む染毛剤は、例えば、藍の生葉を公知の方法で細片状に切った細片状生葉を素および水分を透過しないプラスチックフィルム袋あるいはガラス瓶などを用いて真空パック包装して貯蔵、輸送、保存しておき、使用時に開封して中の染毛剤を取り出し適量の水を加えて上記のようにして用いるようにすることが好ましい。
【0016】
本発明の藍の生葉の絞り汁を主たる染毛材料として含む染毛剤は水の存在下で(1)インジカンと酵素(β−グルコシダーゼ)を含むため、保存中などに(1)インジカンは酵素(β−グルコシダーゼ)による加水分解作用を受け(2)インドキシルを生成し、そして空気が存在していると(2)インドキシルが酸化されて(3)インジゴとなってしまう恐れがある。
【0017】
(3)インジゴを主として含む染毛剤をそのまま用いて染毛することはできるが、染めても色が薄く、しかも堅牢性の高い染毛を行うことができない恐れがある。そこで、藍の生葉の絞り汁を主たる染毛材料として含む本発明の染毛剤を、例えば、酸素および水分を透過しない多層プラスチックフィルム袋、あるいはガラス瓶などに真空パック包装しておき、染毛時に包装を開けて中の染毛剤を取り出して適量の水と混合して均一に髪に塗布するようにする。
このようにすれば、染毛剤中の(2)インドキシルが髪に浸透し、そしてその状態で空気に触れると(2)インドキシルが酸化されて2分子会合して(3)インジゴとなって希望の濃い色に染毛でき、かつ堅牢性の高い染毛を行うことができる。染毛後は毛髪を水で濯ぎ、乾燥し、仕上げる。
【0018】
本発明で用いる藍の生葉の絞り汁は、藍の生葉を通常の方法、装置で絞った汁であり、絞ったままの状態でも、濃縮したものでも、これらの混合物でもよく、また藍の生葉が添加されていてもよい。この染毛剤は上記の理由から酸素および水分を透過しない多層プラスチックフィルム袋あるいはガラス瓶などを用いて真空パック包装して貯蔵、輸送、保存しておき、使用時に開封して用いるようにすることが好ましい。
【0019】
本発明の他の実施形態である染毛剤は、藍の生葉や藍の生葉の絞り汁をフリーズドライした粉末を主たる染毛材料として含む染毛剤である。この染毛剤は(1)インジカンと酵素(β−グルコシダーゼ)を含むが、フリーズドライした粉末であるために水分を含まず、(1)インジカンが酵素(β−グルコシダーゼ)によって加水分解作用を受けることがない。したがって経時的に(2)インドキシルが生成せず、(3)インジゴが生成しないので、保存安定性に優れる。
【0020】
染毛に当たっては、本発明のこれらの染毛剤粉末を適量の水と混合して、均一に髪に塗布する。この染毛剤は(1)インジカンと酵素(β−グルコシダーゼ)を含むため、水の存在下で(1)インジカンは酵素(β−グルコシダーゼ)による加水分解作用を受け(2)インドキシルを生成し、生成した(2)インドキシルが髪に浸透し、そしてその状態で空気に触れると(2)インドキシルが酸化されて2分子会合して(3)インジゴとなって希望の濃い色に染毛でき、かつ堅牢性の高い染毛を行うことができる。染毛後は毛髪を水で濯ぎ、乾燥し、仕上げる。
【0021】
本発明で用いる藍の生葉あるいは藍の生葉の絞り汁をフリーズドライした粉末は、上記藍の生葉あるいは藍の生葉の絞り汁を通常の方法、装置でフリーズドライして得られるものである。フリーズドライした粉末は酸素および水分を透過しない多層プラスチックフィルム袋あるいはガラス瓶などを用いて真空パック包装して貯蔵、輸送、保存しておき、使用時に開封して用いるようにすることが好ましい。
【0022】
本発明で用いる藍の原料植物は特に限定されるものではなく、藍の種類は、具体的には、例えば、蓼藍、琉球藍、インド藍、大青を始めとするIndigofera属の植物を挙げることができる。
蓼藍(タデアイ)は、タデ科(Polygonaceae)のアイ(Polygonum tinctorium LOUR)でインドネシア、中国、日本で産生する1年草である。
琉球藍[キツネノマゴ科(Acanthaceae)のリュウキュウアイ(Strobilanthes cusia(NEES)]は、中国、沖縄に産生する多年草である。
インド藍は、豆科(Leguminosae)の多年草でインド、ジャワなどに産生する(Indigofera tinctoria.)。
大青(タイセイ)はアブラナ科(Curciferae)のタイセイ(Isatis indigotica FORTUNE)で、中部ヨーロッパ、中国などに産生する1年草である。
藍は根や茎を含む全草でもよいが、とくに葉がよい。また、藍の葉は一番刈りでも三番刈りでもよいが、生育期の頂部の葉がとくに使用に適している。
【0023】
本発明の染毛剤は、単独で使用することができるが、他の染毛材料を適量加えて、色の変化を出すことができる。
他の染毛材料としては、具体的に、例えば、茜、アラカシ、アンズ、インド茜、うこん、ウメ、エンジュ、オヒルギ、カキ、カシワ、カリヤス、カリン、ガンビール、キハダ、キンモクセイ、クサギ、クスノキ、クチナシ、クヌギ、栗、クロチク、クワ、ケヤキ、月桂樹、ゲンノショウコ、紅茶、コーヒー、コチニール、コナラ、ゴバイシ、コバノガマズミ、コブナグサ、サクラ、ザクロ、シュンギク、シラカシ、すおう、ズミ、セイヨウ茜、ソヨゴ、タブノキ、たまねぎ、チョウジ、ドクダミ、ニッケイ、ハナミズキ、ハルジオン、ピーナツ、ビワ、ビンロウジュ、ペグノキ、ベニバナ、マリーゴールド、ミズキ、ミロバラン、ムクノキ、ムラサキ、ヤシャブシ、ヤブマオ、ヤマボウシ、ヤマモモ、ヨモギ、ラック、緑茶、ロッグウッド、およびこれらの2種以上の混合物などを挙げることができる。
これらの中でも茜、うこん、すおう、コチニール、ロッグウッド、ヘナなどの天然草木染成分、食材である栗、たまねぎ、コーヒーなどは好ましく使用できる。
【0024】
また、本発明の染毛剤に対して、アロエ、カミツレ、甘草、クロレラ、コンフリー、シナモン、しいたけ、ジャスミン、セージ、ニンジン、ニンニク、茶、ペパーミント、マリーゴールド、ラベンダー、ローズマリー、海藻などの植物成分を増量剤および/または賦型剤として適量加えることができる。
これらの中でも茶葉、コンフリー、カミツレ、クロレラ、ローズマリー、海藻などは好ましく使用できる。
【0025】
また、本発明の染毛剤に対して、むくろじ科のムクロジ(SapindusMukurossi Gaertn.)、まめ科のサイカチ(Gleditschia Japonica Mig.)、バラ科のキラヤ皮(Quillaia Saponaria Molina)、朝鮮ニンジン、トチバニンジン、キキョウ(桔梗)、タラの木、エンジュ、セネガ、ダイズ(大豆)、甘草、ヤツデなどを始めとしたサポニン含有植物を染毛調整剤として加えることができる。
図1に示したように、(1)インジカンが、酵素(β−グルコシダーゼ)による加水分解作用を受け(2)インドキシル(水溶性)を生成し、空気中でこの(2)インドキシルが酸化的に2分子会合して、(3)インジゴとなる以外に、(4)イサチンを経て(5)インジルビンを生成する反応がある。(5)インジルビンは赤味のある紫色をしているので、染毛条件によっては(5)インジルビンの生成量が多くなり、藍本来の青〜紺色がでなくなり赤味のある紫色が強くなる。
【0026】
しかし、本発明の染毛剤に対して、ムクロジ、サイカチ、キラヤ皮を始めとしたサポニン含有植物を加えると、(5)インジルビンの生成が抑制され、(3)インジゴの生成量が多くなるので、藍本来の色をだすことができる。
【0027】
したがって、藍本来の色に染毛する場合は、本発明の染毛剤に対して、ムクロジ、サイカチ、キラヤ皮を始めとしたサポニン含有植物を加えるが、これらのサポニン含有植物の種類や配合量により藍本来の色をやや赤味のある紫色にするなど色の広がり、色の変化を求めることもできる。
【0028】
上記サポニン含有植物の添加量は特に限定されないが、通常染毛剤全体に対して0.1〜20.0重量%、好ましくは1〜5重量%の範囲で加えることが望ましい。0.1重量%未満では、(5)インジルビン生成の抑制効果が低く、20.0重量%を超えても効果が向上することなく、逆に染毛効果を減少させることになる。
【0029】
また、本発明の染毛剤に対して、毛髪への付着性や染毛時の操作性を高めるため、増粘成分を適量配合できる。
増粘成分としては、a.天然品、半合成品、合成品などの水溶性高分子物質、b.塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウムなどの電解質、c.非イオン性界面活性剤、d.油分などが使用できる。
本発明においては、グアガム、海藻抽出精製エキスなどの植物成分、またシルクプロテインを始めとする動物由来の増粘成分を好ましく使用できる。
本発明で使用できる他の増粘成分としては、セルロース類、アルギネート及び多糖類の群からなる増粘成分、特に、メチルセルロース類、エチルセルロース類、ヒドロキシエチルセルロール類、メチルヒドロキシエチルセルロース類、メチルヒドロキシプロピルセルロース類、カルボキシメチルセルロース類、ポリビニルアルコール、カルボキシビニルポリマー、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸アンモニウム、アルギン酸カルシウム、アラビアゴム、キサンタンガム、カラギーナン、並びにそれらのカチオン性の誘導体からなる群から選ばれる増粘成分の単独であるいは2種以上の混合物をげることができる。増粘成分の添加量は、総量に対して0.1〜15重量%程度、特に0.2〜10重量%程度になるのが好ましい。
【0030】
また、本発明の染毛剤に対して、髪の質感を高めるため、油剤、コンディショニング剤、界面活性剤、湿潤剤などの天然由来および化学的添加成分を適量の範囲で加えることができる。
本発明で使用できる添加成分としては、具体的には、例えば、ラノリン、ミンク油、馬油、アーモンド油、ヒマシ油、ホホバ油、メドフォード油、オリーブ油などの動・植物油脂類;コレステリン、ラノリンアルコール、フィトステロールなどの動・植物由来のステロール類、及びそれらの誘導体;固形パラフィン、セレシン、鯨ロウ、ミツロウ、カルナウバロウなどの鉱物、動・植物由来のワックス類;流動パラフィン、スクアランなどの炭化水素油;ラウリルアルコール、セタノール、セトステアリルアルコール、オレイルアルコールなどの高級アルコール類;ラウリン酸、ステアリン酸、オレイン酸などの高級脂肪酸類;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、イソオクタン酸セトステアリル、イソステアリン酸アルキルエステルなどの合成油;ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸塩などの界面活性剤類、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、ポリオキシエチレン高級脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などの界面活性剤類;グリセリン、ソルビット、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールなどの多価アルコール類;エタノールなどの低級アルコール類;ヒアルロン酸塩、ピロリドンカルボン酸塩、加水分解コラーゲン、加水分解ケラチン、加水分解シルク、トレハロースなどの保湿剤;塩化アルキルトリメチルアンモニウム、カチオン化デキストランなどのカチオン化製剤類;などを挙げることができ、
また、コンディショニング剤は(1)櫛通りが良く髪の毛がパサつかない、(2)毛髪が常にしっとりしなやかでまとまり易く、カール保持性が良い、(3)毛髪の外観につやがあり、ボディ感がある、(4)毛髪を強化するなどの効果を賦与するために添加するものである。
【0031】
また、本発明の染毛剤に対して、経時安定性を高めるためパラベン類、安息香酸塩などの殺菌剤、防腐剤および/または酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレート剤から選ばれる添加剤を本発明の染毛剤の所期の効果を損なわない範囲で適量加えることができる。これらの添加剤の添加量は特に限定されないが、通常染毛剤全体に対して0.01〜1.0重量%の範囲である。0.01重量%未満では経時安定性が得られない恐れがあり、1.0重量%を超えて添加してもそれ以上の経時安定性が得られず不経済となる。
本発明で用いる殺菌剤、防腐剤としては、具体的には、例えば、安息香酸、サリチル酸、デヒドロ酢酸、ソルビン酸などの酸類およびそれらの塩類、安息香酸ナトリウム、オキシ安息香酸アルキルエステル類、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、フェノキシエタノール、トリクロサン、トリクロロカルバニリド、ジンクピリチオン、エタノール、およびこれらの2種以上の混合物などが挙げられる。一般的には2種以上の殺菌剤、防腐剤の使用が効果的である。
本発明で用いるキレート剤(金属封鎖剤)としては、具体的には、例えば、エチレンジアミン四酢酸誘導体、トリポリリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩、ジヒドロキシエチルグリシン、クエン酸、酒石酸、グルコン酸、糖酸などを挙げることができる。これらは微量の重金属イオンと水溶性の錯塩を形成することによって効果を発揮する。
本発明で用いる紫外線吸収剤としては、具体的には、例えば、オキシベンゾンなどのベンゾフェノン誘導体、ベンザトリアゾール誘導体などを挙げることができる。
本発明で用いる酸化防止剤は、本発明の染毛剤および染毛剤組成物の酸化を防止するものであり、具体的には、例えば、トコフェノール、ノルジヒドログアヤレチン酸、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル、亜硫酸水素ナトリウム、エルソビン酸、パラヒドロキシアニソール、茶エキス、リンゴエキスなど、公知の酸化防止剤を使用できる。
本発明の染毛剤に香料を適量添加することができる。香料は色素と同様に製品を魅力的にし、商品価値を高めるうえにも、また他成分の悪臭をマスキングするうえにも重要な成分である。
【0032】
本発明の染毛剤を用いて染毛する1つの方法は、アルミニウム、鉄、亜鉛、ニッケル、カルシウム、マグネシウムなどの金属単体、あるいはそれらの金属塩を用いて媒染した後、染毛剤をそのまま、あるいは適量の水と混合して均一に塗布する。染毛条件は特に限定されないが、例えば、約40〜45℃、数分〜30程度放置して染毛する。染毛した後、毛髪を水で濯ぎ、乾燥し、仕上げる。先媒染しない場合でも充分な染毛結果は得られるが、先媒染をすることにより、より堅固な染毛結果を得ることができる。
【0033】
本発明の染毛剤を用いて染毛する他の方法は、毛髪に、染毛剤をそのまま、あるいは適量の水と混合して均一に塗布する。染毛条件は特に限定されないが、例えば、約40〜45℃、数分〜30程度放置して染毛する。染毛した後、アルミニウム、鉄、亜鉛、ニッケル、カルシウム、マグネシウムなどの金属単体、あるいはそれらの金属塩を用いて媒染する。そして、毛髪を水で濯ぎ、乾燥し、仕上げる。後媒染しない場合でも充分な染毛結果は得られるが、後媒染をすることにより、より堅固な染毛結果を得ることができる。
【0034】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0035】
(比較例1)
下記の処方で藍の生育期の頂部の生葉と水を含む比較の染毛剤を作った。
藍の生葉 30g
精製水 100ml
すなわち、染毛直前に藍の生葉をすりつぶし水で溶き、比較の染毛剤を調製し、白髪に均一に塗布した。塗布後ラップし、加温(約40〜45℃)して30分放置後水洗、乾燥し、仕上げ。
比較の染毛剤は頭皮や髪に対する刺激や損傷がなく、しかも肌に付いても肌が染まらず、白髪の黄ばみをおさえ自然な淡い色調に染毛でき、堅牢性が高く、新しい髪の質感が得られた。
【0036】
(実施例1)
下記の処方で藍の生育期の頂部の生葉とムクロジと水を含む本発明の染毛剤を作った。
藍の生葉 30g
ムクロジ 1.0g
精製水 100ml
すなわち、染毛直前に藍の生葉、ムクロジをすりつぶし水で溶き、本発明の染毛剤を調製し、白髪に均一に塗布し比較例1と同様にして染毛した。比較例1の場合と比較してムクロジを加えたので、藍本来の色に染毛できた。
本発明の染毛剤は頭皮や髪に対する刺激や損傷がなく、しかも肌に付いても肌が染まらず、白髪の黄ばみをおさえ自然な色調に染毛でき、堅牢性が高く、新しい髪の質感が得られた。
【0037】
(実施例2)
下記の処方で藍の生育期の頂部の生葉、ムクロジ、グアガムと水を含む本発明の染毛剤を作った。
藍の生葉 30g
ムクロジ 1.0g
グアガム 1.5g
精製水 100ml
すなわち、染毛直前に藍の生葉、ムクロジ、グアガムをすりつぶし水で溶き、本発明の染毛剤を調製し、白髪に均一に塗布し比較例1と同様にして染毛した。比較例1の場合と比較してムクロジを加えたので、藍本来の色に染毛できた。さらにグアガムの添加により塗布性がよくなり、液だれがなくなった。
本発明の染毛剤は頭皮や髪に対する刺激や損傷がなく、使用感に優れ、しかも肌に付いても肌が染まらず、白髪の黄ばみをおさえ自然な色調に染毛でき、堅牢性が高く、新しい髪の質感が得られた。
【0038】
(実施例3)
下記の処方で藍の生育期の頂部の生葉、ムクロジ、グアガム、ロッグウッドパウダー、ヘナパウダーと水を含む本発明の染毛剤を作った。
藍の生葉 20g
ムクロジ 1.0g
グアガム 1.5g
ロッグウッドパウダー 10.0g
ヘナパウダー 10.0g
精製水 100ml
すなわち、染毛直前に藍の生葉、ムクロジ、グアガム、ロッグウッドパウダー、ヘナパウダーをすりつぶし水で溶き、本発明の染毛剤を調製し、白髪に均一に塗布し比較例1と同様にして染毛した。グアガムの添加により塗布性がよくなり、液だれがなくなるとともに、他の植物染料と混合することにより色の巾を広げることができた。 本発明の染毛剤は頭皮や髪に対する刺激や損傷がなく、しかも肌に付いても肌が染まらず、白髪の黄ばみをおさえ、且つ藍単独の色調とは異なる自然な色調に染毛でき、堅牢性が高く、新しい髪の質感が得られた。
【0039】
【発明の効果】
本発明の請求項1記載の染毛剤は、医薬品として、あるいは繊維に対する染料として長い歴史を持つ藍の染料成分を髪の染毛に使用するものであり、肌に付いても肌が染まらず、色落ちせず、堅牢性が高く、これまで染毛できなかった過敏な体質者が染毛できるようになったり、頭皮や髪に対する刺激や損傷をなくし、しかも白髪の黄ばみをおさえ自然な色調に染毛できるなど新しい髪の質感が得られ、日本人の髪色に応しい色調の染毛効果が持続して期待できる。
またムクロジ、サイカチ、キラヤ皮などのサポニン含有植物成分を染毛調整剤として含むので、(5)インジルビンの生成が抑制され、藍本来の色をだすことができる。用いるサポニン含有植物成分の種類や添加量により藍本来の色にやや赤味のある紫色を加えるなど、色の広がり、色の変化を求めることができる。
【0040】
本発明の請求項2記載の染毛剤は、茜、うこん、すおう、コチニール、ロッグウッド、ヘナ、栗、たまねぎ、コーヒーから選ばれる天然草木染成分および/またはこれらの抽出成分および/またはこれらの抽出成分をフリーズドライした粉末から選ばれる他の染毛材料を加えることにより、色の変化をだすことができる。
【0041】
本発明の請求項3記載の染毛剤は、茶葉、コンフリー、カミツレ、クロレラ、ローズマリー、海藻から選ばれる植物成分を添加して増量、賦型できる。
【0042】
本発明の請求項4記載の染毛剤は、サポニン含有植物成分がムクロジ、サイカチ、キラヤ皮から選ばれるものであるので、入手が容易である上、染毛調整剤としての効果が大きい。
【0043】
本発明の請求項5記載の染毛剤は、グアガム、海藻抽出精製エキスから選ばれる植物由来の増粘成分、シルクプロテインからなる動物由来の増粘成分を含むので、毛髪に塗布した際に染毛剤がよく付着し垂れ落ちないように調整できる。
【0044】
本発明の請求項6記載の染毛剤は、油剤、コンディショニング剤、界面活性剤、湿潤剤から選ばれるなどの天然物または化学的添加成分を含むことにより、髪の質感を高めることができる。
【0045】
本発明の請求項7記載の染毛剤は、パラベン類、安息香酸塩から選ばれる防腐剤および/または酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレート剤から選ばれる添加剤を含むことにより、経時安定性、耐酸化性、耐紫外線性などを高めることができる。
【0046】
本発明の請求項8記載の染毛方法により、より堅固な染毛を行うことができる。
【0047】
本発明の請求項9記載の染毛方法により、より堅固な染毛を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】藍を用いて染毛する場合の発色の原理を示す説明図である。

Claims (9)

  1. 藍の生葉および/または藍の生葉の絞り汁、あるいは藍の生葉および/または藍の生葉の絞り汁をフリーズドライした粉末を主たる染毛材料とし、さらにむくろじ科のムクロジ(Sapindus MukurossiGaertn.)、まめ科のサイカチ(Gleditschia Japonica Mig.)、バラ科のキラヤ皮(Quillaia Saponaria Molina)、朝鮮ニンジン、トチバニンジン、キキョウ(桔梗)、タラの木、エンジュ、セネガ、ダイズ(大豆)、甘草、ヤツデから選ばれるサポニン含有植物成分を染毛調整剤として染毛剤全体に対して0.1〜20重量%含むことを特徴とする染毛剤。
  2. 茜、うこん、すおう、コチニール、ロッグウッド、ヘナ、栗、たまねぎ、コーヒーから選ばれる天然草木染成分および/またはこれらの抽出成分および/またはこれらの抽出成分をフリーズドライした粉末から選ばれる他の染毛材料を含むことを特徴とする請求項1記載の染毛剤。
  3. 茶葉、コンフリー、カミツレ、クロレラ、ローズマリー、海藻から選ばれる植物成分を増量剤および/または賦型剤として含むことを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の染毛剤。
  4. サポニン含有植物成分がムクロジ、サイカチ、キラヤ皮から選ばれることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の染毛剤。
  5. 毛髪への付着性や染毛時の操作性を高めるため、グアガム、海藻抽出精製エキスから選ばれる植物由来の増粘成分、シルクプロテインからなる動物由来の増粘成分を含むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の染毛剤。
  6. 髪の質感を高めるため、油剤、コンディショニング剤、界面活性剤、湿潤剤から選ばれる天然物または化学的添加成分を含むことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の染毛剤。
  7. 経時安定性を高めるためパラベン類、安息香酸塩から選ばれる防腐剤および/または酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレート剤から選ばれる添加剤を含むことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の染毛剤。
  8. アルミニウム、鉄、亜鉛、ニッケル、カルシウム、マグネシウムから選ばれる金属単体、あるいはそれらの金属塩を用いて媒染した後、請求項1から請求項7のいずれかに記載の染毛剤をそのまま、あるいは適量の水と混合して均一に塗布し、染毛後、毛髪を水で濯ぎ、乾燥し、仕上げることを特徴とする染毛方法。
  9. 毛髪に、請求項1から請求項7のいずれかに記載の染毛剤をそのまま、あるいは適量の水と混合して均一に塗布して染毛後、アルミニウム、鉄、亜鉛、ニッケル、カルシウム、マグネシウムから選ばれる金属単体、あるいはそれらの金属塩を用いて媒染した後、毛髪を水で濯ぎ、乾燥し、仕上げることを特徴とする染毛方法。
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