JP3541838B2 - サセプタ、エピタキシャルウェーハの製造装置および製造方法 - Google Patents

サセプタ、エピタキシャルウェーハの製造装置および製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サセプタ、エピタキシャルウェーハの製造装置および製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、半導体基板(以下、基板と略称することがある。)の主表面上へのエピタキシャル層(例えばシリコンエピタキシャル層)の気相成長は、反応容器内にサセプタを配し、このサセプタ上に基板を配置した状態で、基板を加熱装置により所望の成長温度に加熱するとともに、ガス供給装置により基板の主表面上に原料ガスを供給することによって行うようにしている。
ところで、例えば、p+型のボロン(B)ドープ基板上にp-型のシリコンエピタキシャル層を気相成長させる場合などのように、ドーパント濃度が高い(従って低抵抗率の)基板上に低濃度(従って高抵抗率)のエピタキシャル層を気相成長させる場合には、基板内より気相中に一旦放出されたドーパントがエピタキシャル層にドーピングされる現象(以下、オートドープという。)が発生する。このオートドープは、加熱により基板内から外方拡散するドーパント、ならびに、基板の表面が気相エッチングされることにより基板内から放出されるドーパントに起因して発生する。オートドープが発生すると、気相成長後のエピタキシャル層のドーパント濃度が、中心から周縁部に向かうにつれて高くなってしまうという問題がある(逆に、抵抗率は、p-/p+型あるいはn-/n+型の場合、中心から周縁部に向かうにつれて小さくなる)。
従来は、このようなオートドープが発生してしまうのを防止するため、基板の主裏面に予めシリコン酸化膜(SiO2膜、以下単に酸化膜という。)を形成しておいてから、該酸化膜により基板内からのドーパントの放出を防止しつつ気相成長を行うことにより、抵抗率(およびドーパント濃度)の面内均一化を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように、基板の主裏面に予め酸化膜を形成しておいてから気相成長を行う場合、酸化膜を形成するための工程が必要となり生産性が悪い。
【0004】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、基板の主裏面に予め酸化膜を形成せずに、エピタキシャル層の抵抗率(ドーパント濃度)の面内均一化を容易に実現し得るサセプタ、エピタキシャルウェーハの製造装置および製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明のサセプタは、気相成長の際に半導体基板を支持するサセプタにおいて、半導体基板を支持する側の面から裏面に貫通する貫通部を有し、該貫通部は、当該サセプタにより支持された半導体基板を当該サセプタを介して裏面側より加熱する熱源からの、当該貫通部を介した直接的な熱輻射を妨げることにより、半導体基板の局部的過熱を抑制する過熱抑制部を備えることを特徴としている。
【0006】
本発明のサセプタによれば、半導体基板を支持する側の面から裏面に貫通する貫通部を有するので、気相成長時の加熱によって半導体基板から外方拡散するドーパント、或いは、気相エッチングにより半導体基板内から放出されるドーパントを、貫通部を介してサセプタの裏面側から好適に放出できる。よって、これらドーパントが基板の主表面側に回り込んでしまうことを好適に抑制できる。このため、基板の主裏面にオートドープ防止用の酸化膜を形成しなくてもオートドープの発生を大幅に抑制でき、結果、ドーパント濃度および抵抗率の面内均一化が図れる。つまり、ドーパント濃度および抵抗率の面内均一化を、特別な工程を要しないで容易に実現できる。
【0007】
ここで、サセプタが、例えば、当該サセプタ板面に直交し、半導体基板を支持する側の面からその裏面へと直線状に貫通する貫通部を有する場合には、サセプタにより支持された半導体基板を該サセプタを介して裏面側より加熱する熱源からの、該貫通部を介した直接的な熱輻射の影響で、半導体基板において該貫通部に対応する部位が局部的に過熱されてしまう。この結果、半導体基板において該貫通部に対応する部位におけるエピタキシャル層の膜厚が大きくなって、エピタキシャル層に隆起部が形成されてしまう。
【0008】
この事情に対し、本発明のサセプタの貫通部は、過熱抑制部を備えるので、熱源から半導体基板への貫通部を介した直接的な熱輻射を妨げることができる。よって、半導体基板の局部的過熱を抑制することができる。従って、エピタキシャル層の膜厚にバラツキが発生してしまうことを好適に抑制でき、エピタキシャルウェーハにおけるフラットネスを良好にすることができる。
【0009】
なお、本発明のサセプタは、気相成長の際に半導体基板を支持するサセプタにおいて、半導体基板を支持する側の面と、その裏面とから、互いに一部のみが重なり合うように位置のずれた孔部が、各々は当該サセプタを貫通しないが当該サセプタ内部で互いに通じ合う深さに形成され、これら孔部の総体により、半導体基板を支持する側の面から裏面に貫通する貫通部が構成されていることが、好ましい一例である。
この場合、半導体基板を支持する側の面と、その裏面とから形成された孔部の、各々の突き当たりの部位が、それぞれ熱源から半導体基板への直接的な熱輻射を妨げる過熱抑制部を構成したことになる。
【0010】
また、本発明のエピタキシャルウェーハの製造装置は、半導体基板の主表面上にエピタキシャル層を気相成長させてエピタキシャルウェーハを製造するためのエピタキシャルウェーハの製造装置において、本発明のサセプタを備えることを特徴とする。
また、本発明のエピタキシャルウェーハの製造方法は、本発明のサセプタにより支持させた半導体基板の主表面上にエピタキシャル層を気相成長させてエピタキシャルウェーハを製造することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係る実施の形態について説明する。
【0012】
先ず、図3および図4を参照して、本発明に係るエピタキシャルウェーハ製造装置の一例としての枚葉式のエピタキシャルウェーハ製造装置10について説明する。
エピタキシャルウェーハ製造装置10は、サセプタ20(詳細後述)と、該サセプタ20が内部に配される反応容器11と、サセプタ20を支持して回転駆動及び昇降動作させるサセプタ支持部材12と、サセプタ20を表裏に貫通するとともに該サセプタ20に対し昇降動作可能に設けられ、基板Wを支持した状態で昇降動作するのに伴わせてサセプタ20上に着脱するためのリフトピン13と、気相成長の際に基板Wを所望の成長温度に加熱するための加熱装置14a、14b(具体的には、例えばハロゲンランプ)と、原料ガス(具体的には、例えばトリクロロシラン等)およびキャリアガス(具体的には、例えば水素等)を含む気相成長用ガスを反応容器11内のサセプタ20上側の領域に導入して該サセプタ20上の基板Wの主表面上に供給する気相成長用ガス導入管15と、反応容器11に対しこの気相成長用ガス導入管15と同じ側に設けられパージガス(具体的には、例えば水素等)を反応容器11内のサセプタ20下側の領域に導入するパージガス導入管16と、これらパージガス導入管16および気相成長用ガス導入管15と反応容器11に対し反対側に設けられ該反応容器11からガス(気相成長用ガスおよびパージガス)を排気する排気管17とを備えて概略構成されている。
【0013】
このうち、サセプタ20は、気相成長の際に半導体基板W(以下、基板Wと略称することがある。)を支持するものであり、例えば炭化珪素で被覆されたグラファイトにより構成されている。
このサセプタ20は、図1に示すように、例えば略円盤状に構成され、その主表面には、該主表面上に基板Wを位置決めするための座ぐり21(平面視円形の凹部)が形成されている。
この座ぐり21は、例えば図1(a)に示すような状態で基板Wの外周縁部を支持する円環状(図1(b)参照)の外周側部分21aと、該外周側部分21aの内側に該外周側部分21aよりも下側に窪んだ状態に形成された平面視円形の内周側部分21bとを有する二段構成を成している。なお、このうち外周側部分21aは例えば略平面に形成され、内周側部分21bは凹曲面形状に形成されている。
【0014】
そして、サセプタ20の、例えば内周側部分21bには、当該サセプタ20の裏面に貫通する貫通部22が形成されている。すなわち、サセプタ10は、基板Wを支持する側の面から裏面に貫通する貫通部22を有している。
この貫通部22は、当該サセプタ20により支持された基板Wを該サセプタ20を介して裏面側より加熱する熱源(加熱装置14a、14bのうち、特に加熱装置14b)からの、該貫通部22を介した直接的な熱輻射を妨げることにより、基板Wの局部的過熱を抑制する過熱抑制部221,222(図2)を備える。より具体的には、サセプタ20の例えば内周側部分21bには、基板Wを支持する側の面と、その裏面とから、(サセプタ20の盤面に対し直交方向において)互いに一部のみが重なり合うように位置のずれた孔部223,224が、各々は当該サセプタ20を貫通しないが当該サセプタ20内部で互いに通じ合う深さに形成されている。この結果、これら孔部223,224の総体により、貫通部22が構成されている。そして、当該サセプタ20において、孔部223が突き当たる部位が過熱抑制部221を構成し、孔部224が突き当たる部位が過熱抑制部222を構成している。
【0015】
なお、貫通部22は、より具体的には、例えば内周側部分21bの最外周部に形成されている。また、例えば、基板Wを支持する側の面から形成された孔部223は、裏面から形成された孔部224よりも、当該サセプタ20の外周側に位置している。
さらに、図1(b)に示すように、貫通部22は、多数が、座ぐり21と中心が等しい円周上に、例えば等間隔に配されている(図1(b)では、一部の貫通部22にのみ符号を付している。)。つまり、多数の貫通部22が、座ぐり21と中心が等しい円周上に万遍なく形成されている。
【0016】
また、図1に示すように、サセプタ20の座ぐり21の内周側部分21bには、サセプタ20の裏面に貫通した状態に形成され、リフトピン13が貫通されるリフトピン貫通用孔部23が形成されている。
このリフトピン貫通用孔部23は、例えば、座ぐり21と中心を等しくする円周上に、等角度間隔で三箇所に配設されている。
【0017】
ここで、例えば図3に示すように、リフトピン13は、例えば丸棒状に構成された胴体部13aと、該胴体部13aの上端部に形成され、基板Wを下面側から支持する頭部13bと、を備えている。このうち頭部13bは、基板Wを支持しやすいように胴体部13aに比べて拡径されている。そして、リフトピン13は、その下端部から、リフトピン貫通用孔部23に挿入された結果、該リフトピン貫通用孔部23の縁部により頭部13bが下方に抜け止めされて、サセプタ10により支持されるとともに、その胴体部13aを該リフトピン貫通用孔部23より垂下させた状態となっている。なお、リフトピン13の胴体部13aは、サセプタ支持部材12の支持アーム12aに設けられた貫通孔12bも貫通している。
【0018】
また、サセプタ支持部材12は、複数の支持アーム12a(図3等)を放射状に備え、これら支持アーム12aにより、サセプタ20を下面側から支持している。これにより、サセプタ20は、その上面が略水平状態に保たれている。
【0019】
エピタキシャルウェーハ製造装置10は、以上のように構成されている。
そして、このエピタキシャルウェーハ製造装置10を用いて、以下の要領で気相成長を行うことにより、基板Wの主表面上にシリコンエピタキシャル層を形成してシリコンエピタキシャルウェーハを製造することができる。
【0020】
先ず、基板Wを反応容器11内のサセプタ20により支持させる。
このためには、先ず、リフトピン13上に基板Wを受け渡すために、各リフトピン13を、互いに略等量だけサセプタ20上面より上方に突出するように該サセプタ20に対し相対的に上昇させる。このためには、サセプタ支持部材12を下降させるのに伴わせてサセプタ20を下降させる。この下降の過程で、リフトピン13の下端部が、例えば反応容器11の内部底面に到達して以後は、リフトピン13はそれ以上に下降できないが、サセプタ20はさらに下降する。このため、サセプタ20に対し相対的にリフトピン13が上昇し、やがて、図4において、基板Wが無い状態となる。
次に、図示しないハンドラにより基板Wを反応容器11内に搬送し、上記上昇動作後の各リフトピン13の頭部13bにより、主表面を上にして基板Wを支持させる。
次に、基板Wをサセプタ20により支持させるために、各リフトピン13をサセプタ20に対し相対的に下降させる。このためには、ハンドラを待避させる一方で、サセプタ支持部材12を上昇させるのに伴わせて、サセプタ20を上昇させる。この上昇の過程で、座ぐり21の外周側部分21aが基板Wの主裏面に到達すると、それまでリフトピン13の頭部13b上に支持されていた基板Wが、座ぐり21の外周側部分21aにより支持された状態へと移行する。さらに、リフトピン貫通用孔部23の縁部がリフトピン13の頭部13bに到達すると、それまで反応容器11の内部底面により支持された状態であったリフトピン13は、サセプタ20により支持された状態へと移行する。
【0021】
このようにサセプタ20により基板Wを支持させたら、気相成長を行う。
すなわち、サセプタ支持部材12を鉛直軸周りに回転駆動することによりサセプタ20を回転させるのに伴わせて基板Wを回転させるとともに、該サセプタ20上の基板Wを加熱装置14により所望の成長温度に加熱しながら、気相成長用ガス導入管15を介して基板Wの主表面上に気相成長用ガスを略水平に供給する一方で、パージガス導入管16を介してサセプタ20の下側にパージガスを略水平に導入する。従って、気相成長中、サセプタ20の上側には、気相成長用ガス流が、下側には、パージガス流が、それぞれサセプタ20および基板Wと略平行に形成される。
このように気相成長を行うことにより、基板Wの主表面上にエピタキシャル層を形成して、エピタキシャルウェーハを製造することができる。
【0022】
このようにエピタキシャルウェーハを製造したら、該製造後のエピタキシャル
ウェーハを、反応容器11外に搬出する。
すなわち、予めサセプタ20の回転を止めた後に、サセプタ支持部材12を下降させて、図4に示すように、各リフトピン13を互いに略等量だけサセプタ20上方に突出動作させ、この突出動作に伴わせて基板Wをサセプタ20の座ぐり21上方に上昇させる。そして、図示しないハンドラにより基板Wを搬出する。
【0023】
ここで、気相成長中は、基板Wを加熱するため、この加熱により基板Wに含まれるドーパントが基板W外に外方拡散して気相中に放出される。
また、気相成長の直前には、例えば塩化水素ガスを基板W表面に流すことにより気相エッチングを行って該表面の自然酸化膜を除去したりするため、基板Wは僅かにエッチングされてガス化する。さらに、気相成長用ガス中には、原料ガスの他に、キャリアガスとして例えば水素を含んでいる上、上記パージガスとしても例えば水素を用いるため、この水素によっても基板Wは僅かにエッチングされてガス化する。従って、これらの理由によっても、基板Wに含まれるドーパントが気相中に放出される。
つまり、これらいくつかの理由により、気相成長の際には基板W内から気相中にドーパントが放出されることになる。
【0024】
これに対し、本実施の形態のサセプタ20は、基板Wを支持する側の面から裏面に貫通する貫通部22を有し、しかも、この貫通部22は、気相成長の際にも開放状態に保たれるので、該貫通部22を介してガスが流通可能である。従って、気相成長時の加熱によって基板Wから外方拡散するドーパント、或いは、気相エッチングにより基板W内から放出されるドーパントを、貫通部22を介してサセプタ20の裏面側から好適に放出できる。よって、これらドーパントが基板Wの主表面側に回り込んでしまうことを好適に抑制できる。このため、基板Wの主裏面にオートドープ防止用の酸化膜を形成しなくてもオートドープの発生を大幅に抑制でき、結果、ドーパント濃度および抵抗率の面内均一化が図れる。つまり、ドーパント濃度および抵抗率の面内均一化を特別な工程の必要なく容易に実現できる。
【0025】
ここで、本実施の形態のサセプタ20を用いて、直径300mm、抵抗率0.01Ω・cm〜0.02Ω・cm、p+型のシリコン単結晶基板(主裏面に酸化膜を有しない;以下、単に基板という。)の主表面上に、厚さ約6μmのp-型のシリコンエピタキシャル層を気相成長することにより製造したシリコンエピタキシャルウェーハ(以下、第1エピタキシャルウェーハ)と、貫通部22を有しない点でサセプタ20と異なり、その他の点ではサセプタ20と同様のサセプタ(以下、第1比較対照サセプタという;図示略)を用いて、同様に製造したシリコンエピタキシャルウェーハ(以下、第2エピタキシャルウェーハ)との抵抗率(単位:Ω・cm)の面内分布(エピタキシャルウェーハ外周端から中心まで)を図5に示す。
図5に示すように、第1エピタキシャルウェーハの抵抗率は、第2エピタキシャルウェーハの抵抗率と比べて、面内で均一となっている。
つまり、貫通部22を有するサセプタ20を用いて気相成長を行うと、貫通部22を有しない第1比較対照サセプタを用いて気相成長を行う場合よりもオートドープを抑制できることが分かる。
【0026】
なお、オートドープを抑制してドーパント濃度の面内均一化を図るための従来の技術として、例えば特開平10−223545号公報に示すように、座ぐり(該公報ではウェーハポケット)の最外周部に、裏面に貫通する孔部を設けた気相成長用サセプタが提案されているが、このサセプタでは、抵抗率(およびドーパント濃度)の面内分布があまり改善されない。これは、座ぐりの最外周部に孔部があるので、該孔部が、座ぐり上に載置された基板の最外周端よりも外側に位置してしまう。このため、基板より放出されたドーパントを含有するガスが、孔部を介してサセプタの下側より座ぐり内に流入するガスとともに基板の上側の気流(すなわち、上記気相成長用ガス流)に引っ張られて上昇し、基板上面のエピタキシャル層に沿って流れてしまい、該エピタキシャル層内に取り込まれるためであると考えられる。
これに対し、本実施形態のサセプタ20の場合、座ぐり21の内周側部分21bに形成された貫通部22の位置は、必然的に、座ぐり21上に載置された基板Wの最外周端よりも中心側に位置する。よって、該貫通部22は、気相成長中に基板Wの上側に形成される気流、すなわち気相成長用ガス流に対し、基板Wの陰に位置することとなる。このため、該貫通部22を介して、サセプタ20下側のガスが座ぐり21内に流入してしまうことを抑制できる。よって、基板W内から放出されるドーパントが該基板Wの主表面側に回り込んでしまうことを確実に抑制でき、結果、オートドープの発生を好適に抑制することができる。
【0027】
なお、上記の気相成長の際には、図3に示すように、リフトピン貫通用孔部23は、リフトピン13により閉塞されて、該リフトピン貫通用孔部23を介したガスの流通が実質的に不可能となるため、このリフトピン貫通用孔部23を介しては、基板Wより放出されるドーパントをサセプタ20の裏側に好適に放出することが困難である。従って、リフトピン貫通用孔部23は、貫通部22と同様の効果を奏するものではない。
【0028】
また、本実施形態のサセプタ20の貫通部22は、過熱抑制部221,222を備えるので、基板Wをサセプタ20を介して裏面側より加熱する熱源である加熱装置14bから基板Wへの、貫通部22を介した直接的な熱輻射を妨げることができる。
よって、基板Wの局部的過熱を抑制することができ、エピタキシャル層の膜厚にバラツキが発生してしまうことを好適に抑制でき、エピタキシャルウェーハにおけるフラットネスを良好にすることができる。
【0029】
ここで、上記第1エピタキシャルウェーハと、貫通部22がサセプタ盤面に対し直交する直線状に形成されている点でサセプタ20と異なり、その他の点ではサセプタ20と同様のサセプタ(図11;以下、第2比較対照サセプタ50という)を用いて、同様に製造したシリコンエピタキシャルウェーハ(以下、第3エピタキシャルウェーハ)とのフラットネス(SFQR、セルサイズ25mm×25mm、単位:μm)のヒストグラムを図6に示す。また、図7にはこれら第1および第3エピタキシャルウェーハにおけるSFQRの面内分布を示す。なお、図7には、エピタキシャルウェーハ面内において、SFQRの値が0.1μm以上の部分のみ「×」を付している。
図6(a)、図7(a)に示すように、第1エピタキシャルウェーハは、第3エピタキシャルウェーハ(図6(b)、図7(b))と比べて、周縁部のフラットネスが良好である(0.1μm以上のSFQR値が1点も無い)。
つまり、貫通部22が過熱抑制部221,222を有するサセプタ20を用いて気相成長を行うと、貫通部22が過熱抑制部を有しない第2比較対照サセプタ50を用いて気相成長を行う場合と比べて、エピタキシャルウェーハのフラットネスが、貫通部22の形成領域において悪化しないことが分かる。
【0030】
以上のような実施の形態によれば、サセプタ20は、基板Wを支持する側の面から裏面に貫通する貫通部22を有するので、ドーパント濃度および抵抗率の面内均一化を、特別な工程の必要なく容易に実現できる。
加えて、貫通部は、過熱抑制部を備えるので、基板Wの局部的過熱を抑制することができ、エピタキシャル層の膜厚にバラツキが発生してしまうことを好適に抑制できる。
【0031】
なお、上記の実施の形態では、p+型のシリコン単結晶基板上にp-型のシリコンエピタキシャル層を気相成長させる例についてのみ説明したが、本発明はこれに限らず、例えばn+型のシリコン単結晶基板上にn-型のシリコンエピタキシャル層を気相成長させる場合、n+型のシリコン単結晶基板上にp-型のシリコンエピタキシャル層を気相成長させる場合およびp+型のシリコン単結晶基板上にn-型のシリコンエピタキシャル層を気相成長させる場合等に、本発明のサセプタ、気相成長装置およびエピタキシャルウェーハの製造方法を適用しても良く、この場合にも、抵抗率(ドーパント濃度)の面内均一化が図れる。
また、枚葉式のサセプタに本発明を適用した例についてのみ説明したが、これに限らず、多数枚式のサセプタに適用しても良い。
また、サセプタ20の座ぐり21が、外周側部分21aと内周側部分21bとからなる2段構成をなしている例を説明したが、これに限らず、座ぐり21は1段であっても良い。
また、座ぐり21(の内周側部分21b)が凹曲面形状をなしている例について説明したが、これに限らず、座ぐり21は平面であっても良い。
さらに、サセプタ20がリフトピン貫通用孔部23を備える例について説明したが、本発明はこれに限らず、サセプタ20がリフトピン貫通用孔部23を備えていなくても良い。
また、貫通部22を構成する2つの孔部223,224のうち、基板Wを支持する側の面から形成された孔部223は、裏面から形成された孔部224よりも、当該サセプタ20の外周側に位置している例について説明したが、孔部223,224は、互いに一部のみが重なり合うように位置がずれていれば、これに限らない。
【0032】
<貫通部の変形例>
貫通部は、上記の例に限らず、例えば図8および図9に示すように、基板Wを支持する側の面における開口部と裏面における開口部との位置が(サセプタ盤面に対し直交方向において)ずれるように傾斜していれば、貫通部が直線状に形成されていても良い。この場合、貫通部の傾斜方向は任意である。図8に示す貫通部31の場合は、サセプタ20において貫通部31の縁部分が過熱抑制部311,312を構成する。同様に、図9に示す貫通部32の場合も、サセプタ20において貫通部32の縁部分が過熱抑制部321,322を構成する。
また、図10に示すように、曲線状(円弧状)に形成された貫通部33であっても良い。この場合も、サセプタ20において、貫通部33の縁部分が、過熱抑制部331,332,333を構成する。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、サセプタが、半導体基板を支持する側の面から裏面に貫通する貫通部を有するので、気相成長時の加熱によって半導体基板から外方拡散するドーパント、或いは、気相エッチングにより半導体基板内から放出されるドーパントを、貫通部を介してサセプタの裏面側から好適に放出できる。よって、これらドーパントが基板の主表面側に回り込んでしまうことを好適に抑制できる。このため、基板の主裏面にオートドープ防止用の酸化膜を形成しなくてもオートドープの発生を大幅に抑制でき、結果、ドーパント濃度および抵抗率の面内均一化が図れる。つまり、ドーパント濃度および抵抗率の面内均一化を特別な工程を要しないで容易に実現できる。
加えて、貫通部は、過熱抑制部を備えるので、熱源から半導体基板への貫通部を介した直接的な熱輻射を妨げることができる。よって、半導体基板の局部的過熱を抑制することができる。従って、エピタキシャル層の膜厚にバラツキが発生してしまうことを好適に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサセプタの一例を示す図であり、このうち(a)は正面断面図、(b)は平面図である。
【図2】(a)はサセプタの要部拡大の正面断面図、(b)はサセプタの要部拡大平面図である。
【図3】本発明にかかるエピタキシャルウェーハ製造装置の好適な一例を示す模式的な正面断面図であり、特に、気相成長中の状態を示す。
【図4】本発明にかかるエピタキシャルウェーハ製造装置の好適な一例を示す模式的な正面断面図であり、特に、リフトピンにより基板をサセプタ上方に支持した状態を示す。
【図5】シリコンエピタキシャルウェーハの抵抗率の面内分布を示す図である。
【図6】シリコンエピタキシャルウェーハのSFQRのヒストグラムを示す図である。
【図7】シリコンエピタキシャルウェーハのSFQRの面内分布を示す図である。
【図8】貫通部の他の例を示す要部拡大の正面断面図である。
【図9】貫通部の他の例を示す要部拡大の正面断面図である。
【図10】貫通部の他の例を示す要部拡大の正面断面図である。
【図11】比較対照のサセプタを示す正面断面図である。
【符号の説明】
10 エピタキシャルウェーハの製造装置
20 サセプタ
22 貫通部
221 過熱抑制部
222 過熱抑制部
223 孔部
224 孔部
31 貫通部
311 過熱抑制部
312 過熱抑制部
32 貫通部
321 過熱抑制部
322 過熱抑制部
33 貫通部
331 過熱抑制部
332 過熱抑制部
333 過熱抑制部
W シリコン単結晶基板(半導体基板)

Claims (4)

  1. 気相成長の際に半導体基板を支持するサセプタにおいて、半導体基板を支持する側の面から裏面に貫通する貫通部を有し、該貫通部は、当該サセプタにより支持された半導体基板を当該サセプタを介して裏面側より加熱する熱源からの、当該貫通部を介した直接的な熱輻射を妨げることにより、半導体基板の局部的過熱を抑制する過熱抑制部を備えることを特徴とするサセプタ。
  2. 気相成長の際に半導体基板を支持するサセプタにおいて、半導体基板を支持する側の面と、その裏面とから、互いに一部のみが重なり合うように位置のずれた孔部が、各々は当該サセプタを貫通しないが当該サセプタ内部で互いに通じ合う深さに形成され、これら孔部の総体により、半導体基板を支持する側の面から裏面に貫通する貫通部が構成されていることを特徴とするサセプタ。
  3. 半導体基板の主表面上にエピタキシャル層を気相成長させてエピタキシャルウェーハを製造するためのエピタキシャルウェーハの製造装置において、請求項1または2に記載のサセプタを備えることを特徴とするエピタキシャルウェーハの製造装置。
  4. 請求項1または2に記載のサセプタにより支持させた半導体基板の主表面上にエピタキシャル層を気相成長させてエピタキシャルウェーハを製造することを特徴とするエピタキシャルウェーハの製造方法。
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