JP3540563B2 - Fm多重放送の受信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はFM放送にデータが多重されたFM多重放送を受信するFM多重放送の受信装置に関し、特に、フレーム同期方式の選択制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、FM放送に文字情報等を多重して放送するFM多重放送が行われている。このFM多重放送では、文字放送を符号化してFMステレオ放送に多重しており、現在では、ニュースや交通情報等の番組が放送されている。
現在、日本国内でFM多重放送の本放送(商業放送)が行われている。このFM多重によれば、多重データのフレーム構成は図4のように、288×272ビットのフレームとなり、基本的に1フレームの1ブロック(1フレーム中の1行)は、16ビットのブロック識別コード(BIC)、176ビットのデータパケット及び96ビット誤り訂正符号(14ビットのCRC、82ビットの水平パリティ)から構成されているものと、16ビットのBIC及び272ビットの誤り訂正符号(垂直パリティ)から構成されているものから成る。このフレーム構成は、ITU(International Telecommunication Union:国際電気通信連合)の勧告により、「method B」と定義され、さらに、ITU勧告では「method B」の他に、それとフレーム構成が異なる「method A」、「method A'」及び「method C」の3種類のフレーム構成が定義されている。その為、FM多重放送では、4種類のフレーム構成が国際標準規格となっている。尚、現在、欧州のSWIFT(System for Wireless Infotainment Forwarding and Teledistribution)の規格(最終ドラフト)では、上記の「method A」、「method A'」、「method B」及び「method C」はそれぞれ「method A0」、「method A1」、「method B」及び「method C」と定義され、欧州のRDS(Radio Data System)で使用されているような、現在の受信局と同一のネットワークの局であって、前記受信局と同一番組を放送する放送局の周波数リスト(代替周波数リスト、以下AFリストという)のデータを多重データに含ませることも提案されている。
【0003】
また、「method A」、「method A'」及び「method C」のフレーム構成はそれぞれ図5、6及び7にようになる。「method A」のフレーム構成は、288×272ビットのフレームになり、一つのブロック構成は「method B」とそれぞれ同じだが、データパケットを含むブロックと誤り訂正符号のみを含むブロックとが区別されて配置されている。また、「method A'」のフレーム構成は、「method A」の誤り訂正符号のみを含む部分に12ブロックの「REAL TIME INFORMATION BLOCK」が挿入されて構成されている。さらに、「method C」のフレーム構成は288ビットのデータパケットを含むブロックのみにより構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
現在は、日本でのみFM多重放送が行われているが、今後は欧州や米国でもFM多重放送が行われる予定がある。特に、欧州では、今後広い意味での日本の方式によるFM多重放送のサービスが行われる予定があるものの、欧州のFM多重放送のフレーム構成は、日本で使用されているフレーム構成と異なり、4つの異なるフレーム構成が採用される方向である。しかし、欧州では、FM多重放送が各地域で採用され、放送が行われたとしても、国や地域ごとにフレーム構成が異なる可能性は十分にあり、さらに同一ネットワークを構成する放送局ごとに採用されるフレーム構成が異なる可能性もある。逆に言えば、国、地域やネットワークにごとにフレーム構成が同一になる場合、その国、地域やネットワーク内では、多重データのフレーム同期方式が同一となる可能性が高い。
【0005】
そこで、本発明は、国、地域やネットワーク内ではフレーム同期方式が同一である可能性が高いことを利用して、受信局の変更後素速くフレーム同期を行うことが可能なFM多重放送の受信制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、FM多重放送から多重データを復調するFM多重受信装置において、複数のフレーム同期手段を有し、前記複数のフレーム同期手段のうち1つのフレーム同期手段により前記多重データのフレーム同期を行うフレーム同期回路と、受信局を変更したとき、変更前の第1放送局のフレーム同期手段によって、変更後の第2放送局の多重データのフレーム同期を行わせるフレーム制御回路とを備えることを特徴とする。
【0007】
また、FM多重放送から多重データを復調するFM多重受信装置において、複数のフレーム同期手段を有し、前記複数のフレーム同期手段のうち1つのフレーム同期手段により前記多重データのフレーム同期を行うフレーム同期回路と、受信中の放送局と同一ネットワーク内の放送局をサーチさせ、前記サーチによって探し出された放送局の多重データに、前記サーチ前の受信局の多重データに同期したフレーム同期手段に切り換えるフレーム制御回路とを備えることを特徴とする。
【0008】
特に、前記フレーム制御回路は、前記多重データに含まれる代替周波数リストに基づいてサーチを行うサーチ手段と、前記サーチが行われる前に受信されていた第1放送局の多重データに対応したフレーム同期手段を示す第1情報が記憶される記憶手段と、前記サーチによって探し出された第2放送局を受信した後、前記第1情報に応じたフレーム同期手段を選択する第1選択手段と、を含むことを特徴とする。
【0009】
さらに、前記フレーム制御回路は、前記第2放送局の多重データが前記第1情報に応じたフレーム同期手段に同期した否かを判定する判定手段を含むことを特徴とする。
また、前記第2放送局の多重データが前記第1情報に応じたフレーム同期手段に同期した場合、前記第1情報に応じたフレーム同期手段を継続して選択させることを特徴とする。
【0010】
さらにまた、前記フレーム制御回路は、前記第2放送局の多重データが前記第1情報に応じたフレーム同期手段に同期しない場合に、前記複数のフレーム同期手段を順次選択する第2選択手段と、前記第2放送局の多重データが前記第2選択手段によって選択されたフレーム同期手段に同期したか否か判定する第2判定手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
FM多重放送がいずれのフレーム同期手段にも同期しない場合、該当するフレーム同期手段がないことを示すフラグを生成することを特徴とする。
本発明によれば、前記複数のフレーム同期手段のうち1つのフレーム同期手段により前記多重データのフレーム同期を行うフレーム同期回路と、AFサーチを行わせ、現在の放送局と同一ネットワークで同一放送内容の放送局のうち最大の電界強度の放送局を探す。AFサーチによって探し出された放送局を受信し、この放送局の多重データに対するフレーム同期手段を、AFサーチ前の現在の受信局の多重データに同期するフレーム同期手段になるように前記複数のフレーム同期手段を切り換え、切り換えたフレーム同期手段でAFサーチで探し出された放送局の多重データのフレーム同期を行わせる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態を示す回路である。101はIF信号を出力するFM同調用のフロントエンド回路、102はIF信号をFMコンポジット信号に復調するFM復調回路、103はコンポジット信号をステレオ信号に復調するMPX(マルチプレクス)回路、104はステレオ信号を増幅し、スピーカ105に出力するAF増幅回路、106はFM同調用フロントエンド回路101の同調周波数を決定するためのPLL周波数シンセサイザ回路、107はFM多重データを復調するブロックであり、108は76KHzを中心周波数とするバンドパスフィルタ、109は多重データを復調するL−MSK復調回路、110は復調多重データのブロック同期を行うブロック同期回路、111は4つのフレーム同期方式を有しブロックデータのフレーム同期を行うフレーム同期回路、112はフレームが再構成されたデータに誤り訂正を行う誤り訂正回路、113は操作キー114によりPLL周波数シンセサイザ回路106を制御し同調周波数の変更を行う手段と、多重データの復号処理を行い、復号結果を表示ディスプレイ115に表示させる手段と、多重データに含まれるAFリストに基づきAFサーチを行う手段と、フレーム同期回路111のフレーム同期方式を切り換える切換信号F methodを出力する手段とを有する制御回路、116はIF信号をレベル検波し、受信電界強度を検出する電界強度検出回路である。
【0013】
図1において、受信RF信号はFMフロントエンド101内で発生する局部発振信号により所定周波数のIF信号に周波数変換され、IF信号はFM復調回路102でコンポジット信号に復調される。コンポジット信号のうちオーディオ信号成分はMPX回路103で左右ステレオ信号にステレオ復調される。左右ステレオ信号はAF増幅回路104で増幅された後、スピーカ105に伝送される。
【0014】
また、コンポジット信号中のFM多重成分はBPF108を通過し、L−MSK復調回路109で多重データに復調される。ブロック同期回路110でブロック毎に多重データの同期がとられた後、フレーム同期回路111でフレーム毎に多重データの同期がとられ、ブロック及びフレーム同期がとられた多重データは誤り訂正回路112で誤り訂正される。誤り訂正を受けたデータDATAは制御回路113で復号され、復号データに基づき文字情報及び図形情報がディスプレイ115に表示される。
【0015】
FMフロントエンド101は局部発振回路(図示せず)を含み、局部発振信号の周波数はPLLシンセサイザー106からの周波数制御信号により変更されるとともに、局部発振信号はPLL周波数シンセサイザー106に出力される。局部発振回路はPLL周波数シンセサイザー106とともにPLLを形成し、PLLシンセサイザー106にはPLLの構成のうち基準信号を発生する基準発振回路、基準信号を分周するリファレンスディバイダ、局部発振信号を可変分周数で分周するプログラマブルディバイダ、上記2つのディバイダの出力を位相比較する位相比較回路及び位相比較回路の出力に応じて周波数制御信号を出力するループフィルタが構成される。尚、PLLについては周知の技術であるため動作説明は省略する。
【0016】
操作キー114により設定された放送局を受信しようとする場合、まず、この放送局の受信周波数に対応する分周データN dataが制御回路113から出力される。分周データN dataに応じてプログラマブルディバイダの可変分周数が設定され、局部発振信号の周波数は上記放送局に対応した周波数になる。その結果、上記放送局の受信RF信号が所定周波数のIF信号に変換され、放送局のオーディオ復調及び多重復調が行われる。このように、制御回路113はフロントエンド101の同調動作を制御する。
【0017】
次に、図1のラジオ受信機のフレーム同期方式の自動切り換え動作を、図2のフローチャートに基づいて説明する。現在、ラジオ受信機が例えば90.0MHzの現行局を受信し、かつ、「method A0」のフレーム同期方式でフレーム同期が行われているとし、また、このフレーム構成情報は現行局のフレーム情報として第1情報として内部メモリ113mに記憶されているとする。
【0018】
まず、操作キー114により予めラジオ受信機をAFサーチを行える状態としておくことによって、所定時間ごとにAFサーチが行われる(S1)。AFサーチが開始されると、制御回路113は多重データdataを復号して、復号データの中からAFリストを抽出し、制御回路113の内部メモリー113mに例えば図3の如くAFリストのテーブルが作成される。図3のテーブルは、現在の受信局と同一ネットワークで同一番組を放送している放送局が10個存在していることを示している(S2)。まずラジオ受信機の受信局が現行局から図3のテーブルの1番目の代替局(代替周波数:88.6)に変更される。受信局の変更は、分周データN dataが制御回路113から変更され、フロントエンド101の局部発振信号が変更され、さらに、受信周波数が1番目の代替周波数f1に変更されることにより行われる(S3)。代替局の受信中、制御回路113は電界強度検出回路116で検出された受信電界強度を取り込み、テーブル中に該当の代替局に対応させて記憶させる(S4)。次に、制御回路113は、テーブル中の代替局のうち電界強度が検出された代替局を、電界強度の強い順に代替局を並び替える(S5)。さらに、AFリストの全ての代替局について、電界強度を検出したかどうかを判定する(S6)。この場合、1番目の代替局の電界強度のみを検出しただけなので、全ての電界強度の検出が終了したと判定せず、次に図3のテーブルの2番目の代替局(89.7MHz)を選択する(S7)。選択後、ラジオ受信機の受信局は90.0MHzの現行局に戻される(S8)。所定時間経過(S9)の後、ラジオ受信機の受信局を第2の代替局に変更し、その電界強度を検出し、再び代替局を電界強度の大きい順に並び替え、テーブルの3番目の代替局を選択する。このような動作は、図3のテーブル中の代替局の電界強度をすべて検出するまで繰り返され、その結果、電界強度の並び替えによって、テーブルには検出された電界強度の値とともに、電界強度の強い順で代替局が記憶される。尚、S8の動作によって現行局と代替局との受信が交互に行われることにより代替局の受信時間を短くし、AFサーチによる聴感上の違和感を防止している。また、並び替えによってテーブルの1番目の領域には、代替局のうちで最も大きい電界強度を有する代替局が記憶される。その為、次のステップのS6以降は、テーブル中の1番目の領域には最も大きい電界強度の代替局が記憶されているとして動作説明を続ける。
【0019】
S6において、すべての電界強度の検出が終了したと判定されると、ラジオ受信機の受信局は現行局に戻され、制御回路113は並び替え後のテーブルの中の1番目の代替局の電界強度と現行局の電界強度とを比較する(S10)。現行局の電界強度がテーブルの1番目の代替局の電界強度より大きい場合、ラジオ受信機に現行局の受信を継続させる(S11)。
【0020】
一方、テーブル中の1番目の代替局の電界強度が現行局の電界強度より大きい場合、電界強度が最も大きい1番目の代替局を、ラジオ受信機に受信させる(S12)。1番目の代替局が受信されると、FM検波回路102のコンポジット信号から多重データがBPF108で取り出され、ブロック同期回路110でブロック同期がとられる。その際、制御回路113は内部メモリー113mから第1情報を読み出し(S13)、第1情報をフレーム構成情報F Methodとしてフレーム同期回路111に入力させる。その為、フレーム同期回路111のフレーム同期手段は現行局のフレーム同期手段と同一の「method A0」になり、前記代替局の多重データが「method A0」のフレーム同期手段でフレーム同期がとられる(S14)。ここで、同一ネットワーク上で同一番組を放送していれば、AFリストに記載される放送局のフレーム構成は同一構成である可能性が高いと予測される。その為、最も強い電界強度を有する代替局にラジオ受信機の受信を変更したとき、まず最初にフレーム同期回路111のフレーム同期手段を現行局のフレーム同期手段にしている。
【0021】
所定時間が経過した後、制御回路113はフレーム同期回路111がFM多重データのフレームに同期したか否かを確認する。FM多重データがF methodによって設定されたフレーム同期方式に同期すると、フレーム同期検出信号F lockを出力する。その為、制御回路113は所定時間経過後にフレーム同期検出信号F lockが入力されたか否かの確認を行う。よって、1番目の代替局のFM多重データのフレームが「method A0」のフレーム同期方式に同期するか否かが確認される(S15)。代替局のFM多重データのフレームが「method A0」のフレーム同期方式に同期する場合、制御回路113は、内部メモリ113m内の領域1に、そのまま「method A0」を示すフレーム情報を書き込む(S16)。よって、1番目の代替局の多重データは「method A0」のフレーム同期方式で同期がとられ、制御回路113で多重データの復号を行うことができる(S17)。ラジオ受信機は、電界強度が最も強い代替局の受信を行うことによって、同一の番組の放送をより良い最良の状態で受信することができる。
【0022】
また、S15において、1番目の代替局のFM多重データがフレーム同期回路111でフレーム同期方式「method A0」に同期しなかった場合、制御回路113は他のフレーム構成情報を選択し、これに対応するF methodが出力される。フレーム構成情報を変更する際、例えば制御回路113はフレーム構成情報を「method A0」→「method A1」→「method B」→「method C」→「method A0」の順で変更する。よって、本実施形態では、フレーム同期回路111が「method A0」で同期できなかった場合、制御回路113はフレーム構成情報を「method A1」に変更する(S18)。その後、制御回路113は「method A0」〜「method C」の全ての情報を選択したかを判別する。変更されたフレーム構成情報が変更開始から一巡したか否かを判別する。例えば、1番目の代替局の受信中において、「method A0」から「method A1」に変更した場合、「method A0」が2回目の選択か否かを判別することにより、1巡の判別を可能にする(S19)。
【0023】
制御回路113が全ての種類のフレーム構成情報を選択していない場合、即ち、1回目の「method A1」の選択の場合、S14及びS15に戻り、フレーム構成情報の変更によりF methodが変更され、さらにフレーム同期回路111のフレーム同期方式が「method A1」に変更される。その状態で、代替局の多重データが「method A1」のフレーム同期方式で同期されるか否か判別され、同期していれば内部メモリー113mの領域1に「method A1」に対応するフレーム構成情報を書き込む。代替局の多重データが「method A1」のフレーム同期方式に同期しない場合、制御回路113はさらに次のフレーム構成情報を選択する。このようなフレーム構成情報の変更は、フレーム同期されるフレーム同期方式が見つかるまで、または、フレーム情報構成の変更が一巡するまで行われる。同期するフレーム同期方式が存在すれば、フレーム同期情報の領域に「method A0」乃至「method C」の一つが書き込まれ、書き込まれたフレーム同期方式でFM多重データの同期が行われる。
【0024】
S19において、フレーム構成情報の変更が一巡しても、つまり、2回目の「method A0」が選択されても、同期可能なフレーム同期方式が見つからなければ、制御回路113は、該当するフレーム同期方式がないことを示すフレーム無しフラグを生成する。制御回路113はフレーム無しフラグを検出し、フレーム同期検出の動作が終了する(S20)。
【0025】
尚、フレーム無しフラグが存在する場合、制御回路113は、▲1▼所定時間経過後に最大の電界強度の代替局で図2のフローチャートの動作でフレーム同期検出を再び行う、▲2▼2番目以降の電界強度の強い代替局を受信させて、図2のフローチャートの動作でフレーム同期検出を再び行う、▲3▼元の現行局に戻し受信させるなどの処理を行って、ラジオ受信機が放送局を必ず受信している状態を発生させる。
【0026】
以上の如く、AFサーチに基づき同一ネットワーク内ではフレーム構成が同一である可能性が高いとして、前の受信局のフレーム同期方式を使用して、変更した代替局の多重データのフレーム同期をとる。AFサーチの場合に限らず、通常動作で受信局を変更する場合においても、変更直後は、変更後の受信局のフレーム同期方式を、変更前の受信局のフレーム同期方式に選択させる。これによっても、素速いフレーム同期をとることができる。
【0027】
図8は、図1のフレーム同期回路111及び誤り訂正回路112の具体回路例を示すブロック図である。121は多重データ中に含まれるBICを検出するBIC検出回路、122は検出されたBICの変化点を検出する変化点検出回路、123は多重データのデータ数を1ブロックのデータ数分の288個カウントして、カウント完了すると完了信号を出力するデータカウンタ、124は完了信号をカウントすることによりブロック数をカウントするブロックカウンタ、125はフレーム構成中の所定の変化点を検出するとともに、ブロックカウンタ124のカウント値に基づき所定変化点の間のブロック数を検出することによりフレーム同期を検出するとともに、フレーム同期している最後尾のブロックを検出するとブロックカウンタをリセットするフレーム同期検出回路、126はライト・リードアドレス発生回路を含み、指定されたライト・リードアドレスに多重データが書き込み、読み出しされるメモリ、127はフレーム同期検出信号F lockに応じてフレームの先頭に先頭フラグをつけて多重データをメモリ126に記憶させるタイミング回路、128はメモリ126に記憶される多重データの誤り訂正を行う誤り訂正部である。誤り訂正部128は、メモリ126中の先頭フラグを検出し、先頭フラグが付されたブロックから始まる1つのフレームを誤り訂正する。
【0028】
フレーム検出回路125は例えば多重データのフレーム構成が図4のフレーム構成「method B」の場合、所定の検出点、即ち、「BIC1→BIC3」、「BIC4→BIC2」、「BIC2→BIC3」、「BIC4→BIC1」及び「BIC1→BIC3」の変化点が順に繰り返されることを検出するとともに、上記それぞれの変化点の間のブロック数が123個、13個、123個及び13個となることを検出することによりフレーム同期を検出し、フレーム同期を検出するとフレーム同期検出信号F lockを出力する。 また、フレーム同期検出回路125にはF methodが印加され、このF methodによってフレーム同期手段が切り換わる。具体的には、フレーム構成に応じてF methodを変更することによってフレーム検出回路の構成が変化し、その結果、検出対象となる所定の変化点が変更され、繰り返される変化点の順番が変更される。さらに、変化点と変化点との間のカウントされるべき数が変更される。つまり、フレーム構成が「method A0」の場合、フレーム検出回路125は「BIC3→BIC2」、「BIC2→BIC1」、「BIC1→BIC4」、「BIC4→BIC3」及び「BIC3→BIC2」の変化点を検出するとともに、その間のブロック数が70個、60個、82個、60個となることを検出するように変更される。また、フレーム構成が「method A1」の場合、フレーム検出回路125は「BIC3→BIC2」、「BIC2→BIC1」、「BIC1→BIC4」、「BIC4→BIC3」及び「BIC3→BIC2」の変化点を検出するとともに、その間のブロック数が70個、60個、94個、60個となることを検出するように変更される。さらに、「method C」の場合、1ブロックごとに「BIC3→BIC3」に検出するように変化される。以上述べた如く、F methodを変えることにより、多重データのフレーム構成に対応したフレーム同期手段を変更することが可能になる。
【0029】
尚、多重データのメモリーへの記憶は、上記のように先頭のブロックに先頭フラグを付して行うことに限らず、フレーム同期検出信号F lockが発生すると、例えば、先頭アドレス等の所定アドレスから順にブロックを記憶させて行うことも可能である。その場合、誤り訂正部128は所定アドレスから始まる1つのフレームを誤り訂正する。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、サーチによって探し出されたとき、この放送局の多重データに対するフレーム同期手段を、最初に現在の受信局の多重データに対応するフレーム同期手段に自動的に切り換えるので、フレーム同期確立の時間を短縮することができる。つまり、同一ネットワーク上で同一番組を放送していれば、AFリストに記載される放送局のフレーム構成は同一構成である可能性が高いと予測される為、代替局にラジオ受信機の受信を変更したとき、まず最初にフレーム同期回路のフレーム同期手段を現在の受信局のフレーム同期手段にすることによって、無駄な動作を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1の動作を示すフローチャートである。
【図3】図1のメモリ113m中の受信周波数とフレーム構成情報と関係を示す関係図である。
【図4】フレーム構成「method B」を示す構成図である。
【図5】フレーム構成「method A0」を示す構成図である。
【図6】フレーム構成「method A1」を示す構成図である。
【図7】フレーム構成「method C」を示す構成図である。
【図8】図1のフレーム同期回路111と誤り訂正回路112との具体例を示すブロック図である。
【符号の説明】
101 FMフロントエンド
102 FM復調回路
103 MPX回路
104 AF増幅回路
105 スピーカ
106 PLL周波数シンセサイザ
107 FM多重データの復調ブロック
108 BPF
109 L−MSK復調回路
110 ブロック同期回路
111 フレーム同期回路
112 誤り訂正回路
113 制御回路
114 操作キー
115 ディスプレイ
116 電界強度検出回路
121 BIC検出回路
122 変化点検出回路
123 データカウンタ
124 ブロックカウンタ
125 フレーム同期検出回路
126 メモリ
127 タイミング回路
128 誤り訂正部

Claims (5)

  1. FM多重放送から多重データを復調するFM多重受信装置において、
    複数のフレーム同期手段を有し、前記複数のフレーム同期手段のうち1つのフレーム同期手段により前記多重データのフレーム同期を行うフレーム同期回路と、
    前記多重データに含まれる代替周波数リストに基づいてサーチを行うサーチ手段、前記サーチが行われる前に受信されていた第1放送局の多重データに対応したフレーム同期手段を示す第1情報が記憶される記憶手段、及び前記サーチによって探し出された第2放送局を受信した後、前記第1情報に応じたフレーム同期手段を選択する第1選択手段を含むフレーム制御回路と
    を備えることを特徴とするFM多重放送の受信装置。
  2. さらに、前記フレーム制御回路は、前記第2放送局の多重データが前記第1情報に応じたフレーム同期手段に同期した否かを判定する判定手段を含むことを特徴とする請求項1記載のFM多重放送の受信装置。
  3. 前記第2放送局の多重データが前記第1情報に応じたフレーム同期手段に同期した場合、前記第1情報に応じたフレーム同期手段を継続して選択させることを特徴とする請求項2記載のFM多重放送の受信装置。
  4. 前記フレーム制御回路は、前記第2放送局の多重データが前記第1情報に応じたフレーム同期手段に同期しない場合に、前記複数のフレーム同期手段を順次選択する第2選択手段と、前記第2放送局の多重データが前記第2選択手段によって選択されたフレーム同期手段に同期したか否か判定する第2判定手段と、を備えることを特徴とする請求項3記載のFM多重放送の受信装置。
  5. FM多重放送がいずれのフレーム同期手段にも同期しない場合、該当するフレーム同期手段がないことを示すフラグを生成することを特徴とする請求項4記載のFM多重放送の受信装置。
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