JP2867494B2 - ラジオ・データ・システム - Google Patents

ラジオ・データ・システム

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JP2867494B2 JP30396889A JP30396889A JP2867494B2 JP 2867494 B2 JP2867494 B2 JP 2867494B2 JP 30396889 A JP30396889 A JP 30396889A JP 30396889 A JP30396889 A JP 30396889A JP 2867494 B2 JP2867494 B2 JP 2867494B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ラジオ・データ・システム(Radio Data S
ystem、以下RDSと記載)におけるオートチューニング機
能に係り、特に、代替局周波数(Alternative Frequenc
y、以下AFと記載)の取得を効率良く行うAFデータ処理
装置を付与したRDSに関するものである。
〔従来の技術〕
通信電波を観測すると、その電波は、時間的に絶えず
変動し、時には非常に激しく電界が落ちこむ。この変動
は、時間、空間、周波数等により異なるため、電波の受
信時において、受信状態が悪い時には、受信する場所
や、同一番組を放送している他の局の周波数に受信周波
数を変えることにより、受信状態を改善する方法が取ら
れている。
周波数を変えることにより受信状態を改善する方法を
利用するものに、RDSがある。
例えば、RDS技術においては、通信状況が悪くなり、
受信時の電界強度が弱くなった場合には、現在受信中の
周波数情報をメモリし、同周波数情報を持つ電界強度の
強い周波数をランダムにサーチして、その通信状況下で
最適な受信周波数に切り換えて受信を継続する。
以下、RDSに関して更に説明を行なう。尚、このRDSに
関しての説明は、「日系エレクトロニクス」(1987、8
−24、(no.428)日系マグロウヒル社発行)PP.202〜21
7に詳しく記載されている。
RDSは、FMラジオ信号等に選局用などのディジタルデ
ータを多重する放送方式である。この規格は、欧州放送
連盟がまとめた。
RDSデータには、様々なメッセージがあり、これらの
メッセージに基づく様々な機能を有する。この中で、主
な目的は選局機能にある。
欧州では、多くの放送局がネットワークを組んで、同
じ番組を放送することが多い。このような数多くの放送
局から電波の受信状況の良い局からの周波数を選択して
受信したり(最適受信機能)、自動車で走行しながら受
信するときに、移動に伴って電界強度が下がった場合
に、もっと電波の強い局を自動的に選曲したり(自動追
従機能)できる。これらの機能は、AFデータとプログラ
ム識別(Program Identification Code、以下PIと記
載)データを利用して実現できる。
AFデータは、同一番組を送信中の放送局の周波数リス
ト。PIデータは、プログラム識別コードで、国名コード
や番組コードなどからなる16ビートで構成し、11回/秒
の頻度で送信する。
AFデータは、同じプログラムを放送している放送局の
周波数リストを、例えば、25局(現在は31局)まで送っ
てくる。そして、ある番組の放送を受信したら、AFデー
タとPIデータをメモリに記憶する。
受信電界強度が一定水準以下になったならば、AFデー
タを読み出して、このAFデータに基づいき、他の放送局
に切り換えて受信し(電子同調受信機を用いて容易に実
現される)、その電界強度を調べる。その放送局からの
電波が一定電界強度以上であれば、その放送局を選ぶ。
もし、一定電界強度以下であれば、次のAFデータを読み
出して同様な処理をする。このようにして、一定電界強
度以上の放送局を選ぶ。または、最初に周波数リストの
全局を受信して、電界強度を調べ、最も電界強度の強い
局を選ぶ。
周波数リストに従って受信した番組が間違いないかど
うかは、新しく受信したPIデータとメモリに記憶してあ
る受信中であったPIデータとを比べて確認する。さらに
プログラムサービスネーム(以下PSと記載:Program Ser
vice Name;放送局名で、最大8文字の英数字を送信す
る)データを用いて、受信中の放送局の名前を最大8文
字まで英数字で表示する機能もある。
第6図は、RDSデータのベースバンド構造を示す説明
図である。
RDSデータ61は、104ビットからなるグループ単位に構
成する。1グループは、ブロック(1)62,ブロック
(2)63,ブロック(3)64,ブロック(4)65の4つの
ブロックからなる。1ブロックは26ビットである。その
内16ビットは情報語66で、残り10ビットは検査語67であ
る。
RDSデータ61は、グループ単位に切目なく送信する。
各グループ間や各ブロック間の境界を示すデータは挿入
しない。このため、グループやブロックの始まりな検査
語67に付加するオフセット語68を使って識別しなければ
ならない。
検査語67は、誤り検出/訂正をするためのものであ
る。情報語66を生成多項式で割った剰余で求まる。この
検査語67に10ビットからなる4種類(実際には7種類あ
る)のオフセット語A,B,C,Dをそれぞれブロック(1)6
2〜ブロック(4)65に対応して付加する。これを使っ
てブロックの開始点と、そのブロックがグループ内の何
番目のブロックであるかを識別する。
RDSデータ61の情報のグループは、0〜15の16種類の
グループタイプがある。その内7タイプは将来の応用の
ための予測グループである。更に、1つのグループタイ
プは、それぞれバージョンA,Bの2種類に分けられる。
例えば、グループタイプ「0A」は、AFデータとPSデータ
の伝送に用いる。
第7図は、第6図におけるRDSデータのメッセージフ
ォーマットを示す説明図である。
第2ブロック63は、アドレスブロックである。また、
各グループの第1ブロック62は、常にPIデータ71を割当
てる。これは、同調導入時にPIデータ71を速やかに確認
する必要があるためである。
各グループのグループタイプ(16タイプ)は、そのグ
ループの第2ブロック63の最初の4ビットで指定する。
例えば、最初の4ビット(A3,A2,A1,A0)が「0,0,0,0」
であれば、タイプは「0」であり、PI,PS,AFデータ等の
情報を持ち、このRDSデータ61は、基本同調補助機能に
用いられる。
この時、第3ブロック64における16ビットの情報語72
は、AFデータであり、8ビットの第1AFデータ73と、第2
AFデータ74の2つの周波数情報が示されている。
尚、AFデータは、デシマルにより、「0〜204」と「2
50」、および、「253〜255」までで表現されている。特
に、「250」はLF(Low Frequency;低周波)、MF(Mediu
m Frequency;中周波)で、AM(Amplitude Modulation;
振幅変調)放送と判断され、その他はFM放送となる。そ
の他は、AFデータ以外のものである。
第2ブロック63における次の1ビット(B0)は、バー
ジョンを示しており、「0」であればバージョンA、ま
たは、「1」であればバージョンBを示す。
各グループタイプのバージョンBでは、第3ブロック
64にもPIデータがある。バージョンAでは、第3ブロッ
ク64、第4ブロック65に各グループタイプに対応する情
報がある。第2ブロック63には、PTY(Program Type;番
組内容識別コードと呼ばれ、ニュース、軽音楽、教育、
スポーツなどの番組内容を5ビットのコードで送信す
る),TP(Traffic Program Identification;交通情報放
送局の識別信号)、TA(Traffic Announcement Identif
ication;交通情報中の識別信号で、交通情報はFM放送の
音声帯の番組で放送する),DI(Decoder Identificatio
n;送信状態識別コードで、モノラルかステレオかなどを
示す)データなどのほか、第3ブロック64、第4ブロッ
ク65の情報は全体の情報の中で何番目の情報かを示すア
ドレスコードも含む。例えば、PSデータは1グループ当
たり2文字送信する。これが全8文字のプログラムサー
ビスネームのうち何番目の文字であるかを示すのがアド
レスコードである。
さて、RDSにおける周波数リストの検索は、その受信
周波数の情報を記憶して、位相同期ループ(以下PLLと
記載;Phase−locked Loop)の順次掃引による比較によ
り、目的の周波数を探索する。
第8図は、従来のRDSにおける選局機能を行なうシス
テムを示すブロック図である。
全体を制御するシステムコントローラ2と、順次掃引
による比較を行なうPLL4、周波数情報を格納するメモリ
3、そして、RDS復調器5から構成される。
全ては、システムコントローラ2で命令、判断を行な
うようにし、電界強度が弱くなるとPLL4がシステムコン
トローラ2に知らせる。知らせを受けたシステムコント
ローラ2は、現受信周波数情報を、メモリ3内におい
て、カレントバッファからストアバッファにシフトす
る。
さらに、システムコントローラ2は、次のAFデータを
読み出し、メモリ3のカレントバッファに格納して、こ
のAFデータに示された放送局に切り換えて受信し、その
電界強度をPLL4に判断させる。と同時に、カレントバッ
ファとストアバッファの内容を比較して、PIに基づき、
このAFデータが現受信中の番組と同じ情報(番組)か否
かを判断する。
ストアバッファに格納された周波数情報と、このAFデ
ータの周波数情報とが同情報(同番組)であり、電界強
度が充分であれば、それを、次の受信周波数とし、異な
れば、更に、その次のAFデータを、同様に処理判断す
る。
このようにして得られた周波数で受信を行なうことに
より、感度の良い受信を自動的に継続することが出来
る。
第9図は、第8図におけるメモリの周波数情報のメモ
リ方法を示す説明図である。
受信中の周波数情報は、常時カレントバッファ91に格
納される。第8図のPLL4が電界強度が弱いと判断したと
きに、カレントバッファ91の情報はストアバッファ92に
シフトされ、新しいAFデータの情報がカレントバッファ
91に格納され、カレントバッファ91とストアバッファ92
の内容が比較判断される。
このような、電界強度が弱くなって行きたときに、そ
の受信周波数の情報をメモリに記憶し、PLLの順次掃引
により比較する方法には、特開昭63−136830号公報に記
載のものがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のPLLの順次掃引による代替局周波数切り換えで
は、掃引する最後に目的の周波数がある場合もあり、こ
の場合には、無意味な比較を多く行ったこととなり、非
効率的であった。さらに、最初に周波数リストの全局を
受信して、電界強度を調べ、最も電界強度の強い局を選
ぶ方法は、より一層時間が掛る非効率的なものであっ
た。
本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決し、代
替局周波数の要求時に、PLL等の無駄な掃引時間を無く
し、迅速に、かつ、確実な代替局周波数に切り換えるこ
とができる効率の良いオートチューニング機能を有する
RDSを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明のRDSは、AFデータ
を、受信中の周波数と比較し、受信中の周波数を含むAF
データを受信中の周波数と関連の深いAFデータとし、受
信中の周波数を含まないAFデータを、受信中の周波数と
関連の浅いAFデータとし、この関連の深いAFデータと関
連の浅いAFデータとを、未だ記憶されていないことを確
認した後に、それぞれ区別して記憶し、受信中の放送局
の受信電界強度が一定水準以下になると、関連の深いAF
データを送信するAFデータ処理装置を設けたことを特徴
とする。
〔作用〕
本発明において、AFデータ処理装置は、受信中の放送
局から送られてくるRDSデータから、受信中の番組と同
番組のAFデータを読み取る。
この時、1つのRDSデータグループには、2つのAFデ
ータが示されている。読み取ったAFデータの1つが、受
信中の周波数と同じであれば、もう1つの方がAFデータ
の示す周波数を、関連の深いAFデータとして、関連の深
いAFデータを格納する場所に記憶する。読み取ったAFデ
ータの両方が、受信中の周波数と異なっていれば、関連
の浅いAFデータとして、関連の浅いAFデータを格納する
場所に記憶する。
そして、受信中の電界強度が一定水準以下になると、
関連の深いAFデータを、次の代替局用情報として送信す
る。
このように、AFデータ処理装置により受信中の周波数
と関連の深いAFデータと、関連の浅いAFデータとを分け
て管理することにより、受信中の電界強度が一定水準以
下となり、代替局が必要となったときには、最初に送信
するAFデータが、適切な代替局周波数となる確率が高く
なる。そのため、RDSのオートチューニング機能の効率
が良くなる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面により詳細に説明する。
第1図は、本発明を施したRDSの選局システムの一実
施例を示すブロック構成図である。
本発明であるAFデータ処理装置1を、第8図における
RDSの選局システムに付与した構成である。
すなわち、全体を制御するシステムコントローラ2
と、順次掃引による比較を行なうPLL4、周波数情報を格
納するメモリ3、RDS復調器5、そして、受信周波数の
並び換えを行なうAFデータ処理装置1から構成される。
その動作は、第8図と同様に、システムコントローラ
2で命令、判断を行なうようにし、電界強度が弱くなる
とPLL4がシステムコントローラ2に知らせ、システムコ
ントローラ2は、メモリ3に現受信周波数情報を格納す
る。
次に、システムコントローラ2は、AFデータ処理装置
1にAFデータの要求コマンドを発するが、この時点で
は、すでに、AFデータ処理装置1は、本発明の目的であ
る、最適な受信周波数の並び換えを行なっている。
さて、AFデータ処理装置1にAFデータの要求コマンド
を発したシステムコントローラ2は、AFデータ処理装置
1からのAFデータに基づき、放送局を変えて受信し、そ
の電界強度をPLL4に判断させる。
PLL4に次のAFデータに基づく電界強度を判断させると
同時に、システムコントローラ2は、メモリ3に格納さ
れた周波数情報と、次のAFデータの周波数情報を比較
し、同情報であればそれを次の受信周波数とする。
本実施例において、AFデータは、AFデータ処理装置1
により、現在受信中の周波数に関連の深いものと、浅い
ものとに分けて格納され、関連の深いAFデータから優先
的にPLL4へ送られて比較判断される。そのため、最初の
AFデータが最適代替局周波数となり、従来技術のよう
な、無駄な掃引動作が不要になる。
AFデータを関連の深いものと浅いものとに分けて格納
する方法を、以下に説明する。
第2図は、第1図におけるAFデータ処理装置の内部構
成を示すブロック図である。
AFデータ処理装置としての動作を制御するCPU21、第
1図におけるRDS復調器5からのRDSデータ、および、RD
Sクロックを受信するRDSデータレシーバ22、代替局周波
数を第1図のシステムコントローラ2に送信するシリア
ルアウトプット23、AFデータ処理装置の動作プログラム
を格納しているROM24、AFデータを格納するRAM25から構
成されている。
本構成により、AFデータ処理装置は、以下の動作を行
なう。
第1図におけるRDS復調器5により復調されたRDSデー
タとRDSクロックを、RDSデータレシーバ22により受け
る。RDSデータレシーバ22は、RDSクロックの立上りでCP
U21に割込みをかける。CPU21は、この時のRDSデータをR
AM25に蓄え、同期処理を行なう。これを何度か繰返し、
同期した後のRDSデータをRAM25に順次格納する。
ここで、CPU21は、RDSデータ内のAFデータを、受け取
る度に並び換え処理する。更に、第1図におけるシステ
ムコントローラ2から要求コマンドが発さられる度に、
最も代替局周波数として適したAFデータを、RAM25から
シリアルアウトプット23を介して、システムコントロー
ラ2に出力する。
AFデータの並び換えは、RDSデータを受信する度に、
そのRDSデータをチェックして行なう。すなわち、RDSデ
ータがグループタイプ「0」で、第3図ブロックにある
2つのAFデータが、FM、または、AM周波数データであ
り、かつ、どちらか一方の周波数が現在受信中の周波数
と同じであれば、関連性の深いものとして格納すること
により行なわれる。
第3図は、第2図におけるAFデータ処理装置の処理動
作を示すフローチャートである。
第2図のCPU21により、処理されるものである。
まず、受信中の周波数を、マスターとして第2図のRA
M5に格納し(ステップ101)、また、第2図のRDSデータ
受信装置22を介して2つのAFデータを収集する(ステッ
プ102)。
次に、収集された2つのAFデータを、受信中のマスタ
ー周波数と照らし合わせ、収集されたAFデータとマスタ
ー周波数との関連付けを行なう(ステップ103)。
ステップ103において関連付けされたAFデータを、更
にチェックし、既にバッファ内に存在するAFデータであ
れば、そのAFデータを読み捨てる(ステップ104)。ス
テップ104で、読み捨てられなかったデータを、関連の
深いものと、関連の浅いものとに分けて格納する(ステ
ップ105)。
ステップ103から、ステップ105を繰返すことにより、
全てのAFデータ(31種類)を、関連の深いものと関連の
浅いものとに分けてRAM25内に格納する。そして、第1
図におけるシステムコントローラ2からの要求に応答し
て、常に、関連の深いAFデータを代替局周波数として送
信する。
そのため、最初のAFデータに基づく選局で、電界強度
の強い、間違いのない番組を受信することが出来る。
第4図は、第2図におけるAFデータ処理装置のRAM内
におけるデータの格納内容を示す説明図である。
第4図(a)は、第3図のステップ102において、
「0」グループタイプのRDSデータから収集されたAFデ
ータの構成を示している。1グループにある2つのAFデ
ータであり、第1AFデータ41と第2AFデータ42の2バイト
の情報である。
第4図(b)は、第3図のステップ105において、関
連順に並び換えられた代替局周波数を格納するメモリエ
リアの内容を示している。FM放送用の代替局周波数を格
納するために31バイト(従来、周波数リストは25局まで
送っていたが、現在は31局である)のFMバッファ43が、
また、AF用として5バイトのAMバッファ44が設けられて
いる。また、FMデータおよびAMデータの格納状況を示す
FM(A)カウンタ46、FM(B)カウンタ47、そして、AM
カウンタ48、さらに、受信中のマスター周波数45が格納
されている。
第2図におけるRDSデータレシーバ22を介して読み取
られたAFデータは、CPU21により、FMバッファ43、およ
び、AMバッファ44に記憶される。その時、現受信中の周
波数と関連が深いと判断されたAFデータは、それぞれの
バッファのA側から格納される。また、関連が浅いと判
断されたAFデータは、B側から格納される。
第3図のフローチャートに基づき、例えば、FMデータ
を格納する場合、FMカウンタ46を参照して行なう。すな
わち、受信周波数45と関連が深いと判断されたFMデータ
をA側バッファに格納する場合、FM(A)カウンタ46を
読み、もし、2であれば、A側バッファの3に格納す
る。
そして、FM(A)カウンタ46のインクリメントして3
とする。受信周波数45と関連が浅いと判断されたFMデー
タは、FM(B)カウンタ47を読んで、FM(B)カウンタ
47の次の番号のB側バッファに格納する。
また、AMデータに関しても、AMカウンタ48を参照し、
同様にして関連の深いものをAMバッファ44のA側に格納
される。
このようにして、バッファのA側に、関連の深いAFデ
ータが、B側には、関連の浅いAFデータが記憶される。
尚、従来技術で説明したように、AFデータは、デジマ
ルにより、「0〜204」と「250」、および、「253〜25
5」までで表現されている。特に、「250」はLF、MFで、
AMと判断され、その他はFMとなる。
更に、それ以外のデジマルは、AFデータ以外のもので
あることを示す。
第5図は、第2図におけるAFデータ処理装置の動作を
示すフローチャートである。
第3図におけるフローチャートにより詳しく示すフロ
ーチャートである。
この内、ステップ501から、ステップ503の処理は、第
3図のステップ101における受信周波数の格納処理であ
り、RAM25内のFMバッファ43(第4図参照)、および、A
Mバッファ44(第4図参照)のイニシャライズを行なう
ものである。
まず、電源を入れて受信を開始すると、現在受信通で
ある周波数がマスターとして、第1図のシステムコント
ローラ2から送信されてくる(ステップ501)。このマ
スター周波数をRAM25に格納する(ステップ502)。FMバ
ッファ43(第4図参照)、および、AMバッファ44(第4
図参照)にNULLコード「FB」をセットする(ステップ50
3)。ここで、NULLコード「FB」に関して説明する。す
なわち、AFデータは、デジマルで「0〜204」、「253〜
255」までで表現されている。ヘキサデシマル「FB」
は、デシマルでは251であり、ダミーのコードとして、
バッファを埋めているものである。
次に、代替局周波数判断(ステップ103)の処理を説
明する。
まず、第3図のRDSデータ受信(ステップ102)で入手
したデータが、FM/AM周波数データ以外のものか否かを
判定する(ステップ504)。FM/AM周波数データであれば
2つのAFデータとステップ101で読み込まれたマスター
周波数と比較し、第1AFと同じか否かを判定する(ステ
ップ505)。
第1AFと同じであれば、第2AFデータを代替局周波数と
判断し、次のデータ読み捨て処理(ステップ104)に移
る。第1AFと同じでなければ、第2AFデータがマスター周
波数と同じか否かを判定し(ステップ507)、同じであ
れば、第1AFデータを代替局周波数と判断し、次のデー
タ読み捨て処理(ステップ104)に移る。同じでなけれ
ば、第1、および、第2AFデータは、マスター周波数と
は関連の浅いものとして判断し(ステップ509)、次の
データ読み捨て処理(ステップ104)に移る。
このようにして、代替局周波数判断処理(ステップ10
3)を終了する。
データ読み捨て処理(ステップ104)は、代替局周波
数判断処理(ステップ103)で読み取られたAFデータ
が、既に、第4図のFMバッファ43、もしくは、AMバッフ
ァ44に格納されているものと同じものであれば、そのAF
データを読み捨てる処理である。
すなわち、第4図におけるFMバッファ43、もしくは、
AMバッファ44から代替局周波数を読み出し(ステップ51
0)、この代替局周波数とAFデータとが等しいか否かを
判定し(ステップ511)、等しければ、AFデータを消去
して次の代替局周波数を読み出し、同様に判定する。AF
データがバッファ内の全ての代替局周波数と等しくなけ
れば、次の関連並び換え記憶処理(ステップ105)が行
なわれる。
関連並び換え記憶処理(ステップ105)は、関連が深
いAFデータを、関連が浅いAFデータと区別して記憶する
ものである。
まず、対象となるAFデータが、現在受信中のマスター
周波数と関連が深いか否かを判断あ、すなわち、ステッ
プ103において、第1、第2AFデータのいずれかに、マス
ター周波数が含まれているか否かを判断する(ステップ
513)、マスター周波数が含まれ、関連が深いと判断さ
れた場合には、FM/AMバッファのA側から記憶し(ステ
ップ514)、マスター周波数が含まれず、関連が浅いと
判断された場合には、FM/AMバッファのB側から記憶す
る(ステップ514)。
このように、関連の深いAFデータをA側から格納して
おくことにより、受信電波状況の悪化に伴う代替局周波
数の選出時には、A側にある関連の深いAFデータを優先
的に読み出すことが可能となり、最初のAFデータで選局
を完了することが出来る。
以上のように、本実施例によれば、RDSは、受信周波
数の情報を関連づけてメモリに記憶しているので、確率
的に、1度目の処理で、目的の周波数を選択することが
できる。
すなわち、RDSシステムの特徴の1つである、オート
チューニング機能のAFデータの取得方法を確立でき、最
小限かつ最適な代替局周波数のあり方を実現し、オート
ツーニング機能を使用したときに、何時でも、関連の代
替局周波数を取り出せる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、RDSは、代替局周波数の要求時に、P
LL等の掃引次官を亡くし、効率良く、確実な代替局周波
数に切り換えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を施したRDSの選局システムの一実施例
を示すブロック構成図、第2図は第1図におけるAFデー
タ処理装置の内部構成を示すブロック図、第3図は第2
図におけるAFデータ処理装置の処理動作を示すフローチ
ャート、第4図は第2図におけるAFデータ処理装置のRA
M内におけるデータの格納内容を示す説明図、第5図は
第3図におけるAFデータ処理装置の動作を詳細に示すフ
ローチャート、第6図はRDSデータのベースバンド構造
を示す説明図、第7図は第6図におけるRDSデータのメ
ッセージフォーマットを示す説明図、第8図は従来のRD
Sにおける選局機能を行なうシステムを示すブロック
図、第9図は第8図におけるメモリの周波数情報のメモ
リ方法を示す説明図である。 1:AFデータ処理装置,2:システムコントローラ,3:メモ
リ,4:PLL,5:RDS復調器,21:CPU,22:RDSデータレシーバ,2
3:シリアルアウトプット,24:ROM,25:RAM,41:第1AFデー
タ,42:第2AFデータ,43:FMバッファ,44:AMバッファ,45:
マスター周波数,46:FM(A)カウンタ,47:FM(B)カウ
ンタ,48:AMカウンタ,61:RDSデータ,62:ブロック(1),
63:ブロック(2),64:ブロック(3),65:ブロック
(4),66:情報語,67:検査語,68:オフセット語,71:PIデ
ータ,72:情報語,73:第1AFデータ,74:第2AFデータ,91:カ
レントバッファ,92:ストアバッファ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信中の番組の、他の放送局からの周波数
    を示す代替局周波数リストデータをメモリに格納し、上
    記受信中の放送局の受信電界強度が一定水準以下になる
    と、上記代替局周波数リストデータに基づき、他の放送
    局に切り換えて受信し、該他の放送局からの受信電界強
    度を調べて一定電界強度以上の放送局を選ぶ選局機能を
    有するラジオ・データ・システムにおいて、上記代替局
    周波数リストデータを、上記受信中の周波数と比較し、
    該受信中の周波数を含む上記代替局周波数リストデータ
    を、上記受信中の周波数と関連の深い代替局周波数リス
    トデータとし、上記受信中の周波数を含まない上記代替
    局周波数リストデータを、上記受信中の周波数と関連の
    浅い代替局周波数リストデータとし、該関連の深い代替
    局周波数リストデータと関連の浅い代替局周波数リスト
    データとを、未だ記憶されていないことを確認した後、
    それぞれ区別して記憶し、上記受信中の放送局の受信電
    界強度が一定水準以下になると、上記関連の深い代替局
    周波数リストデータを優先的に送信する代替局周波数デ
    ータ処理手段を設けたことを特徴とするラジオ・データ
    ・システム。
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