JP3537741B2 - 引き出し式食器洗浄機 - Google Patents

引き出し式食器洗浄機

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JP3537741B2
JP3537741B2 JP2000213709A JP2000213709A JP3537741B2 JP 3537741 B2 JP3537741 B2 JP 3537741B2 JP 2000213709 A JP2000213709 A JP 2000213709A JP 2000213709 A JP2000213709 A JP 2000213709A JP 3537741 B2 JP3537741 B2 JP 3537741B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、食器の洗浄を行
う食器洗浄機に関する。特に、洗浄槽が引き出し式のタ
イプに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来の技術に係る引き出し式食器洗浄
機(以下、食器洗浄機と略す)の一例を図1〜図3を参
照して説明する。洗浄機本体120は略箱状であって前
面が開放されている。洗浄槽122は上部が開放された
引き出し状であり、図1の実線に示す引き出し位置と、
洗浄機本体120内に収容された収容位置(破線で示さ
れる)との間でスライド可能となっている。使用者は引
き出し位置で洗浄槽122内に未洗浄の食器をセット
し、収容位置で洗浄し、洗浄後に引き出し位置に引き出
し、引き出された洗浄槽122から洗浄済の食器を取り
出す。洗浄中に洗浄槽の開放された上部から洗浄水が漏
れないように、シールプレート144が設けられてい
る。シールプレート144は、洗浄機本体120の上方
に収容されており、洗浄槽122が収容位置に収容され
ると、洗浄槽122の上部開放部に蓋をする。シールプ
レート144と洗浄槽122の隙間から洗浄水が漏れな
いように、洗浄槽122のスライドに連動してシールプ
レートが降下し、収容位置に収容された洗浄槽122の
上縁にシールプレート144が押付けられる。食器洗浄
機110が運転中、洗浄槽122の底部に溜まっている
洗浄水130が洗浄ポンプ124によって吸い込まれ、
洗浄ポンプ124で加圧された洗浄水が洗浄ノズル12
8の複数のノズル穴128aから勢いよく噴出する。こ
の勢いよく噴出する洗浄水130によって食器収納籠1
32にセットされた食器133が洗浄される。噴出した
洗浄水130は洗浄槽122の底部に戻る。
【0003】洗浄水130は、複数のノズル穴128a
から勢いよく噴出するために、洗浄水はシールプレート
144の下面に付着する。食器洗浄機110が乾燥工程
を含む通常の運転動作を行っている場合には、シールプ
レート144の下面に付着した洗浄水130は、乾燥工
程で蒸発するため、運転停止後にシールプレート144
の下面に水滴は残らない。しかし、乾燥工程を行う前に
一時停止をした場合(セットし忘れた食器を追加してセ
ットすることが行なわれる)や、乾燥工程を省略する運
転モードで運転を行った場合には、運転を停止した後に
も、シールプレート144の下面に水滴が残ったままと
なる。
【0004】シールプレート144の下面に水滴が付着
した状態で洗浄槽122を引き出すと、箱状の洗浄機本
体120の底部に洗浄水130が落下する。洗浄水13
0が洗浄機本体120の底部に溜まったまま長時間が経
過すると、洗浄機本体120の腐食を引き起こす。洗浄
機本体120を、耐食性の高いステンレス等で製作する
ことにより、腐食を抑制することもできるが、加工が難
しく、また、製品コストの増大を招く。また、洗浄機本
体120の底部に水が溜まった状態で洗浄槽122を収
容すると、洗浄機本体120の内部の湿度が高くなる。
洗浄機本体120の内部の湿度が高くなると、洗浄機本
体120の内部の構成部品(例えば、洗浄ポンプ12
4)の腐食を生じさせてしまう。
【0005】シールプレート144の下面に水滴が付着
した状態で洗浄槽122が引き出されても、洗浄機本体
120の底部に洗浄水130が落下するのを防止するた
めに、従来技術の食器洗浄機110では、洗浄槽122
の後上縁に沿ってワイパーブレード145を取り付けて
いる。この詳細が図2と図3に示される。このワイパー
ブレード145が設けられていると、洗浄槽122が引
き出し位置に引き出されるときにワイパーブレード14
5がシールプレート144の下面に付着した水滴を拭き
取り、拭き取られた水を洗浄槽122の中に戻す。従来
技術に係る食器洗浄機110では、ワイパーブレード1
45を取り付けることで、シールプレート144の下面
に付着した水滴が洗浄機本体120の底部に落下するの
を防止していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、この
ワイパーブレード145は、洗浄槽122のスライドの
繰り返しに伴って摩耗し変形する。このために、従来の
食器洗浄機を長期にわたって使用すると、ワイパーブレ
ード145が磨耗・変形して、シールプレート144の
下面に付着した水滴をうまく拭えないことになる。しか
も、ワイパーブレード145の磨耗・変形が外部から視
認しづらく、ワイパーブレードの不調に使用者が気づか
ないままに使用しつづけて洗浄機本体の腐食が進行して
しまう現象が起こりやすい。シールプレート144の下
面の形状は、シートプレート144で反射する洗浄水が
洗浄に寄与できるようにすることから、通常は平坦でな
く、凹凸が形成されていることが多い。この場合、ワイ
パーブレード145のわずかな磨耗・変形が問題とな
り、ワイパーブレード145の寿命が短い。
【0007】本発明は、長期にわたって、シールプレー
ト下面から洗浄機本体へ水滴が落下するのを防止できる
食器洗浄機を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段と作用と効果】 請求項1
に記載の食器洗浄機は、前面が開放されている箱状の洗
浄機本体と、この洗浄機本体内に収容された収容位置と
引き出された引き出し位置との間でスライド可能である
とともに上部が開放されている洗浄槽と、前記収容位置
に置かれた前記洗浄槽の上部開放部に蓋をするシールプ
レートと、前記洗浄槽の前記スライド運動に伴って前記
シールプレートの下面に沿って展開される防水シートを
備え、前記洗浄槽の後端縁に沿って前記防水シートの巻
き取りローラが設けられ、前記防水シートの前縁が前記
シールプレートの前縁に固定されており、その防水シー
トによって前記洗浄槽が引き出し位置に置かれたときに
前記シールプレートの下面に水滴が付着した状態で前記
洗浄機本体内に露出されることを禁止することを特徴と
する。ここで「シールプレートの下面に水滴が付着した
状態で洗浄機本体内に露出されることを禁止する」と
は、シールプレートの下面が露出してもそのときにはシ
ールプレートの下面に水滴が付着していないようにする
こと、あるいは、シールプレートの下面に水滴が付着し
てもさらにその下方を覆って露出されないことをいう。
防水シートを利用して、洗浄槽が引き出し位置に置かれ
たときにシールプレートの下面に水滴が付着した状態で
洗浄機本体内に露出されることを禁止することによっ
て、洗浄槽が引き出されたときにシールプレート下面に
付着していた水滴が洗浄機本体内に落下することを防止
できる。摩擦状態で使用されるワイパーブレードとは相
違して、防水シートには摩擦力が作用しないので、耐久
性に優れ、長期にわたって水が洗浄機本体の底部に落下
することを防止できる。
【0009】洗浄槽の後端縁に沿って防水シートの巻き
取りローラが設けられ、防水シートの前縁がシールプレ
ートの前縁に固定されていると、洗浄槽が収容位置に収
容されるときに、シールプレートの下面に沿って防水シ
ートが展開され、洗浄中に洗浄水が洗浄槽の上部に噴出
しても、防水シートの下面でガードされる。即ち、水滴
は、シールプレートの下面には付着せず、防水シートの
下面に付着する。洗浄槽が引き出されるときに、下面に
水滴が付着している防水シートは巻き取りローラに巻き
込まれるために、防水シートの下面に水滴が付着したま
ま洗浄槽を引き出しても、洗浄機本体の底面に水滴が落
下することが防止される。
【0010】請求項に記載の食器洗浄機は、前面が開
放されている箱状の洗浄機本体と、この洗浄機本体内に
収容された収容位置と引き出された引き出し位置との間
でスライド可能であるとともに上部が開放されている洗
浄槽と、前記収容位置に置かれた前記洗浄槽の上部開放
部に蓋をするシールプレートと、前記洗浄槽の前記スラ
イド運動に伴って前記シールプレートの下面に沿って展
開される防水シートを備え、前記洗浄槽の後端縁に沿っ
て前記防水シートの巻き取りローラが設けられ、前記防
水シートの後縁が前記シールプレートの後縁に固定され
おり、その防水シートによって前記洗浄槽が引き出し
位置に置かれたときに前記シールプレートの下面に水滴
が付着した状態で前記洗浄機本体内に露出されることを
禁止することを特徴とする。この構成によると、洗浄槽
が引き出し位置に引き出されるときに、シールプレート
の下面に沿って防水シートが展開され、洗浄中に水滴が
付着したシールプレートの下方が防水シートで覆われ
る。このために、シールプレートの下面から落下する水
滴は、防水シートの上面で受け止められ、洗浄槽本体の
底部に落下することがない。
【0011】請求項に記載の食器洗浄機は、請求項
またはに記載の食器洗浄機において、前記巻き取りロ
ーラの下方に、落下する水滴を受けて洗浄槽に戻す樋が
設けられていることを特徴とする。この構成によると、
巻き取りローラに巻き込まれた水は樋で受け止められて
洗浄槽に戻される。
【0012】
【実施例】(実施例1) 本発明の第1実施例に係る食
器洗浄機について、図4〜図6を参照して説明する。図
4は、洗浄槽が洗浄機本体に収容された状態を示す概略
縦断面図である。図5は、洗浄槽が洗浄機本体から引き
出された状態を示す概略縦断面図である。図6は防水シ
ートと巻き取りローラの構成を示す縦断面図である。
【0013】まず、食器洗浄機10の構成を説明する。
食器洗浄機10は洗浄機本体20、洗浄槽22、シール
プレート44、防水シート38、巻き取りローラ40等
から構成されている。図5に示すように、洗浄機本体2
0は前面(図示の左側。それに対して図示の右側を後側
とする)が開放された箱状になっている。引き出し式の
洗浄槽22は、上部が開放されており、図示しないロー
ラとレールを介して、洗浄機本体20にスライド可能に
取り付けられている。洗浄槽22は、ローラとレールに
案内されて、図4に示す収容位置と、図5に示す引き出
し位置の間を水平方向に軽快にスライドすることがで
き、使用者が力を加えることによって収容位置と引き出
し位置の間で移動する。なお、洗浄槽22の前面側に前
面扉34が設けられており、ここに使用者が力を加える
取っ手が固定されている。
【0014】シールプレート44は、図4と5に示すよ
うに、洗浄機本体20の上方位置に収容されており、図
4に示されるように、洗浄槽22が収容位置に収容され
ると洗浄槽22の上部開放部に蓋をする。シールプレー
ト44と洗浄槽22の隙間から洗浄水30が漏れないよ
うに、洗浄槽22のスライドに連動してシールプレート
44が降下し、収容位置に収容された洗浄槽22の上縁
にシールプレート44が押付けられる。図5に示す状態
でのシールプレート44は、図4に示す状態でのシール
プレート44よりもわずかに高い位置にあり、シールプ
レート44が洗浄槽22のスライド運動と干渉すること
はない。シールプレート44の下面の周縁にシール部材
44bが装着されており、このシール部材44bは収容
位置に置かれた洗浄槽22の上縁に当接する。図6に示
されるように、洗浄槽22の上面のシール部材44bに
対応する位置に、シール受け用の凹凸形状の部材22d
が形成されている。シール部材44bと受け部材22d
が、シールプレート44と洗浄槽22の隙間から洗浄水
30が漏れないようにシールする。
【0015】洗浄槽22の中には食器収納籠32が配置
されている。この食器収納籠32に食器33が収納され
る。洗浄ポンプ24は吸込み通路27によって洗浄槽2
2の底部と連通し、吐出通路26によって洗浄ノズル2
8と連通している。洗浄ノズル28は食器収納籠32の
下方に配設されている。この洗浄ノズル28には複数の
ノズル穴28aが形成されている。給水通路46が洗浄
槽22に形成されている給水口22cに連通し、排水通
路48が排水ポンプ25と連通している。給水通路46
と排水通路48は屈曲可能となっているため、洗浄槽2
2の引き出し位置と収容動作位置間のスライド運動を妨
げない。
【0016】巻き取りローラ40が洗浄槽22の後端縁
に沿って取り付けられている。図6に示すように、この
巻き取りローラ40に防水シート38の後縁38bが巻
きつけられている。防水シート38の前縁38aは、シ
ールプレート44の前縁に沿って取り付け部44aで取
り付けられている。巻き取りローラ40には、図示しな
い機構によって常に防水シート38を巻き取る力が付勢
されている。
【0017】巻き取りローラ40の下方に樋42が配置
されている。洗浄槽22には樋42の底面に連通するド
レン穴22bが形成されている。樋42で受け止められ
た水は洗浄槽22の後壁を伝って洗浄槽の底面上に溜め
られる。
【0018】つぎに、食器洗浄機10の動作を説明す
る。洗浄槽22が図5に示す引き出し位置にあるとき、
シールプレート44は上方に移動している。この状態で
洗浄槽22に未洗浄の食器類がセットされる。食器のセ
ット後に洗浄槽22を押込むと、洗浄槽22のスライド
運動に連動して防水シート38が巻き取りローラ40か
ら引き出され、防水シート38がシートプレート44の
下面に沿って展開されていく。洗浄槽22が収容位置に
までスライドしたとき、図4に示すように、シールプレ
ート44の下面に防水シート38が張り渡される。この
状態で、シールプレート44が降下してシール部材44
bが防水シート38を介して洗浄槽22の上縁に圧着さ
れ、洗浄槽22の上面の開口部を密閉する。
【0019】この状態で洗浄運転が開始される。なお、
食器洗浄機10は、図示しない電気回路等によって、洗
浄槽22が引き出し位置にある間は運転されず、洗浄槽
22が収容位置にあるときにのみ運転されるようになっ
ている。
【0020】洗浄運転が開始されると、洗浄水30が給
水通路46から洗浄槽22の中に給水され、図4、図5
に示すように、洗浄槽22の底部に洗浄水が溜められ
る。次いで、洗浄ポンプ24が動き始め、洗浄槽の底に
溜まっている洗浄水30が吸込み通路27を通って洗浄
ポンプ24に吸込まれて加圧される。この加圧された洗
浄水30は吐出通路26を通って洗浄ノズル28に供給
され、ノズル穴28aから勢いよく上方に噴出し、食器
収納籠32に収納されている食器33を洗浄する。洗浄
水30がノズル穴28aから噴出する反動作用によっ
て、洗浄ノズル28は回転し、洗浄水30は食器33の
随所にさまざまな角度で吹き付けられる。食器33を洗
浄した洗浄水30は、再度洗浄槽22の底部に戻る。洗
浄水30が上記の作用を繰り返すことによって食器33
が洗浄される。洗浄槽22から洗浄水30を排出する場
合には、排水ポンプ25が作動して、洗浄水30を洗浄
槽22から吸出す。洗浄槽22から吸出された洗浄水
は、排水通路48を通り、食器洗浄機10の外に排出さ
れる。
【0021】洗浄ノズル28のノズル穴28aから勢い
よく噴出した洗浄水30は、洗浄槽22の上部にまで達
するが、防水シート38でガードされる。即ち、洗浄水
30はシールプレート44の下面には付着せず、防水シ
ート38の下面に付着する。
【0022】防水シート38の下面に付着した洗浄水
は、食器洗浄機10が乾燥工程を含む通常の運転動作を
行っている場合には、乾燥工程において蒸発するため、
運転停止後には防水シート38の下面に水滴は残らな
い。しかし、乾燥工程を行う前に運転を一時停止した場
合や、乾燥工程を省略する運転モードで運転を行った場
合には、運転を停止した後に、防水シート38の下面に
水滴が付着している。
【0023】防水シート38の下面に洗浄水30が付着
した状態で洗浄槽22を引き出し位置方向に引き出す
と、シールプレート44は上方に移動してその位置に止
まる。洗浄槽22が引き出し方向に移動していくと、巻
き取りローラ40は防水シート38を巻き取って行く。
この過程で、防水シート38の下面に付着している洗浄
水30は洗浄槽上面の凹凸形状の部材22dで拭き取ら
れ、洗浄槽22の中に戻される。凹凸形状の部材22d
の部分で拭き取られずに残った洗浄水30は、巻き取り
ローラ40の部分に達し、樋42で受け止められ、さら
にドレン穴22bを通って洗浄槽22の中に戻される。
【0024】以上で説明したように、第1実施例の構成
によれば、洗浄運転中に防水シート38がシールプレー
ト44の下面をガードするために、シールプレート44
の下面に洗浄水30が付着することが防止される。代り
に、防水シート38の下面に付着した洗浄水30は、洗
浄槽22が引き出される過程で回収されて洗浄槽22の
中に戻される。従って、洗浄水30がシールプレート4
4の下面から洗浄機本体20の底部に落下して溜まるこ
とはなく、洗浄機本体20およびその構成部品(洗浄ポ
ンプ24等)の腐食を防ぐことができる。
【0025】(実施例2)つぎに、本発明の第2実施例
に係る食器洗浄機について、図7、図8を参照して説明
する。図7は、洗浄槽が洗浄機本体に収容された状態を
示す概略縦断面図である。図8は、洗浄槽が洗浄槽本体
から引き出された状態を示す概略縦断面図である。な
お、図7、図8に示す部材で、図4〜図6に示す部材と
同様の機能を果たす部材については、同じ参照番号を付
し、重複した説明を省略している。
【0026】図7、図8に示す第2実施例に係る食器洗
浄機10aでは、防水シート52の前端縁が巻き取りロ
ーラ40に巻き付けられている。防水シート52の後縁
52aは、シールプレート44の後縁に取り付けられて
いる。このために、第1実施例に係る食器洗浄機10の
場合には、洗浄槽22が収容位置にあるときに防水シー
ト38が巻き取りローラ40から引き出されているが、
第2実施例に係る食器洗浄機10aの場合には、洗浄槽
22が収容位置にあるときに防水シート52が巻き取り
ローラ40に巻き込まれている。図8に示すように、洗
浄槽22が引き出し位置にひきだされると、それに連動
して防水シート52も引き出される。引き出された状態
で、防水シート52は、巻き取りローラ40側で低く、
シールプレート44への取り付け側で高い位置にあり、
洗浄槽22側に傾斜している。
【0027】つぎに、食器洗浄機10aの動作を説明す
る。食器洗浄機10aが運転されて、洗浄ノズル28の
ノズル穴28aから勢いよく噴出した洗浄水30は、洗
浄槽22の上部に達する。この洗浄槽22の上部にまで
達した洗浄水30は、シールプレート44の下面に付着
する。
【0028】食器洗浄機10aを、乾燥工程を行う前に
一時停止させた場合や、乾燥工程を省略する運転モード
で運転を行った場合には、運転を停止した後も、洗浄液
30がシールプレート44の下面に付着して残ったまま
となる。シールプレート44の下面に洗浄水30が付着
した状態ままで洗浄槽22を引き出し位置方向に引き出
すと、シールプレート44は上方に移動してその位置に
止まる。洗浄槽22が引き出し位置方向に移動していく
と、防水シート52は巻き取りローラ40から引き出さ
れ、図8に示すように、シールプレート44の下方を覆
う。このために、シールプレート44の下面に付着して
いる洗浄水30は、落下したときに防水シート52の上
面で受けとめられる。防水シート52の上面に落下した
洗浄水30は、防水シート52の傾斜によって、防水シ
ート52の上面を巻き取りローラ40へ向けて移動し、
巻き取りローラ40の部分に達する。巻き取りローラ4
0の部分に達した洗浄水30は、樋42で受けとめら
れ、さらにドレン穴22bを通って洗浄槽22の中に戻
される。
【0029】また、防水シート52の上面に洗浄水30
が落下した状態で洗浄槽22を収容位置へ向け移動させ
ると、防水シート52は巻き取りローラ40に巻き取ら
れる。防水シート52が巻き取りローラ40に巻き取ら
れると、防水シート52に付着していた洗浄水30は、
巻き取りローラ40の部分に達する。巻き取りローラ4
0の部分に達した洗浄水30は、樋42で受け止めら
れ、さらにドレン穴22bを通って洗浄槽22の中に戻
される。
【0030】第2実施例の構成によれば、シールプレー
ト44の下面に付着した洗浄水30は防水シート52に
よって回収されて洗浄槽22の中に戻される。従って、
洗浄水30がシールプレート44の下面から洗浄機本体
20の底部に落下して溜まることはなく、洗浄機本体2
0およびその構成部品(洗浄ポンプ24等)の腐食を防
ぐことができる。
【0031】(実施例3) つぎに、本発明の第3実施
例に係る食器洗浄機について図9、図10を参照して説
明する。図9、図10に示す部材で、図4〜図6に示す
部材と同等の部材には同じ参照番号を付している。また
重複説明を省略し、相違点のみを説明する。
【0032】図9、図10に示す第3実施例に係る食器
洗浄機10bでは、伸縮可能な蛇腹状の防水シート54
を利用する。この防水シート54の後縁54bは洗浄層
22の後上端縁に固定され、前縁54aはシールプレー
ト44の前縁に固定されている。
【0033】つぎに、食器洗浄機10bの動作を説明す
る。洗浄槽22が収容位置にあるとき、図9に示すよう
に、引き伸ばされた防水シート54はシールプレート4
4の下面に沿って展開される。このために、第1実施例
と同様に、洗浄水30はシールプレート44の下面には
付着せず、防水シート54の下面に付着する。防水シー
ト54の下面に洗浄水30が付着した状態で、洗浄槽2
2を引き出し位置方向に引き出すと、図10に示すよう
に、引き伸ばされていた防水シート54は縮んでいき、
引き出し位置で最も縮んだ状態となる。この防水シート
54が縮んでいく過程で、防水シート54の下面に付着
していた洗浄水30は落下して、洗浄槽22の中へ戻さ
れる。
【0034】第3実施例の構成によれば、第1実施例に
係る食器洗浄機と同様に、シールプレート44の下面へ
の洗浄水の付着は防水シート54でガードされる。ま
た、防水シート54の下面に付着した洗浄水30も洗浄
槽22が引き出される過程で回収されて洗浄槽22の中
に戻される。従って、洗浄水30がシールプレート44
の下面から洗浄機本体20の底部に落下して溜まること
はなく、洗浄機本体20およびその構成部品(ポンプ2
4等)の腐食を防ぐことができる。
【0035】本第3実施例の構成によれば、第1実施
例、第2実施例に係る食器洗浄機の構成に存在する巻き
取りローラ40が不要なので、より簡素な構成の食器洗
浄機を得ることができる。
【0036】以上、本発明の実施例に係る食器洗浄機に
ついて説明したが、本発明は上記の実施例になんら限定
されるものではなく、本発明は当事者の知識に基づいて
種々の変更、改良を施した形態で実施することができ
る。例えば、第1実施例に係る食器洗浄機では、図4〜
図6に示すように回転ローラ40の下方に受け樋42が
配設されているが、この受け樋42を省略することもで
きる。受け樋42を省略しても、防水シート38の下面
に付着している洗浄水30の大部分は、洗浄槽上面の凹
形状の部材22dで拭き取られるからである。また、第
3実施例に係る食器洗浄機では、図9、図10に示すよ
うに防水シート54の前縁54aをシールプレート44
の前縁に取り付けられているが、シールプレートの後縁
に取り付けてもよい。本実施例では、防水シート54を
蛇腹状の部材としているが、ゴム板等の伸縮自在な部材
としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の食器洗浄機の概略断面図。
【図2】従来の食器洗浄機のワイパーブレード部分の構
成を示す概略縦断面図。
【図3】従来の食器洗浄機のワイパーブレード部分の構
成を示す斜視図。
【図4】第1実施例の洗浄槽が収容された状態を示す概
略縦断面図。
【図5】第1実施例の洗浄槽が引き出された状態を示す
概略縦断面図。
【図6】第1実施例の防水シートと巻き取りローラの構
成を示す縦断面図。
【図7】第2実施例の洗浄槽が収容された状態を示す概
略縦断面図。
【図8】第2実施例の洗浄槽が引き出された状態を示す
概略縦断面図。
【図9】第3実施例の洗浄槽が収容された状態を示す概
略縦断面図。
【図10】第3実施例の洗浄槽が引き出された状態を示
す概略縦断面図。
【符号の説明】
10:第1実施例に係る食器洗浄機 10a:第2実施例に係る食器洗浄機 10b:第3実施例に係る食器洗浄機 20:洗浄機本体 22:洗浄槽、22b:ドレン穴、22c:給水口、2
2d:凹凸形状の部材 24:洗浄ポンプ 25:排水ポンプ 26:吐出し通路 27:吸込み通路 28:洗浄ノズル、28a:ノズル穴 30:洗浄水 32:食器収納籠 33:食器 34:前面扉 38:防水シート、38a:防水シートの前縁、38
b:防水シートの後縁 40:巻き取りローラ 42:樋 44:シールプレート、44a:取り付け部、44b:
シール部材 46:給水通路 48:排水通路 52:防水シート、52a:防水シートの後縁 54:防水シート、54a:防水シートの前縁、54
b:防水シートの後縁 110:従来の技術に係る食器洗浄機 120:洗浄槽本体 122:洗浄槽 124:洗浄ポンプ 125:排水ポンプ 128:洗浄ノズル、128a:ノズル穴 130:洗浄水 132:食器収納籠 133:食器 144:シールプレート 145:ワイパーブレード

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面が開放されている箱状の洗浄機本体
    と、この洗浄機本体内に収容された収容位置と引き出さ
    れた引き出し位置との間でスライド可能であるとともに
    上部が開放されている洗浄槽と、前記収容位置に置かれ
    た前記洗浄槽の上部開放部に蓋をするシールプレート
    と、前記洗浄槽の前記スライド運動に伴って前記シール
    プレートの下面に沿って展開される防水シートを備え、
    前記洗浄槽の後端縁に沿って前記防水シートの巻き取り
    ローラが設けられ、前記防水シートの前縁が前記シール
    プレートの前縁に固定されており、その防水シートによ
    って前記洗浄槽が引き出し位置に置かれたときに前記シ
    ールプレートの下面に水滴が付着した状態で前記洗浄機
    本体内に露出されることを禁止した引き出し式食器洗浄
    機。
  2. 【請求項2】前面が開放されている箱状の洗浄機本体
    と、この洗浄機本体内に収容された収容位置と引き出さ
    れた引き出し位置との間でスライド可能であるとともに
    上部が開放されている洗浄槽と、前記収容位置に置かれ
    た前記洗浄槽の上部開放部に蓋をするシールプレート
    と、前記洗浄槽の前記スライド運動に伴って前記シール
    プレートの下面に沿って展開される防水シートを備え、
    前記洗浄槽の後端縁に沿って前記防水シートの巻き取り
    ローラが設けられ、前記防水シートの後縁が前記シール
    プレートの後縁に固定されており、その防水シートによ
    って前記洗浄槽が引き出し位置に置かれたときに前記シ
    ールプレートの下面に水滴が付着した状態で前記洗浄機
    本体内に露出されることを禁止した引き出し式食器洗浄
    機。
  3. 【請求項3】前記巻き取りローラの下方に落下する水滴
    を受けて洗浄槽に戻す樋が設けられていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の引き出し式食器洗浄機。
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