JP3537525B2 - アミノ基含有ポリオキシアルキレン化合物 - Google Patents

アミノ基含有ポリオキシアルキレン化合物

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JP3537525B2 JP05200895A JP5200895A JP3537525B2 JP 3537525 B2 JP3537525 B2 JP 3537525B2 JP 05200895 A JP05200895 A JP 05200895A JP 5200895 A JP5200895 A JP 5200895A JP 3537525 B2 JP3537525 B2 JP 3537525B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリオキシアルキレン基
の骨格の側鎖にアミノ基を2つ以上持つポリオキシアル
キレン化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでポリオキシアルキレングリコー
ルの末端水酸基をアミノ基に置換した化合物が潤滑油
(特開昭54−74854号公報)あるいは合成樹脂添
加剤(特開昭57−36115号公報)に示されてお
り、広く利用されている。また、近年になり、ポリオキ
シアルキレン化合物が薬物送達システム(DDS)の重
要な担体として注目を集めるようになり、ポリアルキレ
ングリコールにアミノ基を導入した化合物についても研
究が盛んに行われるようになっている。(例えば、BIOC
ONJUGATE CHEM. ,3(4)275-276) しかし、ポリオキシ
アルキレン基の骨格の側鎖に多数のアミノ基を持つポリ
オキシアルキレン化合物は、知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】骨格中の側鎖に複数の
アミノ基を持つポリオキシアルキレン化合物は、アミノ
基含有率が分子量に対して多いため次の利点が考えられ
る。 合成樹脂添加剤の分野で、相溶効果の向上などに優れ
ている。 潤滑油分野で、耐熱性の向上などに優れている。 医薬・生化学分野でDDSとし、多くの薬物を一度に
運搬出来るため、薬物送達システムの担体として有用で
ある。 しかしながら、これまで提供されていたポリオキシアル
キレングリコールアミンは、ポリオキシアルキレングリ
コールの末端水酸基をアミノ基に置換する方法で合成さ
れるために、骨格中に導入できるアミノ基の数に制限が
あった。また、アミノ基含有率を向上させようとする
と、ポリオキシアルキレングリコールの分子量を短くす
るしか方法がないため、前記の合成樹脂添加剤の分野
では、添加した際にブリードしやすくなり、また、の
潤滑油の分野では、製品に必要な粘度を持たせることが
困難であり、あるいはのDDSに使用するには低分子
量のために毒性が強すぎる等の問題があった。従って、
化合物の骨格中の側鎖に複数のアミノ基を含有するポリ
オキシアルキレン化合物が強く望まれている。その化合
物は、合成樹脂添加剤の分野での相溶性向上、潤滑油の
分野で耐熱性向上、DDSの分野で薬物との結合基数の
増加および毒性低下などが考えられる。本発明の目的
は、化粧品・生体材料・医薬・農薬などの原料、あるい
は潤滑油や合成樹脂の添加剤として有用な骨格の側鎖に
アミノ基を持つ化合物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特定の構
造のアルケニルエーテル化合物とアミノチオール化合物
とが、反応触媒および特殊な装置を用いずに反応でき、
容易にかつ高収率に側鎖に複数のアミノ基を持つポリオ
キシアルキレン化合物が得られることを見い出し、本発
明に到達した。すなわち、本発明は式(1)で示される
アミノ基含有ポリオキシアルキレン化合物である。
【化4】 [ただし、Zは2〜8個の水酸基を持つ化合物の残基、
1O、A2Oは炭素数2〜4のオキシアルキレン基の1
種または2種以上の混合物で、B1O、B2Oは式(2)
で示される基の1種または2種以上の混合物であり、
【化5】 (ただし、R1は炭素数2〜5の不飽和炭化水素基であ
る) C1O、C 2Oは式(3)で示される基の1種または2
種以上の混合物であり、
【化6】 (ただし、R2とR3は水素原子または炭素数1〜24の
炭化水素基、R4とR5は炭素数2〜5のアルキレン基で
ある。) A1OとB1OとC1O、およびA2OとB2OとC2Oはそ
れぞれブロック状に付加していても、ランダム状に付加
していてもよく、Rは炭素数1〜24の炭化水素基また
はアシル基、mは0〜8の整数、nは0〜8の整数、m
+n=2〜8、0≦a、0≦b、0≦i、0≦j、0≦
p、0≦q、am+bn=1〜1500、im+jn=
0〜100、pm+qn=2〜100である。] この代表的な化合物として式(3)のアミノスルフィド
基がアミノエチルスルフィド基であるアミノ基含有ポリ
オキシアルキレン化合物がある。
【0005】式(1)において、Zを残基とする2〜8
個の水酸基をもつ化合物としては、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ドデ
シレングリコール、オクタデシレングリコール、ネオペ
ンチルグリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリグ
リセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロ
パン、1,3,5ーペンタントリオール、エリスリトー
ル、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、
ソルビトール、ソルビタン、ソルバイド、ソルビトール
ーグリセリン縮合物、アドニトール、アラビトール、キ
シリトール、マンニトールなどの多価アルコール;キシ
ロース、アラビノース、リボース、ラムノース、グルコ
ース、フルクトース、ガラクトース、マンノース、ソル
ボース、セロビオース、マルトース、イソマルトース、
トレハロース、シュークロース、ラフィノース、ゲンチ
アノース、メレジトースなどの糖類;さらにそれらの部
分エーテル化物や部分エステル化物;カテコール、レゾ
ルシン、ヒドロキノン、フロログルシン等の多価フェノ
ール;スチレングリコールなどの芳香族系アルコ−ル等
があげられる。
【0006】A1O、A2Oで示されるオキシアルキレン
基としては、オキシエチレン基、オキシプロピレン基、
オキシブチレン基、オキシテトラメチレン基等が挙げら
れる。式(2)においてR1で示される炭素数2〜5の
不飽和炭化水素基としては、ビニル基、アリル基、メタ
リル基、1,1−ジメチル−2−プロペニル基、3−メ
チル−3−ブテニル基などの重合性不飽和結合を有する
ものがある。R2、R3で示される水素または炭素数1〜
24の炭化水素基としては、水素、メチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチ
ル基、第三ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ヘ
キシル基、イソヘプチル基、2ーエチルヘキシル基、オ
クチル基、イソノニル基、デシル基、ドデシル基、イソ
トリデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、イソ
セチル基、オクタデシル基、イソステアリル基、オクチ
ルドデシル基、ドコシル基、デシルテトラデシル基、ベ
ンジル基、クレジル基、ブチルフェニル基、ジブチルフ
ェニル基、オクチルフェニル基、ノニルフェニル基、ド
デシルフェニル基、ジオクチルフェニル基、ジノニルフ
ェニル基、スチレン化フェニル基等がある。
【0007】更に、Rで示される炭素数1〜24のアル
キル基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、イソ
プロピル基、ブチル基、イソブチル基、第三ブチル基、
ペンチル基、イソペンチル基、ヘキシル基、イソヘプチ
ル基、2−エチルヘキシル基、オクチル基、イソノニル
基、デシル基、ドデシル基、イソトリデシル基、テトラ
デシル基、ヘキサデシル基、イソセチル基、オクタデシ
ル基、イソステアリル基、オクチルドデシル基、ドコシ
ル基、デシルテトラデシル基、ベンジル基、クレジル
基、ブチルフェニル基、ジブチルフェニル基、オクチル
フェニル基、ノニルフェニル基、ドデシルフェニル基、
ジオクチルフェニル基、ジノニルフェニル基、スチレン
化フェニル基等がある。また更に、Rで示される炭素数
1〜24のアシル基としては、酢酸、プロピオン酸、酪
酸、イソ酪酸、カプリル酸、2ーエチルヘキサン酸、イ
ソノナン酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、
パルミチン酸、イソパルミチン酸、ステアリン酸、イソ
ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸、パルミトレイン
酸、安息香酸、ヒドロキシ安息香酸、桂皮酸、没食子酸
等に由来するアシル基がある。
【0008】本発明の化合物は、式(4)の化合物と式
(5)の化合物を溶媒の存在下あるいは無溶剤で反応さ
せることにより得ることができる。
【化7】 [ただし、Zは2〜8の水酸基を持つ化合物の残基、A
1O、A2Oは炭素数2〜4のオキシアルキレン基の1種
または2種以上の混合物で、B1O、B2Oは式(2)で
示される基の1種または2種以上の混合物であり、
【化8】 (ただし、R1は炭素数2〜5の不飽和炭化水素基であ
る。) A1OとB1O、およびA2O、B2Oはそれぞれブロック
状に付加していても、ランダム状に付加していてもよ
く、Rは炭素数1〜24の炭化水素基またはアシル基で
ある。また、m=0〜8、n=0〜8の整数、m+n=
2〜8、0≦a、0≦b、0≦i、0≦j、0≦p、0
≦q、am+bn=1〜1500、im+jn=0〜1
00、pm+qn=2〜100を満足する。]
【化9】 (ただし、R2、R3は水素原子または炭素数1〜24の
炭化水素基、R5は炭素数2〜5のアルキレン基であ
る。) 式(5)の化合物を反応に用いる場合は、そのままでも
よいし、塩酸、硫酸、硝酸などの鉱酸、あるいは蟻酸、
酢酸などの有機酸の塩になっていてもよい。R5は炭素
数2〜5のアルキレン基であり、その具体的な例として
は、エチレン基、トリメチレン基、プロピレン基、テト
ラメチレン基、ブチレン基、ペンタメチレン基、ペンチ
レン基があげられる。
【0010】本発明の化合物を製造する際に、式(4)
の化合物と式(5)の化合物との反応比は任意の割合が
可能であり、式(4)のi+ p、j+qにより不飽和
基数が変化するため特定できないが、好ましくは式
(4)の化合物のアルケニル基を基準とした当量数あた
り、式(5)の化合物のモル比が0.1〜100の範囲
であり、特に好ましくは0.4〜10の範囲である。
【0011】式(5)の化合物のモル比が0.1未満の
場合には、目的とするアミノ基の含有率が低下し、10
0を越えると未反応のアミノチオール化合物が過剰に存
在するようになるので精製が困難になり好ましくない。
また、式(4)の化合物の分子量およびp、q、および
式(5)の化合物の仕込みモル比を調節することによ
り、得られる反応生成物の分子量およびアミノ基の数を
調節することができる。すなわち、式(4)の分子量を
小さくし、アルケニル基の数を多くし、式(5)の化合
物の仕込み比を多くすれば分子量の小さいアミノ基含有
率の高い反応生成物が得られ、式(4)の分子量を高く
し、アルケニル基の数を少なくし、式(5)の化合物の
仕込み比を少なくすれば、分子量の高いアミノ基含有率
の低い反応生成物が得られ、式(4)の分子量を小さく
し、アルケニル基の数を少なくし、式(5)の化合物の
仕込み比を少なくすれば分子量の小さいアミノ基含有率
の低い反応生成物が得られ、式(4)の分子量を高く
し、アルケニル基の数を多くし、式(5)の化合物の仕
込み比を多くすれば分子量の高いアミノ基含有率の高い
反応生成物が得られる。
【0012】式(4)の化合物は2〜8個の水酸基を持
つ化合物に、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムあるい
はナトリウムメチラートなどのアルカリ触媒、あるいは
三フッ化硼素、四塩化錫などのルイス酸触媒を用いて、
アルキレンオキシドおよびアリルグリシジルエーテルな
どのアルケニルグリシジルエーテルをブロック状あるい
はランダム状に付加重合させることにより得ることがで
きる。このとき、アルキレンオキシドとアルケニルグリ
シジルエーテルとの混合比を調節することにより、式
(4)のアルケニル基の数を調節することができる。式
(4)で示される化合物中には、式(5)のアミノチオ
ール化合物と反応する置換基として少なくとも2つのR
1が必要である。式(4)の化合物のR1の炭素数は、式
(5)の化合物との反応性に関係があり、長すぎると反
応性に乏しくなるので炭素数2〜5が適当である。R4
は、式(2)においてR1で示される炭素数2〜5の不
飽和炭化水素基としての具体例のビニル基、アリル基、
メタリル基、1,1−ジメチル−2−プロペニル基、3
−メチル−3−ブテニル基などの重合性不飽和結合と式
(5)のアミノチオールとの反応に由来する基であり、
具体的には、−C24−、−C36−、−C48−、−
CH(CH3)CH2CH2−、−CH2CH(CH3)C
2CH2−があげられる。好ましくは、アリル基、メタ
リル基より由来する−CH2CH2CH2−、−CH2CH
(CH3)CH2−である。
【0013】A1O、A2Oの炭素数は2〜4の範囲で任
意に選択できるが、Rとの組み合わせで、親水性にも油
溶性にもすることができる。A1O、A2Oがオキシエチ
レン基のみの場合や、混合物の場合でもオキシエチレン
基が25モル%以上のときには親水性になり、25モル
%未満でオキシエチレン基を用いるか、他の炭素数3ま
たは4のオキシアルキレン基の場合には親油性になる。
【0014】式(4)の化合物と式(5)の化合物から
本発明の化合物を得るための反応は、常圧で行うことが
可能であり、反応温度は特に限定されないが、0℃以下
では反応時間が長くなり、150℃を越えると反応時の
圧力が高くなり反応操作が煩雑になるので、0〜150
℃の範囲、好ましくは0〜100℃の範囲である。ま
た、反応時間は仕込みモル比や反応温度により異なる
が、30分〜40時間の範囲で行うのが通常である。
【0015】また、反応に際して式(5)の化合物の取
り扱いおよび反応を、より円滑に行うために、溶媒を用
いてもよい。この溶媒としては系を均一にする目的で使
用するので、メタノール、エタノール、イソプロパノー
ルなどの脂肪族アルコール系溶媒、トルエン、キシレン
などの芳香族系溶媒、ジクロロエタン、クロロホルム等
のハロゲン系溶媒、アセトン、メチルエチルケトンなど
のケトン系溶媒、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシドなどの極性溶媒、水などの種々の溶媒が使用で
きる。これらの溶媒を使用する場合、溶媒量は反応温
度、式(4)の化合物の構造、溶媒の種類により異なる
ので特に規定されないが、多すぎると精製に時間がかか
るため、通常式(4)の化合物と式(5)の化合物の合
計量に対して、0〜500重量%の範囲である。
【0016】本発明の化合物は、式(4)におけるA1
O、A2O、B1O、B2O、R、Z、R1、a、b、i+
p、j+q、m、n、式(5)のR2、R3および式
(4)のアルケニル基、基準当量あたりの式(5)の化
合物のモル比を適当に変化させることにより、水溶性の
液体から水難溶性の固体まで得ることができ、かつ骨格
中の側鎖にアミノ基数を任意に調節できるので、水溶性
から脂溶性、液体から固体までの種々の形態の用途に使
用できる。
【0017】
【発明の効果】本発明の化合物は骨格中の側鎖に複数の
アミノ基を持つポリオキシアルキレン化合物であり、ア
ミノ基含有率の高い高分子量の化合物を容易に得ること
ができ、アミノ基に起因した性質を顕著にしめすため、
潤滑油分野の添加剤や合成樹脂用の添加剤や相溶化剤と
して利用することができる。また医薬用薬剤等のカルボ
キシル基やアルデヒド基と容易に反応するため、薬物送
達システムの担体としても利用できる。また、本発明の
合成方法によれば、アミノ基含有化合物を短時間で収率
良くかつ容易に、しかも反応触媒及び特殊な装置を使用
せずに1段階反応により製造することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
する。 製造例1 ジエチレングリコール53g(0.5モル)と水酸化ナ
トリウム2.0gを5リットル容オートクレーブに仕込
み、系内を窒素ガスに置換した後100℃に昇温した。
ついで、エチレンオキシド1452g(33モル)とア
リルグリシジルエーテル598.5g(5.25モル)
を計量槽に計り取り、均一になるまで混合した。100
〜150℃、10kg/cm2以下の条件で計量槽より
エチレンオキシドとアリルグリシジルエーテル混合物を
8時間かけて圧入したのちさらに1時間反応を続けた。
次に窒素ガスを通じながら減圧下(200mmHg以
下)、未反応エチレンオキシドとアリルグリシジルエー
テルを除去しながら60℃まで冷却した。その後、10
%塩酸水溶液でpHを7.0に調整し、100℃、10
0mmHg以下で1時間脱水を行った。次に、80℃に
冷却し析出した塩をろ別して1986gの化合物を得
た。得られた化合物の水酸基価は28.2(計算値は2
8.0)、不飽和度は2.48(計算値は2.49)で
あった。出発原料、反応条件、分析値より表1に示すN
o.1の化合物と推定した。分析値を表2に示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】なお、水酸基価は、JIS K−1557
6.4(1970)の方法に準じて行い、不飽和度
は、JIS K−1557 6.7(1970)の方法
に準じて行った。
【0022】得られた化合物のゲルパーミエーションク
ロマトグラムを図1に、赤外線吸収スペクトルを図2
に、NMRスペクトルを図3に示す。
【0023】また、ゲルパーミエーションクロマトグラ
フィの測定条件は次のとおりである。 機種 ;SHOUDEX GPC SYSTEM−
11 展開溶媒 ;テトラヒドロフラン サンプル ;0.15%×100×0.001ml 流速 ;1.0ml/min 充填カラム;SHODEX KF−801、KF−80
3、KF−804 カラム温度;40℃ カラム長さ;I.D 8mm×30cm×3 検出器 ;RI×8 ゲルパーミエーションクロマトグラフィの測定の結果は
次のとおりである。 数平均分子量(MN) = 3934 重量平均分子量(MW) = 4098 多分散度(MW)/(MN)= 1.042 赤外線吸収スペクトルの測定結果は次のとおりである。
約1650cm-1にC=Cの吸収が認められる1H−N
MRスペクトルの測定結果は次のとおりである。 1H−MNR(δ(ppm),CDCl3/TMS) δ=5.2ppm (=CH2) δ=5.9ppm (−CH=)
【0024】製造例2 グリセリン92g(1モル)と水酸化ナトリウム6.0
gを5リットル容オートクレーブに仕込み、系内を窒素
ガスに置換した後100℃に昇温した。ついで、エチレ
ンオキシド693g(15.75モル)を、100〜1
50℃、10kg/cm2以下の条件で4時間かけて圧
入したのち、さらに1時間反応を続けた。続いて、アリ
ルグリシジルエーテル718.2g(6.3モル)とプ
ロピレンオキシド1644.3g(28.35モル)を
計量槽に計り取り、均一になるまで混合したものを、1
00〜150℃、10kg/cm2以下の条件で計量槽
より8時間かけて圧入したのちさらに1時間反応を続け
た。次に窒素ガスを通じながら減圧下(200mmHg
以下)、未反応のエチレンオキシド、プロピレンオキシ
ドおよびアリルグリシジルエーテルを除去しながら60
℃まで冷却した。その後、10%塩酸水溶液でpHを
7.0に調整し、100℃、100mmHg以下で1時
間脱水を行った。次に、80℃に冷却し析出した塩をろ
別して化合物2970gを得た。得られた化合物の水酸
基価は57.2(計算値は56.1)、不飽和度は1.
98(計算値は2.0)であり、同様に表1のNo.2
の化合物であると推定した。
【0025】製造例3 5リットル容オートクレーブに表1のNo.2の化合物
2100g(0.7モル)、ナトリウムメチラート5
9.4g(1.1モル)を採り、系内を窒素ガスに置換し
た後、かき混ぜながら100℃に昇温し、100mmH
g以下で1時間アルコラート化を行った。次に、窒素ガ
スによって系内を常圧にし、ボンベより塩化メチルを吹
き込み、系内が1kg/cm2になるように吹き込み管
を調節しながら100℃で7時間保持した。その後、窒
素ガスを吹き込みながら60℃まで冷却すると共に過剰
の塩化メチルを留去した。その後、10%塩酸水溶液で
pHを7.0に調整し、100℃、100mmHg以下
で1時間脱水を行った。次に、80℃に冷却し析出した
塩をろ別して化合物1900gを得た。得られた化合物
の水酸基価は1.3(計算値は0)、不飽和度は1.9
5(計算値は1.97)であった。その結果からNo.
3の化合物であると推定した。
【0026】製造例4〜7 以下、製造例1と同様の手法により、表1に示すNo.
4〜No.7の化合物を得た。分析値は表2に示す。
【0027】実施例1 4つ口フラスコに式(5)の化合物としてアミノエタン
チオール塩酸塩900g(7.9モル)と、メタノール9
24gを入れかき混ぜながら温度を35℃±5℃に保持
した。ついで表1No.1の式(4)の化合物995g
(0.25モル)をメタノール995gに溶解させ、滴
下ロートにより4つ口フラスコに5時間かけて滴下し
た。全量滴下終了後、さらに40±5℃で5時間保持し
反応を続けた。次に60±10℃、200mmHg以下の減
圧下でメタノールを留去したのち、クロロホルム200
0gに再び溶解させた。ついで30%水酸化ナトリウム
水溶液1200gを入れ30±5℃で1時間かき混ぜ
た。次に全量を分液ロートに移し、飽和食塩水1リット
ルで3回水洗し未反応のアミノエタンチオールおよび過
剰の水酸化ナトリウムおよび生成する食塩を除去した。
ついで110±10℃、窒素雰囲気下、50mmHg以下の
真空下でクロロホルムおよび水を留去し、析出する食塩
を濾過により除去して、表5のNo.1に示す化合物9
70gを得た。得られた化合物の全アミン価は117.
6(計算値116.8)、第一アミン価117.6(計
算値116.8)、第二アミン価0(計算値0)、第三
アミン価0(計算値0)、不飽和度0.0であった。反
応条件、分析値、生成物の構造を表3、表4、表5に示
す。なお、アミン価の測定は次の方法に準じて行った。 <全アミン価の測定>全アミン価はN/10過塩素酸−
氷酢酸滴定液、クリスタルバイオレット指示薬、氷酢酸
溶剤を用いて、電位差滴定により試料1gを中和するの
に要する過塩素酸の量を水酸化カリウムのmg数に換算
したものである。 <第三アミン価の測定>第三アミン価はN/10過塩素
酸−氷酢酸滴定液、クリスタルバイオレット試示薬、氷
酢酸と無水酢酸の混合溶剤を用いて、電位差滴定により
試料1gを中和するのに要する過塩素酸の量を水酸化カ
リウムのmg数に換算したものである。 <第二アミン価と第三アミンの合計量の測定>試料にサ
ルチル酸アルデヒドを加えて第一アミンと反応させ、N
/10塩酸エタノール滴定液、ブロムクレゾールグリン
指示薬を用いて、電位差滴定により試料1gを中和する
のに要する塩酸の量を水酸化カリウムのmg数に換算し
たものである。 <第二アミン価の測定>第二アミン価は第二アミン価と
第三アミンの合計量の測定値より第三アミン価の測定値
を差し引いたものである。 <第一アミン価の測定>第一アミン価は全アミン価の測
定値より第二アミン価と第三アミン価の合計量の測定値
を差し引いたものである。製造条件、分析値、生成物を
それぞれ表3、4、5に示す。
【0028】
【表3】
【0029】
【表4】
【0030】
【表5】
【0031】ゲルパーミエーションクロマトグラムを図
4に示す。(なお、測定は化合物を無水酢酸によりアミ
ド化したものについて測定した。) 赤外線吸収スペクトルを図5に、1H−NMRスペクト
ルを図6に示す。赤外線吸収スペクトルの測定結果は次
のとおりである。1650cm-1付近で C=Cの吸収
が認められず、消失していることが分かる。1H−NM
Rスペクトルの測定結果は次のとおりである。1 H−NMR (δ(ppm),CDCl3/TMS) δ=1.85ppm (−O−CH2 2CH2−S−C
2CH2NH2) δ=2.6 ppm (−O−CH2CH2 2−S−C
2CH2NH2) δ=2.65ppm (−O−CH2CH2CH2−S−C
2CH2NH2) δ=3.4 ppm (−O−CH2CH2CH2−S−C
2 2NH2) 図1〜図3と図4〜図6を比較すると、アミノエタンチ
オールと製造例1の化合物が反応していることがわか
る。
【0032】実施例2 4つ口フラスコに式(5)の化合物としてアミノエタン
チオール塩酸塩570g(5モル)とメタノール600g
を入れ、かき混ぜながら温度を35℃±5℃に保持し
た。ついで表1No.2の式(4)の化合物900g
(0.3モル)をメタノール500gに溶解させ、滴下
ロートにより4つ口フラスコに5時間かけて滴下した。
全量滴下終了後、さらに40±5℃で5時間保持し反応
を続けた。次に60±10℃、200mmHg以下の減圧下
でメタノールを留去したのち、クロロホルム2000g
に再び溶解させた。ついで10%水酸化ナトリウム水溶
液700gを入れ30±5℃で1時間かき混ぜた。次に
全量を分液ロートに移し、飽和食塩水1リットルで3回
水洗し未反応のアミノエタンチオールおよび過剰の水酸
化ナトリウムおよび生成する食塩を除去した。ついで1
10±10℃、窒素雰囲気下、50mmHg以下の真空下で
クロロホルムおよび水を留去し、析出する食塩を濾過に
より除去して、表5のNo.2に示す化合物815gを
得た。得られた化合物の全アミン価は95.6(計算値
96.3)、第一アミン価95.6(計算値96.
3)、第二アミン価0(計算値0)、第三アミン価0
(計算値0)、不飽和度0.0(計算値0)であった。
【0033】実施例3 4つ口フラスコに式(5)の化合物としてジメチルアミ
ノエタンチオール塩酸塩900g(6.4モル)と、メタ
ノール924gを入れかき混ぜながら温度を35℃±5
℃に保持した。ついで表1No.1の式(4)の化合物
995g(0.25モル)をメタノール995gに溶解
させ、滴下ロートにより4つ口フラスコに5時間かけて
滴下した。全量滴下終了後、さらに40±5℃で5時間
保持し反応を続けた。次に60±10℃、200mmH
g以下の減圧下でメタノールを留去したのち、クロロホ
ルム2000gに再び溶解させた。ついで10%水酸化
ナトリウム水溶液900gを入れ30±5℃で1時間か
き混ぜた。次に全量を分液ロートに移し、飽和食塩水2
リットルで3回水洗し未反応のジメチルアミノエタンチ
オールおよび過剰の水酸化ナトリウムおよび生成する食
塩を除去した。ついで110±10℃、窒素雰囲気下、
50mmHg以下の真空下でクロロホルムおよび水を留去
し、析出する食塩を濾過により除去して、表5のNo.
3に示す化合物1060gを得た。得られた化合物の全
アミン価は108.4(計算値110.4)、第一アミ
ン価0(計算値0)、第二アミン価0(計算値0)、第
三アミン価108.4(計算値110.4)、不飽和度
0.02(計算値0)であった。同様に結果を表に示
す。
【0034】実施例4〜8 以下、同様に表1の原料を用い、表3に示す反応条件で
表4に示す化合物の分析値から、表5に示すNo.4〜
No.7の化合物を得た。実施例1〜8より、複数のア
ミノ基を持つポリオキシアルキレン化合物が得られたこ
とがわかる。
【0035】
【図面の簡単な説明】
図1は製造例1の化合物のゲルパーミエーションクロマ
トグラムである。図2は製造例1の化合物の赤外線吸収
スペクトル図である。図3は製造例1の化合物のNMR
(核磁気共鳴)スペクトル図である。図4は実施例1の
化合物のゲルパーミエーションクロマトグラムである。
図5は実施例1の化合物の赤外線吸収スペクトル図であ
る。図6は実施例1の化合物のNMRスペクトル図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−48763(JP,A) 特開 昭60−141724(JP,A) 特開 昭63−92648(JP,A) 特開 昭47−397(JP,A) 特開 昭52−93500(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 65/329 - 65/337

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(1)で示されるアミノ基含有ポリオキ
    シアルキレン化合物。 【化1】 [ただし、Zは2〜8個の水酸基を持つ化合物の残基、
    1O、A2Oは炭素数2〜4のオキシアルキレン基の1
    種または2種以上の混合物で、B1O、B2Oは式(2)
    で示される基の1種または2種以上の混合物であり、 【化2】 (ただし、R1は炭素数2〜5の不飽和炭化水素基であ
    る) C1O、C2Oは式(3)で示される基の1種または2種
    以上の混合物であり、 【化3】 (ただし、R2とR3は水素原子または炭素数1〜24の
    炭化水素基、R4とR5は炭素数2〜5のアルキレン基で
    ある。) A1OとB1OとC1O、およびA2OとB2OとC2Oはそ
    れぞれブロック状に付加していても、ランダム状に付加
    していてもよく、Rは炭素数1〜24の炭化水素基また
    はアシル基、mは0〜8の整数、nは0〜8の整数、m
    +n=2〜8、0≦a、0≦b、0≦i、0≦j、0≦
    p、0≦q、am+bn=1〜1500、im+jn=
    0〜100、pm+qn=2〜100である。]
  2. 【請求項2】R5がエチレン基である請求項1記載のア
    ミノ基含有ポリオキシアルキレン化合物。
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